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マニアックな趣味は数あれど、中でも「仏像マニア」として知られるみうらじゅん氏。そのマニア道の原点には、祖父「ブツゾー・マスター」の存在があった。祖父との出会いをきっかけに、特撮好きの少年はいつの間にか仏像の魅力に取り憑かれていく。仏教系中学校への進学、寺の息子(=エリート)との出会いなど、周囲の人々や環境に後押しされながら、「仏像マニア」へのステップを一歩ずつ駆け上がっていくのだが……。いわばマニア道「前夜」とも言える、みうらじゅん氏の原点を描いた自伝的小説。巻末で解説を寄せるのは盟友・いとうせいこう氏。さらに、仏像を描いた著者の作品も収録。
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Posted by ブクログ
最高すぎる一冊でした。
三浦純少年のなかにすでに存在していたみうらじゅんを知ることができる、「みうらじゅん」の前日譚みたいな自伝小説で、大変おもしろかったです。
ファンからすれば三浦少年の姿にはなんの不思議も疑問も違和感もないけれど、ふつうに考えたら小学生がここまで仏像にはまれるのってすごい。寺の息子でないことを嘆いて自室を寺に見立てたり、将来はムジュー(住職のいない寺)に入りこむことを目標に仏教系の学校に進学したり、仏像のスクラップブックや個人雑誌みたいなものを作ったり。解説がいとうせいこうさんというのもグッとくるし、そこで明らかになるブツゾー・マスターの正体もすごい。すごいしか言ってない自分が恥ずかしくなるくらいすごい。
Posted by ブクログ
みうらじゅん氏と、そのお祖父様との話。どのようにして仏像に興味を持ち、師弟関係の如く過ごしたか。
みうら氏の青春時代の心の葛藤も描かれていて、面白かった。彼の原点はここだったか!と納得した。そしてなんとお祖父様の慈悲深いこと。素晴らしい人を師として育ち、あのように多才で、常に等身大な人間になったのだなぁと思った。
久しぶりに一気読みをした。本当に面白く興味深い話だった。ただ、ある程度仏像や寺に詳しくないと面白みは減るかもしれない。幸い、私は何度も本に出てくる寺には訪れたことがあり、周りの景色、風景、仏像も知っていたので、読んでいて景色が頭に浮かび、懐かしかった。
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