村田沙耶香のレビュー一覧
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悲哀を拒否している
アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
と読後に最初は考えた。
あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
どちらかというと描きたかったのは、
主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
つまり、何がいけないの? と。
『主 -
購入済み
人間らしさってなんだろうと思う
人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。
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購入済み
常識引っくり返る
この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。
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Posted by ブクログ
ネタバレピョコルンになっても自我はあるんか…と結末を読んで少し意外だった。“空っぽ“の空子にとっては幸せな結末だったのだろうか。
異質な世界に感じるのだけど、所々で共感する部分もあって。空子の、自殺するほど生きる気力がない、にとても納得してしまった。生きたいからではなく、死ぬという行動そのものにかける力もないんだよね。どうでもいい、に近いかもしれない。
自分の中にトレースされた他人がいる、それは案外みんながしていることで、どうしたって周りに染まっていくものなんだろう。ただその時々の世界で、正しさや常識が変わってしまうだけで。じゃあ自分って何?と聞かれたら自分だってないのかもなぁ。 -
Posted by ブクログ
10人産んだら、1人殺せる。
「殺意」が命を生み出す衝動となる。
怖すぎる。
こんなに帯に惹きつけられて衝動買いすることないってくらい衝撃的だった。
表題の「殺人出産」をはじめ、他にも短編が3つ。
これより強い設定はないだろうと思って読み始めたら、その後の話も衝撃的すぎた。
どうやってこんなこと思いつくんでしょうか。
正直怖いし、倫理的にあり得ないよ!と思うけど、どの話もどこかリアリティがあって、理想郷な要素も漂ってて、本当に怖くなる。
殺人出産のラスト、怖い、怖すぎる。
読みたい気持ちと、あまりにリアルで頭の中で映像化されるのをどうにか止めたい気持ちがせめぎ合ってしんどかった。
こんな