【感想・ネタバレ】となりの脳世界のレビュー

あらすじ

デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、今まで気づかなかった勘違いに、コンビニバイトのこと。解説は矢部太郎が漫画で描く。

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Posted by ブクログ

村田さんのこれまでのエッセイや文章をまとめた一冊。最後の解説にもある通り、村田さんの頭の中は常識が抜けているようで、でもそんな自分の脳を隅々まで観察して言葉にしてくださるので、クスッと笑ってしまうエピソードや表現ばかり。

スポーツではいつも右側を応援したり、コンソメをコソソメスープだと思い込んでいたり、、
1番好きだったのは、ぬいぐるみに山田という名前をつけて可愛がりすぎて、山田依存症になり、しまいには予備の山田たちを買い込もうと考えるエピソード。

「誰かの脳世界を覗くのは、1番身近なトリップだと思います。ちょっと隣の脳まで旅をするような気持ちで、読んでいただけたら、とてもうれしいです」
これを読んで改めて、小説を読むことは、その作家さんの脳世界と繋がろうとしていることなのかもしれないと思いました。

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2024年11月21日

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ネタバレ

村田沙耶香さんのエッセイ。
幼少期から大人になるまでの、村田さんの独特で頭ひとつ抜けた脳世界を覗き見できた気分。
幼少期の頃の出来事や内面世界をここまで鮮明に覚え、書き起こすことができるだなんて…!
幼稚園から小学校低学年時代にあった恋愛感情なんて自分は全く覚えてない。
友達やご両親の発言や会話もリアル…村田さんの記憶力に脱帽。
くう太とわん太のお話が特に好き。
雑に名前を付けられ可愛いとも思えないわん太を不憫に思い、義理でくう太と平等に接しようとする優しさにたまらなくほっこり。

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2024年11月05日

Posted by ブクログ

村田さんのエッセイはやっぱりいいなぁ〜
ほっとする親近感もえっと思う意外性もちりばめられていて満腹感がある
誰かを通じて違う世界を摂取したいとあったが
私も村田さんの作品を通して違う世界を見続けたい

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2024年02月23日

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ネタバレ

めちゃくちゃ面白かった。
村田沙耶香さんの作品はぶっ飛んでいて、かつ完璧な世界観で、考えさせられる作品が多いので、何か日頃の、人と分かり合えない感性への鬱憤を強い意志を持って作品にぶつけて、社会に問題提起していたりするのかな、とか勝手に想像していた。

けれど、全然天然さんな一面が垣間見えたり、妄想好きで、温かい想像力と好奇心を持っている方なんだなぁ、と思った。ちょっとうちのお母さんに似てる。笑

完全に、今まで読んだことのある作品と、このエッセイから感じた私の想像なので分からないけど。。
そういう風にも楽しめるから、1人の作家さんの色んな作品を読んで、その人のエッセイを読むっていうのを、もっともっとしてみたくなった。

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2023年11月05日

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エッセイは普段読まないのですが、村田沙耶香さんのエッセイは面白いと知人からおすすめを受けて読んでみたのですが、面白くて面白くて満腹になりました!
わかるよなぁこれってあるあるもあれば、どんな頭の中ならこんなことを考えてちゃうのかなぁ、不思議に思うエピソードもあって共感と新鮮を同時に味わえるお得セットを味わった気分でした。
好きなエピソードを抜粋すると、ものまね宇宙人、
私たちにはなぜヒーローが必要なのか?
宝物の棒の想い出
4度目の出会い
走らせる人
などなど、です。ちなみにこれは共感の方です!

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2023年09月09日

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既出のエッセイをまとめた本で、トピックはさまざまなのだけど、村田さんの妄想とか勘違い、それゆえの気遣いなどが印象的だった。
妄想とか勘違いとかはなかなかぶっとんでいると感じたが、翻ってご本人はとても真面目そうで、そのギャップなどもろもろふくめてとても魅力的。面白かった。

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2023年02月12日

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『生命式』以来の村田沙耶香san。

読み終えた後、目の前の世界が変わる。デビューから15年、初の決定版エッセイ集ー。

村田sanの小さい頃、日常、好きなこと、散歩・旅することの4つについての脳の中。お気に入りは、「こそそめスープ」、「予約している村田のこと」等などたくさんありますが、一番は「謎スポーツ観戦」。直感で右側のチームを応援しているという斬新な回答とその理由。

村田san、愛おしすぎます!☆5獲得です☆
【おくダマ賞2022】

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2023年01月02日

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〜なぜ思春期を乗り越えることができたかといえば、「不完全な大人」らしき人が書いた、自分より絶望した人間の言葉が本の中にあったからだった。誰かが書き残した絶望が、私にとっては希望だった。〜

本当に思春期の頃の読書ってこれで、私にとっての「不完全な大人」は坂口安吾だったりヘミングウェイだったわけです。

こういう真面目な話から「親切エレベーター」など日常のこまかなあるあるや、読んでるだけで心身が整うようなスリランカの旅の話まで珠玉のエッセイが詰まった一冊でした。

この本をおすすめしてくれた友達にお礼と感想を話すのが楽しみ!☺️

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2022年09月18日

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村田さんエッセイ2冊目、こっちは面白かった!
まさに村田さんの脳内を覗きたかったのでありがたい
間違い感動の話が特にすき、やっぱ面白いなこの人笑

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2026年01月19日

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『コンビニ人間』などの著書で有名な村田沙耶香さんのエッセイ。
“脳世界”というワードに惹かれ、つい手に取った。


1話が見開き4ページぐらいの量なので、隙間時間にちょこちょこ読みすすめられるのがよい。

勘違いが多い、つい周りを見てから動いてしまう、数字に弱い…など私にとって「それそれ!」と共感できることが多かった。


村田さんは今までの人生エピソードを赤裸々に淡々と書いている。

それは「わたしだったら恥ずかしくて自己開示できないな〜」という内容も含めて。
それだけ小説家という職業は、自分とたくさん向き合い、自己開示できるぐらいまで自己のエピソードを昇華させていくのだろうと思った。

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2026年01月11日

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村田沙耶香さんのエッセイを読んだ。この人の作品は何をどうしたrこの角度から話を書けるのか、と思うけどエッセイを読むと少しだけ彼女の世界への眼差しがわかる気がする。
そんなことを考えたこともなかった、ということもあれば、大変おこがましいけど共感したり、私もそう思ってた!ということもあったり。
当然のことながらエッセイを読むということはその人の価値観をわずかに垣間見ることでもあり、一杯のコーヒーやコンビニのレジ袋にさえ、人それぞれの眼差しを知ることができる。私にはない眼差しを知ることはヒリヒリして心地がいいし、自分の尺度がすべてではないことをわからせてくれるから好き

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2025年10月19日

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特に好きな脳世界は
「初恋を手術した日」「わん太の目」
やってみたい(行ってみたい)のが
「着ない服愛好会の日」「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」

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2025年09月15日

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「ちょっと隣の脳まで旅をするような気持ちで、読んでいただけたら、とてもうれしいです。」

まさに村田さんの脳内にお邪魔してるような気分になった。
合間に読むのにちょうどいい分量と内容。
やっぱり村田さんって興味深い人だなー

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2025年02月17日

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何度も何度もクスクス笑いながら読み終わった。
村田沙耶香の脳内が垣間見える楽しいエッセイ。
一編の長さがちょうどよくて、飾らない文章と表現のお陰でとても読みやすい。
イラスト付きの空想のデートの章がとても素敵で
単純なタッチなのに細部を丁寧に描かれた絵柄が本当に可愛らしい。そして大笑いしてしまう。
解説を書いている矢部太郎の漫画も豪華なオマケだった。
村田沙耶香がますます好きになってしまう。

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2024年11月25日

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ネタバレ

「ムーミンのマグカップ」…デザインにストーリーを感じるところにとても共感した。
「正座が逆の人へ」…書いてある通りに想像してみたがいまいちピンとこなかったので実際に見てみたい。
「「走らせている人」たち」…並走させている人がいるのに驚き。各々どんなキャラクターを走らせているのか聞いてみたい。
「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」…イベントに参加したことはないが、真っ暗な空間にずっといると次第に慣れてきて、暗闇をてくてく歩く妙な大胆さを感じたことを思い出した。
「港区芝公園界隈」…から始まる4つの話が好きだった。日常と非日常の配分が絶妙で、いくら読んでも苦しくならない。挿絵も文字もホッとするしかわいい。このシリーズの本を読みたいくらい。

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2024年09月22日

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とても読みやすいエッセイ集です。
村田沙耶香先生らしい独特な視点で描かれています。
1番びっくりしたのは、ぬい活をしていることでした!
私もぬいぐるみやドールが大好きなので、大好きな作家先生も同じような嗜好を持っていることが嬉しかったです。
クスッと笑ってしまったエピソードもあり、ひとつずつのお話がとても短いので読みやすいです。
スキマ時間に少しずつ読むのにちょうど良かったです。

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デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。
小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、
今まで気づかなかった勘違いに、コンビニバイトのこと。
Twitterで話題の『「走らせている人」たち』も収録!

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2024年09月15日

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クレイジー沙耶香こと、作家の村田沙耶香さんが見ている世界を覗くことができるエッセイ集。
楽しく読めたけど、芥川賞受賞直後ぐらいにテレビやラジオで喋っていた時のお話のほうが面白かったかな。(ネットで検索すると出てきます)
改めてちゃんと文章で書くとこうなるのか、どこか周囲の人たちへの遠慮が感じられるんだよね。村田さんは村田さんなんだから、周りがどうあれ無理に合わせたり落ち込んだりする必要は全然なくて、もっともっとはじけちゃっていいと思います。
ちなみに一番好きなお話は電車で居眠りした際のエピソードでした。

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2024年05月05日

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最近、いろんな作家さんのエッセイを読むのが好きなのですが、この著者さんはちょっと特殊な思考の持ち主なのかな?と思いました。算数が苦手な人の考え方やちょっと自意識過剰気味の考え方、妄想が広がる感じの村田さんの頭の中は常に面白そうな感じと毎日大変だろうなという気がします。かなり個性的な方なので周りの人は大変だろうなぁと。自分とは違う人の脳世界に触れることは自分の常識と違った価値観を知ることに繋がり楽しいので、また、他の方のエッセイもたくさん読みたいと思いました。

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2023年04月16日

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村田沙耶香さんが大好きなので、日常を描いているこの本は村田沙耶香さんの人となりを知れてすごく好きだった

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2023年01月30日

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宮藤官九郎とか津村記久子とか土屋賢二とか比較的「ゆるい」系列のエッセイを読んだ後に手をつけたのもあって、全体的にカッチリした生真面目な文章と内容だなあ、というのが数ページ読んで伝わる。なんていうか小学校中学校で生徒会とか風紀委員とかそういうのやってる女子が学校誌に投稿(もしくは依頼を受けて書く)した文章ってこんな空気感かも、な。

この人の小説はまだ未読で「発想がエキセントリック」とは評判を聞いているので、その片鱗になりそうな、独特のこだわりが幼少期からある人なんだなというのを所々に感じた。

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2022年08月08日

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村田沙耶香さんの地球星人と信仰とマウスを読んで、繊細でいろんなことを深く考えて苦しむことも多い人生だったのかな?と勝手に感じていた。
しかしこの本で感じた村田沙耶香さんは、周囲の当たり前とかとは違う感覚を持ちそのことについて深く考えながらも、うちに閉じこもることなく新しい文化や世界を知ったり旅行をしたりする姿が印象的だった。
人の考えや行動を否定をしていないところもすばらしい、本当に世界が私と違って見えている、想像力を持って世界をみたらこんなふうに感じられるのかな。

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2026年01月29日

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著者本人がどのくらいたいへんに思っていたのかわからないが、村田沙耶香くらい名の売れた作家でも長いあいだアルバイト生活をしていたんだな、と思った。たぶん「コンビニ人間」で芥川賞を受賞するまで、そういう生活をしていたのではないか。
各エッセイには初出時の年月日が書かれており、受賞あたりから海外の文学祭に参加していたり、編集者に誘われて旅行してみたり、行動の幅が広がっているように見える。でも、ぜんぜんちがうかもしれない。

「コンビニ人間」で海外へ行ったときのエッセイで、小説の主人公に共感を覚える読者の話がある。村田沙耶香の小説は、かなり変わっているように見えて、その実は共感の原理で動いている部分も大きい。小説のすべてに共感できなくても、世の中とはちがう自分の変わっているところと共鳴する部分が小説内のどこかにある。このエッセイもその調子で書かれているし、小説よりも軽く読めて良かった。

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2026年01月24日

Posted by ブクログ

軽めのエッセイだなぁ、気楽に読めるなぁ、著者は年齢若めなのかなぁと検索してみたら同い年で驚いた。途端に読む目線が変わり、自分って、、ってなった。

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2025年04月15日

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ネタバレ

・人の脳の数だけ世界があることを考えると、なんて豊かで、奇妙で、素敵なんだろう、と胸が高鳴ります。誰もが、自分だけの奇妙で愛おしい脳を通して、世界を見ているということが、とても素晴らしいことに感じられるのです。

・私は歩く時、音楽を聴くのではなく、どちらかというと観ている。音楽から浮かんでくる映像を観るのが好きなのだ。

・毎日の生活の中で必死に大人を演じ、真面目に、まともに、常識的に、ルールを守って生きなくては、と肩に力が入って、いつの間にか心がガチガチになってしまっているとき。歌いながら、踊りながら、キスしながら、「それじゃもったいないよ。人生を、生きていることを、楽しもうよ」とおどけながら囁いてくれる。私にとって、そういう存在の映画なのだ。

・「好きなもの」はその人の世界で、そこへ連れていかれるのは楽しい。

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2024年12月05日

Posted by ブクログ

村田さん作品はコンビニ人間以来かな。

今回は村田さんの素の部分が見られる作品で楽しく読めました。読んでいて思わず吹き出してしまう箇所もありました。

村田さんは飄々とした感じなんですが、素直でお茶目な、周りの人がほっとけない人という印象でした。

どのエピソードも私にはない視点が多くて楽しめましたが、村田さんがスリランカでアーユルヴェーダを体験し、大切な変化を得たことが印象的でした。いつかアーユルヴェーダを私も体験したいと思いました。

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2024年08月19日

Posted by ブクログ

1メートルのクリオネ模型を本物だと疑わずにいたことや他人がどう思うか感じるかを異常に気にしたりすることは筆者が情報を確かめ合うという行動を幼い頃からとっていなかったからではないだろうか?

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2023年12月13日

Posted by ブクログ

中谷美紀の歌声は透明な呟きという感じで、声の表情は最低限に抑えられている。でも無表情とは違い、その透明な声の奥に、血が流れているのを感じる。内臓のある透明感なのだ。 目は物をみる器官で耳は音を聴く器官だという五感の役割分担が捻じ曲がってしまったとしか思えなかった とても安らかな爆弾だった 私は今でも、音楽というものの中に、異世界への入り口を探しているのかもしれない。 『もう一度アイ・ラブ・ユー』 手で掬って親指で口の中にそっと押し込む けれど、それを冗談にすることで、私はずっと英語を失っていた。 私は副鼻腔炎が脳に達していないか不安でしょうがなかったが 京都で村田さんと師匠の脳が小鼓で繋がった_あの瞬間のように

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2023年05月24日

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私、「走らせない」派です。

村田さんやっぱり変なんだけど(失礼)、
あるある、と思っちゃうこともやっぱりあるんだよなぁ

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2023年03月15日

Posted by ブクログ

村田さん、いっつも思うけどとてもかわいい。
コンソソスープとかわけわからんけど、こうやって世界を見ているからあんな小説が書けるのだと思うし、こうやってどんな発想であんな小説が生み出されるのかわからないと思っていた作家さんのあたま=脳世界を覗けたようで楽しい

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2022年09月16日

Posted by ブクログ

いつも常識を覆してくる村田紗耶香の脳世界、想像よりも愛らしくて共感する部分なんかもあったりして読んでいてすごく楽しかった〜

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2021年12月25日

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