村田沙耶香のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
『コンビニ人間』などの著書で有名な村田沙耶香さんのエッセイ。
“脳世界”というワードに惹かれ、つい手に取った。
1話が見開き4ページぐらいの量なので、隙間時間にちょこちょこ読みすすめられるのがよい。
勘違いが多い、つい周りを見てから動いてしまう、数字に弱い…など私にとって「それそれ!」と共感できることが多かった。
村田さんは今までの人生エピソードを赤裸々に淡々と書いている。
それは「わたしだったら恥ずかしくて自己開示できないな〜」という内容も含めて。
それだけ小説家という職業は、自分とたくさん向き合い、自己開示できるぐらいまで自己のエピソードを昇華させていくのだろうと思った。 -
Posted by ブクログ
周りの人たちの雰囲気や空気を読んでキャラをちょっと変えてみたり、浮かずに言いたいことを伝えるために声の強さやトーンを変えてみたり、こんなことはみんな普通にやっているはず。
そんなことをしながら、本当の自分はちゃんと確かにいるってなにも考えずに信じていたけど、本当にそうなんだろうか?
周囲を気にして合わせたり、自分のモヤモヤを発散するために周りに同調しているうちに、本当の自分の気持ちが分からなくなっていることって、結構あったりするんじゃないか。
自分の本当の気持ちが分からない人が集まる中で生まれる分断って、いったい何?
読めば読むほど、今自分の周りで起こっていることがどんどん分からなくなって、分 -
Posted by ブクログ
自分にもそんな一面があったなあ、と気恥ずかしくなる箇所が所々に見られる一冊だった。
「現実」に勧誘してしまうところ、生真面目すぎるところ、あの時に関わってた人たち、ごめんなさい。
小説を読むにあたってあまり著者のことを調べずに読むのだけど、希死念慮を抱えながら創作活動をされているとこの本を通して初めて知った。
「ねんりょ」と表現しているのもとても興味深かった。
大人が許容できる範囲の個性、多様性という言葉の扱い方、誰しも経験しているような体験を言語化されていて、こんな風に言葉を使って表現できるようになりたいと感じた。
特に好きだったのは最後の展覧会。どの一節が?というより作品全体が纏う -
Posted by ブクログ
ネタバレ【あらすじ】
思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…⁉
30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々――「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。
女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。
・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!
・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は -