東山彰良のレビュー一覧

  • ブラックライダー(下)

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    ネタバレ

    読みづらいという声も多いらしいが、サービス精神満点の大娯楽作だった。
    登場人物の多さに辟易しないためには、バード、レイン兄弟、ジョアン周りの数名だけ把握してすいすい読めばよい。
    私はモブであってもネーミングが面白くて、全員メモを取りながらゆっくり読むことを楽しんだ。

    Ⅰではレイン兄弟を追うバードを通じて、荒廃した世界観を味わう。
    「明日に向って撃て!」でブッチとキャシディが荒野を延々追われる場面があるが、その舞台を世界荒廃後の荒野に置いた。
    人肉食がまだまだ廃れていないという背景もぐっとくる。

    Ⅱは打って変わって牛腹と蔑まれたマルコが、蟲の流行から逃れつつ調査する中で、いわば救世主と見做さ

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    2017年02月24日
  • NARUTO―ナルト― カカシ秘伝 氷天の雷

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    原作での戦争終了後、何故カカシが六代目火影になったのか、その任務がここには記されています。
    実はそんなにドラマチックではないけど、誰かを守るということにおいては火影として立派でした。

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    2015年02月12日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    ネタバレ

    思想とは霊につかれてるようなものと、ツユの先生が言う。
    NARUTO本編の世界も、戦争が終わったあと、様々な霊がいききするのだろうと考えた。

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    2015年01月30日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    NARUTOの自来也先生が書いたという設定の小説。原作同様読みやすく、熱い展開が繰り広げられます。欲を言えばキャラクターの絵も見たかったです。

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    2014年10月20日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    再読。
    やっぱりすごく面白かったです。
    諦めない心・・・。
    自分も頑張らなきゃな、と思わせられる本だと思います。
    ナルト・・・かっこいいです!!
    「俺が諦めるのを、諦めろ!!」

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    2013年04月25日
  • NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日

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    この作品は何が良いかっていうと、サスケの一人称小説なんです。
    主人公「オレ」なんです。読み始めてすぐこれがツボにはまった。

    漫画本編において、サスケがトビからイタチの真実を聞いてから、波打つ岩の上で涙を流し木ノ葉殲滅を宣言するまでの間の物語。
    特にそこの間が空白だとは思っていなかったから、そこにエピソードを入れ込むのかとちょっと驚きではありました。

    トビから手渡されたイタチの遺品は薬の注文票だった。イタチの病気のことが何かわかるかもしれないと、その注文票を頼りにサスケは中立里・狼哭の里へと向かう。

    狼哭の里に住むレイシ・キナ兄弟に自分やイタチを重ね合わせるサスケに切なさを感じました。

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    2013年01月13日
  • NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日

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    ネタバレ

    ストーリーは、兄の遺品である目薬を手がかりに薬屋のある里を訊ねたサスケが、里から迫害される薬師の兄弟を救うというシンプルな構成です。
    この小説のもうひとりの主人公はイタチ兄です。
    登場しないもうひとりの主人公。
    とにかく思ったのは、サスケはやっぱりトビの言うことを鵜呑みにして利用されてる自覚はあったんだな。
    それでも怒りの持って行き場がなくて、それこそダンゾウの言うとおり手当たりしだいに八つ当たりしてるだけってのも自覚してる。
    自分が欲しかったのはこんな終わり方じゃない、この兄弟のような生き方を求めていたのにとはっきり自覚する辺りも悲しかった。
    ド根性忍伝の時もだったけど、悲しいくらいに平和と

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    2012年11月12日
  • 愛が噛みつく悪い星

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    サイコー!!


    確実にこの本は、あたしの人生のスゴ本だ。

    あまりこういったことは好きではないが、あまりに感動したのでいくつか、
    この作家の素晴らしき世界を引用しよう。
    なぜかというとこの作家のすごさは、その圧倒的な表現力にあるからだ。

    ストーリーを説明するのはすごく難しい。
    あるいはすごくカンタンだ。
    4人のろくでなしどもがつるんで馬鹿やって、しくってボコられて、
    死にかけて逃げてでもまたつるむ。



    チャラくてもてて、でも人を愛したり誰かを信じることができずに、
    つながりを断ち切りたくて腐る、ろくでなしの智也。
    「世界はいつだって俺とそれ以外だ。みじめな負け犬どもを見るにつけても、狂

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    2011年10月26日
  • 路傍

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    大好きな、東山ワールド!

    なんなんだろう?
    上品でもない、けどすごくやりすぎな下品感もない。
    解説で「落ちこぼれのはずの主人公が文学的素養がありすぎる、
    作家が作品の表に現れすぎたのでは」などと書いてあったが、
    あたしには気にならなかった。

    工業高校卒業のマコトが、IWGPでクラシックのうんちくを語ったりするのに慣れているせいか?

    自堕落な毎日の中で焦るでもなく、お互いを頼らずにでも、
    なんとなく相手を思いやってみたり気にしてみたりする、
    絶妙な距離感とクールな文体が最高。

    この人の文章にはふっとい骨と、しなやかな伸びがある。
    読みながらぐぐっと踏ん張れる、強さが心地よい。

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    2011年10月10日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    花は桜木、男はジョニー、声高らかに歌うはカンツォーネ!

    目次にあった「ジョニー・イン・ザ・ブルー・スカイ」に惹かれて購入。じゃっかん「空」買い

    マフィアのドンに飼われていた兎のジョニーは、今
    シクラメン通りで兎の探偵業を営んでいる。
    かつて難事件を解決した実績を持つジョニーのもとに
    ある日、
    行方不明の兎を探して欲しいという依頼が持ち込まれた。
    兎の失踪などよくあること、と安く請け負ったジョニーだったが
    事件はどんどん深みを増し——

    ドンから、男の何たるかを教え込まれたハードボイルド・ジョニーの
    真の男の物語。


    読み始めは、ハードボイルドってこういうことなのかとも思うけど
    なんか下品

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    2011年09月20日
  • NARUTO―ナルト― ド根性忍伝

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    思っていた以上に良い話でした。
    ちゃんと、作中のキャラが書いたというのを前提に練ってあって、読者ファンであれば、嬉しい作品ではないだろうか。

    私もその一人である。

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    2010年10月02日
  • ママがロックンロールしてたころ

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    ビビウといい、最近こういう読み味の話多い? 周りに音楽で生きてる人いないからアレだけれど、私も似たようなものか。母親のサイドカー、母親のバンドの映像、いいよね。

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    2026年05月10日
  • 流

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    既読であることをすっかり忘れて再読。
    祖父は誰に殺されたのか?のミステリーを主軸にしながら、戦時中の凄惨な真実や終戦後の暮らし、青春などを幾重にも織り込んで紡がれるストーリーは圧巻だなと。
    あらすじをすっかり忘れてたけど、読みながら段々思い出した。粗筋が分かって読むことでこの本の良さを再確認できました。

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    2026年04月19日
  • 小さな場所

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    初めて東山彰良さんの本を手に取りました。
    台湾にある紋身街の話と知って驚きました。
    作家さん本人も台湾出身だったので納得。

    この本を読み進めていると、頭の中に登場人物が鮮明に現れて、動いているような感覚。
    それは、登場人物が特徴的でとてもイメージしやすく、内容に感情移入しやすかったからかもしれません。

    この中でも、彫り師のニン姐さんはとても素敵で
    芯があって凛とした美人!
    なのに猫にメロメロ。
    とても素敵〜私の理想の人っ!!

    本書にある「天使と氷砂糖」は、
    男尊女卑な世界
    男に啄まれて捨てられる…
    なんで可愛らしい子がそんな目に遭うのか
    どうして、不幸な道に進んでいくのか
    涙が出ました。

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    2026年04月03日
  • どの口が愛を語るんだ

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    東山さんは、無骨なハードボイルド系作家のイメージだった。この作品では鋭さの中にある繊細な心の機微を上手に表現していて、どこか達観しているけどもがき続けている面白さがあった。

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    2026年03月06日
  • 流

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    本作『流』で第 153 回直木賞受賞。大陸時代の壮絶な経験からの...中国内戦で生死をかけ一家が台湾へ渡る。この辺りはパールバック『大地』の様な一族の歴史を描くに見えたが...。祖父の謎の死というミステリー要素と、主人公の破天荒な人生が相まってページをめくる手が止まらない。

    台湾で生まれ育った主人公の多感な青春時代は、151回直木賞受賞、黒川博行著『破門』の様なヤクザで血なまぐさいノリであった。因みに、山崎豊子著『大地の子』や角田光代著『ツリーハウス』などは、日本人目線で大陸の混乱した時代を家族のルーツとして書いている。

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    2026年02月28日
  • 流

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    長編小説。
    伏線回収もバッチリで、泥臭い時代の雰囲気を存分に感じられる作品。
    わたしを中心とした、国家と時代に翻弄されるも逞しく生き抜く強さを感じることができる。
    台湾の名前がすんなり頭に入ってこないので、最初は慣れなかったが、ストーリーの没入は本当に最後の方のみ。それまでは黄色い大地のように真っ平な出来事が淡々と進む感じ。
    後半は面白いが、後半を楽しむための前半戦なんでしょう。

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    2026年02月10日
  • 流

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    直木賞受賞作。
    あらすじや登場人物から、難しい展開かなと読む前は不安に思っていたけど著者の表現力に心掴まれた。
    ミステリーであり家族小説であり、青春であり。ところどころに小ネタみたいな笑いもあって楽しませていただきました。

    名前の読み方は全然覚えられないけどね。

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    2026年01月29日
  • 邪行のビビウ

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    青紫色のジャカランダの花が咲いた景色、暖かな美しい雨が降るラストが心に沁みる。
    独裁者に翻弄される人々に幸いあれ。
    アートコレクターもしてる身として、watabkuさんの装画から購入したんだけど、当たりです。
    チェンソーマンレゼに感動する方にお勧めかなぁ。

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    2026年01月11日
  • 三毒狩り(上)

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    一旦処刑され地獄に落ちた青年が生き返り三毒(貪瞋痴)を狩りに行く話。という紹介文をどこかで見、少し幻想小説風の楽しいエンタテインメントかなと思って読んでみたが、上巻は違う。これは、共産党政権下に生きた地方の庶民、義の漢佟継漢と拾われた息子雨龍の、そして佟家の大河ドラマ。肩すかしだったものの、とても面白い。継漢と、血の繋がりがないながらも、魂で固結びで繋がった息子雨龍の真っ直ぐな人柄が好ましい。そして、同じく魂で結びついた犬皮蚤!(最期哀れ。涙) さて、姉の為に人を殺し処刑された雨龍、下巻ではどうなる? 

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    2025年11月27日