東山彰良のレビュー一覧

  • ママがロックンロールしてたころ

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    ビビウといい、最近こういう読み味の話多い? 周りに音楽で生きてる人いないからアレだけれど、私も似たようなものか。母親のサイドカー、母親のバンドの映像、いいよね。

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    2026年05月10日
  • 流

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    既読であることをすっかり忘れて再読。
    祖父は誰に殺されたのか?のミステリーを主軸にしながら、戦時中の凄惨な真実や終戦後の暮らし、青春などを幾重にも織り込んで紡がれるストーリーは圧巻だなと。
    あらすじをすっかり忘れてたけど、読みながら段々思い出した。粗筋が分かって読むことでこの本の良さを再確認できました。

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    2026年04月19日
  • 小さな場所

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    初めて東山彰良さんの本を手に取りました。
    台湾にある紋身街の話と知って驚きました。
    作家さん本人も台湾出身だったので納得。

    この本を読み進めていると、頭の中に登場人物が鮮明に現れて、動いているような感覚。
    それは、登場人物が特徴的でとてもイメージしやすく、内容に感情移入しやすかったからかもしれません。

    この中でも、彫り師のニン姐さんはとても素敵で
    芯があって凛とした美人!
    なのに猫にメロメロ。
    とても素敵〜私の理想の人っ!!

    本書にある「天使と氷砂糖」は、
    男尊女卑な世界
    男に啄まれて捨てられる…
    なんで可愛らしい子がそんな目に遭うのか
    どうして、不幸な道に進んでいくのか
    涙が出ました。

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    2026年04月03日
  • どの口が愛を語るんだ

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    東山さんは、無骨なハードボイルド系作家のイメージだった。この作品では鋭さの中にある繊細な心の機微を上手に表現していて、どこか達観しているけどもがき続けている面白さがあった。

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    2026年03月06日
  • 流

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    本作『流』で第 153 回直木賞受賞。大陸時代の壮絶な経験からの...中国内戦で生死をかけ一家が台湾へ渡る。この辺りはパールバック『大地』の様な一族の歴史を描くに見えたが...。祖父の謎の死というミステリー要素と、主人公の破天荒な人生が相まってページをめくる手が止まらない。

    台湾で生まれ育った主人公の多感な青春時代は、151回直木賞受賞、黒川博行著『破門』の様なヤクザで血なまぐさいノリであった。因みに、山崎豊子著『大地の子』や角田光代著『ツリーハウス』などは、日本人目線で大陸の混乱した時代を家族のルーツとして書いている。

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    2026年02月28日
  • 流

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    長編小説。
    伏線回収もバッチリで、泥臭い時代の雰囲気を存分に感じられる作品。
    わたしを中心とした、国家と時代に翻弄されるも逞しく生き抜く強さを感じることができる。
    台湾の名前がすんなり頭に入ってこないので、最初は慣れなかったが、ストーリーの没入は本当に最後の方のみ。それまでは黄色い大地のように真っ平な出来事が淡々と進む感じ。
    後半は面白いが、後半を楽しむための前半戦なんでしょう。

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    2026年02月10日
  • 流

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    直木賞受賞作。
    あらすじや登場人物から、難しい展開かなと読む前は不安に思っていたけど著者の表現力に心掴まれた。
    ミステリーであり家族小説であり、青春であり。ところどころに小ネタみたいな笑いもあって楽しませていただきました。

    名前の読み方は全然覚えられないけどね。

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    2026年01月29日
  • 邪行のビビウ

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    青紫色のジャカランダの花が咲いた景色、暖かな美しい雨が降るラストが心に沁みる。
    独裁者に翻弄される人々に幸いあれ。
    アートコレクターもしてる身として、watabkuさんの装画から購入したんだけど、当たりです。
    チェンソーマンレゼに感動する方にお勧めかなぁ。

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    2026年01月11日
  • 三毒狩り(上)

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    一旦処刑され地獄に落ちた青年が生き返り三毒(貪瞋痴)を狩りに行く話。という紹介文をどこかで見、少し幻想小説風の楽しいエンタテインメントかなと思って読んでみたが、上巻は違う。これは、共産党政権下に生きた地方の庶民、義の漢佟継漢と拾われた息子雨龍の、そして佟家の大河ドラマ。肩すかしだったものの、とても面白い。継漢と、血の繋がりがないながらも、魂で固結びで繋がった息子雨龍の真っ直ぐな人柄が好ましい。そして、同じく魂で結びついた犬皮蚤!(最期哀れ。涙) さて、姉の為に人を殺し処刑された雨龍、下巻ではどうなる? 

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    2025年11月27日
  • 流

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    冒頭から祖父が殺されてミステリーかと思いきや、怒涛のように主人公と共に台湾史に巻き込まれていく感じがとてもよかった。後半にはしっかりと祖父を殺した犯人もわかります。台湾の歴史と共に懐かしい日本の流行も思いだせてよかったです。プロットが巧みな小説でした。

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    2025年11月07日
  • 三毒狩り(下)

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    佟雨龍が地獄に行って、人の世に逃げ込んだ三毒を連れ戻すために鬼になって舞い戻ってきます。地獄でケルベロスになった親友・皮蛋と別れたのは残念ですが、人世では小皮蛋が佟雨龍の妹分として活躍します。

    エンタメ作品としてはちょっと冗長というかよく言えば盛りだくさんでしたが、何とか読み終えました。小皮蛋の妹子が佟雨龍に「どこにも行かんで」とすがりつくシーンがいじらしく印象的でした。というか佟雨龍は一人で抱え込み過ぎなのが焦ったい。

    あきらめるのも大事、あきらめないのも大事。佟雨龍や李平はその間で気持ちが揺れていました。どうしようもないことは潔く諦めるたほうがいいに決まっていますが、諦めきれずにもがく

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    2025年10月08日
  • 三毒狩り(上)

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    違う話だけど「流」と同じ登場人物が出てくるよ。まるで中国の作家が書いたみたい。どんどん面白くなってきて、下巻に期待‼️

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    2025年09月28日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    色々な方の感想で台湾版スタンド・バイ・ミーだ、とあったけれどそれだ!という感じ。
    もしかすると中高生〜大学生辺りで読んでしまっていたら、結末に納得がいかなかったかもしれない。
    大人になって読んだら、結末が染み渡るようですごく良かった。
    ままならないとか、どうしようもないとか、制服姿の子どもたちを見かけたときに込み上げる感情と眩しさとか、そういうものを閉じ込めた話でした。

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    2025年09月27日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    三人で馬鹿をやっていた子供達が、いつからか互いに首を絞め合い、縛られていく。
    台湾が主な舞台で多少想像しにくい情景はあったが、それぞれの視点から描かれるこの作品はとても読みやすく、読み進めるごとに興味を惹かれる青春ミステリー。サックマンがサックマンになってしまった経緯は、どこで誰にでもあり得そうな、不思議な納得感を覚えた。

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    2025年09月09日
  • 三毒狩り(上)

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    どこまでリアルかは分からないが、当時の中国の雰囲気が偲ばれる。上巻まるまる導入のようだが、下巻でどう繋がるか。

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    2025年08月11日
  • ブラックライダー(上)

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    東山彰良面白いよーって言われて読んだ。
    最初の2章ぐらいは、うーん?って感じだったけど、蟲が出てきてから怒涛の面白さだった。
    下巻を温めているので、早く読みたい。

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    2025年09月15日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 邪行のビビウ

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    死者を歩かせる邪行師ビビウが格好良い。ポップなのにどこか『出禁のモグラ』みたいなじめっとした空気感ある。私がプリキュアで気合いを入れるように、地球のどこかで、魔法少女で身を奮い立たせる女の子がいることが嬉しい。でもその対象が戦争であることが悲しい。

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    2025年05月17日
  • 怪物(新潮文庫)

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    柏山康平と椎葉リサ、鹿康平とシャオ、蘇大方、王康平、王誠毅。自由と愛、戦争、生きることと飢えること、罪を語った物語。現実(現在)と回想、作中作の三つのパートを行き来しつつ、やがて三者が融解し、互いに影響しはじめる。圧倒的な筆力。鋭く深いアフォリズム。ぐいぐい引っぱって行かれる。傑作だと思う。しかし自分がどこまでちゃんと(深く)読めたかは微妙。でも読んで良かった!

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    2025年05月23日
  • 猫が見ていた

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    柚月裕子さんが入っているのと、表紙に惹かれて。

    柚月さん、北村さん、井上さん、加納さんの作品が良かったのと、最後の「オールタイム猫小説傑作選」もよく、猫好きの方におすすめ。

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    2025年05月15日