東山彰良のレビュー一覧

  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    ネタバレ

    思想とは霊につかれてるようなものと、ツユの先生が言う。
    NARUTO本編の世界も、戦争が終わったあと、様々な霊がいききするのだろうと考えた。

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    2015年01月30日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    NARUTOの自来也先生が書いたという設定の小説。原作同様読みやすく、熱い展開が繰り広げられます。欲を言えばキャラクターの絵も見たかったです。

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    2014年10月20日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    再読。
    やっぱりすごく面白かったです。
    諦めない心・・・。
    自分も頑張らなきゃな、と思わせられる本だと思います。
    ナルト・・・かっこいいです!!
    「俺が諦めるのを、諦めろ!!」

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    2013年04月25日
  • NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日

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    この作品は何が良いかっていうと、サスケの一人称小説なんです。
    主人公「オレ」なんです。読み始めてすぐこれがツボにはまった。

    漫画本編において、サスケがトビからイタチの真実を聞いてから、波打つ岩の上で涙を流し木ノ葉殲滅を宣言するまでの間の物語。
    特にそこの間が空白だとは思っていなかったから、そこにエピソードを入れ込むのかとちょっと驚きではありました。

    トビから手渡されたイタチの遺品は薬の注文票だった。イタチの病気のことが何かわかるかもしれないと、その注文票を頼りにサスケは中立里・狼哭の里へと向かう。

    狼哭の里に住むレイシ・キナ兄弟に自分やイタチを重ね合わせるサスケに切なさを感じました。

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    2013年01月13日
  • NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日

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    ネタバレ

    ストーリーは、兄の遺品である目薬を手がかりに薬屋のある里を訊ねたサスケが、里から迫害される薬師の兄弟を救うというシンプルな構成です。
    この小説のもうひとりの主人公はイタチ兄です。
    登場しないもうひとりの主人公。
    とにかく思ったのは、サスケはやっぱりトビの言うことを鵜呑みにして利用されてる自覚はあったんだな。
    それでも怒りの持って行き場がなくて、それこそダンゾウの言うとおり手当たりしだいに八つ当たりしてるだけってのも自覚してる。
    自分が欲しかったのはこんな終わり方じゃない、この兄弟のような生き方を求めていたのにとはっきり自覚する辺りも悲しかった。
    ド根性忍伝の時もだったけど、悲しいくらいに平和と

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    2012年11月12日
  • 愛が噛みつく悪い星

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    サイコー!!


    確実にこの本は、あたしの人生のスゴ本だ。

    あまりこういったことは好きではないが、あまりに感動したのでいくつか、
    この作家の素晴らしき世界を引用しよう。
    なぜかというとこの作家のすごさは、その圧倒的な表現力にあるからだ。

    ストーリーを説明するのはすごく難しい。
    あるいはすごくカンタンだ。
    4人のろくでなしどもがつるんで馬鹿やって、しくってボコられて、
    死にかけて逃げてでもまたつるむ。



    チャラくてもてて、でも人を愛したり誰かを信じることができずに、
    つながりを断ち切りたくて腐る、ろくでなしの智也。
    「世界はいつだって俺とそれ以外だ。みじめな負け犬どもを見るにつけても、狂

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    2011年10月26日
  • 路傍

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    大好きな、東山ワールド!

    なんなんだろう?
    上品でもない、けどすごくやりすぎな下品感もない。
    解説で「落ちこぼれのはずの主人公が文学的素養がありすぎる、
    作家が作品の表に現れすぎたのでは」などと書いてあったが、
    あたしには気にならなかった。

    工業高校卒業のマコトが、IWGPでクラシックのうんちくを語ったりするのに慣れているせいか?

    自堕落な毎日の中で焦るでもなく、お互いを頼らずにでも、
    なんとなく相手を思いやってみたり気にしてみたりする、
    絶妙な距離感とクールな文体が最高。

    この人の文章にはふっとい骨と、しなやかな伸びがある。
    読みながらぐぐっと踏ん張れる、強さが心地よい。

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    2011年10月10日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    花は桜木、男はジョニー、声高らかに歌うはカンツォーネ!

    目次にあった「ジョニー・イン・ザ・ブルー・スカイ」に惹かれて購入。じゃっかん「空」買い

    マフィアのドンに飼われていた兎のジョニーは、今
    シクラメン通りで兎の探偵業を営んでいる。
    かつて難事件を解決した実績を持つジョニーのもとに
    ある日、
    行方不明の兎を探して欲しいという依頼が持ち込まれた。
    兎の失踪などよくあること、と安く請け負ったジョニーだったが
    事件はどんどん深みを増し——

    ドンから、男の何たるかを教え込まれたハードボイルド・ジョニーの
    真の男の物語。


    読み始めは、ハードボイルドってこういうことなのかとも思うけど
    なんか下品

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    2011年09月20日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    思っていた以上に良い話でした。
    ちゃんと、作中のキャラが書いたというのを前提に練ってあって、読者ファンであれば、嬉しい作品ではないだろうか。

    私もその一人である。

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    2010年10月02日
  • 三毒狩り(上)

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    一旦処刑され地獄に落ちた青年が生き返り三毒(貪瞋痴)を狩りに行く話。という紹介文をどこかで見、少し幻想小説風の楽しいエンタテインメントかなと思って読んでみたが、上巻は違う。これは、共産党政権下に生きた地方の庶民、義の漢佟継漢と拾われた息子雨龍の、そして佟家の大河ドラマ。肩すかしだったものの、とても面白い。継漢と、血の繋がりがないながらも、魂で固結びで繋がった息子雨龍の真っ直ぐな人柄が好ましい。そして、同じく魂で結びついた犬皮蚤!(最期哀れ。涙) さて、姉の為に人を殺し処刑された雨龍、下巻ではどうなる? 

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    2025年11月27日
  • 流

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    冒頭から祖父が殺されてミステリーかと思いきや、怒涛のように主人公と共に台湾史に巻き込まれていく感じがとてもよかった。後半にはしっかりと祖父を殺した犯人もわかります。台湾の歴史と共に懐かしい日本の流行も思いだせてよかったです。プロットが巧みな小説でした。

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    2025年11月07日
  • 三毒狩り(下)

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    佟雨龍が地獄に行って、人の世に逃げ込んだ三毒を連れ戻すために鬼になって舞い戻ってきます。地獄でケルベロスになった親友・皮蛋と別れたのは残念ですが、人世では小皮蛋が佟雨龍の妹分として活躍します。

    エンタメ作品としてはちょっと冗長というかよく言えば盛りだくさんでしたが、何とか読み終えました。小皮蛋の妹子が佟雨龍に「どこにも行かんで」とすがりつくシーンがいじらしく印象的でした。というか佟雨龍は一人で抱え込み過ぎなのが焦ったい。

    あきらめるのも大事、あきらめないのも大事。佟雨龍や李平はその間で気持ちが揺れていました。どうしようもないことは潔く諦めるたほうがいいに決まっていますが、諦めきれずにもがく

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    2025年10月08日
  • 三毒狩り(上)

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    違う話だけど「流」と同じ登場人物が出てくるよ。まるで中国の作家が書いたみたい。どんどん面白くなってきて、下巻に期待‼️

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    2025年09月28日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    色々な方の感想で台湾版スタンド・バイ・ミーだ、とあったけれどそれだ!という感じ。
    もしかすると中高生〜大学生辺りで読んでしまっていたら、結末に納得がいかなかったかもしれない。
    大人になって読んだら、結末が染み渡るようですごく良かった。
    ままならないとか、どうしようもないとか、制服姿の子どもたちを見かけたときに込み上げる感情と眩しさとか、そういうものを閉じ込めた話でした。

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    2025年09月27日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    三人で馬鹿をやっていた子供達が、いつからか互いに首を絞め合い、縛られていく。
    台湾が主な舞台で多少想像しにくい情景はあったが、それぞれの視点から描かれるこの作品はとても読みやすく、読み進めるごとに興味を惹かれる青春ミステリー。サックマンがサックマンになってしまった経緯は、どこで誰にでもあり得そうな、不思議な納得感を覚えた。

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    2025年09月09日
  • 三毒狩り(上)

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    どこまでリアルかは分からないが、当時の中国の雰囲気が偲ばれる。上巻まるまる導入のようだが、下巻でどう繋がるか。

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    2025年08月11日
  • ブラックライダー(上)

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    東山彰良面白いよーって言われて読んだ。
    最初の2章ぐらいは、うーん?って感じだったけど、蟲が出てきてから怒涛の面白さだった。
    下巻を温めているので、早く読みたい。

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    2025年09月15日
  • 夜更けのおつまみ

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    久々にアンソロジーを読んだ。お酒が好きな人も下戸の人にもおすすめ。居酒屋のおつまみや家飲みのおつまみが好きなので参考になるメニューがあった。自分で作るだけでなく、コンビニのおすすめおつまみなどで書いてる人もいて、それも面白かった。

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    2025年06月21日
  • 邪行のビビウ

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    死者を歩かせる邪行師ビビウが格好良い。ポップなのにどこか『出禁のモグラ』みたいなじめっとした空気感ある。私がプリキュアで気合いを入れるように、地球のどこかで、魔法少女で身を奮い立たせる女の子がいることが嬉しい。でもその対象が戦争であることが悲しい。

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    2025年05月17日
  • 怪物(新潮文庫)

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    柏山康平と椎葉リサ、鹿康平とシャオ、蘇大方、王康平、王誠毅。自由と愛、戦争、生きることと飢えること、罪を語った物語。現実(現在)と回想、作中作の三つのパートを行き来しつつ、やがて三者が融解し、互いに影響しはじめる。圧倒的な筆力。鋭く深いアフォリズム。ぐいぐい引っぱって行かれる。傑作だと思う。しかし自分がどこまでちゃんと(深く)読めたかは微妙。でも読んで良かった!

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    2025年05月23日