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物議をかもしたサイゾー本誌のルポ連載を大幅に加筆し、書籍化。 上から目線の若者論、ヤンキー論、郊外論を一蹴する、苛烈なルポルタージュが誕生! 川崎の刺激的な写真も多数収録。
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Posted by ブクログ
小中は鶴見で育って、初一人暮らしは川崎だったし、結局夜のお仕事しちゃってるし、私自身日系ブラジル人でめちゃくちゃ刺さった一冊。 何回読んでもクソな事ばっかだなって思うけど、この本はバイブル。一生捨てられないと思う。 最低だけど最高な本。 川崎全部が治安悪いわけでは無いけど、こういった地域があると言...続きを読むう現実を見ないといけない。 少しでも興味があるなら読んで欲しいです!!
ここ数年で川崎市に遊びに行く機会が増えた事、2022年一橋地理の問題に取り上げられた事もあり手に取った本。再開発が進む川崎において見えづらくなっている、アンダーグラウンドの中で生き延びていく若者達に焦点を当てており、普段自分が見えている部分が如何に偏っているかを強く感じさせられた。 休日によく行く...続きを読むラ・チッタデッラの裏にある日進町にはドヤ街がある事も知らなかったし、川崎競馬場付近の堀之内は有名な風俗街である事も知らなかった。桜本や池上町の事も同様である。普段ラゾーナやルフロンを歩いているだけでは気づかない川崎の2面性を知る事が出来、読んで良かったと思った。 同時に感じた事は、川崎の若者におけるBAD HOPの偉大さである。彼ら自身が半グレから更生し、後輩達に生き様を示しているからこそ、最近の川崎の若者はドロップアウトする人が減っているのだろう。国や市からのトップダウンでは無く、「リアル」を知る者を起点としたボトムアップによる改革は、絶望の中に生きる若者を救う希望として非常に有効に働く事が分かった。今後ヒップホップとスケボー文化が川崎に更に根付く事を祈りたい。
川崎市民として、この本は大切。 川崎市全域がこんなのではないけど、川崎の大切なところを書いてくれていると思う。 忘れちゃいけない大切な一面。
川崎に生まれ、しばらくは離れたが再び川崎に住むようになって20年。必ず読まなければと思っていたこの本をようやく読んだ。 南北抗争のところでは、20年前の武蔵小杉~溝の口の深夜の街を思い出した。 南部港湾部にはあまり縁がなかったが、最近よく通過するようになり、多少なりともここで語られる内容がより深く理...続きを読む解できた。 これから川崎がどう変容していくのか楽しみでならない。
川崎のゲットー感は半端なく、大変勉強になった。 不良になってしまう子がそうならざるをえないということもよくわかった。それだけに、ラップやダンス、スケボーといった文化が子どもたちをアウトローへの道から引き戻すための防波堤として機能することもよく理解できた。 そういう文化は大人が提供してもダメで、ストリ...続きを読むートの先輩から手渡されるのでないと届かないのだろうと思う。 自分がラップが好きなのはラップには社会の縁ギリギリを歩いている人を引き戻すような力があるからだと思う。 残念ならロックはその力を失ったと思う。 反ヘイトスピーチ関係の話もとてもよかった。アンチレイシズムがパンクの教養、とかほんとそうだよねそうだよねっつって泣きそうになるよね。
★「おんがくのまち」ほど甘くない川崎のリアル★川崎市のなかでも海近くの川崎区に焦点を当てたルポ。川崎区の不良のつながりの深さと狭さに驚き、そこからラップで成り上がっていく世代を切り取ったのは音楽ライターならではの手腕だろう。一種のスラム街として朝鮮やフィリピン、ブラジルなど多文化が混ざり合うのは想像...続きを読む以上だったし、だからこそレイシズムに対するカウンターも地に足の着いたものだったのだろう。川崎北部や鶴見との関係まで目を配り、それなりに土地勘があるだけに非常に興味深く読んだ。写真も素晴らしい。不良にならなかった子供はどうなったのだろうか、みな街を離れるのだろうか。 雑誌連載をまとめたためか重複が目立ち、後半はややだれてしまったのだけが惜しい。
「既視感」ある内容。二国沿いの大田区出身なので、バスで行くには河原町団地〜ソリッドスクエア、東口という経路だった。あの頃ラゾーナは無かった。西口は夜になると人がいなかった印象。一瞬だけ京急川崎のカラオケ屋『わ!』でバイトしたが、今もあるのだろうか…。チッタのタワレコや岡田屋のサブウェイなどの淡い思い...続きを読む出と、日進町の高級車が路駐する道や怖かった深夜の公園の思い出の対比。池上町方面は未体験。
私の好きな岡山のお店で本が置いてあり、貸すよと言ってもらい手に取ったのがこの本でした。 1番最初は中一殺害事件について。被害者が年齢も近い子で、同じ島根出身だったなんて当時の私は知らなかった。 BAD HOPのLife StyleがYouTubeにあがったときはずっと聴いていた。この本に出会わなかっ...続きを読むたら彼等のバッググラウンドをしっかり知ることは無かった。 素敵な感想は書けないけれど、この本に出会えてよかった。
文化の大切さ、人との繋がり、出会い、愛情の大切さがわかる。本当に人と繋がり、出会いというのもは重要で、それを掴み取れるときは取らないと、 自分を助けることは難しい。 文化は人を人と繋げてくれるツール。 閉塞空間での悪風、貧困、孤独感に囚われている状態では視野を広く持つことができない。 いい未来が...続きを読む想像できないから、一時的な快楽や心地よさを求め、薬、酒、ギャンブルに溺れる。 限られた選択肢しかなく、それが間違った道だとも思ってもいない。分かっていても、開き直って正当化をする。 そして、それを責めることはできないなと感じる。 その環境が幼い頃には出来上がっていて、そう育ったからそうなった。 二極化された街の光と陰、川崎は新宿に似ている。 初ルポルタージュ面白かった。
”サンタクロースがやってこなかった子どもでも、サンタクロースになることはできるのだ” ノンフィクションの池袋ウエストゲートパークを読んでいるようだった。 出版された当時から読みたいリストには入ってたけど、なかなか読めてなかったやつをやっと。 こういう土地柄のストーリー、しかもハードな現実の物語って...続きを読む読み応えあるし語弊があるけどめちゃくちゃ好き。 その理由はなんなのかっていうと、自分の経験では慮れない、ある意味全く共感できない状況を見せつけられるからで、想像力や自身の社会での立ち位置の認識の圧倒的な欠如を感じるからなのかもしれない。 冒頭でも書いたように、一種の市井のヒーローたちの物語にように感じるけど、それは同じ日本に存在する紛れもない現実。 そんな状況下での連帯や繋がりは、作中でもあるように、「ルーツ」ではなく「におい」という、ある種一番現実的な感覚で生まれるもの。 そういうハードな環境で、外部からの介入や制度によってもたらされたものではなく、人と人との繋がりやひどく純粋な欲求によって形成されたストリートカルチャーは、いつの時代も若い人を中心に惹きつけてやまないものなんだと思う。 どんな絶望的な時代や状況でも、「もしかしたら自分も」と微かにでも思わせてくれたり、なにかに努力することの意味を見出してくれる人たちを、フッドスターと呼ぶのだろう。
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磯部涼
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