村田沙耶香のレビュー一覧

  • コンビニ人間

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    おもしろくて、するする読んでたら2日で読み終わった。
    コンビニっていう、日常にある想像しやすい感じがすきだった。

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    2026年03月01日
  • コンビニ人間

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    芥川賞と言う事で少し先入観があったけど、蓋を開けてみればエンターテイメントとして最高に面白かった。
    テーマについては比較的直球で語ってくるし、やるせない気持ちにもなったし考えさせられる事も多かったけど、終わり方も含めて大好きだ。

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    2026年03月01日
  • 世界99 上

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    村田さんがクレイジー...というより、村田さんのセンサー?で捕まえた「世界」のクレイジーさを見せてくれる。

    とてもクレイジーだけど少し突き放して提示されるので、意外に読みやすい。

    なんだこりゃ。

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    2026年02月28日
  • コンビニ人間

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    友人から勧められて手に取った1冊。

    描写がとても上手く、コンビニエンスストアがあたかも呼吸をし息づく生き物であるかのように感じた。
    テセウスの船のパラドックスというものがあるが、これはコンビニでも成り立つんだ、という新しい発見を得た。

    短編でありながら、とても奥が深い1冊。
    ぜひ他の方にも読んでいただきたい。

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    2026年02月28日
  • 世界99 下

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    人間社会での生き方、女性視点での世界の気持ち悪さ、「正しくいよう」という思考、日常生活では無意識に、少しモヤッとして終わることが全て暴露されてました。
    私のモヤッとした部分に光を当てまくって曝け出された気分になりました。

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    2026年02月28日
  • 世界99 下

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    久々の強烈な読書体験。
    凄まじいディストピア小説なのか、人類救済の物語なのか。
    特に男性性の描き方がグロテスクとも言えるほどだけど、一方で男性ってそういうものだよねと諦観している女性性の自分もいる。
    現実世界でも性愛行動は緩やかに減少しているのかもしれないけど、性愛欲求はなくなるわけではない。
    呼応とトレースを繰り返しているのは自分もそうだとも感じるし、空子ほど意識などしていない。
    ピョコルンになりたいとは思わない。でも何かすぐ近くで同じようなことが起きていそうで、ぞわりとする。

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    2026年02月28日
  • タダイマトビラ

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    全人類、何かしらのカゾクヨナニーをしてるんだよね、本当に可愛らしいですよね。

    家族に恵まれなかったら壊れるしかないわけじゃない。工夫してカゾクヨナニーをし続ける、または家族という概念がない場所へ行く、
    というか家族を渇望してる人ばかりではない。

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    2026年02月27日
  • 信仰

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    「理解不能」「ついていけない」
    レビュー欄に並ぶこれらの言葉に、ただただ戸惑いと、激しい憤りを覚える。
    多くの人が「普通」という信仰の中で安穏としている一方で、心がひき肉のように切り刻まれる感覚を抱え、自分をロボットや宇宙人と定義しなければ一歩も動けないほどに摩耗している人間がいる。
    村田沙耶香さんが描く肉を毎日とりにいったり、自分と見た目が同じ複数のロボットとの生活や周りの人が宇宙人に見えていることは、単なる「奇妙な設定」ではない。それは、自分に刃を向けざるを得ない卑屈さを抱えた私たち(側の人間)が、現実という地獄を生き抜くために必死で構築した「高度な生存戦略」であり、聖域だ。希死念慮をひき

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    2026年02月27日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    タイトルが気になり読んでみた。
    「お姉ちゃんはどうしたら治るの?」
    治るってなんだろう。普通って何?

    「誰か止めてー!」と言われたからスコップで殴って止めた。それが一番早く止められると思ったから。やり方はさておき、確かにと納得してしてしまった。
    自分を出さなければ周りに迷惑をかけないからと、自分を出さなくなる主人公。
    周りに合わせ、コンビニ色に染まり、誰にも迷惑をかけずに(なんならとっても優秀な職業人!)なのに、就職か結婚しないのはおかしいと言われ。なぜしないのかと聞かれ続け。プライバシーを強姦。

    人間は共感の生き物なのかな。異物は排除。怖い怖い。

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    2026年02月27日
  • コンビニ人間

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    2016年の芥川賞受賞作で、タイトルの不思議さと奇抜な装丁に惹かれた。
    自分は変人(異物)ではなく『普通』で『正常』な人間として、社会や周囲と関わりたいと願う主人公が、なぜかひたすら奇妙でズレている言動ばかりするので、謎の中毒性があり面白い作品だった!!

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    2026年02月27日
  • 世界99 上

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    これは凄い小説だ!
    誰もが何種類かの自分がいる。
    その場の空気に合わせて適合するように自分を作っている。それは悪ではなく、社会性のある生き物として生きていく手段として必要と思える。
    家での自分、会社での自分、友人Aとの自分、趣味Aでの自分等々、それを極端にして文字起こしするとこの表現にできると思えば受け入れれる。
    奏さんは完全無欠で正義の番人、そしてそれを他人に求める、一番怖い。
    全てが嘘で塗り固められていて依存性がある小早川さんが次点かな。
    今まで読んだものの中でも最高に衝撃的な作品で下巻でどのようにまとめてくるのかとても楽しみ。

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    2026年02月26日
  • 信仰

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    どの物語も素敵だが、村田沙耶香さんのエッセイと最後の展覧会が最高だった。

    あまりにも思考や境遇が違うから理解なんて言葉はおこがましいけれども、苦しみを知ることができて今までの作品の重みが増えたような気がする。

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    2026年02月26日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    生きている場面で「普通」を社会から求められる圧力はかなりあるし、それに伴って重責や不安を抱かされる場面も多い。主人公の古倉もこのような「普通圧力」を周囲から受けるのだが、ここで古倉が「普通でないと判断される要因を体裁だけでも排除したら問題無いのでは?」と気づき、周囲もその古倉の思惑通りに「普通」の一部となったと歓迎する。しかし、古倉が欲しかったのは「普通」になる事では無かった。
    この小説を読んだ感想は恐らく二分されるのではないかと思う。主人公に共感できるかできないか。自分は物凄く共感出来たと同時に、ここまでドライに社会を、自分を俯瞰で見て生きることが出来るか?とも考えさせられた。表面上では適応

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    2026年02月25日
  • 世界99 下

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    村田沙耶香の最高傑作であり、これまでの作家人生の集大成とも言える作品だと感じた。

    過去作で繰り返し描かれてきた「普通」への違和感、社会とのズレ、個人と集団の関係、そして身体や性の問題。それらのテーマが本作では極めて濃密に結晶化しており、「決定版」とも言いたくなる完成度だった。正直、この先どんな新作が生まれるのか少し心配になるほどの圧倒的な出来。

    本作はディストピアSFという形式を取ることで、現実社会の構造や同調圧力、そして適応という行為の不気味さをより鮮明に浮き彫りにしている。

    特に印象的だったのは主人公の存在。彼女はあらゆる局面で適材適所に振る舞い、驚くほど巧みに社会へ適応していく。し

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    2026年02月25日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    「多様性」だなんだと言われる中で、結局は社会の「普通」が基準となり、あくまでも「普通」か「普通ではいか」に二分されているように思う。
    それは「人間」の社会においては共通であり、だからこそたくさんの国で読まれているのだろう。

    自分自身、今までどちらかというと変人だね、と言われてきたし、自分でも「普通」の生き方ができていないような気がしている真っ只中だ。
    共感しながらこの作品を読めてしまったのがその証拠だと思う。

    主人公は、「人間」の「普通」を目指すことどころか、「人間」であることを捨て、「コンビニ店員」として生きることを選んだ。
    これはハッピーエンドでもあるが、やはり「人間」の「普通」を捨て

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    2026年02月24日
  • 世界99 上

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    不思議な感覚!
    空想的なディストピアってこんな感じなの??!
    現場離れした不思議さもあるのに、根幹は現実世界そのもので、共感もするし、この世の中の過去のような気もするし未来のような気もする、独特の世界観。ただ、とにもかくにも空子の幼少期の感覚はすごく共感した。

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    2026年02月23日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    上巻に引き続き、ページを捲る手が止まらない。
    あっという間に読み終わった。
    気分が良いものではないので読み返すことはないと思うが。村田沙耶香さん天晴れ。

    ○女性の人権とは
    「女性」として生まれてきた人なら絶対に感じたことのある表現の数々。
    自分でもハッキリそれとは知覚できないまま勝手に搾取され値踏みされ「心が擦り減っていく感覚」
    「私の子宮が見張られてる」
    「性処理の道具、出産家事育児の道具として家族に一生使われる存在」

    誇張表現だとしても、目を背けていた物事がこんなに明確に言語化されてしまうとドキッとする。

    男性は所詮これは物語、ディストピアだと見るのだろうか?感想を聞いてみたい。

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    2026年02月23日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    上巻のレビュー欄では、作品自体の感想文を書きました。
    ここでは、主に村田沙耶香さんに対する感想文を書こうと思います。
    インタビュー動画でも、よく村田沙耶香さんは「クレイジー沙耶香」と称されており、自分も初めて村田さんの作品(コンビニ人間)を読んだ時は「この人は狂っている」と思ったのですが、世界99を読み終えた時には考えが改まって、
    「この人は究極な俯瞰者」
    という言葉が出てきました。とある箱(世界)に人物や要因となる物(例:空子、ピョコルン、ラロロリン人など)を加えていき、一体どのような反応になるのかを上から眺めて、結果を本に書き記す。この過程を極めに極めた方だなと思いました。インタビューでも

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    2026年02月23日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    「呼応」と「トレース」を駆使し、自分のキャラを適材適所に創り上げ、様々なコミュニティ(世界)に媚び続ける空っぽな主人公。一見すると、単に空虚な人に見えましたが、読み進めるにつれて、実は人間の根底にある部分を具現化した人物だなと考えるようになりました。人は人に媚び、そして人全員は世界に媚びている。その中のツールとして「呼応」と「トレース」を繰り返してるだけ。人の生き様なんて奥深く辿れば、無機質な歯車にしか過ぎない。主人公は物語の途中、自分が属しているコミュニティに「世界①,②,③」と、読者に分かりやすいように番号付けしてくれました。各世界の特徴や人物、内情を事細かに教えてくれました。常に無機質に

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    2026年02月23日
  • 世界99 上

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    コンビニ人間に続き村田沙耶香さんの著書は2冊目なのだが、一言で言うなら
    村田沙耶香という人間は狂いすぎてる。と確信した。
    どんな生き方をしたらどんな思考になってこんなヤバい本が書けるんだ?

    まだ続きが気になるから感想はここまでで止めときたい。

    下巻が楽しみすぎる。

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    2026年02月21日