村田沙耶香のレビュー一覧
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授乳:母性、みたいなものが描かれていて、先生には申し訳ないが(とはいえ先生も享受できてたか)母の愛がおもいのほか全うだった。
先に読んでいたタダイマトビラと比較して考えた。
コイビト:美佐子は幻想幻覚なのかと思いきやそうではなかった。幻想なのはホシオのほうなのか。でもまたきっと生えてくる?ぶん投げたのはよっぽどのことだと思うよ。
御伽の部屋: 要ニが謎。要ニ側からの物語も読みたい。
ムラサヤさん8冊目に読んだデビュー作、全作読んでないから何とも言えないし、上手く言語化できないが、、なんて言ったら良いのかなぁ、オブラート感。だから全部読みたい。一回読んだやつもまた読みたい。凄いなぁムラサヤさん。
とりあえずこれは2005年に書いてたのかぁ、凄いなぁ、、尊敬しかないわ。。 -
Posted by ブクログ
人間は他者との関係の中でしか自己を定義できない側面が強いから、母親の役割を担わない純粋無垢な存在は最早概念に近いのかも。主人公は過剰適応の状態に近くて、慢性的な緊張だったり自己抑圧を強いられている。母親が肯定されなかったことで主人公の胸が躍る場面が印象的だった。ひかりが迫ってくることで高まる閉塞感は、太陽をじかに見た時の目の奥の鈍痛のよう 恐怖を宥めようとする時の手の平の湿り気や指のもつれ、迫る焦燥感の描写がリアルで読んでてしんど楽しい(ひかりのあしおと)
生きづらさの言語化がすごい 周囲との不調和を感じる人間の内面を繊細に丁寧に描いているから主人公の狂気がじわじわ自分に浸食していくのを感じた。
誰にでもその人自身の閉じられた世界があって、ひとりよがりに踠いては蹲って生きているんだなあ
多くの人が白を切る部分に対して忠実すぎた主人公が様々な道具に縋って自分の居場所を模索し続けるその一貫性に惹かれる部分もある(ギンイロノウタ) -
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表題作『生命式』を含む12の短編集。
感想を一言で表すと"読む猛毒"だった。
脳みそを鷲掴みにされてぐらぐらと揺さぶられているような感覚で、読んでいるとどこまでが『正常』でどこからが『異常』なのか分からなくなってくる。
死者を火葬する代わりに鍋料理などにして食べて弔う『生命式』、死者の骨や皮膚を衣服や家具などに活用する『素敵な素材』など、ぶっ飛んだ話ばかりで驚きの連続だけれど、この2作は特に面白くて気に入った。
そのほかは奇妙を通り越して(個人的には)若干気持ち悪い話もあり、好みは分かれそうだけど、自分では思いもつかない世界に出会えて良かった。 -
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『コンビニ人間』などの著書で有名な村田沙耶香さんのエッセイ。
“脳世界”というワードに惹かれ、つい手に取った。
1話が見開き4ページぐらいの量なので、隙間時間にちょこちょこ読みすすめられるのがよい。
勘違いが多い、つい周りを見てから動いてしまう、数字に弱い…など私にとって「それそれ!」と共感できることが多かった。
村田さんは今までの人生エピソードを赤裸々に淡々と書いている。
それは「わたしだったら恥ずかしくて自己開示できないな〜」という内容も含めて。
それだけ小説家という職業は、自分とたくさん向き合い、自己開示できるぐらいまで自己のエピソードを昇華させていくのだろうと思った。 -
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ネタバレ【あらすじ】
思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…⁉
30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々――「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。
女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。
・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!
・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は来るのか⁉
・通販の罠にかかり、ネットのお洒落な店のサイトを見ている内に頭が沸騰。「この戦い、負けられない!」と早朝からPCに張り付いて予約に成功。気が付けば部屋は段ボール箱だらけ……
・年末年始もいつものコンビニでバイト。お一人さまの正月はいつもと違う空気感で嫌いじゃない。
・「バーに行こう!」と思い立ち、初めて一人で入った店が「シガーバー」……
・同世代の女性と会うといつも話す「産むか、産まないか」。「産まない派」と見せかけて「本当にそれでいいのか」と夜中に悶々とするわたし。期限は迫る。
「こんなこと気にして、自意識過剰で、馬鹿だなあ」と笑ってほしい、と著者(「文庫版あとがき」)。
【個人的な感想】
わたしも淑女の思春期に片足を突っ込んでいるな〜と思いながら読んだ。
特に「産むか、産まないか」問題には共感の嵐だった。
はじめての結婚願望
・皆、それぞれなりに、切実で、ぎりぎりだった。苦しんでいた。
→周りがどんどん結婚していく中で、今付き合っている彼と結婚したくない、できないと思いながらも別れられずダラダラと交際を続けている自分の今の状態のことを思って苦しくなった。
・自分と違う家で育って違う日常の中で生きてきた人と、話し合いながら2人にとって丁度いいやり方を模索していくこと。2人にとっての「結婚」を、もっと柔らかい発想で探していくこと。
→結婚ってこうあるべき。でも、自分はその枠に当てはまれないから結婚なんてできない。したくない。と考えていたが、もっと柔軟に2人にとって丁度いいやり方を模索したらいいんだ、と思うと少し気持ちが楽になった気がする。
・実際に親から「本当は孫の顔が見たかったんだけどね、、、」とぽつりと言われて気絶している人もいる。でも、自分の選択した人生を生きているだけなのに、「親孝行」が「罪滅ぼし」になってしまうのは、やっぱり悲しすぎる。