東山彰良のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文庫で再読しました。
1984年の台湾と、2015年のアメリカ。
アメリカで連続殺人を起こした〈サックマン〉は、台湾の少年たちの誰なのか。そして弁護士も誰か。。
台湾での少年時代が鮮やかに描かれ、そしてどんどん後戻りできなくなる転落で、彼らが決定的に変わってしまったという悲しみがありました。3人(ダーダーも重要だけど、だいたいユンとジェイとアガンだったな…)がとても生き生きと描かれていて切なくなります。
周りの大人たちの影響で否応なしに歪み、そんな状況をなんとか打破しようとして更に悪くなる、という悪循環がつらいです。
アガンもジェイも、ユンの弁護を依頼したり担当したりして、少年時代をきちんと終 -
Posted by ブクログ
宗教が生まれるまでの過程をフィクションで描く小説。フィクションでありながら、キリスト教など
納得できる部分も多くある。
何かを得るには犠牲と代償がいる。口走ればそれが呪いとして取り憑く。ナサニエルが変容していく過程をエピソードを交えて丁寧に描いている。
そして、私が最も魅力を感じたのはレヴンワース夫妻ことダニー・レヴンワース。彼の言葉、行動はナサニエルの行動として誤解され、ナサニエルの神格化へと繋がっていく。頭のネジのハズレたサイコパスだが、彼の存在が物語を面白くしている。
「人間というものは、罪悪感を覚えたときには、すでにその罪悪感を受け入れている。」このフレーズが妙に心に残った。買っては -
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Posted by ブクログ
・マロンの話 ★★★★★
ほたんとマロンの関係がいいね!
私も猫と話したい
・エアキャット 欲しい★★★
火村先生のシリーズの短編だった!
ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
内容としては、まあまあね。
・泣く猫 ★★★
普通。悪くはない!
・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
後半が良かったわ。
特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。
・凶暴な気分 ★★★
始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。
・黒い白猫 ★★★★
興味深いタイトル
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Posted by ブクログ
「みやつじやくとうぐう」と読むんだそうです。
好みの作家さんが名を連ねていて、その豪華な面々に、思わず即買い。
ミステリーというよりはホラー寄り。勝手にリレー形式のミステリーだと思っていたので、連作短編集のようなものをイメージしていましたが、それぞれが独立したアンソロジーですね。
リレーだと思うと、前の作品を強引に入れ込んだでしょ感が出ちゃってる。でも、宮内さんの作品のラストは秀逸でした。リレー形式ならではの〆だと思います。
アンソロジーって、好きな作家さんの作品を、濃密に、いいとこどりしたような感覚で楽しめるのはもちろん、知らなかった作家さんや、興味はあったけれどまだ読めていなかった作家さ -
Posted by ブクログ
「越境」
旅とテキーラを愛する小説家による、世界と自分の境界を巡る旅。
越境とは「境界線を越える」という意味だろう。それは国境にかぎった話ではない。わたしたちのまわりには、いくつもの境界線がある。初めて小説を書いたとき、わたしはそんな境界線のひとつを踏み越えた。
本作はネタが豊富な東山彰良のエッセイ集である。多種多彩なネタの取りまとめであるからして、そのネタを横断するタイトルとして越境はぴったしに思う。
勝手な印象であったが、もっと堅い文体だと思っていた。題材が身近なものから危なっかしいことまであるが、どれもユーモラスな文体に仕上がっている。小説とは別の顔の印象を受けた。
危な