村田沙耶香のレビュー一覧
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購入済み
すごい!
普段読書などはしませんが、何かでおすすめされていて気になって読んでみました。
そんな自分にもスラスラと読めて、とても楽しめる作品でした。
そしてたまには読書もいいなと思えさせてくれました!
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マイノリティな人の生きづらさ
私はこの本の登場人物とそっくりで、冒頭から自分に落とし込んで読んでいました。
学校で目立たない律は社会に出てもその生きづらさを感じていた。そのとき、やっぱり一緒にいて瀬里菜は唯一の居場所だったんだと思いました。最初、瀬里菜を拒絶していた律は、自分自身の嫌いな部分だったんだろーなって。でも瀬里菜に付き合わされていくうちに、ちょっとずつありのままで生きていてもいいって風に律も気持ちが変わっていった。
私自身何故か励まされたし、生きずらいまま自分を好きになれればとりあえず生きていけそうかも。そんな風に思えた作品でした。 -
購入済み
面白かった
面白かったです。
ただ、この話をどうとらえたら良いのかは難しいですね。
読んだひとそれぞれに思うところがあるでしょう。
良いとか悪いとかの話ではないでし。
ともかく、できるだけ多くのひとが下記のことに気づいて欲しいものです。
絶対的な善悪は存在しないこと。
生きることに意味は存在しないこと。
人間の行動はすべて自分のためであること。
(人のためにしていることであっても、
その人が心のそこから相手のためだと思っていたとしても)
世界中の人間はすべて別の生き物だということ。
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購入済み
沙耶香ワールドの虜
この文章だけでも村田沙耶香という作家の個性がわかる。まずそこがすごい。また「穏やかに狂っている」というなんとも曖昧で捉えにくいものを持っている。そこが魅力でもあるのだろうと思う。
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購入済み
擬人化の匠
コンビニ人間を読んでいたので、スッと入る内容。普通の人が読んだら狂気じみてると思う。
短いエッセイだけど、言葉を難しく表現するのがカッコいいと陶酔してる人には、ストレートな表現で
ビックリするはず。作者の処女作から読み始めようと思います。 -
購入済み
共感しかない
冒頭から難しい描写が一切なく、
全ての言葉、文章が読みこめ、コンビニで働く自分を見ているようでした。
幼少期から周りと同じでなければいけないという
呪縛、皆と違うと変わった人と思われ、削除される「村社会」をストレートに描かれています。自分の思いを発言し皆に驚かれる描写は、私自身がいつも感じている違和感を具現化してくれました。ストーリーもこちら側の人間には「わかるわかる」と頷ける事ばかりで、普通に生きている人には衝撃かもしれません。賞を取るにふさわしい作品でした。1時間で完読しました。
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Posted by ブクログ
『もっと世界が不便だった子供のころ、電車を乗り継いで憧れのお店へ行って、手にとって自分の目で見て、悩みに悩んで買うということのほうがずっと豊かで素敵だったと、大人になって思い知らされる』―『通販の誘惑』
作家の言葉の生まれる根源にあるのは「小さな違和感」に違いないが、そのことを大袈裟に飾り立てたり騒ぎ立てたりせずに(結果として極端な選択により大袈裟な仕掛けに見えてしまうこともあるが)等身大の問題として正面から向き合うというのがこの作家の特徴だと、このエッセイを読むとよく判る。
人は誰しも常に変化のただなかにいる。経時変化しないものなど厳密に言えば存在しないけれど、無機質な物質と比べて生物の変わっていく速度は速い。なのに人は何故か自分は変わっていないという。あるいは変化を拒もうとする。アンチエイジングで5年前の自分よりも若く見えることを誇り、見た目が変わったとしても内面は若い時から変わっていないなどと言う。あるいは、世の流れに掉さすように突っ張り、俺は世間の流れには押し流されないぜ、などとうそぶく。そんな風に色々なものに突っかかるようにしていても、全ての人は、やっぱり変化している。そしてある日つぶやく、あの頃は若かったな、と。その間の変化の責任はすべて放り出して。
村田沙耶香はとても変わっている。作品もそうだけれど、コンビニでのバイト生活を続けていることや(その理由や)、インタビューやメディアでの発言を見ていても、その異色ぶりは鮮やか過ぎる。しかし、ひょっとするとこの作家は多くの人が投げ出してしまいがちな全ての変化に対する責任感が異常に強いというだけなのかも知れない、とエッセイを読みながら思う。クローゼットの中の黒歴史を単に断捨離するだけでは問題の本質は解決しない。少なくとも、そのことを直観的に理解しているように思う。
断捨離はプロセスを重視しない。結果だけにこだわる。その正しい結果とは、言ってみれば、リセットに他ならず、再び断捨離のプロセスが必要とされる次の過程を生み出す余地を生むだけのことになりかねない。難しいのは「断」だ。何故なら人は思った以上に慣性に従って生きているから。最も、寝る前の昨晩の自分と起きた今朝の自分を「同一」と結論付ける為に、その原理はどうしても必要であるのかも知れない。しかし自分が知らぬ間に従っている慣性にじっくり目を凝らして、身悶えすること。そして少しずつ変化してきた己の軌道を理解しようとすること。村田沙耶香は、それが出来る人であるのかと思う。但しそれは同じような慣性の動きの中にいる人々との「ずれ」を生み出すことだろう。思考すべきことが多過ぎて、時間の流れが遅くなる。まるで高速で移動する宇宙船の中で時間の流れがゆっくりと進むように。
『「村田さんはどういう人がタイプなの?」と聞かれ、「壁を殴らなくて、束縛が異常ではなくて、部屋の中で全裸を強制したりしてこない人かな?」ざっくり説明したところ、場の空気が凍った』―『後ろ向き恋バナ』
そういうセリフを、他人を面白がらせる為ではなく率直な思いとして吐いているのだとしたら、村田沙耶香の重力場は想像以上に強い。レジ打ちをしているだけで多くの怪しい人を引き付けてしまうのも無理からぬことのように思えてならない。時間の流れがゆったりとするのも相対性理論の指し示すことわりの如し。 -
悲哀を拒否している
アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
と読後に最初は考えた。
あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
どちらかというと描きたかったのは、
主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
つまり、何がいけないの? と。
『主人公は』普通でありたいだけなのに、と。
間違ったことは何も言っていないと。
言ってしまえば、主人公はただすごく真面目に働いていて、
すごく真面目に質素な生活をしているだけの人ですよね。
ずるさもなく、欲もない。誰も傷付けない。周りが理解できないだけ。
肉親が哀しめば、合わせようとさえする。
独り身が悪いわけがないわけで。
それが、パブリックとプライベートの切り分けをして生きている世間の人たちからすると、
残念ながら受け容れられず浮いてしまう。
ただし、そのへんを悲哀に持っていかないのは、
作家としてそういった視点をもしかしたら
拒否しているのかもしれない。
言い換えれば、それは怒りではないかな。
やっぱり間違ったことは何もしていないわけですよ。
結婚なんて、したい人がすればいいわけで(私は妻子がいますが)。
それらを考えると、作者が主人公をかなりの変人のように描いたのは、
ある種の皮肉かもしれませんね。
そこまで考えると、大変良作だと思います。
私も作者と同じく、個性と言いながら異質なものを平均化しようとする世間は嫌いですね。 -
購入済み
人間らしさってなんだろうと思う
人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。
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購入済み
常識引っくり返る
この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。