村田沙耶香のレビュー一覧

  • 殺人出産

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    村田沙耶香さんの、タブーのような価値観をゆっくり剥がされるような本。短編で読みやすい。
    LGBTQとかと結びつけるのは安直なのだろうか

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    2026年09月07日
  • 世界99 上

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    これぞ村田沙耶香って感じ。どうやったらこんなの思いつくんだよというディストピア作品。胸糞の悪いシーンが続くが、下巻でどうなっていくのか。

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    2026年09月06日
  • 殺人出産

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    どれも強烈 よくこんな話が思いつくなと思うけど殺人出産以外は近い未来あり得るかもと思ってしまった

    面白かった コンビニ人間しか読んだことないけど他の作品読んでみたい

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    2026年09月06日
  • 世界99 上

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    表現の仕方は気持ち悪かったですが、内容が面白くてどんどんと読み進められました。
    最後に「は?」となるような展開が見られたので、下巻が楽しみです。

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    2026年09月06日
  • 世界99 上

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    3.8
    まずは上のみ
    独特の世界観、キャラを作り変えていく主人公
    謎の生物ピョコルン、そのピョコルンが存在感を増していき、最後に謎が破裂する感じ
    残酷な世界が、そうだよね、そんな感じであるよねって思いながら読めるけど、ちょっと気持ち悪い

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    2026年09月04日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    短編4編からなる本。
    表題作は村田ワールドが抑え気味だったが変容と無性教室は村田ワールド全開。
    相変わらず嫌で気持ち悪くて、その常識って本当に常識なの?って感じで読みやすいのにいい意味で疲れる。
    大好きです

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    2026年09月04日
  • 信仰

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    イマジナリーな世界観、惹き込まれた!
    読んでる途中に何が現実で何が夢かわからなくなってきて、ぐるぐるする感じ

    『残雪』まるっと抱きしめたいな〜
    『カルチャーショック』も好きな世界でした
    どっちも2回ずつ読んじゃった

    私こういう変な設定(褒)大好きだ

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    2026年09月04日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    怖いもの見たさで展開が気になり一気読み。読後感は最悪。今まで読んだ中でもトップレベルで主人公の周囲の登場人物が気持ち悪くて嫌な人ばかりだった。

    田舎の自然の爽やかさと、田舎特有の文化の不気味さ、じわじわした蒸し暑さが混在してる。内容は置いといて文章は綺麗で読みやすくて好き。
    あらすじを読むと消滅世界と似てるのかなと思ってたけど、こっちはディストピア要素なしで今の時代にもありえる話だったからこそ現代の人間社会の気持ち悪さが際立って感じられた。(さすがに母と姉のようなここまでひどい価値観の人はごく少数派と信じたいけど)
    これは本人にとってはハッピーエンドなの・・・?家庭や塾の先生や大学時代の友人とか周りの環境のどこかに救いがあれば少なくとも人間を辞めることにはならなかっただろうと思うけど、その場合でも最終的に同じような結末になるような気もする。恐ろしい結末ではあるけど、終盤に引き戻された「工場」の息苦しさからは解放された感じがした。

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    2026年09月04日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    村田さんワールドが繰り広げられていて大変満足でした。もっと読みたい。
    こんなびっくりワールドを描ける発想力(村田さんから生まれてきたもの)をもち尚且つ、いわゆる地球星人的な一般視点も持っている、そしてそれが二重人格的に存在しているのではなくて村田さんの中で両立?共存?しているのがほんとうにすごいです。
    どうか長生きしてたくさん書いて欲しいです。

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    2026年09月03日
  • 殺人出産

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    村田さんワールド全開だった。10人生み出すと1人殺すことが合法的に可能になるという世界線でどういう物語が始まるのか、設定に引き込まれてぐいぐいサクサク読めた作品だった。1人を殺すために10人生むことについて、そんなに殺したいなんて一途だねみたいな表現があって殺意に一途ってすごい形容詞だなと思った。殺しが生産のための行為であり、罪ではあるが悪ではないようなそれを皆が受け入れる不思議な世界。殺意こそが命のきっかけ…ね。個人的に収録されてるなかでは清潔な結婚みたいな、家族に性を求めない結婚に憧れがあるので、いいな…と思ってしまった。「トリプル」は三人交際っていうのの性行為がどう考えてもそれはレイプでは?って感じでキモくて泣きそうだった。あと最後に収録されてた「余命」は寿命がはるかに長くなり、「自然死」がなくなり?どう生きるかではなくどう死ぬかがだいじにされる世界線なんか面白いなと思った。今の社会は死ぬことにとても不寛容だから。

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    2026年09月02日
  • 世界99 下

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    上巻については先日書きましたが、空子の一生の物語なので、あらすじをまとめようとすると長くなるのでやめておきます。

    空子は状況や相手に合わせて「呼応」し「トレース」しながら色々なキャラを生きている。つまり自分自身がない。空っぽな人間である。名前もそれを暗示している。本人は人間ロボットだという。また話の中ではこれができず怒りを出す人は「かわいそうな人」として不幸になっていく。

    また人間は性欲、出産、育児、家事、介護などの「面倒で厄介な重荷」を代わりに受けてくれるピョコルンを手に入れる。会社などでの労働そのものは肩代わりしてくれず、家のこと中心に受けてくれるのは謎なのだが。いずれにせよ面倒な事をなくしたものは人間性を失う。それは「人間」なのか?幸せなのか?

    「誰もが、疲れていて、自分が綺麗でいられる言い訳さえあれば、いくらでも人に押し付けて楽に生きたいと思っていますから」

    社会の仕組みを考えるような大きな仕事は恵まれた人=ララロリアン人が受け持つ。大半の人間=クリーンな人はどんどん空洞化していく。つまり面倒や厄介ごとから人間を解放していくと人間は空洞化していく。人は自分の楽な方に記憶も修正する。

    人間性とは何か。これはヘーゲルの主人と奴隷の弁証法的な話だ。自由とは負荷を引き受ける主体にしか宿らない。負荷を手放した途端に人間は「呼応」と「トレース」しかできない空子のような存在になってしまう。自由は奴隷の思想であるし、奴隷状態こそ自由だという逆説的な話なのだ。

    生きる喜び、人間性を感じたいなら面倒や束縛は必要悪なのだ。

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    2026年09月02日
  • 殺人出産

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    現在の価値観を疑うような作品。あまりにも理解の及ばない世界観のせいか少し笑ってしまう場面もあった。それはある種自分が理解できないものを、たかが創作と遠ざけようとしているのかもしれないと自覚して少し怖くなった。

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    2026年09月01日
  • 世界99 下

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    村田沙耶香ワールド全開って感じで、題材はとても良かったけど結局何が言いたいの?というところは掴みきれなかったかもしれない。

    私自身、転校を繰り返し色々な性格の自分がいるので、自分には何もない空っぽの空子というところが、上巻に続きとても共感できたけど、自分もピョコルンになりたいと思うかどうかはよく分からなかった。

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    2026年09月01日
  • 消滅世界

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    性の常識が変わった世界。
    ディストピアにしか見えないが、効率や人口調整を考えると良いシステムなのかもしれない。
    読んでいる間、常時頭に変なモヤがかかっているような、不気味な感覚がした。
    文章が上手いのだろう。
    おかしな世界に浸っていたら、あっという間に読み切ってしまった。

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    2026年08月31日
  • 世界99 下

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    性別、産まれた環境、産まれた時代で
    関わる世界は大きく変わり
    その範囲は偏ってると思う。

    どの世界を選択するか
    選択する余地が無いというか
    選ぶ意識すら無いんじゃないかな。

    選ぶ意識があるだけ幸せだと僕は思う。
    この本を読んで、女性の大変さも
    役割による搾取もとても悲しかった。

    表紙の99のフォントは
    イメージ通りでとても合っていると思います。

    第3世界の人はきっとこの本は気持ち悪くて合わないだろう。

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    2026年08月31日
  • 世界99 上

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    性格がない、ってどんな感じなんだろう。所属するグループごとにキャラをつくるのはわかる。でも空子のはそれとはまた違った感じがする。この世界がディストピアなのか、どんな結末なのか、下巻も読んでみる。

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    2026年08月30日
  • 生命式

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    【生命式】
    表題作の生命式は亡くなった方をいただく式なんですが想像できる描写になっていてちょっと気分が…笑
    村田沙耶香さんワールド全開の短編集になっていました✧*。『素晴らしい食卓』のオチにクスッとさせられました(*^^*)

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    2026年08月30日
  • 私が食べた本

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    沢山の書評+エッセイ集

    食べたと表現するのが沙耶香さんらしくて好き
    文字通り食して、
    ご自身の糧になったであろう作品達
    凄く影響を受けてるのがよく分かる
    どれも魅力的に語られるから、
    欲しい本リストが増える増える 笑

    僕が読んだことあったのは2冊
    海外アンソロジーの『コドモノセカイ』
    カミュの『異邦人』
    自分の読書の割合では、
    国内作品に比べて海外作品を
    あまり読んでいない方だけど、
    両方とも海外小説だったのが、かえって面白かった

    エッセイの方も、『授乳』『マウス』
    『しろいろの街の、その骨の体温の』
    『コンビニ人間』といった作品が
    できた経緯や反応などが知れて楽しめた

    結構、ぶっちゃけて書いてらっしゃって、
    そこまで言うんだ?という驚きもあった
    非常にお得な本だった

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    2026年08月29日
  • 信仰

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    読んだことある村田さんの作品の中だと結構ファンタジー寄りだと思った
    予想できない展開で、続きが気になる系のおもしろさ
    星新一や、世にも奇妙な物語みたいな
    でも相変わらず現代社会の痛い部分を突いてきて、考えさせられる

    あと、初めてエッセイを読んだけど、なるほど、だからあんな作品を生み出せるんだなと納得、、、

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    2026年08月29日
  • 消滅世界

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    性行為が古代の行動と扱われ、繁殖は人口受精は普及されているパラレル世界が背景です。みんなと違って主人公「雨音」はセックスで作られ生まれた子供だった。それを意識しながら「雨音」が成長していく間、正しい人間って疑問したり、愛、結婚、繁殖など人間で作られた社会制度離れを、自分で開き直ったりするという話でした。

    この本を読みつつ、同じような疑問を浮かんでしまうのだろう。今まで知ってきた世界は、人間で成り立っていて、全ルール、規制、制度、習慣なども社会で決められたことだ。とはいえ、現在の世界はやたら脆いと感じてしまう。

    人工知能といった技術の進化が素早く発展しており、これから人間の形はどう変化・進化していくのか気になります。いつかこの本と同じようになるのだろう。

    それはいいかどうか。

    備考↘
    最後の10ページぐらいがヤバすぎて、びっくりしだ。外国人の俺としては、受け入れがたい部分だった。

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    2026年08月29日