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膨大な情報に惑わされず、正しい判断のために
知っておきたい現代の必須教養!
■認知バイアスとは「脳のクセ」
自分の思い込みや周囲の環境、他人からの影響、これまでの経験によって、論理的な思考が妨げられ、不合理な判断や選択をしてしまうことを認知バイアスといいます。本書ではこの認知バイアスについて、日常のわかりやすい例を用いて紹介しました。
■様々なシチュエーションでの認知バイアスを紹介
本書では、様々な認知バイアスを、人間関係、組織、消費者と市場、偏見と差別、思想と政治の5つの場面に分けて紹介。よくあるバイアスを知ると、思い込みの弊害を減らすことができます。
■認知バイアスへの対処法がわかる!
バイアスの種類と程度によっては、人を傷つけてしまうこともあります。
不合理な意思決定を避けるために、PART6では、日常にあふれるバイアスに気づき、見直すためのヒントを紹介しました。
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Posted by ブクログ
タイトルに「大全」とあるように、各種バイアスを辞書のよう網羅した一冊
「いるいる、こういう人」というものから「これは自分も気をつけないと…」と戒めになるものまで、勉強になることが多かったです。
中には「こんなにいろいろ言われたら日常生活できないよ」とか
「考えすぎ、過敏になりすぎ」とこの本の内容を忌避する人と思いますが、
耳に痛いことこそ、きちんと振り返るべきものだと思います。
以下、自分的に覚えておきたいバイアスをピックアップしました
・対人論証
心理的攻撃の一種。相手の主張に対して、自身の主張や客観的な反証・反論ではなく、相手の人格を否定・攻撃すること。
・敵意帰属バイアス
相手に悪意があると決めつけて、攻撃的になること。
(これは仕事場だけでなく、家庭内でも気を付けておきたいバイアスだと思いました。)
・自己肯定化理論
自己概念が脅威にさらされたと感じるときに、自己を正当化する心の動き
人には「自分はいい人間」という自己概念があり、これが崩れそうな場面は耐え難いことなので、自分を守るために自己正当化する
・公平世界仮説
「世界は公平で、善人は幸福になり、悪人は罰を受ける」という信念
このバイアスが強く出るのは事件報道時など。「加害者はもちろん悪いけれど、被害者の方にも落ち度があるのでは?」という見かたが出る。
公平世界節は「世界は予測可能なもの」と思いたいという気持ちから生まれる。不確実な出来事が自分に訪れるのが不安なので、被害にあった人には何らかの理由があると思いたがる。
・集団内びいき
自分が所属する内集団を、外集団より高く評価すること
人の自己評価が社会的アイデンティティと結びついているために起こる。また、内集団バイアスは集団ないにおける利いが低い人ほど、自己評価を高めるために強く起こる傾向がある。
・過剰努力
ステレオタイプにさらされるマイノリティが「人一倍努力しないといけない」と自分を追い込むこと
人種、性別、出身地域などでマイノリティにあたる人に見られる傾向
「育ちは無関係。努力が足りない」というのも一種の偏見である
(これに関しては上野千鶴子さんの東大入学式で行われた祝辞にもあらわれていると思う。)
他にもいろいろありますが、とりあえずこんなもので。
バイアスの存在については、人生の必修知識だと思います。
これらの知識があるだけで、他人とも自分自身とも、少しだけ冷静に関われる機会を得られるし、それは確実に自分の人生の助けになると思うから。
Posted by ブクログ
一言結論:とにかく人間はこんなにバイアスに囲まれているんだ、と突き付けてくれる本です。最後の章でバイアスへの対策が含まれているのが素晴らしい。
感想:はじめにで書かれている通りバイアスの種類は100種類以上もあり、私たちは本当の意味で合理的、論理的な判断を下している訳ではありません。むしろ、意識してそうしようとしても不可能です。ある意味人間らしさとも言えるそうした不合理な傾向を知りどう付き合うか、それがよく理解できる本だと思いました。
この本は意思決定や認知の過程を厳密に論じているわけではないので、それが気になる人にとっては「ただそれらしいものをライトに羅列しただけの眉唾もの」と映るかもしれません。しかし科学的考証は必要部分で引用されていますし、傾向として存在するのは間違いなさそうですから、大全というタイトルの通り辞書的に扱えるという点で大枠意義のある本ではないでしょうか。
特に最終章でバイアスの影響とどう向き合うかが書かれているのは良いですね。避けるべきバイアスをきちんと教えて提案もしてくれる。未来に繋がる良書だと思います。
こうして考えていくと、人間にとって最も合理的で論理的な結論は人間自身からは生まれないと言わざるを得ません。どんなに影響を排除したと思ってもアンコンシャスな傾向は排除しきれないからです。人間以上の源があるとすればそれが最も合理的です。
ベストセラー聖書にもその点が書かれています。
「聖書の預言はどれも個人的な解釈に基づいてはいません。どの預言も,人間の考えによって語られたのではありません。人が聖なる力に導かれて,神からの言葉を語ったのです。」-ペテロ第二1:20, 21
信じる信じないは別としても、私たちは真の意味で合理的な判断とはどういうものかを考える必要があると思います。
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