村田沙耶香のレビュー一覧

  • 変愛小説集 日本作家編

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    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。

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    2019年09月14日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    思春期は、身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む年代だったが、30歳を過ぎた頃から新しい『身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む』ことが多くなった。それで淑女の思春期病としている。カンタンに言うと30代になって経験するあるあるネタで、そんなエッセイ、マンガはずいぶんとあるが、その中でも頭一つ抜けてるのではないかと思う。平易な言葉の裏に潜む真実と苛立ちと諦観とユーモアが面白い。

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    2018年10月29日
  • 殺人出産

    購入済み

    常識引っくり返る

    この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
    他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。

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    2017年03月06日
  • 信仰

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    世界99で初めて村田沙耶香さんの本を読んで、
    不思議な感覚に包まれて、気になって読んだ村田さん2冊目。
    こっち先に読めば良かったな
    村田さんのエッセイ読んで
    とても繊細で感性が豊か、
    すごく魅力的な人だなと思いました
    どれもすごく面白かったです

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    2026年03月22日
  • コンビニ人間

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    冒頭の主人公の話で心掴まれてから一気に読み進めちゃいました。
    人それぞれ向き不向きがある。
    いろんな人がいて世界は回るんだ。
    ちゃんと自分の居場所があって、
    自分で居心地がよければ人になんて言われても。
    自分の基準を人に押し付けない人でありたい

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    2026年03月22日
  • コンビニ人間

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    昨年「世界99」を読んで面白かったので、遅ればせながら手にとってみた。作者ならではの不気味な登場人物の解像度に引き込まれるが、生きづらさを感じる人にとってある意味、ハッピーエンドといってよい結末に凄みを感じた。

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    2026年03月22日
  • コンビニ人間

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    芥川賞受賞してから10年かぁ。いまだに本屋さんの店頭でよく見かけるので、読んでみることに。先に韓国小説『アーモンド』を読んだせいか、「主人公、似た感じかな」と思ったけれど、違った。私自身、主人公の古倉さんにはなれないけれど、彼女の話は聞いてみたいと思った。でもきっと、友人にはなれないな。だから、一緒のコンビニで働いて、話を聞かせてもらって「そんな感じなんだ」となりたい、と思った。芥川賞は、『推し燃ゆ』を少し前に読んだけれど、生きづらさにヒリヒリする人間を描いているのは同じだった。どちらも、主人公の人生の一部分を切り取って、ハッピーエンドなのか、アンハッピーエンドなのか分からないけれど、今回もや

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    2026年03月22日
  • コンビニ人間

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    あまり期待もせず読み始めたら、これが面白い!感動はないけど興味深い。途中で読むのを止められないし、しかもサラリと読めてしまう。引きずり込まれるというのかなー。周りに馴染めず生きづらい女が居場所をコンビニのバイト生活に見つける。が、お年頃になるとそこでも不協和音が生じ始める。というだけの話なんだけどね。コンビニにはコンビニの音があり、匂いや空気がある。その日の天気や温度によって売るものを決め、季節や行事に沿ってキャンペーンを打つ。そのひとつひとつがコンビニ人間には染み付いてるんだなぁ。
    幼い頃から人とは違う考え方をし、(可愛い生き物を食べ物として見たり、喧嘩を止めるためにスコップで片方の男子の

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    2026年03月22日
  • コンビニ人間

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     社会に適合するってなんなのか考えさせられた。
    主人公は異質な存在で、私たちが普通にやっていることができない。社会の仕組みを、システムとして理解してマニュアル化してるのがおもしろい。

     

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    2026年03月22日
  • コンビニ人間

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    薄くて、半日もかからずに読めたけど、白羽が嫌な奴で後味悪かった。けど内容はおもしろくて、主人公と同じことしてる時あるし、理解できるところも多くて最後まで楽しく読めた!忙しくても読みきれるからおすすめ✨

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    2026年03月22日
  • 世界99 上

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    タイトルの意味も最後の方に理解できてなるほどと思った。主人公は極端ではあるけれど、接する人に合わせて自分の口調や人物像を変えることはあるので、割と共感できた

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    2026年03月21日
  • 生命式

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    村田さんが村田さん作品の中で初心者におすすめしたい一冊というのを知って手に取ってみた。
    短編集だが、全編に渡って現実世界とは異なるルールが設けられた世界線の中での物語になっている。
    不気味な物語と言ったらそれまでだが、今生きてる世界の常識を一度考え直してみたいと思わせてくれる作品だった。

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    2026年03月21日
  • 世界99 上

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    村田ワールド全開。次が気になりすぎて夜更かししてしまった。主人公ほど極端でなくても、その場の空気やコミュニティに合わせてペルソナを変えること、またそれをメタ認知している自分。メタ認知している自分の孤独さ、は私も共感する部分があった。安定した狂気レベルで下巻も気になる!

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    2026年03月21日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    この世を人間工場という見方でしか見られなくなるくらい、希望や喜びがない状況がどれだけ過酷なことか。その痛切な世界観に圧倒された。
    物語の中で繰り返される「何があっても生き延びること」という言葉。命の主導権を大人が握っている以上、極限まで追い詰められた子どもがどうなってしまうのか、その行く末が残酷なまでに描かれていた。
    人の肉を食べて主人公が自分を全て取り戻したシーンは、想像するとゾッとする状況であるにもかかわらず、不覚にも感動してしまった。
    それは単に恐怖からの解放だけでなく、隣にいる二人が「自分の味方でいてくれた」ことの大きさが、究極の形で表現されたからなのかなと感じた。
    作中でピュートの声

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    2026年03月20日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    今現在当たり前とされている価値観がまるっきり変わってしまっている世界。
    当たり前の「死」が無かったり、男女のパートナーシップは「カップル」ではなく「トリプル」になっていたり、殺人は出産と引き換えであったり。
    一見するととんでもない設定ではあるが、そこに我々の当たり前に対しての疑問が生まれてくる。
    私たちが普段当たり前だと思っている価値観や思想は、本当に正しいのか?
    あくまでも法律に則った正しさであり、本当の意味での正解など無いのではないかとハッとさせられた。

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    2026年03月19日
  • 授乳

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    前の方の話はあまり好みじゃないと思ったが、最後の話は、さすが村田沙耶香と言わざるを得ない狂気だった。

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    2026年03月19日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ずっと前からタイトルが気になっとった作品!

    ミラクリーナ、本当面白い!笑
    数十年ぶりの初代マジカルレイミーがミントスプラッシュを発動したところは思わず吹き出してしまった笑
    みんな心に魔法少女を宿して、社会を生き抜こうね...!

    あと個人的にぐさっときたのが、変容。自分では時代に合わせて価値観のアプデをしとるつもりやけど、関わる人が限られてきたり、新しいものを拒絶したりすると、僕も五十川さんや真琴みたいになってしまうなと思った。ただ、なんでもかんでも周りに合わせるんじゃなく、自分を持つことも大切だというのは、最後の五十川さんの姿(たった一人染まらず、怒るのをやめないまま、私たちの中央で凛と咲

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    2026年03月19日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    10人産めば1人殺せる世界の殺人出産と、他3編含んだ短編集。どれも妙なリアルがあっておもしろかったのですが、特に殺人出産は短編であることに物足りなさを覚えるほど、興味深い仕組みでした。人々は子をなすための行為をやめ、人を殺すための産み人と殺される死に人で世界は成り立っている。死刑の代わりに生まれた産刑は一生産み続けるという刑。税金で殺すよりも人々の役にたつので無駄はないので、技術が進歩したら有なんじゃないかと思います。が、だいぶえげつないなぁ。村田さんの生み出す世界は、すごく好き。他の作品も読みたいです。

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    2026年03月18日
  • コンビニ人間

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    短いから読みやすいが、あえて平易な文章に作者の力量や世界観を感じさせるようになっていると思う。主人公に共感するのは難しいはずだが、どこかこの理解できない、理解されない特性を持つ主人公に不思議と愛着すら湧く。現代の社会性や世相の反映といったありきたりな読み方を連想しやすい本書だが、主人公のひたむきさと、それに相反するような非社会性の両立は読者自身への問いかけのようにすらみえる。

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    2026年03月18日
  • 世界99 上

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    意識的にも無意識的にも、人はコミュニティによって自分を使い分ける。私自身も時々どれが本当の自分か分からなくなり、「すべて本当の自分なんだ」と納得することでごまかしている。正しさを押し付けられるとイラッとするくせに、子どもには「はい」と言わせるまで、押し付けることをやめられない時がある。

    人が誰しも抱くであろう自分に対する違和感を、これでもかというほど冷静に皮肉的に言語化された世界99の世界観は、コンビニ人間からの流れもあり、村田ワールドとしてすんなり受け入れられた。ラスト10ページを読むまでは。

    ラスト10ページは、目の前がぐにゃりと変形するほどの衝撃。さすがは村田沙耶香。ここでは終わらな

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    2026年03月18日