村田沙耶香のレビュー一覧

  • 生命式

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    とても興味深く読んだ。
    「生命式」「素敵な素材」はグロい描写に参ったが、ここまで書けるのがえらい。
    「生命式」は「殺人出産」と同様、高級な倫理学小説だ。同じ枠組みの小説なので、ワンパターン感は否めない。「孵化」も「コンビニ人間」と同じだなあ。
    「二人家族」は、結婚の哲学小説。

    一番好きだったのは、「魔法のからだ」。高度なセックスの哲学小説だと思うし、メッセージも素晴らしい。

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    2025年11月19日
  • 信仰

    購入済み

    やっぱりすき

    コンビニ人間から村田沙耶香さんのことを知ってそこからずっと大好きです。その中でもほのぼのと楽に読める本でした。

    #シュール #笑える

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    2025年11月15日
  • 生命式

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    「生命式」と「素敵な素材」でガツンと正常とは何かを問われた。
    「素晴らしい食卓」で、多様性を認める行動の気持ち悪い一面が書かれていて印象に残った。
    多様性は混ぜたらいけない。

    無意識にしてしまう正常と異常の線引きを考えさせてくれる短編集でした。

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    2025年10月28日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    当たり前のこと過ぎて、誰もが見逃してしまう事柄を掘り起こしてきて、光を当て、常識とされるものをひとつずつ裏返していく。人が持つ感情ですら、その対象となっていく。突拍子もない話に見えて、妙に納得してしまう。

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    2025年10月22日
  • 絶縁

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    絶縁という言葉が胸に刺さる物語です。
    特に村田沙耶香の短編は、日常の中で人と人との距離がどんどん遠くなっていく様子を、まるで冷たい風が吹き込む部屋のように描いています。私たちの生活にも似た閉塞感が漂い、そこから逃れたいけれど抜け出せないジレンマがリアルに感じられました。
    特に「普通であること」の意味を改めて考えさせられ、登場人物の孤独や痛みがまるで身近な誰かのつぶやきのように響きます。社会との絶縁、それに伴う心の痛みや喪失感を繊細に表現し、自分の周りの人間関係を振り返るきっかけにもなる一冊です。
    すごく後味悪くて好きです。

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    2025年10月19日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読んでいるときは主人公たちが強烈だけど、読み終わると周囲からは単に印象の薄い人くらいに見えていたんだろうなと考えた。
    普通に見えるから教師が面倒な関わり方をしてきたり恋人が次々に出来たりをするのだろう。
    愛菜ちゃんも突表紙なく思えるけど周囲との関わり方を見ると、やっぱり普通の範囲内で可愛らしい人に見えそう。
    裏の顔とか内心が怖いなって感じた話。

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    2025年10月17日
  • ご本、出しときますね?

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    BSジャパンのテレビ番組の書籍化。オードリー若林さんがMCする番組が好きな自分にとっては、読み進めてると声が聞こえてきそうな錯覚に陥った。作家の知らない一面が見えてとてもおもしろかった!読んだ章の中では村田沙耶香さんの変人度が群を抜いていた笑

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    2025年10月15日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ああだこうだ、気に入らない、もう読まないとグジグジ言い続けながら、新刊書が出る度に村田作品を購入していることに気が付いた。つい先日も、本屋で「世界99」を発見した時も、知らないうちに上下巻を持ってレジに並んでいた。半年前にダ・ヴィンチ4月号で村田特集記事が組まれ、全著作が紹介されていた。おやおや、2015年以降に出た本は殆ど読んでいる。本書ミラクリーナは題名が村田作品と思えないくらいライトだったので一寸見逃していたが、ダ・ヴィンチの特集で気が付いて読む気が徐々に上がっていった。なんだ、結局なんやかんや言って読むんか~いと指摘されそうだ。

    村田作品は、いずれの作品でも村田流の独特な言葉の選択、

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    2025年10月05日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    知らず知らずのうちに自分の中で凝り固まっている「普通」「常識」がひっくり返され破壊されるのが村田沙耶香を読む醍醐味であり、小説を読む醍醐味だと思う。表題作と「変容」が良かった。

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    2025年09月25日
  • 私の身体を生きる

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    様々な『自分の』性との向き合い方について書かれている。メタ的な性との向き合い方でないのは、女性の作家たちだからだと思う。
    女性も誰かの性を搾取することもあるだろうが、しかし圧倒的に搾取される側であり、自分の生命と性とが紙一重に近い存在だと思い知る。
    アンソロジーの最初の島本理生さんの作品が個人的ににとても響いた。
    なぜ自分の性と向き合うだけで傷ついてしまうのか。男性も同じなのだろうか。傷ついたことを思い出さないで自分の性について語れる人間がいるならば、どんな人生なのか知りたいと思う。

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    2025年09月20日
  • マウス

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    小学生女子の閉鎖的な空気感。
    過剰に空気を読めてしまう主人公。
    過剰にクラスから浮いてしまう子。

    人格とは、生き方とは。

    主人公に共感しながら読み進めた。
    私も「彼女」のように生きたい。

    ガールミーツガールの名作。

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    2025年09月09日
  • 絶縁

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    「絶縁」をテーマに、アジア各国の若手小説家の短編を集めた本。めちゃくちゃ面白かった。

    最初に柚木さんの短編でガツンとやられ、東京タワーに似た色合いの鉄塔を見ると少しゾッとしてしまうようになった。
    各国の性質がかなり色濃く出ていて…これからアジアの文学を読んでみたいと思った。

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    2025年09月07日
  • タダイマトビラ

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    村田さんの言葉の作り方が好き。そして、よくここまで解像度を上げて物事を見れるなと思う。イカれてるのに、何故ここまで安心感に包まれるんだろうって不思議な読後感。

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    2025年09月02日
  • マウス

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    掃除用具入れの「扉」を開けて安心できる閉ざされた異空間に逃げ込むように入っていった小学五年生の瀬里奈、その「扉」をくるみ割り人形を無理矢理読んで聞かせることで中から引き摺り出した律。
    無理矢理こじ開けられた事でマリーになることが出来た瀬里奈は救われた気持ちだったのかはわからない。
    律はその時の光景を思い出して大人になってクローゼットの隙間に異空間への繋がりを無意識に求めていたのかもしれない。そしてクローゼットの中に閉じ籠る事で少しだけ安心できる感覚を少し理解出来た。それは「扉」を開けてクローゼットに入る事で自分の中の「扉」を開けたのかもしれないし、間接的に瀬里奈が「扉」を開けてくれたのかもしれ

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    2025年08月25日
  • 私の身体を生きる

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    女性作家、芸術家たちの生と性、身体をテーマにしたエッセイ集
    自分も漠然と感じてた「女性であること」への違和感、敵対心、恐怖、いろんな言い尽くせない気持ちをそれぞれの人が言語化してくれるよう
    現代日本で高らかに女性讃歌を謳うのは難しいことを痛感する
    それでも次代はと願いたい

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    2025年08月10日
  • タダイマトビラ

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    ネグレクトで育つた少女(小学生)が早く大人になって家を出たいと願いながら成長する物語
    同じ様な内容は沢山あるが流石!
    村田沙耶香さんの作品はハマる。

    独特な気持ち悪さ満載だけど
    母や主人公や弟の気持ちがわかる気がしたり個性がちゃんと描かれていて

    最後は個性がぶっ飛び過ぎてちょっとわからなかったですがこれも作品の個性として大満足。

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    2025年08月10日
  • コンビニ人間

    匿名

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    難しい言葉はひとつもなく、とても読みやすい本でした。読み終わるのも一瞬で、そこまで長い話ではないが、この短い話の中でとても考えさせられるものが多くありました。人生のうちに一度でいいから読んでみてほしい本のひとつだと感じます。

    #深い #タメになる

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    2025年08月09日
  • 消滅世界

    購入済み

    今日も私を狂わせる

    ホントに同世代ですか?
    聞きたくなるくらい、ココロをかき乱してくる。解説にもあるが、まさにディストピア。爽快ではないのに、再読したくなる。

    #シュール

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    2025年07月31日
  • ハコブネ

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    ネタバレ

    男女という性を受け止めて生きる人、自分にしかない性を見つけようとする人、万物を宇宙の一つとして捉える人のそれぞれの生き方を描いた作品。私たちが生きている社会は所詮人間が生きやすいように作ったルールなだけ。誰しもが少数派でもはみ出し者でもない。どんな生き方を選択しても、ただその人が生きやすいような道を見つけただけ。

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    2025年07月28日
  • 変半身

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    ネタバレ

    変な島の信仰から逃れたと思ったら、その信仰は全て作り物だった。でも、作り物の信仰と分かっててもそれに縋り付く村人に耐えられず主人公は脱走。と思ったら、また島と主人公は新たな文化を信仰するようになる…
    人って、集団で信じることのできる当たり前の世界がないと自我を保てないのかもと思った。村田沙耶香ワールドでよくあるテーマだけど、やっぱり面白い

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    2025年07月28日