東山彰良のレビュー一覧

  • 猫が見ていた

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    柚月裕子さんが入っているのと、表紙に惹かれて。

    柚月さん、北村さん、井上さん、加納さんの作品が良かったのと、最後の「オールタイム猫小説傑作選」もよく、猫好きの方におすすめ。

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    2025年05月15日
  • 流

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    1975年の台北を題材にした作品
    2015年直木賞受賞作
    ぶっ飛んだじーちゃん葉尊麟の孫、葉秋生のお話
    落第、祖父の死、初恋と失恋、幽霊、友情、兵役、ルーツを辿る旅、コックリさん…とぐちゃぐちゃ〜と詰め込まれている。
    その度に秋生の感情が目まぐるしく変わり、引き込まれていく…

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    2025年04月13日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    流が面白くて同じ作者で読んだ。評価をちょっとだけ落としたけど、でも面白い。青春小説なのか、ミステリーなのか、私はミステリーとして読んだと思う。しかしこの酸っぱさは何だろう。台湾の置かれた位置が私たちの日本とは違うのかもしれない。
    流と同じ舞台なのも嬉しい。

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    2025年03月11日
  • 走る?

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    アンソロジーはいい。
    すごくいい話も、意味不明なのも、色々読めていい。どういう順番で収録するか考える編集さん楽しいだろうなー
    で、一応ランニング好きな私が好きだった話は、1話目の パン、買ってこい と6話目の いびきが月に届くまで 。外の雪が消えたら走ろう。走りたくなっちゃったなー

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    2025年02月15日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    ネタバレ

    は?異国すぎて地名なのか人名なのか意味不明
    読むのやめよかな

    真ん中過ぎたあたりから面白い
    相変わらず地名なのか人名なのか分かんないのあるけど

    毒蛇と葛藤してるの笑えた

    青春が切ない〜ユン〜安らかにな〜
    なんで子供殺したのかよく分かんなかったけど

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    2024年11月18日
  • 流

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    次回の読書会課題図書。

    未だ混沌の中にある1970年代後半の台湾。蒋介石の死の翌月、当時17歳だった主人公、葉秋生の祖父が殺害されたところから物語は流れだす。

    なんて饒舌で壮大でちっぽけな物語なんだろう。

    中国近代史を背景に感じさせながら、
    葉秋生の視点から現在と過去、近未来を自在に語り、ときに壮麗なレトリックをふんだんに織り込んで400頁もの長編小説でありながら、一瞬たりとも飽きさせないエンタメ作品に仕上がっている。
    これは直木賞受賞も頷ける…。

    物語の軸は祖父の死の謎を追うこと、
    彼の何気なくも特別な青春の日々だ。

    70年代後半の、雑多で暴力的で秩序も清潔さもない、だけど根拠不明

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    2024年10月31日
  • 流

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    文学。読み応えがあり、文章も骨太。登場人物の読み方が難しくてとっかかりにくかったけど、十分満足できた。ああ、小説だなぁ。

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    2024年10月01日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    チャプターズ書店のYouTubeで知った一冊。

    2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼”サックマン”が逮捕される。
    彼の担当弁護士は、30年前の台湾でともに少年時代を過ごしていた。

    私はカタカナを覚えるのが苦手で、
    登場人物がを覚えきれない時があるので、
    本書も不安でしたが、今回は大丈夫でした!

    舞台は1984~1985年で、
    ちょうど私が生まれた年だったので、
    そこも含めて、こんな世界だったのかと読み進めました。

    本書のほとんどは、
    台湾で過ごした少年時代が描かれるのですが、
    暑くて湿度が高く、
    緑やアスファルトなど
    不衛生なものも含めて、
    独特なにおいが立ち上って来る。
    今の

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    2024年08月16日
  • 流

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    生まれ育った時代、場所、空気、人間、流行、臭い、肌に触れるすべてのモノによって今のわたしがかたち作られ、これからの人生をさらに濃密にしていくんだろうな…

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    2024年07月22日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部さんから始まり、他4人の作家さんたちが繋いでいくアンソロジー。どれも、意思を持っているかのように思える無機物に人生を翻弄されてしまった人たちが出てくるところが共通してたように思う。最後の宮内さんの作品だけ違ったかな。辻村さんの「ママ・はは」は「噛み合わない会話と〜」で読んだことがあったのだけど、今作で宮部さんの作品を受けて書いたものだと分かると理解が深まった気がして良かった。

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    2024年05月16日
  • どの口が愛を語るんだ

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    愛や恋をテーマにした「自由でボーダレス」な4編からなる短編集。
    どの短編も陰鬱な展開ではあるが、人間の醜さや地方社会の閉塞感などを克明に描き出していて、著者の筆力を感じた。ただ、自分にはちょっと合わなかったかも。名門男子校である駒場東邦中学校の国語の授業で性差別等を考える素材として取り上げられたことが話題となっていて、自分が本作を読むきっかけともなった「猿を焼く」がやはり印象的だった。また、「イッツ・プリティ・ニューヨーク」における10代男子の性衝動の描写がかなり迫真的で、我が身にも思い起こさせるものがあった。

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    2024年04月21日
  • 女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

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    登場人物の名前がそのまま過ぎてすっと入り込める。

    けど内容はほんとに良い意味でくだらない笑
    これがモテを追求した男女の日常か、、!
    とびっくりすることもあれば
    なんかわかる気がする、、、というものも見つかる一冊。
    電車で読むのはなんか恥ずかしかった笑

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    2024年04月12日
  • 流

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    1975年以降の台湾を舞台にした若者の青春小説であり、祖父を殺した犯人を巡るミステリでもある

    以下、公式のあらすじ
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    一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。


    一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された

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    2024年03月26日
  • 小さな場所

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    刺青の彫師が集まる台北の紋身街。
    そこにある食堂の小学生の男の子が主人公の連作集。
    人間味あふれる彫師たちに囲まれて、色々な人間模様を子供目線からみた思いや行動がなんだか温かくてぐっときます。
    最後にわかる「小さな場所」の意味も深いな〜。

    スピード感、テンポ良い文章、人間らしさをさらけだした登場人物たちが憎めなくて、そんな東山さんの物語が大好きです。

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    2024年03月24日
  • どの口が愛を語るんだ

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    4編どれも尖っている。文学だーとなぜか実感する。

    「恋は鳩のように」
    最初は違和感ありが、なかなか素敵な恋愛小説に変貌していく。

    「イッツ・プリティ・ニューヨーク」
    破天荒な姉と弟のこんな人生、プリティ!

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    2024年03月12日
  • 流

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    面白かった。
    中国と台湾、戦争と今、青春、血、
    など色んな物が出てきて飽きなかった。
    大陸の人達の気質はやっぱり違うのかなぁ。

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    2024年03月04日
  • 恋々

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    「流」でも魅了された東山さんの小説のスピード感と熱量。
    主人公の若さと無鉄砲さ!
    中国の人たちと中国らしさが混ざって激走感増します。
    「世界は親切でも意地悪でもねぇってことさ。いつだって俺たちのほうが勝手に期待して勝手に裏切られるんだ。世界はそこにあるだけだ。」
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    2024年02月27日
  • 流

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    ローカルというか、自分の育ちや環境に素直に生きることを考えさせられた。首都圏で育つと地元意識って希薄?日本人自体がそう?なのかも知れず、自分に投影して考えることはできなかったが、主人公の彼の人生を追体験して、楽しんで読むことが出来た。特にこれといった学びはなかったが面白い読み物。強いていうなら男として筋を通す、ということのかっこよさみたいなものは感じた。

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    2023年12月05日
  • 流

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    面白かった。祖父が殺された謎を追う筋だけでなく、主人公の人生を追う筋が絡むので、やや話がよれる感じが惜しい感じもするが、タイトルに偽りなしというところか。

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    2023年10月09日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    面白かった。ストーリーも良かったけど、1984年あたりの台湾の雰囲気が知れる。毒蛇や龍山寺が出てくるあたりが特に。日本の長屋みたいな感じだったのかな。近所の家に上がり込んで勝手に冷蔵庫のもの食べるとか、信じられない距離感。

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    2023年09月25日