村田沙耶香のレビュー一覧
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ネタバレクラス替えで臆病な背の高い爬虫類顔のすぐ泣く女の子が目に付いたが、クラスのみんなはその女の子を嫌ってる。ボールが近くを通ったりプリントが落ちたり些細なことで泣いてしまう女の子、そんな女の子が教室から出てったところをおいかけてみた主人公、1度目はトイレに入ったと頃で見失ったが2度目に掃除用具入れのドアを開けたら排水機に座った例の女の子がいた。セリナは脳内で灰色の部屋を作りその中にいる時がいち番楽しいというが主人公はそんなものはつまらないもっと楽しい世界はある、と「くるみ割り人形」を読み上げたら絵本の中のマリー様(せりなの解釈により温和で優しいマリーではなく凛として厳しつよいマリー)の様になった。
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表紙がとても綺麗で手に取りました。
二十四節気は知っていても、それをさらに三等分した七十二候は知らない人が多いのでは?
わたしも今回初めて知りました。
雉始雊(きじはじめてなく)というように、動詞で示されているのが、分かりやすい。
どれも現代人にも理解できるもので、時代が変わっても季節の移ろいは変わらないものだなと思います。
この本では、二十四節気の春夏部分を抜き出し、また、各節気の真ん中の七十二候をタイトルに各自が短編をお書きになっています。
思えば、短い作品は触れてこなかったので、どれも不思議な余韻を残す終わり方で、こちらの想像力や読解力を掻き立てるなぁと短編の面白みを初めて知りま -
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流石の村田沙耶香。「無」
ますます筆が冴える。これからは、このくらいの毒が吐ける作家でなくてはね。
「産んでしまった後は私が家畜だった。夫にとって私は古くて汚いけれど性欲処理ができて、放っておけば家事をしてくれる肉性機械道具だった。娘は私で性欲処理をすることはないが、いくら成長しで当然のように私を使いつづけた。でもいつか、未来では娘が私たちの道具になる、それだけが心の支えだった。」
痺れる〜!
ラシャムジャ「穴の中には雪蓮花が咲いている」
悲しくもふっくらした短編。これはこれで、好きだなあ。このふっくらした感じは人柄なのか、チベットという国が持つものなのか。
チョン・セラン「絶縁」
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『変半身』
読み進める間ずうっと胡散臭さがあった。信じてた世界がひっくり返りひっくり返り…今日の友は明日の敵となり、今日の常識は明日の非常識となる。このまさに今生きている世界は、加速度的にそのどんでん返しが行われ続けている。信じることで考えることをやめて楽になる方が確かにずっと楽に違いない。しかし、本を読む限り、村田沙耶香に触れ続ける限り、疑うことを止めることはないと思う。
『満潮』
さっぱりわからない。
理解が及ばないものに対して、理解することを試してみることが読書の醍醐味であったとしても、さっぱりわからない。
ただひとつこの作品を読んで初めて気づいたことであるが、男性である自分は、男性 -
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アジアの女性作家九人によるアンソロジー。しかもテーマは「絶縁」。「しびれるテーマ」と村田沙耶香は言ったそうだが、確かに「しびれる」。なかなか、こんな本が存在するというだけで意義深いような、圧がある。ある特定の層には熱い支持を受けそうな一方、この価値観、というよりはこれに「しびれる」感覚って、普遍性ないかもしれないな…とも思う。
Audibleで聴取。朗読は、どの作品も独特の色が浮かび上がり、とても良かった。ただ終盤は私の集中力/モチベーションが枯渇してきて実はちゃんと聴けてない。いつかちゃんと読み直したい。
■村田沙耶香(日本、一九七九〜)『無』
うん。絶縁だ。村田沙耶香の絶縁だ。
■ア -
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最近になって村田沙耶香さんの本を読むようになり、かなり変わっている内容なのになぜか分かる自分もいる、という体験が不思議で心地良くて、そんな小説を生み出す村田さんの読んできた本が知りたい!と思い手に取りました。
はい、正直よく分かりませんでした。
村田さんが懸念されていた通り、おそらく凡人の私とは読み方が違うようなので、書評を読んでも読んでみたいと思う作品がほとんどありませんでした。(実際には読んだら面白いのかもしれません)
性について語る場面も多く、恥ずかしいとかイヤラしいとかでもなく、ただ「またか……」と少し思ってしまいました。
ちなみに村田さんが飢えている西加奈子さんは、個人的に小説よ -
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コンビニ人間の時も思ったけど、よくこんなキモい文章書けるなと思う
グロい話とかじゃないのに、表現とか言い回しにキモさを感じる
この作者の過去の経験とか知らないし、性とか性行為に偏った考えがあるのか分からんが、男ってこういうのがいいんでしょ、女ってこんな生き物なんでしょ?こんな下ネタ言ったら面白いんでしょ?って思ってるのかなって表現が多々ある。
全部奇怪な文章ではあるけど「ねえ、私ってやっぱ変な人よね?変わってるよね?」ってずっと言われてる気がしてくる。あんた達普通の人には変わり者の私のことなんて理解できないよねって
変わってる人ではあるけど、あえて「いいえ、あなたも普通の人間です」って言ってや