村田沙耶香のレビュー一覧

  • コンビニ人間

    購入済み

    共感しかない

    冒頭から難しい描写が一切なく、
    全ての言葉、文章が読みこめ、コンビニで働く自分を見ているようでした。
    幼少期から周りと同じでなければいけないという
    呪縛、皆と違うと変わった人と思われ、削除される「村社会」をストレートに描かれています。自分の思いを発言し皆に驚かれる描写は、私自身がいつも感じている違和感を具現化してくれました。ストーリーもこちら側の人間には「わかるわかる」と頷ける事ばかりで、普通に生きている人には衝撃かもしれません。賞を取るにふさわしい作品でした。1時間で完読しました。

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    2021年02月17日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    『もっと世界が不便だった子供のころ、電車を乗り継いで憧れのお店へ行って、手にとって自分の目で見て、悩みに悩んで買うということのほうがずっと豊かで素敵だったと、大人になって思い知らされる』―『通販の誘惑』

    作家の言葉の生まれる根源にあるのは「小さな違和感」に違いないが、そのことを大袈裟に飾り立てたり騒ぎ立てたりせずに(結果として極端な選択により大袈裟な仕掛けに見えてしまうこともあるが)等身大の問題として正面から向き合うというのがこの作家の特徴だと、このエッセイを読むとよく判る。

    人は誰しも常に変化のただなかにいる。経時変化しないものなど厳密に言えば存在しないけれど、無機質な物質と比べて生物の

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    2020年08月18日
  • コンビニ人間

    ネタバレ 購入済み

    読みやすかった。

    とても読みやすく面白かった。主人公の思考や価値観が淡々と語られている。考えさせられる内容ではあるが、読後感は意外とすっきり。

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    2020年04月25日
  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

    購入済み

    良いです

    読みやすい文章で良いです。コンビニを擬人化しているのが面白い。ちょっと主人公の感性に引く部分もあるけど、共感できる部分もある。

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    2020年03月18日
  • コンビニ人間

    悲哀を拒否している

    アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
    と読後に最初は考えた。
    あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
    これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
    深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
    こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
    私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
    ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
    どちらかというと描きたかったのは、
    主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
    つまり、何がいけないの? と。
    『主

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    2020年02月14日
  • コンビニ人間

    購入済み

    人間らしさってなんだろうと思う

    人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。

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    2019年12月17日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。

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    2019年09月14日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    思春期は、身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む年代だったが、30歳を過ぎた頃から新しい『身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む』ことが多くなった。それで淑女の思春期病としている。カンタンに言うと30代になって経験するあるあるネタで、そんなエッセイ、マンガはずいぶんとあるが、その中でも頭一つ抜けてるのではないかと思う。平易な言葉の裏に潜む真実と苛立ちと諦観とユーモアが面白い。

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    2018年10月29日
  • 殺人出産

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    常識引っくり返る

    この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
    他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。

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    2017年03月06日
  • 消滅世界

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    性的な内容が多くて、合う合わないがありそうな作品。

    村田さんの作品は、絶妙に将来そうなってもおかしくないよな…っていうお話すぎて、結構興味を持って読んでしまう。

    今の日本もAIやアニメのキャラクターと付き合ったり、結婚したりする人が出てきてるし、そう遠くない未来、こういう世界になっていってもおかしくない気がする。

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    2026年08月24日
  • 消滅世界

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    夫婦の間には性愛はあり得ず、こどもは欲しいときに人工授精で妊娠し家族になる。恋愛はあくまでも他の人間やキャラとするもの。
    「なんだコレ」と思ったけど、読んでいるうちに「恋なんて冷めるのだから、家族のベースである夫婦間に持ち込まなければ安泰かも」と納得する自分がいた。子育てに関わる負担感が拭えず少子化が進む今、ⅲのエデンみたいな社会への変化の入り口が見えてるかも。いやー 気持ち悪い読書体験だったわー。子どもちゃんって響きもイヤでたまらない笑(以上褒め言葉)

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    2026年08月23日
  • 世界99 上

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    自分が空っぽだから相手や状況に対して適切に振る舞おうとする。結構わかる。特に学生時代は、自分の喜怒哀楽がわからなくて、周りはどういう喜怒哀楽をしているのか、どういう喜怒哀楽が相手や状況にとっていいのかを観察することが多かった。それを見て盗んで、活かそうとするけど、自分の場合、盗んだものを表現するのが下手くそなことがわかり、その後、自分が空っぽであることを隠すために必要最低限の適当な会話だけで人と深く関わろうとしなかった。
    おかげで友達は少ない笑
    ただ、人間観察をしてしまうところ、斜に構えてしまうところ、それによって得られた景色など自分なりの「世界99」を他者に受け入れやすい形で表現できるように

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    2026年08月23日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    コンビニの仕事ってこうなのかと思う。多分そんなことはない。サボる人が大半では?と思う。主人公は人間に備わる何かしらの機関が欠落していて、言葉をそのまま受け取ってしまう。ある種の障害を抱えている。ただ、主人公は通常の学校に通い、大学も行っているため、親御など周りの人には気付きづらいのだろうと感じた。マニュアルがなければ何も出来ないという、現代人にも似たようなところあるなぁというところ。あれこれ全て指示してあげないと動けない。疑問に思っても何もしないなど。
    この作品の主題として、欠落しているのは主人公か、それとも生きている人全てなのかというところだと考えた。人には何かしら欠点があるし、それの大小

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    2026年08月23日
  • コンビニ人間

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    小説慣れしていなくても簡単に読めた。
    オーディブルで聞いたけど、大久保佳代子さん朗読というのもあり、読んでみようという気になった。

    「普通とはなにか?」を問いただす本。
    主人公の発達障害気質をうまく絶妙に不気味に表現するのが上手だなと思った。

    主人公本人はずっとコンビニで働き続ける、「コンビニ人間」的な生き方を所望している。
    それが果たして正しいのか、考えさせられる。

    自分の適正を分かった上で、やりがいを持って仕事ができている、
    と捉えることもできるし
    今の環境に甘んじて、成長意欲がない。
    と捉えることもできる。

    自分自身は、別に今の生活に不満があるわけじゃないなら、このままでも良いん

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    2026年08月23日
  • コンビニ人間

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    自分にはこれしかない、という確信が持てるものを見つけた主人公をすごく羨ましく思った。
    "普通"であることに固執し、"普通"でないものを排除しようとする彼女の周りの誰よりも彼女はかっこよくて私には眩しかった。

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    2026年08月22日
  • コンビニ人間

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    コンビニだけが彼女の普通社会に戻す一つの依存先だった。みんなそれぞれ家族、友達、仕事仲間など様々なところで依存先を作るがそこで強いられるのは「普通」でいられること。「普通」の道を歩めない人間は淘汰され馬鹿にされたちまち孤独になる。この本は現代社会の集団行動での生きづらさを表わす本だと感じた。

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    2026年08月22日
  • コンビニ人間

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    普通じゃないものは異色の目で見られる、ということをものすごく感じる作品だった。でも、その普通って??
    自分の物差しで人を評価している、ということも感じた。多様性と言いながら、多様性の範囲は意外にも狭いのでは?、と思わずにはいられなかった。

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    2026年08月22日
  • コンビニ人間

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    ASDみのある言動が垣間見える主人公古倉さん
    皆が求める正しい姿を演じようと努力していた

    異質なものとして排除されないように
    大切な人を泣かせないように
    どうにか周りをトレースして、はみ出さない自分を探してた

    治せるものじゃないのに
    自分の何が"おかしい"のか分からないのに
    みんな変なものを見るような顔をするから

    努力故の今だし、そんな彼女にとってマニュアル化されたコンビニ店員は天職であり

    人間になれる場所だったのだと思う

    いいじゃないかそれで
    何を皆ぐちぐちと人の人生に首を突っ込んでるんだと、時々胸糞悪くもなる
    何歳になったら結婚しなきゃ行けないだとか、男は

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    2026年08月22日
  • コンビニ人間

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    正欲のあとに読んだ。こんなに似てる本あるんだって読書経験のない俺は思った。好きな部類。なんかまあでも、、、それで?って思っちゃうところはある。作者の感じが良くも悪くも出てる。

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    2026年08月21日
  • 殺人出産

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    現代の一般的な死生観とは異なる世界線が面白い。今の価値観では咎められるような価値観が当たり前で自然と受け入れられている世界。自由に選択できるライフスタイルの幅をそこまで広げられたらいいなを小説内で創り上げていた。

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    2026年08月21日