村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
めちゃくちゃ面白かった。
古倉と白羽が言っているように他人は人に干渉しすぎだと私はいつも思う。(白羽はやり過ぎ、矛盾しているし)
私が学校とアルバイト、そして人間関係。全て苦手で嫌いな理由がこの1冊に詰まっていた。
他人が結婚していようが子供がいようがなんの仕事をしているかなんてどうでもいいだろ。勝手に他人と比べて自分の人間レベルを確かめたいだけだろう。人間レベルなんて本当は存在しないんだから一人で好きなように生きればいいのに。
特に、今まで通り働いていた環境が、主人公が別の人間ひとりと関係を持ち始めただけで勝手に想像を膨らまし始めて、その環境と関わり始めた人間とは直接的な接点はもうないのに探 -
Posted by ブクログ
ネタバレすごい
ピョコルンとラロロリン人という謎設定がある世界
最初は自分の人格がない私と正反対な人間、読み進めてペルソナ(世界)とか考えちゃう厨二病感漂うただのいたい人って感じがあったけど上を読み終わる頃には俯瞰して物事見れる賢い?視点広い人って印象になったな。最後分裂してた世界(みんなの視野狭め世界)が破裂してひとつになる展開が激アツですん。
わたしは自分の人生何が嘘で何がほんとか分からないと思って生きていた。それこそその場限りの嘘みたいなので交流しがちだったけど、この本の世界って区切り方で考えると嘘ではないかもって気持ちになった。
前半後半でぴょこるんの扱いがめっちゃ変わって、最後のどんでん返し -
Posted by ブクログ
世間での『普通』や『正常』がわからず、コンビニ店員である時だけは世間に馴染めている主人公の古倉。古倉は一般的な人の感情がわからないが、決して社会に害をなそうという人間ではない。妹も悲しませることは本意ではないし、ただコンビニ店員であるということでしか社会との『正常』な接点を持つことができないだけである。世間を縄文時代と変わらないと非難し世間から逃げているのに、結局世間の定める枠組みに収まるために古倉を利用する白羽より随分マシである。
古倉は非常に極端な例であると感じるが、実際人間誰しも同じようなところがあるのではなかろうか。すなわち、社会から要請されている社会規範にあわせるように自分自身を作り -
Posted by ブクログ
短編集です。文章もわかりやすく、テーマがはっきりしているので、とても読みやすいです。テーマが哲学的なので、向き不向きはあるかと思います。
どれも、生きていれば感じる些細な倫理的違和感にフォーカスした物語が綴られていて、童話のようなテイストに感じました。
そのギャップがまた恐ろしく脳に刺さります。
ぜひ読んでみて欲しいです。
信仰、生存、残雪が好きです。
いかり、かかなかった小説というエッセイも入っており、こちらもとても良かったです。
コンビニ人間、殺人出産を読んだ印象は倫理観どうなっているんだろうという不気味さを感じていました。
この信を読んでから、著者の印象がガラッと変わりました。
こ -
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ネタバレコンビニ人間に続き面白すぎる。
1章目から凄い。
鼻整形や歯のホワイトニングなど、現代にあるものにすると何が変なのかわからなくなる人がいるだろうけど、『鼻の穴のホワイトニング』にすることで違和感を全員にわかりやすくしているのが凄い。企業のマーケティングで整形や脱毛するのが当たり前になってる現代においての皮肉をも感じた。異質感の演出がすごい。
縄文時代の土器も笑ったし、色々皮肉が効いててブラックユーモアというか、表現が面白すぎる。
原価の話も少しはわかる気持ちもありながら、でもその部分を極端に濃く派手に膨らますことでやばい変なやつを描くという、村田沙耶香さんの腕が凄い。
ジュウマンエンカエセ笑 -
Posted by ブクログ
学校の先輩にオススメされてこの本と出会いました。
ものすごく気持ち悪くて悲しい話、読んで苦しんでみてほしいと言われとても期待しながら読みました。
結果として私の人生最高の一冊になりました。
この本の世界観に圧倒され、恐怖し、自分の中に新しい視点と価値観を与えてくれました。読む前には戻れないとはこういうことを言うのだろうなと思いました。
上巻を読み終わってすぐに自分の世界を書き出してみました。
この本が訴えている問題について自分なりに結論を出したり、自分自身についてもまた深く考えさせられました。
これから下巻を読んでいこうと思います。とても楽しみです。
私にとってのピョコルンはGemini -
Posted by ブクログ
ネタバレ全体的に短編で読みやすいのに常識への揺さぶりが尋常じゃない。寓意小説らしく超現実的でもあるのに、どこか自分たちの生きる現実世界の延長のようにも感じられる。
「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
魔法少女というものの持つ属性である、正義や幼さなどを活かして作品としての深みと面白みを確保している。27年目の魔法少女という始まり方から既に変だ。大筋はレイコの彼氏の正志を主人公レナが阻止するというものだが、その過程で魔法少女の在り方が問われる。正志の魔法少女としての正義の目的はレイコとの復縁があった。そして目的は次第に感謝による快感に置き換わった。正志の魔法少女としての在り方は純粋ではなく、本物ではない。本