東山彰良のレビュー一覧

  • ブラックライダー(下)

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    ネタバレ

    うわー、評価難しい。この小説には☆×1もしくは5が似合う。その上でどっちかに振れて、平均値☆×3ってことなら分かるが、個人読者として「可もなく不可もなく」って評価は似合わない。

    大森望氏の解説にあったとおり、デストピア小説の傑作である。個人的にはキングの「ダークタワー」をしのぐと思う。いや比較するならマキャモンの「マイン」の方か。

    終末後のアメリカ大陸でウェスタンと救世主伝説と島原の乱とパンデミックパニックを文庫900Pという器に納めてしまうと、そらとっ散らかるよなーってのが正直な感想。登場人物が多すぎエピソードが多すぎ、話が飛びすぎて、ついていくのに精いっぱい。メモでもとって読めばいいの

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    2018年08月26日
  • 猫が見ていた

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    「猫がでてくる小説集」というだけで読んでみました。
    今まで読んだことのない作家さんの作品にも触れられて「猫関係なく読んでみたい」と思える出会いもあってよかったです。
    それにしても、登場する猫を速攻頭の中で3D化して触り心地や声、眼の色、肉球の具合なんかをついつい妄想してしまう…地の文を読むよりもそっちに割いた時間の方が長かったかも!?

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    2018年08月09日
  • NARUTO―ナルト― カカシ秘伝 氷天の雷

    ネタバレ 購入済み

    カカシ

    戦争後の物語、六代目火影になることへの苦悩

    もう少しドラマが欲しかったけど、カカシの心が知れて良かった。ライトノベルなのでサッと読めてしまいます。

    ナルトファンならオススメ。カカシが好きになります。

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    2018年05月28日
  • 猫が見ていた

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    どれもみんな面白かった。
    北村薫びいきの私は、やはり安心して読める北村薫が一番でした。この話はまだ、単行本に入ってないですよね。
    共通点は猫、ということで(だけで、かな?)筆致もストーリー展開も個性的なのだけれど、やはり、皆が名手。同じ素材で作ったフルコース料理をいただいたようで満足感でいっぱいです。
    アンソロジーっていいなあ。

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    2018年05月27日
  • ワイルド・サイドを歩け

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    クスリをめぐる高校生と不良グループとヤクザの戦い。
    博多を舞台にしているが、東山彰良らしく無国籍で乾いてるのが面白い。

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    2017年10月06日
  • 走る?

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    14人の新進気鋭の作家たちが、Number Doに寄稿した「走ること」に関する短編集。走る気になる作と、ならない作があるが、作家さんたちがランナーという訳ではないので仕方ない。でも、その著者なりの「走る」ということの考え方がなんとなくわかり面白かった。

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    2017年09月17日
  • ラブコメの法則

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    やっぱり東山彰良。
    無害なタイトルからは連想できない
    毒のある言い回し満載の小説です。
    この人の例え話の切り口良い、
    やっぱり好きな作家さんです。

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    2017年05月19日
  • ラブコメの法則

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    東山彰良のラブコメの法則を読みました。

    主人公松田杜夫30歳は、みんな美人だけどそれぞれに性格に問題のある3人の叔母に囲まれて育ったため、ちょっと偏った性格をしています。
    そんな杜夫が出会ったのはシングルマザー岩佐まち子、外国人が好きなビッチなのでした。
    杜夫はまち子にアタックするのですが、そこはそれラブコメなので紆余曲折が用意されています。

    各章のタイトルには「男女の出会いは唐突であればあるほどよく、第一印象は悪ければ悪いほどよい」といったラブコメの法則がちりばめられています。
    描き方が下ネタ系に走っているので大笑いしながら読めますが、一般的なラブコメではないよな、と思いました。

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    2016年09月02日
  • ブラックライダー(上)

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    中盤から世界観にのめり込んだ。終盤に始まるマルコの章がそれまでに輪をかけて面白く、早く下巻を読みたい。

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    2016年08月22日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    花は桜木、男はジョニー。
    ジョニーとは主人公である探偵。
    ただし、ジョニー・ラビット、ウサギである。

    登場人物のほとんどはジョニーと同じウサギ。

    「朝顔酒」を飲んで酔っ払ったり、教会に通ったり、スズラン中毒者になったりと、妙に人間臭い奴らである。
    が、しきりに足をトントンさせ耳をピンと立てたりするところはしっかり「ウサギ」らしく、そうやって戯画化され描かれるウサギ社会や会話が面白かった。

    ハードボイルドを気取るジョニーは、自立した「ラビット」でありたいと願う一方、人間と向き合えばペットとして可愛がられる「バニー」になってしまう自分のもう一つの本能に気づかざるを得ない。

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    2016年06月25日
  • イッツ・オンリー・ロックンロール

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    ネタバレ

    つまらないバイトとギターの練習に明け暮れる、もう若くもない売れないロッカー。彼がひょんな事から爆弾事件と関わり、時代の寵児へと登り詰めてゆく。プロットが宮藤官九郎の「少年メリケンサック」に似ているのが気になるけれども、キャラクターも話のテンポも良く、一気に引き込まれてしまった。博多弁がまたせつなくやるせないムードを醸し出している。

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    2016年04月04日
  • ブラックライダー(下)

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    いつの間にか話に引き込まれてました。
    登場人物たちの描き方が本当にうまい。
    いかれているのだけれども憎めない登場人物が沢山登場します。

    世界の終わりと再生を描く長編小説なので、
    当然のことながら話が大がかり。
    舞台が世界でなくて、より閉鎖された町などが舞台だったらもっと面白かった気がします。

    魅力的な登場人物も、話が大きすぎると、
    それだけ、ぼやけるので。。

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    2015年11月23日
  • 路傍

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    久々に読んだ、東山彰良。
    斜めに世の中を見たシニカルなハードボイルド。
    酒もやる、薬もやる、暴力も振るう、どーしよーもない主人公たちだけれども、人生の虚しさや、やるせなさをストレートについてきます。
    この人の描く破天荒な登場人物達が大好きです。

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    2015年08月15日
  • NARUTO―ナルト― カカシ秘伝 氷天の雷

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    直木賞作家 東山彰良先生が書いたということで、読んでみた。ライトノベルらしくあっという間に読めてしまうのだけど、想像と違ってけっこうえげつない描写が多く、NARUTO本編の中でも、忍びではない人々の死をここまで描いたのはなかなかない気がする。敵の正体とか、展開については読めてしまう部分も多いのだけど、えげつなさに感心したので評価甘め。

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    2015年07月18日
  • NARUTO―ナルト― カカシ秘伝 氷天の雷

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    ネタバレ

    ファンとしては大満足!
    最初は..こんなもんかなーと。
    ガイ先生が超盛り上げて、カカシがカッコよく決めました!2人のやりとりとnarutoのキャラの関係が最高でした!

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    2015年05月18日
  • NARUTO―ナルト― 迅雷伝 狼の哭く日

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    サスケの一人称の文体が興味深かった。
    町ですれ違う少女を、女の子と表現したり、言葉の選び方にキャラクターの、知らない部分を感じる。

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    2015年01月30日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    なんとも不思議な・・・
    ウサギが主人公で、ハードボイルド。
    ギャングに飼われていたウサギが復習を果たそうと・・・

    妙に、ウサギの心理に詳しい。
    何だかよく分からないようで、でも、面白かった。

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    2015年01月05日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    東山さんの作品ってつまるところ「愛は何処に行っちまったんだ?ここ以外の何処かにあるのか?」というところが味噌なんだけど、ウサギを擬人化することでその真理に少しでも近づいてみせようとしたんじゃないかと思う。
    ともあれ主人公がウサギだろうが人間だろうが一流のジョークと一流の悪党ぶりで十分東山作品を堪能できる。

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    2013年12月17日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    ネタバレ

    読み始めと読後感で感想が180度変わった作品でした。
    第一章ではハードボイルドなウサギというギャップと
    妙にリアルなウサギ描写でユーモアが先にたっていたけど、
    第二章ではテリーの死に動揺するジョニーの葛藤や
    再び戻った人間界でのボビーとの不思議な共存関係
    等かなりシリアスで引き込まれました。
    ハードボイルドでいようとしながらも自分の存在に苦悩するジョニーが可愛かったです。
    ブルーノの正体は以外でした。

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    2012年03月21日
  • ジョニー・ザ・ラビット

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    東山彰良さんの作品の中でもちょっと異質の作品だと思った。
    マフィアに飼われていたウサギのジョニー・ザ・ラビットがとにかく可愛らしい。
    まさにおとぎ話のようなハードボイルド小説で、今までになかった作品。

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    2012年03月09日