国内小説作品一覧
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4.2新・直木賞作家のブレイク作! 北海道根室で生まれ、新潟で育ったミサエは、両親の顔を知らない。昭和十年、十歳で元屯田兵の吉岡家に引き取られる形で根室に舞い戻ったミサエは、農作業、畜舎の手伝い、家事全般を背負わされボロ雑巾のようにこき使われた。その境遇を見かねた吉岡家出入りの薬売りの紹介で、札幌の薬問屋「仙雲堂」で奉公することに。戦後、ミサエは保健婦となり、再び根室に暮らすようになる。幸せとは言えない結婚生活、早すぎた最愛の家族との別れ。数々の苦難に遭いながら、ひっそりと生を全うしたミサエは幸せだったのか。養子に出された息子の雄介は、ミサエの生きた道のりを辿ろうとする。 「なんで、死んだんですか。母は。癌とはこの間、聞きましたが、どこの癌だったんですか」 今まで疑問にも思わなかったことが、端的に口をついた。聞いてもどうしようもないことなのに、知りたいという欲が泡のように浮かんでしまった。 「乳癌だったの。発見が遅くて、切除しても間に合わなくてね。ミサエさん、ぎりぎりまで保健婦として仕事して、ぎりぎりまで、普段通りの生活を送りながらあれこれ片付けて、病院に入ってからはすぐ。あの人らしかった」(本文より) ※この作品は単行本版『絞め殺しの樹』として配信されていた作品の文庫本版です。
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-咲くのは恋か、裏切りか。フジテレビ系木曜10時ドラマ、5年ぶりに復活を遂げた『大奥』を完全ノベライズ! “愛”をテーマにした『大奥』史上、最も切なくて美しいラブストーリーがいまここに 東山天皇の皇子・閑院宮直仁親王の娘で皇室の血を引く公家の娘・五十宮倫子。 政略結婚の嫁ぎ先である徳川家治が、先代将軍の死をきっかけに第十代将軍となり、それに伴い、倫子も男子禁制の大奥に渡ることに。 さまざまな人間の思惑、嫉妬、憎悪、悲哀が渦巻く“女の社会の縮図”、大奥を舞台に、倫子は逃れられない運命に翻弄されることになる……。
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-7人制ラグビー×円盤投! 二刀流で東京オリンピック出場を目指す天才アスリートの 苦悩と奮闘を迫真の筆致で描く、新機軸スポーツ・エンタテインメント! 2018年、陸上日本選手権。 ある選手の活躍が、観客を魅了する。 7人制ラグビーの日本代表・神崎が円盤投の決勝に出場、日本記録に迫る成績を残したのだ。 もし円盤投で東京オリンピックへの出場を手にすれば、1964年の東京五輪以来の奇跡――。 前代未聞の「二刀流」アスリートの登場に世間は熱狂、神崎は瞬く間にスターダムを駆け上がっていく。 一方、新興スポーツ用品メーカー「ゴールドゾーン」の岩谷は神崎の才能に着目、彼のスポンサードに向けて動き出す。 長年取材し続けた著者だからこそ到達した、スポーツの「本質」がここにある。
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3.7音楽史上最大のスキャンダル「会話帳改竄事件」。宮部みゆき氏絶賛の衝撃的歴史ノンフィクション、待望の文庫化! 現代に語り継がれるベートーヴェン像は、秘書により捏造されていた!? 「会話帳改竄事件」の真相に迫る、衝撃的な歴史ノンフィクション。「会話帳」とは、聴力を失ったベートーヴェンが周囲の人とコミュニケーションを取るために用いた筆談用ノートのこと。 100年以上にもわたり多くの人々を騙し続けた「犯人」の名は、アントン・フェリックス・シンドラー。音楽家でもあり、誰よりもベートーヴェンの近くで忠誠を誓い、尽くした人物である。なぜ、何のために彼は改竄に手を染めたのか? 音楽史上最大のスキャンダルの「犯人」・シンドラーの目を通して、19世紀の音楽業界を辿る。音楽ファンもミステリーファンも絶賛した名作がついに文庫化! ◎解説=栗原康
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※この商品は固定レイアウトで制作されており, タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。 また,文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 新田信行氏(笑顔のコミュニティー 代表)推薦! 「素直な心」のつながりで、優しい未来を取り戻すことができたら。 とても暖かな気持ちにさせてもらえました。 【内容紹介】 「地球に似た星」のある時代に…… 第1章 旅立ち 星本来の青い姿が灰色に変わっていったころ。 それは地球の古代の伝説が伝えるありさまのようであった。 その星の文明はかつてないほど繁栄し、陸地の半分以上が人工化されつつあった。だが、何らかの理由で、北極と南極の氷が急速に融け始め、あちこちで見たことのない大雨や洪水がたくさん起こりはじめる。 海の水が大量にふくらんで人々の住める場所がほとんどなくなってしまったとき、「もはや何もできない……」と悟った人々はなすすべもなく、ただ立ち尽くすだけだった。 そんな時、一匹の白いくまが北極の“とあるトンネル”に迷い込み、その日から30年前の「地球に似た星」の小さな集落にたどり着いた……。 著者プロフィール 出口 剛(でぐち たけし) ㈱BUS 代表取締役 1967年愛知県出身。早稲田大学を卒業後、1991年に広告代理店に入社し、大手流通企業などの広告、ブランディング、商品開発等を経験。 2014年に㈱BUSを創業。企業のブランディングなどを行う。 かねてより社会における「情報格差」と「機会格差」等の課題に疑問を感じ、 2022年より、この課題を解決すべく、新規事業「ことみえ事業」を開始。同時に、その考え方の背景にある「共創的物語」である「未来から来た白いくま」を執筆。週末は剣道に勤しみ修行中。現在の段位は五段。
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4.0廉太郎の頭のなかには、いつも鳴り響いている音があった―― 最愛の姉の死、厳格な父との対立、東京音楽学校での厳しい競争、孤高の天才少女との出会い、旋律を奏でることをためらう右手の秘密。 若き音楽家・瀧廉太郎は、恩師や友人に支えられながら、数々の試練を乗り越え、作曲家としての才能を開花させていく。そして、新しい時代の音楽を夢みてドイツ・ライプツィヒへと旅立つが……。「西洋音楽不毛の地」に種を植えるべく短い命を燃やした一人の天才の軌跡を描き出す。 時代小説家最注目の俊英が、ついに新境地・明治へ! 第66回青少年読書感想文全国コンクール課題図書(高等学校の部)
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3.8これはきっと「あなたの物語」 住み心地のいい離れの一軒家で一人暮らしを続ける北川春子39歳。母屋に越してきた、夫を亡くしたばかりの63歳、青木ゆかり。裏手の家に暮らす、今どきの新婚25歳、遠藤沙希。偶然の出会いから微妙な距離感のご近所付き合いが始まった。「分かりあえなさ」を越えて得られる豊かな関係を描き出した珠玉の一作。 「わたし以外のほかの誰かが決めることじゃないんです」 人と比べられて気まずい思いを強いられたり、「みんな」と同じ条件や要素を手に入れられないことに疎外感を持ったりする世の中にあって、その言葉はすべての「わたし」の人生を支えてくれるお守りのようなものだろう。いうなればこの小説は、ひとりの人間が自分の内側からその言葉を紡ぎ出していく過程を丹念に言語化したものなのだ。(倉本さおり(書評家)「解説」より)
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4.0長野、松本、小布施… 偽探偵の裏の顔を暴け! 山根七海から息子で会社員の勇一郎の素行を調査してほしいとの依頼を受け、私立探偵・小仏太郎は尾行を進める。 そこで勇一郎の交際相手・門島淡路の不審な行動に着目する。 調査を進めたところ、彼女の祖母が轢き逃げされた事件の犯人を突き止めようとしているらしい。 轢き逃げしたのは東京と長野で暮らす兄弟のようだが、彼らには見過ごせない裏の顔があって…。 謎の兄弟の周りで起こる怪事件の真相は!? <目次> 第一章 霧の道 第二章 困りごと相談所 第三章 白い靴の女 第四章 夏の終り 第五章 白い粉 第六章 善光寺参詣 第七章 諏訪の事件 第八章 『雪女』と『凛』
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「裸足になりません? とっても冷たくて、いい気持ちよ」。姫川の河原で石拾いをしていた白いワンピースのあの人は、悪戯っぽい笑顔を浮かべた。これが幼子を連れた美しい人妻に惹かれた、私の切ない恋の始まりであった──大学院生で文学志望の私は、夏休みには小説の執筆等で白馬村の宿に滞在していた。宿で美しい人妻と出会って、年に一度この宿で再会する約束を交わす。恋情の募った3年目の夏、私が訪れる直前にあの人は何故か宿から消えて……。「学生村」が盛んだった昭和40年代、清流の流れる風光明媚な村を舞台に、互いに己を律しながら展開する香り高い愛の物語。
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4.0大河超えのおもしろさ! 猫でゆる~く家康の生涯が学べちゃう! シリーズ累計150万部「ねこねこ日本史」シリーズ初の伝記小説 竹千代は、まだママのミルクを飲んでウトウトと眠くなってしまう子猫だ。 けれども、実は、この後バージョンアップを繰り返して、 徳川家康になってねこねこ日本を統一することになるすごい猫だ。 バカでかいサルの豊臣秀吉や、かなりやんちゃな猫の織田信長、 それに無敵のキバ軍団猫を率いる武田信玄とも戦国の世を争う大冒険が今、始まる。(小学中級から) 【目次】 第1章 猫の鼻は人の数万倍きく〈織田信長との出会い〉 第2章 猫はかまうと逃げる〈徳川三傑結成!!〉 第3章 猫はさむがり(戦国大名 vs. 徳川四天王) 第4章 猫は高いところが好き〈秀吉との対決の行方!?〉 第5章 興奮した猫をしずめるには?〈関ヶ原の戦い〉 第6章 猫は火が怖い〈大坂冬の陣・夏の陣〉 コラム 松平家のヒミツ/家康三大危機!/徳川四天王とは? おもな戦国大名の勢力図とおもな戦い よくわかる!徳川家康年表・登場人物相関図 コラム執筆/福田智弘
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4.3賑やかな町を離れ、国道沿いにある通称「国道食堂」。ドライブインというより、大衆食堂という感じだからか、そう呼ばれている。 おまけに、店の中には、リングがある。そう、プロレスで使うヤツ。なぜかというと、店主が元プロレスラーだからだ。 この店の食事は、どれも旨くて美味しい。だからか、近隣だけでなく、遠くからも客が来る。その中には、ちょっとワケありな客も……。 「東京バンドワゴン」「花咲小路」「マイ・ディア・ポリスマン」などの人気シリーズをもつ著者が、田舎の食堂を舞台に、そこに集う人々の様々なドラマを描く、心温まる作品。
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4.0旅番組の撮影で見知らぬ町に取り残されてしまった、崖っぷちタレントの久保田杏。追い打ちをかけるように雨が降り始め、森の中の小屋へと駆けこんだ。 「このままじゃ、風邪ひいちゃう」と呟いた瞬間、ドアを開けて入ってきたのは三人の強盗犯! 杏はとっさに隠れるも、クシャミをして密談中の男たちに見つかってしまう。 「二つに一つだ。ここで死ぬか仲間になるか」――。 彼女は必死の演技で強盗犯の手助けをすることに!? 大人気シリーズ「夫は泥棒、妻は刑事」第24弾は、淳一と真弓が一億円強奪事件に立ち向かう! ユニークな夫婦が活躍するロングセラーシリーズ。
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4.1【AIと人類を巡る超巨弾エンタメ小説が文庫化】 今日も働く、人類へ 至高のAI『タイタン』により、社会が平和に保たれた未来。 人類は≪仕事≫から解放され、自由を謳歌していた。 しかし、心理学を趣味とする内匠成果【ないしょうせいか】のもとを訪れた、 世界でほんの一握りの≪就労者≫ナレインが彼女に告げる。 「貴方に≪仕事≫を頼みたい」 彼女に託された≪仕事≫は、突如として機能不全に陥った タイタンのカウンセリングだった――。 アニメ『バビロン』『HELLO WORLD』で日本を震撼させた 鬼才野﨑まどが令和に放つ、前代未聞の超巨大エンターテイメント。
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3.5自他ともに認める食通でもてなし好きの著者の家には、文人墨客から経済人まで大勢の友人が訪れた。いつしか自宅は「邱飯店」と呼ばれるようになる。あばら家の七輪を駆使して佐藤春夫と檀一雄を歓待した時分から、食卓で最も笑いの絶えなかった人・本田宗一郎の思い出まで。約三十年間のゲストとその日のメニューの記録を振り返る、愉快で美味しい交遊録。それはある時期の日本文化や経済界の裏面史でもある。 『邱飯店のメニュー』改題。檀一雄が舌鼓をうった「野鶏巻」と安岡章太郎のお気に入り「芋頭扣肉」のレシピ、人名索引付。 〈解説〉畑中三応子 目次 最初のお客は佐藤春夫と檀一雄/〝一本刀土俵入り〟の世界/〝邱飯店〟開店/健啖こそ長寿の秘訣/金を想うがごとく友を想う/メシで釣って文壇へ/〝第三の新人〟と友達に/五味康祐、そして有馬頼義/『ミシュラン』『あまカラ』『東京いい店うまい店』/小島政二郎・白井喬二・子母沢寛/梅崎春生のメスの羊/〝邱飯店〟の名付親・池島信平/スポンサーの鑑・鶴屋八幡/大編集者の風貌と条件/〝日本料理は滅亡する〟/宰相御曹司、舌鼓を打つ/獅子文六の「バナナ」/市村清と今東光のコンビ/栗田春生の痛快な人生/大屋晋三とカ、カ、カのかあちゃん/メニューに出ない料理のメニュー/〝違いのわかる男〟たちの話/永遠の少女・森茉莉/西洋料理のコックを雇う/政情が描く台湾の料理地図/コックを雇って精神修養/年と共に変る料理の中身/大宴のメニューは自分でつくる/宰相夫人佐藤寛子ミニおばさん/〝食通知ったかぶり〟紳士録/紅焼大網鮑と砂鍋大排翅/『邱家の中国家庭料理』楽屋話/美食と大食は紙一重/カミナリ族の大親分本田宗一郎/高度成長の立役者盛田昭夫夫妻/招待状を書く楽しみは残しておいて
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-淀んだ溜め池を臨む作業場(アトリエ)の窓辺にたたずみ、修作は過ぎ去った日々にとりとめなく思いを馳せる。幼き日の不安定な境遇、高校・美大受験での挫折、実らずに終わった恋愛の数々、職業生活の蹉跌——家庭にも社会にも居場所を見出せず、自己との折り合いもつけられぬまま、ひたすら孤独の裡に生きてきた人生。父の期待を裏切り続けたことへの贖罪の思い、ひととき思いを交わし合った女性たちへの追憶。常に生きづらさを抱え、愛を求め続けてきた半生を振り返り、狂おしく紡ぎ出されるモノローグの中、修作は改めて思い至る。文学、美術の創造行為のみが変わることなく自身の救いであったことに。
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-アンドロイドと一緒に宇宙旅行!? 都内の大学に通う大学院生の京子。ある日突然、『宇宙プロジェクト』に巻き込まれることに――。海外旅行もしたことのない京子が宇宙船で旅に出る。宇宙では何度もトラブル発生!一緒に旅をしているアンドロイドが暴走、最大のピンチが。京子の家族、研究室の教授、宇宙船の乗組員など豊かな登場人物とキャラクターにクスッと笑える、エンタメSF小説。 <著者紹介> 鏡龍太郎(かがみ・りゅうたろう) 夢とロマンとファンタジーを愛する、スィーツ好き男子。(笑)私の作品を通じて、読者の皆様の日常に、少しでも"彩り"を与えることができれば、私としても幸いでございます。
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4.1日本経済復活のフィクサーか? 廃れゆく伝統文化の守護神か? 天才ハッカーvs.金融資本主義 イランの核施設破壊プロジェクト「オリンピックゲーム」にもCIAの情報職として参加した経験を持つ天才ハッカーの黒木が、和歌山の世界遺産・熊野古道の中辺路に現れた。伝統工芸を研究する大学院生・柴田澪と出会った黒木は、彼女をある試みに誘う。彼はそれを「実験だよ、金融資本主義に抗うための」と嘯くのだが――。黒木は、金融市場が拡大し続ける世界を相手に、何を目論んでいるのか? 現在を分析し未来を予見する、興奮の知的エンタメ巨篇。 【目次】 稲妻 気前のいい客 長い長い夜 夜明けの柴田 ツタエテ TSUTAE‐TE チャンス! 神々の黄昏 また逢う日まで あとがき
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4.0※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大人気! 最強頭脳クイズ集団「QuizKnock」完全監修! 「結婚指輪はどうして左手薬指なの?」「どうして夜になるとねむくなるの?」・・・小学生クイズ倶楽部に所属するりつ・あまね・まどかが、日常のちょっとした疑問をQuizKnockメンバーにぶつけまくり! 『出口ゼロ』の瀬田ハルヒによる楽しい漫画から、メンバーのスペシャルインタビュー・知られざる小学生時代まで、内容たっぷり。クイズで楽しく知識が増える、一冊で東大脳に近づけるスペシャルブック。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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4.7※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ――ゆめって、なぁに? 五年にいちどの青い大満月の夜。 魔法使いたちがゆめをかなえてくれるんだって。 すみっコたちのゆめは、かなうのかな? まだうまくまほうがつかえないすえっコのふぁいぶは、 すみっコたちのゆめをかなえてあげたいとおもい、 ステッキをふるけれど……。 とくべつな夜がくれた、とっておきのものがたり。 一昨年、大バズりした「すみっコぐらし」の映画、第二弾!(2021年11月5日公開予定) その映画に合わせて、内容を完全絵本化。 この世界のどこかにあるすみっこにくらす、すみっコたちのとっておきのものがたりがはじまります。 映画と一緒に、未就学児のお子様から大人まで、楽しく読むことができます。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
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-「僕は人間がキライだ」 気が弱く、臆病なうえに、勉強も苦手で体臭も臭い僕はクラスでいじめられている。家に帰れば毎日のように両親の喧嘩を目の当たりにし、心は閉ざされるばかり。 そんなある日、家での騒動をきっかけに僕の心に微かな希望が見出されて……。 子供の苦悩を繊細に描いた、自分に隠された本音と向き合う葛藤の物語。 森田亮介(もりた りょうすけ) いつの世にもイジメは存在する。人類の永遠のテーマなのではないだろうか? 昨今はSNSの発達によりさらにイジメは陰湿化している。その原因を自分の体験を通して本著で書いたつもりである。本著に用がないのが一番望ましいが、もし、同じ悩みを抱えている親子がいたら読んでいただきたい。読者の一助になることを心から念ずる。
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-プライドを捨て田舎暮らしになった男が今、人生のゴングを鳴らす――! 会社の倒産危機をきっかけに退職し、田舎暮らしを始めた主人公。 まるでRPGのように自給自足の日々を送っている主人公の元に、都会での同窓会の誘いが来る。 同窓会での初恋の人との再会に盛り上がるが、彼女はバツイチ子持ちで……!? 田舎での新生活、初恋の人との再会、結婚、子育て……。 一人の男の人生をゲーム感覚で描く、新感覚RPG系小説、爆誕。 NuMYasu(ぬみゃす) 宮城県生まれ。幼少期、発達障害かどうかは分からないが、小学校ではあまり喋ることができず、放課後、家に帰るとそのギャップが激しく現れ近所を駆け回っていた。大人へ成長するにつれ、徐々に抜けかけていったが、震災がきっかけで精神障害を患い、通院治療中。リハビリ施設で小説を書き始め、本作を出版。特技は計算。好きな場所は沖縄。
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-うら若き乙女なわたしは、ひょんなことからとあるクラスメイトと知り合いになる。 これはとある少年と少女のボーイミーツガール ありきたりな出会いの物語のはずだった………… <著者紹介> 名奈瀬優作(ななせゆうさく) 神奈川県在住。某小説投稿サイトにて他作品掲載中。処女作短編『今日も僕は静かに眠る』、長編連載『学園ラブコメの主人公なんかになりたくない』などがある。登場人物の主観による心情描写を表現した作風が特徴。好きなものは肉とラーメンとブラックコーヒーと摩訶不思議。 <目次> ボーイミーツガール その男 薄幸少女 たまにはいいことがあってもいいよね? 想い 決意 過去、そして真実…… そして、再び繰り返す 神と悪魔 堕天使とともに
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-世の中の「グレーゾーン」に切り込む著者が、古今東西の名作物語をパロディ化! ●鬼ヶ島に2度目の“襲撃”を試みる、自称ジャーナリストの桃太郎 ●最近スマホを購入した、「オオカミがでたぞ!」で有名な羊飼いの少年 など。 誰もが知っている15の物語をパロディ化しつつ、いまの日本の闇、問題点を痛烈に浮き彫りにする。 毒と風刺とユーモアが効いた「現代寓話集」。 ―― 読み始めるととまらない――! “視点”が一新される全15話 第1話 鬼ヶ島再襲撃 第2話 石のスープ 第3話 子供たちが屠殺ごっこをした話 第4話 雪女 第5話 ミダス王 第6話 オオカミと少年 第7話 パンドラ 第8話 金の斧 第9話 ハーメルンの笛吹き 第10話 注文の多い料理店 第11話 不思議の国のアリス 第12話 イザナギとイザナミ 第13話 アリとキリギリス 第14話 オオカミと七匹の子ヤギ 第15回 漁師とおかみさん 【著者プロフィール】 森達也 (もり・たつや) 1956年、広島県生まれ。 映画監督・作家・明治大学特任教授。 オウム真理教信者達の日常を映したドキュメンタリー映画「A」を公開。 ベルリン国際映画祭などに正式招待される。 続編「A2」では山形国際ドキュメンタリー映画祭において特別賞・市民賞を受賞。 2016年、作曲家・佐村河内守氏に密着・撮影した「FAKE」も大きな話題に。 「i-新聞記者ドキュメント-」は、キネマ旬報ベストテン(文化映画)1位を獲得。 作家としては、2010年に刊行した『A3』にて第33回講談社ノンフィクション賞を受賞。 他、著書に『放送禁止歌』(知恵の森)、『ニュースの深き欲望』(朝日新聞出版)、『ドキュメンタリーは嘘をつく』『死刑』(ともにKADOKAWA)、『「自分の子どもが殺されても同じことが言えるのか」と叫ぶ人に訊きたい』(講談社)など多数。
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-反体制ハードボイルド小説/愛と革命と暴力の青春! 1969年創刊の反体制誌『情況』に連載されたハードボイルド小説。 日本学生運動のメッカ、外堀大学で繰り広げられる、若者たちの愛と革命と暴力の物語。 運動内部の人間しか知らない革命運動の実像を、活動歴30年の反体制作家が描いた、ロープシンの『蒼ざめた馬』、小林多喜二の『党生活者』の系譜につらなる本格革命文学。 【目次】 第一話 詐病 第二話 ランボーみたいな人 第三話 フラッシュフォワード 第四話 ボクサー 第五話 秘密党員 第六話 狼体験 【著者】 中川文人 1964年生まれ。作家、兵法家。有限会社ヨセフアンドレオン代表取締役。法政大学中退、レニングラード大学中退。 著書に『地獄誕生の物語』『ポスト学生運動史 法大黒ヘル編』『1987年の聖戦』など。
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4.3台湾人の父と日本人の母のもと、日本統治下の台湾に生まれ、東大に学び、戦後は帰郷して台湾独立運動に参加するも、二・二八事件後香港へ亡命――。直木賞作家の波瀾に満ちた半生記(一九二四~五四年)であると同時に、激動の東アジア史の貴重な証言ともなっている。デビュー作「密入国者の手記」を特別収録。〈解説〉黒川 創 【目次より】 わが青春の台湾 二人の母に育てられて/文学少年から政治青年へ/全学連の「種蒔く人」/台湾独立に傾く/さよなら、私の台湾 わが青春の香港 編物に明け暮れた台湾のロレンス/青春の賭けに破れて商人となる/花嫁のいない結婚初夜/小説家を志して再び日本へ 〈特別収録〉密入国者の手記
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-未来はきっと明るい。そして、夢は叶う。 それぞれの希望を叶えるため、前を向いて進んでいく高校生4人の物語。 中学生のころからバンドを組んでいる望風、優里、武士、大地は、高校生でデビューすることが決まるが――。 それぞれの恋心が複雑に絡み合い、物語は大きく動き出す。 繊細な心情を綴った歌によって展開していく、高校生男女の青春群像劇。 (著者紹介) 堀江麻希(ほりえまき) 1977年、熊本県出身。三児の母。26歳で結婚し、仕事と子育てに追われる生活の中で、引越しを機に主婦になる。主婦業の傍ら、初めて執筆する。書写の思い描く「青」を表現してみたかったとの思いから、「KANAU―叶う―}を執筆。高校生男女四人の三年間を書いた。「叶う」ということを信じて前へ進もうとすることを生きる醍醐味とした生き方の四人が、バンド活動を通して表現する曲の数々。この作品が、読者にとって心の糧になればと願う。現在、この四人のその後を執筆中。
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-毎日のささやかなやりとりが愛しく、恋しい。 妻の死を期してもなお紡ぎ続けられる夫婦の絆のものがたり。 「出すのを忘れただけなの」ときまり悪そうに言う君と、一日遅れの誕生日ケーキを一緒にほおばったこと。 近くのデパートに呼び出されて、少し高いポロシャツを買ってもらったこと。 釣りに行く日には、朝三時に朝食と昼食用の弁当を作ってくれたこと。 たくさんの思い出を、今もはっきりと覚えている——。 不治の病、ALS。徐々に筋力が衰え、体が思う様に動かなくなり、最後には呼吸が止まる。 ある日突然、医師からの宣告で妻の余命は1年未満になった。 唐突に突き付けられた現実と向き合い、抗い続ける中で見えてきた本当に大切なものとは……。 互いに支えあい、どんなに辛くとも前に進む夫婦の姿が描かれる。 〈著者紹介〉 島崎 二郎(しまざき じろう) 1949(昭和24)年、岡山県生まれ。1972(昭和47)年に倉敷市役所に就職。 福祉事務所及び市民課の課長主幹を歴任する。その間に「年金事業への発展に対する功績」が認められ、2004年に社会保険庁長官賞を受ける。
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4.5巨鯨(バケモノ)を取らねば斬首(クビ)! かつて多く漁師の命を奪い、手出しが禁じられた伝説の巨鯨、「権左(ごんざ)」に無謀にも挑む男がいた。 第1回本のサナギ賞大賞作家作品、待望の文庫化! 【あらすじ】 ー権左に銛打つことならずー 勝山に生まれた少年、吾一(ごいち)は、父、重吉(じゅうきち)のように鯨組の頭領を目指していた。 だが不漁に悩んだ重吉は村の掟に反し、巨大鯨「権左(ごんざ)」に挑むも仲間に多大な犠牲を出し、自らも命を落とす。 父の不手際により村を追いだされた吾一は江戸で鯨とは無縁の日々を過ごすも、いつまでも権左を忘れることができない。 しかしある日、偶然にも吾一は権左を取る秘策を思いつく。だがそれは、幕府にご法度とされている手段だった……。
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4.0人間とくじらーー 種を超えた愛と命の物語 『22年目の告白-私が殺人犯です-』の浜口倫太郎が贈る 大感動の海洋ファンタジー、待望の文庫化! 【あらすじ】 海の生き物ならば誰もが知っている島のように大きなくじらの「ジマ」は、嵐の海で出会った人間の赤ちゃん「ナミ」を自分の背中の上で育てることになってしまう。 人間の子育てに悪戦苦闘するジマだが、海の仲間たちの協力もあり、ナミはすくすくと成長していく。 そしてナミが5歳になったとき、ジマはくじらの群れを率いて、「マジックオーシャン」を目指すことを決意。 だがそれは、生きるか死ぬかの運命を賭けた過酷な旅の始まりだった。
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