村田沙耶香のレビュー一覧

  • 消滅世界

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    そんなばかなと思いつつ、そんな可能性もあるのかもと思ってしまう。
    「それら」が必要であると言い切れない、提示された世界に居心地のよさを感じてしまい、こわくなる。
    読んでいるこの時も、グラデーションの中で変わっていく自分を感じる。

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    2026年05月09日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    「コンビニ人間」がとても面白かったので、2冊目として購入。
    この本を読み終えるまで村田さんが「クレイジー」と呼ばれているのは知らなかった。
    が、、、確かに読み終えて「まさにクレイジー!」という感想でした。
    昔の筒井康隆さんを彷彿とさせる物語の展開で、「これ、本当に女性作家さんが書いたの??」と思えるような、連想不能なストーリー展開が特に後半からグイグイと来て、「あれ?残りページこんなに少ないのにどうまとめるんだろう?」と不思議に思っていたら、そのままエンディングまで狂気なストーリーが続いて終わった。

    まあ、もうちょっとソフト目な内容を思い描いていたので、色々と度肝を抜かれる内容の本でした。

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    2026年05月07日
  • 消滅世界

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    この世界とは子孫繁栄の仕方が違い、世間の価値観が今と違う。
    新鮮だけど受け入れるのに難しく、混乱しつつも納得できる部分もある、みたいな。

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    2026年05月07日
  • 消滅世界

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    小説の中の架空の世界の話のようですが、現実もこの世界に近付いているのではないか。
    男目線で読むと、この小説はSFホラーでした。

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    2026年05月07日
  • 殺人出産

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    記録用(3.6)

    価値規範、道徳心、倫理、そして「普通」とか「当たり前」なんかを考えさせられる。
    本書ではその「普通」をかなり村田さんらしさのある設定で描いているが、実際我々の生きる社会を見ても、韓国では犬を食べる、日本では鯨を食べるなど、その文化独特の倫理、普通が他の文化から見たら特異で異質なものであると感じることは往往にしてある。

    そんな自分にとっての「普通」は他文化圏、他国、ひいてはすぐ隣の人であっても「普通じゃない」ことがあることを考えさせられた。

    短くて読みやすいです。次は村田さんのコンビニ人間を積読しているのでいつか読みたいと思います。

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    2026年05月07日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ラストシーンは読んでいて気分が悪くなるほど強烈だった。
    自分は「地球星人ではない」として、一般的な生活を完全に放棄していく姿にはとても衝撃を受けた。
    もう一度読み返すには時間がかかりそう。

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    2026年05月09日
  • ハコブネ

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    あぁ村田ワールドだなぁと感じる作品でした
    (村田沙耶香作品は中毒性があって気に入っています)

    本作は、性別の自認と性行為の対象に焦点が当てられており、「救い、安らぎ」の場所である「自習室」を介して物語が展開します

    自身が男性か女性か懐疑的な里帆(19歳)
    人間でなく地球を性的指向対象とする知佳子(31歳)
    女性であることに固執する椿(31歳)
    彼女たち3人が性別という「しがらみ」について話していくだけなのに、色々と考えさせられました
    (特に、知佳子パートは強烈です、覚悟しましょう笑)

    本作もしかり、たとえ家族であっても村田さんの作品をおすすめできませんし、確実に1人の時に読みたい派ですね

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    2026年05月04日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    コンビニ人間に近しい独特の世界観、最後は恐怖すら覚える展開。著者の生命、性事情に関する疑問がこの上なく表現されてると感じた。自分も仕事で行き詰まったらピュートと会話し、ポハピピンポボビア星人となって暴れ回ったろ、と思う。

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    2026年05月04日
  • 殺人出産

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    2026.05.03

    「10人産んだら合法的に1人殺せる」世界。
    「カップルではなくトリプルで恋愛する」世界。
    「夫婦間で性行為なしで子どもを持てる」世界。
    「死を自分で決められる」世界。

    どの作品も、いまの自分の価値観が果たして正しいのかどうか分からなくなってしまうようなお話。

    性と生と死、自分に選択肢があるようで実は「ない」と思っている。だから、本の世界が「あってもいい」と思ってしまった。恋愛と性行為は別物、産みたいけど今は妊娠したくない、産みたくても不妊、夫婦間でも性行為が苦痛、余命という死を待ちながら生きる日々、だからこそ「命は尊い」のかもしれないが、苦行に感じることもあるのでは

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    2026年05月03日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    この本で一番面白く感じたのは 変容 だった。世界99の原型みたいなものを感じた。
    この話の題材でもある怒りという感情を改めて認識した時に、怒りはネガティブな感情というよりは怒りを共有することで人と人との絆をより深めるものでもあると改めて思った。SNSを見ていると怒りで繋がってる人も多いなと。怒りという感情は思っていた以上に大きな存在だと思った。将来怒りの感情が薄まった世界で私は怒り続けるのか、それとも周りの価値観に影響されて変容し怒らなくなるのか。

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    2026年05月02日
  • 世界99 下

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    終始気色が悪い作品だった。
    ここまで薄気味悪いこの味を出せるのはきっと村田沙耶香さんの持ち味だろうな。

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    2026年05月19日
  • 生命式

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    「村田沙耶香」をつまみ食いできる感覚の短編でした。他の作品に通ずる世界観や設定が盛りだくさんだし、初めて村田さんの作品に挑戦する人にはコレかコンビニ人間をおすすめするかも。

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    2026年04月28日
  • 消滅世界

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    家族とは……⁡
    ⁡⁡
    ⁡ってなことで、村田沙耶香の『消滅世界』⁡
    ⁡⁡
    ⁡とんだ未来になっちまったな。⁡
    ⁡⁡
    ⁡子供はセックスじゃなくて人工授精で産むことが当たり前の世の中へ。⁡
    ⁡⁡
    ⁡しかも夫婦間での性行為が近親相姦になったりと、更に結婚してても夫婦以外の他人とは恋愛するのはOKと……。⁡⁡
    ⁡⁡
    人口維持の為にある都市を完全封鎖して安定的に子供ちゃんを増やしていくため男性も子供ちゃんを産める世界へと⁡
    ⁡⁡
    ⁡良い様な悪い様などんな世界やねんっ‼️って突っ込みを入れたくなる世界観。⁡
    ⁡⁡
    ⁡何となくロボ兵器は出ないがエヴァの世界感に近いんかな❓⁡
    ⁡⁡⁡
    ⁡2026年14冊目

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    2026年04月26日
  • マウス

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    共感できる。
    他人に評価されて、他人との関係性で立ち位置が変わるのは学校も会社も同じ。昔の自分と今の自分に、内面的な差異はあまりないんだなと気づきました。他人の顔色を伺ってビクビクして、いじめの対象にならないよう気を遣って。
    そうやって卑屈になってたのは自分に自信がないからですが、今の自分は少しはマシなんじゃないか、と思えます。
    この本は、辛い記憶を呼び起こしながらも、どこかでそんなに気にしなくても大丈夫だよ、と囁いてくれる、後味のいい物語。
    他人を気にせずにはいられない気にしいさんにオススメです。

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    2026年04月25日
  • 変半身(かわりみ)

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    ネタバレ

    『コンビニ人間』を入口に、村田沙耶香という作家に惹かれて片っ端から読んできたけど、その中でもかなり難解でエグ味が強かった。。

    表題作『変半身』そして『満潮』の2編を収録。
    自分の理解が及ばなかったのと、エグ味が強かったので星2。と思ったけど、『満潮』のメッセージがよかったので星3。

    『変半身』も前半までは理解できたけど、後半(というかラスト)は最早異世界。
    閉鎖的な千久世島で育った少年少女が、その島の信仰に従って秘祭「モドリ」に参加させられるも、それは伝統的な宗教催事ではなく、島の男たちによる性暴力から生まれた紛い物の儀式だと判明し、心身に深い傷を負って島を出るまでの前半。
    色々あってまた

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    2026年04月22日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    コンビニ人間と似てる部分はあるが、より過激な動物実験してるような印象を受けた。
    中盤までは社会の常識から外れた人間像を描きながら、普通の人間との対比が面白く感じた!
    終盤はカオス。ツッコミ不在のコント見てるみたいで空いた口が塞がらなかった。
    定期的に読みたくなる村田沙耶香さんらしい魅力的な作品でした!

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    2026年04月19日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    つくづく私たちは法律や常識といったルールに従って生きているのだな、と改めて思わされました。正しさや間違いなど、考え方一つで180度変わってしまう。やっぱり村田沙耶香さんは面白い発想をする人だな〜と楽しませていただきました。殺意を肯定してもらえる世界、それは今より生きやすくもあり生きづらくもある。そんなアンビバレンスな気持ちが体感できて、とても面白かったです。

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    2026年04月19日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ラストはかなりおぞましかったのですが、途中までは共感できる部分も多かったです

    この本を読んでから、自分がいかに人間らしいかを立ち止まって考えるようになりました

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    2026年04月15日
  • 信仰

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    この作者は、割とメンタルがしんどい時に読むのに限る。元気な時に読むと、割とメンタルがやられるので。しんどい時読むと割とスッと入ってきたりする。

    コンビニ人間、地球星人、魔法少女ミラクリーナ、に続き読んだ。比較的軽そうな本を読むようにしてる。まだ全冊読む覚悟は私には、ない。

    のめり込む何かがあるっていいな、と思った。
    現実に向き合う必要はあるけど、必要以上に現実だけを見ていると疲れる。少しくらい騙されてるほうが幸せなのは確か。例えばお店や屋台のご飯の価格設定は比較的高めに設定されており、自分が作った方がそりゃあ安い。でも外食なら楽ができるし、少し高くても屋台で一緒に食べる友だちとのご飯はとて

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    2026年04月18日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    村田紗耶香作品は『コンビニ人間』に続いて2作目。やはり独特の文体が印象的で、不気味さと薄気味悪さがじわじわと染み込んでくるような読後感だった。読み終えたあとも、言葉にしづらい感情がじっとりと残る。

    表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」では、魔法少女ごっこという一見無邪気な設定を通して、現実の理不尽さと向き合う姿が描かれている。現実のままでは立ち向かえないものに対して、別人格をまとった“設定”の力を借りることでようやく対峙できる——その感覚には妙なリアリティがあった。

    どこか滑稽でありながら切実でもあり、「こうでもしないとやっていけない」という現代的な防衛手段のようにも感じられる。軽やかなは

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    2026年04月13日