村田沙耶香のレビュー一覧
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「コンビニ人間」がとても面白かったので、2冊目として購入。
この本を読み終えるまで村田さんが「クレイジー」と呼ばれているのは知らなかった。
が、、、確かに読み終えて「まさにクレイジー!」という感想でした。
昔の筒井康隆さんを彷彿とさせる物語の展開で、「これ、本当に女性作家さんが書いたの??」と思えるような、連想不能なストーリー展開が特に後半からグイグイと来て、「あれ?残りページこんなに少ないのにどうまとめるんだろう?」と不思議に思っていたら、そのままエンディングまで狂気なストーリーが続いて終わった。
まあ、もうちょっとソフト目な内容を思い描いていたので、色々と度肝を抜かれる内容の本でした。
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Posted by ブクログ
記録用(3.6)
価値規範、道徳心、倫理、そして「普通」とか「当たり前」なんかを考えさせられる。
本書ではその「普通」をかなり村田さんらしさのある設定で描いているが、実際我々の生きる社会を見ても、韓国では犬を食べる、日本では鯨を食べるなど、その文化独特の倫理、普通が他の文化から見たら特異で異質なものであると感じることは往往にしてある。
そんな自分にとっての「普通」は他文化圏、他国、ひいてはすぐ隣の人であっても「普通じゃない」ことがあることを考えさせられた。
短くて読みやすいです。次は村田さんのコンビニ人間を積読しているのでいつか読みたいと思います。 -
Posted by ブクログ
あぁ村田ワールドだなぁと感じる作品でした
(村田沙耶香作品は中毒性があって気に入っています)
本作は、性別の自認と性行為の対象に焦点が当てられており、「救い、安らぎ」の場所である「自習室」を介して物語が展開します
自身が男性か女性か懐疑的な里帆(19歳)
人間でなく地球を性的指向対象とする知佳子(31歳)
女性であることに固執する椿(31歳)
彼女たち3人が性別という「しがらみ」について話していくだけなのに、色々と考えさせられました
(特に、知佳子パートは強烈です、覚悟しましょう笑)
本作もしかり、たとえ家族であっても村田さんの作品をおすすめできませんし、確実に1人の時に読みたい派ですね -
Posted by ブクログ
2026.05.03
「10人産んだら合法的に1人殺せる」世界。
「カップルではなくトリプルで恋愛する」世界。
「夫婦間で性行為なしで子どもを持てる」世界。
「死を自分で決められる」世界。
どの作品も、いまの自分の価値観が果たして正しいのかどうか分からなくなってしまうようなお話。
性と生と死、自分に選択肢があるようで実は「ない」と思っている。だから、本の世界が「あってもいい」と思ってしまった。恋愛と性行為は別物、産みたいけど今は妊娠したくない、産みたくても不妊、夫婦間でも性行為が苦痛、余命という死を待ちながら生きる日々、だからこそ「命は尊い」のかもしれないが、苦行に感じることもあるのでは -
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家族とは……
ってなことで、村田沙耶香の『消滅世界』
とんだ未来になっちまったな。
子供はセックスじゃなくて人工授精で産むことが当たり前の世の中へ。
しかも夫婦間での性行為が近親相姦になったりと、更に結婚してても夫婦以外の他人とは恋愛するのはOKと……。
人口維持の為にある都市を完全封鎖して安定的に子供ちゃんを増やしていくため男性も子供ちゃんを産める世界へと
良い様な悪い様などんな世界やねんっ‼️って突っ込みを入れたくなる世界観。
何となくロボ兵器は出ないがエヴァの世界感に近いんかな❓
2026年14冊目
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Posted by ブクログ
ネタバレ『コンビニ人間』を入口に、村田沙耶香という作家に惹かれて片っ端から読んできたけど、その中でもかなり難解でエグ味が強かった。。
表題作『変半身』そして『満潮』の2編を収録。
自分の理解が及ばなかったのと、エグ味が強かったので星2。と思ったけど、『満潮』のメッセージがよかったので星3。
『変半身』も前半までは理解できたけど、後半(というかラスト)は最早異世界。
閉鎖的な千久世島で育った少年少女が、その島の信仰に従って秘祭「モドリ」に参加させられるも、それは伝統的な宗教催事ではなく、島の男たちによる性暴力から生まれた紛い物の儀式だと判明し、心身に深い傷を負って島を出るまでの前半。
色々あってまた -
Posted by ブクログ
この作者は、割とメンタルがしんどい時に読むのに限る。元気な時に読むと、割とメンタルがやられるので。しんどい時読むと割とスッと入ってきたりする。
コンビニ人間、地球星人、魔法少女ミラクリーナ、に続き読んだ。比較的軽そうな本を読むようにしてる。まだ全冊読む覚悟は私には、ない。
のめり込む何かがあるっていいな、と思った。
現実に向き合う必要はあるけど、必要以上に現実だけを見ていると疲れる。少しくらい騙されてるほうが幸せなのは確か。例えばお店や屋台のご飯の価格設定は比較的高めに設定されており、自分が作った方がそりゃあ安い。でも外食なら楽ができるし、少し高くても屋台で一緒に食べる友だちとのご飯はとて -
Posted by ブクログ
村田紗耶香作品は『コンビニ人間』に続いて2作目。やはり独特の文体が印象的で、不気味さと薄気味悪さがじわじわと染み込んでくるような読後感だった。読み終えたあとも、言葉にしづらい感情がじっとりと残る。
表題作「丸の内魔法少女ミラクリーナ」では、魔法少女ごっこという一見無邪気な設定を通して、現実の理不尽さと向き合う姿が描かれている。現実のままでは立ち向かえないものに対して、別人格をまとった“設定”の力を借りることでようやく対峙できる——その感覚には妙なリアリティがあった。
どこか滑稽でありながら切実でもあり、「こうでもしないとやっていけない」という現代的な防衛手段のようにも感じられる。軽やかなは