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  • モーニング 2024年21・22号 [2024年4月25日発売]
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    ◎『ふたりソロキャンプ』は17巻発売記念! 巻頭カラー記事「『ふたりソロキャンプ』流 キャンプマスターへの道!!! 焚き火編」付き! キャンプを終えて、それぞれの親友と語り合う厳と雫。話題の中心はやっぱり○○話で…!? 『だんドーン』は表紙で登場! 薩摩の、幕末の四大人斬りといえば…? 日本警察の父とその人斬りは、かつて友だった。 ◎『サラリーマンZ』は巻中カラーで登場! 先陣を切る桐谷班、オフィス移転の攻略法とは――!! ※作品ラインナップは、紙の「モーニング」に準拠しておりますが、一部、異なる場合があります。
  • 文藝春秋2024年5月号
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    ■■■緊急特集 都知事の「ウラの顔」■■■ ◎小池百合子都知事 元側近の爆弾告発 小島敏郎(元都民ファーストの会事務総長・弁護士) 「私は学歴詐称工作に加担してしまった」 ◎カイロで共に暮らした友への手紙 北原百代 百合子さん、あなたが落第して大学を去ったことを私は知っている── ◎コロナワクチン後遺症 読者の疑問に答える 福島雅典(京都大学名誉教授) ◎大座談会 昭和海軍に見る日本型エリート 保阪正康/河野克俊/戸高一成/新浪剛史/楠木建 ◎特捜部はなぜ五人衆を逮捕できないか 五十嵐紀男(元東京地検特捜部長) ◎プーチン新政権の「影の軍団」小泉悠×長谷川雄之 ◎トランプ前大統領は気配りもできる 杉山晋輔(元駐米大使) ◎短期集中連載4  駐中国大使、かく戦えり 原発処理水「情報戦」の真相 垂秀夫 ◎訂正できない日本共産党 東浩紀×松竹伸幸 ◎五大商社を鍛えた失敗の歴史 秋場大輔 ◎伝説のサラリーマン投資家が明かす個人資産800億円の投資術 清原達郎 ◎東大教授の「尊厳死」提言 あなたはどう死にたいですか 佐倉統 ◎カラダの不調スッキリ 室伏流4つのメソッド 室伏広治(スポーツ庁長官) ◎令和Z世代はなぜ働かないのか 麻布競馬場 佐藤優 ◎皇居の新博物館で宝物を探そう 磯田道史 島谷弘幸 ◎アカデミー賞なんて夢みたい 本田雄 ◎松本幸四郎インタビュー 叔父吉右衛門の煙草入れ 【連載】 ◎新連載 地図を持たない旅人 大栗博司 ◎お笑い社長繁盛記4 太田光代 ◎ムーンサルトは寝て待て10 内館牧子 ◎記者は天国に行けない28 清武英利 ◎有働由美子対談64 万城目学(作家) ◎小説 病葉草紙 京極夏彦

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  • comic RiSky(リスキー)毒親増殖中 Vol.62
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    <特集>毒親増殖中 ◆表紙イラスト・宮崎摩耶 <作品ラインナップ&あらすじ> ◆飯星シンヤ[復讐チャンネル ウラミン ~公開処刑ナマ配信中~] 「あの女だけは絶対に許さない…!」いじめられっこの少女は今やチャンネル登録者数300万人超えのVtuberに!? ◆遷田膿[灰色人間生活] 「全部おれが悪いんだ……」狭いアパートの一室で止まぬ暴力を受け続ける少年・麻白。変わることなんてない、灰色の生活――。 ◆漫画:可惜夜季央/原案:小野一光[震災風俗嬢] 「人肌に触れないと正気でいられない……」東日本大震災で被災した風俗嬢と客、他人同士だけど、互いに肌を合わせなければ、受け止められない絶望があった――! ◆原作:鈴木おさむ/漫画:こにし真樹子[インフル怨サー。 ~顔を焼かれた私が復讐を誓った日~] 「私が…インフルエンサーに……?」人気インフルエンサーたちの美醜マウントバトル!! ◆成瀬たくや[毒親介護 新興宗教にハマった母がやっと死にました\(^o^)/] BN教の妄信的信者となった母の恐怖洗脳により奴隷となりながらも、その毒母を介護することになったヤングケアラーの実録ストーリー! ◆カワディMAX[娘、配信します。~子供を晒す毒親たち~] ネグレクト、家庭不和、子供へのパワハラ! 渡る世間は毒親ばかり!? 動画配信が身近になった令和の子供たちに危機が迫る!!
  • リバーベッド(1)
    完結
    3.0
    全4巻759~836円 (税込)
    10万円で人が死ぬ街で、生き抜け! 中学生の溺死事件が相次ぐ街、川淵。 父とこの地に住むこととなったゲームだけが取り柄の少年、流星。 不良グループに絡め取られるように、死者が出た河岸へ導かれーー。 13歳のサバイバル、開幕!
  • パンとサーカス
    値引きあり
    4.1
    1巻1,303円 (税込)
    政治的関心を失った民衆には、食料(パン)と見世物(サーカス)を与えておけば支配は容易い。 戦争、犯罪、天災、疫病――どれもがサーカスとなる。 ヤクザの二代目、右翼のフィクサー、内部告発者、ホームレス詩人…… 世直しか、テロリズムか? 諦めの横溢する日本で、 いざ、サーカスの幕が上がる! 「私の暴走にどうかお付き合いください」 ――島田雅彦 不正隠蔽の犠牲となった父親の復讐を果たすため、CIAエージェントになった男は、 日・米両政府の表と裏を巧みに欺き、いつしか日本国民の仇をとる。
  • 小説作法XYZ―作家になるための秘伝―(新潮選書)
    5.0
    《コトバを生業とする者たちが積み上げて来た文学的叡智がどれだけ人類に貢献して来たか》40年間の作家生活を経て、改めて「知性」の意味を捉え直した時、新たなる小説作法が誕生する。46箇条の「超絶技巧エチュード」は必見。当代を代表する書き手がプロフェッショナルになる道筋をすべて明かした文芸創作の『五輪書』!
  • 君が異端だった頃
    4.0
    「オレは必ず小説家になり、空回りと空騒ぎに終始した恥ずべき高校時代を全て書き換えてやる」と誓った高校時代。「英語とロシア語両方できれば、世界の美女の半分に自分の思いを伝えられる」とロシア語漬けの大学時代。ソビエト留学中に知り合った男性に、小説を持ち込むことを勧められ、『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビュー後、芥川賞候補になるも、その後5回も落選するとは想像もしなかった。そして、昭和の文豪たちに振り回される日々が始まり……。孤独な幼年期や若き日の煩悶、文豪たちとの愛憎劇や禁断の女性関係までを赤裸々に描く、自伝的青春私小説。第71回読売文学賞小説賞受賞作。
  • カタストロフ・マニア(新潮文庫)
    3.0
    治験のアルバイトに参加したミロク(26)が病院で目を覚ますと、地上から人の姿が消えていた――。コロナ質量放出が地球規模の大停電を引き起こし、ライフライン停止、原発危機、新型ウイルスによる感染症の蔓延が同時発生。あっというまに近代文明は失われ、人工知能が新世界の構築を推進している。人類はこのまま滅びゆくしかないのか? 前代未聞の大淘汰に、一人のゲーマーが立ち向かう。宮内悠介氏との刊行記念対談も収録。(解説・小島秀夫、どぶろっく 江口直人、ゴールデンボンバー 歌広場淳、吉川浩満)
  • アメリカ政治講義
    4.7
    アメリカの時事問題の情報はますます増えているが、政治や社会の基本的な特徴や事実を踏まえていない論評も多く見られる。そこで、アメリカ政治を初学者にもわかりやすい形で、特定の視角や事例のみに依拠することなく、歴史、制度、文化、国際比較などの多様な視点から多角的に考察。長期的なアメリカの民主政治の考え方を重点的に解説する。さらに、単に政治過程について説明するだけではなく、デモクラシー論における規範的評価をも交えた、アメリカ政治入門書の決定版。
  • 一度死んでみますか? 漫談・メメントモリ
    3.7
    「死は絶対に経験できないけれど、だからこそ人は死に近づく経験にひかれている」と語る実力派作家と、「ぼくは臆病で、死ぬのがすごく恐いんですよ」と告白する人気漫画家による、異色のバラエティー対談。「メメントモリ」(死を忘れるな)という思いを基調に、ざっくばらんに世相を斬る。日本人の良識が壊れて、親殺し、子殺しがニュースに流れつづける現在、私たちはどのように未来を考えればいいのだろうか? なぜ人は死に近づきたがるのだろうか? 一方で、ケータイ、病気、子育て、ニート、韓流ブーム、セクハラ、ボランティア、お金、名誉、徳、さらには政治家、戦争、ナショナリズム……身のまわりのヒト、モノ、コトに対する二人の温かくて冷徹な言葉が、思わぬところで読者の視野を大きく広げてくれる。(イラスト、漫画:しりあがり寿)
  • 移民大国アメリカ
    3.5
    世界最大の移民国アメリカは、いま大きな危機を迎えている。一九九〇年代以降、中南米出身の移民が急増し、現在一〇〇〇万人を超える不法移民がいる。多くの移民の支持を得たオバマ大統領は、五〇〇万人を超える不法移民に合法的地位を与えた。建国以来、移民の国であることに誇りを持ってきた米国人の間で、不法移民批判が高まりつつある。米国の移民政策はどこに向かうのか。日本はどう対応すべきなのか。気鋭の政治学者が、移民問題を切り口に米国社会を鮮やかに分析する。
  • 科学の知恵 怒りを鎮める うまく謝る
    4.5
    ビジネス、家庭を円滑にするためのヒントが満載!「電車が遅れていました。申し訳ありません」「遅れて申し訳ありません。電車が遅れていました」――どちらが適切な謝罪? 怒った時には、寝転べば怒りが収まる!? 関係を修復するうえで「謝罪」よりも必要なことは?知っていると役に立つ、怒り、謝罪、仕返し、赦しにまつわる最新サイエンス!
  • 格差と分断のアメリカ(東京堂出版)
    4.3
    1巻2,200円 (税込)
    民主主義と自由を象徴する国アメリカが迷走している。頻発する銃乱射事件、差別主義者による移民排斥の動き、社会の分断、富の偏在など現在見られる様々な現象は、2017年にトランプが大統領に就任したことに起因していると思われがちだが、こういった問題はそれ以前からずっと存在していたものだと著者は言う。本書では、時事的なテーマを取り上げながらアメリカ政治・社会のしくみを解説する。トランプが「国境の壁」建設予算案を議会で押し通そうとしたとき、なぜ政府機関は封鎖してしまったのか。大統領の権限はどれくらい強大なのか? また、宗教はどれくらい政治に影響をもつのか。メディアと政治の関係は? 銃問題の背景とは? そして、格差と分断が広がるアメリカ社会の現実とは。こういったテーマについて、データも用いながら一つひとつ、丁寧に読み解く。アメリカという国の全体像を理解するための絶好の書。
  • 佳人の奇遇
    3.7
    最後のページを閉じたとき『ドン・ジョヴァンニ』の魔法があなたを美人に変えている。島田雅彦がおくる、問題だらけの大人の恋愛喜劇(ラブストーリー)――超問題児の天才テノール歌手・辻アンドレ、そのにわかマネージャーで元ナンバー2ホステスのまどか、現代最高の指揮者で絶倫のマエストロ、初恋の男性に偶然再会したOL・春香……。今宵コンサートホールに集う人々に、『ドン・ジョヴァンニ』の旋律が幸福の魔法をかける。軽妙な筆致でつづられる、大人の恋愛喜劇!
  • 家族不適応殺 新幹線無差別殺傷犯、小島一朗の実像
    4.3
    国家に親代わりを求めた男。 法廷で無期懲役に万歳三唱をし、殺人犯なのに刑務所で生存権を主張し続ける犯人・小島一朗。 誰も踏み込まなかったその内面に、異端の写真家が迫る。全真相解明、驚愕の事件ルポ! 犯人はいったい何者なのか? ――――― 【新幹線無差別殺傷事件】 2018年6月9日、走行中の東海道新幹線の車内で男女3人が襲われ、2名が重軽傷、男性が死亡した。「刑務所に入りたい」という動機だったため、一審で無期懲役となった際に小島一朗は法廷で万歳三唱をした。控訴せず20年1月に刑が確定。小島は刑務所内で生存権を主張し続けている。 ――― 2008年以降の無差別殺人事件の犯人は前科前歴なし、両親は揃っており、貧困家庭でもなく友人関係に問題もない、「普通」の者が多い。 だが、「死刑になるため」「刑務所に入るため」と彼らは犯行に及ぶ。 約3年にわたる取材で理解不能な動機、思考を浮き彫りにする驚愕のルポ! 【目次】 序章 鞘――刑務所に入る夢を叶えた男  第一章 心――写真家が人殺しに興味を持つ理由 第二章 偏――歩み寄る難しさ 第三章 記――「むしゃくしゃしてやった、誰でもよかった」の真相 第四章 凶――餓死することを止め、生きる選択をした 第五章 会――アクリル板越しの作り笑顔 第六章 家――浮かび上がる“いい子” 第七章 迷――食い違う家族の言い分 第八章 裁――真実が語られない虚無な裁判 第九章 答――刑務所でしか手に入らないもの 第十章 辿――犯行時のシミュレーションから感じること 最終章 刑――自傷行為を通して得られる愛 あとがき 主要参考文献一覧
  • 簡潔で心揺さぶる文章作法 SNS時代の自己表現レッスン
    3.0
    ツイッター、ブログなどSNS全盛時代に求められる美しい表現とは何か。 短編小説の名手でもある著者が、ときに古今東西の名著を引き合いに出しながら名文の書き方を教える。 大学での講義をまとめた現代文章読本。 芥川賞選考委員で現代文学の旗手、文壇の貴公子・島田雅彦が、古今東西の名著から豊富な事例を引き合いに出し、「人に伝わりやすい短文の作り方」をアドバイス。 大学教授としてSNS世代の若者と接している経験も生かし、現代人に役立つ短い文章のテクニックをアドバイス。 教授を務める法政大学の授業「メディア表現ワークショップ」を基に書いたSNS時代の文章読本。
  • 究極のアコギ・トレーニング・バイブル 正しい演奏基盤が身につく毎日コツコツ練習帳
    値引きあり
    -
    1巻1,045円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本当に役立つ楽器トレーニング方法が満載された究極の1冊! アコースティック・ギター用トレーニング教本の決定版が完成しました。写真や譜面に書き込まれた注釈など、すべてが見やすく理解しやすいオールカラーです。トレーニングは「1日1テーマ」というようにコツコツと取り組みやすい2ページ1セット方式を採用。付録音源の模範演奏で実際の音を確認、各トレーニングに用意された基礎&強化の2種類のメニューをこなしていくことで、着実にあなたの演奏能力は上達していきます。しっかりと目標のレベルに近づいていく満足感が得られる本書により、音楽生活が充実すること間違いなし! バイブルの名にふさわしい最高のトレーニング・アイテムです。 *この電子書籍に対応した全音源は、リットーミュージックのウェブサイト(http://www.rittor-music.co.jp/e/furoku/)から無料でダウンロードできます。
  • 凶暴老人~認知科学が解明する「老い」の正体~(小学館新書)
    4.3
    キレる高齢者の脳のメカニズムを解き明かす。  駅やコンビニなどでやたらと駅員や乗客、そして店員を怒鳴りつけている高齢者が目立つ。こと暴行犯に限っては右肩上がりで増え続け、平成8年に比べて20倍もの逮捕者が出る始末だ。しかも、こうした「キレる高齢者」というのは、日本だけに見られる傾向であり、世界ではそのようなことはない。欧米では年齢を重ねるごとに幸福度が増すという研究結果があるにもかかわらずだ。  一般的には、男性ホルモンであるテストステロンがピークになる20歳前後がもっとも暴力的になり、他人に暴言を吐いたり、暴力を振るったりするのが普通なのだ。いったいなぜ、日本だけにこのようなお年寄りが増えたのだろうか。  もちろん、孤独や貧困といった外的要因があるのは事実だろう。しかし、本書では認知科学という研究分野から多くの実証実験を重ねて、「キレる高齢者」になりやすい脳のメカニズムを解き明かす。同時に精神的にも追い込まれていく高齢者を取り巻く日本の課題についても言及する。  高齢者にとっての3大不安要素は「カネ・健康・孤独」と言われる。そのあたりも本書を読めば、謎が解けるはずだ。
  • 虚人の星
    3.6
    外交官から首相秘書に抜擢された新一は、七つの別人格に苦しむスパイでもあった。その新一が仕える世襲総理松平定男は、凡庸な極右との前評判を覆し、米大統領をも黙らせる名演説で世間の度肝を抜く。しかし彼の内部にも奇妙な変化が現れて……。二重スパイと暴走総理は日本の破滅を食い止められるのか?
  • 偽作家のリアル・ライフ
    -
    注目される作家の20代の頃の第一エッセイ集――1961年生まれの著者のデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」創造の秘密。1961年生まれの著者の衝撃的なデビュー作品『優しいサヨクのための嬉遊曲』の創造の秘密。青くささを唯一の拠り所にする「怖るべき子供」島田雅彦の、きらめく才気をあますところなく伝える第一エッセイ集。「日本のおじさんやおばさんは醜い! 勝手に遊ぶ少年少女は美しい! 世界は美しい者たちのためにある」
  • 食いものの恨み
    3.0
    脳天を貫く美味! 胃袋を甘やかせ! ――内臓もあますところなく使い切ってアンコウのドブ汁をこしらえ、書庫を沖縄の墓室に見立てて泡盛を育て、最高級奈良漬を食べ終えた床でパパイヤを漬ける……。名古屋の味噌蔵から韓国、インド、屋久島、厳寒の東北まで足を運び、中国のエピキュリアンのように、あらゆる食を味わい尽くす。痛快グルマン・エッセイ!
  • 空想居酒屋
    3.3
    そこに酒があり、ドリンカーがいれば、即酒場。 コロナ禍で外食産業の大手チェーンが大打撃を受ける一方、デリバリーを軸としたゴーストレストランが増えてきている。 ポスト・コロナの飲食店はどうなってしまうのだろうか。 そんな中、国内外の酒場をハシゴして40年、包丁を握って35年の「文壇一の酒呑み&料理人」が、ついに理想の居酒屋“masatti”を開店した??? 芥川賞最多落選の芥川賞選考委員が放つ、気宇壮大かつ抱腹絶倒の食エッセイ!(レシピ&カラーページ付) 〈目次〉 1.マッコリタウンの夜 2.「離れ」としての居酒屋 3.臨時居酒屋の極意 4.「揚げ物王」はどれだ? 5.屋台というハッピー・プレイス 6.豆腐と卵 7.空想「鍋フェス」 8.空想居酒屋の「炊き出し」 9.魅惑の寿司屋台 10.健康度外視珍味偏愛 11.鰻 12.コロナ時代の食 13.免疫向上メニュー 14.ポスト・コロナの飲食店の行方 15.闇市メニュー 16.奇想料理とベジ呑み 17.スープで呑む 18.世界の屋台に立つ 19.「何処でも居酒屋」開店 20.歓迎光臨 天ぷらMasatti
  • 傾国子女
    3.5
    奇跡の美貌を持つ女 vs. 世の中を悪くする男たち 常に男達の争いの的になる「災いの女」でありながら、貪欲に幸せを追い求めた白草千春――。絶妙の女一人語りによる現代版・好色一代女。
  • 好色一代男
    3.0
    生涯で戯れた女性は三七四二人、男性は七二五人。伝説の色好み・世之介の一生を描いた、井原西鶴「好色一代男」。破天荒な男たちの物語が、島田雅彦の現代語訳によってよみがえる!
  • 好色一代男/雨月物語/通言総籬/春色梅児誉美
    4.0
    江戸、そして大坂――百花繚乱に咲き誇った、17世紀から19世紀の江戸期の文学。井原西鶴・上田秋成・山東京伝・為永春水の、粋で美しく鮮やかな四作をすべて全訳・新訳で収録。 解説=池澤夏樹 解題=佐藤至子 月報=田中優子・宮部みゆき
  • 心と現実 私と世界をつなぐプロジェクションの認知科学
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    なぜある人にとっては何の変哲もないモノが、別のある人には感情を揺さぶる特別な存在になるのか。なぜパントマイムでは、壁や障害物が実際にあるかのように見えるのか。これらの問題に答えるのが「プロジェクション(投射)」の認知科学だ。世界を見る時、私たちは心で生成されるイメージを無意識のうちに現実の存在に投射し、重ね合わせて見ている。この心と現実の世界をつなげる「プロジェクション」の概念が、人間の心をめぐる数々の謎を解き明かしつつある。最新の研究成果から人間の本質に迫る知的興奮の一冊。
  • 孤独と怒りに社会は軋む
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 (目次より) ●〔対談〕暴走する心のメカニズム ネガティブ感情はどこから来てどこへ行くのか 中野信子×木原祐健 ●人に迷惑をかけたくない…… 都市に沈みゆく声なき孤立者たち 石田光規 ●〔対談〕格差拡大、少子高齢化、巨額の財政赤字 分断と貧困が進む日本社会「三重苦」からの打開策は? 湯浅 誠×田中拓道 ●孤独・孤立対策担当大臣に聞く 喫緊の課題に、大胆に対応する 坂本哲志 ●関心競う経済に振り回されるメディアと私たち 「非実在型炎上」は何を示すのか 鳥海不二夫 ●「キャンセル」が飛び交う不寛容な国・アメリカ フランシス・フクヤマ/聞き手:会田弘継 ●犯人は「一人で死ね」ばいいのか? 暴発型事件の背後に横たわるもの 磯部 涼 ●〔対談〕ひきこもると意欲が低下する 「コロナうつ」と「欲望」の関係 斎藤 環×佐藤 優
  • 作家と楽しむ古典 好色一代男 曾根崎心中 菅原伝授手習鑑 仮名手本忠臣蔵 春色梅児誉美
    3.0
    古典を平易にわかりやすく。「池澤夏樹=個人編集 日本文学全集」の古典新訳で活躍した作家たちによる古典講義。人気シリーズの第三弾は江戸のベストセラーと三大浄瑠璃を軽やかに紹介。
  • 散歩哲学 よく歩き、よく考える
    4.5
    人類史は歩行の歴史であり、カントや荷風ら古今東西の思想家・文学者も散歩を愛した。毎日が退屈なら、自由を謳歌したいなら、インスピレーションを得たいなら、ほっつき歩こう。新橋の角打ちから屋久島の超自然、ヴェネチアの魚市場まで歩き綴る徘徊エッセイ
  • 「死刑になりたくて、他人を殺しました」 無差別殺傷犯の論理
    4.2
    死刑という「安息」── なぜ人を殺すことでしか、彼らの思いは遂げられなかったのか。 「死刑になるため」、「無期懲役になるため」と、 通り魔を行い、放火をし、見ず知らずの人を傷つける凶悪犯が後を絶えない。 彼らはなぜ、計画を実行し犯罪をおかすことができたのか。 我々と、あるいは彼らと同じ境遇にいる人々と、何か違うのか。 本各界の研究者、彼らを救済する人びとに上記の問いを投げかけ、 そのインタビューの中から「彼ら」の真の姿、そして求めているものを探る、ルポルタージュ。 【取材者】 秋葉原無差別殺傷事件犯人 加藤智大の友人 大友秀逸氏 宅間守・宮崎勤らの精神鑑定士 長谷川博一氏 東京拘置所・死刑囚の教誨師 ハビエル・ガラルダ氏 永山則夫の元身柄引受人候補 市原みちえ氏 10代少女毒物殺人事件 支援者 阿部恭子氏 元刑務官 坂本敏夫氏 など 【目次】 第一章 加害者家族を救う人  阿部恭子  NPO法人World Open Heart理事長 第二章 自殺と他殺を受け止める人  大友秀逸  「秋葉原無差別殺傷事件」犯人 加藤智大の友人 第三章 死刑囚に寄り添う人  ハビエル・ガラルダ  教誨師 第四章 「傷つけたい」思いと対話する人  長谷川博一  こころぎふ臨床心理センター センター長 第五章 「生きづらさ」に向き合う人  大石怜奈・石神貴之  学生団体YouthLINKメンバー・OB 第六章 「死刑になりたい」殺人犯を支え続けた人  市原みちえ  「いのちのギャラリー」管理人 第七章 家族と嗜癖から人間を見る人  斎藤学  家族機能研究所・精神科医 第八章 社会と犯罪の関係を研究する人  岡邊健  京都大学大学院教育学研究科 教授 第九章 死刑を執行する人  坂本敏夫  元刑務官 あとがき
  • 島田雅彦芥川賞落選作全集上
    4.0
    1~2巻1,100円 (税込)
    デビューからわずか四年で、芥川賞に六回ノミネートされ、六回落選した現・芥川賞選考委員島田雅彦の華麗なる落選の軌跡にして初期傑作集。大学在学中に発表された鮮烈なデビュー作「優しいサヨクのための嬉遊曲」のほか、「亡命旅行者は叫び呟く」「夢遊王国のための音楽」を収録。作家生活三十周年記念企画。

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  • カオスの娘 呪術探偵ナルコ
    3.8
    シャーマンの血を受け継ぎ、予知能力を持つ少年ナルヒコ。死んだ祖母の故郷・網走の原野でシャーマンの修行を受けたナルヒコは、夢の中で一人の少女と出会った。記憶を無くした少女は、自分を監禁していた男を殺し、逃亡先で次々と殺人を重ねている。ナルヒコは彼女を助けるべく、東京に戻るが……。シャーマン探偵は、破滅に憑かれた“カオスの娘”を救えるのか。スピリチュアル・ミステリー。
  • 小説作法ABC(新潮選書)
    3.8
    人は誰でもストーリーテラーになる。「物語る能力」を最大限に生かすための基本的技術とは何か? 一行目をどう書き始めるか、自分の無意識など信じるな、一〇〇字あらすじ企画書法、プロの証は原稿料……最前線の現役作家がすべてを投入して語り尽くした「小説の教科書」。蓮實重彦氏も「21世紀の『小説神髄』」と推薦!
  • 人類最年長
    4.0
    1巻1,629円 (税込)
    江戸が東京になって、日露戦争、関東大震災、東京大空襲、そして平成の終わりまで、たったひとりで生き抜いた男がいた。 男は1861年3月13日、横浜で生まれた。 とても成長の遅い子どもで、3歳になるまでまともに歩けず、ゆっくりと時間をかけて成長してからは、人並みに結婚もした。 何度も死に損なったけれど、それなりに人生を楽しんで、あらゆるものを見てきた。 五千円札の女と懇意になったり、朝鮮人狩りから少女を救ったり、ヤミ市の少年たちに自活の道を施したり、不死化細胞の研究に協力させられたり、数奇な運命とともに生きた。 この男、159年にも及ぶ人生最後の望みとは? 30歳の女性看護師に何を託すのか。 さあ、夢見るようなタイムスリップが始まる! 文壇の鬼才が世に問う、圧倒的なイマジネーションと構築力による衝撃の書。
  • 筋金入りのヘタレになれ
    3.0
    「人類不要の時代をどう生き延びるか?」 文豪・島田雅彦が炎上を恐れず語る 人生の嗜み方 人間だけが持っていると思われていた創造性も、 人工知能によって代行される時代が巡って来た。 人間界ではわりとヘタレや敗者も生き延びてこられたのだが、 人工知能が進化論の原則をよりシビアに踏襲するとしたら、 それこそ血も涙もない淘汰を行うだろう。 長い年月をかけて、思想や哲学を通じて考察されて来た 人間の条件がこの先、大きく変わる。人間はこのまま奴隷か、 動物園の動物のようになってゆくと思われるが、 その前に人間を人間たらしめている理性と狂気について、 今一度考えてみるのも一興かと思い、本書を出すことにした。 愚行、虚栄心、性欲、破壊衝動、嫉妬……ビジネス書では ほとんど扱われないテーマばかりを選び、 酒場で放談する形式を取った。 民主主義崩壊前夜にあっては、酒場の放談こそが、検閲もなく、 最も言論の自由を行使でき、ヘタレが一番輝く場だからである。 炎上は避けられないだろうが、死なない程度に地雷を踏むのは 武勇伝ネタを積み上げたいヘタレのプライドの現れなので、 どうか温かく見守ってやってください。
  • スノードロップ
    3.8
    1巻1,760円 (税込)
    「あなたは考えたことがありますか? 自分がラストエンペラーになるかもしれないって」――私は東京の空虚な中心に広がる森に住む憂いの皇后。ハンドルネームはスノードロップ。花言葉は「希望」「慰め」。腐敗した泥舟政権は国民を国家に奉仕させる倒錯を繰り返す。さあ、「ダークネット」を駆使し、「令和の改新」を実行すべし!
  • スーパーエンジェル
    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    全知全能のアルゴリズム=マザーに支配され、 生まれながらに階級で選別されて生きる人類。 異端の少年と中古アンドロイドが世界を変えるSF冒険物語 総合プロデュース・指揮:大野和士 台本:島田雅彦 作曲:渋谷慶一郎 子どもたちとアンドロイドが創造する、まったく新しいオペラを小説化! 何も知らない人はいう。パンドラの箱を開けるなと。でも蓋は開けるためにあるんだよ。 希望はここにしかないんだよ。 ある学園の卒業式。卒業生たちは15歳になると適性検査で選別され、全知全能AI「マザー」の管理下に置かれる。 アキラは判定により開拓地に送られることになり、教育係のヒューマノイド型AI「ゴーレム3」と出会う。 ゴーレム3はアキラとの深い心の交流を通じ、恋の切なさや夢見る力を感じとりながら、 世界の秩序を覆す、とてつもないものを創り出そうとしていた――。
  • 絶望キャラメル
    3.7
    1巻1,078円 (税込)
    「こんな時代に生まれてきたのが、悲しくてたまらないのです」――。破産寸前の地方都市を舞台に、破天荒な坊主と4人の天才高校生が暴れ回る! 時代を撃ち抜くディストピア青春小説。
  • 退廃姉妹
    3.9
    1945年、焼け野原の東京。敗戦で2人取り残された美人姉妹の有希子と久美子。食べるため、家を守るために彼女たちが選んだのは、自分の家を進駐軍の慰安所にし、肉体を武器に、失ったものをアメリカ人から奪い返すこと! 特攻帰りの男との恋に生きる姉、アメリカ兵と手痛い初体験をし、うら若い娼婦となる妹、姉妹の家に転がり込んだ秋田美人の祥子、銀座の「夜の女」だったお春。優雅なあばずれ女たちの破天荒な“戦後”をあざやかに描く会心作。伊藤整文学賞受賞。
  • 溜息に似た言葉
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「御縁でもってまた一緒になろう」 ──川端康成『雪国』より 文学作品に書かれたセリフの一言を 劇作家・岩松了が読み解き、 名作の世界を5人の若手写真家が写す。 2005年-2008年に『Domani』(小学館)で連載されたコラム「溜息に似た言葉」の単行本化。 書下し『グレート・ギャツビー』の回と、5人の若手写真家による写真40点、 岩松了と若手写真家との対談から生まれた人物エッセイ「写真家の言葉」5本を追加収録。 ◎いただいたコメント 騙されたり、信じたり。泣いたり、笑ったり。傷付いたり、許されたり。 言葉って、この世で一番色っぽくて危険なものなのかもしれない。 恋をしている若者も、倦怠期を迎えたご夫婦も、 この「溜め息に似た言葉」の中に、身に覚えのある瞬間を見つけるはずだ。 ──小泉今日子 岩松さんの前では、すべての言葉が全裸にされます。 なので 僕は岩松さんの前では<無口な男>を演じ続けています。 ──リリー・フランキー

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  • 徒然草inUSA―自滅するアメリカ 堕落する日本―
    4.0
    「私は経済学者でも政治学者でもなく、歴史を多少かじった文学者に過ぎないが、アメリカ帝国の落日を内部から見つめる機会を得たので、ここに徒然なるままに私が考えたことを綴った」――。二〇〇八年七月から〇九年三月まで、世界金融危機に揺れるニューヨークに滞在した、オバマ大統領と同い年の「冷戦の子」世代の作家が見た日米関係最前線。

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  • 天国が降ってくる
    4.6
    主人公・葦原真理男は、九州の没落した旧家の末裔。新聞社に勤める父親の転勤によりロシアに暮すが、高校受験のために単身で帰国。父の友人の若い大学助教授・中之島妙子の家に寄寓し、異国からの転校生として特異な日常が始まる。高速回転する真理男の精神は、やがて晩年の感覚を所有し、自己昇華をめざす。パロディを駆使し、自意識を追究した、島田文学の初期集大成。
  • 時々、慈父になる。
    3.8
    1983年5月、『優しいサヨクのための嬉遊曲』から40年。 いつまでも自分が主役だと思うなよ。 毀誉褒貶を顧みない作風で時代を駆け抜けた作家による、 デビュー40周年記念の自伝的父子小説。 第一部「父親の変わり身」 第二部「親バカでない親はいない」 第三部「運命なんて愛したくない」 第四部「後のことはおまえに任せた」 時は1991年、島田雅彦30歳。バブルは崩壊したとは言え、執筆の他にも世界中を旅する仕事が続く中、妻の妊娠が判明する。夫は、子育てに適した新居を探し、子どもの名前を考える。「永遠に実現しない希望」を意味する弥勒菩薩からミロクと名付け、生後間もない頃から世界中へと連れ回し、家族の記憶はいつも旅の記憶。自由奔放に子どもを育てたいと思いながらも、お受験へ。入園式当日に朝帰りをしたのは、父だったからか、作家だったからか。息子が生まれ、世界が一変したはずの作家による自伝的父子小説。
  • 隣にいる殺人者
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ●〔対談〕凶悪犯罪から垣間見る日本社会 事件・犯人・メディア 磯部 涼×インベカヲリ★ ●統計が示す反直感的ファクト ゼロ年代以降の殺人を犯罪学から読み解く 岡邊 健 ●小説と犯罪 物語なき時代のテロ 島田雅彦 ●「革命」志向から若者論・世代論に向かい、そして…… 「犯罪論」の時代 パンス ●高齢者はなぜキレやすいのか 川合伸幸 ●麻薬、移民、ヘイト・クライム…… 3億丁を超える銃が流通するアメリカの過去と現在 西山隆行
  • どっちが強い!? からだレスキュー(1) グングン呼吸&消化編
    値引きあり
    -
    中学受験にも役立つ!! これで人体の基礎はバッチリ! ダーウィン博士が突然たおれた!  目覚めない原因を調べるため、ジェイクたちはDr.ベネットが発明した医療用マイクロロボットを使って博士の体の中に入ることに。 呼吸器系と消化器系を調べて、博士の危機をすくえ!! 新型コロナウイルスについても解説!
  • ニッチを探して
    3.1
    背任の疑いをかけられた大手銀行員・藤原道長は、妻と娘を置いて失踪した。人目を避けた所持金ゼロの逃亡は、ネットカフェから段ボールハウス、路上を巡り、道長は空腹と孤独を抱え、格差の底へと堕ちてゆく。一方、横領の真の首謀者たる銀行幹部たちは、事件の露見を怖れ、冷酷な刺客を放つ――。逆転の時は訪れるのか。東京の裏地図を舞台に巨額資金を巡る攻防戦の幕が開く!
  • 認知科学講座1 心と身体
    -
    【シリーズの特長】 ・現在の認知科学の理論的基盤(身体・脳・社会)を明示した上で、新たな枠組みを紹介 ・AI、ロボットなど情報科学との接点を明らかにするとともに、心の哲学との対話を展開 ・認知科学の歴史を体系的に理解でき、研究射程を広げる手がかりともなる必携のシリーズ 【シリーズ各巻構成】 ●『1 心と身体』嶋田総太郎編、2022年9月刊行 ●『2 心と脳』川合伸幸編、2022年10月刊行 ●『3 心と社会』鈴木宏昭編、2022年9月刊行 ●『4 心をとらえるフレームワークの展開』横澤一彦編、2022年9月刊行 【シリーズ刊行にあたって(編集委員一同)】 伝統的な立場からは単なる情報の入口と出口と見なされていた「身体」は、現代認知科学では知性の重要なパートナーであることが明らかになっている。また、人間が行うような高度な認知を支える脳活動を探ることは長らく困難であったが、新たなテクノロジーにより、それを詳細なレベルで捉えることができるようになった。その結果、「脳」の各部位、そのネットワークの驚異的な働きが解明されるようになった。一方、われわれの心は身体、脳にとどまるわけではない。われわれはモノ、ヒトのネットワーク、すなわち「社会」の中で、様々な調整を行いつつ、日々の生活を巧みに営んでいる。したがって、社会は進化、発達を通して、われわれの心の中に深く組み込まれている。こうした心の本源的社会性は、様々なアプローチによってあらわになってきた。身体、脳、社会への注目に基づく変化が起こり始めてから数十年が経過する中で、さらにその先を見据えた、つまり第三世代の認知科学構築のためのフレームワーク、方法論の提案も活発になってきた。 このような動向を踏まえ、本講座は第1巻「心と身体」、第2巻「心と脳」、第3巻「心と社会」、第4巻「心をとらえるフレームワークの展開」という構成となった。各巻では、そのテーマの中で最も根源的であり、かつ最もアクティブに研究が展開している領域を章として配置した。加えてテクノロジーとのかかわり、哲学的な検討も重要であると考え、これらの分野の研究者による章も置かれている。
  • ネコのヒゲは脳である
    4.0
    1巻1,232円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人間と動物の不思議にはじまり、言葉や社会を骨の髄まで解剖。 養老孟司のスタート点=解剖学に立ち返り、もの言わぬ死体を見すえるところから、人間を、世の中を見つめ直す知的興奮の書。
  • 「脳のクセ」に気づけば、見かたが変わる 認知バイアス大全
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 膨大な情報に惑わされず、正しい判断のために 知っておきたい現代の必須教養! ■認知バイアスとは「脳のクセ」 自分の思い込みや周囲の環境、他人からの影響、これまでの経験によって、論理的な思考が妨げられ、不合理な判断や選択をしてしまうことを認知バイアスといいます。本書ではこの認知バイアスについて、日常のわかりやすい例を用いて紹介しました。 ■様々なシチュエーションでの認知バイアスを紹介 本書では、様々な認知バイアスを、人間関係、組織、消費者と市場、偏見と差別、思想と政治の5つの場面に分けて紹介。よくあるバイアスを知ると、思い込みの弊害を減らすことができます。 ■認知バイアスへの対処法がわかる! バイアスの種類と程度によっては、人を傷つけてしまうこともあります。 不合理な意思決定を避けるために、PART6では、日常にあふれるバイアスに気づき、見直すためのヒントを紹介しました。
  • 反グローバリゼーションとポピュリズム~「トランプ化」する世界 マル激トーク・オン・ディマンドvol. 11~
    4.0
    トランプ政権の誕生で、世界はどう変わるのか? グローバリゼーションの波が逆戻りし、自国主義が世界を覆うのか? 人々の不満を吸収したポピュリズム政権が広がるのか――? アメリカ政治、思想研究、憲法学者、国際ジャーナリストなど米国の動向に精通する論客らと共に、米大統領選以降の世界情勢と未来予想図を語り尽くす。神保哲生が主宰するビデオニュース「マル激トーク・オン・ディマンド」シリーズ、待望の新刊!
  • ヒトの本性 なぜ殺し、なぜ助け合うのか
    4.0
    人間は残酷なサルか、それとも協力するサルか――。「なぜ攻撃的なのに、人類は滅ばなかったのか?」、「なぜヒトの選択は合理的ではないのか?」、「なぜよい行動に褒美を与えると逆効果なのか?」、「なぜ赤ちゃんは「正義の味方」を好むのか?」、「なぜあくびは友人や親族ほど伝染するのか?」、「なぜ過密状態だと、周りに気を使うのか?」……。最新知見が明かす驚きの真実!
  • 深読み日本文学(インターナショナル新書)
    4.0
    「色好みの伝統」「サブカルのルーツは江戸文化」「一葉の作品はフリーター小説」など、古典から漱石・一葉らの近代文学、太宰・安吾らの戦後作品、さらにAI小説までを、独自の切り口で分析。創造的誤読、ユーモアの持つ効能、権威を疑う視線といった、作家ならではのオリジナリティあふれる解釈で、日本文学の深奥に誘う。
  • フランシスコ・X
    3.0
    エウロペと日本が、初めて邂逅した瞬間! ザビエルとは何者か? ――布教と交易という、相矛盾する2つの情熱が世界中を駆けめぐった時代、はるかエウロペの地から、8年の歳月をかけて辿り着いた戦乱渦巻く日本に、イエズス会宣教師・フランシスコは何をもたらしたのか? 東洋と西洋が初めて邂逅した瞬間を描き、日本と世界を読み解くための示唆に満ちあふれた、渾身の力作長編。
  • プロジェクション・サイエンス 心と身体を世界につなぐ第三世代の認知科学
    値引きあり
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 認知科学は第一世代:記号操作(1970~1990)、第二世代:身体性(1990~2010)の研究を辿り、それらの盲点をカバーしたプロジェクション・サイエンス研究が第三世代として展開され始めている。本書は学術誌『認知科学』のプロジェクション・サイエンス特集に大幅加筆し、書き下ろし原稿を加え再編集したものである。 人は世界から情報を受容し、それを世界へ投射=プロジェクションすることで独自の意味世界を構築している。この作用によって愛着、信仰、幻覚、フェティシズムなど人固有の心理現象が生まれる。心理学だけでなくAIやVRなどの情報科学、社会学や経営学分野の方々にも強く関連する研究といえる。本書では様々な場面における心と世界の関わりを詳細に解説している。
  • 別冊NHK100分de名著 「幸せ」について考えよう
    4.0
    幸福とは、最高の善である。――アリストテレス 幸せになりたい。でも幸せではない。どうしたら幸せになれるのか?――有史以来、人間は常にこの難問と向き合ってきた。本書では、文学・経済学・哲学・心理学の4分野から、それぞれ代表となる名著を紹介し、「幸せ」の正体へと迫っていく。『NHK100分de名著』初の別冊シリーズ。 [内 容] はじめに 名著から「幸せ」を考える ■文学の章 井原西鶴『好色一代男』『好色一代女』(島田雅彦)  ―幸せとは、断念ののちの悟りである ■経済学の章 アダム・スミス『国富論』(浜矩子)  ―幸せとは、人の痛みがわかることである ■哲学の章 ヘーゲル『精神現象学』(西研)  ―幸せとは、ほんとうを確かめ合い、自分の生を肯定することである ■心理学の章 フロイト『精神分析入門』(鈴木晶)  ―幸せとは、愛する人が幸せでいることである
  • 別冊NHK100分de名著 ナショナリズム
    4.5
    唾棄すべき軍国主義なのか? それとも誰もが持つべき愛郷心なのか? かつて「21世紀には滅んでいる」といわれたナショナリズム。ところが世界はいまも、自国ファーストや排外主義にまみれている--。今年の元旦に放送され、話題となった特別番組「100分deナショナリズム」。4人の論客がナショナリズムを読み解くための入り口となる名著を持ち寄って議論した。大澤真幸氏が『想像の共同体』(ベネディクト・アンダーソン)を、中島岳志氏が『昭和維新試論』(橋川文三)を、島田雅彦氏が『君主論』(マキャベリ)を、ヤマザキマリ氏が『方舟さくら丸』(安部公房)を。この番組をベースに追加取材をして編んだ本書は、これら4つの作品を通して「国民・国家」とリアルな「わたし」との関係を考えてゆく。
  • 迷い婚と悟り婚
    3.2
    結婚も恋愛も就職も困難な時代に突入した。不景気ゆえ収入も減り、異性とうまく付き合えない男女が増えているという。「まるで戦時下か」とつっこみを入れたくなるほどのわが国の現状だ。しかし、よく結婚相談を持ちかけられるという著者は、「迷っても、結婚はしたほうがよい」と言い切る。なぜか。本書は、結婚をすすめる7つの理由から始まる。子供が作れる、食卓を囲むことができるなど、デメリットよりもメリットが勝るからだ。また、今日は三高から三低、三平に変わり、美醜にこだわると多様性が確保できないと説く。さらに、セックスレスの克服法を紹介し、同性愛にも理解を示す。終章では、大学の先輩後輩の仲であるタレントの光浦靖子さんとの対談を掲載した。テレビで見るキャラとは違う、光浦さんの本音のトークが結婚の難しさを示している。恋愛、結婚に踏み切れないすべての男女に読んでもらいたい、なんでもありの結婚論である。

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  • ミイラになるまで 島田雅彦初期短篇集
    3.0
    現代文学を牽引し続ける著者の初期短篇7作品。文学と社会への強烈な批評精神と、アイロニックな饒舌文体で繰り広げる島田文学の原点。収録作「観光客」「聖アカヒト伝」「ある解剖学者の話」「砂漠のイルカ」「アルマジロ王」「断食少年・青春」「ミイラになるまで」
  • 彗星の住人―無限カノン1―(新潮文庫)
    4.0
    1~3巻539~781円 (税込)
    一八九四年長崎、蝶々さんと呼ばれた芸者の悲恋から全てが始まった。息子JBは母の幻を追い、米国、満州、焼跡の日本を彷徨う。三代目蔵人はマッカーサーの愛人に魂を奪われる。そして、四代目カヲルは運命の女・麻川不二子と出会った刹那、禁断の恋に呪われ、歴史の闇に葬られる。恋の遺伝子に導かれ、血族四代の世紀を越えた欲望の行方を描き出す画期的力篇「無限カノン」第一部。
  • 優しいサヨクの復活
    3.0
    戦後の政治的経緯を振り返ると、いまこそサヨクの価値を見直すときが来たと思う。確かにサヨクは主流派にはならないかもしれないが、おかしいと思うことに声を上げてこそ存在価値がある。四十年ぶりに市民が戦争反対や憲法擁護を叫ぶようになったことには、大きな意味がある。……(第1章より抜粋)「戦争法案」ともいわれた平和安全法制をめぐって大きな反対運動が巻き起こった日本。なかでも学生たちを中心としたデモ活動は、日本社会に強いインパクトを与えた。彼らの素朴な感性が、国家を変えていく力になる、とかつて『優しいサヨクのための嬉遊曲』でデビューした作家は語る。暴走する日本政治、ないがしろにされる憲法……そんな時代だからこそ、一見周回遅れにも思えるサヨクが真の価値を発揮する。戦後日本において右と左の対立軸はどこにあり、それがどうねじれてしまったのか。日本国憲法を守り抜かねばならないほんとうの理由は何か。さらには厄介な隣国・中国との付き合い方から転換期を迎える資本主義の未来までを、評論家にも、政治家にも語りえない豊かな想像力を駆使して本書は描き出していく。本来ありうべき「もう一つの談話」までも収録した、現代を代表する作家による渾身の一作。

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  • ヤミ川崎~もがきの境界線~ (1)
    値引きあり
    4.0
    母のネグレクトにより常に腹を空かせていたショウは、兄とともに人を襲って弁当を奪うことを覚える。富裕層が住むタワーマンションが建ち並ぶ一方、工業地帯の片隅で、ヤミに染まらなければ生き延びられない残酷な弱肉強食の日常も存在する。そこは、スラム“川崎”。成長とともに凶悪化していくショウの行く先は――!?
  • ヤミ川崎~もがきの境界線~(分冊版) 【第1話】
    無料あり
    4.3
    母のネグレクトにより常に腹を空かせていたショウは、兄とともに人を襲って弁当を奪うことを覚える。富裕層が住むタワーマンションが建ち並ぶ一方、工業地帯の片隅で、ヤミに染まらなければ生き延びられない残酷な弱肉強食の日常も存在する。そこは、スラム“川崎”。成長とともに凶悪化していくショウの行く先は――!? ※この作品は「comic RiSky(リスキー) Vol.1」に収録されています。重複購入にご注意ください。
  • ラップは何を映しているのか ――「日本語ラップ」から「トランプ後の世界」まで
    4.3
    アフロアメリカンを中心としたカルチャーとして認識されている「ラップ」。 公民権運動などの黒人運動の歴史は、米国ラップのリリック(歌詞)やスタンスに大きく関わってきた。BlackLivesMatter、大統領選といった、近年のアメリカの政治運動との関わりも深い一方、“政治なるもの”からの逃避としてのラップも多く存在する。 いまだフリースタイルブームの波が去らない日本へと視点を移してみれば、ラップが世間レベルに浸透すると同時に、3.11以降、震災・原発事故への反応、サウンドデモ、SEALDs……ラップと社会運動の関わりもやはり近年注目されている。 本書では、以上の3名が鼎談を通して日米のラップを政治・社会との関わりから縦横に語り合う。近年のラップの歴史を縦軸に、トランプ以降のアメリカとフリースタイルブームに湧く日本の現状認識を横軸に、音楽カルチャーから社会を俯瞰し、マッピングする一冊。 ※こちらの作品は過去に他出版社より配信していた内容と同様となります。重複購入にはお気を付けください
  • 令和元年のテロリズム(新潮文庫)
    NEW
    -
    20人を殺傷して何も言葉を残さず自殺した川崎無差別殺人犯。引きこもりとされる長男を殺害した元農水事務次官。戦後で最も多くの死者を出した京アニ放火殺人犯。自動車を暴走させて母子の命を奪い、「上級国民」という言葉を生んだ元高級技官――。令和の幕開けに起こった新時代の多難を予感させる事件から浮かび上がってくる現代日本の風景とは。安倍元首相殺害事件を追加取材した完全版。
  • 伴走者は落ち着けない  ─精神科医斎藤学と治っても通いたい患者たち─
    5/10入荷
    -
    アダルトチルドレンを提唱した、依存症治療の第一人者で50年以上の長きにわたって家族病理の問題に向き合い続けた孤高の精神科医・斎藤学。 1年半にわたる患者・施設取材を通してその不可解な人物像と魔術的な治療の核心に迫る渾身の医療ルポルタージュ! 「私がやっている仕事は、フロイトがやった仕事以降のことを引き受けている。その人がどうやって今後の生活をしていくかまでを考えることが、私の仕事と思っているわけです。言ってみれば一生。その人が嫌になるまで、お付き合いするのが私です。お付き合いであって、治療はしていません。治しているのは患者さんが自分で治しているんです」(本文より) 「賛否も毀誉褒貶も呑み込んで、「斎藤学の時代」は確かにあった。 本書はその爪痕をリアルに刻んだ、希有なる「時代の記録」である。」(精神科医・斎藤環) スーツ姿で煙草を吸い、机の引き出しに常備させた甘い菓子類をポリポリと食べながら、性倒錯患者に「変態だったらすぐ来て」と興味を示し、万引きをした患者には「初めて主体的な行動を見せたね」と褒める。 そんなおよそ医者とは思えないエキセントリックな態度に衝撃を受けながら、斎藤のもとには痴漢、摂食障害、性倒錯、窃盗症、買い物依存症、引きこもりなど多様なアディクション患者が集まる。そして、斎藤の言葉を使った治療により、彼らは眠っていた能力を発揮していく。その中には、心理職として独立、指揮者や画家として活動、フルマラソンを完走するなど、傍から見ても治っているのではないかと思うほどエネルギッシュな人が多い。 彼ら、彼女らはなぜ斎藤学を必要とし、求め続けるのか。斎藤の謎めいた発言や行動、イリュージョンのような治療を患者・施設取材を通して浮かび上がらせる渾身の医療ルポルタージュ!

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