村田沙耶香のレビュー一覧
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西加奈子、朝井リョウ、長嶋有…。小説家は普段何を考え、どうやって作品を生み出しているのか。無類の本好き芸人・オードリー若林正恭と作家たちが“自分のルール”を語りつくす。BSジャパンの同名番組を書籍化。
作家が何を考えているかがうかがえて面白い。Posted by ブクログ -
書評、あんまり好きじゃないのに、村田さんの文章だとついつい読み込んでしまうし、文の勢いがすごい。
脳に語りかけるみたいな、映画みたいな文章だなってよく思う。気になった本はぜひ読んでみようと思う。Posted by ブクログ -
私は小中高、女子校だったので、共学のスクールカーストの話を読むと、女子校って平和だったんだなって今なら思える。女子特有の面倒くさい人間関係はあったけど。
でも、私が共学に行ってたら、カーストの下の方にいただろうなと思って怖くなった。
女子校は好きな人を一目見て女子で盛り上がるんじゃなくて、好きな芸能...続きを読むPosted by ブクログ -
信仰心と今信じていることは本当なのか?と問いかけられる。もしかしたら、私たちの住む地域の伝統やお祭りも人工的に作られたものかもしれない。
終盤の島に帰省する辺りからの焦燥感がすごい。この村田さん特有の気持ち悪さが大好きだ。Posted by ブクログ -
表題作の「星が吸う水」も収録作の「ガマズミ航海」も、生殖行為では無いセックスのことを哲学する女性の話だった。生殖行為を抜きにすると自ずと表象されるのがセクシャリティで。そこの考察もなかなか面白かった。どちらも夏にピッタリだった!Posted by ブクログ
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2作品はどちらも未完成感はあるものの、やはり村田沙耶香は面白い。
ギンイロノウタは最後はちょっとついていけなくなったが、性欲の描き方がリアルに感じた。Posted by ブクログ -
12編のアンソロジー。
どの作品も変愛の名に相応しかった。この一冊に密度濃く詰め込まれたそれぞれの変愛。愛と一口に言っても当たり前ながら1つも同じものはない。
その中でも特に好みだった2つについて書きたい。
『藁の夫』
2人の間に嫌な空気が流れる、その始まりはいつも些細なことなのだと思い出させる自...続きを読むPosted by ブクログ