村田沙耶香のレビュー一覧

  • となりの脳世界

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    『コンビニ人間』などの著書で有名な村田沙耶香さんのエッセイ。
    “脳世界”というワードに惹かれ、つい手に取った。


    1話が見開き4ページぐらいの量なので、隙間時間にちょこちょこ読みすすめられるのがよい。

    勘違いが多い、つい周りを見てから動いてしまう、数字に弱い…など私にとって「それそれ!」と共感できることが多かった。


    村田さんは今までの人生エピソードを赤裸々に淡々と書いている。

    それは「わたしだったら恥ずかしくて自己開示できないな〜」という内容も含めて。
    それだけ小説家という職業は、自分とたくさん向き合い、自己開示できるぐらいまで自己のエピソードを昇華させていくのだろうと思った。

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    2026年01月11日
  • 生命式

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    初めて読んだ村田沙耶香さんの作品。

    短編集でもしもの世間の常識。
    今の現実では考えられないモノだけど、10年、20年でも大きく常識は変わっていくのだからもしかしたら‥‥?という気持ち。
    人によっては結構気味が悪いかもしれないが、私はかなり興味引く内容でした。

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    2026年01月10日
  • 消滅世界

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    最初の方は、読むのしんどい!が、254ページあたりから一気に面白くなる!街のみんながお母さん。男も女も若いのも年老いたのも。正常が異常。

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    2026年01月10日
  • 世界99 下

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    周りの人たちの雰囲気や空気を読んでキャラをちょっと変えてみたり、浮かずに言いたいことを伝えるために声の強さやトーンを変えてみたり、こんなことはみんな普通にやっているはず。
    そんなことをしながら、本当の自分はちゃんと確かにいるってなにも考えずに信じていたけど、本当にそうなんだろうか?
    周囲を気にして合わせたり、自分のモヤモヤを発散するために周りに同調しているうちに、本当の自分の気持ちが分からなくなっていることって、結構あったりするんじゃないか。
    自分の本当の気持ちが分からない人が集まる中で生まれる分断って、いったい何?
    読めば読むほど、今自分の周りで起こっていることがどんどん分からなくなって、分

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    2026年01月10日
  • 消滅世界

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    『世界99』の衝撃が忘れられなくて読んだけど、まさかの10年前の作品!?
    10年前にこの世界観を描いていたとは!村田沙耶香さんの頭の中はどうなっているんだろう。そこからさらに『世界99』へ進化してるのもヤバすぎる。
    改めて凄い作家さんだと思った。

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    2026年01月09日
  • 信仰

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    自分にもそんな一面があったなあ、と気恥ずかしくなる箇所が所々に見られる一冊だった。
    「現実」に勧誘してしまうところ、生真面目すぎるところ、あの時に関わってた人たち、ごめんなさい。

    小説を読むにあたってあまり著者のことを調べずに読むのだけど、希死念慮を抱えながら創作活動をされているとこの本を通して初めて知った。

    「ねんりょ」と表現しているのもとても興味深かった。

    大人が許容できる範囲の個性、多様性という言葉の扱い方、誰しも経験しているような体験を言語化されていて、こんな風に言葉を使って表現できるようになりたいと感じた。

    特に好きだったのは最後の展覧会。どの一節が?というより作品全体が纏う

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    2026年01月08日
  • 殺人出産

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    設定が面白く、こんな世界ありえないだろうと考えながらも、どこかリアリティを感じさせるような設定に読む手が止まらなかった。
    生と死を主に扱っている短編集。
    清潔な結婚という話の描写で笑ってしまった。
    人に勧められるような作品ではないと思った。

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    2026年01月07日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    何この小説!最初から最後までずっと心がざわざわ、しんどい、な内容だった。
    どうやったらこんな内容が思い浮かぶんだろうと本気で気になった。
    ものすごい読書体験をさせてもらった作品。

    「巣」「人間工場」っていう考え方、奇妙だけど絶妙に分かるというか、確かにって思ったりもした。

    けど、とにかくずっとしんどい。
    とりあえず、しばらく心に残りそうな気がしている。

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    2026年01月07日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    一気に読んだ。
    終盤少しファンタジーになって緊張感が薄れてしまった。
    自分の奥底にあるものを出せたわけだからすごいことには変わらないんだけど、読者から離れて行ってしまった感は否めない

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    2026年01月04日
  • 消滅世界

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    ぎょええ
    村田さんの本、恐る恐る初めて読んだ、、
    家族愛と性愛が結びついてる違和感は私にもあるので、それを夫婦間の性行為=近親相姦とするのは面白いなあと思ったけど、、
    最後の方は「家畜人ヤプー」を初めて読んだときくらい気持ち悪かった、褒めてます

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    2026年01月03日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    思春期なんて、とっくに卒業したと思っていたのに…⁉
    30歳を過ぎたころから起こる、さまざまな「身体の変化」や「心の揺れ」にとまどいつつも向き合う日々――「大人の思春期病」をテーマに、大好きな女友達とおしゃべりするように書きとめたエッセイ。
    女性誌「anan」で連載し、多くのアラサー女子の共感をよんだ初エッセイ集の文庫化。

    ・「結婚願望はないです」と答えていた若かった自分を反省して、「機会があったらしてみたい」と答える今日このごろ。大きな成長、この変化が嬉しい!
    ・自意識が邪魔して、FBやmixiにほとんど意味のあることを書きこめず。SNSにお洒落な写真をアップロードできる日は

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    2026年01月01日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    普通とは何か。常識とは。自分とは。人生とは。
    そんな事を考えさせられる。
    地球星人寄りな人が読むとまったく評価が変わりそう。
    おそらく誰しもどちらの星人の目も持っていて、濃淡があるだけだと思う。

    後半から面白くなるので、前半の子供時代の話は我慢してほしい。
    常識にウンザリしがちな人は読んでみて欲しい。
    あるいは誰かと価値観のすり合わせに苦労した時とか。

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    2026年01月01日
  • 私の身体を生きる

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    面白かった。
    言葉にできなかった違和感が処理されていくようなエッセイたち
    女性として生きるって、嫌なこと理不尽なことあるけど、悪くないよなあと思えました

    痴漢や性被害みたいなことだけでなく
    日常的なコミュニケーションの中で感じる不快さとか違和感とか、そういうのある〜わかる〜みたいなのたくさんあったな
    これは男の人が読んだらどう思うんやろう?

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    2025年12月29日
  • 信仰

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    「信仰」とは、神や仏などの神聖なものを信じ、尊ぶこと、であるらしい。
    信仰に支配され、その対象以外への全ての信仰を否定したとき、こうやって世界は進んで行くのかもしれない。

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    2025年12月28日
  • 殺人出産

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    なかなか奇抜な設定だった
    人の性と出産そして死を分けて、いいとこ取りするのは難しい気がした。正解はないし、どれがいいとか悪いとかでもない。
    世界の基準が変われば、そこにいる人々の普通も変わる。それをどのようなものとみなして、どう付き合っていくかが世の中を作ってるんだなあって感じた。

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    2025年12月28日
  • 消滅世界

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    ネタバレ

    朔君は“あっちの世界”ではかなり思い悩んでいたが、逆に雨音は元気にやっていた。朔君にも雨音のお母さんの"呪い"があれば、そこまで思い悩むことなくやっていけていたのではないか、とふと思う。

    お母さんの"呪い"に思い悩まされていた主人公だが、それがなかったとしても社会の規範や刷り込みなど、別の呪いがきっとあるのだろう。
    雨音がお母さんの呪いに救われていた部分もきっとあるはず。

    結局どの呪いにかかるかなのか。
    全部正直な感想を書くと、自分にかかっている呪いがバレる…!そんな作品だったな。

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    2025年12月27日
  • 消滅世界

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    なんか凄いものを読んだな。
    楽しいや面白いという感情より、展開が全く想像できなくて夢中になった。

    ありえない世界だけど、人の感情の揺れ方がリアルで変に現実感があった。

    恋愛関係を持たない合理的な結婚は、それはそれでありなような気もした。でも、さすがに「子供ちゃん」は気味が悪いと思った。

    無駄なものを減らすほど、人間は動物に近づいていくような気がした。

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    2025年12月26日
  • 消滅世界

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    SF小説でしょうか。考え方を変えるだけでこんなにも世界が変わってしまうのは、当たり前なんだけど恐ろしい。この世界が正しいのか、生態系的に間違っているのかはわからない。けれど、ものすごく興味深くあり得なくない世界だとは思う。

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    2025年12月25日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田版「正欲」だなと思って読んでいたら、本作に影響を受けて書いたのが朝井氏の正欲とのこと。無知。
    当然ながら、同じ多様性を描く上でも立ち位置が朝井氏と異なる印象。そこがやや極端な描写にも繋がっているものと思料。

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    2025年12月23日
  • 殺人出産

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    どの話も自分では思いつくことのないような生と死の話だった。生々しい表現がより物語の良さを引き出していると感じた。特に殺人出産は殺人の描写が怖いと感じたし、トリプルや清潔な結婚は理解が難しかったがそんな世界があったかもしれないという点では生々しくも完成された世界だと思った。

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    2025年12月23日