村田沙耶香のレビュー一覧

  • マウス

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    ざわざわ

    村田沙耶香さんの書く小説は,相変わらず胸がざわざわする。
    けっして言葉にしたくないことを,正確に言葉にされて突き付けられた感じ。
    『コンビニ人間』ほど強烈ではないものの,やはり登場人物にサイコパスみがある。
    少しだけ羨ましくもあるけれど。

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    2020年11月10日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    あんなおどろおどろしい本を書く人が、めっちゃ普通のアラサー女子だった、ということが驚き。
    共感できることが多いエッセイでした。
    共感できない方が、女として幸せなのかもしれないけど。安心しない方がいいのかもしれないけど。
    一気読み。ごちそうさまでした。

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    2020年09月22日
  • 殺人出産

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    世界観に引き込まれた。今の世界で生きている自分から見たらこの世界は異常と思うけれど、時間が経つにつれて適応していくのだろうか...。こうなることは有り得ないと言いきれない、絶妙に筋が通った世界だと思う。何度も読み返しています。

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    2020年09月18日
  • コンビニエンスストア様【文春e-Books】

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    異様さ

    常軌を逸している。
    「コンビニエンスストア」は,比喩なのではないか。
    比喩であってほしい。
    でも残念なことに,彼女が恋をしているのは,正真正銘の建造物「コンビニエンスストア」なのだ。
    苦笑の連続。
    非現実世界ならではの異常さに圧倒され続ける。

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    2020年07月10日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    タイトル通り変愛を集めた短編集。

    「お、おう、そんなところに」「そんなのと」「え、何この設定」とか本当にそれぞれ変な愛ばっかり笑

    吉田篤弘目当てだけど、電球交換士が出てきていたとは。

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    2020年04月16日
  • コンビニ人間

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    コンビニ人間

    何だか知らぬうちにハマってしまう作品でした

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    2019年11月25日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    24節気を3等分した72候があることを知って、日本には季節を細かく愛でる文化があったのだと再認識した.その季節感を念頭に置いて、著名な作家が短編を綴るという贅沢な本だが今回は春夏を読んだ.村田喜代子の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)が面白かった.戦前の裕福な家庭に育った姉妹だが、それぞれにねえやがいて、様々な世話をするという、今では考えられない家庭内のやり取りが出てくる.あんな時代があったことは、映画や小説の中でしか接することはできないが、この姉妹の会話からその情景が想像できることが新しい発見をしたような感じだった.

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    2019年11月06日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    「恋愛」ではなく「変愛」…変わった形の愛が描かれたアンソロジーです。
    面白かったです。
    ディストピア文学が大好きなので、「形見」が好きでした。工場で作られる動物由来の子ども、も気になりますが、主人公の子どもがもう50人くらいいるのも気になりました。色々と考えてしまいます。
    「藁の夫」「逆毛のトメ」「クエルボ」も良かったです。藁の夫を燃やす妄想をしたり。クエルボはラストは本当に名の通りにカラスになったのだろうか。。
    多和田葉子、村田沙耶香、吉田篤弘は再読でしたがやっぱり良いです。
    岸本佐知子さんのセンス好きです。単行本から、木下古栗さんの作品だけ再録されなかったようですが。
    表紙の感じに既視感が、と思ったら、多分小川洋子の「不時着する流星たち」の単行本の絵と同じ方でした。あったかいような不安になるような、好きな絵です。

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    2019年08月30日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    トップバッターの 瀬戸内先生のが 一番俗っぽかったな と思うほど 瀬戸内先生 相変わらず かわいらしい人を書くんですね ほぼほぼ 幻想的で不思議な短編 ちょっと読むには 分かりにくいものもある 芥川賞作家が多いからでしょうか

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    2019年08月22日
  • コンビニ人間

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    せつない

    コンビニ人間って何?
    と思い興味本意で読んでみました。
    現代の若者の象徴である就職難民からのコンビニバイト。
    自分の娘や孫もそうなる可能性はゼロではないと思うと切なく、この様な社会にしてしまった大人達に是非読んで欲しいと思いました。

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    2019年01月24日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    村田さんの世界観がすき!つい声を出して笑ってしまう。アラサー特有の悩みも、感じ方も共感できて心強くなる。
    年を重ねて、白くなった髪の毛に赤いかんざし…私も憧れます!

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    2019年01月16日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ネタバレ

    同世代として共感することが多く、30代は思春期の再来という視点は近頃のモヤモヤを一気に引き受けてくれた。

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    2018年10月10日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    今年前半(2018年)日経新聞に連載していたエッセイを読んでいてあまりにも面白かったので、以前出版されていたこちらの本も読んでみました。

    新聞の連載と重なるような関連ネタもあり、クスッと笑えるエピソードが多かったです。

    普通の人が感じている事をかなりデフォルメして感じる方なのかなぁと思いました。

    だからこそ、なにか共感出来て、面白く読めるのだと気付きました。

    面白いです。

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    2018年09月25日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    アラサーのあるあるがおもしろかった。
    結婚したいと思ったそばから、やっぱり結婚したくないと思ったり、結婚するしかないと急に焦ったり、結婚なんてできないと落ち込んだり。
    ほかにも出産、キャリア、恋愛、おひとりさま、老化、健康、おばさん化、セクハラ問題、似合う色問題、「パリに行ってきました」って言ったらウザいんじゃないか問題……自意識に苛まれたアラサー女子の悩みはまるで思春期のように次から次に生まれくるくると変わっていく。
    村田さんのちょっと自虐的な発言や、一風変わった思考、性格もふくめて面白い。
    可愛らしくて何度もクスッと笑っちゃいました。アラサーもなかなか楽しそう。

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    2018年10月25日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    いくつか読んだことがある作品も収録されていましたが、今までの愛に対する見方を思いっきり揺さぶられる一冊であることは間違いなし。
    どれもこれもお勧め?
    「韋駄天どこまでも」は漢字遊びの要素なので、編者も書いているように翻訳は超絶技巧が必要だなぁ。
    単行本にしか収録されていない作品があるそうなので、単行本も読まねば。

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    2018年07月21日
  • 世界99 上

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    うへぇ。。。すごい。。。
    ピョコルン怖い、キモい。

    出てくる男の人達がみんな、最低と最悪を煮詰めたような奴ばっかりで、クラクラする。
    どういう世界だよ。こんなん地獄よ。

    主人公のようにキッパリと分けてる人は珍しいとは思うけど、誰しも自分のキャラを分けてる世界があるよね。
    その境界線が明確かどうか、人によって違うと思うけど。
    何となくその感覚はよく分かる。

    世界99ってそういう意味か。
    主人公は音ちゃんのおかげで世界99が見つかった。
    上巻ラストの状態は、衝撃で吐き気すら覚える状況だけど、世界99が見つかっててまだ良かったな。
    気持ち悪いけど面白くて一気読みした。

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    2026年10月26日
  • 殺人出産

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    するすると惹き込まれてしまった。
    怖くて不気味な話が続くけれど、それは読み終えると統一感すら感じられたし、筆者のワールドなのかな。
    他の作品にも興味を持ったので、読んでみたい。

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    2026年10月25日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    36歳、アルバイト、一人暮らし。

    周りから就職しなよだの結婚は?だの、自分は自分だからほっといてほしいよなあ。

    アルバイトだけど別に一人暮らししてるし、自分で稼いだお金で生きてるんだし外野の言葉って本当に耳障りでしかない。

    仮に40歳!正社員!実家暮らし!のひとがあらわれたとして、それはそれで、なんでまだ実家暮らしなの?って聞くんでしょ。

    結局、どんな生き方をしていても、周りは「普通」から少しでも外れているところを見つけて何か言いたがる。

    もうその人の生き方なんだから周りがいちいち言うことでもない!!!

    主人公はコンビニのバイトが天職って思って、誇り持って毎日コンビニのこと考えてて真面目でいいと思うけどな。

    少し変わってるひとでもこの人の生き方なんだなって思ってそっとしておこうよ。

    「普通はこうするもの」という周りの価値観を押しつけるんじゃなくて、その人が自分らしく生きているなら、それでいいじゃないか!

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    2026年10月25日
  • タダイマトビラ

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    生きている中でどこで誰かが決めたみんなの理想にのっかているだけかも知れないと思うことは多々あるけれど、家族もそのひとつだよな

    ある人が親も1人間なんだと気付けた時許せることが多くなったと言っていたことを思い出した

    それでも私はその理想を盲目的に信仰した幸せを信じてみたい

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    2026年10月25日
  • 生命式

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    村田さん節全開の12編だった。普通って何だろう、あるきっかけから簡単に崩れ落ちる常識と、その常識がもつ人を縛り付ける力に強さを表現しているのだと思った。

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    2026年10月25日