村田沙耶香のレビュー一覧

  • タダイマトビラ

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    ネタバレ

    社会から家族を作れとか子供を産めとかそういうマジョリティ的な生き方を強いられそうになるとき、それってあなたの家族欲では?
    “家族”って何でそんな特別みたいに扱われるんだろう…。もちろん自分の両親や兄弟姉妹のことは大切なんだけど。それを自分から作りたいとはあんまり思ってなくて。
    「なぜ弟は母に欲望の処理を求めるのだろう」ってあって、愛されたいって欲望は家族欲なのかと腑に落ちて その処理をしたいされたいっていう双方向の矢印が伴わないってなったらただ自己処理すればいいって恵奈の考え方も本当にすごいな……
    「家族」を辞書で引いて「システム」に辿り着くところが好きだった。家族ってそういう社会的な単位なだ

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    2026年03月01日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家の自身の身体にまつわるエッセイ集。特に30,40代の今人気の作家さんたちだけを集めたというのが面白い。自身の身長について書かれている方もいたが、自ずと性にまつわる話が多かった。

    個人的に感動したのは村田沙耶香さんと能町みね子さん。こちらの感想で、女性なのに自慰について書かれている方が多くて引いた、という感想が少なくないのは正直ちょっと残念だなと思った。村田沙耶香さんは幼少期から行っていた自慰について、いやらしいものという周囲との認識の差に未だに慣れない、ということを書かれていたのだが、子供の頃の自分の王国という表現でその感覚について本当に美しい描写をされており、涙が出そうなほど感動し

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    2025年10月20日
  • となりの脳世界

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    村田沙耶香さんのエッセイを読んだ。この人の作品は何をどうしたrこの角度から話を書けるのか、と思うけどエッセイを読むと少しだけ彼女の世界への眼差しがわかる気がする。
    そんなことを考えたこともなかった、ということもあれば、大変おこがましいけど共感したり、私もそう思ってた!ということもあったり。
    当然のことながらエッセイを読むということはその人の価値観をわずかに垣間見ることでもあり、一杯のコーヒーやコンビニのレジ袋にさえ、人それぞれの眼差しを知ることができる。私にはない眼差しを知ることはヒリヒリして心地がいいし、自分の尺度がすべてではないことをわからせてくれるから好き

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    2025年10月19日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    著者初めてのエッセイ本。
    2015年なので、約10年前、35歳の作品。

    テレビ番組で拝見して、とてもおしゃれでおきれいな方だと思った。
    やはり、学生の頃から美的センスがあり、ダイエットも色々試したようだ。

    色々な「活」の中で、
    女性特有の「妊活」にはタイムリミットがある、
    という話は、ホントに頷いた。
    自分自身を謳歌したい20代のいい時期を、
    女性は子育てにすべてを奪われていいのか?
    どんなに時代が変わっても、多様性がどうとか言っても、
    女性にしかできないことも、もちろんわかるけど。

    真っ白な髪のお団子頭の似合う、笑ったしわがかわいいおばあちゃん、きっとそうなれるでしょう。

    一人の時間

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    2025年10月17日
  • 変半身

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    ネタバレ

    「ポーポー」で半ページ埋まった部分見た時は、恐れと驚きで一瞬ゾッとしたけど、その後は可笑しくて笑ってしまった。

    読んで、人や歴史は創られるんだなーって思った。「想像の共同体」を思い出した。
    これまで信仰してた人間教を脱し、言語を創造し、歴史と人の認識を刷新し、新しいポーポー物語を島の人々に強制することで、人々は自らをポーポーという同じ世界を共有する同族だと信じるようになった。

    村田さんは現実世界における、人々の無意識や、社会の当たり前を、小説を通して言葉を与える事で描くことが本当に上手いなと思う。小説の内容は気味が悪いと思われがちだけど、リアルと地続きなフィクションを描く、村田ワールドは結

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    2025年10月03日
  • タダイマトビラ

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    よくもここまで人の心理の解像度を上げられるなあと思うばかり。友達のミズキ、アリス、浩平、等々の登場人物がうまく繋がっていくのが面白い。クライマックスがホラー、、

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    2025年10月03日
  • 変半身

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    初めて読んだ村田沙耶香さんの作品です。一篇目の言いようのないグロテスクさは二度と読みたくないと思ってしまう程でした。ですが、不思議と何回も読んでしまう本です。2篇目は個人的にトップレベルで好きな話です。性への探究心に共感する点が多くて大好きです。

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    2025年09月27日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『ひかりのあしおと』
    誘拐する側の話はあまり読んだことがなかった。蛍があまりにも純粋なので、どうか傷つけないでほしいと願ってしまった。いわば同意のないまま関係が進んでしまったということだと思うので、後に傷になることもあるだろう。
    母と娘の関係もあまりに歪なので、読んでいて苦しかった。母に対する不快感をどうしたらいいのかわからなかった。でも現実にこういう親子って存在していると思うのだ。リアルなフィクションでありあまり他人事とも思えない、その点が一番苦しい。

    『ギンイロノウタ』
    私が化け物だとして、なんて書き出しの小説、苦しいに決まっていた。ひとり静かに狂気に侵食されていく過程を見せられていたの

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    2025年09月22日
  • 私の身体を生きる

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    ラジオでも話題になっていて手に取る。著者たちの年齢がほぼ年下であるということに気づく。語ることのタブーがいろいろと無くなったけれど、文筆業である以上、読み手を引き付けるプロ意識が見え隠れしていて面白い。

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    2025年09月16日
  • タダイマトビラ

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    「コンビニ人間」に続き圧倒された。
    家族や恋とはなんなのか考えさせられるし、キラーフレーズの数々に圧倒されてしまう作品。
    一度読み始めたら止まらない素晴らしい小説だった。
    また村田沙耶香さんの作品を読もうと思う。

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    2025年09月15日
  • となりの脳世界

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    特に好きな脳世界は
    「初恋を手術した日」「わん太の目」
    やってみたい(行ってみたい)のが
    「着ない服愛好会の日」「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

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    2025年09月15日
  • コンビニ人間

    購入済み

    考えさせられた

    普段全く読まない小説、純文学でしたが、とても読みやすかったです。社会、普通、異質、圧力…すっと全身に入ってきて理解が広がっていくようでした。主人公に今の自分が重なって、胸が苦しくなりました。

    #エモい #切ない #深い

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    2025年09月06日
  • 授乳

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    私の身体を生きるというエッセイ集で著者の言っていることが理解出来なかったけれど、この短編三作品を読んで少しだけ分かったような気がしなくもない。
    エッセイではあくまで性の話としていたが、世界との接点が本題なのだろうか。

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    2025年09月05日
  • 私の身体を生きる

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    女性たちによる性のエッセイ集と聞き、女性あるあるやフェミニズム的な問題提起を想像したが予想外だった。
    冒頭の西加奈子はフェミニズムへのお誘いに近いニュアンスを感じたが、続く村田沙耶香で一気に個人の話となる。
    その後も個人的なテーマを書く人が多く女性同士だけど違うのは当然、そもそも理解不能だったりする。
    でも不思議だなと思いながら読む理解不能の中に、少しだけ自分の面影があると仲間を発見したような安心がある。
    私だけの大切な話を自分も整理して書いてみたくなったり、男性バージョンも読んでみたくなった。

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    2025年08月27日
  • 私の身体を生きる

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    出産入院中に読むか〜と購入。
    スカート履くのが嫌で泣いてた自分が出産か〜、、、という気持ちにマッチするエッセイがいくつか。

    自意識についてがテーマなので当然っちゃ当然なんだが、「こういう私、どう?」が何気ない振りして3日目の経血くらい滲んでる文章も結構あったなかで、(そのヤンキーという修飾語いるか?みたいな)藤原麻里奈、すごすぎる。
    女を捨ててるのに"女なのに"のリングの中で評価されることに気持ちよさを感じる、ってところ、こんな素直に自分の欲求捉えられるのすごすぎる。(2回目)
    自分も自分しか見ないような日記ですらすぐ滲ませちゃうので、ああいう文章を書けるようになりたい。

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    2025年08月20日
  • 私の身体を生きる

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    このくらい、身体とは何かを強く感じ、自分自身の身体を感じる本が私にはひつようだった

    リレー形式ならでは、最後の方、「私の身体を生きる」ってなんやねんって議論が進展していくのが最高だった

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    2025年08月19日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    娘を批判しかしない父親と、娘に「愛菜ちゃん」と呼ばれる母親の関係性が誉の人間性に影響を及ぼしていることは間違いないが、本人はそれを小学生の頃の事件のせいだと思っている。(ひかりのあしおと)
    誰とも感情を共有できない有里は性で人と関わろうとするが失敗する。性への欲が殺人への欲に変化していく。(ギンイロノウタ)

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    2025年08月11日
  • マウス

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    ネタバレ

    今まで読んだ村田沙耶香さんの作品の中ではマイルド。終わり方も爽やか。

    クラス替えのイヤなドキドキ感、スクールカーストのリアル感、女3人の歪さ。小学生のころ特有の苦しさを思い出した。自分自身、小学生時代の人間関係が一番苦労したから特に抉られた。

    役割を与えられているときは堂々としていられるというところはわかる。何者でもない自分自身として話すのはすごく難しい。仕事とかで何をしなきゃとかが明確だと楽よね。

    「瀬里奈がそんな性格で許されてるのは、綺麗だからだよ。」
    こんな風に考えてしまう気持ちわかっちゃう。

    でも、人の目を気にしながら、人畜無害として過ごすのも悪くはないと思う。みんなが思うがま

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    2025年08月09日
  • 変半身

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    こんな話ありそう。地球星人とも同じで、立場の弱い人の犠牲で成り立つ社会は嫌だね。常識なんてどうでもよくなる。

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    2025年08月10日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    なにこの人!おもしろい!
    自虐的な文章とこの方の周りで起こる様々な出来事に爆笑してしまった。
    歳を重ねることが楽しい、私ってこれはこれでいいのか!と、思えたエッセイです。

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    2025年08月03日