東山彰良のレビュー一覧

  • 流

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    これはおもしろかったですよ!
    今まで中国と台湾と日本のことを知らないで、のほほんと生活してました。
    いろいろな面で勉強になりました。

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    2024年03月05日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    登場人物と共に台北の路地を駆け抜けた日々からの結末に、衝撃が大きすぎて、心が揺さぶられ続け、読後は何も手につかないです。

    あの瞬間の1つの発言が、1つの選択が、ちょっとしたノリが、振り返れば大きく人生に影響を与えていく衝撃。
    切なくて、でも若い頃の勢いってそういうものだったりするよね。

    台湾行きたい。

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    2024年02月28日
  • 流

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    たまたま台湾旅行後に台湾が舞台のこの本を父から薦められました

    すっかり台湾ファンになっていたから作品の舞台の台北の街の熱気も、登場人物たちのパワーも鮮明に浮かんできて、また今すぐ台湾行きたくなってしまいました
    生きる力強さ、大好き!

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    2024年02月21日
  • 罪の終わり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    中央公論文芸賞受賞作

    直木賞受賞の『流』が面白かったので読みました。こちらも長いロードノベルですが、西暦2173年の小惑星衝突後の世界を未来の作家が描ているという斬新な設定で前作に劣らない傑作でした。
    小惑星衝突により近未来の文明が終焉した時、動植物が失われ、食べ物が底をつき、生きるためには食人になることを迫られる。
    絶望と恐怖の中で、いかにして人は救世主を創り上げ、罪悪感から逃れて自らを正当化していくのか、SF小説だと笑ってはいられないリアルなテーマに居心地の悪さを感じながらも最後まで惹きつけられました。
    どんな過程で血も涙もない食人鬼になっていくのかが知りたいのに、読み進めるほどにナサニ

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    2023年10月16日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    ネタバレ

    2015年、アメリカ。少年ばかりを狙って惨殺する連続殺人鬼<サックマン>が逮捕された。
    彼の弁護を担当することになった国際弁護士の「わたし」は、30年前台湾で過ごしていた少年時代を思い出す。「わたし」は<サックマン>のことを確かに知っていた。


    1984年の台湾と2015年のアメリカを舞台に、家庭的な不幸に振り回される少年たちの姿を描いた青春ミステリ。
    解説が小川洋子さんだったので手に取った初読の作家さんの本だったのですが、とても良かったです。

    1984年の台湾、当時13歳中学1年生だった3人の少年の物語。喧嘩や万引きなどをしつつも、ブレイクダンスの練習に興じ、困ったときには助け合ってきた

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    2023年01月30日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    流が面白かったので。流の脇役たちもところどころ登場。「おまえがおれたちを思い出さないかぎり、おれたちはおまえといっしょにいられない」で涙が出そうになった。これは誰なのか、想像しながら読むのも楽しかった。

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    2023年01月28日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    台湾が舞台の話で、聞きなれない名前や生活環境に初めは面食らいましたが、主人公の好きな日本の漫画が「AKIRA」である事に強く惹かれてw一気に読み終わりました。
    連続殺人犯の現在と、子供の力ではどうにも出来ない境遇でもがく子供達の様子が上手いこと並行して進んでいきます。
    ただのミステリーでなく、青春ドラマでなく、全部盛り

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    2022年10月13日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    一万円選書で選んでいただいた本作、この機会がなければ読むことがなかったと思うと貴重な機会をいただいたことを感謝せずにはいられません。1985年頃の台湾の雑多な雰囲気がリアルに映し出され、匂いすら感じられるほど。特に蛇の匂い、かつて香港で嗅いだ時のことがまざまざと思い出されました。作品通してとても少年とは思えないほどの言動が繰り広げられ、実に濃密。サックマンが誰なのか分かった時の衝撃は忘れられません。回想がオープニングに戻る構成にも唸らされます。忘れられない作品になりました。

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    2022年09月27日
  • 猫が見ていた

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    「ハッチは念入りに顔を洗ったあと、今度は熱心に右手を舐め始めた。だからきっと、明日は雨のち晴だ」
    うちの猫はひとりはこの部屋の隅で丸まって寝ている。もうひとりは玄関の半開きにした網戸の外で寝転んで周りを見ている。今は。
    一日中猫をさがしているような気がする。よく外に出る猫なので、顔を見ると安心する。もちろんツンデレなのでベタッとくることは滅多にない。
    この本を読んで、まあ実に作家というものはいろんな話を創り上げられる人種だと感心する。
    中でも加納朋子の作品が気に入った。はじめて知った作家だが何か読んでみよう。

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    2022年09月12日
  • 路傍

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    クソおもしろ!リズミカルな文章に引き込まれて一気に読んだ。最高の語り部による下品で最低の物語。この作品はすげえよ。鮮やかだよ。惚れ惚れするよ。大した内容が無いのに文章だけでこんな物語が描けるなんて天才かよ。東山彰良すげえ。

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    2022年08月18日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    人間ドラマとミステリーと 一万円選書で届いた本の一つ。単純に人間ドラマとしても良くできている上、ミステリーとしても面白い。連続殺人や同性愛など、一歩間違えると現実味にかけてしまう要素が多いのに、本当にあったことかと思うくらいリアルで引き込まれた。

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    2026年01月12日
  • 夜更けのおつまみ

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    少しずつそれぞれの作家さんのお話がいただける、まさに「おつまみ」な本。
    読み進めていると、缶ビールが2本、空の状態で目の前にありました。

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    2022年07月24日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部みゆきさんのはゾクゾクしたー。
    辻村深月さんのは既読だったな。
    薬丸岳さんのはページを繰る手が止まらなかった。

    東山彰良さんのは始め入りにくかったけど、話が動き始めてからはグイグイ。

    宮内悠介さんのは、面白かったけど、バトンな感じやホラー感はあんまなかったかな。
    最後、宮部さんのそことつながるのかーと思った。

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    2021年08月17日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    2015年、アメリカを震撼させた連続殺人鬼〈サックマン〉が逮捕された。彼の弁護を担当することになった国際弁護士の〈わたし〉は、30年前、当時13歳で台湾で少年時代を送っていたとき、後に〈サックマン〉となった少年のことを知っていた。
     1984年から1985年、当時中学生だった台湾の三人の少年の物語が回想される。
     彼らの住んでいたのは台湾の廣州街と言う町で、線路によって〈大陸人側〉と〈台湾人側〉に分断されていた。語り手の元少年は、〈大陸人側〉に住んでおり、線路を越えた向こう側へ行くことは大人から禁じられていた。
     兄の死、親の不仲、義父からの虐待など家庭に問題を抱えている三人の少年は、つる

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    2020年11月23日
  • 夜更けのおつまみ

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    このサイトで著者を見ると勘違いする人もいると思うが、これは、おつまみについていろんな作家さんが書いたアンソロジーである。
    どれも私にぴったりで、最後まで楽しく読めたし、つまみの参考にもなった。
    あまり手の込んだものつまみは出てこず、なかにはコンビニつまみランキングなるものもあり、かなり参考になった。また、各作家さんの酒との距離感、そして、つまみのポジションが明確で、スッキリ読める。
    人それぞれ、酒とつまみの位置付けは様々だが、押し付けがましくなく、自分の日常を赤裸々(?)に語っているのが最高。
    さらに、一編ずつが短いのもポイント。
    ネックは、つまみを食べたくなり、酒を飲みたくなることだけです〰

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    2020年07月14日
  • 激動 東京五輪 1964

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    蘇る昭和の世界、味わいある七編

    東京オリンピックを背景に、著名なミステリー作家七人によるアンソロジー。あの頃は今よりもみんなが前向きで、街にも活気があふれていたような気がする。初めて読む作家もいて、それぞれの持ち味が楽しめてよかった。個人的には月村さんが面白かったかな。

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    2020年04月26日
  • 激動 東京五輪 1964

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    大沢在昌、藤田宜永、堂場瞬一、井上夢人 今野敏、月村了衛、東山彰良『激動 東京五輪 1964』講談社文庫。

    昭和39年。東京オリンピック開催に沸く東京を舞台にした7人の作家によるミステリー・アンソロジー。古き善き時代の香りの中に描かれる様々な形のミステリーとピカレスクはいずれも秀逸。

    2020年の東京オリンピック開催を記念しての刊行かと思うが、新型コロナウイルス感染拡大の非常事態により東京オリンピックは2021年に延期されてしまった。延期ならまだしも、2021年に開催できるかどうかすら怪しい状況である。自分は中止になると見ているが……『アンダーコントロール』『復興五輪』という日本の総理大臣

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    2020年04月20日
  • 罪の終わり(新潮文庫)

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    ネタバレ

    生と死の後に立つもの、不安と恐怖と絶望の後ろにあるもの、全てを越えたとき、彼は罪をも越えて、救世主・黒騎士伝説になった。


    2173年、6月16日、小惑星がNASAの予測どおり、地球に向かってきた。核ミサイルで粉砕した余波で、世界は飛来した惑星のかけらで燃え、ビルは倒れ、灰が降り積もり、北米を中心に世界は崩壊した。
    残った一部はキャンディー線と呼ばれる塀で囲い込まれ、そこはまだ残っている世界の物資で擁護され生き残っていた。外に住む人たちは残った物資や食料を奪い合い、それも尽きかけていた。

    彼(ナサニエル・ヘイレン)は双子の弟に生まれた。母のピア・ヘイレンは田舎では稀に見る美人で、ニューヨー

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    2019年12月26日
  • 宮辻薬東宮

    購入済み

    刀の行方

    五人の作家のリレー小説。
    それぞれの持ち味が存分に出ていて、読み応えがあります。
    こんな風な小説は時にあらぬ方向へと流れたりする事もありますが、最初と最後がきちんとつながります。

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    2019年12月13日
  • 罪の終わり(新潮文庫)

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    ぐっときた要素はみっつ。

    1.ポストアポカリプスの描写。
    小惑星の墜落による局地的な壊滅と、都市部の囲い込み→それ以外の無法地帯化。

    2.伝説的人物の成り立ち。
    はっきりとイエスになぞらえられるが、食人をせねばならない状況を赦してくれる人物を待ちわびていた、人々の思いこそが、黒騎士という伝説を生む。

    3.偉大さとは対照的な、少年っぽさ。
    オートバイを直したら、みんな幸せな場所に行けるんだ。
    もちろんそこには兄も母も連れて行きたい。→彼なりの罪悪感はずっと続いている。
    常に兄を内面に感じているからこそ、飢えている人を目の前にして、食べ物をあげてしまう。
    「まったく俺ときたら、常に誰かの腹具

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    2019年01月22日