東山彰良のレビュー一覧

  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    ユン・アガン・ジェイの3人(+ダーダー)の中学時代の話がメインで、所々に現在の話が出てきながら話が進んでいく。

    読み始めは、中国語の漢字の名前の読みが不明やしちょっと読みにくく、なかなか進まず挫折しかけた。
    中盤くらいから面白くなり一気読み。

    サックマンが誰かは予想の通り。
    3人の青春時代、その時に起ったたくさんの出来事。3人の特別な絆を感じた。

    失ったものや後悔や、取り返しのつかない事もたくさんあり、3人の関係に憧れは抱かないが、でもなんとなくその絆が羨ましく思う部分もある。

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    2020年10月07日
  • ラブコメの法則

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    主人公のクズっぷりが素晴らしかった。
    女性たちは皆振り切れていてそれぞれ正直に生きていてカッコいい。

    個人的だが、博多出身の目からも正確な博多弁。これだけ博多弁が濃い小説ってなかなか無いので嬉しかった。
    地方都市の東京へ対するハッキリとしたコンプレックスなど、リアルだったなぁ…

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    2020年09月17日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    アメリカで起きた連続少年殺人事件の犯人サックマンが捕まった。そこを主軸に、台湾で少年時代を過ごした少年たちの結び付きと、縛られた未来。台湾の猥雑とした雰囲気や国民性が垣間見れて面白い。エネルギッシュに生きているのに、どこか文章は淡々としていて、その静かだけど、うちにこもるエネルギーのアンバランスさが不安を煽る。

    途中、え、あ、そうなのとビックリも仕掛けられている。ところどころヒントはあったけど、違和感すっとばしてしまった…。

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    2020年09月01日
  • 夜更けのおつまみ

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    ブレイディみかこさんのイカのお話めっちゃわかる…透明じゃないとイカの刺身じゃない。
    下戸なのですがおつまみは好きなので楽しく読みました。
    簡単なレシピもちょいちょい書かれているのもいいです。森まゆみさんのと水生大海さんの…やってみよう。
    なとりの一度は食べていただきたいシリーズはほんと美味しいです。
    茜やさんは行ってみたいなぁ。。
    お酒呑める方が楽しそうだとつくづく思いました。

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    2020年08月23日
  • 僕が殺した人と僕を殺した人

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    一万円選書サービスで選んでもらった本の中の一冊。
    自分では決して選ばないであろう本。
    正直言って好みのジャンルではない。
    にも関わらず面白かったのだから、作者の力量の素晴らしさに感嘆します。

    本の世界から流れてくるアジア特有の湿気含みの暑さに息が詰まるようで、決して楽しくて気分の良い読書体験ではないです。
    にも関わらず
    やはり、面白かったです。

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    2020年08月14日
  • 猫が見ていた

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    ・マロンの話 ★★★★★
    ほたんとマロンの関係がいいね!
    私も猫と話したい

    ・エアキャット 欲しい★★★
    火村先生のシリーズの短編だった!
    ちょっと長めの短編かと思いきや結構短く収まってた。
    内容としては、まあまあね。

    ・泣く猫 ★★★
    普通。悪くはない!

    ・「100万回生きたねこ」は絶望の書か ★★★
    後半が良かったわ。
    特に本を読む姿勢というか読んだ感想ってのが人それぞれってところが。

    ・凶暴な気分 ★★★
    始めは茉莉子に全く感情移入できず、むしろ嫌なやつだなーと思ってた。
    ただ後半この凶暴性って誰しも内に秘めてるもんじゃないかと思った。

    ・黒い白猫 ★★★★
    興味深いタイトル

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    2020年08月10日
  • 宮辻薬東宮

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    人気のある作家ばかり集めたゾクっとくるホラーミステリーアンソロジー。ホラー苦手な私でも楽しめる内容で良かった。特に好きなのは「ママ・はは」と「わたし・わたし」。

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    2020年08月08日
  • 夜更けのおつまみ

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    知ってる作家、知らない作家が目に浮かぶようなおつまみレシピを紹介。
    ほぼ5ページにその時の情景と共に出されるおつまみは、ささっと作られたもの、買ってきたものと様々。呑める人も呑めない人も共通してるのは「おつまみが好き」。
    たまらず途中からビールを開けました。
    さて、おつまみ何にしよう?

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    2020年06月01日
  • 宮辻薬東宮

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    「みやつじやくとうぐう」と読むんだそうです。
    好みの作家さんが名を連ねていて、その豪華な面々に、思わず即買い。
    ミステリーというよりはホラー寄り。勝手にリレー形式のミステリーだと思っていたので、連作短編集のようなものをイメージしていましたが、それぞれが独立したアンソロジーですね。
    リレーだと思うと、前の作品を強引に入れ込んだでしょ感が出ちゃってる。でも、宮内さんの作品のラストは秀逸でした。リレー形式ならではの〆だと思います。

    アンソロジーって、好きな作家さんの作品を、濃密に、いいとこどりしたような感覚で楽しめるのはもちろん、知らなかった作家さんや、興味はあったけれどまだ読めていなかった作家さ

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    2020年03月07日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部みゆきの書き下ろし短編を読んだ上で、辻村深月が短編を書き下ろし、以後、薬丸岳、東山彰良、宮内悠介と計5人の人気作家がバトンを繋いて仕上げた豪華なリレーミステリーアンソロジー。
    前の作品から何が繋がってるのかは読んでのお楽しみだが、テーマはちょっと恐いホラーかな。
    しかし何れも短編の名手。思わず唸る作品。楽しめました。

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    2020年03月01日
  • 宮辻薬東宮

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    再読。ホラー・ミステリーのアンソロジー。前の作者の作品を読んで、そのテーマをつないでいく。
    かなり怖いです。

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    2020年02月01日
  • 宮辻薬東宮

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    宮部→辻村→薬丸→東山→宮内

    リレーミステリーアンソロジー。それぞれの味があって恐ろしく面白く読みました。

    記念写真は撮られたのでしょうか?

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    2019年12月31日
  • 宮辻薬東宮

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    不思議なアンソロジー。
    微妙な繋がりで前作を受けて話が展開する。
    個別に読んでも面白い。
    普段はめっに読まないホラー系でした。

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    2019年12月26日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    有名作家による猫アンソロジー本。
    猫が主人公のアンソロジーではなく
    人間がメインで猫はオマケのようです。

    「『100万回生きたねこ』は絶望の書か」北村薫
    を目当てに読みました。「うんうんそうだよねぇ。」と
    頷いてしまいました。

    他の作家さんはすべて初読みの方でした。
    湊かなえさんの作品は自身の体験を
    基にしたのでしょうか。興味深く読みました。

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    2019年11月06日
  • 越境

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    小説家さんの書くエッセイを、なるべく読むようにしてる。
    素晴らしい作品を生み出す人の、人となりを覗きたいから。

    そして、どんな方のエッセイも面白い!!
    そして・・・どんな方も語る・・・「モテたい」・・・と。

    モテたいが為に書くと・・・(笑)

    東山彰良さんの作品から想像してた人物像とは
    少し違って、これまた面白く興味深く読めた。

    普段、本からメモする人間ではないのに
    書き残したい事があり珍しくメモした。
    何に使えるかは分からないけど興味深い一文が
    色々ありました。

    東山彰良作品を読む度に台湾を知りたくてたまらなくなります。

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    2019年10月19日
  • 越境

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    「越境」
    旅とテキーラを愛する小説家による、世界と自分の境界を巡る旅。


    越境とは「境界線を越える」という意味だろう。それは国境にかぎった話ではない。わたしたちのまわりには、いくつもの境界線がある。初めて小説を書いたとき、わたしはそんな境界線のひとつを踏み越えた。


    本作はネタが豊富な東山彰良のエッセイ集である。多種多彩なネタの取りまとめであるからして、そのネタを横断するタイトルとして越境はぴったしに思う。


    勝手な印象であったが、もっと堅い文体だと思っていた。題材が身近なものから危なっかしいことまであるが、どれもユーモラスな文体に仕上がっている。小説とは別の顔の印象を受けた。


    危な

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    2019年09月03日
  • NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日

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    サスケ視点ではあるがイタチファンとしてグッとするシーンもあった。
    サスケとイタチの対比をオリキャラの兄弟と重ね合わせたり、どこかミステリみを感じる構成で良いストーリーだった。

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    2019年08月14日
  • NARUTO―ナルト― カカシ秘伝 氷天の雷

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    感動した。トップに立つ者にしか分からない気持ちや絶体絶命の危機に立たされた時の感情を読み取ることが出来た。
    カカシ先生ファンなので読んでいて楽しかった。

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    2019年06月29日
  • ブラックライダー(下)

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    西部劇やらSFやらラテンアメリカ系やらゴチャ混ぜ感がすごい
    著者が好きな作品の要素を詰め込んでみました!って感じ
    個人的に全部好きなジャンルやったんで平気やけど、苦手な人も多そう

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    2019年04月21日
  • 猫が見ていた

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    ネタバレ

    猫に纏わる短編やエッセイを集めたアンソロジー。
    豪華なメンバーと表紙の美しい猫に惹かれて手に取りました。
    どれも魅力的な作品でしたが、中でも東山彰良さんの「黒い白猫」が良かった。舞台は台北という物珍しさに、ニン姐さんという気骨のある彫物師(タトゥー)が素敵。浅はかに刺青を入れたがる若者を諭すセリフに感動です。クリスティアーノ・ロナウドが好きなりました(笑)。
    東山作品は一つだけ読んで苦手になって遠ざけていましたが、今後は読んでみたいと思います。アンソロジー効果ですね。

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    2018年09月05日