野山花花図譜

野山花花図譜

小説・文芸
2,860円 (税込)

14pt

4.6

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日本の野山に咲く花々について綴る文章に、花の個性をあらわにするような美しい絵を添えたエッセイ集。植物に造詣の深い著者が、四季折々に現れる野花の生態を紹介。どんな状況にあっても逞しく根を張る植物たちは、「生きる場所を自ら決める」ことの尊さを、人間である私達にも訴えかけます。「ともすれば大人は、子どもにヒマワリのように生きることを目指してもらいたがる。そのほうが仲間も多いし世界はそういう人に有利にできているし、生きていくに選択肢も広がるからだ。別に画一的な世の中をよしとしているわけではなくとも、親心で少しでも楽なほうをと先導してしまう。そういう自分に葛藤を抱くときは、渓流の奥へ足を運び、そこで満足げに咲いているイワタバコを見るのがいいと思う。イワタバコはほんとうの幸せとは何かを教えてくれる。」(本文より)

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    淡交社
  • タイトル
    :
    野山花花図譜
  • タイトルID
    :
    2226287
  • ページ数
    :
    168ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年04月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    33MB

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野山花花図譜 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    野山にひっそりと咲く花々が、春から季節を追って描かれているエッセイ。

    梨木さんの文も凛として美しいのだが、見開きに描かれる花々の絵も素敵。

    表紙に金の文字、何という綴じ方かわからないが、どのページを開いても盛り上がらない綴じ方。
    文字の優しいフォント、色は何色というのだろうか、優しい茶系の色。
    細部にわたり美しい。

    この本、裏千家茶道の淡交社刊。なるほど、他にはみない気品がある。

    0
    2026年08月13日

    Posted by ブクログ

    野暮用続きで全く読書時間が取れない日々…
    そんな時にしっかりと癒してくれた本書。

    梨木香歩さんが、八ケ岳の自宅周辺を中心に出逢う山野草達をひとつひとつ紹介してくれるエッセイ。
    イラストも美しくて、写真で見るより特徴がよくわかるし、心にじんわり効いてくる。

    山野草だけでなく、街なかで見かける花もいくつか登場する。
    梨木香歩さんの花々への思い出を語る文章を読みながら、私自身もいくつかの花々達の思い出が甦ってくる。
    花の名前を覚えた時のことや、思いがけない場所で出会えた時のエピソードなど、梨木香歩さんと同じように様々なエピソードが自分の中から湧き出てくるのが心地よい。

    印象的だったのは、岩煙草の章。
    我が子にヒマワリのように生きることを目指してほしい、少しでも楽な方へと先導してしまうという葛藤を抱くことがある。そんな時は渓流の奥へと足を運び、満足げに咲いているイワタバコを見るのがいいという。
    「イワタバコはほんとうの幸せとは何かを教えてくれる」
    イワタバコは淡い木漏れ日が差すか差さないかのような場所で、ひっそりと生きているのだそう。

    山野草のエッセイであっても生きることへのエールを贈ってくれる梨木香歩さん。
    優しさがあふれた、愛おしい本にまた出会えた。

    0
    2026年05月30日

    Posted by ブクログ

    本が開きやすくてビックリ!
    その分、イラストも文章もすごく見やすい。
    ゆっくりと丁寧に読みたくなる。この本を読んでいる時間をおだやかなものにしたくなる。そんな一冊。

    ただ……高い……。その価値はあると思う。でも、ちょっと高い…。

    0
    2026年05月17日

    Posted by ブクログ


    ⭐️野山花花図譜
    装丁が目を引く。淡い紫に波多野光さんの上品なイラスト。和綴じなのも嬉しい。野山の草花を愛でたいとき、開いてみる。贅沢なひととき。もちろん、梨木香歩さんの文章も愛しい。

    0
    2026年04月05日

    Posted by ブクログ

    コデックス装の本ということで購入。和綴じ風ということなのかな。見開きの図などには適している。
    内容は植物の絵とエッセイなのだが、どうも植物はあまり得意ではないのでちょっと…

    0
    2026年07月07日

    Posted by ブクログ

    花屋さんに並ぶ花はもちろん綺麗だけど、最近は自然に咲いている山野草に心惹かれるようになってきた。
    八ヶ岳にも拠点をお持ちの梨木さんは、生活の中に山野草があるのだなと羨ましく思った。
    波多野光さんの美しいイラストとエッセイが素晴らしくマッチしていて、ゆっくり楽しみながら読んだ。
    ゆっくり読めた要因の一つが、「コデックス装」で作られていること。本がまっすぐ水平に開くので、手を離して絵画を観るように眺めることもできる。
    細部までこだわりが感じられる本だなと思った。
    どこの出版社だろう?と見てみたら、淡交社さん。
    どことなく茶道の雰囲気が漂っていたのも納得。

    0
    2026年06月10日

    Posted by ブクログ

    「野山花々図鑑」のタイトル通り、野や山に生きる野生の植物たちが主人公のエッセイである。
    豊富な知識で花々の解説と、イメージや思いを語っている。
    その花々は、ホームセンターの園芸コーナーなどに並ぶ「リア充」っぽい花たちとは逆を行っている。
    うつむき加減の花も多いが、気が弱いわけではない。そこに美しさを感じるだけ。
    地味だが誇り高い。そんな植物が多く語られている。
    著者は幼い頃から植物図鑑に親しみ、住んだところや出かけた場所の野山で実際に出会ったりして、植物との親交を深めてきたようだ。
    『家守奇譚』に登場している植物も多いので、この本を紐解きながら再読するのも良いかもしれない。
    写真で確認するのもいいけれど、この本の、波多野光氏の、どこか日本画風で落ち着いた陰影の植物画を眺めると、より物語の世界に入り込める気がする。

    植物一つ一つの項のタイトルの植物名は、漢字とその後にカタカナが表記されている。
    この漢字の植物名がなんとも雰囲気があると思う。
    絵を鑑賞しやすくするためか、開くと平らに安定するような本の作り。落ち着いて、文章とイラストを楽しめる。

    0
    2026年04月02日

野山花花図譜 の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    エッセイ・紀行 / エッセイ
  • 出版社
    :
    淡交社
  • タイトル
    :
    野山花花図譜
  • タイトルID
    :
    2226287
  • ページ数
    :
    168ページ
  • 電子版発売日
    :
    2026年04月03日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    33MB

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