村田沙耶香のレビュー一覧

  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

    購入済み

    擬人化の匠

    コンビニ人間を読んでいたので、スッと入る内容。普通の人が読んだら狂気じみてると思う。
    短いエッセイだけど、言葉を難しく表現するのがカッコいいと陶酔してる人には、ストレートな表現で
    ビックリするはず。作者の処女作から読み始めようと思います。

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    2021年02月24日
  • コンビニ人間

    購入済み

    共感しかない

    冒頭から難しい描写が一切なく、
    全ての言葉、文章が読みこめ、コンビニで働く自分を見ているようでした。
    幼少期から周りと同じでなければいけないという
    呪縛、皆と違うと変わった人と思われ、削除される「村社会」をストレートに描かれています。自分の思いを発言し皆に驚かれる描写は、私自身がいつも感じている違和感を具現化してくれました。ストーリーもこちら側の人間には「わかるわかる」と頷ける事ばかりで、普通に生きている人には衝撃かもしれません。賞を取るにふさわしい作品でした。1時間で完読しました。

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    2021年02月17日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    『もっと世界が不便だった子供のころ、電車を乗り継いで憧れのお店へ行って、手にとって自分の目で見て、悩みに悩んで買うということのほうがずっと豊かで素敵だったと、大人になって思い知らされる』―『通販の誘惑』

    作家の言葉の生まれる根源にあるのは「小さな違和感」に違いないが、そのことを大袈裟に飾り立てたり騒ぎ立てたりせずに(結果として極端な選択により大袈裟な仕掛けに見えてしまうこともあるが)等身大の問題として正面から向き合うというのがこの作家の特徴だと、このエッセイを読むとよく判る。

    人は誰しも常に変化のただなかにいる。経時変化しないものなど厳密に言えば存在しないけれど、無機質な物質と比べて生物の

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    2020年08月18日
  • コンビニ人間

    ネタバレ 購入済み

    読みやすかった。

    とても読みやすく面白かった。主人公の思考や価値観が淡々と語られている。考えさせられる内容ではあるが、読後感は意外とすっきり。

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    2020年04月25日
  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

    購入済み

    良いです

    読みやすい文章で良いです。コンビニを擬人化しているのが面白い。ちょっと主人公の感性に引く部分もあるけど、共感できる部分もある。

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    2020年03月18日
  • コンビニ人間

    悲哀を拒否している

    アプローチが違えば、もう少し掘り下げられる気がする、
    と読後に最初は考えた。
    あまり異常な人の、突飛な行動で脚色して読者が面白がる作り方(構造)は、
    これみよがしで共感も得がたく嫌だな、と思ったが、
    深く考えてみると、演出や脚色が大袈裟なだけで、
    こんな人はいくらでもいるのではないか、とも後で思った。
    私の身近な職場にもずっとフリーターで生きている40歳オーバーが何人かいるわけで。
    ただ、作者はそういう人を描きたいわけでなくて、
    どちらかというと描きたかったのは、
    主人公(多分作者の内面の一部)のある種の純粋さ(短絡的傾向)だと思う。
    つまり、何がいけないの? と。
    『主

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    2020年02月14日
  • コンビニ人間

    購入済み

    人間らしさってなんだろうと思う

    人間らしさってなんだろうと考えさせられる作品。人の目をつい気にしてしまう人にはとても刺さると思います。題材は結構重いが、結構サクサク読めます。おススメです。

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    2019年12月17日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    さまざまな形の「愛」が収められたアンソロジー。どれも一般の恋愛観からは少し外れた愛で、しかしそんな奇妙な愛こそが恋愛であるような気がする。どこか変でなきゃ恋愛なんてできないな、と感じた。

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    2019年09月14日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    思春期は、身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む年代だったが、30歳を過ぎた頃から新しい『身体の変化に心の変化、女としての「人生の進路」に悩む』ことが多くなった。それで淑女の思春期病としている。カンタンに言うと30代になって経験するあるあるネタで、そんなエッセイ、マンガはずいぶんとあるが、その中でも頭一つ抜けてるのではないかと思う。平易な言葉の裏に潜む真実と苛立ちと諦観とユーモアが面白い。

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    2018年10月29日
  • 殺人出産

    購入済み

    常識引っくり返る

    この人の本初めて読んだけど、スゴいとしか言いようがない。常識?ナニソレ?そんな発想おんなじ人間なのに思い付きもしませんよって感じです。
    他の本も読みたいですね!このぶっ飛んだ世界観にドッブリ嵌まりたいです。

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    2017年03月06日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    今の「正常」な価値観は長い目で見るとグラデーションの一部に過ぎないんだなと思った。
    ディストピアな設定や描写がリアルで気分悪くなったけど、根本的な思想には共感できるところもあって、この世界が現実になったら自分もこの世界の人たちと同じように受け入れているのかもしれない。。と怖くなった。それと同時に現実のことも少し気持ち悪く感じてしまった。
    村田沙耶香さんの作品もっと読んでみたい。

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    2026年04月12日
  • 消滅世界

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    世界99を読んだ直後だったので、内容が似ていてサラッとまとめを読んだ感じだった。
    解説の方の、女性にとってのユートピア、男性にとってのディストピア という言葉。これにつきる。いや、女性から見た男性 の、だろうか。
    私は女性なので全ての男性の性欲についての考えを慮ることはできないが、女性から見た男性というのは村田作品で描かれるようなものであると思う。自分の欲のために女性を利用し、搾取し、性欲処理のためなら人間として扱うことすら忘れてしまう。
    村田沙耶香さんはその辺のことをずっと訴えているのだろうな、と個人的に感じているので、好き。
    時代によって社会構造は大きく変わっていくし、今現在だってずっと私

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    2026年04月11日
  • コンビニ人間

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    ページ数も少なく
    とても読みやすい本でした。

    主人公が世間からズレていて
    それでも順応しようと周りの真似をし
    それでも世間の普通にはやっぱりなれなくて
    でも普通 ってほんとなんだろう、と
    多数が通る道が普通 なんだろうか?と
    当たり前とおもっていた"普通"に初めて疑問を
    感じてしまった日だったかもしれない。

    でも1週間後にはまた普通に溶け込んで
    その疑問も忘れてしまうんだろうな〜

    いい意味で、気味が悪い本でした。

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    2026年04月13日
  • 世界99 上

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    この世の汚いところ、目を背けたくなるところ、嫌のところを濃縮してドリップしたような内容で、こんな世界絶対嫌だよな。と思いながら読んでいた。
    でも、考えてみると、今生きている世の中で十分起こり得ることだし、起こっていることだし、今生きている世の中の残酷さについて考えるきっかけになった。

    そして人格をトレースする空子にも共感する面は多々あり。。

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    2026年04月10日
  • コンビニ人間

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    読みやすい文体 一日で読み終えてしまった
    主人公の狂気をコンビニが縛り付けたからなのかそこまでしんどい展開にはならなかった
    地球星人の方がありありと狂気が描かれていて良かった
    この作品を経て地球星人が描かれたから当たり前だけども

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    2026年04月10日
  • 世界99 下

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    上下巻でなかなかのボリュームで空子の人生に後半はだんだん疲れてきた部分もありましたが、
    差別やピョコルンの存在が時代によって変わるのも優しい人ばっかりの世界みたいな移り変わりも今の社会に通じるものがあって、
    便利だと思って使い出したAIに仕事が奪われるとかそういうのをピョコルンから感じたし
    きもい人をきもいと言えなくなる世の中もどうなのか?とか性格の作られ方とかなるほどなーと思うことばっかりだった。

    作者どんなひとなんだろ

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    2026年04月10日
  • コンビニ人間

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    コンビニ人間★3.7
    感覚や感情が大きく人とずれているいわゆるサイコパスな主人公の女性。周りから見ると変なやつにうつってしまうのは仕方ないが、一生懸命周りに溶け込もうと工夫をして生きる姿が描かれている。実際僕の周りにもこういう事思って生きてる人もいそう。うまくカモフラージュできてるだけで。
    最後、主人公と居候くん結婚して欲しかったな〜笑利害関係だけの結婚がどんな経過を経るのかも気になった。

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    2026年04月10日
  • コンビニ人間

    Posted by ブクログ

    とても読みやすく面白かった。
    普通ってなんだろうね。
    当たり前ってなんだろうね。
    多数の意見が当たり前だと思い込んで、それを相手に強要してることがないか、自分を見つめ直せる作品だと思います。
    みんなが思う、普通に生きることは簡単な事じゃない。

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    2026年04月10日
  • マウス

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    良いアプローチで小説を書いてくれる作家。
    物語に入り込む奇抜なにみえるが、誰しもが経験をするキャラ作りの一環と捉えれば当然の描写なのだ。
    瀬里奈はそのキャラへの入り込みが特殊なため、どの組織に属しても変わらないという我儘さがあり、世間との協和を図る律を含む誰もが羨ましさをみる。
    素晴らしい。

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    2026年04月09日
  • コンビニ人間

    Posted by ブクログ

    "普通"とか"こうした方がいいよ!"を振りかざされることへのアンチとかじゃなく、もっと純粋に「なんで?」と問いかけているような作品。 沙耶香さんが描くクレイジー主人公、共鳴はできないけど、共感できる部分は多かった。

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    2026年04月09日