村田沙耶香のレビュー一覧

  • コンビニ人間

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    日常的に使われる普通と言う簡単で複雑な言葉を再認識させられるような本でした。

    自分はそんなことはないだろうとは思いつつ他人事とは思えない内容で短い話なのに重みのある一冊でした。

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    2026年04月06日
  • コンビニ人間

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    第155回芥川賞作品。なんともずっとキモいなぁこいつらと思いながら読んだ。普通の人間が持ちうる考え方を持ちえない主人公。完全に拗らせた社不の白羽。普通の社会とはどういうことなのか。コンビニから現代社会や人体などにアクセスさせる筆致による読書体験がとても良かった。共感は全然できなかった。

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    2026年04月06日
  • 世界99 下

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    あまりにグロテスクで冷たく悲壮感と嫌悪感が詰まった世界が描かれている。
    嫌な気持ちになるのだから読まなきゃいいのに、なぜか読み進めてしまう。上下巻の長編を読み切ってしまった。
    それはどこか好奇心や下心をくすぐり、一種共感できる社会の構造が丁寧に描写されていたからだと思う。

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    2026年04月05日
  • コンビニ人間

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    ゾワゾワした。主人公が異質であることは否定しようもないのだけど、行動原理に共感してしまう部分もあり、普通ってなんだ?異常ってなんだ?境界線が失われそうになる1冊。第155回(2016年)芥川賞受賞作品。

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    2026年04月05日
  • コンビニ人間

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    周りのみんなの顔色を伺って、自分の世界が平和であることを好む人こそ、ある意味、「普通」であることに囚われているのかもしれない。周囲から、あるべき姿を押し付けられて悩んでいる白羽くん自身が、さらに主人公にその理想を押し付けるように。

    自分の枠組みに当てはめて他人を判断しない、自分の都合の良いように解釈しない。

    同調圧力、空気を読むこと、これが特に強い日本だからこそ、響くものがあるのではないか。

    コンビニの情景が、五感を使って表現されることにより、また普段とは違った角度でコンビニを思い浮かべることができた。おもしろい。

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    2026年04月05日
  • 殺人出産

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    ネタバレ

    ずっと気持ち悪くて、でも引き込まれて読み進めちゃうような、不思議な感覚になる本だった。
    読み終わった後も、変な夢を見たような後味がずっと残るような感覚になった。
    リアリティがありすぎて、自分だったらどうだろうって思いながら読めるのがいい

    ①殺人出産
    最初はミステリーと思って読み始めたんだけど、読み進めるほどどういうことって言う気持ちにどんどんなっていく話だった。
    主人公のお姉さんが何のために子供を10人産んで、殺人をしたかったのか、最後主人公がなんで産み人になろうとしたのかも私にはわからなかった。結局今の時代でも殺人をしたい人は殺人をしたいし、そこに子供を10人産むって言う付加価値をストーリ

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    2026年04月05日
  • 世界99 下

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    精神が揺さぶられ読むのにとても疲れた。
    気持ち悪かった。
    もう読みたくないと思いつつ、経験を重ねてからもう一度読むと見え方は変わるのかなとも思った。
    しばらくはやさし〜い話を読みたいです笑

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    2026年04月04日
  • 世界99 下

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    異常が異常でなくなった先の静かな恐ろしさである。上巻で揺らいだ「ふつう」は、下巻でさらに輪郭を失い、人の欲望や同調がむき出しのまま日常へ溶け込んでゆく。そこで問われるのは、何が正気で何が狂気かという境目そのものだ。社会は秩序を守る顔をしながら、ときに個をのみ込み、違和感を沈黙へ変える。村田の物語は、奇抜さの奥で、私たちが支える日常の残酷さを映し出す。読み終えたあと胸に残るのは、遠い架空の恐怖ではなく、すでに自分の足元にひそむ世界への薄寒い気配である。

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    2026年04月03日
  • 世界99 上

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    怖い!気持ち悪い!
    でも世界がいくつもある感覚は自分にもあるのではないかと思ってしまったり。
    夫が結婚式をもしやるとしたら小学生から社会人までの友達が一堂に会するなんて変な儀式じゃない?と言っていたのを思い出す。
    たしかに自分もそれぞれで違う人間だったのかもしれない。

    コンビニ人間で先に村田沙耶香を予習しておいてよかった。まだ少し耐性ができていた気がする。
    下巻はどうなってしまうのか。

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    2026年04月03日
  • 世界99 上

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    常識の皮を一枚めくった先にある、奇妙で冷たい人間の風景が描かれる。私たちは日々、「ふつう」という見えない規範の中で息をしている。だがその枠が少しずれただけで、社会はたちまち不穏な輪郭をあらわにする。村田の筆は、異様な設定を借りながら、むしろ現実の息苦しさを照らし出す。笑うべきか、怖れるべきか、読む者はたびたび足場を失うだろう。それでも頁を閉じた後に残るのは、他人の異常さではなく、自分もまた異常な世界の被害者であると同時に、その世界を支えている当事者であるという静かな戦慄に襲われる。

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    2026年04月02日
  • 世界99 下

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    ぶっ飛び、ユートピア×ディストピア
    足元がぐらぐら揺れるような感覚と頭が思考停止させられる感覚が読んでる間はずっと続きます。

    人間は将来、どんどん感情を平坦にしていくのか?
    ヨガとは心の働きを死滅させること、とあるが、それは心が動かなくなるということではない。
    それは、心の動きをちゃんと認識して、自分の運転席に他人を座らせないようにしましょうという考えがあるが、
    空子の空は全くの空虚。
    それが未来の幸せの形なのか?
    と不安を煽ります笑

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    2026年04月01日
  • 世界99 下

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    ネタバレ

    下巻。私には難しかったが
    結構出る杭は打たれるって解釈が1番いいのかな。
    人は世界の波に歩幅合わせて歩いてる。
    それによって上手く記憶も改竄される。
    だけどそれに適応できない人も出てくる
    そういう人は「社会」が「世界」が黙ってない。

    ここは世界99よ!
    いや違う世界91よ!
    はいあなた違うよちょっと頭弄って同化しましょうね
    ってそんな話なのか?

    じゃあ初めから個性も意思も怒りも性癖も
    何もこの世界にはないじゃないか
    恵まれた人が操作してるのか。
    結局小さな箱の中みんな操作されてるのか…
    そう…なのか。

    自分を曲げられず最後まで自分を貫く
    そんな生き方しかできない白藤さんを思うと
    切なかっ

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    2026年04月02日
  • 世界99 下

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    ピョコルンもラロロリン人も第⚪︎世界も
    名称は違えど、今の私たちの世界にも存在するよなぁ。
    その概念を私たちがどう捉え、どう感じるか
    それによって物語の感想もストーリーも変わってくるなと思った

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    2026年03月30日
  • 信仰

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    殺人出産が好きだったから読んでみたけど、今回はあまり私にはハマらなかった。前半の短編は好きなのがあった。

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    2026年03月29日
  • 世界99 上

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    ものすごくカロリー消費が重く、気合を入れて読み進めました。世界をミクロに切り取って丁寧に構築したディストピア小説。ドロドロしていて目を背けたいけど背けられない。自分にも覚えがあるようで共感できる、でも聞きたくない音を聞かされ続けている違和感があるそんな小説でした。この世界がどんな決着をつけるのか下巻が楽しみです。

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    2026年03月28日
  • 世界99 上

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    映画や小説を途中で投げ出すなんて人を珠に見かけるが、物語の面白さや妙味なんて、最後まで読まなければわからないのになにやってんだ。といつも思っていたが、本書は投げ出す人がいても仕方がない気もする。

    嫌悪感が凄く、倫理観が壊れていく。
    静謐な雰囲気ながら、世界そのものが狂いすぎており、気持ちが悪い。
    しかし、よくよく考えてみると現在の倫理観や常識を肥大化させているにすぎず、どことなく理解できてしまうところがまた薄気味悪い。

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    2026年03月28日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    ネタバレ

    村田沙耶香ワールド炸裂!

    世界99から村田沙耶香デビューを果たした初心者ですが、やはり村田沙耶香さんにはこの世界は”人間工場”に見えているのでしょうか。

    主人公の奈月はポハピピンポボピア星人の魔法少女で、地球星人に擬態して生活している。
    これはただの女児の妄想だと思うだろう。実際このような妄想をしたことがある人も多いだろう。
    しかし、彼女にとってこれは妄想ではなく現実なのである。その証拠に彼女は折り紙で作った魔法のステッキと変身コンパクトを持っている。

    この作品はこの前提が常にある状態で話が進んでいくため、現実と魔法の奇妙な融合世界が実に村田沙耶香らしいと感じさせられる。
    性犯罪も、殺人

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    2026年03月28日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    全体的にいつもの感じの村田作品よりはグロさはなくて読みやすかった。自分を貫くことや人は人から影響されやすいことなど、別次元で書かれているけど実世界でも,起きてることだなっておもう。

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    2026年03月26日
  • 殺人出産

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    よくこんなことを思いつくなと思った。
    あっさりしていて読みやすかった。
    作者の主張が強いがこういう考え方もあるんだなと思えばとくに問題ない。

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    2026年03月26日
  • 殺人出産

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    今の当たり前がいつまで続くかわからないが、
    こんな世界があっても間違いではないと思う。
    価値観に縛られて生きられるくらいなら
    死んだほうが幾分マシだと思う。
    やりたいことを世の中に合わせて生きることは、
    正しいと思う。
    今の自分には理解できることは少なかったけど、
    あり得ない世界を少しでも感じ取れたことは
    とてもよかったと思う。
    自分に殺意が芽生えたらまた読み直そうと思う。
    そんな時は来ないほうが今の時代は
    良いんだろうなと考えてしまった。
    最後の余命では、死に方について書いてあったが、
    絶対に自分の好きな人に声をかけられて死にたい。
    すこしおしゃれな死に方をしてみたい。

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    2026年03月25日