田中拓道の作品一覧
「田中拓道」の「孤独と怒りに社会は軋む」「リベラルとは何か 17世紀の自由主義から現代日本まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「田中拓道」の「孤独と怒りに社会は軋む」「リベラルとは何か 17世紀の自由主義から現代日本まで」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
第5章排外主義ポピュリズムの挑戦の章がとてもわかりやすく説明されていて勉強になりました。
1970年代以降、移民への寛大な支援として、カナダでは二言語が公用語に、オーストラリアでは多文化教育、積極的差別是正措置が行われ、オランダやイギリスでは移民独自の宗教、文化を維持できる配慮がされ、就労から教育まで支援が行われた。2000年代に急激な移民の増加に伴い、移民しか利益を得られないと言うことでリベラルな多文化主義政策の支持が低下していった。
排外主義を抑え込むのに移民と自国生まれの市民とを区別全ての人を対象に提供するように修正が必要という考えは興味深い。
Posted by ブクログ
このところ「戦後民主主義」「朝日嫌い」と続けて戦後の保革という政治的対立構造の変化についての新書読みが続いています。今度は「リベラルとは何か」。副題の「17世紀の自由主義から現代日本まで」が示すように、戦後という時間軸をズズッと延ばし、空間も世界視点でババッと拡げ、大きな構造としてリベラルという概念の変遷を捉えることが出来ます。何回も繰り返し使われる、国家中心↔市場中心の横軸とリベラル↔保守の縦軸の4象限の図がわかりやすく、様々な事象の意味がわかりやすくなりました。その中で、リベラルという言葉の変化は世界的な流れの中にあって日本もグローバルとシンクロしていること、しかし、日本の特殊性も存在し、
Posted by ブクログ
「リベラルって結局何なんだ~~!?」という疑問から手に取った本。抽象的な文章が多くて難しかった。
以下に、リベラルとは結局何なのか、自分なりの理解をまとめる。
リベラルという政治的立場は時代によって変化している。さらに日本では海外と異なる使われ方をしている。これがややこしい。
・個人の能力の発展と自由な生き方を保障するために国家が幅広い分配を行うべきだ、とする思想。
・「価値の多元性」を重視する思想。社会のあり方と個人のアイデンティティの自由な選択(例: エコロジー、ジェンダー、働き方)を求める。
・新しい社会的リスク(働き方、家族、個人のあり方によって起きる多様なリスク)に合わせたきめ細