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  • 超短編小説で読む いきもの図鑑 54字の物語 ZOO
    3.5
    『ざんねんないきもの事典』(高橋書店)の今泉忠明先生、絶賛! 累計25万部突破の「54字の物語」シリーズ最新刊は、イヌ、ネコ、パンダから、恐竜、ツチノコまでズ―――っと楽しめる90話を収録。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ◆世界のあらゆる動物が集まるという動物園に招待された。どんな秘密があるのかと思っていたが、まさか舟だったとは。 ◆突然の雨。飼育員はパンダの檻へと走った。「遅かったか」檻の中には、黒い水溜まりとその上で眠るシロクマが……。 ◆白蛇の抜け殻を買って財布に入れた。大きな招き猫も家に置いた。フクロウも飼った。なぜ私はお金が貯まらないんだ! ◆恐竜図鑑を熱心に読む娘にどれが好き? と聞くと、草食恐竜を指差した。「美味しいんだよ」と笑う口元に牙が覗いた。……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
  • 気配
    -
    女子大生は湯船に浸かる。上京し、ひとりだけの新生活がはじまった。瑞々しい肌が光り、絹のように艷やかな黒髪がタオルからハラリと一条、赤らんだ頬にかかり、湯気の中に誰も見ることのない大輪が咲く。しかし、彼女は気づくのだ。バスルームにはもうひとつ、いや、無数の気配があることを……。 謎解き作家 雨露山鳥がおくるミステリー短編。バスルームの女子大生に迫る気配の正体とは!?
  • 超短編小説で学ぶ日本の歴史 54字の物語 史
    3.8
    東大発の知識集団「QuizKnock(クイズノック)」推薦!!――肖像画にヒゲを描いていたあの時間、54字に注ぎこむべきだったか……! 9マス×6行の原稿用紙につづられた、世界一短い(かもしれない)短編小説として、SNSで話題の『54字の物語』。シリーズ第4弾は、「日本史」×「空想」!? 重要ワード満載の書き下ろし90話をたっぷり掲載。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ◆野生の土器は活きがいい。捕まえたら、縄でしばりつけておかないと逃げてしまう。多少縄の跡がついても気にするな。 ◆「税に名前をつけましょうか」「そだね」「ちょういいね」「呼びやすいようにしたいね」「三つとも決まりましたね」 ◆あるお寺の宝物庫には「蘭奢待」という宝が眠っているらしい。「↓↑→」このメモがその在り処を示しているようだ。 ◆初級の乱、中級の乱と順調に勝ってきたことで、自分を過信してしまったのだろうか。後鳥羽上皇は承久の乱に敗れた。……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
  • みんなでつくる 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語 参
    3.5
    1巻999円 (税込)
    爆笑問題・太田光さん推薦!!――あの短編の名人、星新一先生が天国でこの本を読んだら、こう言って笑うかもしれない。「私は書きすぎだったかな?」 9マス×6行の原稿用紙につづられた、世界一短い(かもしれない)短編小説として、SNSで話題の『54字の物語』。待望のシリーズ第3弾では、これまでに「54字の文学賞」に寄せられた9000作を超える投稿作の中から、特にゾクゾクする作品を厳選して収録! さらに、爆笑問題・太田光さんをはじめとする著名人、さらに、『54字の物語』シリーズの作者である氏田雄介氏による、書き下ろし作品も収録。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ◆新学期になりテキストとドリルが配られた。ゾンビの倒し方が書かれたテキストと、鋭い刃の回転する強力なドリルが。 ◆佐藤がタイムマシンに乗って、昔の自分の両親に会いに行ったらしい。未来が変わる危険もあるのに大丈夫かな、鈴木。 ◆「昭和六十三年生まれだから年齢が平成と一致して便利だったんだ」「それ超わかる!」紀元前一年生まれが賛同する。 ◆一つ目小僧だった友人から「ついに二つ目になったよ」と連絡があった。前も後ろも、よく見えるようになったそうだ。 ◆畑に強力な成長促進剤をまいた。野菜は大きく育っているものの、最近巨大な鳥の目撃情報が多発しているので心配だ。……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
  • 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 ゾク編 54字の物語 怪
    3.6
    1巻999円 (税込)
    SNSで話題の『54字の物語』、ゾクゾクが加速する「ゾク編」発売! 9マス×6行の原稿用紙につづられた、世界一短い(かもしれない)短編小説90話を、あなたに。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ◆異様に安い物件を見つけた。都心で家賃が月一万円。事故物件ではないらしい。残念だ。仲間が見つかると思ったのに。 ◆私は訪問販売の営業マン。今日は防犯カメラがよく売れる。昨晩寝る間も惜しんで一軒一軒訪問した成果が出たようだ。 ◆ねえねえ、この殺人事件の被害者、俺と同姓同名だよ。珍しい名前なのにこんなこともあるんだなあ。ねえ、聞いてる? ◆囲碁や将棋では全く勝てなくなったが、このゲームでならまだ互角に渡り合える。さすがは人工知能が考えたゲームだ。 ◆昔からあるボロボロの遊園地。なぜか連日大勢の人で賑わっていたが突然閉園。理由は、利用者がいないためだそうだ。……など、子どもも大人も虜にする、極上の90話を収録。物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!
  • 意味がわかるとゾクゾクする超短編小説 54字の物語
    3.6
    9マス×6行の原稿用紙につづられた「#インスタ小説」がついに書籍化! こどもから大人まで楽しめる、世界一短い(かもしれない)短編小説90話をあなたに。あなたはこの物語の意味、わかりますか――? ◆先日研究室に送ってくれた大きなエビ、おいしかったよ。話は変わるが、例の新種生命体のサンプルはいつ届くのかね? ◆「ただいま」と言えば「お帰りなさい」と返ってくる新生活が始まった。家賃も安いし、こんな一人暮らしも悪くない。 ◆本当にこんな惑星に生命体が存在するのだろうか? 一年間に及ぶ実地調査の最終日、幸いなことに私はうんこを踏んだ。 ◆「くそ! 逃げられたか!」「いえ、あの方は何も次まなかったわ」「いや、奴はとんでもないものを次んでいきました」 ◆「やあ、私は未来から来た。今は戦前か?」「いや、戦後から七十年は経っているが」「ということは二十二世紀だな」 物語の解説&他の物語は、ぜひ本書でお楽しみください!

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  • リトル
    4.0
    1巻999円 (税込)
    第1回「ありがとう大賞」大賞受賞作品。「生きものってね、0から生まれて、100になって、また0に戻ると思うんだ」突然7歳のアッコちゃんの家にやって来た子犬、リトル。その日から、リトルとアッコちゃん、お父さん、お母さんたち家族の、長くて短い9年間が始まった。新しい家族、リトル。アッコちゃんの「おねえさん宣言」。日々繰り返されるリトルとアッコちゃんのバトル。初めて見るもの、聴くものに、目を輝かせるリトルとアッコちゃん。でも、そんな幸せな日々は長くはつづかなかった。リトルが病に倒れてしまい……。 犬は家族にとって、単なるプラスαではない。家族の心の中に棲んで、一人一人を変えていく。リトルという犬を通して、アッコちゃん、そして両親までもが成長していく姿を描いた感動作。

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  • 金色の笑顔
    3.5
    1巻999円 (税込)
    第1回「ありがとう大賞」大賞受賞作品。絵にこめられたメッセージと、大切な人への真摯な気持ちが胸を打つ感動作。高校2年生の安藤小麦(こむぎ)は、母と祖父の3人暮らし。家庭の事情で転校したものの、学校に馴染めず、日々募る孤独感を自分でも持て余し、母との関係もうまくいかなくなり、不登校予備軍になっていた。そんな小麦をあたたかく見守っていた祖父が余命3カ月と宣告される。「この絵を、ある人に届けて欲しい」――病床の祖父から頼まれた小麦は、一度は拒否するが、祖父が元気になるならと、絵を届ける決意をする。信州松本へと旅立った小麦は、そこで出会ったさまざまな人たちとの触れ合いの中で、自分という存在、生きるということに、向き合い始めるようになっていく……。「今、この作品を世に送り出すことに意味がある」と選考員絶賛の作品。

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  • AV女優前夜。 最高のセックスを求めて
    -
    最高の性(セックス)を求めて。澁谷果歩、渾身の赤裸々自伝小説! 【内容】AV女優のプライベート・セックス/5年がかりの初体験/社会人から始まったヤリマン街道/プロ野球選手の性事情はエグかった/ハプニングバーのヤリ部屋から始まる恋愛/初めてのレズ体験 【著者】澁谷果歩(しぶや・かほ)―東京都千代田区生まれ。12年間の女子校通い後、青山学院大学卒業。初体験は23歳。新卒でスポーツ新聞社に就職し、記者としてプロ野球取材などを行う。退社後、2014年11月にAVデビュー、2018年9月に引退。その後は執筆やタレント活動を続けている。TOEICスコア990の才女。外国での活動にも力を入れており、コスプレイヤーやMCとして海外のアニメイベントに多数参加。Twitch公式パートナーとして英語での配信も行っている。インスタグラムフォロワー128万人。著書『AVについて女子が知っておくべきすべてのこと』(サイゾー)、電子書籍『AV女優の流儀』など。

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  • ワシントン封印工作
    4.3
    昭和16年、ワシントンの日本大使館に臨時雇用された医学生の大竹幹夫は、同僚の若い日系人タイピスト、ミミ・シンプソンに一目惚れする。しかし、ミミは国務省高官のホルブルックが潜入させた女スパイだった――。和平交渉の裏側で進展する諜報活動と、3人の恋愛模様。第二次大戦三部作(『ベルリン飛行指令』『エトロフ発緊急電』『ストックホルムの密使』)に連なる長編小説。
  • ハルカ・エイティ
    4.1
    大正に生まれ、見合い結婚で大阪に嫁ぎ、戦火をくぐり抜け、戦後の自由な時代の波に乗り……。人生の荒波にもまれつつも、平凡な少女は決して後ろ向きになることなく、その魅力を開花させ、みんながハルカの天真爛漫なキャラクターに引き込まれていく。やっぱ、新時代の婦人は、これくらいさばけてなあかん! 実在の伯母をモデルに、著者が新境地に挑んだ原稿1000枚の力作。ヒメノ式「女の一生」、直木賞候補の傑作長編。
  • 小説 ザ・ゼネコン
    3.7
    大洋銀行から大手ゼネコンの東和建設に出向して、社長の秘書役に抜擢された山本泰世。若さに似ぬ直言ぶりは、竹山総理を後ろ盾に世界的なホテル・チェーンの経営に乗り出すワンマン社長の信頼を得るが、公共事業の入札やゴルフ場の開発では業界の闇の深さを思い知る。バブルという時代の内実に迫る意欲作。
  • 英国太平記
    4.0
    「栄光のためでなく、富のためでなく、名誉のためでもない。ただ自由のためにのみ我々は戦う」。のちにアメリカ独立、フランス革命の礎となったその宣言は、隣の強国イングランドに迫害されながらも粘り強く戦いぬいたスコットランドの名もなき人々の魂の叫びだった。中世英国を描ききった一大歴史叙事詩。(講談社文庫)
  • 罪過の代償 警視庁文書捜査官
    NEW
    5.0
    全1巻990円 (税込)
    警視庁の文書解読班の鳴海理沙、矢代、夏目は、凄惨な殺人事件の出動要請を受けた。派遣会社に登録されているプログラマーの小谷野清文が、拷問の末に殺されていたのだ。さらに現場からSDカードが持ち去られ、『room made up』と印刷されたカードが残されていた。特殊制御システムを開発していたという小谷野に、どんな秘密が? 残されたカードは何を意味するのか? 理沙たちに最大の難事件が立ちはだかる! 第一部完結巻。
  • 地の底の記憶
    NEW
    -
    選考委員激賞、新芥川賞作家による圧倒的筆力の鮮烈なデビュー作! 電波塔に見守られる架空の土地・宇津茂平を舞台に、100年を超えて紡がれる壮大な物語。
  • 清浄島
    NEW
    3.0
    風が強く吹き付ける日本海最北の離島、礼文島。昭和29年初夏、動物学者である土橋義明は単身、この島に派遣される。島の出身者に相次いで発症した“風土病”を解明するためだった。それは寄生虫「エキノコックス」が引き起こす、人間の腹が膨れて死に至る感染症。島民を救うべく土橋は奮闘を続けるが、島外への流行拡大を防ぐため、ある重く苦しい決断を迫られ……。命と向き合う研究者の葛藤と強い信念を描く長編小説。
  • ホープストリート Brooklyn NY 11211
    NEW
    -
    1巻990円 (税込)
    どんな暗闇にも光を描き続ける──売れっ子フォトグラファーとして活躍する全は、一枚の写真をきっかけに20歳の頃のニューヨークでの記憶を辿る。癌と闘った親友との別れ、人生を変える出会い。それぞれ志を持った仲間たちと暮らしていたブルックリンで、全は9.11米国同時多発テロに遭遇する。激動の時代に仲間や愛する人と出会い、成長していく青年の姿を描いた物語。
  • アヤカシ特区の還送師 その術師、世間知らずにつき
    -
    現し世に生きるあらゆるものは命の核、實珠(みたま)を持っている。 それを喰らい生者に成り代わる怪異「浮き人」。 国家機関の特殊人外管理局に所属する還送師は、アヤカシと契約し、これらに対処する専門職である。 この春、管理局の地方分室に18歳の余部基惟(よのべもとい)は配属されることになった。 基惟は水神に拾われ育てられた青年で、その神の實珠を身の内に持つがために、管理局により長らく監視・軟禁されていた。 先輩となる葵宵(きしょう)と相棒の愛らしい妖狐・伽羅に案内されやってきたのは、久々埜知(くくのち)様という神が護り、アヤカシも数多く住まう可見依(かみより)町。 基惟は個性豊かな分室の先輩やアヤカシたちとの関わりを通じて、新たな経験や感情を知っていく。 だが彼の身を狙う危険な勢力が現れ、町を巻き込む大事件に発展して……!?
  • ヒマかっ! Get a Life!
    3.0
    1巻990円 (税込)
    広島から家出して上京した17歳の光希は、ふとした出会いから足場工事会社「須田SAFETY STEP」の見習い社員になることに。そこには、見た目は怖いがナイスガイな先輩たちがいて、光希にとっては新鮮な驚きの世界だった。実は、光希はかつて強い霊感を備えていたが、ある出来事をきっかけにその力を失っていた。だが、入居したばかりの部屋で起こった不可解な現象に、居合わせた先輩・頭島が、勘に任せて飛びかかったところ──あろうことか、幽霊を捕まえてしまう。
  • 長崎へ
    -
    1巻990円 (税込)
    長崎を舞台にした小説「長崎へ」と「兄弟」の2篇。「長崎へ」:妻と私は愛し合ったうえでの結婚だったはずなのに、気持ちが百八十度変わることも、最初から愛には内包されているのか……。「兄弟」:奔放で不器用、それゆえに生きづらさも生まれ、自分自身を苦しめていく弟。そして弟に振り回される兄。人間味ある生き方とは何か、関わり合うとはどういうことなのか、と考えさせられる。
  • いつかニルヴァーナで
    4.4
    あなたは、罪を犯したことがありますか? そして、その罪を今でも後悔していますか? 早坂千弦はアイドルグループ『クインテイル』の熱烈なファンだった。推しの瑠璃香にはどんな時でも幸せでいてほしい、それだけを願っていたのに、その願いは叶わなかった――千弦が目を覚ますと、真っ白な空間に一人の女性が立っていた。神使と名乗るその人物は、千弦が二十七歳で死んだという……『レゾンデートルの祈り』の著者の新たなる地平。人間の罪と死に、深く真摯に向き合った祈りと再生の物語。 今村翔吾さんプロデュース、「秘境の文筆家」(宮崎県椎葉村)プロジェクトから生まれた第一弾、魂がうち震える長篇小説。
  • グレイの森
    4.0
    1巻990円 (税込)
    \\第27回大藪春彦賞候補作 文庫化!// あなたの代わりは あなたしかいない。 一つの事件から 家族がゆがみはじめる、 渾身の社会派長編小説。 ■あらすじ■ 臨床心理士になって4年の水沢藍を 訪ねてきた聡美。 診察室に入った彼女は、 何かに憑かれたように話し始める。 同時期、藍はボランティアで 英語を教えるため小学六年生の綾香を 訪ねていた。 表情がないことに違和感を覚えたとき、 手首に刻まれた何本もの傷跡に気づく。 綾香が発する‘サイン’とは――。 両者の話を聴くうちに、 藍はある殺人事件の真相を 知ることになる。 事件の背後で苦しむ人々の声を掬う、 臨床心理士の物語。 ■著者からのコメント■ すべてに白黒つける二項対立の世界で 「生きづらい」と感じることが 多くなりました。 人が人として生きるために何が必要か。 自分の中の汚いものを見つめながら、 魂の底をえぐり出すようにして 書きました。 生きづらさを抱える すべての人に捧げます。 序章 第一章  選ばれざる道 第二章  我が母の教えたまいし歌 第三章  親密さの居場所 第四章  アノマロカリス 第五章  アリの哲学 第六章  グレーゾーン戦争 第七章  ロストワン 第八章  予感 第九章  運命の木 第十章  選ばれし者 第十一章 呪縛 第十二章 手紙 第十三章 烙印 第十四章 二人の母 終章 解説:吉田大助
  • キッズ・アー・オールライト
    4.5
    祖母の介護に追い詰められSNSで助けを求めるヤングケアラーの少女、ストリートに生きる日系ブラジル人の少年、NPO法人で子どもを見守る青年――。この国の片隅で生きる、声なき子どもたちの声をすくい取る、傑作社会派エンタメ小説。《解説・久田かおり》
  • ひみこによろしく!
    -
    1巻990円 (税込)
    「はじめまして、ではありませんね。昨晩お会いしましたものね」彼女〈ひみこ〉は善か、悪か──。「ひみこ様によろしくお伝え下さい」神白は宮司の背中に声を掛けた。宮司の背中が一瞬、笑ったかのように見えた。(本文より) 2050年、人類滅亡!? 幼いころより特殊な力を持つ刑事が人知の及ばない難事件に挑む、オカルトミステリー小説、ここに誕生。
  • 記念日 anniversary
    3.3
    記憶を無くし満身創痍の状態で、横浜中華街の安ホテルの一室で目覚めた“俺”。そばにはアンと名のる女がいて車から投げ出されたところを助けてくれたという。いったい自分は何者なのか。なぜそんな目に遭ったのか。記憶を取り戻すため行動を起こすが、得体のしれぬ複数の組織に追いかけられる。幾重にも仕掛けられた罠。果たして真実は手に入れられるのか!?
  • 5A73
    3.5
    地下鉄に轢かれ、男性が死亡した。その体には誰も読めない「暃」という字が書かれていた……。存在しないにも拘らず、パソコン等では表示されるJISコード「5A73」の文字。通称、幽霊文字。じつはこの男性の前に3人、同じ文字を体に残し死亡した人間がいた。4つの事件に関連はあるのか? この文字が持つ意味とは? 警察が謎を追う間、ついに5人目の死者が出て……。ひとつの文字をめぐる新感覚ミステリー。
  • その日その夏、銃を拾った
    -
    1巻990円 (税込)
    代わりばえのしない平穏な夏休みに飽き飽きしていたアサヒたち中学2年生の男子4人組は、退屈を紛らわすために裏山に出かけ、そこで実弾入りの拳銃を発見する。「これさ…………持って帰ろうぜ」拳銃の持つ強烈な誘惑に少年たちは魅了されていく。退屈な夏休みを打破する強烈な非日常、そして若さゆえの万能感と驕り。やがて彼らに待ち受ける結末とは?
  • 希死念慮の希死田さん
    -
    1巻990円 (税込)
    「僕は自分で言うのもなんですけど、上手く付き合ってさえいれば、わりと無害な存在なんです」……真っ黒な細身のスーツを着た、酷く痩せた猫背の男。死神? それにしては優しい? そう、それは、ちょっと心が疲れたなと思う人の後ろに、そっと寄り添う「希死念慮の希死田」さん、なのです。姿を見かけたら、身構えずに「こんにちは」と言ってあげてください。
  • 失われた少女
    3.0
    雪に埋もれた別荘でひっそりと暮らす作家・伊波伸二。ある日突然、彼のもとに記憶をなくしたという少女が迷い込んできた。行き場のない少女を匿うことになった伊波だが、少女の訪れとともに、静かだった彼の周辺で数々の異変が起こり始める。近くの空き家で血痕が発見されたことを皮切りに、やがて次々に殺人事件が発生。周辺では怪しい「雪男」の噂が囁かれるが、次第に伊波は身元不明の少女に疑問を抱くようになる。彼女は一体何者なのか。殺人事件の犯人とは? 白銀の世界で巻き起こる衝撃のミステリ。
  • 弱くてダサい、きみが好き。
    -
    見下した人を好きになったら どうすればいいの…… SNSで総再生数26億回超えのバズを生み出し続け、Z世代の4人に1人が視聴しているショートドラマ『毎日はにかむ僕たちは。』の超共感を呼ぶ世界が、1冊の小説に。 やけくそ、みじめ、醜い感情の爆発、ほんとうにいやになるけど、どうしたって自分ごとに感じしてしまう恋の物語。これはきっと、わたしの話……ラストには自然と涙してしまうはずです。 陰キャな女子高生の有本は、図書室ですごす時間だけが生きがい。「自分だけの世界にもぐれる場所」。この時間だけが有本の世界すべて……であったある日、クラスでも目立つ男子・世良が現れた。なぜか毎日現れる彼に戸惑いながらも、二人は図書室だけの関係を築いていく。そして距離が近づくにつれ、世良の本心に気づきはじめる有本だったが。突然、世良が姿を見せなくなった……。その理由を知った有本は、世良に意外な提案をするのだが……。
  • 罪を喰らう~指導捜査~
    4.5
    早朝、都内でライブハウスの店長が刺殺される。新人キャリア刑事・矢野は班長・杉山のもとで捜査中、一課長に謹慎中の刑事・鳥飼と組むことを命じられる。直後、立て続けに殺人事件が発生。矢野は粗野で疑惑を抱える鳥飼に反発しつつも、鳥飼の指示で通報記録を精査するうち、事件を結ぶ驚くべき“意思”の存在に気づく――警察組織の闇に挑む異色バディの警察小説。
  • 異聞 太平洋戦記
    4.0
    東京大空襲、真珠湾攻撃、海軍甲事件、久米島事件、ノモンハン事件――五つの戦争の舞台を通じて、定説に挑む“異聞”を重層的に描く事実に基づいたフィクション。真実を暴く筆を持つ著者が史実の裏側に潜む可能性を照らし、「事実と虚構のあわい」に迫る。読む者の常識を揺さぶる戦記の新たな地平。光文社文庫 柴田哲孝三カ月連続刊行 第三弾!!
  • ブラックバースデイ
    -
    『離島のシェア家族』として過去に話題になった二組の家族が、鎌倉の民宿を訪れる。彼らは「新生児の頃に子供を取り違えられた者同士」だった。民宿の一人息子・駒之介は、奇妙な共同生活を送る家族の謎に迫っていく。元子役の少女、カリスマ的コスプレイヤー、そして警察に追われる者……。浮かび上がる一つの殺人事件。二組の家族に隠された真実とは? 日本ミステリー文学大賞新人賞の著者による、受賞後第一作!
  • 孤独なライオンたち
    -
    1巻990円 (税込)
    朝雄好みの女性を演じていると、今まで知らなかった世界が見えてくる。甘え上手な女でいると、男の言葉使いや声が優しくなる。なんだか自分が本当に可愛い女になった気がしてくるから不思議だ。今までつき合った男性は、みんな対等の関係だった。女のタイプによって男の反応が違うことがおもしろかった。それは、新鮮なゲームの始まりだった。(本文より)
  • 認知症の母、そして繋がる私
    -
    1巻990円 (税込)
    認知症が日々、進行していく母。その母を一人で在宅介護する息子。しかし、その息子も病に倒れ、窮地に立たされる。現代社会において、認知症を患う高齢者が増加の一途を辿っている。本書は、著者自身が体験した現代社会のリアルを小説として描き上げている。「この物語の主人公を通して、一人でも多くの同じような境遇にある方に、一縷の希望や勇気を少しでも与えることができれば」と著者は願う。
  • カラスは言った
    3.6
    1巻990円 (税込)
    ある日、突然、カラスが言った。 「横山さん、第一森林線が突破されました。至急連絡をください」 僕は横山ではなく、森林線も知らない。 職場と家の往復だった日常に迷い込んだカラスに誘導され家を出ると、《ズッキーニ》なる配信者に追われ、仙台から名古屋までフェリーでの逃避行を余儀なくされる。 情報をもつ鳥と何もない僕。 旅の果てで見つけたものとは――?
  • グミちゃん
    -
    1巻990円 (税込)
    20代、30代、50代、70代の女性の日常を描いた4篇の物語。それぞれが抱える問題や悩みは、どれも現代社会に起こり得ることで、それらをなんとか乗り越えようとする4人を応援したくなる。幸せとはこういうことだ、と示している女性たちではないが、「こんな人生でありたい」と思わせてくれるリアルさがある。目に見えないつながりを信じさせてくれるラストも用意されている。
  • 戯曲 扉
    -
    1巻990円 (税込)
    33年前、全国優勝を目指し、日々厳しい練習に励んでいたみどり中女子野球部だったが、熱心に野球部を率いていた顧問の赤岩の厳しすぎる生徒指導が問題となり保護者会が開かれる。そして生徒たちの心理面や進路にも影響を及ぼしていき……。「ああ、私が悪いんじゃなかったんだって思えたら……、そしたら、どんなに安心できたでしょうね、私……」──過去と現在が対話する戯曲。

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  • 普通に青い東京の空を見上げた
    3.8
    自分の人生は自分が主役。本当に? 二流大学の三流学部を卒業した僕は、予期せず一流企業に入社を果たす。晴れて安泰と思いきや、時代遅れの激務に息も絶え絶え。「逃げたかったら逃げればいい」と他人は言うが、恋人が妊娠したことで、僕は退職届をひっこめざるを得なかった。この社会で足掻く大人たちを描く群像劇は、あなたに手向ける大きな花束になった。涙、笑い、励まし……。すべて詰まった、あなたの心を満たす物語。
  • ラストヒロイン~オホーツク夢物語~
    -
    あの日見た夢が、今、またひとつ終わった…。 2025年10月17日。女満別駅で佇む男性、56歳の生司が出会った29歳の里美。 旅人宿を営んでいた生司の家に泊まることになり、ふたりのオホーツク巡りが始まった。 物語を彩るのは、オホーツクの豊かな自然、独自の歴史、文化、そこに住む人々の魅力。 27歳も年の離れた不思議な関係の男と女。彼らの真実の関係そして運命とは――?
  • 馬援
    4.5
    曽祖父の謀反に連座し、長く官途から遠ざけられた馬氏。 王莽の治世になり、ようやく官位を得た兄たちはそれぞれ家を出、末子ながら家主となった馬援は、馬を慰めとする日々を送っていた。 罪人をかばい、逃がしたことによって追われる身となった馬援は、北地へ逃れ、牧場経営で成功を収めるが、王莽への反乱軍が各地で蜂起、新たな政権が乱立する戦国の争いに巻き込まれてゆく。 馬騰・馬超の祖であり、光武帝・劉秀の臣下として後漢統一のため力を尽くした武将・馬援の非凡な生涯を描く。 「馬上の星」改題。 〈解説〉平尾隆弘
  • 夜行堂奇譚
    値引きあり
    3.8
    1~7巻990~2,090円 (税込)
    隻腕の見鬼(けんき)・千早と、オカルト嫌いな県庁生安課・大野木は、骨董屋「夜行堂」店主によって引き合わされ、多発する怪異の解決に挑む。人の情念や想いが、人ならざるものとなり引き起こす、数々の呪いと悲劇。その様を静かに眺める、夜行堂店主の真の目的とは…。SNSで話題の怪異譚、待望の書籍化! 書き下ろし250ページ以上! 装画:げみ
  • 0 ZERO
    3.5
    「すごい原稿がある」――ベストセラー作家が死の間際に残した一言より始まった原稿捜索。しかしそれは、出版業界を揺るがしかねないパンドラの箱だった……「創作」の倫理をも問う問題作!
  • 悪役令嬢にできること。~転生令嬢は、偽りの恋人に無償の愛を捧ぐ~【ノベル】上
    -
    1~2巻990円 (税込)
    【大人気コミカライズ待望の原作小説、配信スタート!】 国王唯一の娘であるクラリスはある日、新しい護衛騎士シドを紹介される。 その時に前世の記憶を思い出す。 そう、ここは前世で読んでいた小説の世界で、自分がその中の悪役令嬢だということを……! シドはクラリスの父(国王)に両親を殺され、復讐に燃える小説の中のダークヒーローで、国王へ復讐するために正体を隠しクラリスに近づいてきた。 物語の最後、クラリスはシドに処刑される運命にあるのだった…! 憎しみに囚われたヒーロー・シドの心を溶かすことができるのは、これから現れる真ヒロインだけ。クラリスは彼にとって、最も憎い男の娘。 それでもシドは王の懐に入り込むため、クラリスとの婚約を了承し、偽りの愛を囁いてくる。 「あんたを愛する日が来ることはないが、愛してるふりくらいはしてやるよ」と、そう冷たい瞳で微笑んで。 クラリスにとってシドは、前世の”最推しキャラ”。クラリスは自分の断罪さえ逃れられれば、あとのことはどうでもいい。 だったら彼を幸せにするために、なんだってしてみせます……っ!
  • イジメに負けるな
    -
    1巻990円 (税込)
    イジメの加害と被害は、子ども同士に限らない。学校の先生が加害者となっているケースもある。それをキャッチしているのは被害者の子どもだけというところに、問題の根深さがある。教師と生徒という異議を唱えづらい関係の中で、イジメは「存在しない」ものとされてしまう。しっかりと監視して報告すべき人に自覚がないという根本問題も含めて、イジメの被害者側から心情を吐露した物語。
  • この街で
    -
    1巻990円 (税込)
    「70年、よくここまで生きてきたなあ……」お堀端で天守閣を見上げながら、中野雅恵には感慨深いものがあった。目の前の岸和田城も、今年で再建されて70年を迎えようとしていた。『この街 出て行けず』『真っ当すぎる人たち』に続く三部作の完結編。「お堀の水の中へ、間城への「別れの言葉」を沈めた。声には出さず微笑みながら。私「間城」殺しましたわ」(本文抜粋)。
  • 作品集 イーハトーブの空の下で
    -
    1巻990円 (税込)
    突然降りかかった「癌」という病気を通して、これまで感じることができなかった人々の優しさや、生きることの喜びを再認識するエッセイ、そして、東北の青い空の下を舞台に、そこに眠る伝説や自身のルーツ探しから生まれた「不思議な体験」を描いた2篇の小説集。さまざまな想いを込めて、イーハトーブの東北の空は、今も美しく、輝き続けているのです。
  • 旅する小説
    3.4
    さぁ、出かけよう! 「物語」という旅へ。 国境、日常、現実を飛び越え、行き先は無限大! 宮内悠介、藤井太洋、小川哲、深緑野分、森晶麿、石川宗生――。 最旬の作家たちが想像の翼を広げて誘う、魅惑のノベル・ジャーニー! 宮内悠介 「国境の子」 対馬から韓国まではわずか一時間。でも「ぼく」にはそれが遠かった。 藤井太洋 「月の高さ」 旅公演スタッフとして遠征中、あの日見た月が胸に去来する。 小川 哲 「ちょっとした奇跡」 自転が止まった地球。カティサーク号は、昼を追いかけ移動を続ける。 深緑野分 「水星号は移動する」 移動式の宿・水星。今日はどんなお客様と出会うのだろう? 森 晶麿 「グレーテルの帰還」 あの夏、最後の家族旅行での惨劇が、私の運命を大きく変えた――。 石川宗生 「シャカシャカ」 地表が突然シャッフルをはじめた!? 姉弟の生き残りをかけた旅が始まる。
  • ほんのこども
    -
    横溢する暴力と身体、無垢なる魂の軌跡。第44回野間文芸新人賞受賞作! 元同級生あべくんからのメールにあった文章から着想したシーンをつないで、 商業作家はあべくん自身の人生を小説にしようとする。 父による母殺傷事件、両親がころしころされていたあべくんはやさしく恋するみたいに他の人体を壊す。 殴られても反発するようによろこぶ身体。やさしさや暴力で愛撫し合い痛みをこらえるようによろこぶ身体。 物語にかえろうとするから人生はつらく、日常が重すぎてひとをころしたくなる。 恋人をころして自分も死んだところで折り返し、あべくんの物語は無限に再生を繰り返す。 小説家があべくんなのかあべくんがかれなのか、やがてふたりの境界は曖昧になり、問い自体が意味を失う。 言葉を与えられていない領域に光をあて小説は紡がれ、大量虐殺の記憶が時空を架橋しやがて物語は侵蝕される。 ーー世界文学に接続する芥川賞作家の真骨頂・新境地。ーー 小説で考え、小説が考える。作者には小説に対する圧倒的な信頼がある。ーー保坂和志(野間文芸新人賞選評より) 鴻巣友季子さん絶賛!読書量と強靭な知性に瞠目! “すべてのポートレイトは画家の自画像であり、すべての小説は自伝を目指すと言う。おそらくすべての小説はどこかしら、一人称の失恋なのだ。” “小説でなにかを「再現」することは、過去のよみがえりのように見えて、未然の予告なのだ。すべてのフィクションは自伝を目指し、すべての自画像は他人の顔をしている。” “かきあうこと、傷しあうこと、死にあうこと。「かれ」と「私」、その人称空間のよじれは経験と真実味との落差そのものだ。落差から、小説は来る。”――鴻巣友季子(翻訳家)
  • 老婆の休日、真実の口
    -
    1巻990円 (税込)
    人生のご褒美は出会いと発見(「お悔やみ欄」)。老人たちが暮らす施設は小説の世界(「施設生活・悲喜こもごも」)。祖先が遠い世界から見守っていることを実感(「奇石」)。生きることは悲しみに支えられている(「ブルー・フィクサチーフ」)。老いていく過程で夫婦が納得の世界を見つけていく(「滲むシャボン玉」)。老いることの実態が淡々と描かれる味わい深い5篇の小説。
  • 巫女舞のフィロソフィー
    -
    1巻990円 (税込)
    一郎はある時、自分がカッパだと知ることになる。一郎はトンボと語り合いながら、自己を超えた時間の制限のない世界を自覚するようになる。それはこれまでになかった、一郎にとって新たな人生の始まりのような気がした。そんな一郎に、妻が衝撃的な話を始めた。「隠し事があるの。今、告白するわ」……仰天かつ深い納得の結末。自己という存在をユニークな物語を通して問う。
  • 久生十蘭ラメール戦記
    -
    海軍報道班員として南方に派遣された体験に基づく、太平洋戦争に材をとった16の作品。「要務飛行」「海軍歩兵」「酒保」他、いずれ劣らぬジュラネスク色満載。初文庫化作品も多数収録。解説=川崎賢子
  • 誤ちの絆 警視庁総合支援課
    3.6
    1~5巻990~1,012円 (税込)
    加害者家族に、支援は必要か? 支援課の新たな挑戦が始まる――。 累計85万部突破の大人気シリーズ、新ヒロイン・柿谷晶による新章開幕! 被害者とその家族だけでなく、加害者家族も支援対象に。 新たな任務に取り組むべく、名を改め発足した「総合支援課」。 新生支援課に捜査一課から異動してきた柿谷晶には、秘密があった。 それは、彼女自身が加害者家族であるということ――。 警察小説の最前線、新ヒロインによるシーズン2開幕! 〈文庫書下ろし〉
  • 新・餓狼伝 巻ノ六 変幻鬼骨編
    5.0
    いよいよ最強を決めるトーナメント「闘天 TOUTEN」が始まるが、そこに丹波文七の名前はなかった。文七は主催者の道田薫に出場を打診されたが、答えを保留していた。文七はトーナメントに出る翁九心と闘いたかった。かつて梅川丈二と文七の試合直前に梅川を野試合で壊したのが翁九心だ。だが、大会に出ることは道田の飼い犬になることで、気が乗らない。そんな文七の心を道田は見抜いていた。そして、道田は翁九心と過去に何があったのかを文七に語り出す――。世界最長の格闘小説、いよいよ最終章に突入!
  • 汝、星のごとく
    4.5
    第20回本屋大賞受賞作! シリーズ累計100万部突破! あなたと生きる、その痛みごと。 著者2度目の本屋大賞を受賞した『汝、星のごとく』が3年の時を経てついに文庫化!同じ空の下であの星を見上げよう。そして、また出会おう。あまりに切ない運命を、繊細な心理描写で描いた著者最高傑作。 風光明媚な瀬戸内の島で育った暁海(あきみ)と母の恋愛に振り回され転校してきた櫂(かい)。ともに心に孤独と欠落を抱えた二人が恋に落ちるのに時間はかからなかった。ときにすれ違い、ぶつかり、成長していく。生きることの自由さと不自由さを描き続けた著者がおくる、あまりに切ない愛の物語【2023年本屋大賞受賞作】 ☆2023年本屋大賞受賞作☆ 【第168回直木賞候補作】 【第44回吉川英治文学新人賞候補作】 【2022王様のブランチBOOK大賞】 【キノベス!2023 第1位】 【第10回高校生直木賞候補作】 【ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2022 第3位】 【今月の絶対はずさない! プラチナ本 選出(「ダ・ヴィンチ」12月号)】 【第2回 本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞 ノミネート】 【未来屋小説大賞 第2位】 【ミヤボン2022 大賞受賞】 【Apple Books 2022年 今年のベストブック(フィクション部門)】 などなど、賞&ノミネート&ランクイン多数!
  • 宇野千代という生き方 愛と美に生きた作家の波瀾万丈な生涯
    -
    1巻990円 (税込)
    時代を駆け抜けた不世出の女性、宇野千代の真実の物語 明治、大正、昭和、平成――激動の百年を、恋に、文学に、そして美の追求に、わがままなまでに自分らしく生き抜いた女性、宇野千代。作家、編集者、着物デザイナー、実業家と、多彩な顔を持ち、常に時代の先端を走り続けた彼女の波瀾万丈な生涯を、綿密なリサーチと豊かな筆致で鮮やかに描き出す、感動の長編小説。その知られざる素顔、胸に秘めた情熱、そして幾多の困難を乗り越えてきた不屈の魂に迫ります。 恋も仕事も、情熱のままに。愛と美を貫いた百年の軌跡 故郷・岩国での多感な少女時代、文壇への華々しいデビュー、尾崎士郎や東郷青児といった芸術家たちとの燃えるような恋、そしてその体験を昇華させた不朽の名作『色ざんげ』『おはん』の誕生。さらに、日本初の本格的ファッション雑誌『スタイル』を創刊し、編集長として、また着物デザイナーとして一世を風靡。事業の成功と挫折、幾度もの結婚と別離を繰り返しながらも、常に前を向き、新しい「かたち」を求め続けた彼女のエネルギーは、読む者に圧倒的な勇気を与えます。 2026年NHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデル、その生涯を深く味わう そのドラマチックな人生は、2026年秋から放送されるNHK連続テレビ小説「ブラッサム」のモデルとしても注目を集めています。宇野千代のより深い心の葛藤や、彼女を支え、あるいは翻弄した人々との濃密な人間模様を、小説ならではの筆致で丹念に描き出します。「花が咲き誇る」ような彼女の人生の真実を、より深く味わうことができるでしょう。 今こそ読みたい、明日への希望と「幸福」のヒント 「行動することが生きること」「幸福は幸福を呼ぶ」――宇野千代が遺した数々の言葉は、時代を超えて私たちの心に強く響きます。彼女の生き様は、先の見えない現代を生きる私たちに、自分らしく輝くためのヒントと、どんな困難にも負けない勇気を与えてくれるはずです。ページをめくるたびに、宇野千代という稀代の女性の息遣いを感じ、読み終えた後には、きっと温かい感動と明日への希望が胸に灯るでしょう。
  • 姉の島
    3.8
    泉鏡花文学賞受賞作。年寄り海女と水産学校卒の孫との異色海洋冒険小説。天皇海山列、春の七草海山、海底につきささる戦時の潜水艦。円熟した作家がユーモアのある名うての文体で挑む傑作長編。解説・綿矢りさ
  • 13,328日 ~あなたの時間~
    -
    1巻990円 (税込)
    当たり前に生きているうちには気が付かないことがたくさんある。その最大のテーマは「命あることの意味」かもしれない。36年間と半年ほど(13,328日間)でその生涯を終えた英樹は、ある日、劇場に招かれる。スクリーンには自分の人生が映し出され、一人で鑑賞する。子どもの頃には分からなかった家族の考えや、親身になってくれた姉の姿を初めて知る。生きているときには見えていなかったものとは……。
  • 異色の恋 母娘ママ友
    -
    1巻990円 (税込)
    介護施設のデイサービスに通う厚弥季春は、施設のスタッフである夏季と、ほのかに惹かれ合っていた。夏季には三人の子どもがいたが、上の娘二人と末の男の子の年が離れていた。そのため、上の娘の子どもたち、つまり孫たちと自分の末子の年が近く、夏季は娘たちとママ友でもあった。90歳の季春と52歳の夏季。年齢を重ねた者同士の、豊かな絆を感じさせるプラトニックな関係を描いた小説。
  • 比類なき星たち
    -
    1巻990円 (税込)
    マティスの描いたイカロスは、飛翔しているのか、それとも落下しているのか──。2003年、石垣島。23歳の真澄は澪音と出会った。画家の父を持つ真澄と若くして有名になった詩人の澪音。二人の運命的な出会いから、芸術に魅せられた彼らの物語が始まる。ボードレール、アンリ・マティスの作品を巧みに織り込みながら、過去の傷を抱える二人が歩む再生の旅路を描く力作。
  • おしまいの日 新装版
    3.5
    春さんが、帰ってこない――。 深夜一時半。 最愛の夫の帰りを待つ三津子。無理な残業をする彼を心配する彼女の心は、決して夫には届かない。 その想いを記した日記は、やがて幻聴、幻覚、幻影、幻想に飲まれていく。そして迎える《おしまいの日》に三津子は……。 春さんは、まだ、帰ってこない――。 正気と狂気の狭間を描く、サイコホラーの傑作!
  • カラフルヒーロー
    -
    1巻990円 (税込)
    お城にドラゴン、色とりどりのヒーローが大活躍! 小学3年生の男の子による冒険譚! 小学生ならではの自由でキュートな発想を楽しんでください。 この世界には、やく四つの界があります。 イエロー界、レッド界、ブルー界、悪ま界です。 イエロー界には、イエローヒーローがいます。 イエロー界、レッド界、ブルー界は、すごく仲がよいのです。(本文より)
  • すべての木は花を咲かせたい
    -
    1巻990円 (税込)
    アメジストのように紫色に輝く孤島に一人向かう夢を見た直樹。彼は母の健康上の理由から、幼い頃に親戚に預けられ、後に養子となり実の両親・妹と離れて過ごしてきた。学校に通うようになりいじめを受けるうちに、彼の中に別人格が棲みついていることに気付く。そしてある日生き別れていた妹の輝子から手紙が届き……。様々な苦悩に向き合いながら成長していく主人公の姿を色彩豊かに描く物語。
  • 詩人の家
    -
    1巻990円 (税込)
    表題の「詩人の家」をはじめ、「入れ歯と目薬」「転換点」「初詣で」の4作品を収録。どの作品も、男と老いた母親の暮らしが題材で、平凡な日常の中に潜む出来事を描く。見逃しがちな関係の在り方が淡々と、しかし力強く描かれ、誰の人生にも重ね合わせて捉えられる物語となっている。穏やかさの中に潜む心理的な喜怒哀楽を描く筆致は、二人のお互いを思いやる暮らしを目の前に表出させる。
  • 先生、お元気ですか
    -
    1巻990円 (税込)
    高校教師の美保は、中堅の高校教師としてさまざまな出来事に遭遇しながら生徒たちの成長を見守り、自身も学びを続ける。個性豊かな生徒や教員、そして保護者たち。出会いと別れを繰り返すなかで、交流が深まる人たちも。近況報告や懐かしい日々が綴られた手紙は、美保の明日への糧となり、真摯に向き合った日々の証明でもあった──教師とは何か、教育とは何か、を問いかける物語。
  • 川端康成 時空の旅 『雪国』終章で川端が描こうとしたもの
    -
    1巻990円 (税込)
    川端康成は昭和9年から書き始めた『雪国』を刊行後、晩年に至るまで推敲し続けている。改稿を重ねて描こうとしたものとは何だったのか。複雑な改稿を行った「繭倉火事」場面の経緯、そこに描かれた天の河が象徴する意味の変化における島村の中の観念や美的世界、そして現実との葛藤とは──。作中やあとがきに補足された水上周辺の地を実際に訪ね歩いて川端の境地に思いを馳せていく。
  • ぼくは刑事です
    値引きあり
    3.6
    松川律は三十一歳の刑事で、シングルマザーの竹本澄音とつきあっている。澄音の五歳の娘・海音との距離も縮まり結婚を真剣に考えたところで、澄音から自分の父親には前科があると告げられて――。ラーメン店を経営する姉一家との交流や同期刑事とのやりとりなどを小気味よく織り交ぜながら、若き刑事の二年の月日を描く。スカイツリーの見える東京・下町で繰り広げられる心温まる人生の物語。
  • 化物園
    4.2
    「私は人ではありません。数百年を旅して回り、メンタマグルメに興じています」 公園の雑木林を狩り場に、人間のメダマを狙う《猫》。 かかわったものに呪いをかけ、どこまでも追いかける《蛇》。 甘言で家を乗っ取り、金だけさらっていく《狐》。 古今東西、人間の陰に生き、喰らい、時に育てる化物たち。 その醜くて愛おしい姿を、とくと、ご覧あれ! 醜悪、異様、狡猾、艶然――。 恒川光太郎が描く、身の毛もよだつ究極のホラー七篇!
  • 虚人たち 新版
    4.5
    同時に、しかも別々に誘拐された妻と娘の悲鳴がはるかに聞こえる。 自らが小説の登場人物であることを意識しつつ、主人公は必死に捜索するが……。 あらゆる表現上の実験が繰り広げられる前人未踏の長篇に、「「虚人たち」について」他エッセイ2篇と新規解説を収録。 著者が追究する超虚構文学の幕開けとなった記念碑的作品。 泉鏡花文学賞受賞。 〈解説 佐々木 敦〉 【目 次】 虚人たち エッセイ 「虚人たち」について 知の産業 ある編集者 解説 佐々木 敦
  • スクイッド荘の殺人
    3.5
    烏賊川市の有力企業社長・小峰三郎が鵜飼探偵事務所にやってきた。三郎は、クリスマスに宿泊するスクイッド荘に同行し、脅迫者から護衛してほしいと言う。断崖絶壁に建つスクイッド荘は大雪に見舞われ、今にも怪事件が起こりそう。鵜飼とその弟子・流平が酒と温泉にうつつを抜かしている間、脅迫者の計画は着実に進行していた! 大人気シリーズ、待望の長編!
  • 学園家族 自由の森日記
    -
    1巻990円 (税込)
    ここには「再生」の森【チカラ】があり、真【ココロ】の家族がいる。己の人生【みち】がわからなかった青年が、生きる意味と目標を見つけるまでの日々と、ようやく得た居場所で生きることに大いなる喜びを見出し成長していく様子を描いた自伝小説。「もう少しで訪れる『卒業』について、『時間よ止まれ、止まってくれ!』グラウンドを走りながら叫ぶしかなかった」(本文抜粋)
  • 昭和の名短篇 戦前篇
    4.0
    激動の昭和・戦前戦中期、作家たちはみずからの限界点を見つめながら、文学を愛する人たちの期待に応えようとした。そこから忘れがたい多くの名編が生まれた――。芥川龍之介から中島敦、織田作之助まで現代詩作家・荒川洋治が厳選した全十三篇を発表年代順に収録。解説では昭和の名長篇も紹介する。文庫オリジナル。〈編集・解説〉荒川洋治 【目次】 玄鶴山房/芥川龍之介 冬の日/梶井基次郎 橇/黒島伝治 風琴と魚の町/林芙美子 和解/徳田秋声 一昔/木山捷平 あにいもうと/室生犀星 馬喰の果て/伊藤整 満願/太宰治 久助君の話/新美南吉 コブタンネ/金史良 名人伝/中島敦 木の都/織田作之助
  • 老害の人
    3.7
    迷惑なの! と言われても。 昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。 そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。 双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。 彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。 「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。 『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾! 定年、終活、人生のあとしまつ……。 自分のこと、親のこと、いずれは誰もが直面する「老後」。 「最近の若い人は……」というぼやきが今や「これだから『老害』は」となってしまった時代。 内館節でさらなる深部に切り込む!
  • 文豪は鬼子と綴る
    値引きあり
    4.4
    「さあ、化物と鉢合わせといこうか」 謎だらけの変人作家×毒舌の少年助手 不揃いだからこそ補い合える二人が、博多の街を騒がす人食い化物の正体を追う大正あやかし事件簿! 時は大正十年。旧制中学に通う優等生・瀬戸春彦は編集者の父のお使いで、偏屈で有名な正体不明の大人気作家・香月蓮の原稿取りに行かされる。 香月は春彦の歯に衣着せぬ物言いや年の割に達観した性格を気に入り、小説のネタ探しの助手にする。 二人はさっそく町で噂になっている、託宣で人の死を予言するという歩き巫女の姉妹、人喰い化け物の仕業と噂される連続バラバラ殺人事件の真相を追いかける。 だが、それは恐ろしくも底知れぬ闇への入口だった。 見えてきた手がかりは、遊廓の遊女たちの怨念から生まれたという曰くつき呪具――太夫の左腕。 民俗学的な要素も満載、大正時代の博多を舞台に繰り広げられる耽美なホラーミステリ! くすんだ金髪に白い肌、鬼子として生を受けた少年、瀬戸春彦。 己の運命に縛られ屋敷に閉じ籠もり生きてきた謎の小説家、香月蓮。 己ではどうしよもない呪いを背負った者同士の運命的な出会い―― 「夜行堂奇譚」「四ツ山鬼談」の著者が放つ新たなバディ小説!
  • 無くした翼
    -
    1巻990円 (税込)
    「自分」というかたちのないものに向き合う年代でもある高校時代に「僕」はバスケ部の中でわりと上手い選手だった。それがいつしか力強さを失くしていた。常に自分を高めようと努力している女子バスケ部のエースからは「本当にそれでいいの?」とまで言われてしまう。チームであることと自分であることの両立という大きな目標を目指して新たな一歩を踏み出した「僕」は……。
  • 掌の読書会 島本理生と読む 田辺聖子
    3.3
    「感傷旅行」で芥川賞を受賞して以来、四十余年にわたって恋愛小説の名手として数多くの読者を虜にしてきた田辺聖子。 数百もの作品群の中から、時を経てなお色褪せない短編とエッセイを、作家・島本理生が選ぶ。 女の人生における様々な局面、一期一会の瞬間に生じる心の機微を色鮮やかに描き出した、今こそ読んでほしい贅沢な傑作選。
  • アリアドネの糸
    -
    1巻990円 (税込)
    大学のキャンパスで出会い、いまは社会人となった健之、剛、郷史、そして風香。恋人の死、セクシャルマイノリティ、歳の差を超えた想い、未来への漠然とした不安といった悩みを抱える彼らの青春がみずみずしく描かれる。愛するテセウスを迷宮から救ったアリアドネの糸のように、4人の友情がやさしく絡み合い、未来を引き寄せていく、読後爽やかな作品。
  • お祖母ちゃんと一緒
    -
    1巻990円 (税込)
    不幸自慢ならいくらでもしてやる! 『いい人』には到底なれないわたしが、積極的にやれるのは肉親の悪口だけだ。いや悪口じゃない、事実なのだから。報復だな。母はいくらでもしつこく執念深く、周りがうんざりしても、父とキミエの恨みを言い続けているし、父は死ぬまでだらしない生活と、屁理屈をほざいていた。なのに、わたしだけ言っちゃいけないなんて不公平でしょ?
  • どうなろうとこうなろたい
    -
    1巻990円 (税込)
    仕事をリタイアし、やっとゆっくり自分の時間が持てるようになるかと思ったところに、両親は他界、子どもは離婚と、なかなか心休まる日が訪れてくれない、真弓坂家の主である貴之。人生、そんなものかと思ったりもしながら、それぞれの人生、それぞれの幸せをどうやって見守っていくかを考える日々。「どうなろうとこうなろたい」……生前の母の口癖が、身に染みるようになった。
  • 伝言 過去から現在へ
    -
    1巻990円 (税込)
    人類がまだ文字を持たず、厳しい自然環境の中で生きていた頃、一人の女性が獣に襲われて亡くなる。夫と小さな息子は女性を祀る墓のようなものを作り、首飾りを納めた。数万年の時を経てその場所には今、とある高校の桜の樹が育っている。梶井基次郎の小説『桜の樹の下には』を読んだある男子が桜の樹の下を掘ったところ……過去と現在のつながりが生まれていく。
  • 根の島
    値引きあり
    4.0
    生物学的な男(メイル)が生まれなくなった近未来。 メイルは貴重な資源とされ、無生殖能力者(スュード)である鶫(ツグミ)は、 メイルの略奪者として働いていた―― 「スュードに生まれるのは悪いことなの? なぜ、こんな生き方を選んでしまったのだろう」 任務に背いてメイルを解放した鶫。 そのメイルを連れ、唯一メイルが生まれる太母市に潜入する。 そこで鶫が見たものとは―― === 決断したという自覚さえないままに、鶫は戦士になっていた。 なぜ、こんな生き方を選んでしまったのだろう。 およそ、この世に略奪者ほど卑しく汚い仕事はないのに。 あるいは、それだからこそだったのか。 スュードは何も生み出さない。 無意味で不毛な人生を送って虚しく死んでいくだけだ。 やりたいこともなりたいものも特に見つからなかった。 それとも、考えようともしなかったのか。 母親にさえ見捨てられる無価値な存在が 人生について真剣に思い悩んだところで何になる。 自分には人に蔑まれる仕事こそがふさわしいのだ。 ===
  • 虐待
    -
    1巻990円 (税込)
    格闘技好きの兄によって、幼い頃からその技の暴力の対象にされてきた弟の俺。虐待の事実を知りながら、兄を止められない母。親不適合者! 不満と怒りがつのる。大人になっても俺への二人の虐待はやむことはなく、傷ついた俺の心の痛みはさらに深まってゆく。さらに父親が癌で亡くなると、新たに第二の地獄が始まって……。著者自身の体験に基づいた異色の実録小説。
  • 瑠璃色の琥珀
    -
    1巻990円 (税込)
    生きた証を「琥珀」に閉じ込めて──。単身赴任で訪れ過ごした福井での日々。この星で年輪を重ねるという素晴らしい人生を、たしかにそこで僕は感じ取った。「人はこの世に生を受けてから、仲間と過ごした様々な『想い出』を、心の奥底に仕舞い込んでいる……その人にとってその『記憶』は大切な宝物になり、心の中で、永遠に残されている『琥珀』になっているに違いない」(本文より)
  • 逆行探偵 烏間壮吾の憂鬱な使命
    値引きあり
    3.5
    1~2巻990~1,045円 (税込)
    しがない私立探偵・烏間壮吾(からすましょうご)の足元に横たわっているのは、後頭部から血を流した自分自身だった。戸惑う壮吾のもとにやってきた、自分のことを「天使」と言い張るくたびれたサラリーマン風の男性と、「悪魔」と名乗る美しい女性。彼らの役目は、死んだ人間の魂を天国か地獄のどちらかに運ぶことらしいが、手違いにより壮吾はうっかり死んでしまったと明かされる。生き返る条件は、彼らの仕事である「魂の選別」の代行をすること。半ば強制的に仕事を手伝うことになった壮吾は、様々な事件に巻き込まれていく…。 新世代ホラーミステリーの旗手・阿泉来堂の新境地!
  • このままではハラノムシが治まらぬ
    -
    1巻990円 (税込)
    時は戦国時代、加賀門徒鎮圧のために織田信長は、越中国と越後国の国境に越横(えつおう)国をつくった。 だが、信長の時代は短く残された越横藩は、生き残りのために「針聞書」なる医学書をもとに新薬作りに取り組むこととなったのだ。この書には、病の元凶となる六十三種の腹の虫に関す事柄が明細に記されていた。 藩医広陵の努力の甲斐あり、新薬ができ上がろうとする間近に広陵の兄である売薬頭の伸介は、薩摩藩支藩の西南藩のお家騒動に巻き込まれてしまった。首尾よくいけば西南藩に販路を与えてもらえるという条件で引き受けた伸介は、腹の虫たちを使い無血でお家騒動を成功させたのだが、口封じのため無惨にも打首となってしまう。 「このままではハラノムシが治まらぬ」と言い残して。 手代の三郎は、伸介の仇を討つため、交配を繰り返し威力を増した「最強のハラノムシ」を携えて、西南藩に単独で乗り込むのだった。
  • 群馬が独立国になったってよ
    値引きあり
    -
    1巻990円 (税込)
    この本は、地域活性化を通した真の社会再生を目指すための物語です。展開されるのは、「群馬県が突然独立国になってしまった」ために起こったドタバタ悲劇、いえ喜劇なのです。 202X年X月X日、突然、群馬が独立国に! ――魅力がないなどと根拠のない誹謗を受けつづけるいわれはない。社会の格差は広がるばかり、政治は機能せず、衰退する一方の日本に未練はない、いっそ独立するべぇ、となった。大統領は公選で報酬は月15万、国会議員20人は「くじ引き」で選ばれた有償ボランティア、議会は夜間と土日、小さい国だからこそできる年金制度、食料自給率100%以上を標榜……では、その財源は? 日本はそれをだまってみているのか? 展開を乞うご期待
  • アレクサンドロスの決断
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    1巻990円 (税込)
    帝政ローマ時代の著述家プルタルコスが著した『対比列伝』(プルターク英雄伝)で実話として伝えられるアレクサンドロス大王のエピソードを軸に物語を組み立てた「アレクサンドロスの決断」(1986~87)と、フランス革命を舞台に実在した詩人アンドレ・シェニエの生き方などを描いた「革命の若き空」(1988~89)の2つの歴史青春小説を収録し、装いも新たに待望の発刊。 「アレクサンドロスの決断」−−生死をさまようアレクサンドロス。親友である侍医フィリッポスが薬を届けに駆けつける。フィリッポスが敵とつながっているとの報告を受けているアレクサンドロスに、薬を飲むべきか飲まぬべきかの決断が迫られる‥‥‥。青年大王アレクサンドロスと侍医フィリッポスとの友情、正義、幸福観をテーマに綴る。 「革命の若き空」−−反革命の烙印を押され、革命政府から追われる詩人アンドレ・シェニエと、画家を志す少年ルネの交流の物語。正義とは何か、人間とは何か、社会改革のあり方とは何か‥‥‥。若くして革命の渦中に散ったシェニエの、信念に殉じた生き方や、真実の革命のあり方がテーマになっている。 主に高校生向けに書かれた2つの小説には、未来の主役である青少年たちに〝心の宝〟を捧げたいとの作者の熱い思いが込められている。
  • ヒロシマへの旅
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    1巻990円 (税込)
    ヒロシマを見つめ直して、平和について考える「ヒロシマへの旅」(1986~87)と、サッカーを通じてスポーツマンシップの魂〝フェアな心〟を描いた「フィールドにそよぐ風」(1988~89)の2つの青春小説を収録し、装いも新たに待望の発刊。 「ヒロシマへの旅」−−宿命の嵐に苦悩する友人・中村君。どうすることもできない一城は、おばの八重子のいる広島へと向かう。広島城、縮景園、原爆ドームを回り、八重子から被爆体験と原爆をめぐる悲しい歴史が語られる。主人公の一城が夏休みに広島で学んだ、原爆の悲惨さ、命の尊さについて綴る。 「フィールドにそよぐ風」−−サッカー強豪校から転校してきた早乙女剣司は、紅白戦で、同級生の風間竜太に猛烈なタックルをかけ、大けがをさせてしまう。監督の島野先生は剣司に人間として大切な「フェアプレー」の精神を伝える。中学校のサッカー部を舞台に、そこで活躍する剣司と竜太をとおして、フェアに真に徹するとき発揮される人間の可能性と友情について描く。 主に中学生向けに書かれた2つの小説には、未来の主役である青少年たちに〝心の宝〟を捧げたいとの作者の熱い思いが込められている。
  • ヨダカの夜明け
    完結
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    ~あらすじ~ かつて人気歌手であったが今は没落し活動休止に追い込まれた“ヨダカ”は日銭稼ぎの路上ライブで売れないアイドル・“ヒカリ”に出会う。類稀なルックスに愛嬌、そして歌唱力を備えるがなぜか売れる兆しの無いヒカリ。そんなヒカリはヨダカに曲作りを依頼して…… さらにヨダカに近づく大人気アイドル・キラが現れ、さらなる波乱を巻き起こすことに!? 芸能界を舞台に【没落ネガティブ人気歌手】×【売れない光系キラキラアイドル】×【大人気闇系沼アイドル】のグチャどろ青春三角関係が始まる! ※本作はみやじの個人誌作品の電子書籍版となります。
  • 記憶の扉─「生い立ちの記」より 母、その九十六年の記録
    -
    1巻990円 (税込)
    自宅で母親の介護をしながら聞いた、母の生い立ちや強く印象に残っている思い出を「生い立ちの記」としてノートにとりまとめていた著者。母の生涯を知ることで自身のルーツを探ることになり、長年、母に対して抱き続けていた感情が介護をきっかけにほどけていった。一方の母は、己の生涯を語ることによって、愛する養母の生きた証を伝えたのかもしれない。本書は母娘三代の軌跡を綴った作品とも言える。
  • 母の唄
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    1巻990円 (税込)
    母親の記憶の中から息子である自分の名前が消え始めた頃に、それまでの親不孝を顧みて、母親の人生とは何だったのかと問い始めた。幼少の頃の思い出や、親族の語る母親の過去を拾い集め、息子として見ていた母親ではなく、一人の人間としての姿を描き出していく。苦労の連続だった母親の実相が淡々とした描写の中に立ち上がっていく展開は、親子の間に生まれる初めての物語でもある。
  • わたしの宝物(上)
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    毎話放送するたびにXで関連ワードが複数トレンド入りする大反響!!(フジテレビ調べ) 見逃し配信の累計再生数が639万回突破!(※2024年10月28日時点) ほかの男性との子を夫の子と偽って生み育てる「托卵」をテーマに、衝撃の展開が続出! 松本若菜、田中 圭、深澤辰哉 出演で話題沸騰のフジテレビ系木曜10時ドラマを完全ノベライズ! 神崎美羽、37歳。かつては働いていたが、夫・宏樹の希望もあり、今は専業主婦をしている。しかし、多忙な宏樹との愛はすでに冷め切っており、モラハラまがいの厳しい言葉を浴びせられる日々に耐えつづけていた。そんな時、美羽はかつて密かに思っていた幼なじみ・冬月稜と偶然再会する。「彼が救いにきてくれた……」。そう感じた美羽は、宏樹のある行動をきっかけに冬月と一夜を共にし、彼の子を宿す。ほかの男性との子を、夫に偽り生み育てる――。この「托卵」という禁断の決断が、美羽、宏樹、冬月の3人の運命を激しく狂わせていく……。
  • 続 存亡〈新装版〉
    4.0
    =============== 充分に「あり得る危機」を 超リアルに描く国防サスペンス! =============== F35‣B 全機発艦せよ! 弱気政府が遂に 空母『かが』に出撃命令を 僻地に上陸した謎の集団と激突、 次々と負傷の海自精鋭部隊。 その孤島が突如通信を途絶。 有事と見た防衛トップは 海自対テロ部隊に発令。 隊指揮の和蔵海尉は現地で戦慄、 彼が見たのは 『赤色国家』大部隊だった!  和蔵島上陸の謎の学者。 不審死の刑事。 これら事件は全て 孤島占領計画だった。 赤色国家の宣戦を砕けるか!  圧倒的不利の中、 和蔵部隊は激烈な白兵戦に挑む!  孤島防衛に警鐘を鳴らす 国防サスペンス第二弾!
  • ヅォンディム(終点) ~喪失者の島
    値引きあり
    -
    カジノで働く仮面の女、ファントム。 そこに現れた組長の愛人、知奈と、その組長の娘、死体から生まれたユウ。 仮面で隠した醜貌の秘密。 激しくぶつかる復讐心と憎悪。 ファントムと知奈の思いの行方は―― ================= 忌々しい記憶を追い払う。仮面の下が痛む。 ファントムはうっかり爪を噛まないように両手を握りしめ、 今度こそ知奈に気に入られるように笑った。 「本当も何も、これが私ですよ。 私は『ジャンケットのファントム』です。 つまらない名前よりも、ファントムの方がこの島じゃ相応しいでしょう?」 …… 恐る恐る宙に浮かせていた手を、知奈の身体に添わせた。 彼女が側にいるだけで、こんなにも安らぐのはなぜだろう。 …… ユウが知奈と自分にとっての疫病神なのは間違いなかった。 この悪縁を断ち、解放されなくてはいけなかった―― 「死に腐れ! お前の思い通りになるかよッ」 ================= 傷ついた者たちの魂が交錯する、 壮絶な“家族”の寓話!
  • お稲の昭和 不器用な物語
    -
    1巻990円 (税込)
    田舎を出て自立したいと上京し、勤労学生から看護婦養成所へ。看護婦として帝大病院の外科や産婦人科を担当したあと、桐生市の病院で新生活を始めた。結婚、出産し、家庭は充実したが、日本が戦争へと突き進んでいく時代だった。そして、夫に召集令状が……。進歩的でマイペースに大正から昭和の時代を生きた稲。その生涯を、時代背景と、稲の人生の出来事を織り交ぜながら描く。
  • 行方不明のボク
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    1巻990円 (税込)
    自閉症というひと括りの言い方では掴めない実態を、著者独特の表現で、時に哲学的に、時にユーモアを交えて描いていく。「脳内が行方不明状態」「この子のプロになればいい」「体はそこにあるけれど理解できるような心はそこにない状態は不存在である」などといった言葉で著者から見た子どもの姿が解き明かされる。苦悩を超えた視点から「自閉症」を描いている点が異色。
  • 未完のまゝでも構わない
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    1巻990円 (税込)
    80歳を超えてもバイタリティー溢れる女性の生き様を描いた小説『夢の中まで』の続編。前作で、生き甲斐について考える交流会“未来の会”を発足した主人公・桐生美奈子。大切な人との死別、若者との出会い、突然の病……、美奈子は悲喜こもごもの人生を慈しみながら、新しいことにチャレンジし、なおたくましく前向きに生きていきます。人生100年時代、美奈子から元気と勇気をもらえる一冊です。
  • 月の光の届く距離
    3.9
    真面目な女子高生・美優は予期しない妊娠をしてしまう。堕胎するにはすでに遅く、福祉の手によって奥多摩にあるゲストハウス「グリーンゲイブルズ」に預けられる。そこでは明良と華南子という兄妹が、事情を抱えた子供たちの里親となって、高齢の母・類子と暮らしていた。貧困、虐待など厳しい背景を持つ里子たちを育てる彼らにもまた、絶望の淵に立たされた厳しい過去があった。家族のあり方を問う話題の長編ミステリー。
  • 居酒屋わかば
    -
    1巻990円 (税込)
    「変わらない味は、その時の思い出を誘う。……飲みたい時の酒がある、飲みたくない酒もある。ここ居酒屋わかばには、失った温かみを感じられる席がある。切なさをほどいてくれる酒がある」(本文より)。このお店は、家に持って帰れない話を置いていく所。飲んで話して元気もらって──。お店に集う人々の生き様と心に秘めた思いを、やさしく包み込むようなヒューマン小説。
  • 水底のスピカ
    4.6
    1巻990円 (税込)
    容姿端麗で頭脳明晰な転校生・汐谷美令は、白麗高校中から注目を集めるが、些細な事からクラスで孤立してしまう。 最初の友達で孤高を演じる松島和奈、美令が孤立する原因を作った城之内更紗。 それぞれに秘密を抱えながらも、深く関わっていゆく三人の濃密な一年の軌跡を描く。 アンジェリーナ1/3との対談を収録。〈解説〉中江有里

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