東山彰良のレビュー一覧

  • 流

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    文学。読み応えがあり、文章も骨太。登場人物の読み方が難しくてとっかかりにくかったけど、十分満足できた。ああ、小説だなぁ。

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    2024年10月01日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    チャプターズ書店のYouTubeで知った一冊。

    2015年冬、アメリカを震撼させた連続殺人鬼”サックマン”が逮捕される。
    彼の担当弁護士は、30年前の台湾でともに少年時代を過ごしていた。

    私はカタカナを覚えるのが苦手で、
    登場人物がを覚えきれない時があるので、
    本書も不安でしたが、今回は大丈夫でした!

    舞台は1984~1985年で、
    ちょうど私が生まれた年だったので、
    そこも含めて、こんな世界だったのかと読み進めました。

    本書のほとんどは、
    台湾で過ごした少年時代が描かれるのですが、
    暑くて湿度が高く、
    緑やアスファルトなど
    不衛生なものも含めて、
    独特なにおいが立ち上って来る。
    今の

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    2024年08月16日
  • 流

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    生まれ育った時代、場所、空気、人間、流行、臭い、肌に触れるすべてのモノによって今のわたしがかたち作られ、これからの人生をさらに濃密にしていくんだろうな…

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    2024年07月22日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部さんから始まり、他4人の作家さんたちが繋いでいくアンソロジー。どれも、意思を持っているかのように思える無機物に人生を翻弄されてしまった人たちが出てくるところが共通してたように思う。最後の宮内さんの作品だけ違ったかな。辻村さんの「ママ・はは」は「噛み合わない会話と〜」で読んだことがあったのだけど、今作で宮部さんの作品を受けて書いたものだと分かると理解が深まった気がして良かった。

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    2024年05月16日
  • どの口が愛を語るんだ

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    愛や恋をテーマにした「自由でボーダレス」な4編からなる短編集。
    どの短編も陰鬱な展開ではあるが、人間の醜さや地方社会の閉塞感などを克明に描き出していて、著者の筆力を感じた。ただ、自分にはちょっと合わなかったかも。名門男子校である駒場東邦中学校の国語の授業で性差別等を考える素材として取り上げられたことが話題となっていて、自分が本作を読むきっかけともなった「猿を焼く」がやはり印象的だった。また、「イッツ・プリティ・ニューヨーク」における10代男子の性衝動の描写がかなり迫真的で、我が身にも思い起こさせるものがあった。

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    2024年04月21日
  • 女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

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    登場人物の名前がそのまま過ぎてすっと入り込める。

    けど内容はほんとに良い意味でくだらない笑
    これがモテを追求した男女の日常か、、!
    とびっくりすることもあれば
    なんかわかる気がする、、、というものも見つかる一冊。
    電車で読むのはなんか恥ずかしかった笑

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    2024年04月12日
  • 流

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    1975年以降の台湾を舞台にした若者の青春小説であり、祖父を殺した犯人を巡るミステリでもある

    以下、公式のあらすじ
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    一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾 に渡った不死身の祖父は殺された。誰に、どんな理由で? 無軌道に過ごす十七歳の葉秋生は、自らのルーツをたどる旅に出る。台湾から日本、そしてすべての答えが待つ大陸へ。激動の歴史に刻まれた一家の流浪と決断の軌跡をダイナミックに描く一大青春小説。選考委員満場一致、「二十年に一度の傑作」(選考委員の北方謙三氏)に言わしめた直木賞受賞作。


    一九七五年、台北。内戦で敗れ、台湾に渡った不死身の祖父は殺された

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    2024年03月26日
  • 小さな場所

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    刺青の彫師が集まる台北の紋身街。
    そこにある食堂の小学生の男の子が主人公の連作集。
    人間味あふれる彫師たちに囲まれて、色々な人間模様を子供目線からみた思いや行動がなんだか温かくてぐっときます。
    最後にわかる「小さな場所」の意味も深いな〜。

    スピード感、テンポ良い文章、人間らしさをさらけだした登場人物たちが憎めなくて、そんな東山さんの物語が大好きです。

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    2024年03月24日
  • どの口が愛を語るんだ

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    4編どれも尖っている。文学だーとなぜか実感する。

    「恋は鳩のように」
    最初は違和感ありが、なかなか素敵な恋愛小説に変貌していく。

    「イッツ・プリティ・ニューヨーク」
    破天荒な姉と弟のこんな人生、プリティ!

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    2024年03月12日
  • 流

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    面白かった。
    中国と台湾、戦争と今、青春、血、
    など色んな物が出てきて飽きなかった。
    大陸の人達の気質はやっぱり違うのかなぁ。

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    2024年03月04日
  • 恋々

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    「流」でも魅了された東山さんの小説のスピード感と熱量。
    主人公の若さと無鉄砲さ!
    中国の人たちと中国らしさが混ざって激走感増します。
    「世界は親切でも意地悪でもねぇってことさ。いつだって俺たちのほうが勝手に期待して勝手に裏切られるんだ。世界はそこにあるだけだ。」
    .
    .

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    2024年02月27日
  • 流

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    ローカルというか、自分の育ちや環境に素直に生きることを考えさせられた。首都圏で育つと地元意識って希薄?日本人自体がそう?なのかも知れず、自分に投影して考えることはできなかったが、主人公の彼の人生を追体験して、楽しんで読むことが出来た。特にこれといった学びはなかったが面白い読み物。強いていうなら男として筋を通す、ということのかっこよさみたいなものは感じた。

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    2023年12月05日
  • 流

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    面白かった。祖父が殺された謎を追う筋だけでなく、主人公の人生を追う筋が絡むので、やや話がよれる感じが惜しい感じもするが、タイトルに偽りなしというところか。

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    2023年10月09日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    面白かった。ストーリーも良かったけど、1984年あたりの台湾の雰囲気が知れる。毒蛇や龍山寺が出てくるあたりが特に。日本の長屋みたいな感じだったのかな。近所の家に上がり込んで勝手に冷蔵庫のもの食べるとか、信じられない距離感。

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    2023年09月25日
  • 女の子のことばかり考えていたら、1年が経っていた。

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    ネタバレ

    6篇の連作短編集。アンソロジーで読んで気になっていたもの。福岡と思われる男子大学生・有象くん無象くんのお話。イケメンくんとか本命ちゃんとかビッチちゃんとかそのまま名前になってて分かりやすいし、こんなにも恋愛が重要になるのかと思わされる。まぁ今どきの若者は違うかもしれないけど、学生時代ってこんなだったなーと懐かしい感じもする。とにかく笑えて面白い。まさに青春コメディー。

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    2023年09月05日
  • ラブコメの法則

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    松田杜夫、30歳、独身。親族は女性上位、美女揃い。映画コラムのライター。平林果歩に振られて彼女なし。悪友、藤丸弘に紹介された岩佐まち子にアタックして成長して行く物語。ただそれだけの話だが、東山彰良が書くとラブコメはこうなる…。いろんな法則を経てふわっと着地。また東山彰良のラブコメが読みたいです。

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    2026年01月12日
  • 流

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    ネタバレ

    終盤になって主人公が中国に渡り、そこで人の歴史が繋がっていく感動があった。
    大切な人の命を奪われた恨みを忘れられるだろうか。戦争そのものではなく人に恨みが向かってしまうところがつらくて悲しい点だ。人の力で作った因縁をまた人の力で断ち切らなければ、それこそ根絶やしになるまで復讐はいつまでも終わらない。相手が先にやったとお互いに敵意を向け続けてしまうシーンが特に悲しかったが、これが争いの現実なのだろうと思う。
    マオマオと、あれっきり最後になるのがリアルだなと思った。
    過去に何があり、そしてこの先に何があろうとも、現在のこの瞬間は幸せなまま記憶に残るのだと思うと泣きそうだった。その瞬間があるから生き

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    2023年08月27日
  • 流

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    ミステリー、青春もの、バイオレンス、時折クスッと。
    いろんなものが混ざったカオスな作品。
    登場人物名が中国語で、なかなか頭に入ってこない…「主な登場人物」を何度見たことか。
    それもあって最初は少々とっつきにくかったのだが、途中からグイグイ引き込まれた。
    なんだか不思議な魅力をもった一冊。

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    2023年08月24日
  • 小さな場所

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    台北の紋身街を舞台にした、9歳の「ぼく」目線の世界の物語

    かつては刺青のお店が立ち並んでいた紋身街も、今や3店のみ
    そんな街の入り口で食堂を営む家庭の「ぼく」景健武(ジンジェンウ)
    皆からは「小武(シャオウ)」と呼ばれている

    猥雑で少しアンダーグラウンドな一面を持つというと、日本でいうなら新宿歌舞伎町のような感じなのだろうか?
    または、読んでいて石田衣良のIWGPシリーズに通じる雰囲気を感じたので、渋谷の裏路地かもしれない

    主な登場人物
    タピオカミルクティー屋の阿華(アファ)
    確固たる信念を持った彫師のニン姐さん
    依頼に応じてどんな刺青でも彫るケニー
    ピッグボーイとシーシーの兄弟彫師

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    2023年07月07日
  • 小さな場所

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    少年の毎日と成長に不思議な切なさを覚える連作短編。異国なのにノスタルジーを感じる。
    こういう…新刊コーナーにあって表紙が良さげでなんとな〜く手に取った本が「当たり」だと得した気分になる。嬉しい。

    変わらないでいてほしいけど別の世界も見なくては勿体無い気がして、悩む間にもどうせ全ては変わって、過ぎていく。
    主人公の少年にまったく嫌みがないし彫師やタピオカ兄ちゃん達が魅力的です。少年、どんな大人になったかなあ…。優しい、泣きたくなるような気持ちでこの時代を思い出すと良い。

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    2023年04月06日