村田沙耶香のレビュー一覧
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購入済み
常識引っくり返る
この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。
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Posted by ブクログ
芥川賞受賞してから10年かぁ。いまだに本屋さんの店頭でよく見かけるので、読んでみることに。先に韓国小説『アーモンド』を読んだせいか、「主人公、似た感じかな」と思ったけれど、違った。私自身、主人公の古倉さんにはなれないけれど、彼女の話は聞いてみたいと思った。でもきっと、友人にはなれないな。だから、一緒のコンビニで働いて、話を聞かせてもらって「そんな感じなんだ」となりたい、と思った。芥川賞は、『推し燃ゆ』を少し前に読んだけれど、生きづらさにヒリヒリする人間を描いているのは同じだった。どちらも、主人公の人生の一部分を切り取って、ハッピーエンドなのか、アンハッピーエンドなのか分からないけれど、今回もや
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Posted by ブクログ
あまり期待もせず読み始めたら、これが面白い!感動はないけど興味深い。途中で読むのを止められないし、しかもサラリと読めてしまう。引きずり込まれるというのかなー。周りに馴染めず生きづらい女が居場所をコンビニのバイト生活に見つける。が、お年頃になるとそこでも不協和音が生じ始める。というだけの話なんだけどね。コンビニにはコンビニの音があり、匂いや空気がある。その日の天気や温度によって売るものを決め、季節や行事に沿ってキャンペーンを打つ。そのひとつひとつがコンビニ人間には染み付いてるんだなぁ。
幼い頃から人とは違う考え方をし、(可愛い生き物を食べ物として見たり、喧嘩を止めるためにスコップで片方の男子の -
Posted by ブクログ
この世を人間工場という見方でしか見られなくなるくらい、希望や喜びがない状況がどれだけ過酷なことか。その痛切な世界観に圧倒された。
物語の中で繰り返される「何があっても生き延びること」という言葉。命の主導権を大人が握っている以上、極限まで追い詰められた子どもがどうなってしまうのか、その行く末が残酷なまでに描かれていた。
人の肉を食べて主人公が自分を全て取り戻したシーンは、想像するとゾッとする状況であるにもかかわらず、不覚にも感動してしまった。
それは単に恐怖からの解放だけでなく、隣にいる二人が「自分の味方でいてくれた」ことの大きさが、究極の形で表現されたからなのかなと感じた。
作中でピュートの声 -
Posted by ブクログ
ずっと前からタイトルが気になっとった作品!
ミラクリーナ、本当面白い!笑
数十年ぶりの初代マジカルレイミーがミントスプラッシュを発動したところは思わず吹き出してしまった笑
みんな心に魔法少女を宿して、社会を生き抜こうね...!
あと個人的にぐさっときたのが、変容。自分では時代に合わせて価値観のアプデをしとるつもりやけど、関わる人が限られてきたり、新しいものを拒絶したりすると、僕も五十川さんや真琴みたいになってしまうなと思った。ただ、なんでもかんでも周りに合わせるんじゃなく、自分を持つことも大切だというのは、最後の五十川さんの姿(たった一人染まらず、怒るのをやめないまま、私たちの中央で凛と咲 -
Posted by ブクログ
意識的にも無意識的にも、人はコミュニティによって自分を使い分ける。私自身も時々どれが本当の自分か分からなくなり、「すべて本当の自分なんだ」と納得することでごまかしている。正しさを押し付けられるとイラッとするくせに、子どもには「はい」と言わせるまで、押し付けることをやめられない時がある。
人が誰しも抱くであろう自分に対する違和感を、これでもかというほど冷静に皮肉的に言語化された世界99の世界観は、コンビニ人間からの流れもあり、村田ワールドとしてすんなり受け入れられた。ラスト10ページを読むまでは。
ラスト10ページは、目の前がぐにゃりと変形するほどの衝撃。さすがは村田沙耶香。ここでは終わらな