村田沙耶香のレビュー一覧

  • 殺人出産

    Posted by ブクログ

    コンビニ人間の作者村田沙耶香さんの殺人出産
    「10人産んだら1人殺せる
    いま殺したい人っていますか」というキャッチコピーと
    朝井リョウさんがオススメしていたから
    気になって読んでみた。
    トクリュウ事件の被害者家族のコメントを読むと
    産み人となって殺人を行うことが救いになる場合もあるかもしれない…と思ってしまう。

    それが公然としたルールのなかで
    崇高な行いとして機能している社会が不気味なんだけど
    もしかしたら100年後はこれが当たり前になっていそうでゾクっとした。

    コンビニ人間でも感じたけど、
    大きな歴史で見るとニンゲンは循環していて
    価値観が変化していき
    当たり前が入れ替わっていく表現が秀

    0
    2026年06月22日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    設定がぶっとんでいる上におもしろいので、現実から離れたいときにまた読みたい。
    もっと読みたいと思える不思議な引力がある。

    0
    2026年06月21日
  • 消滅世界

    Posted by ブクログ

    私にとっては衝撃的な作品でした。
    家族とは何か、ただの欲望を満たす存在なのか、子供でつながった存在なのか、心を許せる唯一の存在なのか、
    人工的に受精することができ、男性も出産できるようになった世界で生きる主人公を通して、私たちが生きる現代の当たり前が今後変わっていくのかなと考えさせられました。

    0
    2026年06月21日
  • ご本、出しときますね?

    Posted by ブクログ

    言葉を扱うプロたちのトークはおもしろく、
    意外な一面や交友関係が知れたのも読んでいて楽しかった。
    作家さんたちがお勧めしている本がどれも本屋さんで入手するのが難しそうなものばかりで思わずにやにや。いつか出会いたいと思いながら読みたいリストに書き連ねた

    0
    2026年06月20日
  • 地球星人(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    グロく重たい内容ではあるが、軽くサラッと表現しているのが違和感でありつつも、それが宇宙人としての変わった視点であるからこそなのだと思った。
    素直が故に他人と違う感性が良さにもなるが、行き過ぎると世の中には混じれず、互いに理解を得られず終わりを迎える。
    ただ、主人公を取り巻く環境が、そうさせてしまっていることが大きな要因であることを顕著に感じた。
    普通に生きることに違和感を覚え、普通でいようとする人があまりにも滑稽に見えるが、あまりにも行き過ぎた思考へと変化してしてしまった。

    0
    2026年06月20日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    2026/06/07 - 2026/06/18

    『コンビニ人間』を読んで、この人の文章をもっと読みたいと思った。
    この『信仰』というのは短編であっさり読めそう、という感覚で手に取った。
    正直間違いだった。かなり濃厚な、それこそ村田沙耶香の脳内の片鱗をどろりと見せられているような感覚だった。
    1つの作品を読むのに1日、1日と使って。体力のない日は読めなくて。そんな作品だった。

    エッセイと小説が混ざっているという珍しさもあったが、「今私は彼女の生活を読んでいる」のか「今私は彼女の作品を読んでいるのか」、本気で混乱する瞬間が随所にあった。
    彼女の作るキャラクタたちは、観察と客観の賜物の場合と、自

    0
    2026年06月18日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    産まれてから死ぬまで、女性というだけで、性処理、家事、出産、育児、全てを押し付けられる。
    愛玩動物だったピョコルンが、時を経て、家事や出産、性処理、育児、今まで女性に押し付けられていたことを全て担うようになった。
    そして今度は、感情を捨て、同じ記憶を持ち、皆同じ表情で過ごすようになる。
    それは、平和な世界。だって、皆同じ記憶で感情だから。争いもない。

    でも、それって本当に幸せなのだろうか?
    怒りや悲しみはないけど、喜びもない世界なのでは?

    世の中は難しい。
    皆が一人一人、自分の尊厳も他人の尊厳も守って生きていくことができなければ、一部の「賢い人」の思惑によって、いつかこのような世界が来てし

    0
    2026年06月18日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    村田沙耶香独特の言い回しが時にぎょっとし、時に笑え、性、子育ての問題今の女性たちが厄介に感じていることをピョコルンで見事に解決。それは本当に幸せで滋味あふれる社会と言えるのか!?

    ピョコルンが登場するたび、頭の中でぴょこるんの画像を思い浮かべるが、私の思ってるピョコルンをここへ描いてみたい。みんなは果たしてどんなピョコルンを思い描いているのだろう。

    0
    2026年06月15日
  • 信仰

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    えー、感想?えー。これ難しいよ。えーっとねー、理解できた話がほとんどだけれど、まったく理解できない話もあり、突然、エッセイまでもが襲いかかり、著者のいろいろな作品が楽しめました。著者って海外でも有名なんだね。ぜんぜん知らなかったので、世界で、この著者が世界観が共有されていることに謎の恐怖を感じます。短編だけれど、もっとこの世界での話を知りたいと思ったものもあったので、私の脳はさやか漬けです。私たちが信じている事象すべてが、なんだかバカバカしく思えます。私は「村田沙耶香」なら信仰してもいい。常識、覆る。

    0
    2026年06月15日
  • 消滅世界

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めての村田沙耶香作品。読みやすかった。

    夫婦での営みを近親相姦とすることで、性と愛が切り離された世界。愛にも穏やかで安心感のある家族愛と燃えるような恋愛があって、その二つも明確に切り離されている。うらやましいなと思った。愛と性欲が一緒に語られることが一般的に多く、それに違和感があったので、いいなと思った。

    家族というものの価値観もさまざまになってきてるけど、雨音は家族のつながりを宗教とまで言っている。家族がいるから大丈夫だ。と言い聞かせているみたいにも思えて、不気味にも感じた。

    千葉に行ってからの嫌悪感の正体が2周したが、あまりつかめていない。個が消えた全体主義だからか? それとも全員

    0
    2026年06月15日
  • 殺人出産

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自分のこれまでの捉え方や常識、価値観といったものが大きく覆される作品ばかり。
    表題作では、産み人から指名されて殺される立場になった人のことを、突然死の宣告をされるなんて可哀想で、人権侵害ではないかと言う立場の人間に対して、そんなことは制度化されていないころにも突然誰かに殺されるなんてことがあったわけで、制度が確立した今こそ、死ぬまでの猶予すら与えてもらえるのだから…といった話である。
    この作品に限らず、どの作品も自身の常識とはなにかを思い切り揺るがしてくるものばかりである。

    0
    2026年06月14日
  • となりの脳世界

    Posted by ブクログ

    旅をすること、本を読むこと、あたらしい世界に出会うこと、
    わたしたちもまた日々自分の脳世界を塗り替えながら生きている。

    人の脳世界を覗くって、どこか背徳的だけど、自分の知らなかった世界の一部に触れることができ。

    文芸家である村田さんが「なにが脳世界を塗り替えたのか」を、その繊細で類稀な文才をもって記録したエッセイ。
    小説ではわたしたちの常識を破壊する村田さん、彼女の脳世界を少しだけ覗き見ることができ(た気がす)る、読書体験を。

    0
    2026年06月13日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読む皮肉。だけど、下巻は皮肉度減ってて面白かった。最初ぴょこるん気持ち悪いって思ってたのにだんだん慣れていく自分がまさにリアルでゾッとした。

    0
    2026年06月13日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

    Posted by ブクログ

    まみまぬんでら。
    変容が1番好きだった。村田沙耶香さんは読むといつも不思議な世界に入れて楽しい。
    わたしもなもんでみたい〜

    0
    2026年06月13日
  • 生命式

    Posted by ブクログ

    自分は『素晴らしい食卓』『街を食べる』『孵化』が特に好きでしたね。村田沙耶香さんの描く価値観の違和って凄くSFとかファンタジーとかに見えて現実的だと思うんですよね。
    タイトルの『生命式』も面白かったです。後半部分の一文が特に心に残ってますね。

    0
    2026年06月11日
  • 地球星人(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    最後、秋級で食べた男料理のネーミング、大好きです。
    ラストの映像化、想像してみて下さい。
    私は、グロイけど、からりと明るいイメージです。

    0
    2026年06月11日
  • 消滅世界

    Posted by ブクログ

    もしかしたらこんな未来もありえるのかもしれないと思った。
    恥じらいとされていたセックスが、セックスのない世界だと恥じらいではなくなるというのが印象的だった。

    0
    2026年06月11日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ひかりのあしおと: やっぱりムラサヤさん面白いなぁ。わたしてきには、合う言葉が見つからないんだけど、ちょっとコメディー要素入れはってるよね?と思ってるんだけど、、、だから面白い、奇妙でも読みやすい。そう思う人いるかな...?

    ギンイロノウタ: ステッキとか扉とかコンビニとか家族とか、他の作品とかぶってる要素は多いが、こんなに殺意を描写したものはあっただろうか…。
    途中ヒヤヒヤしたが、さくさく読み進められちゃうんだよなぁ、なんでだろうなぁ、
    この作品はコメディ無いか、いや、あるよ。

    0
    2026年06月11日
  • 殺人出産

    Posted by ブクログ

    もしこの世界に自分がいたら、"産み人"になってまで殺したい人がいるだろうかと考えたりした。
    殺人出産制度があるから、いつでもこの人を殺せるんだという確証があり、苦しみを照らす光になっているというのがリアルだった。
    こんなこと現実に起こらないけど、きっとそうなんだろうと思った。
    設定が現実離れしていながら、その細かく丁寧な描写がそれを感じさせない、そういう書き方が上手い。

    0
    2026年06月14日
  • 消滅世界

    Posted by ブクログ

    人工授精で子どもを産むことが当たり前になった世界。やがて世界から「家族」が消えていく。

    極端なフィクションなのに、変わっていく家族の形や今の社会を見ていると、その延長線上にこんな世界があるようにも思えて恐ろしい。
    強烈なディストピア小説。

    0
    2026年06月08日