村田沙耶香のレビュー一覧
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ネタバレ結局輪廻みたいに回り回っていくんだろうな……
楽園が本当にできても、その中からまた新たな異常が現れて、またアダムとイブみたいに、(今とは違うかもしれないけど)新たなセックスをして追放されていくんだろう。
そうやってまた異端から、小さな世界を作っていくのかもしれないよね、今の地球みたいな。
ダメだと言われたり、こうあるべきだというのを、守れないのも人の姿だと思うから、常に新たな発狂をする個体は、生物である限り生まれうると思う。
そういう意味では、理想のユートピアは人が生物である限り作れないと思う。
村田先生の作品を読むたびに、あらゆるものが相対的なんだなと思わされる。
正常と異常とか、絶対的な -
Posted by ブクログ
ネタバレ帯にもあったとおり、思考実験のような話だった。
性格って何なのかを問い詰めて行った先に、性格というもの自体は存在しないのではないかとも思えた。あるのは「調整」具合のようなもので、固定されたものではない、というように読んだ。
上巻は面白くて一気に読んだが、下巻の特に後半は飽きてきてしまった。哲学的な領域に踏み込んでいるということもあるが、もうワンサイクル翻訳した方が物語として強くなるのではないかと思った。学術書を読まされている、みたいな感覚が所々あったのだ。
世界のあらゆる違和感に切り込んでいるとおもったのだが、性格の正体についてが最も深いテーマだったのだろうと感じた。 -
Posted by ブクログ
ネタバレピョコルンの中身は人間だった、という衝撃的な終わり方をした上巻。その続きは、まず世界でリセットが起こる。リセット後はラロロリンキャリアとそうではないが裕福な恵まれている人、その下のかわいそうな人という区分になっていた。リセット後の世界では友愛婚が普通になり、空子と白藤さんも友愛婚ではないが波ちゃんも含め、一緒に暮らすこととなった。容姿の美しいピョコルンは広告に使われたり、値段が高かったりするが、これは現代のペットでもそうだし、芸能人も綺麗な人が多いのでリセット後でもルッキズムなんだなという印象。
まず、友愛婚について。性処理をピョコルンに担ってもらうってとこまではわかるが、そうなると人は恋愛