村田沙耶香のレビュー一覧

  • 掌篇歳時記 春夏

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    24節気を3等分した72候があることを知って、日本には季節を細かく愛でる文化があったのだと再認識した.その季節感を念頭に置いて、著名な作家が短編を綴るという贅沢な本だが今回は春夏を読んだ.村田喜代子の雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)が面白かった.戦前の裕福な家庭に育った姉妹だが、それぞれにねえやがいて、様々な世話をするという、今では考えられない家庭内のやり取りが出てくる.あんな時代があったことは、映画や小説の中でしか接することはできないが、この姉妹の会話からその情景が想像できることが新しい発見をしたような感じだった.

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    2019年11月06日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    「恋愛」ではなく「変愛」…変わった形の愛が描かれたアンソロジーです。
    面白かったです。
    ディストピア文学が大好きなので、「形見」が好きでした。工場で作られる動物由来の子ども、も気になりますが、主人公の子どもがもう50人くらいいるのも気になりました。色々と考えてしまいます。
    「藁の夫」「逆毛のトメ」「クエルボ」も良かったです。藁の夫を燃やす妄想をしたり。クエルボはラストは本当に名の通りにカラスになったのだろうか。。
    多和田葉子、村田沙耶香、吉田篤弘は再読でしたがやっぱり良いです。
    岸本佐知子さんのセンス好きです。単行本から、木下古栗さんの作品だけ再録されなかったようですが。
    表紙の感じに既視感が

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    2019年08月30日
  • 掌篇歳時記 春夏

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    トップバッターの 瀬戸内先生のが 一番俗っぽかったな と思うほど 瀬戸内先生 相変わらず かわいらしい人を書くんですね ほぼほぼ 幻想的で不思議な短編 ちょっと読むには 分かりにくいものもある 芥川賞作家が多いからでしょうか

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    2019年08月22日
  • コンビニ人間

    購入済み

    せつない

    コンビニ人間って何?
    と思い興味本意で読んでみました。
    現代の若者の象徴である就職難民からのコンビニバイト。
    自分の娘や孫もそうなる可能性はゼロではないと思うと切なく、この様な社会にしてしまった大人達に是非読んで欲しいと思いました。

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    2019年01月24日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    村田さんの世界観がすき!つい声を出して笑ってしまう。アラサー特有の悩みも、感じ方も共感できて心強くなる。
    年を重ねて、白くなった髪の毛に赤いかんざし…私も憧れます!

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    2019年01月16日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ネタバレ

    同世代として共感することが多く、30代は思春期の再来という視点は近頃のモヤモヤを一気に引き受けてくれた。

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    2018年10月10日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    今年前半(2018年)日経新聞に連載していたエッセイを読んでいてあまりにも面白かったので、以前出版されていたこちらの本も読んでみました。

    新聞の連載と重なるような関連ネタもあり、クスッと笑えるエピソードが多かったです。

    普通の人が感じている事をかなりデフォルメして感じる方なのかなぁと思いました。

    だからこそ、なにか共感出来て、面白く読めるのだと気付きました。

    面白いです。

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    2018年09月25日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    アラサーのあるあるがおもしろかった。
    結婚したいと思ったそばから、やっぱり結婚したくないと思ったり、結婚するしかないと急に焦ったり、結婚なんてできないと落ち込んだり。
    ほかにも出産、キャリア、恋愛、おひとりさま、老化、健康、おばさん化、セクハラ問題、似合う色問題、「パリに行ってきました」って言ったらウザいんじゃないか問題……自意識に苛まれたアラサー女子の悩みはまるで思春期のように次から次に生まれくるくると変わっていく。
    村田さんのちょっと自虐的な発言や、一風変わった思考、性格もふくめて面白い。
    可愛らしくて何度もクスッと笑っちゃいました。アラサーもなかなか楽しそう。

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    2018年10月25日
  • 変愛小説集 日本作家編

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    いくつか読んだことがある作品も収録されていましたが、今までの愛に対する見方を思いっきり揺さぶられる一冊であることは間違いなし。
    どれもこれもお勧め?
    「韋駄天どこまでも」は漢字遊びの要素なので、編者も書いているように翻訳は超絶技巧が必要だなぁ。
    単行本にしか収録されていない作品があるそうなので、単行本も読まねば。

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    2018年07月21日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    スクールカーストと思春期の危うい心のバランスを見事にあぶり出した作品。開発途上のままのニュータウンの閉塞感と思春期のクラス内カーストの閉塞感がものの見事にリンクしている。村田沙耶香は苦手なのが多かったけれどこれは素晴らしい。相変わらず性を書いてはいるけれど、その衝動が今作では良い方向に働いている。オススメ。2013/222

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    2025年02月19日
  • 世界99 下

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    なるほど こうきたか!読み終えて まず これ。歳を重ねた空子さんやその周りの人々。人間って 結局 なんなのよ。生殖する生き物なのかな。私 馬鹿だから〜は都合の良い逃げっぽいけど 空子さんは 馬鹿じゃないね。変わる世界にいちばん順応してる と拍手したくなった。未来はどうなるんだろう。最後は自分で自分をなんとかしないといけないのは、ずっと変わらないんだろうな。いつもは読めない漢字がでてきたら 適当にながしていたんだけど 今回は 書き出して調べた。そうしないと もったいない気持ちになった。久々に充実した読書時間だった。

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    2026年07月05日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    はっきり言えば、読んでてちょっと気分が悪い。これを作品にした事には非常に凄みを感じるし、さすが芥川賞。といった感じがある。そのくらい、社会の横っ面を思いっきり引っ叩いている感じで、読めばその威力は文章から伝わってくるし、攻撃性すら感じる。
    この本には、「普通」である事とはこう言う事であると、文章ではっきり書かれている。それは、普通である人にとっては非常に気持ち悪い事なのかもしれないし、たぶん当たっている。そして普通でない主人公は、その普通でなさが生まれながらであるし、かなり振り切れているので、多分、大抵の人は残念ながら感情移入が出来ない。まあ、ハッキリと特殊なタイプである。それでも自分も含め、

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    2026年07月05日
  • コンビニ人間

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    普通とは何かを徹底的に考えさせられる作品。
    大人なんだから結婚して子供産んでるでしょ?30代でアルバイトなんて…みたいな、一般常識をぶつけられる不快感がリアルですごい。
    皆、自分の好きなように生きましょう

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    2026年07月04日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    淡々とした主人公の日常が軽やかに描かれていたが、その「軽やかさ」は、ある意味主人公の「合理的な選択」の果てにあるのかもしれないと感じました。

    私自身は「あれもしたい、これもしたい」と非常に欲深い人間なので、これほどまでに何かに特化し、それ以外のことを合理性に欠くという理由で感情が動かない主人公を少し羨ましく思いつつも、そんな人生は楽しいのだろうかと思ったりもしました。

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    2026年07月03日
  • コンビニ人間

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    ネタバレ

    主人公の古倉は幼い時から普通ではない(どうやら自分は普通ではないという自覚あり)。読み進めていっても一種の発達グレーやなと思う場面が多くあるけど、コンビニという天職の下では丁寧に仕事するし、他の店員にも迷惑をかけてないし、自分自身の普通じゃなさを自分でやりくりしているから、別にいいやんか、と思ったし、意外と周りも受け入れてるからいい職場やんと思った。
    しかし、問題は突然やってくるキモ男、白羽が来てから。おかしな理屈で白羽と同棲始める古倉も変やけど、それをあれこれ囃し立てる周りの人間たちは決してこれまでも主人公の個を受け入れて仕事してたわけではない所、相手のプライベートになにか言わずにはいられな

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    2026年07月02日
  • コンビニ人間

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    村田沙耶香さんの書く主人公は大人びていていつも冷静。そして冷静の中に静かな狂気が存在している。
    登場人物は誰一人幸せに見えなかった。他人の目を気にして他人の人生に干渉して、下を見て窘めているようで本当は下に見て安心しているだけ。
    主人公以外みんな人間らしい。主人公だけはコンビニ人間。可哀想などという目でさえコンビニ人間には理解できないのだろう。
    解説で中村文則さんが書かれていたように主人公が気づけば食べ物に執着しなくなり、コンビニ人間として「生まれ変わった」ベビーエンド的な描写は天然の爆発力のように見え、とても巧みな手法であった。好みは分かれそうだが物語としての完成度が高すぎて満足した。

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    2026年07月03日
  • 世界99 下

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    著者の、創造する力に参りました。
    自分としてはグロい…と言う感想が第一に来てしまいます。
    内容は、私にはついていけない感が強かったけれど、最後はどうなるのかと言う期待をして読み終えました。

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    2026年07月02日
  • コンビニ人間

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    こんなことを言うのは忍びないがほんっとに気持ち悪かった
    小説を読んでてこんなに嫌悪感を抱いたのは初めてかもしれない。白羽も主人公もキモすぎるしおかしいのだがそれを全くわかっていないから逆に怖い
    個人的には最後はハッピーエンドだと思う

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    2026年07月02日
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ

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    秘密の花園から後半の物語は性に関する具体的な描写を含むので、年齢制限は必要かなと思いました。
    最後の変容の物語を読むまでは、男性性と女性性であったり、今までの経験で感じたことや思ったことを少し飛躍して考えてみた物語というふうに受け取りました。性という、分かりやすく分かれているけれども不確かな境界線とそれを超える友情なのか愛なのか。可愛らしい表紙とタイトルに惹かれましたが、しがらみだらけで読んでいて少し辛かったです。

    最後の変容のみ少し性格が違うように思い、流行語大賞を狙っているかのような感じがしました。
    今までのネトネトした感じから脱却したいかのように、怒りを忘れた現代や流行になぞり、発散し

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    2026年07月01日
  • コンビニ人間

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    普通とは何か?人と少しずれてる女の子がずっとコンビニ店員として働く物語。
    スラスラ読める本。

    人と比べてしまう人におすすめ?

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    2026年07月01日