村田沙耶香のレビュー一覧
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授乳:母性、みたいなものが描かれていて、先生には申し訳ないが(とはいえ先生も享受できてたか)母の愛がおもいのほか全うだった。
先に読んでいたタダイマトビラと比較して考えた。
コイビト:美佐子は幻想幻覚なのかと思いきやそうではなかった。幻想なのはホシオのほうなのか。でもまたきっと生えてくる?ぶん投げたのはよっぽどのことだと思うよ。
御伽の部屋: 要ニが謎。要ニ側からの物語も読みたい。
ムラサヤさん8冊目に読んだデビュー作、全作読んでないから何とも言えないし、上手く言語化できないが、、なんて言ったら良いのかなぁ、オブラート感。だから全部読みたい。一回読んだやつもまた読みたい。凄いなぁムラサヤ -
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ネタバレ<備忘録・ネタバレあり>
現実の倫理観で考えるとあきらかに不気味で残酷な、架空の世界の話。けれどベースには現実の世界線に通じるものがあり、合理性も成立していて「もしかするとこんな未来もありえる?」と思うような現実味がある。4つの短編すべて、まったくの異世界と思えない恐ろしさを感じた。
・殺人出産
避妊技術が進んだことでセックスは快楽を得るだけの行為となり、子供は人工授精して産むのが主流の世界。偶発的な妊娠がなくなり人口がみるみる減少する中ではじまったのが、殺人出産システム。産み人となり10人産めば1人殺してもよい。男性でも人工子宮を埋め込んで妊娠出産できる。産み人の産んだ子供はセンターに預け -
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人間は他者との関係の中でしか自己を定義できない側面が強いから、母親の役割を担わない純粋無垢な存在は最早概念に近いのかも。主人公は過剰適応の状態に近くて、慢性的な緊張だったり自己抑圧を強いられている。母親が肯定されなかったことで主人公の胸が躍る場面が印象的だった。ひかりが迫ってくることで高まる閉塞感は、太陽をじかに見た時の目の奥の鈍痛のよう 恐怖を宥めようとする時の手の平の湿り気や指のもつれ、迫る焦燥感の描写がリアルで読んでてしんど楽しい(ひかりのあしおと)
生きづらさの言語化がすごい 周囲との不調和を感じる人間の内面を繊細に丁寧に描いているから主人公の狂気がじわじわ自分に浸食していくのを感 -
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表題作『生命式』を含む12の短編集。
感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。 -
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村田沙耶香の物語は鈍器で頭を殴られている感覚がする。自分の中の「当たり前」や「常識」がずっと揺さぶられている感覚。
短編でサクサク読めるのに、ひとつひとつの物語に衝撃を受ける。
特に好きな話は「二人家族」
性に奔放な女性と貞淑な女性、正反対の性愛価値観をもつ2人がそれぞれ子供を産み育て家族として暮らした話。
なぜこの話に心打たれているのかはまだ、うまく説明できないけれど、2人の関係性がすごく素敵だと思った。新しい家族の在り方を教えてくれた。
2人は同性愛者ではなく(異性のパートナーがいたこともある)本当に2人で暮らしたいから、一緒にいたいから居る、という描写のされ方をしていて、そこが良かった -
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ネタバレ「生命式」
会話が異常だが、日常に馴染みすぎていた。
レシピに「俺の肉」で不謹慎ながら笑ってしまった。
葬式なのにパーティー、宴会のようだ。
「素敵な素材」
物語の中で出てくるものが想像できなかった。
いい話だった。
「素晴らしい食卓」
変わった食事。p102の圭一さんの母のストレートな物言いが面白かった。
「夏の夜の口付け」「二人家族」
性的指向。自分の想像にはない家族の形。
長女の6年生の時、面白かった。
「大きな星の時間」
絵本の読み聞かせのような文章だった。
「ポチ」
事件が起きないかヒヤヒヤした。
「魔法のからだ」
性について向き合っていて、神秘的な表現がされており、とて