愛にこんがらがって

愛にこんがらがって

594円 (税込)

2pt

ミュージシャンの乾は、ライブが終わった後、突然、180cmはある長身の女に「御主人様」になって欲しい、と懇願される。ファンのひとりと思った乾は、打ち上げに彼女を誘い、酔った勢いで、激しい一夜を過ごす。そこから、乾と彼女の「御主人様」と「奴隷」の関係が始まる。SMという性的な従属関係の中、愛と欲望の深みにはまり、終には悲劇的な結末を迎える男女を鮮烈に描いた、初の長編小説。

※本書は、平成十二年十一月ぶんか社より刊行された単行本『SLAVE OF LOVE』を改題し、文庫化したものが底本です。

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愛にこんがらがって のユーザーレビュー

3.6
Rated 3.6 stars out of 5
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    Posted by ブクログ

    SとドMむしろノーマルとハードMか?日常に起こりえないようで起こり得ちゃったような。こんがらがって行き着いた先は・・
    これも一つの愛の形。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    みうらじゅんの短編小説。しがないロックバンドのリーダーと、彼のもとに突然現れたハードMのM子が織り成す物語。一部強烈な性的描写もあるけれど、それはあくまでも手段として描いているだけでしかないのだと思う。本質はもっと深い。真摯な態度で『Sとは?Mとは?』と懊悩するみうらじゅんの姿勢は、本当に胸を打つも

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    「見苦しいほど愛されたい」気持ちがほとばしるMJ小説。

    ただのSM小説とは一線を画す不思議な魅力。

    M子の「御主人様」が物語が進むほど切なくなってくる。

    山田五郎さんと重松清さんの解説で
    2度、3度楽しめるお得な文庫版をおすすめいたします。

    0
    2010年08月13日

    Posted by ブクログ

    SLAVE OF LOVEで邦題、「愛にこんがらがって」です。
    人間の心と体を切り離せないカルマをSMというハードな関係を通して、鮮やかに描く。
    近年、簡単に「私(俺)M(S)なんだー!」という声を聞くようになった。
    では、Sとは?Mとは?
    小説としてはオーソドックスな形をとりながらも、生粋のマゾで

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    SM小説が変わりはじめた、と思ったのはみうらじゅん先生の官能小説を読んでからだった。

    物心ついた頃から官能小説が好きで、通り一遍の展開やキャラクター造形も嫌いではなかったけれど、新しさを感じたのはみうらじゅんさんがこのジャンルをちゃんと描いてくれたから、とも言える。

    重松清様が解説書いてるのも意

    0
    2021年03月02日

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