村田沙耶香のレビュー一覧

  • 信仰

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    ネタバレ

    殺人出産を読んで疲弊しちゃったので村田沙耶香作品の中で比較的ライトそうだと思って読んだ。SF多めでどの話もシンプルにめちゃくちゃ面白かった!特に「生存」「書かなかった小説」「最後の展覧会」「彼らの惑星へ帰っていくこと」が好き。エッセイの現実の話なのかフィクションなのか境界がぼやけることがあったけどそれもそれで面白かった。



    以下備忘録
    ■信仰
    最後の展開ドキドキした。マルチにはまった同級生のことを散々馬鹿にした直後にハイブラ食器の話で盛り上がってたのがうけた。朝井リョウのインザメガチャーチを読んだ後だったからか、視野を狭めて夢中になるのも一種の幸せみたいな考え方はすんなり入ってきたかも。主

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    2026年04月12日
  • 世界99 下

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    世界観が完成していて違和感なく読み進められた。

    自分が女性であるからか、共感できるものも多く、空子の生き方に似たものもあり、読んでいて面白かった。

    社会風刺のような感じで、今の世界に通ずるものがあると思えた。

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    2026年04月12日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    私は初め、逆張りしたい人間であるが故に、主人公が社会から逸脱している点に共感した。

    読み進めていくうちに、彼女の周囲の人間の動物的きもさに血の気が引くのを感じた。実に生々しくムラ社会の強姦にあった気がしてゾクゾクして面白かった。

    誰かからの受け売りの言葉を使うんじゃなくて、自分の言葉で話すことを意識したい。

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    2026年04月12日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    おもしろかったー。
    グロさもありながら、色んな生き方、死に方の世界があって実際こういう世界だったらどうしてたかなぁと考えたりした。
    清潔な結婚の、旦那さんが看護師さんに処置されてるシーンが笑ってしまった。
    旦那さんが出産した感じになってるのが印象的だった。

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    2026年04月11日
  • コンビニ人間

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    主人公ほどで無いにしろ、私も世間の言う普通が分からず、他人に合わせて生きてきた部分があったので共感できるところが多かったです。最後は意見は分かれるとは思いますし、きっと老後大変なのは分かるんですが、老後のために今を犠牲にするのなら……と考えた時、主人公が自らの手でハッピーエンドを掴み取ったラストに感じました。とても良かったです。

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    2026年04月11日
  • 信仰

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    ネタバレ

    私たちは現実を信仰している。相変わらずの切れ味と、恐ろしい客観性に呆然とした。主人公を介し、私たちは主観の中から逃れることができないのだと教えてくれた。主人公の発した「ジュウマンエンカエセ」という言葉が意味を離れ単なる文字の羅列として繰り返されるシーンは、行為自体が信仰の対象になっていて、私たちの日常の中のどこにでも信仰があることを思い出させられた。
    私たちは常に暴力的であり、しかしそれは意志を保つ上で避けられない。

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    2026年04月11日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    無機質で合理的なはずの主人公に、どこか既視感を覚えてしまうのは、きっと、あちら側は誰にとっても決して遠いものではないからだと思う。

    あちら側に留まり続けるには、覚悟がいる。選択しているようで、どこかで強制されてもいる社会の中で、「変わる」ってどういうことか、と考えてしまった。

    役割を離れて、一人の人間として見られた瞬間、周囲は急に彼女を理解しようとし始める。その動きは、優しさというより、不確かなものを確定させたい気持ちに近い。
    理解できないものは、不安になる。だから距離を取るか、あるいは自分の物差しを当てようとする。それで少し安心してしまうのが、身勝手だけど人間らしいところなのかもしれない

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    2026年04月11日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    単行本で上下巻合わせて900ページ近く、その間ずっと不愉快しかない世界の描写を読まされて、メンタル弱っている時なら発熱しかねないような気持ち悪さ居心地の悪さ…なのに、小説としてはとんでもなく面白い。
    なんじゃこれ!

    コンビニ人間を読んだ時にもった違和感だけを抽出して、丁寧に培養して大きく育て上げた感じ。
    授乳を読んだ時ほど、女性限定感はないが、全ての人間とピョコルンは虐げられるべき存在という世界観は性差抑圧なんだろうなぁ。

    村田沙耶香おそるべし、とんでもない小説家に進化している。読者としての俺は果たしてどこまでついていけるのか?もうすでに青息吐息ではあるが…。

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    2026年04月11日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    ディストピア、風刺的なニュアンスを感じる作品。

    細かな設定が面白い。さすが村田沙耶香さん。
    死に人の葬式は白を着て、参列者は遺族にありがとうございますと言うとか細かい設定が面白かった。

    そもそも何の情報もなく読んでいたから、短編集なの知らなくてえ、終わるの!?ってなった。

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    2026年04月13日
  • 世界99 上

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    ストーリーの説明見てもいまいちピンとこなかったけど、好きな作家が絶賛してたのを見て読んでみた。

    結論、読んでよかった。
    性格のない主人公とかピョコルンとかとっつきにくいように感じますが、物語の中で怒ってることは実際の自分たちの社会で起こる差別や性被害が風刺画みたいに描かれてるんだなーて思った
    気持ち悪いひとはいっぱい出てくるから疲れるかも

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    2026年04月10日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    自分の意思を持たない空子は常に相手やコミュニティが期待している"自分"に呼応して、その人格を分裂させていく。
    次第に自分自身だけでなく、さまざまな世界が並列して存在しており、自分以外の人間もそれぞれの世界が求める姿に呼応して、複数の世界を生きているという認知を持っていく。
    この空子の感覚自体は、仏教の空の思想を捉えているように思う。自分自身も空子ほど意識的ではなくても、コミュニティに応じたさまざまな人格を無意識に使い分けている。というか、多分全ての人間がそうなんだろう。
    ホモソーシャルな環境に適応した匠くんのような人格もかつての自分のなかには存在していた。この本が読む人の感

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    2026年04月09日
  • 世界99 下

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    上巻で空子には自分を重ね、下巻で白藤さんに自分を重ね少しメンタルを削られるくらいの迫力を感じてしまった。
    正しくあろうとする事って、正しい方向にいってもいかなくても、それが呪いになって積み重なって生きづらく感じることがあるが、そういった事が本当に救いがなく描かれていて、上手く生きれるようになりたいと痛切に思ってしまった。

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    2026年04月09日
  • 世界99 上

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    自分にも空子と同じ要素があるという後ろめたさを感じてしまうからなのか、ピョコルンの描写が妙に生々しいからなのか、読んでいて気持ち悪い、でも目が離せないという作品だった。

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    2026年04月09日
  • コンビニ人間

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    この小説を上手に評価することができない。
    主人公の視点を多少なりとも自分と似たものとして共感してしまうからだ。世間の口に出さない同調圧力と社会から爪弾きにならない為の努力も、結局正常から逸脱して看破されてしまう構図。どれも他人事とは思えない事柄ばかりで胸に突き刺さるようだった。しかし、この本がよく売れているという事実が幾分か救いであるように思う。(それが「娯楽」ではないことを祈っている)

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    2026年04月09日
  • 世界99 上

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    誰しもこういう面あるよねっていう究極の皮肉だなぁ。特に今のネット社会では尚更。
    「裏表のない人」というのは大抵の場合褒め言葉になるけど、一面しかない人っていないのではないかな。
    話は女性目線だけど、男性目線だったらもっとグロテスクな性が語られるのかもしれないと思うとゾッとする。

    さて、これから下巻に突入。

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    2026年04月09日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    普通とは何か?
    多様化、男女平等、新自由主義…
    様々な時代の流れで、価値観の多様化という言葉とは裏腹に"普通"が押し付けられる世界。それは確かに現代を表している。

    主人公のコンビニ人間は無機質で規則・ルールが明確なコンビニで中でのみ生を感じることが出来る。しかし、社会はそれを許さない。

    社会の側は社会の側で、大多数の人達の価値観と文書化されていないルールに基づき生きている。本質的にはコンビニのルールに従う主人公と社会のルールに従う周りの人々は変わらない様に思う。

    最後のエンドは、ハッピーエンドだったのか。
    コンビニ人間として生きていこうとする主人公は前を向いているよう

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    2026年04月09日
  • 世界99 上

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    衝撃的作品!差別対象になるラロロリン人、性処理ペットのピョコルン…異世界の話なようだけど、ただただリアルな世界そのもの。物凄い内容なのに物凄く読み易くてびっくりする。心理描写がなんとも言えぬ…心えぐられる。

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    2026年04月08日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    社会に合わない人間はどうにか居場所を見つけても辛い。私にも合致する部分があり、とても辛くなってきた。社会に迎合し一員になれることは幸せだが他人によっては、一員にすらなることが難しいのだと痛感した。

    評価としてなら文章量に比し重い内容であった。とくに登場人物の白羽には一部分の共感と大部分の拒絶を感じる人間像だった。

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    2026年04月08日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    聴いていてここまでこの世界観にどっぷり
    浸かるのかと恐ろしくなるほどに
    今私が身を置いている世界にも影響が大きい

    今の私たちの世の中の汚いものを
    全て煮詰めたようなこの世界で
    どこか他人事ではないような出来事が
    次々へ起こる。

    男尊女卑、痴漢、差別、自殺、出産、
    ピョコルン。

    主人公の空子は名前の通り空っぽで
    性格のない人間。
    空子は対人関係の中で相手によって
    自分を変えて生きている。

    そのあまりの極端さに異常だと感じながらも
    それを行っていない人間なんていないと
    自分自身を振り返ってしまう。

    救いのない1冊でありながらも
    なぜかこの世界から目を離せなくなっている
    自分に恐怖を感じて

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    2026年04月07日
  • コンビニ人間

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    人とは違う考え方は、社会から排除される残酷な社会のあり方を痛烈に描いた物語だと思う。自分自身がみている世界の普通とはを問い直すきっかけになった。

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    2026年04月07日