村田沙耶香のレビュー一覧

  • 殺人出産

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    世界観に引き込まれた。今の世界で生きている自分から見たらこの世界は異常と思うけれど、時間が経つにつれて適応していくのだろうか...。こうなることは有り得ないと言いきれない、絶妙に筋が通った世界だと思う。何度も読み返しています。

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    2020年09月18日
  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

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    異様さ

    常軌を逸している。
    「コンビニエンスストア」は,比喩なのではないか。
    比喩であってほしい。
    でも残念なことに,彼女が恋をしているのは,正真正銘の建造物「コンビニエンスストア」なのだ。
    苦笑の連続。
    非現実世界ならではの異常さに圧倒され続ける。

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    2020年07月10日
  • 星が吸う水

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    面白かったです。
    村田さんの本を読んでると、いつもぐるぐると考え始めてしまいます。今回は「性」について、というより「性行為」について。
    鶴子、梓、志保、結真、美紀子…どの人物の考え方に近いかと言われれば、わたしは鶴子です。女性だからといつでも被害者にはならないだろうし……と。でも、説教してしまいがちの鶴子が、それでも友人の恋愛観は尊重しようと言わないでいいことは言わないでおく、というのはとても良いなと思いました。
    梓が一番分からないし、苦手。女の幸せは「結婚、出産」の人なんだろうな。
    結真の瞬いた「ガマズミ」。「自分も皮膚に区切られた漆黒の空間だ」というのはとても素敵。自分の中に暗闇が、という

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    2020年05月15日
  • 星が吸う水

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    村田さんが描く性的描写(この作品に関しては性的だけど、性的じゃない描写も含め)は、嫌悪感がなく、綺麗だ。
    セックスを題材にする作品は、性的描写が付き物。その性的描写は綺麗なものと汚いものがあると思っている。綺麗な描写は、登場人物が綺麗。人として変わっていたり、クソみたいな人間だとしても、どこか感情移入できるんだと思う。

    この作品は2つのストーリがあり、どちらもアラサーの女性が主人公。自分は男だが、年代は重なる。
    独身のアラサー。この作品を読むと、もっと自由に開放的になりたいなと思う。

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    2020年04月25日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    タイトル通り変愛を集めた短編集。

    「お、おう、そんなところに」「そんなのと」「え、何この設定」とか本当にそれぞれ変な愛ばっかり笑

    吉田篤弘目当てだけど、電球交換士が出てきていたとは。

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    2020年04月16日
  • コンビニ人間

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    コンビニ人間

    何だか知らぬうちにハマってしまう作品でした

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    2019年11月25日
  • 星が吸う水

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    この作家は、はじめて読んだが、なかなかに面白い。女性がこんな風に思うのだな、と言うより性別を超えている、ザ・村田沙耶香という感じ。クセがつよいんじゃ、か。

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    2019年11月16日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    24節気を3等分した72候があることを知って、日本には季節を細かく愛でる文化があったのだと再認識した.その季節感を念頭に置いて、著名な作家が短編を綴るという贅沢な本だが今回は春夏を読んだ.村田喜代子の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)が面白かった.戦前の裕福な家庭に育った姉妹だが、それぞれにねえやがいて、様々な世話をするという、今では考えられない家庭内のやり取りが出てくる.あんな時代があったことは、映画や小説の中でしか接することはできないが、この姉妹の会話からその情景が想像できることが新しい発見をしたような感じだった.

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    2019年11月06日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    「恋愛」ではなく「変愛」…変わった形の愛が描かれたアンソロジーです。
    面白かったです。
    ディストピア文学が大好きなので、「形見」が好きでした。工場で作られる動物由来の子ども、も気になりますが、主人公の子どもがもう50人くらいいるのも気になりました。色々と考えてしまいます。
    「藁の夫」「逆毛のトメ」「クエルボ」も良かったです。藁の夫を燃やす妄想をしたり。クエルボはラストは本当に名の通りにカラスになったのだろうか。。
    多和田葉子、村田沙耶香、吉田篤弘は再読でしたがやっぱり良いです。
    岸本佐知子さんのセンス好きです。単行本から、木下古栗さんの作品だけ再録されなかったようですが。
    表紙の感じに既視感が

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    2019年08月30日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    トップバッターの 瀬戸内先生のが 一番俗っぽかったな と思うほど 瀬戸内先生 相変わらず かわいらしい人を書くんですね ほぼほぼ 幻想的で不思議な短編 ちょっと読むには 分かりにくいものもある 芥川賞作家が多いからでしょうか

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    2019年08月22日
  • コンビニ人間

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    せつない

    コンビニ人間って何?
    と思い興味本意で読んでみました。
    現代の若者の象徴である就職難民からのコンビニバイト。
    自分の娘や孫もそうなる可能性はゼロではないと思うと切なく、この様な社会にしてしまった大人達に是非読んで欲しいと思いました。

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    2019年01月24日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    村田さんの世界観がすき!つい声を出して笑ってしまう。アラサー特有の悩みも、感じ方も共感できて心強くなる。
    年を重ねて、白くなった髪の毛に赤いかんざし…私も憧れます!

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    2019年01月16日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ネタバレ

    同世代として共感することが多く、30代は思春期の再来という視点は近頃のモヤモヤを一気に引き受けてくれた。

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    2018年10月10日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    今年前半(2018年)日経新聞に連載していたエッセイを読んでいてあまりにも面白かったので、以前出版されていたこちらの本も読んでみました。

    新聞の連載と重なるような関連ネタもあり、クスッと笑えるエピソードが多かったです。

    普通の人が感じている事をかなりデフォルメして感じる方なのかなぁと思いました。

    だからこそ、なにか共感出来て、面白く読めるのだと気付きました。

    面白いです。

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    2018年09月25日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    アラサーのあるあるがおもしろかった。
    結婚したいと思ったそばから、やっぱり結婚したくないと思ったり、結婚するしかないと急に焦ったり、結婚なんてできないと落ち込んだり。
    ほかにも出産、キャリア、恋愛、おひとりさま、老化、健康、おばさん化、セクハラ問題、似合う色問題、「パリに行ってきました」って言ったらウザいんじゃないか問題……自意識に苛まれたアラサー女子の悩みはまるで思春期のように次から次に生まれくるくると変わっていく。
    村田さんのちょっと自虐的な発言や、一風変わった思考、性格もふくめて面白い。
    可愛らしくて何度もクスッと笑っちゃいました。アラサーもなかなか楽しそう。

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    2018年10月25日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    いくつか読んだことがある作品も収録されていましたが、今までの愛に対する見方を思いっきり揺さぶられる一冊であることは間違いなし。
    どれもこれもお勧め?
    「韋駄天どこまでも」は漢字遊びの要素なので、編者も書いているように翻訳は超絶技巧が必要だなぁ。
    単行本にしか収録されていない作品があるそうなので、単行本も読まねば。

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    2018年07月21日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    スクールカーストと思春期の危うい心のバランスを見事にあぶり出した作品。開発途上のままのニュータウンの閉塞感と思春期のクラス内カーストの閉塞感がものの見事にリンクしている。村田沙耶香は苦手なのが多かったけれどこれは素晴らしい。相変わらず性を書いてはいるけれど、その衝動が今作では良い方向に働いている。オススメ。2013/222

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    2025年02月19日
  • 消滅世界

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    当たり前正常っていうのも考えさせられた。今でこそ、性行為はプライベートのことであるが、この世界では性行為自体がなくなって、そのことが起因して、恋愛家族と言うものはなくなっていってる。今我々は発展途上、成長中、変化中であるが、当たり前などは変わっていく。順応するかしないか、個人の判断ではあるが、私は俯瞰した見方をしたい。そういう意味でこの本は俯瞰の視点を見つけることができたと思う。

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    2026年06月14日
  • コンビニ人間

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    世にも奇妙な物語みたいだった。全員なんかちょっと不思議な感じ。
    自分が生きやすい環境で生きるのが良いとは思うので、未婚だろうとバイトだろうとなんでも良いだろうと思う。

    あと、そういう話じゃないとは思うが、コンビニの店長になれば良いのでは?

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    2026年06月12日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ホラー映画を観るよりも覚悟を決めて読むべき

    「生殖により地球・人間が機能的に循環する」=工場
    という視点が他の著者にはない独自性があって、村田沙耶香自身に興味が湧いた。

    ストーリーは、前半(幼少期)は環境に支配されどうしようもない生きずらさと残酷さ。後半はグロテスクで宗教的なのに清々しいほどに明るくユーモアさえ感じる。(と思う読者も宇宙の目視点を通したからなのか)
    この地球上の人間社会のシステムが歪んでいるのか、と考えたことのない思考が頭の中に渦巻いて不思議で恐ろしい感覚を味わってしまった。

    ページをめくる手と、読み終わったあとのドーパミンが止まらない。ただの生きづらさを語った作品に収ま

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    2026年06月12日