村田沙耶香のレビュー一覧

  • 地球星人(新潮文庫)

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    現代社会に馴染めない生きづらさ。それを、自分自身を宇宙人と信じることで何とか生きている主人公。
    最初は、現代の価値観を疑っているだけだったので良かったが、最後に価値観が暴走したことで、人間を辞めてしまった。そこに驚き。何だか、話がひっくり返されてしまったような感じがした。それとこれとは話が違うじゃん、みたいな。
    私は、主人公が最後までどう「工場」に残るかを期待していたことに気づかされた。私もまだまだ常識にとらわれていると思った。

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    2026年08月13日
  • 世界99 上

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    村田沙耶香ワールド全開なストーリーにわくわくが止まらなかったです。

    世界によって自分を使い分けてるのすごく共感できたのですが、実際知らず知らずのうちに分裂してますよね。私がはじめて分裂したのは、多分保育園の時だったから、空と一緒だなと思って読み進めてました。

    1番驚いたのはピョコルンの大きさ。
    私なんとなく手のひらくらいの(モフリンのような)サイズ感だと思ってたので、びっくりしました。
    下巻も楽しみです。

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    2026年08月12日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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     名前から惹かれて、表紙もすごく可愛かったから購入した。前回の「コンビニ人間」も面白かったが、「丸の内魔法少女ミラクリーナ」はポップなため、笑いながらも、社会問題を抑えてるなと印象があった。
     「人は見た目ではわからない。でも、本当はみんな鞄の中にそんな秘密を潜ませているのかもしれない。つり革につかまってしゃべっている50歳くらいのおじさん二人はほんとはなんとかレンジャーのレッドとブルーで、・・そうだといいな思ってみてると・」が自分たまに考えちゃうなと笑ってしまった。
     「それが正義だと思ってた。でもさ、大人になるとわかるけど、正義なんて結局は善意の押し付けでしかないじゃん?」ポップな作品なの

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    2026年08月12日
  • 世界99 上

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    これだけ非現実的な世界観をここまで生々しく描けるのは天才の成せる技だなと。
    ただ、ここまで激しくはないが、現実世界でも空気を読んだり人に合わせたりすることは皆多々あって、ある意味世界①、②など無意識に作っているなと思った。
    村田さんに『世にも奇妙な物語』の脚本を書いてほしい。絶対面白い。

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    2026年08月12日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田沙耶香節にハマるきっかけになった本
    無垢な文体なのに、ぐんぐんとマッドな世界に引き込まれる
    地球人からしたらフォリ・ア・ドゥ?
    宇宙人からしたらどっちも同じだ

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    2026年08月11日
  • 授乳

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    とってもとっても難しすぎる!だけど相変わらず難しすぎて理解ができないところが…。だけどコイビトの最後はゾクッと背中に来るものがあって、手放そうとしても離れなれない、依存のようなものに恐怖を感じた。

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    2026年08月11日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    命とは何か、がテーマ
    「命が大切」っていう時に、個々の命が大切なのか社会を維持する装置として命が一定数存在することが大切なのか。
    「常識」はグラデーションで時代と共にどんどん変化しているはずなのに、みんなそれに気づかない。常に今が絶対正しいと思ってる。それは信念と言えるのか。
    後半の短編ほど性的描写が生々しかった。

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    2026年08月09日
  • 信仰

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    ネタバレ

    村田沙耶香さんの短編、エッセイ。
    コンビニ人間しか読めてないけど、この方の感性の鋭さとか、周りに溶け込まない違和の雰囲気は、凄く独特で魅力的です。

    標題の「信仰」は特に良かった!
    ぼくも、マルチを馬鹿にしている所はあるけど、ブランド物にロマンを感じたり、テーマパークに心踊らせたりは普通にするし、それらに何の違いがあるのかは、確かに分からない。
    これらを「信仰」と括って、カルト教団の物語に仕上げるセンスには脱帽するし、ラストのめちゃくちゃな展開には、不気味さ、爽快感、馬鹿馬鹿しさ等いろんな感情を掻き立てられました。
    最高に面白かったです。

    あとは、「書かなかった小説」も好きだな。
    設定の斬新

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    2026年08月07日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    人にはおすすめできないけど
    気持ち悪いが故に読み進める手が止まらなかった
    そういう意味ではすごく面白かった

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    2026年08月05日
  • 殺人出産

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    殺人出産: 10人産んだら1人殺せるらしい。殺される人のことを愛しているのかと思ったらそうではなく、ただ憎い人を殺すらしい。でも殺される人はリスペクトされながら?逝くらしい。うーん、殺される人に選ばれるほど人から憎まれているのにリスペクトを受けるっていうのがしっくり来ないなーーまあ現世を生きる私にしっくりくることはないか。
    産刑っていうのが面白いなと思った。罪人の子供とか今だったら嫌煙しそうなものだけど、人格の遺伝とかそういう概念が否定された世界なのかな。

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    2026年08月04日
  • 殺人出産

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    10人産めば1人殺していい世界になった日本の話。ぶっ飛んだ設定なのに生々しくわかりやすいのはさすが村田沙耶香さん。
    短編の余命も良かった。自分の常識は常識だと思い込まされてるのかもしれないとか考え出す代物。怖いし気持ち悪い。好き

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    2026年08月01日
  • 生命式

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    ネタバレ

    「生命式」「素晴らしい食卓」「孵化」の3つが個品的には好きでした。まさに村田沙耶香さんって感じの内容。

    いつもですが、登場人物(主人公?)の振る舞いや雰囲気は、どこか狂気じみてはいるものの、なぜは自分と重ねてしまうところが多いです。だからこそ物語に引き込まれてしまうのですが、自分にはこんな一面もあるのかな、と思うと少し怖くなることも、、汗

    まだ世界99は読んでいないので、読みたくなりました!

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    2026年08月01日
  • 変半身(かわりみ)

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    ありそうでなさそうな。なさそうでありそうな。
    そんな世界のお話。

    誰もがもっている
    心の隙間や空白 盲信と猜疑心で揺れる心
    それを自覚させられる感覚でした。

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    2026年08月01日
  • 殺人出産

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    ありえない設定のように見えて、今後おこりうるかもしれないと思った。現在の倫理観として、許されることではないが、社会構造的には合理的な面はあるように感じた。

    最後の主人公はどういう心情でその決断を下したのか、自分の中で色々と思いを巡らせている。

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    2026年08月01日
  • 変半身(かわりみ)

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    ネタバレ

    ポーポーポーポーポーポー、ポーポーポーポーポーポーポー。ポーポーポーポーポーポーポー、ポーポーポーポー、ポーポーポーポー、ポーポーポーポーポーポー。ポーポーポー、ポーポーポーポーポー!
    ポー、ポーポーポーポーポーポーポーポーポーポーポー。ポーポーポー、ポーポーポーポーポー。

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    2026年07月31日
  • 信仰

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    変で人間くさい話、SF、エッセイとジャンルが幅広くて驚いた。
    短い話も多く読みやすかった。
    現実とフィクション、絶対正しいこととカルトの境界の曖昧さで包まれていた。

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    2026年07月30日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    結局輪廻みたいに回り回っていくんだろうな……
    楽園が本当にできても、その中からまた新たな異常が現れて、またアダムとイブみたいに、(今とは違うかもしれないけど)新たなセックスをして追放されていくんだろう。
    そうやってまた異端から、小さな世界を作っていくのかもしれないよね、今の地球みたいな。
    ダメだと言われたり、こうあるべきだというのを、守れないのも人の姿だと思うから、常に新たな発狂をする個体は、生物である限り生まれうると思う。
    そういう意味では、理想のユートピアは人が生物である限り作れないと思う。

    村田先生の作品を読むたびに、あらゆるものが相対的なんだなと思わされる。
    正常と異常とか、絶対的な

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    2026年07月30日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村田沙耶香ワールド爆裂。人間のルールを俯瞰して観察し、斜め上の切り口から読者へ差し出してくる作品だった。結婚・出産を当然とする社会への懐疑や、現在の多様性の議論でも光が当たりにくい関係や欲望を扱い、肯定とも否定とも言い切れない問いを残してくれた。

    後半若干展開についていけなくなったが、
    作品から「普通を壊していくと、一気についてこられなくなるでしょう。では、あなたが守りたい普通と、壊したい普通の境界はどこですか」と文章で殴られたようだった。

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    2026年07月26日
  • ハコブネ

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    何作品か読んだ村田さんの作品の中では割とソフトな雰囲気で読みやすいと思います。
    女性の三者三様な性と生き方がさすが村田さんといった感じでした。

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    2026年07月23日
  • 授乳

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    女性の描く女性の話って赤裸々でおもしろい。
    官能的な話よみたいからタイトルに釣られて買ったけど良かった

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    2026年07月22日