村田沙耶香のレビュー一覧

  • コンビニ人間

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    何も恐れず正直に言うと薄気味悪い感じ。

    世間の普通とは違う主人公と適度な距離で接してた周囲が、主人公に普通の人間っぽさが見えた途端普通を押し付けて干渉しまくる。
    その変化がすごく生々しいし、主人公側からするとそりゃ息苦しいよなーと思った。

    厄介そうな人間に主人公が取る行動にも驚かされた。

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    2026年07月27日
  • 世界99 上

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    ファンタジーでありながら、いまを生きるわたしたち自身の物語だと、目が離せなくなる展開の連続。本の分厚さも相まって、さながら禁書になった、もうひとつの実在する世界を描いた神話のよう。
    性暴力や差別の描写が激しく、読んでいて苦しい部分が多い。安易に人に薦めることは絶対にできないけれど、ひどく心が揺さぶられ、こんな壮大で残酷な物語を形にできる作家がいるのかと衝撃を受けた。

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    2026年07月26日
  • コンビニ人間

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    めちゃくちゃ面白かった。
    古倉と白羽が言っているように他人は人に干渉しすぎだと私はいつも思う。(白羽はやり過ぎ、矛盾しているし)
    私が学校とアルバイト、そして人間関係。全て苦手で嫌いな理由がこの1冊に詰まっていた。
    他人が結婚していようが子供がいようがなんの仕事をしているかなんてどうでもいいだろ。勝手に他人と比べて自分の人間レベルを確かめたいだけだろう。人間レベルなんて本当は存在しないんだから一人で好きなように生きればいいのに。
    特に、今まで通り働いていた環境が、主人公が別の人間ひとりと関係を持ち始めただけで勝手に想像を膨らまし始めて、その環境と関わり始めた人間とは直接的な接点はもうないのに探

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    2026年07月26日
  • 世界99 下

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    空子は最初からピョコルンに近い存在だったのかなと思いました。呼応してトレースする事は誰でもする事だと思うので、その中で生きやすい環境や方法を探して行きたなと思いました。

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    2026年07月25日
  • コンビニ人間

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    村田さんの、日常の延長にはない、ややぶっ飛んだ設定・世界観でストーリーを展開しつつも、現代社会の歪みや暗黙の了解にメスを入れるような作風が好きだ。
    コンビニのアルバイトとして"適応しすぎている"女性が主人公で、主人公の考え方や行動原理は理解が及ばないことが殆どなのに、「本当に違うと言い切れるだろうか」とか「一義的にはそうかも」と思えるフレーズが随所にあるのが面白い。
    芥川賞受賞も納得の作品。著者の文章を他にももっと色々読みたいと思った。

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    2026年07月25日
  • 世界99 上

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    ネタバレ

    すごい
    ピョコルンとラロロリン人という謎設定がある世界
    最初は自分の人格がない私と正反対な人間、読み進めてペルソナ(世界)とか考えちゃう厨二病感漂うただのいたい人って感じがあったけど上を読み終わる頃には俯瞰して物事見れる賢い?視点広い人って印象になったな。最後分裂してた世界(みんなの視野狭め世界)が破裂してひとつになる展開が激アツですん。
    わたしは自分の人生何が嘘で何がほんとか分からないと思って生きていた。それこそその場限りの嘘みたいなので交流しがちだったけど、この本の世界って区切り方で考えると嘘ではないかもって気持ちになった。
    前半後半でぴょこるんの扱いがめっちゃ変わって、最後のどんでん返し

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    2026年07月25日
  • コンビニ人間

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    この世界は異物を認めない。僕はずっとそれに苦しんできたんだ。(p89)

    結構ずけずけと刺さるセリフが多い。
    短いけど普通について考えさせられる小説。
    異物でも輝ける場所があるんだと苦悩を晴らしてくれる。
    ずっと手元に置いておきたいくらい、好きな本です。

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    2026年07月23日
  • コンビニ人間

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    おもしろかったです
    痺れました
    主人公が「普通の人」にかますとこがスカッとするというかカタルシスを感じました
    なんか自分の考えとか立ち振る舞い、行動に自信を持っていいというか変に俯瞰的になんなくてもいいのかなって思いました。

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    2026年07月22日
  • コンビニ人間

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    普通の人間とは社会が作り上げた型でしかなく、その型に当てはまらないものは異端になってしまう。
    常識とは普通とはをすごい考えさせられた。
    自分らしく生きていいじゃないか。誰かを意識した人生は送っても楽しくないのかも。

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    2026年07月21日
  • 世界99 上

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    おすすめしている人が多かったのでミーハーな気持ちで読み始めましたが内容はかなりハードでした。救いはあるのか気になります。下巻楽しみです。

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    2026年07月21日
  • 世界99 下

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    怖い話だけれどとても面白かったです。すごく気持ち悪いのに共感できたり、現実にあることを皮肉な感じで表現してあったりして、その描き方が興味深かったです。100年前と比べて現在は価値観も文明も全く違うように、この物語のような世界も近い未来にやってくるかもしれないと思いました。

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    2026年07月21日
  • 信仰

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    村田さんは「世界全体や個人の考え方がすこし違っていたら、世界はこうなっていただろう」を描く技術が高すぎると思います。

    「今の当たり前って、本当に当たり前なのかな?」と世界を俯瞰する力、そして社会に対する疑問を作品にする言語力や表現力が高すぎて圧倒されました。

    皆さんが仰るとおり、好みの個人差がある短編集だとは思いますが、そういう作品こそ、私は傑作だと思います(個人的に)

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    2026年07月21日
  • 殺人出産

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    正直に言うと、最初は読んでいて気分が悪かった。でも、世の中の状況に応じて「倫理」や「正義」って変わりゆくものであると感じ、もし世界がこうだったらこういうことを考えるのだろうと想像しながら読むことができた。

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    2026年07月20日
  • コンビニ人間

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    世間での『普通』や『正常』がわからず、コンビニ店員である時だけは世間に馴染めている主人公の古倉。古倉は一般的な人の感情がわからないが、決して社会に害をなそうという人間ではない。妹も悲しませることは本意ではないし、ただコンビニ店員であるということでしか社会との『正常』な接点を持つことができないだけである。世間を縄文時代と変わらないと非難し世間から逃げているのに、結局世間の定める枠組みに収まるために古倉を利用する白羽より随分マシである。
    古倉は非常に極端な例であると感じるが、実際人間誰しも同じようなところがあるのではなかろうか。すなわち、社会から要請されている社会規範にあわせるように自分自身を作り

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    2026年07月20日
  • コンビニ人間

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    やっぱり面白い!!
    何が普通で何が当たり前なのかわからなくなる。
    絶対的普遍的テーマ『普通』に焦点をあて、身近なコンビニに昇華したところが素晴らしい!

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    2026年07月19日
  • 信仰

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    短編集です。文章もわかりやすく、テーマがはっきりしているので、とても読みやすいです。テーマが哲学的なので、向き不向きはあるかと思います。
    どれも、生きていれば感じる些細な倫理的違和感にフォーカスした物語が綴られていて、童話のようなテイストに感じました。
    そのギャップがまた恐ろしく脳に刺さります。
    ぜひ読んでみて欲しいです。

    信仰、生存、残雪が好きです。

    いかり、かかなかった小説というエッセイも入っており、こちらもとても良かったです。
    コンビニ人間、殺人出産を読んだ印象は倫理観どうなっているんだろうという不気味さを感じていました。
    この信を読んでから、著者の印象がガラッと変わりました。

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    2026年07月19日
  • 信仰

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    ネタバレ

    コンビニ人間に続き面白すぎる。
    1章目から凄い。
    鼻整形や歯のホワイトニングなど、現代にあるものにすると何が変なのかわからなくなる人がいるだろうけど、『鼻の穴のホワイトニング』にすることで違和感を全員にわかりやすくしているのが凄い。企業のマーケティングで整形や脱毛するのが当たり前になってる現代においての皮肉をも感じた。異質感の演出がすごい。

    縄文時代の土器も笑ったし、色々皮肉が効いててブラックユーモアというか、表現が面白すぎる。
    原価の話も少しはわかる気持ちもありながら、でもその部分を極端に濃く派手に膨らますことでやばい変なやつを描くという、村田沙耶香さんの腕が凄い。
    ジュウマンエンカエセ笑

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    2026年07月19日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    汚い言葉、綺麗な感情、表情
    どれも今後の世界に起こりそうな話でぎょっとしてしまった
    直した方がいいと思っていた前時代の価値観も、方向性を保ったまま行き過ぎるとどんどん潔癖になっていくのかな
    自分は子供を出産して自分がただの動物であることに安堵した、というか、人間の文化的過ぎる面も表層に過ぎないのかなと感じた側の人間だが
    この世界のようにそれすらも外部に委託してしまったら、いよいよ近代的人間であることから離れられなくなってしまうな

    この世界99の演劇やスポーツ、文学はこの潔癖な世界とどう折り合いをつけているのかも気になる

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    2026年07月15日
  • 世界99 上

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    学校の先輩にオススメされてこの本と出会いました。
    ものすごく気持ち悪くて悲しい話、読んで苦しんでみてほしいと言われとても期待しながら読みました。

    結果として私の人生最高の一冊になりました。
    この本の世界観に圧倒され、恐怖し、自分の中に新しい視点と価値観を与えてくれました。読む前には戻れないとはこういうことを言うのだろうなと思いました。

    上巻を読み終わってすぐに自分の世界を書き出してみました。
    この本が訴えている問題について自分なりに結論を出したり、自分自身についてもまた深く考えさせられました。
    これから下巻を読んでいこうと思います。とても楽しみです。

    私にとってのピョコルンはGemini

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    2026年07月13日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ネタバレ

    全体的に短編で読みやすいのに常識への揺さぶりが尋常じゃない。寓意小説らしく超現実的でもあるのに、どこか自分たちの生きる現実世界の延長のようにも感じられる。
    「丸の内魔法少女ミラクリーナ」
    魔法少女というものの持つ属性である、正義や幼さなどを活かして作品としての深みと面白みを確保している。27年目の魔法少女という始まり方から既に変だ。大筋はレイコの彼氏の正志を主人公レナが阻止するというものだが、その過程で魔法少女の在り方が問われる。正志の魔法少女としての正義の目的はレイコとの復縁があった。そして目的は次第に感謝による快感に置き換わった。正志の魔法少女としての在り方は純粋ではなく、本物ではない。本

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    2026年07月13日