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外交官の一生
満州事変時の吉林総領事、上海事変直後の上海総領事、そして日中戦争勃発時の東亜局長と、悪化の一途を辿った日中関係の最前線にあって、軍部独走に抗しつつ和平の道を模索しつつも、最後は敗走のビルマ大使として終戦を迎えた外交官が、日記をもとに綴った第一級の記録。 〈解説〉加藤陽子 -
読書の役割、教養のゆくえ
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ◆〔対談〕市場・AI・資本主義 書籍から照らす日本の経済社会▼山形浩生×井上智洋 ◆進化論がもたらす「知のパラダイム転換」 自然科学は人文・社会科学を吞み込むのか▼橘 玲 ◆ビジネスに役立ち、成功へつながる──!? ファスト教養は何をもたらすのか▼レジー ◆読書会という試み 人生100年時代の問いとコミュニティ▼山本多津也 ◆なぜ批評は嫌われるのか 「一億総評論家」の先に生じた事態とは▼速水健朗 ◆A5判ムックに刻印された90年代 雑誌が「時代を映す鏡」だった時代▼鴇田義晴 ◆勉強をしてこなかった僕が考える教養 心のゆとりを得るために小説を読む▼けんご -
日中開戦
〈直近未来の日本の行く末を占う人気シリーズ一気読み!〉 尖閣を巡る領土問題、歴史認識問題、そして首相の靖国参拝。日中関係は、国交正常化以来《最悪》に冷え込んでいた。双方の国民感情も爆発寸前の中、ついにある事件が長崎で起こる。元自衛官を中心にしたグループによる中国総領事館占拠と、中国高官の子どもたちが乗る飛行機のハイジャックだ。自ら七七義勇隊を名乗る犯人らに対し、穏便な解決策を探る日本政府。激怒した中国は、海軍を日本へと進める――。一触即発の現地では、西方普連に移動となった司馬、そして土門を隊長とする新体制《サイレント・コア》部隊が動き出すが……。 -
覇者の戦塵1944 翔竜雷撃隊
豪州方面の最前線に米潜水艦が接近。単独で防衛に当たる駆潜艇18号艇長の決断は。一方、内地では新型噴進爆弾搭載の銀河の訓練が始まり… -
第二次太平洋戦争
華やかなパーティに日米の軍人が集う感謝祭の夜、三沢・厚木・横田の三基地を完全武装の陸自部隊が急襲し、これを無血占領した。破局を迎えた米国との経済対立、核燃料処理施設への米軍機墜落などに業を煮やした日本政府が、基地返還を求めて危険な一歩を踏み出したのだ。だが、先制攻撃でステルス爆撃機B-2の放った対地ミサイルは、国産VTOL艦上戦闘機「海燕」によって撃破されてしまう。戦略テクノサスペンス不朽の快作。 -
「女子供」のいない国 中高年男性社会は変われるか
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ~目次~ 【対談】クオータ制、転勤廃止……覚醒を促すショック療法 「女性がつくった国・日本」を ガラパゴス化から救え 村木厚子×出口治明 【対談】「ジェンダー・ギャップ指数」世界121位なりの現在地 人気広がるフェミニズム、 変われないジャーナリズム 小島慶子×林 香里 家庭内暴力、経済的困窮、新たな「男女平等」…… 女性の自殺率を急増させたコロナ禍の苦難 飯島裕子 #KuTooで私が訴えたいこと 女性だけにヒールを強要するのは性差別です 石川優実 エリート学生でも「妻」のように振る舞う深層心理 「男女格差」の原因を経済学的に考える 中室牧子 【コラム】「女子校育ち」進化論 辛酸なめ子 【覆面座談会】女性記者が語るニッポン男性社会の「失敗の本質」 -
『君たちはどう生きるか』著者の実像 戦後平和主義の戦略家・吉野源三郎
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 漫画版の大ヒットにともない、原作もまた注目を集めている『君たちはどう生きるか』。岩波書店の雑誌『世界』の初代編集長を務めた吉野源三郎が80年前に書いたこの哲学小説は、時代時代でどのような層にどのように読まれてきたのか。昭和出版史のレジェンド・吉野の原点はどこにあるのか。メディア史・大衆文化論が専門の佐藤卓己京都大学大学院教授が吉野の軍歴に着目しその実像に迫った。 -
聖刻群龍伝 龍攘の刻
ローエンの死を賭した訴えはデュマシオンに乱世の王としての決意を固めさせた。これより東テラル地方はイシュカークを頂点とする《ラグーン連邦》として結集、《帝国》に敢然と反旗を翻すのである。動乱の時代が始まる――そして、群雄割拠する大陸の一隅では《墜ちたる龍》が人知れず蠢き出した。 -
核物質護衛艦隊出撃す
フィリピン沖を日本へと向かう再処理済核燃料輸送船。護衛にあたる海上保安庁巡視船が突然、対艦ミサイルの攻撃を受け爆発炎上。輸送船はテロリストに占拠される。中東産油国の依頼で、原油価格の上昇とプルトニウム入手を狙った、伝説的傭兵バックィン大佐の作戦だ。アラブ側の核武装を恐れて介入するイスラエル特殊部隊、そして奪還をめざす陸海空自衛隊の精鋭も現場海域へ…… -
C★NOVELS Mini RINGADAWN外伝
妖精王の統べる御伽の国スシォルロント。そんな国にもある裏町の酒場では、ある日、傷だらけの女を〈灰色狼〉が連れてきた。弟分のいかさま賭け札師フロスがその面倒を見ることになるが……第七回C★NOVELS大賞特別賞受賞の『RINGADAWN - 妖精姫と灰色狼』序幕と一幕の間に起きたできごと。yorimoba掲載 -
C★NOVELS Mini ドラゴンキラーありますその後
俺はしがない便利屋のココ。ドラゴンキラー・大喰らい・リリィを所員に抱えることになって、稼いでも稼いでも貧乏暮らし。きょうは不吉にも黒猫に出会っちまって仕事なんてやってられねえ。なのにリリィが引き受けてしまった新しい仕事とは!?――第三回C★NOVELS大賞特別賞受賞の『ドラゴンキラーあります』と続巻『ドラゴンキラーいっぱいあります』の間の物語。『CN25』所収 -
残光そこにありて
単行本時、各紙誌絶賛! 2027年大河ドラマ「逆賊の幕臣」主人公――小栗忠順。 幕末に国の未来を照らさんとした鬼才の生涯を描く感動作。 黒船の来航により、あらゆる価値観が変化した幕末動乱期。関税の重要性を誰ひとり認識していないこの時期に、いち早くそこに気付き、諸外国を驚嘆せしめた男がいた。 家康の代から続く名門旗本の小栗上野介忠順。 武士でありながら、政治・経済の才覚を持つ忠順は、外国奉行や勘定奉行を歴任。対照的な出自の勝海舟や将軍慶喜と対立しながらも、幕府財政を再建するため、国内外を奔走する。 やがて訪れる混迷の世。誰もが目先の保身に走る中、忠順は後の世に希望を残すべく奮闘する。彼を突き動かすのは大切な妻との約束、そして何より、三河譜代としての矜恃であった。 序 章 許嫁の贈り物 第一章 遣米使節 第二章 対馬占拠 第三章 勘定奉行 第四章 改税約書 第五章 大政奉還 第六章 上州権田村 最終章 ネジの祈り 解説 東えりか -
思い出の屑籠
著者が生まれてから小学校時代まで、両親、姉、時折姿を現す4人の異母兄、乳母、お手伝い、書生や居候、という大家族に囲まれた甲子園に近い兵庫・西畑の時代を、思い出すままに綴る。 『血脈』など、著者の自伝的作品では触れられることのなかった秘蔵のエピソードが満載。 幼い「アイちゃん」目線で、“人生で最も幸福だった時代”の暮らしぶり、人間模様を活写する。 文庫化にあたり、未発表原稿2篇と、娘・杉山響子による巻末エッセイ「『屑籠』の家」を増補。 *目次* 前書き/モダンガールが来たァ/サンタクロースはいなかった/ばあやの鼻/嘘について/全生涯で一番の幸福/なんでこうすぐに涙が出るのか!/お遊戯会/イロハのハッチャン/そしてばあやはいなくなった/安モンはおいしい/ハナはんのハナ/長男なのに名は八郎/はじめての敵意/海の色/新しい家/走らない馬/「屑籠」の家 -
おいしい給食 チャンプルーとチューリップ
「いざ、南国給食。行くぜ、爆食 めんそ~れ!」 函館から、今度は沖縄の牧志間中学校に勤務することになった数学教師の甘利田幸男。 給食をこよなく愛する彼を待ち構えていたのは、ウチナー独特の料理。「クーリジシ」、「マーミナーウサチー」、「アンダンスー」など、給食の達人・甘利田をもってしても首を捻る謎のメニューが登場する。 さらに、この地でも新たなライバルとの出会いが……? 市川隼人主演、大人気作品ノベライズ第7段! メニュー一 チャンプルーとチューリップ メニュー二 もずくの数だけ抱きしめて メニュー三 南海の青軍曹グルクン メニュー四 空飛ぶジュウタンと海の妖精 メニュー五 南の島のブタまつり メニュー六 トロピカる男 メニュー七 異世界給食に妄想が炸裂してしまった件 メニュー八 親知らずは進化の証 メニュー九 不沈艦タコタニック メニュー一〇 ふたつめのライセンス あとがき -
知的好奇心 改版
人は報酬や罰がなければ学ばない存在なのか――。 本書は、この通説に心理学から異を唱え、人間には知的好奇心が備わっていることを明らかにする。 多くの実験から、人の持つ知的好奇心がどのように学習や問題解決を促すのかを解説。 画一的な教育や報酬に依存した学習の限界を指摘する。 子どもを豊かにする教育のあり方から、大人の知的活動まで、人間の学ぶ意欲の本質を探究した名著を改版。 毎日出版文化賞受賞。 はしがき 第一章 怠けものの心理学 動機づけとは何か 動機づけの伝統的理論 ミラーの実験 怠けものを活動させるには 人間の動機づけの特殊性 人間観の重要性 第二章 情報への飢え 安楽は楽ならず 情報への飢え サルも情報を求める 無気力と思考の混乱 ホスピタリズム 多様な刺激の重要性 情報は好奇心の「栄養」 第三章 探索と回避 見慣れない物に対する怖れ 「不可解」な事物は怖れをひきおこす 新しい物への反感と保守主義 新しい怠けもの説への疑問 新奇な事物の探索 質問による情報収集 応答性と愛着の形成 第四章 知的好奇心と向上心 二つの知的好奇心 楽しい経験としての学習 好奇心と向上心 社会的相互交渉 第五章 未成熟の効用 遊びの機能 留巣性と離巣性 いちばんたよりない人間の赤ちゃん 生まれつきの行動のしくみ 遺伝的なしくみにかわる好奇心・向上心 向社会的動機づけと好奇心・向上心 第六章 幼児の知的教育 遊びと勉強は対立するか 幼児における旺盛な好奇心 トーキング・タイプライターによる学習 楽しい学習に必要な条件 第七章 知的好奇心を生かす授業 学習に内在する喜び 観察への興味を高める 知的好奇心をひきおこすには 知的好奇心を充足させるには 第八章 学習者中心の教育 授業のイメージ・チェンジ 学習者のイニシャティブの尊重を 学習者間の能動的相互交渉を 「参加者中心」のセミナー 教育改革をすすめる視点 第九章 「怠けもの」の社会的基盤 怠けものの心理学の基盤 疎外された労働 職人気質 疎外された教育 怠けものの心理学の弊害 第十章 擬似的内発性 疎外の進行と管理社会 「ものわかりのよい」管理者 生産性か人間らしさか 人間的個別化 人名解説/文献案内 -
教養としての栄養学 食習慣と健康の常識を疑う
「ナッツは健康的」 「チョコはダイエットに効果あり」…… 巷にあふれる〇〇健康法は、信頼できるのか。 情報に惑わされないために、科学的なエビデンスをやさしく説く。 従来の栄養学は、実験室で食品や栄養素という物質を相手にしてきたが、本書は集団を対象に生活習慣や健康状態を調べる栄養疫学に基づく。 地中海食、DASH食、和食などを検証し、炭酸飲料、菓子パンなどの超加工食品を例に、現代社会の食環境を考える。 はじめに――栄養学の奥深い世界へ 序 章 食を科学する――なぜ私たちは食の情報に迷うのか (1)経験談と科学的根拠――個人の感想に注意 (2)チョコレートは健康によいのか――ひとつの研究が独り歩きするとき (3)食品と栄養素――食をどう切り分けるのか (4)なぜ、食の研究は揺れて見えるのか 第1章 栄養と健康の「常識」を疑う――揺れ動く科学と私たちの判断 (1)研究はなぜ食い違うのか――研究対象の違い (2)エビデンスの強さはどこで決まるのか――ニュースにならない科学 (3)エビデンスはなぜ社会に届かないのか――科学と文化のすれ違い (4)健康な人はなぜ健康なのか――食品か、ライフスタイルか (5)リスクをどう評価するか――健康・環境・価値観を天秤にかける (6)理想の食事は存在するのか――すべての食事法には長所と短所がある (7)「多ければ多いほどよい」はなぜ誤りか――必要量という考え方 第2章 「健康的な食事」とは何か――地中海食、DASH食から和食まで (1)地中海食――健康食研究の出発点 (2)DASH食――介入研究が示した食事の力 (3)健康食インデックス――食事ガイドラインへの適合度を測る指標 (4)代替版健康食インデックス――研究者がつくった食事スコア (5)日本人の食事――和食は本当に健康的か (6)健康的な食事とは 第3章 食習慣をどう調べるのか――食事調査という難問 (1)昨日の食事を思い出す――24時間食事思い出し法 (2)今日の食事を記録する――食事記録法 (3)自己申告の正確性――思い出しや記録はどのくらいずれるか (4)食事は毎日揺れている――日間変動 (5)食習慣を測りとる――食習慣質問票 (6)自己申告を超えて測れるか――生体指標 (7)テクノロジーが変える食事調査 第4章 不確実な科学とどう付き合うか――栄養疫学研究の読み解き方 (1)食事は特効薬ではない――「これさえ食べれば」はなぜ危険か (2)相関関係と因果関係を区別する――「○○を食べる人は長生き」論の罠 (3)効果の大きさをどう読むか――報告された数字の落とし穴 (4)食事だけでは決まらない――運動・所得・教育という見えない要因 (5)栄養学はなぜ変わり続けるのか――昨日の常識が今日覆る理由 (6)研究成果をまとめる 終 章 社会課題としての食――私たちは食とどう向き合うべきか (1)超加工食品 (2)フードリテラシー (3)そもそも「食べる理由」とは (4)食の実践を支えるもの おわりに――複雑さを引き受ける 参考文献 -
死後の意識 科学とスピリチュアリティの宗教社会学
人は死んだらどうなるのか――。 多くの物語が紡がれ、無数の議論がなされてきた問いだ。 本書は、19世紀半ばから現代まで200年近くの東西のスピリチュアリティ文化を追跡。それらが各時代の意識をめぐる科学などと交差し、心霊科学やニューエイジ運動、スピリチュアル・ブームといった潮流を生んだことを描く。特に前世記憶、霊媒交信、臨死体験の三つの現象を取り上げ、現在を生きる私たちの死後観を浮き彫りにする。 まえがき 序 章 死後の意識を探る 第1章 欧米のスピリチュアリティの近代史――霊界思想から心霊研究へ 1 霊界を描いた人びと――スウェーデンボルグからケイシーまで 2 死者と語る時代――スピリチュアリズムの勃興 3 霊媒交信の検証と懐疑 4 意識の所在をめぐる新たな問い 第2章 日本のスピリチュアリティの成立と展開――霊魂論争から霊術系新宗教へ 1 霊魂をめぐる論争――近代日本の模索 2 超常現象への関心――千里眼事件から心霊研究へ 3 心霊科学の導入――浅野和三郎とその周辺 4 戦中・戦後の新宗教と霊界観――大本から霊術系新宗教へ 第3章 前世を語る子どもたち、死者の声を聴く人びと 1 前世記憶研究の出発――イアン・スティーヴンソンの開拓 2 欧米の事例と理論的展開――ジム・タッカーの研究 3 日本の前世記憶研究の展開――大門正幸の取り組み 4 霊媒交信―科学的検証と大衆文化のあいだ 第4章 死の淵からの報告――臨死体験をめぐる探究 1 光のトンネルを抜けて――体験者たちの証言 2 科学は何を捉えたか――測定と理論化の試み 3 脳が見せる幻か、魂の旅立ちか―解釈の対立 4 スピリチュアリティ文化による臨死体験の意味づけ 第5章 意識革命の時代――カウンターカルチャーからニューエイジへ(1960~90年代前半) 1 カウンターカルチャーと意識の探求 2 チャネリング・前世療法と死後観の再構成 3 ニューサイエンス言説の興隆――ホログラフィック宇宙論をめぐって 4 日本の精神世界ブームと「癒し」への転換 第6章 ポスト・ニューエイジ期の楽観的死後観(1990年代後半以降) 1 量子のメタファーによる死の語り直し 2 個人化された啓示と「魂の選択」 3 科学者の語りと意識探求の医療化 4 日本のスピリチュアル・ブーム――「魂の物語」の浸透 終 章 「私」をめぐる物語の存続――科学・宗教・スピリチュアリティのあいだ 1 現代の死後観の三つの特徴 2 「主観的転回」のなかの死後観 3 自己の聖性――内面に見いだされる聖なるもの あとがき 主要参考文献 スピリチュアリティ文化関連年 -
家族格差 パワーカップルから一人っ子、非婚まで
少子高齢化は、家族のかたちを大きく変えた。 一人っ子、非婚者の増加、「パワーカップル」……。 本書は20世紀後半~2030年代を射程に収め、家族と格差・不平等の関係を、人口変動の中に見出す。 三世代を対象に「祖父母に子育てを手伝ってもらい遺産をもらう人」や「介護で仕事を辞めたうえに遺産がない人」なども検証。 人口学と社会階層論を統合させた新知見で、家族が「格差拡大装置」になるメカニズムを解明する。 はじめに――「親ガチャ」の深層 第一章 誰が誰と家族をつくるのか 一 出会い・結婚・離婚の壁 二 結婚市場と同類婚・上昇婚・下降婚 三 非婚化は格差を拡大させるのか 第二章 結婚は格差を広げるのか 一 パワーカップルの虚像と実像 二 学歴・学校歴からみた同類婚の推移 三 同類婚と所得格差の複雑な関係 第三章 親子間で格差は連鎖するのか 一 子育ての階層格差 二 子ども数とひとり親家庭 三 「分岐する運命」 第四章 祖父母が孫に与える影響 一 不平等に対する多世代的な見方 二 日本で多世代視点が重要な理由 三 「祖父母の学歴効果」を超えて 第五章 家族格差の「正体」 一 社会階層論×人口学のアプローチで「社会的再生産」に迫る 二 異なる社会的再生産の趨勢は何を意味するか 三「日本の」家族格差とは何か:まとめにかえて あとがきにかえて 注 メソッド・ノート 参考文献 -
吉野作造 リベラル・デモクラシーの探究者
戦前の日本を代表する政治学者・吉野作造。 高校時代にキリスト教入信、卒業直前に結婚、中国で袁世凱の息子の家庭教師に就くなど活動的だった吉野は、東京帝大着任後の第1次世界大戦中に「民本主義」を唱え、大正デモクラシーのイデオローグとなる。 討論会や講義、メディアで、元老や軍閥と闘い、命を削りながら自説を主張した。 本書は、日本における民主主義とリベラリズムの実現を訴えて行動し続けた学者の生涯を描く。 まえがき 序 章 いまなぜ吉野作造か 第1章 学生時代――東北の早熟な天才 1 キリスト教入信と高校生結婚 2 東京帝大へ――2人の師との出会い 3 日露戦争の時代――言論活動の開始 4 中国での家庭教師生活 第2章 政治学者としての始動 1 欧州への留学――民衆運動、社会事業への理解 2 東京帝大政治史講義 3 本格的論壇デビュー滝田樗陰と『中央公論』 4 第一次世界大戦を受けて 第3章 民本主義の展開――第1次世界大戦下の発表 1 「憲政の本義」論文の発表 2 民本主義の本質――国民主権を求めて 3 超然内閣への批判、原敬内閣への不満 4 リベラリズム擁護――言論・信教の自由 第4章 明治文化研究へ――近代日本への西洋の影響とは 1 「公道」の模索――なぜ日本で芽生えたか 2 伊藤博文と明治憲法の探究 3 自由民権時代の主権論への着目 4 先駆者・福沢諭吉の評価 第5章 晩年と死――1930年代 1 私生活――子、女性、病 2 満洲事変と軍部批判――伏せ字のなかで 3 若すぎる死、多くの追悼 終 章 戦中・戦後のなかの民本主義 1 右派の激しい攻撃――戦時下、国家主義の時代 2 敗戦後――戦後民主主義とは異なるのか 3 日本国憲法に継承されたか――鈴木安蔵の存在 あとがき 参考文献 吉野作造著作一覧 吉野作造 略年譜 -
なぜ広島大学は変われたのか あがき続けた12年の足跡
被爆から立ち上がり、「平和を希求する精神」を建学の理念として歩んできた広島大学。 その舵取りを担った学長が、運営費交付金の削減、世界大学ランキングトップ100への挑戦、国際化、新型コロナ禍への対応など、激動の十二年間を自らの視点で振り返る。 平和、教育、研究、地域連携、大学経営という多様な課題にどう向き合い、何を実現し、何を次代へ託そうとしたのか。 大学改革の現場で積み重ねられた試行錯誤と決断は、高等教育の未来を考える人々はもちろん、組織改革や地域創生に携わるすべての読者に示唆を与える一冊。 第1章 広島大学は世界トップ100に入ったか 第2章 教育――新しい学びの地平を拓く 第3章 研究――研究大学としてどこで勝負するか 第4章 社会に開かれた大学へ――地域と共に未来を創る挑戦 第5章 国際戦略――広島から広がる国際ネットワーク 第6章 平和の大学 第7章 ガバナンス改革 第8章 山極壽一氏×越智光夫学長 対談 -
アジア発 世界大戦
国際救助隊としてパキスタンで活動中の日本人医師が武装集団に誘拐された。 陸上自衛隊特殊部隊“サイレント・コア”はインド北部の ジャンムー・カシミール地方へ救出のため派遣される。 そこは、中国の支援を受けるパキスタンとインドが 熾烈な支配権争いを繰り広げる危険地域。 日本を標的に詐欺事件を繰り返すならず者たちを相手取る救助作戦は成功するのか? 一方、中東・ホルムズ海峡を航行する船舶で感染症が発生。 ペルシャ湾を目指す海上自衛隊が救助に向かうが、 急発達したサイクロンが近づいており――。 かつてないスケールの世界大戦シリーズ、開幕! <目次> プロローグ 第一章 地の果てにて 第二章 二人の天才 第三章 ホータン空軍基地 第四章 スマートタグ 第五章 医療援助隊 第六章 ナース 第七章 ハイラックス 第八章 プライド エピローグ -
中年よ、すねを剃れ
全中年が泣いた!? 中年の、中年による、中年のための一冊! 繊細すぎる、50歳。独身街道でひと休み。 求められる笑いと芸風のギャップに悩み、 ホテル・ドーミーインに恋文を送り、 おもねらないスタッフに歯がみする…… デビューから30年、 痛みを笑いに変えてきた著者が すべての中年に贈る感動のエッセイ集! 小説家・津村記久子さん喝采 「一人でも世界を豊かで美しく感じられると、ふかわさんは丹念に書く。 そのことは「生きることは楽しい」と思い出させ、 やがて読者はふかわさんに助け起こされた羊のような気持ちになる」 ~~~~ 「少子化問題」 そんな言葉に触れるたび、胸がちくっとします。誰に咎められるわけでもないのに。 私個人に関しては、子供が欲しいという気持ちすら持ち得ていないのです。 子供を欲しいと思わない自分が、調律されていないピアノと重なるのです。 (本文より) ―目次― 中年の車窓 中年よ、すねを剃れ Out of tune 物欲怪獣 僕たちは、どうかしている モネのため息 いつかは来ない ピーターパン症候群 拝啓 ドーミー様 ほっき貝の憂鬱 漣 私の防腐剤 ペットロスと言えなくて 中年の園 氷河の一滴 ダイアモンド LIFE 赤とんぼ あとがき -
婦人公論2026年11月号 No.1637[70代からの食養生――元気な人は美味しく食べてる]
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※『宝塚 すみれ色の未来へ 星組』は掲載されておりません。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。 ※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 【目次】 ・表紙 ・美輪明宏のごきげんレッスン ・富井義夫 世界遺産を旅する ・目次 ・〈特集〉70代からの食養生――元気な人は美味しく食べてる ・飯島勝矢 小分け食べで、〝筋肉貯金″を増やす ・川手鮎子 毎日の献立にちょい足しする簡単薬膳 ・秋野暢子 〈パワフルなあの人の習慣①〉食道がんの治療を経て知った、時間をかけて食事をする大切さ ・齋藤真由 しっかり咀嚼できる口のための「食筋トレ」 ・辨野義己 「作る」「育てる」「出す」――3つの力を鍛えて快便を目指せ ・小林まさる 〈パワフルなあの人の習慣②〉93歳料理家の信念は、どんな日も「必ず一日三食」 ・北村光世 〈パワフルなあの人の習慣③〉庭で育てた40種類のハーブとオリーブオイルに助けられて ・古川美穂 〈ルポ〉高齢者の孤食を防ぐ地域の取り組み ・杉山桃子 佐藤愛子の置き手紙 続・うちのばあさん102歳 ・伊藤比呂美 猫婆犬婆 ・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように ・関容子 名優たちの転機/六角精児 ・江原啓之×林真理子 開運の秘訣は、自分を信じること ・村木厚子 あなたもいつ「冤罪被害者」になるかわからない ・読みたい本 ・稲垣えみ子 私の書いた本 ・荻原博子の〝トクする!″マネーNEWS ・森山良子 表紙のひと ・わたしを癒やす美容時間 進化系ファンデーションの魅力 ・倉田真由美 60代からの美容手習い ・新・心とからだの養生学 今日から骨を強くする ・小瀧望 30代は、いろいろな表現で魅せていきたい ・話題のアングル ・吉田愛 お料理歳時記/ふだんの日の鍋 ・『婦人公論』女性の生き方研究所 食卓の新定番「中食」の浸透度は?(前篇) ・自社広告 ・ごほうびランチ ・石田純子のおしゃれ塾 ・話題のアングル ・自社広告 ・京の菓子、おりおり ・市村正親のライフ・イズ・ビューティフル! ・〈第2特集〉自分らしい最期を迎えたい ・大津秀一 思いを書き出すプロセスが、後悔を減らす ・長野智子 望み通り、枯れ木のように閉じていく姿を見届けて ・山口裕子 「一番」を目指してハローキティと歩んだ46年 ・令和八年「中央公論文芸賞」発表/月村了衛『地上の楽園』 ・「災害への備え」アンケートのお願い ・「独身」アンケートのお願い ・酒井順子 幸を追う女たち ・南杏子 人生おだいじに相談室 ・江原啓之 「幸せぐせ」を身につけよう ・中津川りえ 傾斜宮占い ・柚月裕子 ユウカの刻 ・大島真寿美 あなたの隣で ・ひらめきパズル ・読者のひろば ・愛読者グループ便り ・プレゼント付き読者アンケートのお願い ・定期購読のご案内 ・婦人公論ff倶楽部Room ・阿川佐和子 見上げれば三日月 ・自社広告 ・ヤマザキマリ 地球の住民 ・ジェーン・スー スーダラ外伝 ・次号予 -
中央公論
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 最強の教養SNSや生成AIにより言葉をとりまく環境が揺らいでいる。 2022年に高校で導入された「論理国語」「文学国語」は、早くも見直しへ進み、 OECDが「すべての学びの土台といえる能力」と位置づける「読解力」では、 最新の国際学習到達度調査(PISA)で、日本の平均得点は前回を下回った。 今、私たちが身につけたい「読む、書く、話す、聞く」力とは―― (『中央公論』2026年11月号の電子化) …………… 第140巻 第11号 NOVEMBER 2026 CONTENTS ………… == 特集 == 「国語」こそ最強の教養 ◆直木賞作家が語る「読む・書く・話す・聞く」 原点は読む「楽しさ」にある▼小川 哲 ◆「ドアだけ閉めときゃバレないさ」 現場から見た高校国語再編の意味と無意味▼矢野利裕 ◆作文教育が教える日本の〈論理〉 感想文から多元的思考へ▼渡邉雅子 ◆SNS、動画、生成AI…… 現代に必要な、「読解力」とは▼伊藤氏貴 ◆古典不要論を超えて 私たちが古文・漢文を学ぶことの技能的な価値▼田中草大 ◆全然、鳥肌、エモい…… 「正誤」の枠を外して、日本語の変化を味わう▼飯間浩明 ◆令和に涵養すべきアブダクションの魅力 説明の時代、雑談の行方▼谷川嘉浩 ◆流されず、うまく付き合うために AI時代だからこそ身につけたい「軸」▼岡野原大輔 ======= 【時評2026】 ●高市カラーにじむ「おとうとくん内閣」は悪手か妙手か▼五百旗頭 薫 ●オーストラリアが突きつける憲法改正失敗の典型▼鶴岡路人 ●日本の利上げを阻む「デフレ」論の正体▼櫻川昌哉 ●AIは世界を滅ぼすのか▼横山広美 【シリーズ 論壇を築いた12人】 ●佐藤誠三郎――リーダーシップの歴史的基盤を求めて▼五百旗頭 薫 ●加藤秀俊――大衆社会と知的メディアの結び方▼大澤 聡 ◆「1.5億円の壁」が実需と投機の分岐点に 東京の不動産に何が起きているのか▼中山登志朗 == 特集 == 高市政権の正念場 ◆選挙協力から政策本位へ 自維「連立」の構造的な強さと弱さ▼中北浩爾 ◆本来取り組むべきは「デフレの残滓」解消 なぜ積極財政と消費税減税に進むのか▼渡辺 努 ◆対露宥和、中国との摩擦、米国のICC制裁…… 高市外交の1年を採点する▼東野篤子 ◆「持ち込ませず」のバランスシート 非核三原則を改める前に問うべきこと▼秋山信将 ======= ◆〔対談〕「獺祭」と「千疋屋総本店」 看板を継ぐ二人が目指す未来▼桜井一宏×大島嗣矢 ◆〔対談〕『平和で在る力』刊行記念 争いが続く今の時代へ▼伊吹文明×石上智康 == 谷崎賞 == ●令和8年 谷崎潤一郎賞発表 受賞作 いしいしんじ『チェロ湖』 選評 池澤夏樹/川上弘美/桐野夏生/筒井康隆/堀江敏幸 ●文学的近況 まきこまれる▼いしいしんじ ======= 《好評連載》 ●アフター・トランプ【第2回】暗黙のルールに支えられた共和国▼渡辺 靖 ●炎上するまくら【第119回】世紀の発見▼立川吉笑 ●東京藝大で教わる美術鑑賞のレッスン【第11回】政治批判▼佐藤直樹 《連載小説》 ●春申君 【第3回】▼宮城谷昌光 ●錆びた匙 【第10回】▼相場英雄 -
ガザからイラン戦争へ――中東の変動と揺らぐ国際秩序
2023年10月7日のハマースによるイスラエル攻撃以降、中東情勢は大きく変化した。 パレスチナ問題をめぐり、イスラエルは力の行使に拍車をかけながらも自己矛盾に陥り、パレスチナの側も行き詰まりを見せている。 中東地域レベルでは、米国の撤退、各国の経済利権の地理的拡大などから、イラン及び「抵抗の枢軸」、イスラエル、トルコ、サウジアラビア、UAEをはじめとする各国が、対立や協調が固定されない複雑なパワーゲームを激化させた。 さらに、イランと米国およびイスラエルの敵対関係は、さまざまな対立と共鳴しながら、停戦に合意しても軍事衝突が続く不安定な状態を生んでいる。 中東で進行する変動の意味とは何か。 多極化へ向かう国際システムの変化と共に考察する。 目次 序 10・7攻撃からの3年間―なぜ中東は戦乱に見舞われたか 中東は「巨大な共鳴箱」/14項目覚書と攻撃の再開/紛争の二重構造/当事者レベル―パレスチナ問題の特異性/中東地域レベル―「抵抗の枢軸」の形成/国際レベル―「イスラエルによる平和」の試み/10・7という異議申立て 第1章 イラン戦争―出口が見えない不安定な「停戦」 米、イスラエルによる攻撃/ホルムズ海峡を事実上封鎖/湾岸アラブ諸国への攻撃/イスラエルへの攻撃と迎撃問題/湾岸情勢とリンクしたヒズブッラー問題/イランで大規模抗議デモ/ネタニヤフの説得―軍事攻撃でイラン民衆が蜂起/停戦発効と迷走する交渉/急増した戦争の被害とコスト/米国とイラン、覚書に調印 コラム1 ホルムズ海峡とカスピ海 第2章 引き金となった10・7攻撃とガザ戦争 「アクサーの洪水」作戦/「我々のナラティブ」―ハマースの説明/オスロ合意を拒否したハマース/ハマースによるガザ実効支配/ハマース「政府」には4万から5万の職員/なぜイスラエルは奇襲攻撃を許したのか/「ルービックキューブのような戦闘」/戦闘員をリクルートし続けるハマース/ドーハ攻撃の衝撃/なぜ戦争は長引いたのか/一本化しない世論/負担増に苦しむ予備役兵/トランプ案に基づく停戦が発効 コラム2 オアシス都市ガザ 第3章 「抵抗の枢軸」とイスラエル―揺らいだイランの「前方防衛」 ヒズブッラーとイスラエル―ポケベル爆破事件/フーシー派の遠距離攻撃/「抵抗の枢軸」とイランの非対称戦略/イスラエルを南レバノンから駆逐したヒズブッラー/イランの「陸の回廊」とイスラエルの「影の戦争」/「影の戦争」から「表の戦争」へ/アサド体制の崩壊/12日間戦争/乗り越えた空中給油とバンカーバスターという障壁/密接な米・イスラエル軍事協力/永続的な戦争状態へ コラム3 ヒズブッラーとレバノンの宗派主義 第4章 人道危機と米国のイスラエル支援 民間人犠牲者の急増と深刻化した食料不足/巨大爆弾を無誘導で/深刻化する人道危機/際限ない米国のイスラエル援助/ジェノサイド条約違反で国際司法裁判所へ提訴/ICJの暫定命令とジェノサイド問題/国際刑事裁判所の逮捕状/UNRWAに対する疑惑/「難民問題の継続はUNRWAのせい」/イスラエル批判は反ユダヤ主義か コラム4 ネルソン・マンデラのガザ訪問 第5章 米国、イスラエルと対峙するイラン―確執はなぜ終わらないのか 米国の「代理人」/イラン革命とイスラーム共和制の成立/米大使館占拠・人質事件/「パクス・アメリカーナ」に対抗するイラン/あらゆる面で敵対するイスラエルとイラン/核開発疑惑の拡大/オバマ政権と2015年核合意/トランプの「最大限の圧力」政策とイランの制裁逃れ/有効ではなかったイランの核ヘッジング戦略/IRGCの権力拡大と経済権益/相次ぐ体制批判運動/米中東政策の転換―「アメリカによる平和」から「イスラエルによる平和」に/アラブ・イスラエル間の共同防空システム コラム5 12イマーム派の殉教精神 第6章 イスラエル―大イスラエル主義と好戦的な新戦略ドクトリン 「ガザは誰のものか」/シオニズムの実践としての入植活動/事実上併合された西岸/宗教化するイスラエル軍/変化したイスラエルの戦略ドクトリン/「永続戦争」がもたらした兵士のモラル低下/イスラエルの情報評価―戦略レベルでは希望的観測/米国にとってイスラエルは「戦略的資産」か/曲がり角の対イスラエル支援 コラム6 イスラエル・ロビーの変容 第7章 終わらないパレスチナ問題 厳しいデュアルユース規制/何も具体化しないガザ暫定統治/主役を排除したガザ和平構想/瓦礫の山、しかしNGOの活動を規制/拡大した西岸での軍事作戦/急増する入植者の暴力/暴力を増長させる占領制度/締め付けられる西岸経済と自治政府財政/正統性を失ったパレスチナ自治政府/「自発的移民」の促進 コラム7 「生命パスポート」母子手帳 第8章 中東の新たな安全保障環境 「ダモクレスの剣」ホルムズ海峡/問題山積の核交渉/中東の核問題/「抵抗の枢軸」と軍事技術の進展/イランの現体制は持つのか/GCC諸国が直面する新しい安全保障問題/UAEとサウジの安全保障政策/イスラエルとの関係を拡大するUAE/戦略的自律性の強化を図るサウジアラビア/「イスラエルによる平和」への憧憬/再現できそうにない「成功体験」 コラム8 イスラエルの核戦略 終章 戦争でも平和でもない曖昧さ 当事者レベル―変質するパレスチナ問題/地域レベル―パワーゲームの展開/国際レベル―「強欲な覇権」の行き詰まり あとがき 参考文献一覧 -
コンプラ過剰社会 法令遵守が私刑の武器に変わるまで
なぜ社会を良くするためのルールが人を窒息させるのか? 今や、過ちを犯した個人を責める私刑の道具へと変貌してしまった感のあるコンプライアンス。 SNS上の私刑、過剰な自己規制、果ては組織の機能不全──。 行き過ぎたコンプライアンス意識の浸透が社会を萎縮させ、個人を息苦しくさせている。 「凡庸な正義感」に対し私たちはどう対応していけばいいのか。 組織論を専門とする気鋭の経営学者が、病理の深層を解き明かす。 【目次】 序 章 悪魔になったマングース 第1章 コンプライアンスの原点――本来は何を目指していたのか 第2章 よい組織はよくないことをしないのか 第3章 コンプライアンスの変容 第4章 ネットがかもす身内の空気 第5章 それぞれの正義と凡庸な正義 終 章 コンプライアンスを飼い馴らす -
大学病院の正体 手術、人事、教育、研究のすべて
大学病院とはどんなところなのか。 怖いところ、とんでもないところなのか。 本書では著者の知っている大学病院の舞台裏をすべて明かしました。 どうしたら医学部に入れるのか。 研修医って何をしているのか。 医療レベルはどの程度か。 医療ミスはなぜ起きるのか。 何を研究しているのか。 教授になるのはどういう人か。 そして未来のあるべき大学病院の姿とは……。 きっと「良い病院」を見つける手掛かりになるはずです。 ≪目次より≫ どうやったら医学部に入れるのか 医療は二流ってほんと? 医療ミスはなぜ起こる? 起きたらどうする? 内視鏡手術は患者にとって有益だが…… 教授は今でもピラミッドの頂点か 教授になる方法、教えます どうやって若い医者を育てるのか ……ほか -
言葉にならない感動を科学する 人はなぜ音楽に揺さぶられるのか
現代は、感動がすぐに「消費」されてしまう時代だ。 「泣ける話」「エモい瞬間」「衝撃の結末」としてパッケージ化された数々の情報が、大量生産され、瞬時に流通し、すぐに使い捨てられる「コンテンツ」となっている。 スマートフォン、SNS、ネットニュース、広告、動画—— 日々、私たちは膨大な情報の洪水に晒されており、そのすべてが瞬時に脳に届き、反応を強いられ、次の刺激へと流される。 この高速循環においては、感動はもはや体験としてじっくり味わわれる「暇や余白」を与えられず、「処理すべきイベント」に変わってしまいがちだ。 悲しい映像に涙を流しても、スクロールする手はすぐに次の情報へ向かい、感動は一瞬で消費される。 しかし、感動は本来、「情報処理」の結果として生まれるものではない。 それは、身体が外界からの刺激を受け止め、自らの内部で組み替え、意味を編み直し、世界の見え方を更新するなかで立ち上がる「生成の体験」なのだ。 つまり感動とは、受動的な知覚ではなく、身体を介した能動的な創造行為といえる。 だからこそ、とかく感動が消費される現代社会においてあらためて感動の身体性に立ち返ることは、私たちがよりよく(=創造的に)生きていくために、きわめて重要な意味をもつ。 では、そんな身体的な感動とは、いったいなんなのだろうか。 人は、自然のとてつもない美しさを目の当たりにしたとき、あるいは、圧倒的な芸術作品や音楽に触れたとき、しばしば「言葉を失うほど感動した」と言うが、こうした瞬間には、鼓動がバクバクと高鳴ったり、胸がぎゅっと締めつけられたり、手足が震えたり、あるいは背筋がぞくっとしたり、といった強烈な身体感覚が呼び起こされる。 こうした体験は、なかなか言葉にしにくいものの、きわめて生々しい身体感覚として実感される。 本書では、こうした「言葉にならない感動」とはいったいなんなのか、とくに、人間が音楽を体験したときに覚える感動とはいったいなんなのかという問題について、神経科学、心理学、認知言語学、感性情報学などの知見を統合して分析する。 【目次】 第一章 感動は身体のどこで起きているのか ――ボディ・マップという方法 第二章 内臓から起こる感動 ――「胸」で感じる音楽、「腹」で感じる音楽 第三章 行動から起こる感動 ――悲しいから泣くのか、泣くから悲しいのか 第四章 概念から起こる感動 ――「頭にくる」「むかつく」「腹が立つ」の違い 第五章 AIは感動するのか ――身体と言語をめぐって 第六章 科学では語りえない感動 ――人はなぜ下手な歌にすら感極まるのか -
戦略論入門 自衛隊幹部学校 講義録
第三次地政学ブームは、アメリカの経済界が火付け役だったように、今、ビジネスを展開するためには戦略論の理解が不可欠だ。 地政学の第一人者が、古典から現代までの戦略論を概観。 世界のリスクを予見するための基礎を伝授する。 人類は今もなお戦禍の中にいる。 戦後80年、日本では戦略論はタブーとされてきたが、平和を願うだけでは見えないことがあるのだ。 自衛隊幹部学校の講義録をベースにした戦略論入門の決定版。 -
秋山仁の人生方程式の解き方 夢さえあれば
派手なバンダナにレゲエファッション―― 「奇抜な数学者」として注目を集めた数学者・秋山仁。 その人生は、何歳になっても学び続け、夢を追い続ける力にあった。 読売新聞連載「時代の証言者」で綴られた秋山先生の人生は、学生の頃から現在に至るまで、数えきれないほど多くの生徒に数学の魅力を伝えるとともに、自らも新たな挑戦を続け成長する姿が描かれた。 才能がなくても「好きなこと」なら続けられる、笑顔で挑み続ければいつか極められる、その力で誰かを笑顔にできれば幸せな人生をつかめる。 かつて秋山氏の教えを受けた世代を中心に、「あの秋山先生が、また私たちに人生を指南してくれる」と読んで楽しめる一冊。 数学という大海原を漂流した秋山仁の80年の人生を追う。 <読売新聞連載「時代の証言者」を大幅加筆、待望の書籍化> -
現代語訳 南方録
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わび茶の思想を最もよく伝える秘伝書の初の全訳。 原文・図版を忠実に再現、茶の湯の碩学が対訳を施し、項目ごとに用語・人物について丁寧な注釈と解説を付した、画期的な研究書。 -
定年物語(上下合本)
正彦さんが定年を迎え、さてこれからは、一緒に旅行を……と期待していた二人。 しかし、折しも世の中はコロナで自粛中。 そんな中で、新たなフェーズに入った二人の生活は? 俳句、骨董と、趣味の道をきわめる正彦さんと、二次元コードに苦しめられたり、日々のちょっとした生活の変化を楽しんだりする陽子さんの日常を綴る。【上巻】 正彦さんの定年とともに陽子さんも時々感じることがある。 それは老い……。 書店で一番下の文庫を取ろうとしゃがみこんだら、なかなか立ち上がれなかったとき、インボイスの手続きに必要なQRコードを読み込めなかったとき……。 それでも人生は続く。 正彦さんと共に楽しく! 定年を迎えた二人の新たな生活を描く!【下巻】 -
昭和16年夏の敗戦・昭和23年冬の暗号(合本)
日米開戦前、総力戦研究所の精鋭たちが出した結論は「日本必敗」。 それでも開戦に至った、日本的意思決定の過程を描く『昭和16年夏の敗戦』。 終戦後、皇太子明仁の誕生日に、東條英機はじめA級戦犯が処刑された。 のちの天皇誕生日にアメリカが仕掛けた「暗号」から敗戦国日本の真実を解き明かす『昭和23年冬の暗号』。 現代日本の原点をひもとく2作品を合本。 *『昭和16年夏の敗戦』目次 プロローグ 第一章 三月の旅 第二章 イカロスたちの夏 第三章 暮色の空 エピローグ あとがき 参考文献にかえて 我われの歴史意識が試されている 新版あとがきにかえて 対談 『昭和16年夏の敗戦』の教訓 石破 茂×猪瀬直樹 *『昭和23年冬の暗号』目次 プロローグ 第一章 子爵夫人 第二章 奥日光の暗雲 第三章 アメリカ人 第四章 天皇の密約 第五章 四月二十九日の誕生日 第六章 退位せず 終 章 十二月二十三日の十字架 文春文庫版のためのあとがき 参考文献 解 説 梯 久美子 書き下ろし論考 予測できない未来に対処するために 文庫再刊によせて ※『昭和23年冬の暗号』は『東條英機 処刑の日』の改題作品です -
新装版 デルフィニア戦記(第Ⅱ部 異郷の煌姫 合本版)
内乱終結から3年。 国王と王女となったウォルとリィに、新たな危機が迫る――! *** デルフィニアの内乱に勝利し、再び玉座へついたウォル。 ともに戦い、黄金の戦女神と讃えられたリィも、王女の称号を得てコーラル城へ迎えられた。 それから3年――。 平和だった都に暗雲が立ちこめる。 リィをつけ狙う不気味な暗殺者の影、 そしてサヴォア公爵家内に燻る抗争の気配。 背後の陰謀を察知したウォルの決断とは!? 第Ⅱ部、波瀾のうちに完結! 装画・岩本ゼロゴ ※第Ⅱ部 異郷の煌姫1~3 合本版 -
食べるたのしみ
人生には二つのたのしみがある。 一つは食べること、もう一つはおいしいものをこしらえること―― 通いつめた神戸の市場、奄美の豪快な豚料理、夏のスダチ酒とぬか漬け、なんといっても大阪のうどん……。 つくるのも食べるのも大好きな著者の、食にまつわるエッセイを精選。 「献立メモと買い物の記録」「おもてなし日記」も初収録。 Ⅰ 台所と女性/おにぎりと私/蜜柑の思い出/イチジクとうどん/すぎにし方恋しきもの/春の菓子さまざま/大阪のおかず/夏の食卓の楽しみ/思いがけぬ美味/たべる/ラーメン煮えたもご存じない/のこりもの/わたしの朝食/食事憲法/松茸の風流/とりこみ主義/「梅干し」と私/春野菜/過ぎた小さなことども/神戸 * 献立メモと買物の記録 Ⅱ 食べるたのしみ/駅 弁/ニューヨークのマグロ/中国式朝食/茫然台湾/むき身すり鉢一ぱい五文/手料理/大阪・私の好きな店/てっちりオバン/てっちりパーティ/大阪のうどん/食卓の光景/永遠の美女/トトト……/田舎の風流/オトナの酒 * おもてなし日記 〈解説〉山脇りこ -
詩文集 葦の地方
【小野十三郎没後30年記念企画】 詩とは偏向する勁さのことだ。――小野十三郎『詩論』より 大阪を拠点に短歌的抒情に抗して”歌と逆に歌に”詩を追求しつづけた小野十三郎。昭和の名詩「葦の地方」、教科書で親しまれる「山頂から」ほか代表詩篇二十五篇。さらに短歌に「奴隷の韻律」を見出した峻烈な批評、自伝抄「夢魔を追って」等を収めた文庫オリジナル作品集。 ■目次■ 海から見えるもの 【Ⅰ 詩】 断崖/葦の地方/明日/山/渺かに遠く/葦の地方(五)/ 不当に「物」が否定されたとき/ぼうせきの煙突/犬/大怪魚/ 一本のろうそく/ハマスゲのたぶさ/木々が芽吹くとき/ 雲も水も/山頂から/旅と滞在/雀/拒絶の木/明治のすき焼/ 新しい仕事/最期の木8・10/カヌーの速度で/前夜 亡き妻に/ さらば始祖鳥 【Ⅱ 批評】 「詩論」から/短歌的抒情に抗して/奴隷の韻律/民衆侮蔑ということ/「奴隷の韻律」補遺/詩の音楽性/反逆の抒情――『中野重治詩集』/現代詩と伝統 【Ⅲ 回想】 夢魔を追って/空飛ぶ蒸気機関車/大阪文学学校二十年/ 葦原の痕跡 花田清輝のこと 【巻末附録】 私の出会った人々〔抄〕(金時鐘)/ 時空を貫く批評の視線(富岡多惠子) 【解 説】 アナキズムを起点にした生涯(細見和之) -
民衆宗教―帝国日本の信仰とナショナリズム
天理教、大本、如来教、黒住教、金光教、丸山教……。 近代日本では、個性的な教祖による民衆宗教が数多く生まれた。 それらは、膨張する大日本帝国といかなる関係があり、社会にどのような影響を与えたのか――。 19世紀初めから敗戦前後に至る150年のなかで、民衆宗教の信仰、イデオロギー、国内外での布教活動、国家による弾圧、戦争協力などを追う。 その複雑な軌跡からは、もう一つの帝国日本の姿が見えてくる。 まえがき 第1章 民間信仰からの離陸――一八〇〇~六〇年代(1) 1 狐憑きか、神様か――中山みきと神がかり 2 教祖の来歴――天理教・如来教・黒住教・金光教 第2章 教祖たちの思想――一八〇〇~六〇年代(2) 1 心なおしの信仰 2 旧く、新しい神々 3 新しい共同性 4 この世へのまなざし 第3章 近代国家との出会いと葛藤――一八六〇~八〇年代 1 転換期の宗教者たち 2 明治国家による抑圧 3 世俗の秩序を超えて 4 丸山教と「み組」事件 第4章 発展と代償――一八八〇~一九〇〇年代 1 バッシングの嵐 2 飯降伊蔵と憑依の時空間 3 教団の近代化と「おさしづ」 4 大本の登場 5 「筆先」と世紀末の日本 第5章 霊魂をめぐる抗争――一九〇〇~二〇年代(1) 1 大正維新論 2 鎮魂帰神法の思想と実際 3 憑きもの信仰と近代霊学システム 4 再浮上する神の声――天理研究会 第6章 神話とナショナリズム――一九〇〇~二〇年代(2) 1 「泥海古記」と『霊界物語』の形成 2 共生する神話たち 3 記紀神話への対抗 4 和解と変革の神話としての『霊界物語』 第7章 帝国主義との交錯――一九〇〇~二〇年代(3) 1 天理教の海外布教 2 大本の人類愛善運動 3 植民地朝鮮と民衆宗教 4 国民国家を超える 第8章 総力戦下の弾圧と動員――一九三〇~四〇年代 1 満洲事変と「非常時」 2 大本の民衆宗教ウルトラ・ナショナリズム 3 宗教弾圧の時代 4 一九三〇年代の天理教と「ひのきしん」 5 戦争協力へ 終章 戦後日本と民衆宗教――一九四〇~六〇年代 1 信教の自由がもたらしたもの 2 民衆宗教言説の誕生と戦後大本 3 周縁化された者たちの近代史 あとがき 引用・参照文献 略年表 -
中国近現代史 清朝末期から21世紀の強国化まで
19世紀のイギリス進出と「西洋の衝撃」以降、存亡の機に直面した清帝国。 アヘン戦争、日清戦争、辛亥革命で崩壊し、中華民国が誕生する。 日中戦争、国共対立を経て、中華人民共和国が成立。 文化大革命という惨劇、改革開放、そして21世紀に強国化を目論む中国の歩みは、世界史と密接に結びついていた。 西洋や日本にどう反応して社会主義国となり、経済発展を遂げたのか。 200年の歴史をグローバルな視座で読みとく。 【目 次】 まえがき 序 章 世界潮流への共鳴と抵抗 1 中華文明と世界の出会い 中華と中華文明とは? 西洋文明との接触 2 アヘン戦争後の華夷秩序の変容 華夷秩序とは? 伝統王朝から近代国家へ 第1章 王朝から共和国へ――中華民国の誕生 1 日清・日露戦争と近代国家への転換 アジアでの憲政の拡大 立憲君主制の模索 ジャーナリズムと女性 憲法制定と議会開設 2 世界的憲政潮流のなかの辛亥革命 孫文と中国同盟会 三段階の革命論 始動する革命 憲政と革命が交錯する辛亥革命 共和国の誕生 北京政府の近代化政策 二つの約法の対立 3 第一次世界大戦と新たな文明の模索 混沌とする政治情勢 大戦期の情況 共和国の正常化を目指して 新たな文明のあり方 新しい概念の流入 第2章 近代化と大衆化――中華民国の変容 1 同床異夢の中国国民党と中国共産党 新文化運動による思想の活性化 五四運動による思想の分化 女性解放論と優生学 中国共産党の成立 国民党と共産党の異同 2 揺らぐ国際協調体制下での政権交代 北京政府から国民政府へ 国際協調体制と中国 存在感を増す地方と社会 法制の近代化 内部対立を繰り返す北京政府 国民革命の発動 3 アメリカのグローバル化と中国社会の大衆化 財政・経済とグローバル金融システム アメリカナイゼーションと反帝国主義運動 マスメディアの発達と消費文化の浸透 大衆化と女性 深刻化する社会の分断 第3章 自由と統制――中華民国の復興 1 満洲事変の衝撃と政治・経済の新展開 国民政府の強さと弱さ 胡適と人権論争 満洲事変と憲政準備 民主独裁論争と中国的近代化論 大衆化社会の矛盾共産党の動き 国民党政権下の国政選挙 2 日中戦争期のナショナリズムとリベラリズム 盧溝橋事件とナショナリズム 憲政と抗日——国民参政会 国民党の弱体化 奥地の経済 総動員体制は構築されず 戦中の民主憲政運動 民族と女性 戦後構想 3 第二次世界大戦後の民主化と「中国革命」 中華民国憲法の制定 戦後中国の分裂 アメリカ文化の流入 変則的な議会制 新たな民主制度の迷走 憲政から革命へ 第4章 資本主義から社会主義へ――中華人民共和国の成立 1 共産中国 冷戦と非冷戦のはざまで 共産中国を取り巻く国際環境 「一つの中国」をめぐる一般論社会主義という概念 中ソの異同 党権力の浸透 統制をめぐる国際比較 政治の中国化 「大躍進」と特異な社会主義 2 世界からの孤立と文化大革命 厳しさを増す対外環境 文化大革命の発動と混乱 文化大革命と人間の尊厳 世界史のなかの文化大革命 対外戦略の転換 日中関係 計画経済期の実態 計画経済期の農業 改革開放を準備した特質 3 大陸中国にとっての香港・マカオ・台湾 避難所として 統一対象として 香港から大陸中国へ 大陸中国と香港と台湾のトライアングル関係 第5章 冷戦後の強国化――中華人民共和国の発展 1 改革開放とソ連・東欧諸国の崩壊 グローバルな時代性 社会主義的民主の再建 経済改革と政治改革 民主化の挫折と経済の発展 ソ連と東欧諸国との比較 新たな中国モデル 2 グローバル資本主義のなかの中国共産党の変容 改革開放の光と陰 花開く思想文化とその分岐 共産党の変質 多元化する経済と社会 改革開放と台湾 3 中華文明の復興と米中対立の高まり 高度成長と大国化志向 普遍性を求める思想文化——魯迅から中国SFとフェミニズム 終 章 グローバル時代の中国の観方 1 日本の中国観の変遷 日本社会からのみえ方 中国観の世界比較 2 中国社会との対話 中国社会からのみえ方 日中間で必要な対話 あとがき 主要参考文献 / 関連年表 -
厄介な宣教師 ベッテルハイムと琉球
琉球王国末期。 1846年に来琉し、54年にペリー艦隊とともに去るまで約8年間、琉球に滞在したユダヤ人宣教師・ベッテルハイムは、キリスト教布教のため、連日、那覇を中心に歩いた。 本人の日誌および書簡、琉球王府の史料などを糸口に、相次いだ異国船来航と対外交渉に追われた琉球の歳月をたどる。 ベッテルハイムは1811年ハンガリー・ブラチスラヴァ生まれのユダヤ人。 イタリアのパドヴァ大学で医学を修め、エジプト海軍およびトルコ軍隊で軍医を経験。 トルコで英国国教会宣教会に出会い、1840年キリスト教徒になる。 「琉球海軍伝道会」の公募に応じ、琉球へ向かった。 当時の琉球は薩摩藩により幕藩体制の下に置かれていたが、一方では中国との冊封関係も維持。 困難な国家運営を余儀なくされていた。 アヘン戦争(1840‐42)を契機に、欧米列強の圧力は高まり、東アジアにおける国際秩序は再編成過程に入る。 アヘン戦争以後、異国船の来航件数は急増し、琉球も対外的危機にさらされていく――。 幕末の琉球のおかれた複雑な状況を織り込みながら、ベッテルハイムの日誌に記録された琉球の生活や庶民の暮らしぶりを紹介し、19世紀半ばの琉球をよみがえらせる。 -
昭和史の道を往く
橘孝三郎、東條英機、瀬島龍三、後藤田正晴……。 人との出会いが自らを鍛えた──。 昭和史を題材にノンフィクションの世界を切り開いてきた作家の回想。 反響を呼んだ読売新聞連載「時代の証言者」に大幅加筆 〈目次〉 はじめに 沖村豪 第一章 「時代の記録者」への道 物書きの原体験/開拓民だった祖父母/父との確執/わが修業時代 フリーランスになる 第二章 埋もれた史実を発掘する 「死なう団事件」の真相/農本主義者と五・一五事件/東條英機をめぐって 第三章 時代の深淵に触れる 医学界の構造的欠陥/「庶民宰相」田中角栄/関東大震災の孤児だった父 「大本営参謀」瀬島龍三の神話 第四章 歴史に生きる人間の姿 秩父宮の生涯/崩壊した旧ソ連を歩く/中国国民党の対日戦略/「カミソリ後藤田」の素顔 第五章 同時代への問題提起 特攻と日本人/「わだつみのこえ」の戦後史/光クラブ事件/吉田茂を再定義 戦争責任を論じる覚悟 第六章 歴史を語り継ぐ責務 昭和天皇の八十七年/個人誌「昭和史講座」を主宰/平成の天皇皇后両陛下 象徴天皇制を守る おわりに あとがき 保阪正康 -
認知症でも私のことは私が決める 日本の不自由とスウェーデンの自由
スウェーデンでは「認知症は新しい人生の始まり」と言われる。 日本では安全のために介護施設に施錠し、認知症の人に身体拘束を行うこともあるが、スウェーデンでは施設に入所する認知症の高齢者も夏には森や湖畔に出かけ、サマーハウス(別荘)での生活を楽しんでいる。 また、日本では介護のために離職する人が年間10万人に上るが、スウェーデンでは家族に介護をする義務はない。 両国の違いはどこからくるのか。 そして、認知症の人と家族の幸せとは……。 85~89歳の3人に1人、90歳以上の2人に1人が認知症になる時代に、認知症の医療と介護のあり方を考える。 【日本】 【スウェーデン】 ・認知症は恐ろしい病気 ・新しい人生の始まり ・超高齢患者の4割に認知症の薬 ・薬より生活の質を重視 ・終末期に人工栄養で延命 ・枯れるように静かに逝く ・安全第一で施設に施錠 ・リスクがあっても自由に ・介護で家族が犠牲になる ・家族に介護の義務はない あなたはどちらを望みますか? -
婦人公論
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※『宝塚 すみれ色の未来へ 雪組』は掲載されておりません。 ※電子版では、紙の雑誌と内容が一部異なる場合や、掲載されないページや特別付録が含まれない場合がございます。 ※本雑誌はカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 【目次】 ・表紙 ・美輪明宏のごきげんレッスン ・富井義夫 世界遺産を旅する ・目次 ・〈特集〉100歳まで歩ける体を目指す ・原日出子×町田修一 元気な足腰を保つには、「欲」と「刺激」が大切です ・町田修一 あなたのウィークポイントはどこ? ・山口正貴 ねこ背が改善する「10秒背骨エクササイズ」 ・福井尚志 「ゆるひざ体操」で、膝の痛みは軽くなる ・村上祥子 筋肉維持は「タンパク質のちょい足し」にお任せ ・石田良恵 「疲れない、転ばない」歩き方で、すり足から卒業 ・和田秀子 〈ルポ〉97歳の今も、団子を焼いて笑顔で接客できる理由 ・〈読者体験手記〉寝たきり危機からの復活 ・杉山桃子 佐藤愛子の置き手紙 続・うちのばあさん102歳 ・伊藤比呂美 猫婆犬婆 ・ブレイディみかこ 転がる珠玉のように ・関容子 名優たちの転機/山本學 ・山瀬まみ がんの手術中に脳梗塞を発症。それでも復帰を諦めなかった ・織田裕二 威厳はなくていい、チャーミングな人でありたい ・阿川佐和子×伊藤比呂美 70歳過ぎたら我慢しない人生を! ・二階堂ふみ 知って伝えていく、それこそが私の役割 ・読みたい本 ・河﨑秋子 私の書いた本 ・荻原博子の〝トクする!″マネーNEWS ・山瀬まみ 表紙のひと ・石田純子のおしゃれ塾 ・京の菓子、おりおり ・新・心とからだの養生学 髪の健康は、頭皮ケアから ・わたしを癒やす美容時間 本気のヘアケアで、理想の美髪を目指そう ・倉田真由美 60代からの美容手習い ・『婦人公論』女性の生き方研究所 受ける? 受けない? がん検診(後篇) ・小林まさみ お料理歳時記/もっと食べたい魚のおかず ・市村正親のライフ・イズ・ビューティフル! ・自社広告 ・〈第2特集〉墓じまいを考える ・〈読者285人に聞く〉迷いだらけのお墓の維持・改葬 ・吉川美津子 寄せられた「供養」の疑問に答えます ・川島隆太 なくてもいいと思ったけれど、家族が集う場所ができた ・湖月わたる 「ダンスは50歳から」の言葉を胸に ・古居みずえ 〈ガザ発ルポ〉破壊と虐殺の日々でも、人間の尊厳だけは奪わせない ・「病気や介護の悩み」募集のお知らせ ・「災害への備え」アンケートのお願い ・【新連載】酒井順子 幸を追う女たち ・南杏子 人生おだいじに相談室 ・江原啓之 「幸せぐせ」を身につけよう ・中津川りえ 傾斜宮占い ・【新連載】柚月裕子 ユウカの刻 ・大島真寿美 あなたの隣で ・ひらめきパズル ・読者のひろば ・愛読者グループ便り ・プレゼント付き読者アンケートのお願い ・定期購読のご案内 ・婦人公論ff倶楽部Room ・ff倶楽部会員登録方法 ・阿川佐和子 見上げれば三日月 ・話題のアングル ・ごほうびランチ ・ヤマザキマリ 地球の住民 ・ジェーン・スー スーダラ外伝 ・次号予告 -
特攻に殉ず 地方気象台の沖縄戦
県民の四人に一人が命を落とした沖縄戦。アメリカ軍の「鉄の暴風」に曝されながら、間に合わせの待避所に踏みとどまり、的確な気象情報を送り続けた男たちがいた。考案者自ら「邪道の用兵」と呼んだ航空特攻作戦をアシストしなければならなかった沖縄地方気象台職員たちの知られざる物語。 -
国会議事堂―政治空間をめぐる近現代史
近代日本の政治は、江戸期の上意下達から、身分不問で意見を戦わせて公共の利益に適う合意形成を行っていく。その政治空間の中心こそ国会議事堂だった。 1890年に創られた仮議事堂で帝国議会は開会するが、一つの場での議論が不慣れだった日本人はここから政治をどのように組み立ててようとしたのか――。 仮議事堂が2回全焼するなか、恒久的な国会議事堂創設までには、西欧普遍のスタイルか「日本性」追求かなど政治家、官僚、建築学者を巻き込み一大議論となっていく。 では、1936年に完成した現在の国会議事堂は、どのような意図のもとに創られ、また日本政治はこの器のなかで、どのように展開されていったのか――。 日本政治は、政治家をはじめとして人物を中心に描かれてきた。本書もそれを重んじつつ、国会議事堂という「政治=空間」に注目する。世界各国で政治は、空間に見合った形で展開されているからだ。空間が政治を規定するのでもなく、その逆でもなく、両者が相伴って形成しているからだ。 本書は、150年以上に及ぶ日本の公議の軌跡=日本政治について、「政治=空間」という新しい視点から、通史として描く試みである。 -
快楽主義を生きる エピクロスの哲学
電子版は本文中の写真を多数カラー写真に差し替えて掲載。 自足による最大の果実は、心の自由である。 わずかなもので満足できない者は、何ものにも満足できない。 われわれが生まれるのは一度きりで、二度生まれることなどできない。 今日を楽しめ。隠れて生きよ――。 「快楽主義」は、その語感からつねに誤解を受けてきた。 いっぽうで、古代ギリシアのヘレニズム時代やローマ時代の人びとの心をとらえたのは、その思想が読む者の心に癒やしをあたえたからであろう。 心の平静を求め、友情を重視し、今現在に目を向ける……。 エピクロスを中心とする「快楽主義」の系譜をたどり、現代を生きるわれわれにも色褪せない、普遍的な魅力溢れる思想の本質を探る。 【目次】 序 章 激動の時代が求めた思想 I エピクロスの生涯と哲学 第一章 人と思想 第二章 継承者たち 第三章 原子論的世界 第四章 運命と自由意志 Ⅱ 快楽主義を生きる 第五章 快楽主義とは何か 第六章 心を癒やす特効薬 第七章 友情について―エピクロスの園から 終 章 より善く生きるための哲学 -
赤頭巾ちゃん気をつけて 四部作(全)
【1】「赤頭巾ちゃん気をつけて」(第61回芥川賞受賞作) 柔軟な少年の語り口を通じて描かれた、さまよえる若い魂の行方。 機知とユーモアにあふれた青春文学の永遠の名作。 【2】「さよなら快傑黒頭巾」 みんなを幸福にするために、強くやさしく勇気ある男になるために、薫クンはいま何をなすべきか。 シリーズ第二作。 【3】「白鳥の歌なんか聞えない」 死にゆくもの滅びゆくものを前に、ふとたじろぐ若い魂。早春のきらめきの中に揺れる、切ないほど静かで不思議に激しい恋の物語。 シリーズ第三作。 【4】「ぼくの大好きな青髭」 若者の夢が世界を動かす時代は終ったのか。 月ロケット成功の熱気渦巻く新宿を舞台に、現代の青春の運命を鮮かに描く四部作完結編。 -
ヴィジュアル版 日本の年中行事
年中行事は今後もひたすら変化しつづけるだろうが、支えてきた意味づけについては十分理解し、納得しておかねばならない(宮田登)――正月から春、盆、そして冬へ。季節ごとの各地の行事を訪ね、その由来と系譜を綴った一〇〇のコラム。写真一三八点収録。索引、県別写真一覧を付す。『催事百話』改題。 〈解説〉島村恭則 (目次より) 序 日本人と催事 ◆正月 ススハライ/歳の市/市さまざま/お歳暮/大晦日/初詣/門松と餅/正月の神/お年玉/幸運を売る人々/仕事はじめ/マユ玉/ドンド焼き/藪入り/かまくら/庭田植/年占/厄除けと厄年/初庚申/暦の変化/大安・仏滅・友引/三隣亡/絵馬 ◆春から夏へ 次郎の朔日/追儺・鬼やらい/鬼のこと/節分の夜/ミカワリ婆さんと針供養/初午/稲荷と狐/凧と火伏せ/田遊び/田の神迎え/山の神祭り/裸祭り/天神さん/性の神/雛祭り/人形/ママゴト/山遊び・花見/山へ花摘みに/磯遊び・潮干狩/オシラ遊ばせ/十三参り/春彼岸/おはぎ・ぼた餅・団子/社日と地神/テントウ念仏/花まつり・灌仏会/春の神幸/御田植/浜降り/端午の節供/蛇まつり/茅の輪/天王祭り ◆盆 七夕と七日盆/ねぶた流し/盆釜/柱松/盆棚と盆の食事/お精霊流し/仏檀と神棚/盆踊り/施餓鬼/地蔵盆/地獄と極楽/お中元/お山参詣/風祭り ◆秋から冬へ 月見/二十三夜講/屋敷神の祭り/留守神/カマド神/恵比須・大黒/十日夜/亥の子/案山子上げ/大師講/太子講/お酉さま/七五三/七歳までは神のうち/産神と便所神/新嘗祭/アエノコト/カピタリの朔日/河童と水虎/蛇と竜/鰻と鯰/花祭り/くらやみ祭り・夜祭り/遠山まつり/火祭り/火伏せ/お不動さん/天狗祭り/冬至祭り あとがき 宮田登・萩原秀三郎 解説 島村恭則 県別写真一覧 索引 -
日本がリアリズムを失うとき(上下合本)
「降って湧いた幸運」(ツキュディデス)によって外交や戦争で成功や勝利を得たとき、国に傲りが生まれる。 自らが抱える問題を「現実的なわきまえのもとに可能な解決策をとるよう努力すること」がリアリズムなら、国が傲るとリアリズムが失われ、悲劇を生む。 日米開戦に至った戦前日本の対外政策がその例である。 では、戦後日本の対外政策にリアリズムは戻ったのか。 安保改定時に導入された事前協議制度はリアリズムと言えるのか。 沖縄返還交渉において核密約が結ばれたが、これがなくても返還は実現したのか。 理論と歴史から検証する。 上巻:帝国日本の形成と瓦解 下巻:戦後日米関係と日本のディレンマ 〈目次より〉 第一部 リアリズムとは何か〈理論篇〉 第1章 国際政治のリアリズムと近代日本 第2章 リアリズムの理論と政策 ――力のリアリズムとプルーデント・リアリズムの葛藤 第3章 ツキュディデスのリアリズム――古代ギリシャに学ぶ国際政治 第二部 日清戦争から太平洋戦争へ〈戦前篇〉 第4章 帝国日本への道をつけた日清戦争 ――陸奥宗光のリアリズムを問う 第5章 帝国日本の形成と瓦解 第三部 日本にリアリズムは戻ったか〈戦後篇〉 第6章 戦後日本の再建と吉田茂――吉田茂のオペレーショナル・コード分析 第7章 日米同盟への忠誠と反逆――岸信介と日米安保条約改定 第8章 沖縄返還によって日本の戦後は終わったか ――非核日本の安全保障を探求した若泉敬 第9章 国際政治のリアリズムと日本 -
日本がリアリズムを失うとき
「降って湧いた幸運」(ツキュディデス)によって外交や戦争で成功や勝利を得たとき、国に傲りが生まれる。自らが抱える問題を「現実的なわきまえのもとに可能な解決策をとるよう努力すること」がリアリズムなら、国が傲るとリアリズムが失われ、悲劇を生む。日米開戦に至った戦前日本の対外政策がその例である。本書は明確な国家戦略を持たないままに予想外の勝利を得た日清戦争を検証し、日本がリアリズムを失っていく過程を見る。 〈目次より〉 第一部 リアリズムとは何か〈理論篇〉 第1章 国際政治のリアリズムと近代日本 第2章 リアリズムの理論と政策 ――力のリアリズムとプルーデント・リアリズムの葛藤 第3章 ツキュディデスのリアリズム――古代ギリシャに学ぶ国際政治 第二部 日清戦争から太平洋戦争へ〈戦前篇〉 第4章 帝国日本への道をつけた日清戦争 ――陸奥宗光のリアリズムを問う 第5章 帝国日本の形成と瓦解 -
香港食べもの史 伝説のおかずから現代の監獄飯まで
香港人は何を食べ、何に抗い、何を夢見たのか? 先住民が食した魚蛋、懐かしき茶餐廳、農業に挑む新世代…… 胃袋と心がつかまれる食の香港史・決定版。 「香港で至福の食体験を重ねることは、香港人のアイデンティティーと、実は向かいあっているということなのだ」(本文より) 150品超の料理から香港の奥深き“食”の歴史が立ち上がる。 -
極東発 世界大戦(全6巻合本)
※C★NOVELS「極東発 世界大戦」シリーズ全6巻を合本。既刊電子版と内容に変更はありません。 〈日本初の女性総理・山本妙子と自衛隊OBの暴走、 日本・韓国・北朝鮮の三つ巴の戦争――。 圧倒的リアリティの架空戦記シリーズ!〉 ロシアの援助を受けた北朝鮮軍が突如、竹島を占領! 意図不明の攻撃に困惑する自衛隊だったが、 極右の日本初女性総理大臣・山本妙子による強硬な奪還命令、 自衛隊OBらの旧弊な判断により戦闘準備に入る。 一方、竹島・男島(西島)では韓国人巡警の2人が 攻撃に巻き込まれ、サバイバルを余儀なくされていた。 潜入部隊を率いて上陸した韓国陸軍とともに脱出を図るが――。 小さな無人島をめぐる争いは数日足らずで加速度的にエスカレートし、 双方、多数の民間人の死者をも出す事態に発展。 すべてはロシア・北朝鮮の掌の上なのか? 第三次世界大戦の序章となる戦いは“極東”から始まる。 圧倒的リアリティで描く緊迫のシリーズ! 〈各巻サブタイトル〉 第1巻 竹島占領 第2巻 日韓紛争激化 第3巻 38度線突破 第4巻 対馬戦 第5巻 不沈艦 第6巻 クーデター -
極東発 世界大戦
北朝鮮軍が突如、竹島を占領! 意図不明の攻撃に困惑するサイレント・コアメンバーだったが、 極右の日本初女性総理大臣による強硬な奪還命令、 自衛隊OBらの旧弊な判断により戦闘準備に入る。 一方、竹島・男島(西島)では韓国人巡警の2人が攻撃に巻き込まれ、サバイバルを余儀なくされていた。 潜入部隊を率いて上陸した韓国陸軍とともに脱出を図るが――。 北朝鮮の意図は何なのか。 小さな無人島に旗を立てるのは果たしてどの国なのか? 第三次世界大戦の序章となる戦いは“極東”から始まる。 圧倒的リアリティの新シリーズ開幕! 【安田忠幸描き下ろしカラーイラスト 「韓国軍・第707特殊任務団隊員の装備」掲載!】 <目次> プロローグ 第一章 帰郷 第二章 女性総理 第三章 鬱陵島 第四章 政府参与 第五章 撃沈命令 第六章 シー・ライオン作戦 第七章 反乱 第八章 生け贄 エピローグ -
近松秋江伝 情痴と報国の人
ストーカー行為を重ねる男を描いた「情痴もの」作品で知られた作家の本格評伝。 私小説の極致に痺れるか忌避するか、こんな人生もあるのだ。 「ストーカーというのはいわば禁断症状で、相手と一緒の時、ないしは希望を持って接していた時に出ていた脳内物質が遮断されることから起こるものである。」(本文より) -
ニセコ誕生物語 高円宮妃久子殿下の高祖父 曾我祐準の開拓と精神
高級リゾートとして脚光を浴びる北海道ニセコ町。その発展の礎を築いたのは、明治の元勲で高円宮妃久子さまの高祖父・曾我祐準だった。祐準の足跡を追った読売新聞北海道版の連載「曽我農場物語」を大幅加筆のうえ、久子さまのインタビューも加えて単行本化した。 祐準は柳川藩出身の子爵で、陸軍軍人、宮中顧問官、日本鉄道会社社長などを歴任した。ニセコでは主に本州の資本家が約20の農場を開設したが、最も面積が広く、町中心部周辺のインフラ整備を担ったのが曾我農場だった。祐準は子どもの教育にも力を入れるなど進歩的な農場経営を行った。 小作人の信望を集めた曾我の名は地名として残っており、その開拓精神は今なお息づいている。 -
帝国の死角(第一部/第二部 合本)
日本推理史上空前の奇想! 『獄門島』『点と線』と並ぶ「日本推理小説ベストスリー」(大内茂男)と称された伝奇超大作。 長年、著者の「裏ベストワン」として復刊を待望された代表作が、スピンオフ短篇「日本人とユダヤ人」を初めて併録した〈完全版〉としてついに登場。 第一部『天皇の密使』と第二部『神々の黄昏』の合本版。 【第一部 天皇の密使】 わたし(高木彬光)が入手した「鈴木文書」。 そこには大戦中に欧州で秘匿された闇資金の手がかりが……。 〈解説〉中島河太郎 【第二部 神々の黄昏】 鈴木高徳少将の息子・二郎は戦後、日本の出版社に勤めていた。 スイス銀行に秘匿されているという父の遺産20億ドルをめぐり、彼に次々と事件が……。 怪しい新興宗教! 零落した博覧強記の作家! 遺産を狙いつきまとう男たち! そしてすべての事件が解決した後、明らかになるのは……。 戦後ミステリ界の鬼才がワーグナー『ニーベルングの指環』に材をとった、 破格の構成が一読忘れがたい日本推理史上に残る大・怪・作! 〈解説〉新保博久 -
ドストエフスキー全短篇(Ⅰ・Ⅱ合本)
数々の長篇で有名なドストエフスキーは、短篇の名手でもあった。 デビュー直後の「プロハルチン氏」から晩年の『作家の日記』掲載作まで、19篇を集成。 【収録作品】 プロハルチン氏(1846) 九通の手紙に盛られた小説(1847) 人妻と寝台の下の夫(1848) 弱い心(1848) ポルズンコフ(1848) 正直な泥棒(1848) クリスマスツリーと結婚式(1848) 白夜(1848) 初恋(1849) いやな話(1862) 鰐(1865) ボボーク(1873) キリストのヨルカに召されし少年(1876) 百姓マレイ(1876) 百歳の老婆(1876) 宣告(1876) おとなしい女(1876) おかしな人間の夢(1877) 現代小説から取った暴露小説のプラン(1877) 〈訳者解説〉米川正夫 〈解説〉江川卓 -
美味しい香港の湯気は消えない
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 パリパリ叉焼、寒気を払う蛇スープ、あっさり澄んだ雲吞麺…… 一度食べたら思い出さずにいられない、香港の味。 飲食文化に精通した地元っ子が綴る、香港の職人史から風土と美食の関係まで。 たしかな手仕事が生む香港ローカルグルメが次々消えつつある今、舌と心に刻みたい貴重な記録。 -
零を継ぐもの
一九四一年九月、近衛首相とルーズベルト大統領の直接会談により日米間の緊張は緩和され、太平洋での戦争は回避された。 だが欧州では、ドイツの快進撃を阻止すべく、米国参戦を求める声が高まってゆく。これを受け、米国政府はついに参戦を決定。一九四二年一〇月のことである。 これにより日独伊三国同盟の参戦条項が発動、日本も米英蘭との戦争状態に入ってしまう。 開戦に至った以上、連合艦隊継は戦力確保のため南方資源地帯の攻略を開始する。 だがそこに新鋭戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」「デューク・オブ・ヨーク」を擁する英国東洋艦隊が立ち塞がった。対する日本の南方艦隊の戦艦は「金剛」「榛名」のみ。 この圧倒的な戦力差を覆し突破する手立てはあるのか――。 艦隊戦になれば、我が軍が有利だ。 イギリス東洋艦隊司令長官トーマス・フィリップス大将 -
新装版 デルフィニア戦記(第Ⅰ部 放浪の戦士 合本版)
孤独な青年と、異世界から落ちてきた少女。 二人の絆が、一国を、そして大陸全土の運命を変えていく―。 *** 絶体絶命の窮地で凶刃に倒れんとしていた男を救ったのは、 体格に似合わぬ大剣を鮮やかにあやつる子どもだった。 やがて「獅子王」と呼ばれる漂泊の戦士と、 「姫将軍」と呼ばれることとなる少女。 二人の孤独な戦士が出会い、 デルフィニア王国の伝説が始まる……! 唯一無二の魅力的なキャラクターと壮大なストーリーで、 世代を超え愛読されるファンタジーが新たな装いで登場! 装画・岩本ゼロゴ ※第Ⅰ部 放浪の戦士1~4合本版 -
維摩経とは何か 空・不二・中道から読むブッダの思想
『維摩経』は一世紀末に著された初期大乗仏典である。釈尊の入滅から約五百年後、仏教界が保守化、権威主義化した。その反省から生まれたのが大乗仏教運動であり維摩経である。聖徳太子が注釈書を記すなど日本でも重視されてきた。本書は二〇世紀末に発見されたサンスクリット写本を著者自ら翻訳・精読。仏典に書かれた戯曲的な記述の意味、在家主義、男女平等について、空・不二・中道の思想などを平易に解説する。 ■目 次■ はしがき Ⅰ 『維摩経』の基礎知識 1 主人公、ヴィマラキールティについて 2 商業都市ヴァイシャーリーについて 3 アームラパーリーとその園林 4 題号の意味 5 『維摩経』と『法華経』に至るインド仏教史の概略 Ⅱ サンスクリット写本と諸翻訳間の異同 1 漢訳の七訳三存四欠 2 古訳・旧訳・新訳の比較 3 サンスクリット写本の発見とその出版 4 『維摩経』貝葉写本の校訂と現代語訳 Ⅲ 『維摩経』各章の思想 1 第一幕=アームラパーリーの園林にて 第一章 ブッダの国土の浄化(仏国品第一) 第二章 考えも及ばない巧みなる方便(方便品第二) 第三章 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う=前半(弟子品第三) 第三章 声聞と菩薩に見舞い派遣を問う=後半(菩薩品第四) 2 第二幕=ヴィマラキールティの邸宅にて 第四章 病気の慰問(文殊師利問疾品第五) 第五章〝不可思議〞という解脱の顕現(不思議品第六) 第六章 天女(観衆生品第七) 第七章 如来の家系(仏道品第八) 第八章 不二の法門に入ること(入不二法門品第九) 第九章 化作された菩薩による食べ物の請来(香積仏品第十) 3 第三幕=再びアームラパーリーの園林にて 第十章 「尽きることと尽きないこと」という法の施し(菩薩行品第十一) 第十一章 〝不動であるもの〞という如来との会見(見阿閦仏品第十二) 第十二章 結論と付嘱=前半(法供養品第十三) 第十二章 結論と付嘱=後半(嘱累品第十四) Ⅳ 『維摩経』の人間主義 1 大乗仏教における在家の復権 2 「空」による現実肯定の思想 3 「空」の思想と政治活動 4 自立した女性像を描く 5 言葉の限界性と必然性 6 マイトレーヤ菩薩への皮肉 Ⅴ 『維摩経』と『法華経』が現代に問いかけるもの 1 自在に社会貢献する菩薩を待望 2 AIの台頭と仏教の役割 あとがき 参考文献 -
増補新版 アカデミック・キャピタリズムを超えて アメリカの大学と科学研究の現在
一九八〇年代、遺伝子情報の特許による知識の独占、研究資金のパトロネッジ獲得競争など、史上かつてない波が大学や科学研究に押し寄せた。その先端に位置するアメリカの研究大学を中心に、「市場化するアカデミア」の豊かな成果と問題点を考察する。 二〇一一年の読売・吉野作造賞受賞作の増補新版。 目次 第一部 プライベート・サイエンスと大学 第1章 知識のパトロネッジと大学 第2章 揺らぐアカデミア 第3章 生命は誰のものか?――遺伝子情報の所有権問題 第二部 アメリカの大学の歴史とパトロネッジ 第4章 アメリカの科学研究の特殊性 第5章 基礎科学/応用化学という神話 第6章 公共財としての知識と技術 第7章 変容するパトロネッジ 第三部 知識は誰のものか 第8章 科学知識の生産における「公」と「私」 第9章 アカデミア・プロフェッション・マーケット 第10章 知識論と科学の経済学 終 章 大学はどこへ行くのか――結びにかえて -
演技する精神/変身の美学
【中公学芸ライブラリー】 自我とはまぎれもなく芝居の役である―― 自由意志の観念を批判し、能楽の大成者・世阿弥の美学を鍵として、演技が人生のなかに果たす役割を探究した画期的大著。 根源的な不自由さを背負いながら、人間がどこまで自由でありうるかを追求した世阿弥の革新性を紐解く「変身の美学」を増補。 映画監督・濱口竜介氏による解説「演技は一人ではできない」を収録。 「心を隠すことはできても、心身の分裂そのものを隠すことはできない―― 山崎の指摘が、フランスの映画監督ロベール・ブレッソンの言葉とほとんど一致することに驚いた。」 (濱口竜介 解説より) -
増補版 ニーチェ(第一部/第二部合本)
【中公学芸ライブラリー】 ニーチェとはなんだったのか。評論家でありドイツ文学者の西尾幹二が、豊富な一次資料の深層に分け入り、ニーチェの生涯と思想形成を精緻に描いた巨編、堂々の復刊。幼少期の経験、早熟の孤独、プフォルタ学院での学び、音楽や文献学との接触、そしてショーペンハウアーとの邂逅まで。「偉大なニーチェ」像を相対化し、その人間的核心に迫る。新たに、第一部には清水真木氏による解説、第二部には「ドイツにおける同時代人のニーチェ像」を収録。 【第一部 目次】 解説 日本人としてニーチェを読むとは 清水真木 序 論 日本と西欧におけるニーチェ像の変遷史 第一章 最初の創造的表現 第二章 多様な現実との接触 附録 ニーチェの祖先の系図 マックス・エーラー編 【第二部 目次】 第一章 自己抑制と自己修練 第二章 新しい飛躍への胎動 第三章 本源からの問い 第四章 理想への失踪 附録 ドイツにおける同時代人のニーチェ像 -
朝に俗銭を得て 夕に詩をつくる 木下夕爾随筆集成
児童詩「ひばりのす」で知られる、広島・福山で活躍した読売文学賞受賞の詩人・木下夕爾。再評価進む著者の、入手可能な随筆を初めて集成。 《ひばりのす/みつけた/まだだれもしらない》という詩句に、抒情や感傷を超えた根源的なものを感じた。半世紀以上の時を経て、その詩人木下夕爾が、芥川の掌編、朔太郎の俳句、万太郎の添削などなど、人と表現について豊かに語る声を、今、差し向かいで聞けたようで、たまらなくうれしい。 ――北村薫 【目次】 Ⅰ 随筆 第一章 旅と日常 第二章 詩歌考 第三章 師と詩友 第四章 木靴と春雷ほか Ⅱ 俳句と詩 俳句十五選/詩十五選 木下夕爾を語る 井伏鱒二/堀口大學/宮崎晶子/安住敦/永瀬清子 解説 藤井基二 初出一覧/年譜 -
増補版 ニーチェ
【中公学芸ライブラリー】 ニーチェとはなんだったのか。評論家でありドイツ文学者の西尾幹二が、豊富な一次資料の深層に分け入り、ニーチェの生涯と思想形成を精緻に描いた巨編、堂々の復刊。幼少期の経験、早熟の孤独、プフォルタ学院での学び、音楽や文献学との接触、そしてショーペンハウアーとの邂逅まで。「偉大なニーチェ」像を相対化し、その人間的核心に迫る。新たに、清水真木氏による解説を収録。 【目次】 解説 日本人としてニーチェを読むとは 清水真木 序 論 日本と西欧におけるニーチェ像の変遷史 第一章 最初の創造的表現 第二章 多様な現実との接触 附録 ニーチェの祖先の系図 マックス・エーラー編 -
新装版 デルフィニア戦記 第Ⅰ部 放浪の戦士1 【無料お試し版】
累計350万部超! 新たな装いとなった大人気ファンタジーの無料お試し版! 装画・岩本ゼロゴ 〈 孤独な青年と、異世界から落ちてきた少女。 二人の絆が、 一国を、そして大陸全土の運命を変えていく―― 〉 絶体絶命の窮地で凶刃に倒れんとしていた男を救ったのは、体格に似合わぬ大剣を鮮やかにあやつる子どもだった。 やがて「獅子王」と呼ばれる漂泊の戦士と、「姫将軍」と呼ばれることとなる少女。 二人の孤独な戦士が出会い、デルフィニア王国の伝説が始まる……! -
ジョン・バーリコーン 酒と冒険の自伝的物語
どん底暮らしから這い上がり、作家への道をつかんだジャック・ロンドン。 少年時代を送ったサンフランシスコの酒場で、船乗り仲間の避けがたい付き合いで、 どれほど労働が苛烈であれ、どこへ旅をしようとも、 〈彼〉はいつも傍らにあった。 アザラシ狩り船で小笠原諸島へ、北米大陸を放浪、そしてゴールドラッシュへと旅は続き―― 彼=ジョン・バーリコーンとは、〈大麦から作られた酒〉を擬人化した呼び名。 生きていくことがそのまま冒険だった活力横溢の日々において、 血中アルコール濃度は着々と高まり、危ういせめぎ合いはやがて…… 野性よりも人間よりも、手強い相手はアルコール。 小説仕立てで来し方を活写する、己と酒のメモワール。 -
問いつめられたパパとママの本 新装版
「深いけど、軽い。 高尚だけど、読みやすい。 復刻なのに、新しい。 やっぱり伊丹さんはカッコいいのです。」 ――三谷幸喜さん大推薦!! 〈空ハナゼ青イノ?〉〈ナゼオ月サマハ追ッカケテクルノ?〉〈赤チャンハドコカラクルノ?〉……素朴で根源的であるだけに難問であることが多いのが、子供の疑問。洒脱にして明快な答え方、教えます。30代で書かれた才能きらめく名エッセイが待望の復刊。著者自筆イラスト入り。 【序文より】 この本を私は、生まれつき非科学的な人、つまりあなたのために書いた。理数科にうとく、どちらかといえば文学的なあなたに、まるで講談のようにどんどん読めてしまって、そうして読み終わったあと、自分が地方の高校の物理の先生にでもなったような、そういう気分にさせるような本を私は贈りたいと思ったのであります。 さよう、講談のように読めてしまう、そうして講談のようにわかりやすい、これが、この本を書くにあたっての私の眼目でありました。つまりおもしろくなくては困るのであります。 【目次より】 赤チャンハドコカラクルノ?/大人ハナゼオネショシナイノ?/宇宙線ッテナアニ?/オジイチャンノ頭ハドウシテ白イノ?/海ノ水ハナゼカライノ?/空ハナゼ青イノ?/夜ニナルトナゼ眠ラナクチャイケナイノ?/ウチワデアオグトドウシテ涼シイノ?/ナゼオ月サマハボクガ歩クト追ッカケテクルノ?/人工衛星ハドウシテ落チテコナイノ?/四次元ノ世界ッテナアニ?/ナメクジハドウシテ塩ヲカケルト溶ケチャウノ?/オ昼ナノニドウシテオ月サンガ出テイルノ?/山羊ハドウシテ紙ヲ食ベルノ?/冬ニナルトドウシテイキガ白クナルノ?/赤チャンハドウシテ出ベソナノ?/レモンヲ入レルトナゼ紅茶ノ色ガウスクナルノ?/ノリヲ火デアブルトドウシテ緑色ニナルノ?/日ナタト陰ト気温ガオナジデドウシテ日ナタガアタタカイノ?/オ菓子ヲ食ベスギルト虫歯ニナルッテホント?/ゴムマリハドウシテハズムノ?/テレビハドウシテウツルノ?/天使ハドウシテハダカナノ?/ノリハドウシテクッツクノ?/紙ヒコーキヲトバスノニドウシテオモリヲツケルノ?/ママハイツモオ化粧シテルノニドウシテ肌ガアレテルノ?/北極ヘイクト東西南北ハドウナルノ?/地球ハデコボコナノニドウシテマルイッテイウノ?/アヒルハナゼ水ノ中デモ濡レナイノ?/ガスノ火ハドウシテホースノ中マデハイッテイカナイノ?/棒ヲツヨク振ルトヒュット鳴ルノハナゼ?/ネコノ眼ハナゼ光ルノ?/夏ニナルトドウシテ暑イノ?/タバコノケムリハ青イノニパパノ口カラ出ルト白クナルノハナゼ? など -
〈最後のユダヤ人〉 ホロコースト以降の文学と思想
20世紀を代表する詩人・思想家たちは、ホロコーストという未曾有の暴力といかに向き合い、表現し、思想形成したのか。そして彼らの言葉はドキュメンタリー映画『ショアー』の証言者たちの言葉といかなる関係にあるのか。 ジャック・デリダの問題提起を受け止め、レーヴィ、ヴィーゼル、ツェラン、アドルノ、アーレント、レヴィナスの文学と思想を精緻に読み解く。 【目次】 序 章 記憶のエコノミーに抗して ――映画『ショアー』における語り、歌、沈黙 第1章「灰色の領域」と溺れるもの ――プリーモ・レーヴィにおける詩と散文 第2章 問いとしての〈神〉 ――エリ・ヴィーゼルにおける信仰の問題 第3章 難解であることの意味 ――パウル・ツェランと〈アウシュヴィッツ以降の詩〉 第4章 すれ違いのリアリティ ――アドルノとツェラン 第5章 ユダヤ人の主体性を取り戻すこと ――アーレントの「闘い」 終 章 レヴィナスにおけるユダヤ性 ――体験と思想をめぐって -
エドワード七世と欧州の黄昏 第一次世界大戦前夜の「奇跡の平和」
ヴィクトリア女王の長い治世と第一次世界大戦に挟まれた「転換」の時代に「エドワード平和王」の異名を取った国王が即位する。英国史上二番目の長い皇太子時代を経て即位した王は、一九世紀的な古典外交を駆使し、動乱の影が迫る欧州の均衡を保とうとした。エドワード七世の御世は、二〇世紀的外交秩序が崩壊の兆しをみせるチャールズ三世の現在と奇妙に符号しながら、現代を逆照射する。『ベル・エポックの国際政治』の改題新版。 目次 新版への序文 二人の老皇太子 はじめに 第一章 「万年皇太子」バーティの旅路 第二章 「国王陛下万歳!」——英仏協商締結とバーティの活躍 第三章 ニッキーと同盟者【ミカド】のはざまで——日露戦争とイギリスの立場 第四章 バーティとテディ―新たなる英米関係の幕開け 第五章 ヨーロッパの火薬庫―バルカン問題とバーティ 第六章 愛憎半ばのバーティとウィリー——二〇世紀初頭の英独関係 第七章 バーティの死と世界大戦への道 おわりに 新版へのあとがき -
入門 インテレクチュアル・ヒストリー ケンブリッジ学派の視点
インテレクチュアル・ヒストリーとは何か。哲学的、政治的、宗教的、科学的、芸術的なアイデアは、歴史的文脈のなかでどのように生まれたのか。この方法の可能性を具体的成果とともに語る。 目 次 序 謝辞 はじめに 1 本 質――哲学・思想・政治・経済・科学・文化を切り離さない態度 2 歴 史――第一次世界大戦から現在まで 3 方 法――テキストを経済的・社会的・政治的文脈の中で読む 4 実 践――スキナー、ポーコック、クラフトンらの仕事 5 正当性――歴史は「語られ方」が問題 6 現在と未来――多様な分野での成果 おわりに 注 参考文献 索引 訳者解説 -
最強の寿司ビジネス 日本経済の未来を照らす国民食
「寿司」は今も昔も、多くの日本国民が誇る料理として知られている。特に近年では、海外から寿司を求めて訪れる観光客も増え、世界的にも注目を集める料理である。 そんな背景も後押しし、寿司を構成する要素の食材(魚、米、醤油など)の生産方法も、業界の拡大とともに様変わりしており、新たなビジネスチャンスを掴める可能性が広がっている。巨大回転寿司チェーン店として知られるスシローや元気寿司等の外食業界も売上を伸ばしており、海外への進出を視野に入れている店舗もある。最近では海外で成功するには寿司職人になるのが一番手っ取り早いという話もある。 本書は、そんな大革新を遂げている「寿司業界」について、第一線で業界内の調査・研究を行う著者が、業界内でないと知りえないことをまとめたもの。フットワークの軽さと柔らかで読みやすい筆致で、読者を寿司の世界に誘う。 日々進歩を遂げる「寿司ビジネス」の最新事情を網羅した1冊。
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