淡交社作品一覧

  • がんばらないずぼら和菓子
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和菓子をつくってみたいけど家庭でつくるのは難しそう……。つくってみたものの失敗ばかり……。本書は、そんなつくるのに一苦労な和菓子づくりのハードルをぐんと下げ、家庭のキッチンで気軽にチャレンジするためのレシピ本です。少ない手順と材料、いつもの調理器具で簡単につくれる59ものレシピを紹介。全レシピに手間をかけずにつくれる度合い、「ずぼらレベル」が記されています。豆腐やオートミールを使ったヘルシーレシピや、米粉を使ったグルテンフリーレシピ、洋菓子レシピまで!YouTubeチャンネル登録者数25万人超え!(2025年6月現在)YouTubeをはじめとするSNSでも活躍する和菓子職人、土屋タダヒロ氏初のレシピ本。
  • 睡眠文化論
    5.0
    睡眠は人間の生理的現象だけれど、「食文化」があるように「睡眠文化」という概念のもと学びや知識の提供があってしかるべきではないか――そんな名目のもと、京都大学(2009年~2018年)や立教大学(2009年~)で多様な分野の専門家によって行われたリレー講義を13の論文と4つのコラムで書籍化。寝所の建築史、シェイクスピア劇の眠り、世界の人々がみる夢、文化によって解釈が異なる金縛り、チンパンジーのベッド作りから考察する睡眠の進化……本書を読んでも安眠・快眠効果は得られませんが、深い知的探求・関心を満たしてくれます。
  • 実用 自分でつくる茶懐石  1
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶懐石のつくり方を基礎編、春夏秋冬に分けて紹介します。同じ素材または同じ調理方法でも複数の味が楽しめるバリエーションを提案します。1巻では、懐石の構成と流れ、必要となる懐石の器類と料理を盛り付ける前のあつかい、基本となる調理器具など懐石をつくる上での必要となる道具類をはじめ、調味料種類や分量の量り方、薬味の種類、出汁のとり方や一文字飯のつくり方など調理に必要な下準備を紹介します。また茶事においてどのタイミングでご飯を炊き、汁の準備をはじめて、椀に盛り付けるのかなど、茶事と懐石の流れのポイントも併載します。
  • 一億人の茶道講座 心を耕す
    5.0
    日常の稽古で再認識する所作の意味、道具と向き合って得た美をみる眼、異分野の体験で確信する茶の心の普遍性など、茶の湯の修錬が人の心を耕し、人格の「成熟」を高めていく諸相を、心理学者で茶人でもある著者のエッセイで解き明かします。本書では《自分自身に向き合う》《美観が心を磨く》《技を磨き、心を律する》《成長の豊かさを享受する》というプロセスにしたがい、著者の実体験に基づく60のエピソードを展開してゆきます。
  • 恋も仕事も日常も 和歌と暮らした日本人
    5.0
    1巻1,408円 (税込)
    古代から今まで連綿と伝わる和歌文化。現代でも和歌に触れ、鑑賞する機会は多々あるものの、各時代、実際にどのように詠まれ、和歌が人々の暮らしの中でどのような役割を果たしていたのかは意外と知られてません。本書は、個々の和歌の解釈や修辞に注目するのではなく、日本人が和歌とどのように触れ合ってきたのかを探り、現代生活にも通じる親しみやすい内容で和歌の文化史をたどります。イラストでわかりやすく解説します。
  • 電子レンジで簡単! ひんやり夏和菓子
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 食欲が落ちる夏、ノドごしがよい葛や寒天を使った和菓子は、滋養にすぐれ身体によく、暑さを忘れることができるお菓子です。涼感たっぷりの和菓子を定番、葛牡丹・わらび餅・琥珀羹に加えて、インスタ映えする透明な世界にカラフルなあんこを閉じ込めたスケルトン和菓子、透明でなくとも身体に効いて涼感誘うストロベリー生羊羹・甘酒羹など、一年通しても食べたいオリジナル和菓子をふんだんに紹介します。
  • モダンと粋を愉しむ 田中翼のアンティーク着物コレクション
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 しばらく前までは古着と呼ばれよい扱いを受けなかった明治・大正・昭和初期(戦前まで)にかけて制作された着物。今では若い女性を中心におしゃれで斬新なデザインの着物や帯が静かで熱いブームとなっています。モダンで洗練されたデザインのアンティーク着物は、現代では作ることのできない一点物であり、海外からも「意図せざるアート」として評価を受け、内外での評価は日々高くなっています。本書では田中翼氏のコレクションしたアンティークの着物に田中氏自ら帯・帯留・半衿をコーディネイトしてひろがりのある世界観を作り上げ、その尽きざる魅力を紹介します。
  • 香道を楽しむための 組香入門
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 香道は香木のかおりを聞く芸道ですが、その中心となるのが「組香」。十人ほどが一つの場に集まって、数種類の香木のかおりを聞き分けるゲーム感覚の遊びです。組香には、香木のさまざまな組み合わせがあり、それぞれに名前がついています。香会のハウツーと、組香の例33種を紹介します。
  • 日本茶の歴史
    5.0
    中国から茶と喫茶文化が渡来し、日本で茶の生産が始まり、茶を飲む文化が形づくられていく過程を、最新の研究成果をもって、平安時代から現代までたどります。
  • 電子レンジで簡単!季節を遊ぶ ねりきり和菓子
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和菓子は、単なる菓子ではなく自然とともに生き、季節を感じて育んできた日本人の感性が表現されたものです。また、祭事や無病息災を願う思いが込められたものもあり、その心とともに和菓子を伝え、より豊かな生活を楽しむ提案をします。電子レンジを使い、ねりきり技法ひとつで、オーソドックスな和菓子と今風にアレンジした和菓子をいろどりいっぱいのかたちにして、簡単に作れるレシピを紹介します。
  • 茶馬古道の旅  中国のティーロードを訪ねて
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶馬古道は、雲南・四川に産するお茶を遙かチベットまで運んだ「茶の道」。茶と馬を中心とした交易の道で、ヒマラヤ山脈が連なり大河に阻まれる悪路を、キャラバンたちが半年近くの時間を費やして行き来してきた。本書は著者が2007年からのべ7ヶ月をかけて現地に入って取材した旅の記録。道のりとともに変化する風景や生き生きとした人々の表情を捉えた写真、熱い思いを秘めながら淡々と語る著者の文章がともに魅力の一冊。

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  • 茶道心講 茶道を深める
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 気鋭の心理学者としても知られる著者が、稽古や茶事、茶道具、精神性など、茶の湯を取り巻く様々な要素を、「所作に映る心」「道具との出会い」「癒しとの出会い」「侘びとの出会い」「耕す」「理と出会う」「世界と出会う」の七つの章から独自の視点で解説する。さらに、自身が催した夕ざりの茶事の模様を、茶事に寄せる真摯な想いとともにカラーグラビアで紹介する。

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  • ここから学ぶ 茶室と露地
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わかりにくい。難しい。茶室と露地のきまりやしくみに対してそんな意識を持っていませんか? 茶室や露地を知れば、茶の湯がもっと楽しくなります。茶の湯の空間を構成するそれぞれの要素をイラスト、歴史的な変遷を交えて解説するのはもちろん、寸法や材質、材の収め方なども紹介しており、茶室を造りたいといった方にも便利な一冊です。

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  • 現代語でさらりと読む茶の古典 南方録 (覚書・滅後)
    5.0
    『南方録』には、利休の愛弟子であった南坊宗啓が師より伝えられた「わび茶」の精神と、具体的な茶法があつく語られている。しかし、南坊宗啓という人物の存在は確認されておらず、本書自体は利休没後百年もたってから福岡藩の家老立花実山によって編まれている。必読の利休茶の湯伝書。

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  • 見る、育てる、味わう 五感で楽しむ蓮図鑑
    4.5
    1巻1,386円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見るだけで癒され、あなたは綺麗になる。清らかな花が咲く蓮 地上部は綺麗な花を、地下部はレンコンを私たちに与えてくれる。レンコンは美白や花粉症、アトピー性皮膚炎に効果があることが分かってきた。真言宗の僧侶として、また蓮の研究者として、精神世界と科学世界の二つの世界に住む筆者がまとめた蓮の本。蓮の育て方・食べ方、更には蓮を用いた瞑想方法まで、幅広く蓮の魅力を伝える渾身の一冊です。初めて蓮を育てる方から、既に蓮を育てた経験のある方まで幅広く活用できる「体験型蓮図鑑」。
  • 駅弁女子 日本全国旅して食べて
    4.5
    1巻1,144円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「女子たるもの、のんびり優雅に、わざわざ選んで駅弁買わなくちゃ。旅先だったら、お弁当に合わせてワインや日本酒、地ビールなんかも素敵に飲めちゃう。興味のある電車だって楽しく乗ってみたい」という駅弁女子のなかだえりさん。約100点の駅弁を色彩豊かなイラストで描く。みんな大好き定番駅弁から、ご当地駅弁、ユニークパッケージの駅弁、電車型駅弁、駅弁女子グッズ、等々。旅の情報やちょっとマニアックな駅弁の注文の仕方・受け取り方も。
  • チャノユ!  お茶のお稽古、始めました。
    4.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「お茶?興味はあるけど…」。その「けど」、スッキリさせます! 経験ゼロのずぼらさんでも、半年後に人前でお点前、できちゃいました。習い始めに知りたいこと、全部代わりにやってます! 「お茶とお菓子のいただき方」から「きれいに見えるふすまの開け方」まで、ふだんから役立つ茶の湯プチ情報も満載。

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  • 禅とジブリ
    4.4
    「過去、未来じゃなく、もっと今のことを考えなきゃ」──スタジオジブリプロデューサー鈴木敏夫氏が禅僧と奔放対談。対するは、玄侑宗久氏(作家・福聚寺住職)、横田南嶺氏(臨済宗円覚寺派管長)、細川晋輔氏(龍雲寺住職)の三人。『もののけ姫』『火垂るの墓』などジブリの名作から、死生観や人生哲学などを禅的に読みとき、宮崎駿・高畑勲両監督との映画制作の経験に照らして禅を語ります。月刊『なごみ』連載に対談と鈴木氏のエッセイを追加収録。
  • 藤森照信×山口晃 日本建築集中講義
    4.4
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 先生役に路上観察的視点をもつ建築家・藤森照信氏、聞き手兼ツッコミ役に気鋭の画家・山口晃氏。その二人が、「集中講義」の名のもとに日本各地の名建築を見学し、発見や建築の魅力を語り合います。建築の魅力はもちろん、見学のさなかの珍道中や二人の愉快な妄想など、山口画伯のエッセイ漫画と対談とでたっぷり伝えます。時に大マジメに、時にユーモアたっぷりに、教養と雑談を交じえつつ繰り広げられる二人の掛け合いはまさに「爆笑講義」。寺社、茶室、城、住宅...知っているようで知らない日本の伝統建築の魅力を、二人の独特の視点から再発見!
  • 現代「ますように」考 こわくてかわいい日本の民間信仰
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 不思議な民間信仰はまだまだ日本に生きている──その信念のもと、各地に生存する、生活や習俗と密着したこわくてかわいらしい願いや信心を探し歩き、民俗学や怪談研究を活かした著者独自の視点で紹介。「旅行や散歩を冒険に変える」手助けをする本です。【日常】【祭】【疫病】【死】【物語】をテーマに、神や自然、この場にいない人、あるいは未来など、見えざる対象に「〇〇しますように」と願う人間の「行為」を楽しみながら観察し、軽妙な文章で読者を不思議な旅へ誘う。
  • 猫うた 千年の物語
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    猫はかわいい。猫好きの血は平安から現代まで受け継がれてきました。しかし猫ラブな貴族も和歌に猫を詠むのはNGだった? そんな猫和歌誕生のきっかけはあの名文学×武家歌人のアヴァンギャルド精神……! 連歌はなぜ猫を定番に詠むのか? 江戸期、恋する猫の出現から魚好きでものぐさ、時にアンニュイな猫を描く名句・名詩とは? そして文明開化、妖しい魅力の猫にたどり着くまで……! 「猫うた」の千年語りが日本の詩歌をひもときます。
  • 歴史上の人物たちがガイド役! 古典で旅する茶の湯八〇〇年史
    4.3
    1巻1,760円 (税込)
    コーヒーや紅茶同様、いや、それ以上に日本人に無くてはならない飲み物といえば、お茶。鎌倉時代に「苦いお茶」の効能を力説した『喫茶養生記』、室町時代以来の空前のロングセラー『君台観左右帳記』、茶の湯界のスーパースター・千利休の肉声を書き残した『宗湛日記』、江戸時代の茶道具の名物図鑑『古今名物類聚』、質量ともに他を圧倒する全11巻の大著『大正名器鑑』……。本書では茶の湯を知る上で欠かせない古典24冊と、それらに関わる人物22名をガイド役に、先人たちの茶の湯愛を体感できる全50話を収録。鎌倉時代から近代に至るまでの茶の湯悠久の歴史約800年を駆け抜けます。「『茶の湯』って敷居が高そう」「『古典』ってムズカシいんでしょう?」と思われたあなたに贈る、初心者向けの茶の湯入門ガイド。
  • 「はじめて茶会に招かれました。」 客の作法がわかるイラストガイド
    4.3
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「はじめてお茶会に招かれたとき」の客の作法を、イラストでわかりやすく解説する初心者のための茶会ガイド本。茶道に接したことのない人にとって、茶会での客の振る舞い方は想像できません。また、茶道を始めたばかりの人も疑問点があるなど、自信のない人は多いでしょう。本書は「茶道の経験がない“田中くん”」と「茶道のお稽古をしている“花子さん”」が、ともに茶会に参加するシミュレーション型の内容で、イラストと四コマで親しみやすく、視覚的に客の作法を紹介しています。茶会の一連の流れがコンパクトに凝縮されているため、おさらいとして最適な一冊。初心者の自分のために、茶会にお誘いした友人のためにも活用できます。
  • 天使突抜一丁目  着物と自転車と
    4.1
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 アンティーク着物の着こなしで人気のマリンバ奏者・通崎睦美さん。斬新な音のアーティストが綴る、普段の京都の美的生活エッセイ集。銘仙などを着こなした四季折々のポートレートや小物のカラー写真をちりばめた一冊。

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  • 「はじめて亭主を務めます。」 正午の茶事(炉)イラストガイド
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日々の稽古の集大成となる「茶事」。ある程度、お茶の経験を積んだ方は、いずれ茶事の亭主を任される機会も巡ってくることでしょう。本書は、はじめて正午の茶事(炉)の亭主を務めることになった方向けに、茶事の進行/亭主のはたらき/道具の約束事/前日準備/季節の趣向……など、「亭主」が知っておきたい情報をまとめました。「今さら聞くのが恥ずかしい」初歩的なことまで、茶事の亭主のイロハをやさしくお教えします。突然、稽古場の先生に茶事の亭主を任された……「どうしよう!?」と困っている人のための本です。
  • 茶の湯菓子のきほん 盛り付け方、季節の趣向と銘の付け方
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶の湯に相応しい菓子はどのようなものか、主菓子、干菓子とは何か――といった茶の湯菓子のありようにふれた上で、本書では菓子器の種類別に盛り付け方のきほんと応用、菓子器のあつかいをヴィジュアルに紹介します。また茶事・茶会の趣向に合わせて、どのように菓子舗とやりとりを重ねて菓子をあつらえ、銘を付けるのか、十二か月の例をひもときます。茶道の稽古に通う方はもとより、茶事・茶会を行う方まで、茶の湯菓子で困った時には手にとりたい、「きほん」から応用までがよくわかる実用的な一冊です。
  • 芸大の先生に教わる仏像の歴史
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都市立芸術大学の学生たちがこぞって受講したがるという、著者による同校の「日本仏教彫刻史」の講義。同大OGの真船きょうこ氏もそれを機に仏像愛にめざめ、のちに大ヒットコミックエッセイ『仏像に恋して』を生み出しました。本書は著者のわかりやすい講義録を主軸に、真船氏による精緻な仏像イラストとエッセイ漫画とで構成。「写真と見まがう/写真より見やすい」仏像愛がぎっしりつまったリアルな描きおろしイラストは超必見! ほとけさまに救いや癒しを求める思いは、いつの時代も変わらない。仏像がつくられた当時の切実な事情や時代背景を学ぶことは、そんな人間の普遍性に思いを馳せることにもつながるでしょう。
  • 10の法則で読む くずし字入門
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 NHK大河ドラマ「光る君へ」題字揮毫および書道指導担当の書家・根本知氏による、「くずし字」の読みかたの入門書です。くずし字を読み解くために押さえておくべき最小限のルールを「10の法則」とし、初心者に向けて丁寧に解説。禅語・和歌をわかりやすい図解とともに実践的に読み解いていきます。平安より手紙や和歌、墨跡などで書かれ、今も美術品や看板に見られる「くずし字」。書を読めるようになる楽しさがわかる一冊です。
  • ニッポン茶室ジャーニー
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 建築史の泰斗であり、異色の茶室建築家としても知られる藤森照信氏が「行ってみたかった」全国の名茶室を実際に訪問。お茶大好きの聞き手・はな氏との異色のコンビのもと、その成り立ちや特徴、時代背景、作り手の嗜好などについて、豊富な知識でわかりやすく解説。各地のお殿様や有力者、茶人らがこだわり抜いて作った、その大胆奇抜かつ自由な発想の面白さを伝えます。藤森先生が自ら手掛けた「あの茶室」もじっくりご紹介。月刊『なごみ』2022年5月~2023年12月号連載「ニッポン茶室ジャーニー」をもとに書籍化。
  • 物語の生まれる場所へ 歌舞伎の源流を旅する
    4.0
    1巻2,530円 (税込)
    歌舞伎についての深い知識と斬新な解釈で、演劇ファンから熱い注目を浴びる劇団・木ノ下歌舞伎主宰の著者初の単著。『東海道四谷怪談』『道成寺』『義経千本桜』……古典芸能の舞台となった土地を旅する紀行文。フィクションでありながら、なぜその土地が選ばれたのか。そこには、土地の歴史やそこに生きた人々が引き寄せた必然性があった。演劇人ならではの視点で、旅を通じて物語の背景を探り、生きた人間の物語として読み直す新しい紀行。
  • MIZUMARU’s
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イラストレーター・安西水丸(1942-2014)が国内外で集めた大量の蒐集品。それらは時に、イラストレーションのモチーフとして描かれました。本書は氏が愛でた蒐集品のなかから、イラストレーションに登場するものを中心に選び取り、紹介する一冊です。幼い頃から目にしていたという青い皿、仲間たちと競うように集めたスノードームなど、集まった約140点の「もの」とその記憶を通して、新しい安西水丸像に迫ります。
  • ツレが「ひと」ではなかった 異類婚姻譚案内
    4.0
    「ひと」と「ひと以外(動物・異人・他界の者)」が婚姻を結ぶ説話「異類婚姻譚」は、鶴女房や一寸法師などの昔話としても親しまれてきました。現在では、アニメ、小説などのテーマとしても人気のあるジャンルですが、入門書や体系化された書籍はありません。そこで本書では、日本や海外では異類婚姻譚にどのような話があり、どういった特徴があるのかを紹介しながら、知っているようで知らない「異類婚姻」の世界をのぞいてみます。
  • 安西水丸 東京ハイキング
    4.0
    1巻1,540円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 イラストレーター・安西水丸さんが東京都内12エリアを歩き、残した足あとが一冊の本になりました。多様な街のたたずまい、通りかかる名所旧跡や思い出の地が、豊富なイラスト・俳句とともに綴られています。新緑の中「深川めし」を食べる。幼い頃に雨宿りした迎賓館赤坂離宮を通りかかる。勝鬨(かちどき)橋から眺めた夜景の向こうにマンハッタンを見る。止まることを知らず変わりゆく東京において、水丸さんが歩く道は、どこかこうした潮流から解放されている道ばかり。生まれ育った東京を、最晩年の水丸さんはどう捉えたのか。軽やかなまなざしが光ります。 *月刊『なごみ』内連載「メトロに乗って、東京俳句ing」(2013年1月号~12月号)をまとめたものです。
  • ここからどう進む? 対話型鑑賞のこれまでとこれから アート・コミュニケーションの可能性
    4.0
    「アートは難しい、わからん」から「わからない。だから興味がわく」へ。 1980年代後半、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で開発された対話型の美術鑑賞法(VTC)は、その後派生したVisual Thinking Strategies(VTS)をふくめ、日本では「対話型鑑賞」として徐々に広まりました。近年、この鑑賞法は美術鑑賞のみならず教育現場や医療、サイエンスの分野でも評価され、さらにビジネス界にも普及しつつあります。本書は各分野の専門家が対話型鑑賞の現状を把握し、問題や課題を浮き彫りにした上で、対話型鑑賞の可能性を見つめ直す一冊です。※2022年夏に開催されたフォーラム「対話型鑑賞のこれまでとこれから」をもとに書籍化。
  • 悩んでもがいて、作家になった彼女たち イタリア人が語る日本の近現代文学
    4.0
    周囲の厳しい目にも負けず信念を貫き生き抜いた10人の女性作家(与謝野晶子・宇野千代・瀬戸内寂聴・樋口一葉・円地文子・向田邦子・有吉佐和子・林芙美子・森茉莉・幸田文)たち。自らをさらけ出した作品は、今も色褪せることなく現代に生きる私たちの心に訴えかける。日本人以上に日本の文学を愛してやまないイタリア人女性が、日本を代表する近現代の女性作家が紡ぎ出した作品と各人の生きざまをひもとくことで、新たな視点で文学へ誘う一書。
  • 週刊戦国ゴシップ
    4.0
    1巻1,100円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 〈信長が、もし「文春砲」を食らったら?!〉〈戦国時代の伝承を「週刊誌の記事風」にリメイクした新感覚・歴史読本!〉信長の壮絶パワハラや家康の脱糞疑惑、上杉謙信のインサイダー取引疑惑などなど、戦国武将にまつわる史実や言い伝えを、【家臣や民からの匿名告発を受けた週刊誌がスクープ記事にした】というテイで誌面構成。スキャンダラスなゴシップネタのみならず、インタビュー、ルポ、エッセイなどあの手この手で約50ネタを掲載します。著者お得意の歴史パロディ要素を取り入れた広告ネタも随所に盛り込み、武将の性格・趣味嗜好から武士の生活文化・作法まで、楽しみながらざっくり学べる斬新な歴史本です。
  • ミライの源氏物語
    4.0
    現代人が「源氏物語」を読むときのハードルとなるのは、ひとつは言葉の違い(古文の読解)、そしてもうひとつは倫理観や社会規範の違いです。本書は、社会の在り方に長く向き合ってきた作家・山崎ナオコーラさんが、深く愛する古典「源氏物語」について、現代人ならではの読み方を考えます。より現代的な訳を目指した「ナオコーラ訳」も読みどころのひとつ。
  • 史料でみる和菓子とくらし
    4.0
    月刊『なごみ』2020年の連載を単行本化。 錦絵や見本帳、茶会記、手紙など、さまざまな歴史史料の中から和菓子にまつわる記録を紹介し、昔の人々が年中行事の中で和菓子をどのように楽しみ、大切にしてきたかをひもとく読み物です。 「金平糖をかたどった明治初期の看板」「江戸時代の人気菓子店を連ねた番付」「菓子を所望する文豪たちの手紙」など、貴重な史料の数々は当時の庶民の暮らしや時代ごとの流行、甘党たちの和菓子愛を伝えます。 カラーの史料もふんだんに取り上げ、和菓子の文化史を目で楽しめる一冊です。
  • 陰陽五行でわかる日本のならわし
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 年中行事を実践したり、昔話を知っていても、その深い理由まで説明するのは難しい──本書は、そういった日本のならわしの「なぜ?」を陰陽五行によって解き明かします。図とイラストを使って、はじめての人にもわかりやすく紹介。私たちの祖先は古代中国の思想・哲学である「陰陽五行」を信じて、今日まで年中行事などを受け継いできました。陰陽五行を学ぶことは、日本人の教養につながります。
  • 外国人に茶道を伝える英会話例文集Explaining Tea Ceremony Through English Conversation
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 外国人に、「茶道の歴史を教えて」「抹茶って何?」と聞かれたら・・・・・・あなたはどう答えますか? 日本を訪れる多くの外国人が関心を持つ茶道。日本人として、外国人に茶道をしっかり説明できるようにしておきたいですよね。本書は、外国人をおもてなしする全ての人に必携の1冊。茶道に通じた通訳のプロフェッショナル二人が、上手に茶道を伝える方法を指南します。○読みやすいダイアログ形式○茶道の基礎知識と英会話表現が同時に学べる○巻末には、茶道を伝える際に「便利な表現」を収録
  • 人もペットも気をつけたい 園芸有毒植物図鑑
    4.0
    1巻1,771円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 身近な園芸植物にも有毒な植物が数多くあります。身近なだけにその危険性を知らず、被害にあってしまうことも。しかし、有毒植物の情報は野生植物に関するものが多く、日本では園芸植物を専門に扱った書籍はこれまでありませんでした。また、近年ではペット(イヌやネコ)に対する有毒植物の情報もますます重要になっていますが、日本ではその専門書が出版されていない現状もあります。そこで、園芸植物や街路樹などに使用される身近な有毒植物を選び、まとめることにしたのが本書です。一般家庭や栽培農家のみならず教育現場、医療関係者などに、身近に存在する植物の危険性を認知してもらい、これらの植物を排除するのではなく、正しい情報と知識を提供し、より安全で、より豊かな園芸活動、また観賞を楽しんでいただくことを目的とした一冊です。
  • お茶の先生に教わる きちんときもの手ほどき帖
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶道を始めてきものを着たくなった人や、きものが好きでお稽古に通い始めたきものビギナーに向けて、さまざまな茶席のシーンに対応したコーディネートを季節ごとに紹介します。きものの基本から茶席ならではの決まりごとやNGポイントまで丁寧に解説し、初心者でも安心です。また、苦しくない着付け方や着姿をきれいに仕上げるコツなど、着付けの手順も掲載。きものを着よう!と思ったときにそばにおきたい一冊です。
  • 東京「多叉路」散歩  交差点に古道の名残をさぐる
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本古来の都市空間における「辻」(十字路、往来の多い交通の要所)は、市場にも集会所にもなる自由で豊かな場所でした。時を経て現代の東京には、古来の主街道や古道が交わるところに新しい自動車道が通り、複雑かつ特徴的な多叉路となっている場所が数多くあります。一見ただの交差点でも、そのかたわらには庚申塚や道祖神、一里塚など、「江戸以前」を感じることのできる遺産が残っている場合も。そのような面白い辻・多叉路・追分の例を、「タモリ倶楽部」出演経験もある古道研究家の著者が実際に訪れ、古地図や現代地図、現況の写真をふんだんにもちいて詳しくガイドします。新しい切り口で「歴史地形散歩」をしたい方必見の書です。
  • ウイスキー アンド シネマ 琥珀色の名脇役たち
    4.0
    1~2巻1,320円 (税込)
    すご腕のスパイ、しがないサラリーマン、失恋した学生、世界をまたにかける企業戦士、人生に疲れた中年男、そして一国の首相まで……。ありとあらゆる映画の登場人物が手にするグラス、あるいはボトルのなかで、琥珀色の輝きを放つ「ウイスキー」。それはたんなる小道具としてだけではなく、ときには主役を食ったり、人物の心理状態を代弁したり、また物語の謎を解く重要な鍵になったりと、いわば“演技派の名脇役”として見ることもできます。スコッチ、アイリッシュ、バーボン、ジャパニーズなど種類・銘柄もさまざまに、本書ではそのようなウイスキーがフィーチャーされた映画47作品を取り上げ、軽妙な文章と映画の雰囲気を伝えるイラストで見どころを紹介。映画とお酒にまつわるコラムや映画作品リストも収録し、映画とウイスキーが2倍にも3倍にも楽しく、また美味しくなる内容になっています。
  • 北村徳齋の仕事 裂地爛漫
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶道帛紗の専門家、当代北村徳齋氏ならではの視点で、裂地の世界を紹介するだけでなく、京都・西陣で三百年にわたり商売を続けてきた北村家の歴史や、裂にまつわるこぼれ話など、裂地の新たな魅力に出合える一冊です。
  • 実用 茶懐石の頂き方と作法
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 近年は洋食や中華料理の頂き方はできても、いざ日本料理を頂くとなると、困惑する方が多いように思われます。日本人であればできて当然の箸のあげおろしから椀の扱いまで、日本食の基礎となる茶懐石の形式で紹介。懐石の進行と客の動きが解説とカラー写真で確認でき、わかりやすいつくりとなっていま。すまた、頂く時に少し迷ってしまうような器の扱いや、料理、菓子などの頂き方も合わせて紹介します。季節のあしらいや食材など、ちょっとしたプチ知識も満載です
  • 熊野、修験の道を往く 「大峯奥駆」完全踏破
    4.0
    宗教取材を続けるジャーナリストが、聖護院が140年ぶりに行った12日間の「大峯奥駆修行」に参加。吉野から熊野に至る240キロの修行ルポをベースに、考古・歴史・文学を踏まえながら、修験道の今昔を描く。
  • 「手仕事」で夢をかなえる女性たち
    4.0
    1巻1,408円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東京およびその近郊の、手仕事=物づくりで生計を立てている女性たち約25人の作品と人生を、注目の若手を中心に、上は80歳代まで幅広く紹介。仕事内容も、ステンドグラス・靴・時計・帽子などの現代ものの作家から、江戸切子・浮世絵彫り師など伝統工芸職人まで取り上げます。仕事との出会い、物づくりの世界で生きる喜びと苦労、恋愛・結婚観など、作品に宿る女性たちの思いや考えを伝えます。
  • 且坐喫茶
    4.0
    タイトルの「且坐喫茶(且く坐して茶を喫せよ)」とは、禅の言葉で「まぁ、お座りになってお茶でも飲みなさいよ」の意味。茶の師匠から人生のすべてを学んだという作家・いしいしんじは、アロハシャツにジーンズ姿で師匠の門戸を叩いたことからはじまりました。その茶観は、どのようにして形成されていったのか。本書では、著者が禅僧・牧師・茶人・現代画家・和菓子作家・陶芸家などを亭主とする一期一会の茶事に臨み、一亭一客の狭小の茶室のなかで坐して茶を喫した経験を通し、日本人の美意識、亡き師匠の思い出などを綴ります。月刊誌『なごみ』2014年連載「しゃざきっさ」に加筆をし単行本化。
  • キッチンでつくる茶席の和菓子
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和菓子は大好きだけど、ほんとうに自分でつくれるのかしら、なんて思いこんでいませんか? でもこの本を見れば大丈夫。身近な道具と材料を使って、とにかく手間いらずに簡単に。ホームメイドの親切レシピブック。
  • あんこのおやつカレンダー あずきあんこでできる洋風レシピ30
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本人におなじみの甘味素材「あずきあんこ」を使ってできる洋風おやつを、バリエーション豊かに味わうための実用レシピ本。ラスクやトリュフといった手軽に作れるものから、タルトやチーズケーキのようにひと手間かけたものまで、ありそうでなかった新味おやつ30日分が勢揃い。和菓子だけにとどまらない「あんこ」の魅力を、日めくりカレンダー調に楽しく紹介します。 ●つくれるお菓子の例 自家製クリームあんみつ、あんミルフィーユ、ココナッツとあんこの蒸しパン、いちごあずき牛乳、あんことドライいちじくのタルト、あずきミルクプリン、あずきと抹茶のシュークリーム、あずきといちごのスフレ、いちごとあんこクリームのサンドイッチ、ココナッツ汁粉、あんおやき、あんトリュフ、チョコとあんこのおまんじゅう、きな粉とあんこのロールケーキ、あずきミルクのアイスキャンデー、あずきとエスプレッソのチーズケーキ ほか
  • 茶席で話す英会話
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 英語でお茶を教えたり、海外で茶道紹介をする際の手引きとして、すぐに使える英語表現を豊富なイラストとともに紹介。素朴な疑問に答えるためのQ&Aや、割稽古・盆略点前などの手順のフレーズも英語と日本語の対訳で収録。
  • 和の彩りにみる 色の名の物語
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 洗朱、花色、縹(はなだ)色、京紫、香(こう)色などなど、日本の色には独特の名前があります。和装の達人・染織研究家として著名な著者が、長年の経験と研究をふまえた簡潔な解説で、約50項目の基本色を中心に、美しい日本の色彩世界を紹介。美しい和の写真と、名前と対応させた色彩が、実用にも役立ちます。
  • ランディー・チャネル宗榮のバイリンガル茶の湯BOOK
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 京都を拠点に20年にわたって、世界に茶道の魅力を発信するカナダ人裏千家教授ランディー・チャネル宗榮が、「茶の湯」を軸に日本文化をヴィジュアルにわかりやすく伝える本。奥深さと美で外国人をひきつける茶の湯。けれどもそれは、多くの外国人はもとより日本人にとっても疑問や謎が多いもの。何のために集まってお茶を飲むのか? 何故、ルールがあるのか? 何故、長きにわたって受け継がれているのか? インターナショナルな視点で要点を読み解き、紹介する英文併記のバイリンガルブックです。
  • 京都みやげ一冊いかがどす?
    4.0
    多くの人たちが京都を訪れるがその目的は様々。「こんなとこに行った」「こんなことがあった」「こんなもの売ってた」「こんなものを手に入れた」。そういった話のネタを仕入れに上洛してくるのではないか。そもそも、旅行するって、そういうものかもしれない。京都で生まれ育ったエッセイストの著者が、読んでもらうことで幸せな気分が伝わるような、いつかゲットしに行きたくなるような、「ちょっと、聞いて!聞いて!」の京都の【みやげばなし】を48のエッセイで紹介する。
  • 外国人は日本文化の「何」を知りたがっているのか─そのエッセンスは茶道の中に─
    4.0
    豊富な海外ビジネス経験を持ち、裏千家茶英会の指導責任者を長年務める著者を招き、外国人(=異文化の人)に、茶道とそれにまつわる日本文化をより的確に伝えるには、どのような心がまえ・方法が必要・有効かをわかりやすく説く書です。単に英語の言い回しを教える「教科書」ではなく、著者の実体験に基づく「血の通った」一話読み切りのエッセイで、外国人とのコミュニケートの際に私たちがとるべき姿勢を、根本から問い直します。なお、一部の重要な英語例文や単語などは別枠に取り出し、わかりやすく掲載しています。
  • 懐紙で包む、 まごころを贈る
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 贈りものを和紙で包む「折形」をはじめてみませんか。たとえば、お祝いやお礼の気持ちを込める「のし紙」や「のし袋」を自分で折って、包むことができます。ほかにも、お年玉包みや祝い箸包み、お祝い事に使われるごま塩包みなども折形に含まれます。本書では、お手軽な懐紙を使った折形31種類のつくり方をご紹介します。ちょっとした心付けやおもてなしの際にうってつけです。いつでも・その場で・大切な人に、お祝いやお礼の気持ちをさらりと包んで、素敵な大人になりましょう。水引の結び方9種類も収録。
  • 茶趣12ヵ月ハンドブック
    4.0
    お稽古でもお茶会でも、季節を感じることがお茶人の第一歩です。道具組などの趣向を読み取るには、日本の豊かな四季の知識を身につけなければなりません。本書は「月々の代表的な行事」「ゆかりの言葉」「季節に合わせた茶道具とその取り合わせ」をやさしく解説するため非常に実践的な内容です。作法や点前だけのお茶から一歩進んで、季節を感じるお茶の魅力をお伝えします。
  • ものぐさでも大丈夫! おてがる茶花ガーデニング
    4.0
    1巻1,155円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「茶席でも使える茶花・山野草を自宅で育てたい、でも忙しいし、なるべく手軽に・・・・・・」という人向けのノウハウ本。「がんばらないガーデニング」を提唱し、園芸書ベストセラーとなった『ものぐさガーデニングのススメ』の著者を招き、「茶花は意外と簡単に栽培できる、がんばらないガーデニングと相性ばっちり」ということをお伝えします。「やらなくてよいこと」と「最低やったほうがよいこと」をまずおさえ、続いて初心者向き・鉢植え向きのものなど、各テーマに合う草花の育て方を個別に紹介します。
  • 茶席で役立つ禅語ハンドブック
    4.0
    「茶禅一味」といわれるように、茶の湯と禅の精神は切っても切れない関係にあり、第一の道具とされる掛物に書かれる禅語はそれを象徴しています。本書では茶席でよく目にする禅語を中心に、これまでむずかしいからと禅語を敬遠していた方でもさらりと読めるよう、やさしく、わかりやすく解説しています。また、禅の視点からだけでなはく、茶の湯の視点からならどのように解釈できるか解説するなど、茶道を学ぶ方にとっては最適の入門書です。
  • 名物裂ハンドブック
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶席で注目を浴びるのは釜・茶入・茶杓などの茶道具ですが、裂地の存在も忘れることはできません。その中でも名物茶道具に添う「名物裂」は、その茶道具の歴史を物語る貴重なものです。本書は代表的な名物裂100点を掲載しています。名物裂の名称・意匠をなかなか覚えることが出来ないという人は必見。また、裂地への理解を深めたい人には色・文様・織り方など、裂地の基礎知識に関する解説が役立つでしょう。そのほかにも裏千家歴代宗匠好み裂や拝見の仕方なども紹介します。裂地の拝見を茶席の楽しみに加えましょう。
  • 一億人の茶道教養講座
    4.0
    「侘び」の概念を外国人にわかりやすく教えるには? 樂歴代の特徴を効率的に覚えるには? 読んでおくべき茶書は? など、茶道を習う人はもちろん、興味はあるという程度の人も視野に入れ、わかりやすい語り口でその効果的な学び方を伝える書。「真の教養人になるために必要なのは、茶の湯の知である」、というスタンスから、禅語、道具、建築などジャンル別に、学ぶ際のポイントがどこにあるのかを解説します。
  • 茶道の稽古場 役立つ100の知恵
    4.0
    初心の方がお稽古場で疑問に感じることなど100項目を掲げました。 「なぜ」という疑問が、「なるほど」という得心に変わる話柄が豊富に盛り込まれています。 【お話の流れ】 入門と初稽古 お茶室拝見 割稽古 風炉の薄茶平点前 炉で炭手前 小習の精神 拝見と千家十職 年中行事とお菓子 口切と点て初め 茶事のお稽古 茶事の心得とおもてなし 見立てのたのしみ 【100項目のなかから】 ●畳の縁は身分をあらわす大切なしるしでした。 ●畳を四等分して道具の位置を考えます。 ●ぎっちょう炭の名前の由来は? ●荘物のお点前は一種のパントマイムです。 ●「千家十職」をおぼえておきましょう。 ●十一月の炉開きに「亥の子餅」を食べるわけ。 ●茶壺のひもは解けないように結びます。 ●末客を「詰」、亭主の助手を「半東」という理由。 ●濃茶は三口半で頂きます。 ●見立てには選んだ人の目があらわれます。
  • 明解 源氏物語五十四帖  あらすじとその舞台
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 碩学の国文学者・池田弥三郎氏の名著がよみがえる! 簡潔明瞭、流れがつかめる「全五十四帖あらすじ」、物語のゆかりの地を巡る随筆「全五十四帖その舞台」、まぎらわしい人名を整理した「主要登場人物一覧」で構成。

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  • ニッポンの名前  和の暮らしモノ図鑑
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和食の素材や料理、台所用品の名前、和服(きもの)の小物や柄の名前、和風建築の座敷や建具、家具、茶室の名前、神社やお寺の建物の名前。能・歌舞伎・文楽などの伝統芸能、年中行事や冠婚葬祭にかかわる数々の道具の名前など、ニッポン人として知っておきたい、モノの名前を、写真とイラストでたのしく紹介します。

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  • 現代語でさらりと読む茶の古典 長闇堂記・茶道四祖伝書 (抄)
    4.0
    『長闇堂記』は奈良春日社の神職だった久保権大輔が書き遺した茶湯回想録。『茶道四祖伝書』は奈良の豪商茶人松屋の歴代が見聞きした、千利休・古田織部・細川三斎・小堀遠州の茶湯を、四つの伝書に編集したもの。ともに桃山から江戸時代初期にかけて、のちに「わび茶」とよばれる茶湯が成立していく過程をいきいきと伝えている。

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  • 美しい着物、美しい人  伝えておきたい嗜みごと
    4.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 およそ40年のながきにわたり染織研究家として活躍し続けてきた木村孝さん。和装の取り合わせの品格の高さ、きもの文化の教養の高さは、つとに知られるところです。本書は、若い世代やミセス、きものを通して和のたしなみごとを知りたい人達に向け、知っておいてほしい知恵やしきたりを現代にどういかすか、四季折々の行事の中、礼節の場、何気ない暮らしの中を背景に綴る指導的エッセイ集です。本物のお洒落とは。品格とは。今だからこそ伝えおくべき事がこめられた、人生の深みすら感じさせる一冊。きもの初心者にも理解しやすいよう、巻末には用語解説頁も付いています。

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  • 今日も私は、ひとつの菓子を
    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    〈「いったいあんたはんは誰のために、なんのために菓子をこしらえたはるんや」〉 〈第四回京都文学賞「一般部門優秀賞」「読者選考委員賞」ダブル受賞作品(原題『一菓』)。〉 大学を卒業し、とくに夢や目標があるわけではなく毎日を過ごしていた主人公の雄司。ところが偶然に入った和菓子屋「洛中甘匠庵」で目にした「求む、菓子職人」の貼紙をきっかけに、京都島原の有名和菓子店で修業を始める。一年後に後継者を決めるという。腕は一流だが昔気質で頑固な大将との衝突、他の職人との争い、地域の人々や店の仲間たちとの交流を通し、職人として成長していくが、やがて大将の体調にも変化が……。菓子職人としての覚悟、伝統を受け渡す者と受け取る者の想いを描き出す。第四回京都文学賞「一般部門優秀賞」「読者選考委員賞」ダブル受賞作品。
  • ホットプレートと震度四
    3.9
    1巻1,760円 (税込)
    数々の「おいしい小説」を手掛けてきた著者が贈る――“食にまつわる道具”を通して揺れ動く老若男女を描いた短編集。「今年 のゼリーモールド」「ピザカッターは笑う」「コーヒーサーバーの冒険」「あのときの鉄鍋」「水餃子の机」「錆び釘探し」「ホッ トプレートと震度四」「さよなら、アクリルたわし」「焚いてるんだよ、薪ストーブ」の9篇を収録。
  • 平安女子は、みんな必死で恋してた イタリア人がハマった日本の古典
    3.9
    〈イタリア出身の著者がおくる、新しい古典文学の楽しみ方〉 日本で長く翻訳者として活躍しているイタリア女性が、あの有名古典作品を“超訳”! 自由で古典愛に溢れた現代訳とともに、清少納言や小野小町のリアルな姿を探ります。 1000年前、経済的に自立できなかった日本の女性たちは文字通り「命がけ」で恋をして、その経験を日記や物語として書き遺しました。彼女たちの恋愛は情熱的であり戦略的。本書では『枕草子』『紫式部日記』『竹取物語』など、誰もが一度は教科書で習った10の有名古典作品を「個性的な女性たちが、恋に、出世に奮闘する平安オムニバス」として読みなおします。
  • ショート・ショート・キョート
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ぼくらの京都 マンガコンテスト」受賞者・おおえさき氏による初のマンガ単行本。京都で生活する人なら共感できる、京都の日常生活をユーモラスに描いたショートショート作品を一挙にまとめます。京都をあまり知らない人でも楽しめるよう、各作品を補足する京都ネタを添えた、淡交社ならではの京都あるあるコミック。巻末には、京都市伏見区周辺をめぐるルポマンガ「さきさんぽ」、もうひとつのマンガコンテスト応募作品「グンナイムーン」も掲載した、京都生まれ、京都育ち、京都在住である著者ならではの作品集です。
  • 能楽ものがたり 稚児桜
    3.8
    歴史小説家・澤田瞳子が月刊『なごみ』で2年間にわたって連載した小説『能楽ものがたり』を単行本化。能の名曲を下敷きに創作した8編を収録。 1「やま巡り―《山姥》」/2「小狐の剣―《小鍛冶》」/3「稚児桜―《花月》」/4「鮎―《国栖》/5「猟師とその妻―《善知鳥》」/6「大臣の娘―《雲雀山》」/7「秋の扇―《班女》」/8「照日の鏡―《葵上》」。
  • 藤森照信×山口 晃 探検! 東京国立博物館
    3.8
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 開館、明治5年(1872)。収蔵品総数、11万件以上。わが国最古の博物館として、質・量ともに日本一を誇る「トーハク」こと東京国立博物館。本書では建築家の藤森照信氏と画家の山口晃氏を案内役に、「美術」「建築」の二本柱から、トーハクの魅力を徹底解剖します。膨大な収蔵品からお気に入りの展示品を独自の視点で選ぶ「勝手にトーハクセレクション」、茶室での特別見学体験、展示や保存修復の舞台裏から果ては館長室まで普段入れないところに潜入し、トーハクの魅力を徹底案内します。
  • 現代語でさらりと読む茶の古典 岡倉天心 茶の本 THE BOOK OF TEA
    3.8
    近代の名著として名高い『茶の本』は、明治39年(1906)に岡倉天心(1863~1913)が英語で書きアメリカで出版した書物です。そのタイトルや、再編集された利休の逸話・切腹話が多いことから、「茶道」について説きおこした本とも思われがちですが、実は、ハラキリで欧米に認知されていた当時の日本人を、日本の文化を擁護するために、欧米でも飲まれている「茶(紅茶)」を引き合いに出し、理解を求める意向で執筆されたものでした。七章からなる本文は短いものですが、どう解釈するかは訳者に負うところが大きい書でもあります。今回は、茶の道学実を兼ね備えた筆者が原文に挑んだ、茶の湯関係者待望の一冊です。 今回の新訳では、「茶道Teaism」と「茶の湯 tea ceremony」を明確に訳し分け、「道家思想Taoism」「禅道Zennism」と対置させるとともに、「茶道は、道教の仮の姿であった」と書いた天心の深意にせまっています。 また、英文のパラグラフごとに小見出しをつけているのも、訳者の工夫です。 60ページにおよぶ解説と、岡倉天心略年譜付き。
  • イラストでわかる ニッポンのサイズ図鑑
    3.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 度量衡の単位としてグローバルスタンダードとなっているメートル法。一方、日本古来の単位「尺貫法」は、身体の部位の長さや米の収穫量など、生活に根づいた感覚から生まれています。そういった「人間の感覚」由来の単位を学ぶことは、昔の日本人がつちかっていた生活感覚を想像し追体験する面白さにつながることでしょう。イラストをふんだんに使った親しみやすい造本で、多様で豊かな単位の文化をわかりやすく伝えます。現代生活に今も残る単位の名残(畳数や坪数など)や、覚えておくと役立つ知識(1坪は何平米かなど)もふくめます。また、フィートやポンドなど、世界中にある身体基準の単位についての豆知識も掲載します。
  • 猿の眼 僕ノ愛スル器タチ
    3.7
    歌舞伎俳優・四代目市川猿之助の骨董コレクションを、自身のエッセイとともにまとめた一冊。はじめて買った川喜田半泥子の茶碗やぶち割ってしまった魯山人の徳利、巡業先で求めた唐津茶碗など、思い入れのある品々を写真家・みなもと忠之氏が新規撮影。楽屋で自ら茶筅を振るい、茶を喫する姿も収録。舞台上とは違った四代目市川猿之助の一面を、読者のみなさまにご紹介します。『なごみ』2012年~2013年の連載に加筆して単行本化。
  • 会食力 キャリアを上げる接待マナー
    3.7
    ☆食事の際に箸置きを使う。 食事の際に箸置きを使う。 そういう小さなマナーが大切と気づける力こそ「会食力」です! 「接待なんてしたことない」新人さんはもちろん、場数を踏んだ中堅ビジネスマンだって、「自分は接待上手」と言い切れる人はそういないはず。 本書はビジネス接待から立食パーティ・デートまで、会食と名の付くさまざまなシチュエーション別の心がまえを、豊富な海外ビジネス経験を持つ著者の実体験を中心に紹介。 うろ覚えだったマナーの勘どころをおさえて、めざすは「会食の達人=人生の達人」!
  • 知って得する茶道のいろは
    3.7
    茶室で正座をすること、濃茶を数人で飲むことは、現在では当たり前。しかし利休の時代の茶書をひもとくと、それが当たり前でないことがわかってくる。現在の習いやきまりは、いつ、だれが、どのようにして始めたのか。知って得する話がつまった一冊。
  • 天使突抜367
    3.6
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ツウザキさんが施主になったら家づくりは事件になり、作品になった。マリンバ奏者にしてエッセイスト、アンティーク着物コレクター通崎睦美がアーティスト達と取り組んだ、京の長屋の驚愕のリノベーション奮闘記。

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  • 余裕はつくれるものでした。 〝生き急いでいる〟人に伝えたい時間と心にゆとりをつくるヒント
    3.5
    なぜか自分の時間がない、休日はダラダラして自己嫌悪──それ、〝生き急いでいる〟かも? そんな〝いま〟に満足できない方でも、時間と心の「余裕」はできる、というより、自分で〝つくれる〟ものでした。本書は、知人から〝生き急ぎ〟と評された著者が、抹茶と出合って気づいた「余裕をつくるためのヒント」をまとめた内容です。著者は「激レアさんを連れてきた。」「シューイチ」にも出演した、抹茶スイーツプロデューサーのなまっちゃさん。「タイパ・コスパ疲れ」の方にお読みいただきたい一冊。
  • 四季折々の着こなしを知る きもの文様暦
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 和装の楽しみとは、四季折々にコーディネートを考えること。本書では、十二か月、そして折々の行事にふさわしいきものの文様80点を収録し、『美しいキモノ』元副編集長がその由来をやさしく解説します。さらに、TPOに応じたコーディネート例も掲載。すべての文様をイラスト化しているので、一目でわかりやすい仕様です。季節感やコーディネートに悩んだときに、さっと文様を調べることのできる、コンパクトなきものお役立ち本。
  • 図解で学ぶ めくるめく日本語史の世界
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みなさんは自分が使っている日本語の「歴史」を考えたことがあるでしょうか。令和の日本語は平成、昭和に、大正、明治の日本語は江戸時代に、そして鎌倉室町、平安から奈良時代の日本語につながっており、各時代の日本語は少しずつ異なっています。本書では奈良時代以前から近代まで、音声や語彙、文法、文字表記、資料など、日本語史で説かれていることや著者の日頃の研究で興味深いと感じることを解説しており、見てわかるイラスト図解とやさしいコラムで挫折なく、楽しく学べます。ぜひ、めくるめく日本語史の世界をご体験ください。
  • 江戸時代のオタクファイル
    3.5
    1巻1,980円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 太平の世とうたわれた江戸時代、人びとは学問や趣味・娯楽で暮らしを彩りました。本書は特定の事物にのめり込んだ人、それらを生きがいとした人を「オタクの先人」とし、そのディープなオタクライフを紹介します。象に憧れ遠い異国から呼び寄せてしまった将軍、43年越しに地元のPR誌を作り上げた商人など、その興味の対象はさまざま。どの人物も自分の「好き」に忠実で、じっくりと対象に向き合うすがたは現代の私たちと紙一重。親近感すら覚えます。今、なにかにハマっている人も探している途中の人も、辛酸なめ子さんを案内役に、彼らの清々しい欲望を覗いてみませんか。
  • 関西人はなぜ「○○電車」というのか ―関西鉄道百年史―
    3.5
    1巻1,760円 (税込)
    阪急電車、阪神電車、京阪電車、南海電車、近鉄電車……「◯◯電車」の愛称で関西の人々から親しまれる“五大私鉄”。本書は、互いにしのぎを削り合うことで、関西の文化と経済の発展に寄与した鉄道たちの歴史を紐解いたノンフィクションです。元全国紙新聞記者・松本泉氏が、五大私鉄を中心に繰り広げられた熾烈な百年対決を、時に硬派な文化論的に、時に面白おかしく描きます。鉄道ファンはもちろん、歴史好きに、関西の文化・エンタメ好きも楽しめる内容。
  • 友愛の日本史 美しきブロマンス、力強きシスターフッド
    3.5
    紫式部が生涯慕った親友、最期まで石田三成に味方し続けた大谷吉継、喧嘩ばかりの転載コンビ・葛飾北斎と滝沢馬琴――。恋愛や利害を超えて、日本史の偉人たちが交わした深い友情や新年ある連帯を、20組・総勢43人のエピソードで紹介。古代から近代まで幅広い時代と分野から、歴史を動かし、文化を作った珠玉の友愛関係を知る人物伝。
  • どこからそう思う?学力をのばす美術鑑賞 ヴィジュアル シンキング ストラテジーズ
    3.5
    「VTS―Visual Thinking Strategies」とは、フィリップ・ヤノウィン氏(元ニューヨーク近代美術館教育部部長)が開発した、アートを通じて鑑賞者(学習者)の「観察力」「批判的思考力」「コミュニケーション力」を育成する教育カリキュラム。対話を介してグループで作品をみる鑑賞方法を提唱するVTSは、算数、社会、理科など他教科へも応用できるメソッドであるところが特長です。日本の学校教育においても、対話型美術鑑賞教育が重要視され、その具体的な方法を説く教科書がもとめられています。わが国で対話型鑑賞を実践している京都造形芸術大学アート・コミュニケーション研究センターが翻訳した『Visual Thinking strategies』(ハーバード大学出版局刊行)は、まさに日本で唯一の鑑賞教育のためのテキストです。
  • 京都を愉しむ ほっこりやのおばんざい
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 家庭で簡単に作ることができる京都のおばんざいの逸品のレシピを詳しく紹介。
  • 英訳付き ニッポンの名前図鑑 和食・年中行事 An Illustrated Guide to Japanese Cooking and Annual Events
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 外国の方に和の暮らしに関わるモノの名前を教えたくても、正式名称を知らなかったり、英語でうまく説明できないことがあります。本書は、日本人として知っておきたい和食と伝統行事にまつわる名前を集めました。バイリンガルブックとして、名前の英訳に英語での解説まで掲載しています。さらっと説明できると鼻が高い情報満載です。シリーズ本として、「和服・伝統芸能」篇、「和の建築・しつらい」篇も順次、刊行予定です。
  • かんたん金つくろいブック
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 器を補修する伝統技法「金つくろい」は、かぶれるおそれのある漆を使うため素人には難しい技法ですが、本書は本漆の代用品などを用いた、やさしい修復の技を伝授します。構成は、本漆の代表品を使う簡易編と、本漆を用いた本格編に区分。物を大切にする伝統を見直す一冊。平成13年刊『やさしい金つくろい入門』の改訂版。
  • イラストでわかる 茶懐石のいただき方
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶事に招待された客の悩みの種といえば、茶懐石のいただき方。本書は、約束事が多い茶懐石の流れといただき方を、豊富なイラストでおさらいできる実用本です。客の目線(真俯瞰)から、手の動きや器の移動などの手順が描かれているので、茶懐石を疑似体験しているようなわかりやすさを実現しました。茶事に参加する前の予習として最適です。また、最大の難所「千鳥の盃」や末客の働きなども、一つ一つの動きを丁寧に解説します。
  • 図解 茶の湯人物案内
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶道界の歴史を切り開いた人物(トータル33人)をピックアップし、その事跡や所蔵道具、好み物や茶室、交友録、知られざるエピソードなどを紹介。400点に及ぶイラストや多数の図解、巻末10ページを用いた登場人物と茶道流派三千家歴代宗匠、千家十職らを一斉に掲載するビジュアル年表は圧巻。本文以外のウンチクやこぼれ話もふんだんに盛り込んだ“読んで納得・見て楽しい”ありそうでなかった茶人伝ここに登場!
  • 僕らの落語 本音を語る! 噺家×噺家の対談集
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気・実力を兼ね備えた落語家、計4組による対談集です。人間国宝の子息・孫にあたる〈桂米團治×柳家花緑〉、いま爆発的な人気を誇る〈桃月庵白酒×春風亭一之輔〉、異色の経歴を持つ〈春風亭百栄×三遊亭兼好〉、将来を担う女性落語家〈柳亭こみち×三遊亭粋歌〉。彼らに迫る司会進行役は、落語家・落語ファンからいま最も信頼されている評論家・広瀬和生氏。普段は客を笑わせる落語家たちから、真摯な思いを聞き出します。共通項を持った彼らの心のうちが引き出されたのは、対談だからこそ。
  • 日本ザンテイ世界遺産に行ってみた。
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「ザンテイ世界遺産」=世界遺産の登録候補となっている国内各地をめぐるこの旅のナビゲーターは、いま「脱力系」の旅行エッセイを書かせたら右に出る者はいない、かもしれない宮田珠己さん。いざ世界遺産に登録されたら人気が出て混むし、いまのうちに先取りしてしまえ! という名目ではじめた全12回の国内旅行記です。候補地だけあって各地とも観光名所には事欠かず、その観光情報も満載ですが、宮田さんの視点はその斜め上、ふつうのガイド本には載らない隠れ名所や珍スポットのほうに向きがちで……。ファンの期待を裏切らない、著者独特の軽妙な語り口は本書でも健在です! とはいえ、登録に向けた取り組みなど、地域の実情や課題などといった、意外とマジメに考えさせられる一面も。月刊誌『なごみ』2014年連載「ザンテイ世界遺産の旅」の電子書籍版です。
  • 茶道具ハンドブック
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 茶道具の歴史、道具の拝見、部分名称、鑑賞に役立つ形状と種類を、床の間の道具・釜と炉、風炉・点前道具・炭道具・莨盆・菓子器と懐石道具、さらには水屋道具などに分けて紹介、茶道具の基礎知識がコンパクトにまとまった一冊。ポケット版として携帯できるハンドブックです。

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  • 京都花街 ファッションの美と心
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 華やかな芸妓さん舞妓さんを彩る工芸品の数々。京都の伝統工芸のほとんどが何らかの形で花街と関わっていると言っても過言ではありません。舞妓の髪結いから芸妓の鬘、かんざしやきものなど、美しい工芸品とともにある花街の姿を、様々なエピソードと写真を交えてご紹介します。

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  • イラストでわかる水屋の準備と後かたづけ
    3.5
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「軸を掛ける時、床の間の畳に上がってもいいの?」「茶碗の水を切る時、伏せて置いてはいけないの?」 まず心得ておきたい水屋仕事のポイントを、イラストでわかりやすくお伝えします。

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  • おふうさま
    3.4
    江戸時代初期、加賀前田家利常公四女・富姫(おふうさま)が、京・桂離宮を造営したことで有名な八条宮家へ嫁ぐことに。それは徳川将軍家の顔色をうかがいつつも、朝廷と良好な関係を築くための政略結婚。入輿に際して「おふうさま」付きの侍女となった小蝶は、女主人を守っていくことを決心し奔走します。加賀前田家を快く思わない公家衆の陰謀や予期せぬ災難を乗り越えながらも、「おふうさま」は妃としての使命と秘めた恋に揺れ動いていました――侍女だけが知る「おふうさま」の心の内、その悲願とは。
  • 江戸→TOKYO なりたちの教科書 一冊でつかむ東京の都市形成史
    3.4
    1巻1,496円 (税込)
    台地と低地、海と湿地と川がおりなすダイナミックな地形を活かして作られた「坂と水の町」東京。徳川幕府による計画、大火や地震などの災害、文明開化、戦争、高度成長など、現在の発展の前には、都市が劇的に変革する数多の大きな起点が存在していました。それらのプロセスや出来事の重要性を、古地図・史料・風景写真、そして現代のまちを歩いて得た知見などを交えつつ、「ブラタモリ」にも出演した都市形成史の専門家がわかりやすく解説します。オリンピックを控える今、江戸の町と現在の町の利点・難点を比較し、未来の町づくりを考えるきっかけとなる一冊です
  • 芦屋山手お道具迎賓館
    3.3
    誰も知らない織田信長を、お道具さんたちは知っていたのです。――神戸山芦屋のとある古い館で、本能寺の変で焼失したとされる名品「白天目茶碗」が掘り出された。ところが、白天目茶碗の付喪神である「シロさん」は、どうして自分が割れずに残ったのか、自分自身の来歴さえ思い出せない。シロさんはなぜ芦屋に埋まっていたのか? 本能寺の変の真相は? シロさんの持ち主である「先生」、茶道具を偏愛するアラブ人の「ほうっかむりさん」、そしておしゃべりで無邪気なお道具たち(※国宝級)が繰り広げる、異色の骨董ファンタジー!
  • 絵解き「江戸名所百人美女」 江戸美人の粋な暮らし
    3.3
    1巻1,408円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 歌川国貞(3代豊国)の代表作「江戸名所百人美女」。100の名所を背景に100人の美女が描かれた、揃い物の浮世絵です。日々の生活を営む江戸時代の女性が生き生きと描かれています。それはまるで、国貞が実際に見聞きした女性──実在の人物のように、その人生が浮かび上がって見えるのです。本書は「江戸名所百人美女」を絵解きして、当時の女性の風俗習慣を探ります。隠れて恋文を書く娘、男気溢れる芸者、逢引きを楽しむ奥女中など、さまざまな女性が登場。なかには、意外な一面を持つ美女も……。テレビドラマなどの時代考証家である著者が、わかりやすくかつ楽しく、国貞の目が捉えた江戸の暮らしを紹介します。

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