村田沙耶香のレビュー一覧

  • 変半身(かわりみ)

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    このような話は著者でしか書けないのではないか。
    表題の話が興味深かった。
    何を信じるかによって見えるものが変わってくる。

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    2025年03月30日
  • 変半身(かわりみ)

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    終始不気味でかつ面白味のある物語だったがちゃ。見えているものが必ずしも真実でないことを伝えたかったのかあるいは、一つの極端なものに信仰していく人間の愚かさを伝えたかったのか。奇怪な物語でした。ポーポー!の文字の大群には驚いた。

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    2025年03月23日
  • マウス

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    ネズミを連想させる臆病な二人の少女が、互いに手を取り合って成長し、別の世界へと旅立つ力強さを手に入れる、そんな物語に感じました。

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    2025年02月14日
  • マウス

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    村田沙耶香作品とは思えないくらい、正当にいい話だった。己らしくいればなんだかんだ受け入れられるのだと、そう思いたいよね。「そう思おうとする」のではなく「そう思いたい」と思っているのがダメなんだよなという感じがするけど、でも、「そう思いたい」になってしまうなあ、と思った。割と自由に振る舞っている方だと思うけど、意識的に自由に振る舞っているわけではなく漏れ出ているだけだから、本当に意識的に自由に振る舞えたらどんなにいいでしょうねえという感じがする。前衛的なワンピースを躊躇う気持ち、よくわかるなあと思った。でもそういう一歩が個性を作っていくんだよねえ。結局自由に振る舞って痛い目を見ることもあるんだろ

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    2025年02月11日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    まさか可愛いって思うことになるとは想像していなかった。「コンビニ人間」「消滅世界」に続いて三冊目。

    変態小説…

    変態観察をしている感覚… 変態を安全な場所から"覗き見"しているといった感じに近いかな。変態が変態として成長していく課程を垣間見るだけじゃなく、変態の脳の中まで覗くことができてしまい、観察をやめれなくなる中毒性… 何かしらの"毒"を含んでいるんですよね。

    「勃起していた私の手のひらは、いつの間にか萎えていた。私は顔をしかめて母の乾いた皮膚を見つめた。裏に汗をびっしょりかいた、生臭い皮膚。宿っていた欲望はすっかりなくなり、母の表皮を蔑む気

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    2025年02月11日
  • しろいろの街の、その骨の体温の

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    どなたかの作家さんのエッセイに出てきた1冊。小学校高学年から中学生までの、とてもデリケートな思春期の女の子の話。中学2年生の時に度々発せられる「きもちわるい」が苦しく、ヒエラルキーの下層の辛さが苦しく、何度も休憩を入れないと読み進められなかった。いじめとは少し違う、見えない差別。でも、最後に主人公が救われて良かった。伊吹と奏でられて泣けた。救いがある終わり方で本当に良かった。

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    2025年01月24日
  • 授乳

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    いきなり言うことじゃないと思うけど、こういう題材に出てくる男の人って絶対に雄々しくないよねえと思った。正男姉ちゃんの話は切なかったな。
    読んでいて、村田さんは「子宮なんか取っちまいてえよ!」と思ってんのかなという気持ちを感じた。まあ、わかる。自分は「いつまで女の腹の中で子育てさせるつもりやねん、試験管ベイビーはよ!」と常々思っている。生理がド重い人とかもっとそんな感じだろう。
    とはいえ、自分は村田さんほど女体も女性性も疎んでないなーと思ったけど、でももっと芯の部分で理解できるような、でもゾワゾワともするような、不思議な作品群だった。
    女の人が自分の性別や肉体について考えた時、肯定的に受け止めて

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    2025年01月22日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    表題作とひかりのあしおとの2作。独特な表現が物語の世界観をより引き立てている。いずれの作品も歪みから歪みが生まれその環境から脱する事ができない…そんな話。考えるのではなく、感じる一冊。

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    2025年01月22日
  • 変半身(かわりみ)

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    一つの島を舞台に陰謀論を嘲笑う、村田沙耶香流フィクション。いつも予期せぬ方向から槍が飛んでくるような奇抜な小説を書く彼女ですが、今回はオマージュにしたあれこれが見える。彼女の作品にしては読みやすい。置いていかれないというか、ああ そういう文脈の話ね、となる。

    「新しい真実を知るとき、人間の頭はクラッシュする。その瞬間だけが、本当に「無」になれるときなのよ」。

    「知る」から「信仰する」に至るまでに流れる「無」。この一瞬って超心地よい。目の前のすべてが煌めいて見える。自由が雪崩のように流れ込んでくる。そう、真実は存在しないのだから、信じたいものを信じればいい。信じていたものが消えたのなら、新し

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    2025年01月10日
  • ギンイロノウタ(新潮文庫)

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    この世に同じ感情や興奮なんて1つもないはずなのに、恋とか愛とか言葉が先行してしまっているから、私たちは無意識にそこに当てはまるように軌道修正しているんだろうなと気付かされた。

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    2024年12月31日
  • ハコブネ

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    村田ワールド全開。
    これは特に難しい、助けてくれ。笑
    アースとセックス…?
    朝井リョウの正欲じゃないけど、色んな性的志向やセクシャリティを持つ人がいるんだなということを改めて考えさせられる話
    こんな進んだ(?)ジェンダーの考えを2011年時点で書いていることがまずすごい

    超メタ思考というか神様的な視点を持ってる知佳子、現実にいたらめちゃめちゃ不思議ちゃんだと思うけど、こういう人は里帆みたいにだる絡みしたり追いかけちゃいそう

    私は完全に性自認女、生物学上女だと思うけど、自分の性自認が分からないとアイデンティティが定まらず、里帆みたいに苦しむんだろうな。。
    あと、普段私も女性らしく振る舞えない

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    2024年12月29日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    ananに連載していたものをまとめたエッセイ。
    ちょうど自分と同じ年頃だった著者が書いているので、読んでいて旧友達と会って駄弁っているような気分になれた。
    「大人のパンチラ考」はじめ、そんなこと考えたことも無かった!と笑えるものや、「「年齢に合ったいいもの」の謎」などではあるある!と共感したり、色々な話題が短く詰まっているので楽しかった。
    今は分からないけど、コンビニでバイトしていることには驚いた。

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    2024年12月17日
  • 授乳

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    まだ未完成の荒々しい生々しさがあった。村田さんがたくさん小学生の頃から生きづらさを感じていたことがわかる。

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    2024年12月16日
  • 絶縁

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    様々な縁切り。
    人と人であったり社会であったり或いは自分であったり。
    物語の背景に其々のお国柄が透けて見えるようで興味深く読めました。
    ただやっぱり翻訳モノはちょい苦手、、、

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    2024年12月16日
  • となりの脳世界

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    ネタバレ

    ・人の脳の数だけ世界があることを考えると、なんて豊かで、奇妙で、素敵なんだろう、と胸が高鳴ります。誰もが、自分だけの奇妙で愛おしい脳を通して、世界を見ているということが、とても素晴らしいことに感じられるのです。

    ・私は歩く時、音楽を聴くのではなく、どちらかというと観ている。音楽から浮かんでくる映像を観るのが好きなのだ。

    ・毎日の生活の中で必死に大人を演じ、真面目に、まともに、常識的に、ルールを守って生きなくては、と肩に力が入って、いつの間にか心がガチガチになってしまっているとき。歌いながら、踊りながら、キスしながら、「それじゃもったいないよ。人生を、生きていることを、楽しもうよ」とおどけな

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    2024年12月05日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    村田沙耶香さんのエッセイ。
    めちゃくちゃ等身大の村田沙耶香さんの素が満載、
    自分もあえて人には言えないけど、あーこういう事思ったりすることあるなぁ…みたいな些細な事が赤裸々に繊細に書かれていて親しみを感じました。

    ぶっ飛んだ内容の本を沢山書かれてるけど、
    本当に繊細で人に気を使いすぎる性格の良い人なんだろうなぁと思っていたがその通りのお人柄だった。

    ご自身のことを自意識過剰と自負しており、
    すごく人に気を使う人だからこそ、あんなにいろんな多方面からの人の狂気じみた感情を面白く書けるんだなぁと思った。

    「活の怖さ。女をさぼるな、さもないと不幸になるぞと脅されている気持ちになる」

    笑。世の

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    2024年12月03日
  • 変半身(かわりみ)

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    表題作、変半身。中編なので、すぐに読めるは読めるけれども、別世界へ行って帰ってきたことへの疲労感が凄まじい。私の知っている人間の話ではなかった。

    満潮。変わった夫婦の話。性欲は自分のもので、相手から引きずり出されるものでも、無理に絞り出すものでもない。自ら追い求めてもいいし、しなくてもいい。だからって、こんな方向性にいくことは変わってるなと思うけれども、それも他人が言うことではないんだろうな。愛の形はそれぞれ。

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    2024年12月03日
  • タダイマトビラ

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    ネタバレ

    主人公が人間は入れ替わりでその存在を繋いでいく生命体にすぎないと気づいたのは理解ができるが、それを他者(家族)に強要したがる理由がわからなかった。ただ家族に対してカゾクヨナニーを各々楽しんでるんだなーと嘲っとくだけでよかったのでは?本書を読む限り主人公は他者を説得するより自己解決で満足できる性格に感じた。
    あと瑞稀の存在がわからない。ただ渚さんに会わせるため?独り立ちに強い意志を持っている性格がどう主人公に影響したのかがも謎。
    ラストの壮大な映画を観ているような気持ちにさせてくれる描写が好きです。

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    2024年11月21日
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病

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    村田さんは、美を気にする女性の典型の一人でありながら、そのなかでも自分とちゃんと向き合って、考えを言語化し、整理してきた方なのだろうなと思う。
    ただ、綺麗になりたい、女らしく、女ならではの幸せを...なんて言う人は、多くいると思うけど、自分が女性であることと真剣に向き合い対話してきた人はそう多くはないのではないかと思う。

    また、個人的には、村田さんは庶民派っぽいところがあり、かつ、陰の気持ちも分かられてる方で、親しみやすさを感じた。小説家でありながらも、コンビニでアルバイトされてるところも好きだなと思いました。

    p.117 ・高性能恋愛ブレーキ
    p.123・人見知りの合コン作法
    p.131

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    2024年11月16日
  • 絶縁

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    感想
    他人との溝。どれだけ近付いても、結婚しても。所詮は他人。本当にしてほしい肝心なことはしてもらえない。歪みはいかに解消するべきか。

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    2024年10月25日