現代語でさらりと読む茶の古典 岡倉天心 茶の本 THE BOOK OF TEA

現代語でさらりと読む茶の古典 岡倉天心 茶の本 THE BOOK OF TEA

1,056円 (税込)

5pt

3.8

近代の名著として名高い『茶の本』は、明治39年(1906)に岡倉天心(1863~1913)が英語で書きアメリカで出版した書物です。そのタイトルや、再編集された利休の逸話・切腹話が多いことから、「茶道」について説きおこした本とも思われがちですが、実は、ハラキリで欧米に認知されていた当時の日本人を、日本の文化を擁護するために、欧米でも飲まれている「茶(紅茶)」を引き合いに出し、理解を求める意向で執筆されたものでした。七章からなる本文は短いものですが、どう解釈するかは訳者に負うところが大きい書でもあります。今回は、茶の道学実を兼ね備えた筆者が原文に挑んだ、茶の湯関係者待望の一冊です。

今回の新訳では、「茶道Teaism」と「茶の湯 tea ceremony」を明確に訳し分け、「道家思想Taoism」「禅道Zennism」と対置させるとともに、「茶道は、道教の仮の姿であった」と書いた天心の深意にせまっています。
また、英文のパラグラフごとに小見出しをつけているのも、訳者の工夫です。

60ページにおよぶ解説と、岡倉天心略年譜付き。

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現代語でさらりと読む茶の古典 岡倉天心 茶の本 THE BOOK OF TEA のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2024年01月09日

    訳が分かりやすく読みやすかった。
    花の話などもでてくる。
    お茶室に行きたくなった。
    またゆっくり読みたい。
    外国の方に聞かれることがあると聞いたので読んだ本。

    0

    Posted by ブクログ 2022年02月05日

    日露戦争直後のタイミングで英語で書かれた、岡倉天心による茶の本。茶を始めたくなった。
    飲料である茶が、いかに日本において思想・哲学として発展し生活に根付いているか。煮る茶、泡立てる茶、浸出させる茶に分類し、それぞれが唐、宋、明の各王朝との繋がりや、元や清の支配で茶の文化が破壊されたこと。道家思想や禅...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月19日

    海外の方に日本文化を説明する機会がある人には特におすすめです。日本の文化を俯瞰するというのが新鮮に感じました。

    0

    Posted by ブクログ 2014年09月02日

    同志社100冊 2014.June on One Purpose
    人と交流するための心得(礼法)が記されている。原著英文。
    ---
    質素。貧弱から富者まで花の入れ方を知る 014
    生の術 Art of Life 018
    物質主義に反抗 030
    人間性を回復するために茶を 033 激乱の...続きを読む

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