村田沙耶香のレビュー一覧
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村田沙耶香『無』 メモ
私たちが感じること、考えることは全て一つの象徴的存在から操作されている。私たちは得体のしれない大きな存在から受け取る電波によって思考し行動する。私たちの混沌の世界において思考と行動はすべて自分ではない存在の影響を受けているため、自分の責任ではない。判断を下したのは自分ではない。これが混沌……ではなく、これこそが無であるかもしれない。思い出せないことは無ではない。思い出せない中でも想起されることがことがある。混沌の世界にも無の世界にも優劣がある、優劣というトピックは私にとって最も興味のあるトピックだからそれに落とし込んで解釈する。ほかの人にとっての混沌と夢は違うのかも? -
Posted by ブクログ
上下巻通して読んだが、どう消化していいのか未だに分からない。性や社会生活、選択といったテーマを感じるが何を主題として感じるのが正解?なのかよくわからない。ただいまの自分が感じたのは、“人格と性の消費”だった。女性はどんな世界になっても女性として消費されてしまう。作中ではピョコルンが女性の機能を担っても、性の対象として消費される。また人に合わせてキャラ変する主人公やそれぞれの世界に生きる人々も、人格を世界に合わせて調整して消費・経済活動を行っている。その世界で是とされる行動をする事で経済が回っていると考えると、人格ですら消費対象になっているな感じた。このようなことを考えたが、なぜここまでグロテス
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Posted by ブクログ
2026/7/11
何というか、すごい話だった。
初めは、家族や社会に馴染めず孤独な少女の、別に普通のお話なのかな、と思いきや。
後半の狂気に満ちた3人の生活は、とにかく怖い。
小学生の頃、自分は魔法少女だと信じていた主人公の奈月。
同じく自分を宇宙人だと信じる、いとこの由宇だけが、心を開ける相手だった。
ある事件をきっかけに会えなくなった2人だが、34歳になった奈月とその夫は、由宇と生活を共にすることになる。
ちゃんと常識人に成長した由宇が、急に乗り気になる場面には笑ったけど、だんだんエスカレートしてくる彼らの狂気はとても恐ろしかった。
村田沙耶香さんの作品はコンビニ人間しか読んだことな -
Posted by ブクログ
秘密の花園から後半の物語は性に関する具体的な描写を含むので、年齢制限は必要かなと思いました。
最後の変容の物語を読むまでは、男性性と女性性であったり、今までの経験で感じたことや思ったことを少し飛躍して考えてみた物語というふうに受け取りました。性という、分かりやすく分かれているけれども不確かな境界線とそれを超える友情なのか愛なのか。可愛らしい表紙とタイトルに惹かれましたが、しがらみだらけで読んでいて少し辛かったです。
最後の変容のみ少し性格が違うように思い、流行語大賞を狙っているかのような感じがしました。
今までのネトネトした感じから脱却したいかのように、怒りを忘れた現代や流行になぞり、発散し