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奇跡の美貌を持つ女 vs. 世の中を悪くする男たち 常に男達の争いの的になる「災いの女」でありながら、貪欲に幸せを追い求めた白草千春――。絶妙の女一人語りによる現代版・好色一代女。
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Posted by ブクログ
一人の女性の人生が書かれているだけなのに、ぐっと引き寄せられるような一冊だった。 割と厚めの本だと思うが、もの凄い速度で女性の人生が綴られている為、まったく飽きることなく読み進めることができた。 主人公の女性のプライドや生き方、好ましいところが多かったな。 全く自分とは別の種類の人間だけど。
美貌というのは一時の権力だという。 もし自分がもっと美人だったら、あれもうまくいくかも、これもうまくいくかも、そう思ってしまうが、実はそうとも限らないようだ。 本書の主人公、白草千春は、その美しさから自分の運命が翻弄されてしまう。 かわいそうなほどに。 義理の父との約束はおぞましいし、「壇のおじさま...続きを読む」は高校生の千春に後継出産を依頼する。 気持ち悪い、そんな感情が先立つ。 「壇のおじさま」は彼女を大切にしていた。 同じように、あの彼も、この彼も、彼女を愛おしい、大切だ、そう思っていたのかもしれない。 たとえそれが一瞬であって 千春は死んで、やっと自らから解放されたのだろうか。 彼女の人生を語る上で欠かせないのが親友の由里の存在だ。 千春の分身ともいえる由里は、彼女に生きる希望や世渡りの仕方を教えた。 彼女がいたから千春は大きな仕事をなしえたのかもしれない。 千春の子供、幸一と会えた時は心に響くものもあったが、一方で「ドン引き」の箇所もあった。 いくら大好きな息子でもそれは、ない......。 「好色一代女トゥデイ」はあえてこのダサさなのだろうか。 このセンスはもしかしたら女性の逞しさとそれが当たり前でありがちなものということ、男性の包容力と愚かさを象徴しているのかもしれない。 垢抜けないのが、男女の色恋というものだから。
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