東山彰良のレビュー一覧
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ネタバレうわー、評価難しい。この小説には☆×1もしくは5が似合う。その上でどっちかに振れて、平均値☆×3ってことなら分かるが、個人読者として「可もなく不可もなく」って評価は似合わない。
大森望氏の解説にあったとおり、デストピア小説の傑作である。個人的にはキングの「ダークタワー」をしのぐと思う。いや比較するならマキャモンの「マイン」の方か。
終末後のアメリカ大陸でウェスタンと救世主伝説と島原の乱とパンデミックパニックを文庫900Pという器に納めてしまうと、そらとっ散らかるよなーってのが正直な感想。登場人物が多すぎエピソードが多すぎ、話が飛びすぎて、ついていくのに精いっぱい。メモでもとって読めばいいの -
ネタバレ 購入済み
カカシ
戦争後の物語、六代目火影になることへの苦悩
もう少しドラマが欲しかったけど、カカシの心が知れて良かった。ライトノベルなのでサッと読めてしまいます。
ナルトファンならオススメ。カカシが好きになります。 -
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Posted by ブクログ
東山彰良のラブコメの法則を読みました。
主人公松田杜夫30歳は、みんな美人だけどそれぞれに性格に問題のある3人の叔母に囲まれて育ったため、ちょっと偏った性格をしています。
そんな杜夫が出会ったのはシングルマザー岩佐まち子、外国人が好きなビッチなのでした。
杜夫はまち子にアタックするのですが、そこはそれラブコメなので紆余曲折が用意されています。
各章のタイトルには「男女の出会いは唐突であればあるほどよく、第一印象は悪ければ悪いほどよい」といったラブコメの法則がちりばめられています。
描き方が下ネタ系に走っているので大笑いしながら読めますが、一般的なラブコメではないよな、と思いました。 -
Posted by ブクログ
花は桜木、男はジョニー。
ジョニーとは主人公である探偵。
ただし、ジョニー・ラビット、ウサギである。
登場人物のほとんどはジョニーと同じウサギ。
「朝顔酒」を飲んで酔っ払ったり、教会に通ったり、スズラン中毒者になったりと、妙に人間臭い奴らである。
が、しきりに足をトントンさせ耳をピンと立てたりするところはしっかり「ウサギ」らしく、そうやって戯画化され描かれるウサギ社会や会話が面白かった。
ハードボイルドを気取るジョニーは、自立した「ラビット」でありたいと願う一方、人間と向き合えばペットとして可愛がられる「バニー」になってしまう自分のもう一つの本能に気づかざるを得ない。
ハ