村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
惹き込まれる文章なので一気に読みましたが内容は全く理解できませんでした笑
ものすごく面白かったです!
でも全然共感できませんでした笑笑
女性の性がテーマですが、あまりにも斬新な見方なので読みながら何度も戸惑いました。
それでも時々すごく胸を打つ表現があり、なんとなくその気持ち分かるかも…?ってなる瞬間もありました。
2つの中編小説が収録されています。
1つ目のお話が強烈すぎてやばいです笑
あんな終わり方は初めて見ました笑笑
あんなラストを予測できる人なんて世界のどこにもいない気がします!
さすが村田沙耶香文学です!!笑
2つ目のお話はなんとなく気持ちが分かるような…でもやっぱり分からないよ -
Posted by ブクログ
ネタバレ人を虫や人以外の宇宙人としての目線で語る
→p48人間工場、つがいは巣の中で子供を育てている。
性交や子供を産むことこそが人々の最大幸福でありその考えが当たり前である価値観に否定的で、嫌悪感を持つ主人公。人類が繁栄することを本能的に考えて、産むことこそが人類の生きる意味であり、社会の歯車として我々人類に課せられた使命(労働をして、子孫繁栄に勤しむこと)と捉えて、この考えに洗脳されていない人々には、洗脳された人がその魅力を伝える伝道師になるという縮図や社会が嫌になる。ただ、幼くしてそう感じていた主人公は心のどこかでそのような周りの人間たちの思想に洗脳されたらきっと楽なのにと思う。
昭和と令和とで -
Posted by ブクログ
小学3年生の時に始めた魔法少女ごっこを内面化して社会を生き抜く36歳独身女性の話、ほか。タイトルから食わず嫌いしていたけどガチで面白い。やはり冷笑は悪文化。『変容』が好き。作画中村祐介でアニメ化して欲しい。
小学生の頃からの友人レイナはDV男に引っかかっていた。今こそ魔法少女ミラクリーナに変身して彼女を救う時だ、というのは、小学3年生の頃の遊び「魔法少女ごっこ」のやめ時を失った36歳独身女性茅ヶ崎リナが、今も心の中で変身の呪文を唱えているのである。
エクスタシー五十川が好きすぎる。共感できないキャラクターの要素だけ抜き取って視点にするの面白い。『変容』は、川中でなくてエクスタシー五十川が -
Posted by ブクログ
初の村田沙耶香作品。
気持ち悪いのがむしろ気持ちいいというか、清々しい気持ち悪さで良かった。
気持ち悪さとか不快感を感じさせるのがめちゃくちゃ上手くて感動。
『素晴らしい食卓』なんかは読んだ後、食べ物が気持ち悪く感じて食欲が減退した。なので、ダイエットにいい作品かも知れない。
でも、ただ気持ち悪いだけじゃなくてユーモアと温かさがあってほっこりとした気持ちにもさせられる。
常識から少し外れた人物や世界観を正当化して描いていることで、世の中の常識などに対して疑問を持っている人やうまく適合出来ないと思っていたりして生き辛さを感じている人たちに優しく寄り添ってくれるのではないかと思った。
少なくとも自 -
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常識と信仰の違いは何だろう。
常識は正しくて、無害で、基準みたいなもの。様々な共同体の中で絶対的なもの。
信仰も基準となり得るが、個人的なもののように捉えられる。偏りがあったり、他人から見ると間違っていると考えられたり。
本書を通して、同じ信仰を持つ人々が共同体となったとき、信仰は『常識』になるのだろうと思った。
そうであるとすると、常識にどれだけ意味があるだろう。僕が常識だと思っていることは、本当に僕が信仰していることだろうか?常識とされていることをトレースすることにより、信じる事から逸脱してはいないだろうかと不安になる。
僕の『信仰』は何だろう。
あの人の『信仰』は何だろう。
考え -
Posted by ブクログ
いつもの村田沙耶香作品といった感じの内容で、相変わらずの面白さだった。
母性がない母親のもとで育った恵奈は「カゾクヨナニー」という行為で抑えきれない家族欲を解消していた。「本当の家」を求めてトビラを探していたが、いざ恋人と同棲を始めてみると、お互いを家族欲の対象にし合う生活だということに気づいてしまう。
小4から高校生までの恵奈の成長過程について、特筆するようなエピソードはない。だけど恵奈自身の感性の鋭さ、物珍しさから面白く読むことができた。高校の夏休みのお試し同棲期間で「本当の家」なんてないのでは?と気づき始めるところが特に面白かった。
それにしても村田沙耶香って本当に月経のことをよく書いて -
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授乳:母性、みたいなものが描かれていて、先生には申し訳ないが(とはいえ先生も享受できてたか)母の愛がおもいのほか全うだった。
先に読んでいたタダイマトビラと比較して考えた。
コイビト:美佐子は幻想幻覚なのかと思いきやそうではなかった。幻想なのはホシオのほうなのか。でもまたきっと生えてくる?ぶん投げたのはよっぽどのことだと思うよ。
御伽の部屋: 要ニが謎。要ニ側からの物語も読みたい。
ムラサヤさん8冊目に読んだデビュー作、全作読んでないから何とも言えないし、上手く言語化できないが、、なんて言ったら良いのかなぁ、オブラート感。だから全部読みたい。一回読んだやつもまた読みたい。凄いなぁムラサヤ -
Posted by ブクログ
人間は他者との関係の中でしか自己を定義できない側面が強いから、母親の役割を担わない純粋無垢な存在は最早概念に近いのかも。主人公は過剰適応の状態に近くて、慢性的な緊張だったり自己抑圧を強いられている。母親が肯定されなかったことで主人公の胸が躍る場面が印象的だった。ひかりが迫ってくることで高まる閉塞感は、太陽をじかに見た時の目の奥の鈍痛のよう 恐怖を宥めようとする時の手の平の湿り気や指のもつれ、迫る焦燥感の描写がリアルで読んでてしんど楽しい(ひかりのあしおと)
生きづらさの言語化がすごい 周囲との不調和を感じる人間の内面を繊細に丁寧に描いているから主人公の狂気がじわじわ自分に浸食していくのを感 -
Posted by ブクログ
表題作『生命式』を含む12の短編集。
感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。