感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1テーマ見開き1ページで、様々な認知バイアスについて網羅的に解説している。
その特性上、一つ一つのバイアスについては深く知ることは出来ないが、「こういうバイアスがあるのか」ということを知ることができるため、非常にためになった。
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楽しく読んだ。簡単にまとめているので詳細を知りたい場合別の書籍にあたる必要があるが、ざっと知り楽しむのには最適。引用している論文についてわずかだが手がかりが書かれている(ほんとうは注がほしいところだが)のは調べやすくてよい。
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・バイアス=偏った見方
・生存者バイアスや現在バイアス
がキーワードだと思います。
無意識のうちに「バイアス」がかかっていて、それが自分の習慣になっていることを知ることができたので、今後の生活においても意識したいことが多いと感じた本です!
Posted by ブクログ
さまざまなバイアスについて、具体的な例や有名な実験の結果を示して説明しているので分かりやすい。
ああ、これはあるある、とか、なるほど、と納得できることも多かった。よく聞く言葉だけど正確に意味を知らなかった言葉もたくさん出てきて興味深かった。
Posted by ブクログ
一言結論:とにかく人間はこんなにバイアスに囲まれているんだ、と突き付けてくれる本です。最後の章でバイアスへの対策が含まれているのが素晴らしい。
感想:はじめにで書かれている通りバイアスの種類は100種類以上もあり、私たちは本当の意味で合理的、論理的な判断を下している訳ではありません。むしろ、意識してそうしようとしても不可能です。ある意味人間らしさとも言えるそうした不合理な傾向を知りどう付き合うか、それがよく理解できる本だと思いました。
この本は意思決定や認知の過程を厳密に論じているわけではないので、それが気になる人にとっては「ただそれらしいものをライトに羅列しただけの眉唾もの」と映るかもしれません。しかし科学的考証は必要部分で引用されていますし、傾向として存在するのは間違いなさそうですから、大全というタイトルの通り辞書的に扱えるという点で大枠意義のある本ではないでしょうか。
特に最終章でバイアスの影響とどう向き合うかが書かれているのは良いですね。避けるべきバイアスをきちんと教えて提案もしてくれる。未来に繋がる良書だと思います。
こうして考えていくと、人間にとって最も合理的で論理的な結論は人間自身からは生まれないと言わざるを得ません。どんなに影響を排除したと思ってもアンコンシャスな傾向は排除しきれないからです。人間以上の源があるとすればそれが最も合理的です。
ベストセラー聖書にもその点が書かれています。
「聖書の預言はどれも個人的な解釈に基づいてはいません。どの預言も,人間の考えによって語られたのではありません。人が聖なる力に導かれて,神からの言葉を語ったのです。」-ペテロ第二1:20, 21
信じる信じないは別としても、私たちは真の意味で合理的な判断とはどういうものかを考える必要があると思います。
Posted by ブクログ
見開き2ページで一つの事柄についてイラスト付きで簡単にわかりやすく説明していてとっつきやすい。
脳科学や行動経済学に興味があり何冊か本を読んでいる人は目新しい情報や深掘りされたことはないので退屈に思う人もいるかもしれないけど入門本としてとても良い。
Posted by ブクログ
バイアス=思い込みやステレオタイプは、ないと思い込んでる時点で直せない。直せないことを理解し、それが表に出ないように努めることも大切。なるほどねーそういう考え方も。と他人を認めれば、自分の気持ちも軽くなる!
欲をいえば、説明よりも、対処を厚くしてほしい。
Posted by ブクログ
「自分の認知はゆがんでいない!」→それもバイアスです。(本文より。)
自分の「思考」を「メタ認知」し、「脆弱性」を持つ事が、バイアスによって誤った判断をしない(減らす)事だと思った。
Posted by ブクログ
書いてあるバイアスの例自体はわかりやすいし、研究の出典もあり、役に立つ本ではあるが。
著者が、「推定」と「決めつけ」の区別がついてない。
「電車の中で態度が悪いスーツ姿のおじさんを見て『会社でもハラスメントしてそう』などと思うのは決めつけであり、根拠がない」ということが書いてあるが(P23)、「してそうだなぁ」と推定することは決めつけではない。たとえばそのおじさんが、自分の会社の気配りが必要なポジションに中途採用で応募してきていたとしたら、それを理由に落とすのは適切である。
ほかにも、「あなたが営業職だとして、初対面の人に『営業マンっぼい!』といわれたら、それは営業マンのイメージの押し付けだ」ということも書いてある(P27)が、実際営業マンのイメージというものは存在するし、そのイメージに近いというのは間違っていない(初対面でそれを言及すること自体は時に失礼かもしれないが)。
この著者の言う通りだとすれば、人間関係におけるすべての推論はNGということになり、それは知性の欠如でしかない。
大事なのは、バイアスがあることを自覚し、そのバイアスの正確性を検討し、そのバイアスを適切に使うことだと思うが、「あれもダメ!これもダメ!」で否定ばかり、「じゃあどうするの?」がない。
合理性や論理性がこの本のひとつのテーマだと思われるが、その点合理的でも論理的でもない。極論続きで心配になる。