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Posted by ブクログ
やっぱり すごいなぁ 梨木果歩さんの世界観。
初めての短編集だとか。
8編の短編と中核となる中編「丹生都比売(におつひめ)」。
短編にも世界観がでているけれど、丹生都比売はさすが。
どんどん引き込まれていく、戻れなくなる・・・
それにしてもこの世界観をこんなきれいな文章で表現するなんてすごい。
壬申の乱の人間関係がこんなことになっていたのは、習ったはずがまったく頭の中に残っていませんでした。
あとがきには「ひとはみな、それぞれの生の寂しみを引き受けて生きていく、という芯を持つ蔓なのだろうと思う」。
間違いなく自分の世界を変えてくれた作家さんの一人です。
これからも梨木さんの本は読み続けなければ。
Posted by ブクログ
シンプルな紺地のカバーが、文学的な雰囲気の短編集。
しんとした気持ちで読みたい。
短篇集とはいえ、表題作の『丹生都比売』(におつひめ)は独立して一冊で出版されたことのある長さであり、あとがきによれば、これは核になるお話で、他の作品もここから同じ蔓が伸びていった…ということだ。
対象年齢も主人公の年齢もまちまちの、「ジャンル分けできない一冊」になった、というが、確かに同じ種から伸びている蔓のように感じられる。
登場人物も、人なのかどうなのかよく分からない物もあり、しかし読んでいて、目に見える形が人であれ植物であれ鳥であれ、それは些細なことのようにも思えてくる。
草壁皇子に関する、吉野裕子氏の説というのは初めて知るが、ああ、あるかも知れないと思ってしまった。
かなしい皇子である。
月と潮騒/トウネンの耳/カコの話/本棚にならぶ/旅行鞄の中からなかから/コート/夏の朝/丹生都比売/ハクガン異聞
『コート』は、姉妹のかさねた歴史がしみじみと、最後になつかしく哀しかった。
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小説・文芸
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