村田沙耶香のレビュー一覧

  • 世界99 下

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    上巻でら白藤さんだけがまともに見えていたが、周りが変わるとこんなに異質に見えるようになるんだな

    空子は性格がないからか、本作の中で一番世界を客観的に見えている様に思った

    「他人のかわいそう」は娯楽ってのは確かに分かる部分はある

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    2025年12月20日
  • コンビニ人間

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    主人公の感性がおもしろい。コンビニの一部とか、話し方が周りに影響されているとか。恋愛に関しては全く理解できないし、本気で言ってるのがこわかった。

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    2025年12月20日
  • 消滅世界

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    これぞ村田沙耶香ワールド。

    家族や恋人や男女関係など、それに基づく世の中は複雑な連立方程式の様に成り立っていると思う。それを因数分解して、小さな要素にした後に新たに効率だけを求めた世界に構成し直したらどうなるか。
    今の世界は消滅して新たな世界に移行できるのか。
    千葉はそうなるんだなぁ。(笑)

    冗談はともかく、ある面で現代は実際にその過渡期にあるのかもしれないと思わされた。コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスを追い求めるばかりに人間らしさはどこか置いてきぼりにさせられ始めていないだろうか。
    家族や恋愛を面倒くさく感じながらも自分の都合にいい部分だけ求めていないだろうか。
    それを社会全体

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    2025年12月20日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    ミラクリーナのお話が可愛らしく、微笑ましさもあって特に面白かったです。
    友達っていいなぁと思えるお話でした。

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    2025年12月20日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    すごく面白くて一気に読んだ。
    社会に適応できない主人公が、自分なりに「普通とは何か」を考えて生きていく話。
    ただ、終り方としては結局救われなかった感がすごいから、バッドエンド寄りなのかなと思う。

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    2025年12月19日
  • コンビニ人間

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    なんとも独特な作品。
    が、しかしそれほど変な感じもしない。
    おそらく、主人公にとっての普通が世の中の普通でないってことは明白だけど、
    私個人としては、ありな生き方だなって思えてしまう。
    やりたいことがない、やれないと言ったほうが正しいかもしれないけれども、そのコミュニティの中で価値を出しながら、熱中し充実してると自分自身が思えるならいいんじゃないって思う。

    ページ数もそんなに多くないし、とても読みやすい本でした。

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    2025年12月19日
  • コンビニ人間

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    『コンビニ人間』は、「社会」という枠組みの中で生きることの息苦しさや焦りを鋭く描いた作品だと感じた。私は普段から、社会の求める「普通」や「正解」に合わせて生きていくことに強い窮屈さを感じているため、物語の根底に流れる違和感に深く共感した。

    作中に登場する主人公と白羽は、どちらも社会の枠組みから外れた「あちら側」の人間として描かれている。しかし、二人の生き方は対照的だと感じた。主人公は、人間社会そのものには適応できないものの、「コンビニ店員」という明確な役割に自分を当てはめることで、生きる理由と居場所を獲得している。一方、白羽は社会に対して強い理想や期待を持ち続け、その枠組みに適応しようとする

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    2025年12月18日
  • 殺人出産

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    好みがわかれそうな作品。表題作の展開と結末は少し物足りないと感じたけどどの話も面白かった。
    特にトリプルの価値観とか面白い。性的描写が苦手な人には向かないかも。
    清潔な結婚とか笑ってしまったんだけど!!

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    2025年12月18日
  • 消滅世界

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    家族や恋人の形、性欲への対処など村田沙耶香さんならではの世界観に圧巻。
    切り離せない人間の生と性。あるシステムなるものも面白い。

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    2025年12月18日
  • コンビニ人間

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    主人公は一般社会の中で見たら周りから変に見えるかもしれないが、このような人がいるのは理解できるし、型にハマるのがその人にとってやりやすいことがあるというような、共感できる部分も多々ありとても面白い本でした。

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    2025年12月18日
  • コンビニ人間

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    面白かった。社会から隔絶されている気持ちになる時もあるし、自分も社会だと感じる時もある。働くことをちょっと楽しめるかもしれない。読み終わるまで2時間くらいだったと思う。

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    2025年12月18日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    読んでたら頭の中おかしくなりそう
    登場人物も田舎の雰囲気も工場もなんか全部がちょっとずつ変な雰囲気を纏ってて洗脳されそうなかんじ、、
    最後はめっちゃグロい

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    2025年12月17日
  • コンビニ人間

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    この世が生きづらい人が、必要とされたいという思いから、役割に囚われ悪化していく話
    わかってもらいたいだけなのに、周りと違うというだけで敬遠される悲しさ

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    2025年12月16日
  • ご本、出しときますね?

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    本好き芸人であるオードリー若林と小説家達とのトーク本。小説家であっても一人の人間。人の面白さから読みたくなった本が沢山ありました。
    書き手の面白さから本を手に取りたくなる一冊。

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    2025年12月16日
  • コンビニ人間

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    これほど読後感が最悪な小説は初めて。
    胸糞で救いはなく、正直嫌い。
    ただこれほど感情を揺さぶられるのは良い本である証拠だと思う、、

    いわゆる普通である人間などいるのか?
    自分も異常だと思ってるとこあって、普通でありたい/いなきゃ みたいな強迫観念はある。人付き合いとかも普通であろうと無意識にしちゃうし。
    それを痛烈に突かれた感じなのかも

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    2025年12月16日
  • 世界99 下

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    全ての人が幸せを感じるディストピアはディストピアなのだろうか?
    多くの人が幸せを感じるディストピアを作る誰かの世界があり,誰かの意思で多くの人が幸せを感じるように強制されたディストピアはディストピアなのだろうか?
    その多くの人の幸せは幸せなのだろうか?
    幸せとはなんなのだろうか?

    少なくとも「らく・楽」ではない.

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    2025年12月16日
  • コンビニ人間

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    わたしも普通じゃないってよく言われるけど、じゃあ普通ってなんだろうな〜と考えながら読んだ。それも主人公がコンビニだけでは「普通」でいられたように、わたしもどこかのコミュニティでは普通で、どこかのシチュエーションでは異物なんだろうな。だれが普通を決めて、異物を「受け入れる」ことを選んでるんだろうなー

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    2025年12月16日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    読みやすい短編4つ。
    どれも面白いテーマを扱っているが、短編なのでピーク前に終わってしまう。その後を想像させる余韻がいいけど、書き切ってほしかったな。
    ラストの変容は世界99にも通じるところがあって好き。流行と集団催眠の違いを考えてしまう。

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    2025年12月16日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    読み終わると、ある種ヒーローのもののオリジンみたいに思えてきた。主人公は立派だと感じたし、共感する事も結構あった。

    ホラーっぽく感じるも、主人公としては完全にハッピーエンドだ。甥っ子への心情を考えると、子どもを作らない選択は正解かな...(それでも、白羽の義妹は失礼過ぎるけど)

    白羽がかなり不快なのに、出番多くてゲンナリ。一部言う事に理解は出来るけど、他人の見下し具合や女性蔑視はダメだ。でもリアルにいるんだよなこういう人...。

    普通の登場人物は1人もいなかった様に思える。普通ってなんだろうね。

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    2025年12月16日
  • 信仰

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    表題作ほか幾つかの作品に強く惹かれました
    基本的に人間というものに期待していない作者らしい作品集です

    「信仰」はそれに加えて突き抜けたユーモアもあり、Netflixあたりでドラマ化を希望!

    本の概要

    「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」

    好きな言葉は「原価いくら?」
    現実こそが正しいのだと強く信じる、超・現実主義者の私が、同級生から、カルト商法を始めようと誘われて――。

    世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の11の短篇+エッセイ。
    表題作は2021年シャーリィ・ジャクスン賞(中編小説部門)候補作に選ばれました。

    文庫化にあたり、短篇小説「無害ないきもの」「残雪」、エッセイ「いか

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    2025年12月16日