邪行のビビウ

邪行のビビウ

1,870円 (税込)

9pt

3.2

感動必至、書店員興奮、今年ベスト級の超エンタメ!

呪術で死者を操る17歳の邪行少女ビビウ・ニエは
政府軍と反乱軍が争う戦場で何をしたのか!?

独裁者が治めるベラシア連邦のルガレ自治州で、独立を求め反乱軍が決起した。この自治州では古くから、「自分の足で家を出たら自分の足で帰るべき」と言われ、死者を歩かせ家族のもとに連れ帰る「邪行」という呪術が伝えられている。心優しき赤い髪の邪行師ビビウは、政府軍、反乱軍を問わず戦死者を家に帰すため東奔西走するが……。

雑誌「中央公論」人気連載、待望の書籍化。

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邪行のビビウ のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    死者を歩かせる邪行師ビビウが格好良い。ポップなのにどこか『出禁のモグラ』みたいなじめっとした空気感ある。私がプリキュアで気合いを入れるように、地球のどこかで、魔法少女で身を奮い立たせる女の子がいることが嬉しい。でもその対象が戦争であることが悲しい。

    0
    2025年05月17日

    Posted by ブクログ

    東山さん、ロシアのウクライナ侵攻を皮肉ってるんだろうな。“偽旗作戦”は明治維新だけでなく古今東西行われてきたし、「ルールづくりは勝者に与えられる特権」だから、また米で近いうちに見られるかも…。

    0
    2024年10月29日

    Posted by ブクログ

    新聞のインタビューによると、著者は「死ぬことにすごく恐怖がある。だからこういう物語を書いて少しでも死を怖がらないようにしたかった」と。
    著者の母のルーツである中国・湖南省の死者が歩く伝説から着想を得たらしい。
    ファンタジーなんだろうけど、重厚で、なのに読後爽やかさが残る一冊。
    表紙は最近よく見るwa

    0
    2024年09月26日

    Posted by ブクログ

    独裁者が治めるベラシア連邦という架空の国を舞台にして、死者を歩かせる能力を持ついわゆるネクロマンサー的な邪行師のお話。

    こういうサイエンスでないフィクション話はかなり好み・・と思って読み始めたんですが。んー・・・もちろん話の核には邪行師がいるんですけど、全体的な印象としてはベラシア連邦の反乱軍と政

    0
    2024年09月11日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     表紙を見て驚いたが、中身も死者を歩かせる邪行師なるファンタジー的なものだったので、読むのをやめようかと迷ったが、途中から独裁政治下の軍隊の不条理が描かれてきて、面白くなってくた。
     ビビウの過去や生い立ちをここまで丁寧に書く必要があったかなとは思うけれど、東山さんの哀愁漂う文体に触れられたので、ま

    0
    2025年03月08日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     著者の作風としては珍しい、ダークファンタジー。
     日経新聞で取材記事を読んで興味を持った。

    「新型コロナウイルス禍に続き、ロシアによるウクライナ軍事侵攻。現実が想像を超えたような状況に、僕自身、エンターテインメントに没頭できなかった。しかし、そんな時期だからこそ、いつか真正面から向き合いたいと思

    0
    2024年10月01日

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