遊女作品一覧

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  • 江戸の色町 遊女と吉原の歴史 江戸文化から見た吉原と遊女の生活
    3.5
    1巻1,683円 (税込)
    絢爛豪華な遊郭・吉原のはじまりから終わりまで。 秘密の江戸歴史、遊郭の実態をわかりやすく解説していく。 吉原にはどんな人々が住んでいたのか、 遊女の一日とはどんなものだったのか、吉原ではどうやって遊んだのか……など、 遊女のルーツや吉原誕生までのいきさつから、吉原内部の実情、遊女の生活ぶりまで、 江戸文化の中心地となった吉原と遊女にスポットを当てて全貌を解説。 300年間公認の遊廓として栄えた町・吉原と、 吉原の主役・遊女の歴史と実像を知らずして江戸は語れない。 巻頭カラー 浮世絵で見る江戸吉原 序章 遊女・遊郭のルーツを探る──吉原以前の遊女とは ・遊女の祖先は誰か? ・遊女が売春を行うようになったのはいつか? コラム1 菅原孝標女が見た地方の遊女の実態 ・豊臣秀吉が開いた遊郭とは?…など
  • 江戸の格付事情
    -
    1巻980円 (税込)
    ※本書はリフロー型の電子書籍です 【ランキング好きは国民性!】 格付と序列の江戸時代 泰平の世が到来した江戸時代は、新たな生活システム「格付」が浸透していった。令和時代を生きる我々からすると、窮屈な印象を抱きがちだが、秩序を守るためには必要な制度だった。大名よりも身分が高い旗本、領地は多いが身分の低い大大名など、武士の人事にも触れる。現代の名刺代わりとなる「○○守」「△△介」など、武士には様々な格付があった。また、江戸時代後半に大流行した「見立番付」。神社仏閣、グルメ、遊び場、温泉、あるいは仕事に火事と、ありとあらゆるもののランキング。日本人のランキング好きは江戸の昔も今と変わらない。二百有余年の平和が続いた徳川の世に存在した様々な「序列」や「制度」。将軍・大名・侍から町人・遊女まで、江戸を生きる人々を支えたシステム「格付」の基礎知識! 〈本書の内容〉 ■第一章 江戸の格付事情【将軍・大名篇】 〈一〉武士の種類/〈二〉官位とは/〈三〉官職名/〈四〉大名の種類/〈五〉大名の領地/〈六〉大名の序列/〈七〉大名の詰所/〈八〉大名の服装/〈九〉大名屋敷/〈十〉参勤交代/〈十一〉登城風景/〈十二〉江戸城の正月/〈十三〉大老になれる家/〈十四〉徳川家一門衆/〈十五〉御三家vs.御三卿/〈十六〉姫の嫁ぎ先 コラム マウンティングが反映された出世双六 ■第二章 江戸の格付事情【幕臣・陪臣篇】 〈一〉将軍直属の家臣/〈二〉幕臣の給与/〈三〉幕府の役職/〈四〉江戸の警察/〈五〉家来(供)の人数/〈六〉屋敷のスペース/〈七〉大奥のヒエラルキー/〈八〉大名の家来衆/〈九〉武家女性の呼称/〈十〉金で武士を買う コラム 象は果たして官位をもらったのか ■第三章 江戸の格付事情【職業篇】 〈一〉公家/〈二〉医師/〈三〉学者/〈四〉絵師/〈五〉役者/〈六〉力士/〈七〉商家/〈八〉儲かる商売/〈九〉遊女/〈十〉職人/〈十一〉盲人/〈十二〉町人/〈十三〉女性の名前/〈十四〉火消/〈十五〉火事/〈十六〉農地 コラム 江戸の家賃 ■第四章 江戸の格付事情【見立番付篇】 〈一〉見立番付の流行/〈二〉江戸の五つ星/〈三〉菓子屋/〈四〉死後の世界/〈五〉大食い大会の流行/〈六〉人気おかず/〈七〉宿泊施設/〈八〉駕籠と乗物/〈九〉牢屋/〈十〉江戸の名湯/〈十一〉寺社仏閣 コラム 意外や意外な番付 〈プロフィール〉 安藤優一郎(あんどう・ゆういちろう) 歴史家、文学博士。1965年、千葉県生まれ。早稲田大学教育学部卒業、同大学院文学研究科博士後期課程満期退学。JR東日本「大人の休日倶楽部」など生涯学習講座の講師を務める。おもな著書に小社刊行『幕末の志士 渋沢栄一』『江戸の給与明細』(監修)をはじめ、『賊軍の将・家康』『お殿様の定年後』(以上、日本経済新聞出版)、『越前福井藩主 松平春嶽』(平凡社新書)、『大名格差』『徳川幕府の資金繰り』(以上、彩図社)、『徳川家康「関東国替え」の真実』(有隣堂)、『大江戸の娯楽裏事情』『江戸の旅行の裏事情』(以上、朝日新書)などがある。最近刊は『大名廃業』(彩図社)。

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  • 江戸の芸者 近代女優の原像
    -
    出雲のお国から明治の女優まで! 知られざる女性芸能の成立と盛衰 ◆内容紹介◆ 現代の日本人のほとんどは、江戸時代は女性芸能者がいなかったと思っている。 しかし、それは間違いで、江戸時代も女性芸能者はいた。 例えば、出雲のお国、そのかぶき踊りを模倣した遊女歌舞伎、踊子、そしてそれらの後継としての芸者である。 江戸の女性芸能者の系譜は絶えることなく、明治の女優へと引き継がれた。 「女性芸能者はいなかった」と誤解される遠因は、依然として続く男尊女卑の風潮にあるように思われる。 陰影に富んだ世界があったにもかかわらず、それに触れる歴史教科書はまず見当たらない。 本書は江戸時代の女性芸能の成立と盛衰について記述するものである。
  • 江戸の性愛術(新潮選書)
    4.8
    伊予道後で大成功を収めた遊女屋の主人が、書き記した秘伝の書『おさめかまいじょう』――この性愛指南書には、遊女の健康管理に始まり、男を籠絡する術、放縦な要求への対処法、どのように「天悦」に至らしめるかなど、あらゆる性のテクニックが網羅されている。当時の図版を掲載しながら、豊かで過激な性愛文化を明らかにする。
  • 江戸の大名 人物列伝
    2.0
    藩祖としてたたえられた英雄、遊女に走って隠居させられた大名、経営をそっちのけで趣味に明け暮れた大名…。それぞれの人は様々な生き様を見せている。江戸時代の86人の大名を取り上げ、その人のエピソードを中心に紹介。

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  • 江戸の娘たちを夢中にさせた縁結び恋占い
    -
    男と女の相性診断決定版。当たりすぎて江戸幕府や新政府からたびたび発売禁止処分を受けた的中率100パーセントの「投銭占い」など吉原の遊女や市井の娘たちが頼りにした色事情事の吉凶占い。

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  • 江戸POP道中文字栗毛
    3.4
    大注目の作詞家・小説家が読み解く、破天荒な江戸文芸の世界! ・平賀源内が書いた異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBL!? ・俳諧の連歌はJ-POPに似ている! ・『東海道中膝栗毛』のイキリ散らしたクズ男たち? ……etc 新感覚文芸エッセイ12本に加え、芥川賞候補にもなった著者による3本のリメイク短編小説を収録。 「この本が近世文芸に触れるはじめの扉になればうれしいです」(はじめに) 【本書で紹介する江戸(近世)文芸】 ▼「蛙飛ンだる」→「蛙飛び込む」?編集を繰り返す松尾芭蕉 ▼風来山人(=平賀源内)による衝撃の異種ヤンデレ純愛幼馴染ハーレムBL『根南志具佐』 ▼千手観音の手をめぐるドタバタコメディ、芝全交『大悲千禄本』 ▼井原西鶴『世間胸算用』が映す、カネに振り回される人間世界の切なさ ▼江戸時代のスラング盛沢山! 恋川春町『金々先生栄花夢』 ▼南杣笑楚満人『敵討義女英』が応えた女性読者のニーズ ▼アンドロギュノス×心中の奇想、曲亭馬琴『比翌紋目黒色揚』 ▼式亭三馬が老若男女のリアルな姿を描破する、『浮世風呂』の〈糞リアリズム〉 ▼遊女たちのシスターフッド、山東京伝『青楼昼之世界錦之裏』 ▼麻布競馬場作品に通じる十返舎一九『東海道中膝栗毛』の〈都会コンプレックス〉
  • 江戸名所百人美女(江戸百名所と美女百人の粋でいなせな艶姿)
    -
    江戸美人、100人の饗宴! 豊国の傑作美人画集 江戸時代の女性風俗をコマ絵の地名に関連づけて描き分けた百枚の揃い物で、姫君や遊女、町娘など様々な階層の女性が描かれているのが特徴です。門人であった国久がコマ絵の風景画を担当しました。 働く女性の姿もたくさん描かれており、江戸時代女性の職業図鑑としてもお楽しみいただけます。 当時、美人画も名所絵も大変な人気がありました。そこに目をつけて企画されたのがこの江戸名所百人美女でした。美女を主役に、名所絵を背景や小さなコマ絵にして、一枚の絵にしたのです。 美しい風景に百人の美女たちの艶やかな姿態。当時の女性風俗がよくわかる傑作集です。どうぞ心ゆくまでご堪能ください。
  • 江戸を賑わした 色街文化と遊女の歴史
    -
    1巻1,683円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 各地にあった色町の歴史をひも解き、 当時の色町の繁栄ぶりに思いをはせる―― 江戸時代には公認・非公認にかかわらず、多くの遊里があった。 江戸吉原をはじめ、品川や新宿などの宿場町、深川や上野などの岡場所、八王子や府中などの旅籠、船橋や潮来などの地方の宿場…… そこには遊女が集い、女色を求めて男が通い、町はにぎわった。 なぜそこが遊里となったのか、どれほど賑わっていたのか、どんな遊女がいてどんな男が遊んだのか、 往時の賑わいぶりを振り返るとともに、現在の様子にも触れながら、江戸時代の“色町”を紹介していく。 【目次】 ■序章 遊女・遊郭の歴史 遊女の祖先は誰か? なぜ江戸幕府は遊郭を公認したのか?・・・など ■第1章 宿場町の女 宿場町が遊女町として栄えたわけ 吉原に匹敵するにぎわい――品川・・・など ■第2章 寺社町の遊女 寺と神社と遊女と客 寛永寺の門前町――上野・谷中・・・など ■第3章 川沿いの遊女 川・海と遊女 “こんにゃく島”と呼ばれる遊里――新川・・・など ■第4章 吉原の遊女 吉原はどこにあったか 吉原はどういう町だったか・・・など ■第5章 地方の遊女 成田街道一番の宿駅――千葉 江戸と東北を結ぶ水郷の遊里――常陸・・・など ■第6章 陰間茶屋の男 江戸時代の男色事情 歌舞伎の少年のアルバイト――日本橋・・・など
  • 絵本青楼美人合(鈴木春信 傑作美人画集:全5巻完全収録)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人気浮世絵師・鈴木春信の傑作絵本「青楼美人合」全五巻を一挙に完全収録!! 青楼はもともと中国で高貴な人や美女が住む館のことをいいましたが、江戸時代の日本では「吉原遊郭」を指す言葉として使われました。この「青楼美人合」には実在した吉原の遊女が総勢166人描かれています。 春信は茶屋で働く「お仙」という一般人の女性を浮世絵に描き、彼女をいちやくトップ・アイドルのような人気者にしました。 つまり「会いに行けるアイドル」をプロデュースしたのです。 本書ではそんな実績を存分に生かし、実在の遊女166人を、その日常姿を描くことで、魅力的にプロデュースしています。 「AKB48」ならぬ「YSW(よしわら)166」といったところでしょうか。 まさにお江戸のアイドルです。 吉原遊女に憧れたのは男性だけではありません。着物のオシャレな着こなしなどから女性にとっても憧れの的でした。 江戸の人々は男女問わず、春信の描く実在の遊女たちを、うっとりとながめていたことでしょう。 春信の美人画は繊細で可憐なタッチが特徴です。 近年、日本が発信するKAWAii(カワイイ)文化が世界を席巻していますが、春信が描く着物や女性の表情、しぐさにはカワイイ要素がたくさんあります。 鈴木春信こそ、日本のKAWAii文化の元祖なのかもしれません――鈴木春信が描く、可憐でかわいらしい166枚の美人画の数々を、じっくりとご鑑賞下さい。きっと鈴木春信が描く「KAWAii」の虜になるはずです。
  • 燕石十種〈第1巻〉
    -
    1~6巻2,093~2,424円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高尾考/遊女考/猿楽伝記/瀬田問答他
  • お市 ~華の戦国~(単話版)<まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~>
    -
    強気で美しい姫は日夜兄の慰み物に…!? 汐見朝子がおくる、愛を貫く女たちの物語! ※この作品は「まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • 花魁くノ一
    -
    代筆人として遊女のために恋文を綴る雪乃は、角町の貞女から十両もの大金の送金を頼まれる。貞女の必死の願いに、断りきれなかった雪乃。だが、数日後、貞女が遺体で発見されて……。
  • 逢瀬の花 花魁くノ一
    -
    吉原の遊女・小梅が何者かに殺された。その翌日、吉原の代筆人、雪乃の許に小梅からの包が届けられる。代筆を頼まれただけの小梅から預けられた包に困惑する雪乃。その恐るべき中味を知ったとき、運命が動き始める。
  • おいらん姉妹痴態、廓で三人あそび。
    完結
    -
    ここは大江戸、花の吉原――女が春売る極楽浄土。店で三位の人気遊女「夕月」と、新入りで人気急上昇の「あげ潮」。二人は岡惚れしている男・清さんの愛情が向いているのは自分の方だと、火花を散らしていた。それじゃあどちらが清さんにふさわしいか。遊女の磨き抜かれた性技、その手練手管で勝負――! 一糸まとわぬ姿で、尻を高く突き出す二人の遊女の秘所に、男は同時に指を突き入れる。「こんなにもいやらしい音を立てて…」いじる男のモノを「おおっ、両方からのねぶり攻め…っ」おねだりするように奉仕する遊女たち。それから男は背後から突き入れ「あげ潮のココは、締まりよく肉壁がほどよい弾力で吸いついてくるようだ」と品定め。すると「清さん、あたしにもおくれよぉ!」放っておかれた夕月も男のモノを欲しがり、ついに遊女を並べて、男は交互に出し入れ始めて――!

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  • おいらん姉妹痴態、廓で三人あそび。【合冊版】
    完結
    -
    【この作品は表題作と『Hにご奉仕★処女メイド』を収録しています】ここは大江戸、花の吉原――女が春売る極楽浄土。店で三位の人気遊女「夕月」と、新入りで人気急上昇の「あげ潮」。二人は岡惚れしている男・清さんの愛情が向いているのは自分の方だと、火花を散らしていた。それじゃあどちらが清さんにふさわしいか。遊女の磨き抜かれた性技、その手練手管で勝負――! 一糸まとわぬ姿で、尻を高く突き出す二人の遊女の秘所に、男は同時に指を突き入れる。「こんなにもいやらしい音を立てて…」いじる男のモノを「おおっ、両方からのねぶり攻め…っ」おねだりするように奉仕する遊女たち。それから男は背後から突き入れ「あげ潮のココは、締まりよく肉壁がほどよい弾力で吸いついてくるようだ」と品定め。すると「清さん、あたしにもおくれよぉ!」放っておかれた夕月も男のモノを欲しがり、ついに遊女を並べて、男は交互に出し入れ始めて――!

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  • 花魁ちらし 第1巻
    完結
    -
    全5巻220円 (税込)
    普通のOLだった私。会社帰りに運悪く交通事故に巻き込まれ、けど気づいたらなんとそこは、江戸の遊郭(ゆうかく)で!?(なにこれ、本物? …まって、これもしかして、タイムスリップ???)遊女・彩芽(あやめ)として生きるしかない私のカラダに髪結いの祥平さんがしてくれた、初めての手ほどき。「緊張しないで。ここ、濡れてきたね」「あっ…どうしよ、気持ちよくなってきちゃった…あ、ああんっ」。好きになっちゃダメなのに、こんな風に優しくされたら…。花街の華麗な夜を彩る灯りの下で、濡れる遊女の心と身体。華やかで残酷な夜の世界で芽生えた一途な恋は? 過去と現在が交差する、花魁ラブストーリー!
  • おいらん姐さん 第1巻
    完結
    4.3
    遊女の世話や雑用をしながら、遊女という生き方を学んでいく「禿(かむろ)」と呼ばれる少女たち。彼女たちが自分の姐さん方を「オイラん姐さん」と呼んだことから「花魁(おいらん)」という言葉が生まれたとか――江戸時代、吉原に栄えた遊郭・「新嬉楼」で、「地獄太夫」の異名を取り、大人気の橋立花魁。彼女の座を脅かす唯一の存在、「仏御前」と呼ばれる護法(みのり)太夫。それぞれの付き人、なみじ、しのまで巻き込んでのライバル対決の軍配は、果たしてどちらに……!?お江戸の哀歓あふれる日常を描いた、吉原遊女ロマン。町人が、武士が、いきいきと生活していた時代が甦ります……!!
  • 花魁遊戯 夜の蜜に甘く濡れる【完全版】【電子限定ペーパー付】 1巻
    完結
    3.0
    アイドルになるといい残し消息を絶った双子の妹・秋奈を捜す姉・春奈。春奈は秋奈が“パラデューム”という現代版吉原で遊女として体を売っていることを知る。秋奈を足抜けさせるため、春奈が決断したのは……? 逃げ場のない快楽、愛と性が乱れる現代版遊女物語。※以前配信していた「花魁遊戯~夜の蜜に甘く濡れる~1巻」に描き下ろしページなどを加えた新装版です。
  • 花魁令嬢 華の秘密は情火に燃えて
    4.3
    今宵一夜、私は彼の専属遊女── 恋しい男の腕の中、令嬢は娼妓に変わる。 「いとしい方へお怨み申し上げます」不運の末、遊郭に売られていた双子の妹が非業の死を遂げた。伯爵令嬢櫻子は妹である櫻太夫に扮し、死の真相を探ることに。妹を身請しようとしていた綾瀬和晃は、櫻子が人知れず慕っていた美しい軍人だった。彼女の偽装を見破り、櫻子を櫻子として迫ってくる和晃。初めて知る殿方の熱い情熱と淫靡な快楽。しかし彼は妹の死に関わるかもしれない人で―。
  • 花魁「恋愛SEX」テクニック~男をゲットしまくる女達~
    -
    近頃、ちまたで話題の「花魁」を、ご存知ですか?※ちなみに、「花魁」と書いて「おいらん」と読みます…。時は江戸時代、男を手玉に取っていた遊女たち、そのトップに君臨していたのが、花魁です。彼女たちはまさに、男たちのココロとカラダを自在に操る恋のエキスパート。そんな花魁に、代々伝わる恋愛&SEXの知恵と秘技とは…!?これを読めば、意中の彼はもちろん、どんな男もゲットできるオンナになれること、間違いなし!

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  • 逢瀬―横浜に咲いた絶世の花魁喜遊
    4.5
    1巻1,782円 (税込)
    稀代の美女・喜遊。彼女は本当に実在したのか? 独自の観点で描く歴史小説。 開港したばかりの横浜。そこに江戸吉原を凌ぐ港崎遊郭が出来た。その象徴ともいえる壮麗な妓楼「岩亀楼(がんきろう)」に、喜遊という美しい遊女がいた。彼女は異人の客となり、汚される侮辱を拒み、自害。その事件は、誇り高い日本女性として伝えられ、いつしか彼女は、異人を排除する「尊皇攘夷派」の志士たちの心に燃える「倒幕の炎」の燭台となっていった。幕末に語りつがれた美女・喜遊の姿を描く歴史小説。
  • お栄と鉄蔵 応為・北斎大江戸草子
    3.7
    江戸後期、当代随一の腕前を持つと言われる人気浮世絵師、葛飾北斎(鉄蔵)。しかし、当の本人は引っ越し好きで家はゴミにまみれ、仕事もそっちのけで吉原の遊女に入れ込み、金を散在したりと、ぐうたらな生活を送っていた。そんなある日、版元の萬字堂古澤と万屋が依頼していた美人画を受け取りに訪れると、その画を描いていたのは北斎の娘・お栄で…!?奇人にして天才浮世絵師・葛飾北斎と努力一筋のお栄、そして板元の萬字堂が繰り広げる江戸浮世絵草子。(こちらは電子配信1~7話をコミックス化したものです。)
  • お江戸ファッション図鑑─町娘・若衆・武家・姫君・役者・芸者・遊女など
    4.7
    1巻1,870円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 江戸時代の浮世絵に描かれている当時の人々の着こなしを、現代のイラストでアップデート。 「江戸の着物を描きたい、でも難しくてわからない…」そんなお悩みにお答えする、実用的なイラスト資料集です。 町娘から武家の若君・姫君、大名・女中、芸者や役者、遊女・花魁まで、様々な身分の美男美女を集めました。 帯結びや着物の文様、現代では聞き慣れない日本髪の種類など、作画に役立つ細部の資料も充実。 元にした浮世絵の絵師とタイトルも記載していますので、比べてみると新たな発見があるでしょう。 その作品が描かれた時代から、お江戸ファッションのおよその変遷がつかめます。 浮世絵からたどる江戸の服飾文化の豊かさをどうぞお楽しみください。
  • 大江戸奇巌城
    4.0
    1巻2,420円 (税込)
    学問好きのちせ、男装の浅茅、阿蘭陀人と遊女の間に生まれたアフネス、お家騒動から逃れた喜火姫、武術に優れた野風――少女たちは徳川12代将軍・家慶が治める御世に偶然出逢った。やがて五人は、摩訶不思議な計画で世界統一を目論む存在と対峙することに!!
  • 大奥子種バトル~正妻VS.愛人~
    完結
    -
    16歳の処女正妻の初夜を、夫の愛人が監視!? 世継ぎを産むため、媚薬を使って乱れる幼妻! 8代将軍の妻、日野富子の壮絶人生を描く!(大奥子種バトル~正妻VS.愛人~) 明治10年、生まれ故郷を追われ外人専門の娼婦となったお栄。ロシア貴族との愛欲の日々が、彼女を美しく磨き上げる!!(らしゃめんお栄) 7歳で親に置屋に売られ、遊女となったお倉。成り上がるため必死に客を取る中、優しいだけのダメ男と出会い、惹かれていくが……!?(ヨコハマお倉) 「ぐずぐずしないで足を開け!」夫に性病を移され、辱めのような治療を受けた吟子は、日本初の女医を目指す!(吟子―日本初の女医―)
  • お嬢様と執事のナースな午後★SP
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    執事の村瀬を看病するために、お嬢様がエッチなナースに大変身!風邪をうつさないように安静にしていた村瀬を、お嬢様はカゲキな看病を決行!!おクチで熱を計り、指で脈を計り、そして最後は…?Sッ気タップリのナースに、村瀬のカラダはいいなりに…!他、遊女にメイドに占い師、コスプレHはお任せな、お嬢様と執事のミダラなお遊びが始まる!
  • お千代の恋(単話版)<醜女娼婦 ~私の値段は、6フラン~>
    -
    1巻165円 (税込)
    若きイケメン城主に恋心を抱いた遊女が、身分を偽って城主に近づくも……!? ※この作品は「醜女娼婦 ~私の値段は、6フラン~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • 男おいらん~裏吉原道中 1
    完結
    5.0
    騙されて「裏吉原」の遊郭に売られてきた柾木(まさき)。男遊女となった柾木を手に入れたのは、医者・宗次郎(そうじろう)だった。「私は柾木の心も身体も欲しいんだ。」■しかし、運命のいたずらに二人は翻弄され……はたしてこの裏吉原の頂点“男おいらん”となるのは一体だれ?■全席完売・キャンセル待ち続出で話題を集めたあの「イケメン舞台」がついにコミックノベルで登場!ケータイ小説の女王・内藤みかが書き下ろす、もうひとつの『男おいらん』物語。
  • おとこ・おんなの民俗誌
    -
    一夜妻・よばい・色好み・ふんどし・赤不浄・中棒・密通・遊女・ぼんがま等々、性に関する言葉や行為、結婚の形態や古来からの慣習などの由来や変遷、地域的相違を、民俗採訪や多くの古典・文献をもとに論証。民俗学の性や結婚の分野を論じながら、興味本位に流れるのを避け、積極的に学問への道をさぐった好著。
  • 踊る猫
    4.1
    お滝は、女衒にたぶらかされ、京の島原で遊女となった。童女だったころのお滝に憧れていたと、訪ねて来た男。その本性は!?(「かわたろ」) 河童、雪女、ウブメ。画家で俳人の与謝蕪村が見聞きした妖たちの、こころに響く物語九編。幽霊となった武家のご新造と出逢った植木職人の宗七。宗七がたぐり寄せた、切ない結末とは……。(第三回小説宝石新人賞受賞作「梅と鶯」を収録)
  • おれの足音 大石内蔵助(上)
    4.0
    「人というものはな、食べてねむって、ほどよき女を抱いて暮らすことが、万事なごやかにはこべばそれでよいのだ」。子供の頃から居眠りばかり、けれども女好きなることこの上なく、国家老になってからも「昼行燈」という、あだ名をもらっていた男。柚子味噌をなめながら晩酌をし、妻女と仲よく暮らし、たまさかには出張にことよせて、あまり上等ではない遊女たちと、たわむれて遊ぶことに無上の喜びを感じていた男。大石内蔵助の愛すべき人柄とその生涯を活々と描く傑作。
  • 女無宿人・半身のお紺~お怨み申しません~
    -
    男嫌いのお紺と、町火消人足の善十が惚れ合って、お互いの半身に下り竜、上り竜の入れ墨を彫った。だが、善十は吉原の遊女を殺めてしまった。お紺も、善十の逃亡を助け、追っ手三人を矢立仕込みの匕首で……。
  • 女を観る歌舞伎
    3.7
    歌舞伎の女たちを鋭く楽しく読み解く一冊 忠義のために我が子を差し出す女、初めての男が忘れられず、姫から遊女に身を落とす女、嫉妬する女、罪な女、だめんず好きの女…歌舞伎に登場する女性たちには時を越えた共感と驚きがある。今昔の女性を見続けてきた著者の“目からウロコ”の分析が冴え渡り、歌舞伎が身近に感じられる楽しい一冊。市村萬次郎氏との対談を特別収録。
  • 海傑エルマロ(1)
    完結
    4.2
    世界を盗むサムライ×パイレーツ! 群雄割拠の日本にすら飽き、自由と冒険を求め大海へ飛び込んだ若きサムライ。彼は世界の至宝を追い求めるうち“悪童(=エルマロ)”といわれる伝説の海賊となった…!! 戦国日本の世界への玄関口、長崎は平戸港に突如あらわれた謎の男・和光カイリ。遊女たちばかりに声をかけて仲間を募った彼は“俺は海賊になる”と宣言する。彼が狙うのは近海を荒し回る中国一の大海賊“王直”の財宝だという。はたして空の向こう、海の果て、大地の彼方から彼が盗み獲るのは…!? 『夜王』の井上紀良が、大海原をキャンバスに鮮烈に描き出す。サムライ海賊の圧倒的な生きる鼓動が世界の果てまで響き渡る。
  • 続・怪談和尚の京都怪奇譚
    4.5
    シェアハウス、パン屋さん、映画サークル、公園。ほら、あなたのうしろにも……! 京都・蓮久寺の三木住職のもとには、助けを求める人が絶えません。 悪霊に祟られた人、ポルターガイストに悩まされる人、人形をお祓いしてほしい、さまよう霊を供養成仏させてほしい……。 そんな実話や自身の体験など、現代の怪談、奇譚の数々をお届けします。 蓮久寺は江戸時代初めの建立で、島原の遊女・吉野大夫との縁も深い名刹。 三木住職の怪談は、テレビの「怪談グランプリ」準優勝の名人芸です。 見えない世界に触れることで、あなたの人生も変わるかもしれません。
  • 影詠みの天花―胡蝶の舞と月の記憶―
    3.3
    遊郭が集う天下の歓楽街――《胡蝶街》には、人やモノにとり憑く《影》を詠み、《影》を封じる《巫》と呼ばれる遊女たちが集められていた。胡蝶街一の巫と名高い少女・天花は、お祭りの夜、7年前に突然姿を消してしまった幼馴染の月長と再会する。喜びと戸惑いのなか、大陸からやって来た皇子からの依頼をきっかけに、ふたりの過去と運命と恋が動きはじめる――。栗原ちひろが描く、和風退魔浪漫ファンタジー開幕!
  • 陽炎 稲妻 水の月
    完結
    3.8
    【陽炎の章】吉原の門をくぐった少女のあの日、胸に小さく灯った恋は……。/【稲妻の章】客(おとこ)を手玉にとって何が悪い。世間知らずの若侍は絶好の相手だったはずが……。/【水の月の章】もう一度あの頃に帰れたように、ままごとのような恋をした……。江戸・吉原を舞台に、生涯に一度、すべてを捨てて貫いた恋の物語3編と、シーボルトと遊女・お滝を描いた『長崎慕情』を収録。
  • 籠の鳥の啼く夜に
    3.0
    吉原の会所に詰める蘇芳は、ふとしたことから呉服問屋の若旦那である陣と知り合った。陣は、接待のために見世一軒を貸し切れるほど羽振りがいいにもかかわらず、自分は遊女と床入りしようともしない。それどころか、遊女よりも蘇芳と過ごすほうを好んでいるふしがある。そんな陣に「深い仲になりたい」とまで言われたけれど、からかわれているとしか思えなくて……。

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  • カゴノトリ~遊廓濡れ華調教 1
    完結
    -
    全2巻330~495円 (税込)
    「私のイチモツを挿れてやろう」親ほどに年齢の離れた男性に迫られ、処女の花織は抗えずに…!?家の借金を返すため遊廓に売られた花織。遊廓を運営する鳳紀晶に気に入られ、遊女として働きながらも処女を守るように命じられる。そのため常にボディガードの篠原龍尚が側に控える状態で客をとることになり…?初めて知る性の快感、そして感じる龍尚の視線に花織の身体は調教されていき…!?
  • 仇持ち 町医・栗山庵の弟子日録(一)
    3.6
    藩内の上役の奸計によって家族を亡くし、遊女に落とされた伊勢国津藩の武家の娘・凜。復讐を誓う彼女は、津藩江戸屋敷に出入りする町医者・栗山千歳に身の上を偽って近づき、彼の弟子となった。しかしその千歳も、かつて恨みを買い、命を狙われている「仇持ち」であった……。凜、千歳、千歳の助手として凜を警戒する隻腕の佐助。わけありの三人が織り成す人情時代小説シリーズ第一弾。文庫オリジナル。
  • かってまま
    3.6
    不思議な少女、おさいの「さい」は才? 災? 賽? 謎と人情が心に沁みる七つの物語。著者渾身の連作短編集。 【あらすじ】 不義の恋の末に、この世に生を享けた美しい娘・おさい。 江戸を襲った大火によって彼女の数奇な運命は回り始める。 遊女、女スリ、大盗賊の娘、そして若き天才戯作者――出会った人の心を少しずつ揺らし、救いながら、おさいは誰かをずっと待っている。 果たして誰が、いつ……?
  • 勝山心中
    5.0
    湯女(ゆな)あがりながら、抜群の美貌と才覚で吉原随一の太夫となった花魁勝山(おいらんかつやま)には、人には言えない秘密があった。遊女の身で、男を受けつけられない煉獄の日々。ただ1人心を許した町奴(まちやっこ)の幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)も、水野十郎左衛門の屋敷で凶刃に……。明暦の大火、親友の謀殺。波乱に満ちた遊女の生涯を描く哀切の吉原絵巻。(講談社文庫)
  • 華天楼夢想奇譚~八月の海市の物語~
    -
    お姉さん、僕が守るよ。 遊郭街で起こる、猟奇的な連続殺人事件。 人工心臓の遊女ばかりが狙われる理由とは――? とある孤島の小さな都市「海封」に暮らす頼子は、学校の図書館でアンリ・ケイと名乗る少年と出会う。導かれるままに都市の守り神<八月>や遊郭街の女帝・九煉公主と知己になるなか、ある朝不思議な夢から目覚めると、ひどい筋肉痛に襲われ、所持品には血のような液体が付着していて…。まるで巷を騒がす連続殺人鬼は自分であると物語るかのような証拠に、接点のない人物を殺す動機などないと立ち向かう頼子だが!? 佳嶋・装画
  • 黴 爛
    3.7
    明治四四年、夏目漱石の推挙で「東京朝日新聞」に連載し、自身の結婚生活や師・尾崎紅葉との関係等を徹底した現実主義で描き、自然主義文学を確立、同時に第一級の私小説としても傑作と謳われる「黴」。翌々年発表の「爛」では、元遊女の愛と運命を純粋客観の目で辿り、文名を確立する。川端康成に「日本の小説は源氏にはじまって西鶴に飛び、西鶴から秋声に飛ぶ」と言わしめた秋声の、真骨頂二篇。
  • 甲比丹
    4.0
    三方を海に囲まれた、外国人特別居留地・長崎出島。商館長(カピタン)ヘンミーのもとにおくられた遊女照葉(てりは)は蘭学者の娘。オランダ語を解するがゆえに、幕府と薩摩藩との暗闘に翻弄されるのだった。 都会の恋人たちを描いて定評のある著者が、父の勧めにより壮大なスケールで挑んだ唯一の大河時代小説。惜しまれる未完の大作で絶筆!
  • 髪結いとモノノケにゃん娘
    完結
    -
    恋する気持ちが運命を変える!ドキドキ恋物語♪ 吉原で飼われていた猫・乙女は、仕事で出入りしていた自分をとても可愛がってくれる髪結いの凌馬に恋をする。 しかし、ある日、凌馬の担当していた遊女がいなくなったため、凌馬も吉原に来なくなってしまう……。 乙女は吉原を出て、命からがら凌馬を探す旅に出る。 やっとの思いで凌馬のところへたどり着いた乙女だけど、凌馬に抱きしめられた途端、気を失ってしまう。 そして目を覚ますと、なぜか乙女は人間の女の子の姿になっていて――!?
  • 髪結百花
    3.8
    ※本書は、角川書店単行本『髪結百花』を加筆修正のうえ、文庫化した作品となります。重複購入にご注意ください。 ここまで優れた作品を上梓した作者を、ただただ絶賛したい――。――書評家・細谷正充 ”理不尽”と闘う2人の女意気に、思わず胸が熱くなる! ――書評家・吉田伸子 吉原遊郭を舞台に、女の生き様を描いた人生賛歌。 遊女に夫を寝取られ離縁したばかりの梅は、生家に戻って髪結いの母の手伝いを始める。 心の傷から、吉原で働く女たちと距離を置いていたが、当代一の美しさを誇る花魁の紀ノ川や、 寒村から売られてきた禿のタネと出会い、少しずつ生気を取り戻していった。 そんな中、紀ノ川の妊娠が発覚し――。 男と女の深い溝、母娘の複雑な関係、吉原で生きざるを得ない女たちのやるせなさ。 絶望の中でも逞しく生きていこうとする女たちを濃密に描く。 第1回日本歴史時代作家協会賞新人賞、第2回細谷正充賞受賞作。
  • からだひとつに恋ふたつ~赤い襦袢の復讐~1
    -
    1~3巻165円 (税込)
    その日堀に浮かんだあの子は、赤い襦袢が揺らめいて、うたた寝する金魚のようだったという──。…時は大正末期の花街。遊女・桔梗は、妹のように可愛がっていた菊乃の死に疑念を抱いていた。そんなおり、新しい娘・秋子が見世にやってくる。秋子は偶然にも死んだ菊乃に生き写しの顔をしており、たちまち男達の欲望のまとに。「私は菊乃さんじゃないのに…」だがある時、淡い恋心を知った秋子の身に奇妙な異変が…!?──遊廓に渦巻く、謎と情念と切ない色恋の物語。
  • からゆき哀歌~異国に売られた日本の女たち~
    完結
    3.7
    身売り哀史の名手が描く女たちの慟哭! <収録作品> 「南洋の撫子~からゆきさんの物語~」日本から異国へ遊女として売られていった女たち! 「奴隷海岸」黒人奴隷の悲惨な歴史……。 「囚われの羽衣」天女の羽衣をモチーフに描く淫靡なおとぎ話! 「白拍子~橘という遊女~」座敷で芸を売り春を売る女たちの悲話!
  • からゆきさん(単話版)<まんがグリム童話 大奥いじめ地獄>
    -
    「この娘感じてるぞ!」 「全部のみこめ、このビッチが!」 「いやああ!」 処女の遊女が異人たちと乱交! 異国に売られた哀しき女の涙の物語。 ※この作品は「まんがグリム童話 大奥いじめ地獄」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • 【カラー版】江戸の経済事件簿 地獄の沙汰も金次第
    4.0
    【電子特別版・カラー画像多数収録!】赤穂浪士に始まり、歌舞伎や近松門左衛門の文楽、落語などに出てくる、江戸時代に日本各地で起きた様々な金銭がらみの事件や出来事。江戸文化研究家が、それらが描かれた歌舞伎、文楽、落語、浮世絵などを取り上げながら近代資本主義以前の江戸の経済について多角的な視点でわかりやすく解説する。豪商から貧乏サムライ、遊郭の遊女、賄賂に宝くじまで、お金をめぐる江戸の人間模様を通じて、資本主義の行き詰まりがささやかれる今、経済と金の実相を江戸に学ぶ。【目次】まえがき/序 金が敵の世の中――『忠臣蔵』が描いたもの/第一章 江戸経済の流れ/第二章 庶民の暮らし/第三章 商人の興亡/第四章 武士のふところ事情/第五章 江戸時代の金融と商習慣/参考文献
  • 花柳界用語辞典
    -
    お座敷遊びの言葉を現役芸者から学ぶ  芸者を呼んだ経験はありますか?  粋なお座敷遊びに興味はありませんか? 「床花(とこばな)」「一見(いちげん)」「芋助(いもすけ)」「地方(じかた)」「お茶を引く(おちゃをひく)」「ねんごろになる(ねんごろになる)」「太棹(ふとざお)」など、花柳界(芸者や遊女の社会)で使われる用語を学んでいれば、より至福の一夜を過ごせることでしょう。  本書は、現役芸者が教える、お座敷遊びのための用語辞典です。  日本伝統の艶文化を知るために、あるいは時代小説の副読本としても最適。  同著者の官能小説『艶々日記』とあわせてご一読ください。 ●冴月さくら(さえづき・さくら) 兵庫県神戸市出身。OLを経て1992年熱海で芸者になり現在に至る。サンスポ性ノンフィクション大賞特別賞を受賞。日本舞踊・狂言・茶道・鳴物・居合・書道と伝統芸能に通じ、官能小説のほかに恋愛のノウハウ本や能・狂言の解説も手掛ける。著書に、『30歳からの愛される作法』(泰文堂)、『能・狂言を楽しむ本』(主婦と生活社)など。
  • 甘露梅 新装版~お針子おとせ吉原春秋~
    4.0
    岡っ引きの夫に先立たれたおとせ。時を同じくして息子が嫁を迎えたため、手狭な家を出て吉原で住み込みのお針子となった。元町家の女房の目に映る、華やかな遊廓の表裏で繰り広げられる遊女たちの痛切な営みと恋模様、人情劇。めぐる季節の中で、いつしか自身にも仄かな想いが兆し始め――。著者の没後10年を前に4カ月連続で新装版刊行! 第一弾となる本編には、公私にわたり交流のあった諸田玲子氏の書下ろしエッセイを収録。
  • 合本 燦【文春e-Books】
    -
    『バッテリー』『NO.6』のあさのあつこが描く! 江戸時代を舞台に、少年たちの成長と葛藤を描く、人気青春活劇全八巻がこの一冊に。 【収録作一覧】 『燦 1 風の刃』 江戸から遠く離れた田鶴藩。その藩主が襲われた。疾風のように現れた刺客は鳥獣を操り、剣も達者な謎の少年・燦(さん)。筆頭家老の嫡男・伊月(いつき)は、その矢面に立たされるが、2人の少年には隠された宿命があった――。 『燦 2 光の刃』 江戸での生活がはじまった。伊月は藩の世継ぎ・圭寿(よしひさ)とともに窮屈な大名屋敷住まい。一方、異能の一族に生まれ育った少年・燦も、祖父の遺言を守り、江戸の棟割長屋に暮らす。その2人が町で出会った矢先に不吉な知らせが届く。 『燦 3 土の刃』 「圭寿、死ね」。江戸の大名屋敷に暮らす田鶴藩の後嗣(こうし)に、闇から男が襲いかかった。同じころ、伊月は、藩邸の不穏な動きを探らせていた石崎文吾(ぶんご)の無残な死体を前にしていた。そして燦は、江戸で「神波の一族」を知る人物に出会う。彼らにいったい何が起ころうとしているのか――。 『燦 4 炎の刃』 「闇神波は本気で我らを根絶やしにする気だ」。刺客、暗殺、陰謀。江戸で男が次々と闇から斬りつけられる中、燦はついに争う者たちの手触りを感じ始める。一方、伊月は藩の代替わりの準備に追われるが、圭寿の亡き兄が寵愛した美しき側室・静門院(せいもんいん)が面会を求めてきて……。 『燦 5 氷の刃』 燦、助けてくれ。頼む、燦。――圭寿の亡き兄が寵愛した側室・静門院の住まう屋敷からの帰り道、刺客に襲われた伊月は、生死の境をさまよい続ける。正体を現さぬ敵、闇神波への激しい怒りに揺り動かされる燦が静門院のもとを訪ねると、予想外の真実が明らかになり……。 『燦 6 花の刃』 手伝ってくれ、燦――田鶴藩立て直しのため、燦に頭を下げる圭寿。藩の「病巣」かもしれぬ父・伊佐衛門への懸念を伊月が抱く中、闇神波と田鶴藩との繋がりも明らかになっていく。一方、静門院とお吉のふたりの女子は、思いがけない形で三人と深くかかわることになり……。 『燦 7 天の刃』 田鶴藩に戻った燦を不意に襲う、謎の飛礫。それはかつて共に暮らした與次の仕業だった。「今更のこのこ帰りやがって。何もかも遅すぎるんだ!」與次から篠音の身の上を聞いた燦は、ある決意をする。 『燦 8 鷹の刃』 おれが必ず燦に逢わせてやる――遊女に堕ちた身を恥じながらも燦への想いを募らせる篠音に、伊月は誓う。遊里からの帰り道、星月夜に轟く鳥の声に不吉な胸騒ぎがし、城へと急ぐ。正に刺客が薄主・圭寿に放たれていた。その頃、静門院とお吉は田鶴に向かって道を急いでいたが……。
  • 【合本版】隅でいいです。構わないでくださいよ。
    4.7
    気付くと子供の姿で、吉原モドキの世界にいた私。天月妓楼の楼主に拾われ連れられた先は、男ばかりの男女逆転の遊郭でした!? 遊女ならぬ遊男として働く兄ィさま達の中で、野菊という名を与えられ、女だけど男として生活することに。でも16歳になったある日、見た夢から私は気づいてしまった。 え? ここって乙女ゲームの世界じゃない? しかも野菊って、主人公の恋路を邪魔する悪役なんですけど!? このままいくと、兄ィさま達に誤解され、地獄の制裁まっしぐら…。 私、邪魔しません。皆のことは、仲間としか思ってないですから。フラグを立てずに、隅にいさせてください!※本作品は『隅でいいです。構わないでくださいよ。』シリーズ全巻を1冊に収録しております
  • 玩具少女。-遊廓のオキテ- 1巻
    完結
    -
    「好きな人に犯される毎日が始まりました」…遊廓で働く遊女、彩音。男たちに快楽の玩具として抱かれる日々。そんな彩音を「人」として見てくれるのは、遊廓の用心棒、四郎だけ。人斬りとは思えない優しい四郎に惹かれる彩音だが…淡い想いは一夜を境に崩れさる…「ばれちまったか」空き部屋に連れ込まれ、強引に口づけされる。着物をはだけさせ、胸を揉みしだかれ、アソコには四郎の刀の柄を入れられて…!? 今までの「優しい彼」はすべて偽りだったの? 「誰かに一言でも話せば、殺す」誰にも言えない禁断の関係。彩音の運命は…!?
  • キメラ1 左利きの聖女
    -
    【SD名作セレクション(テキスト版)】世界征服を目指しあくなき侵攻をつづける「ゲイヴォルグ」帝国。水と緑に囲まれた平和な町「レイム・ディア」もまた、帝国の足下に蹂躙された。虐げられる町の人々の惨状を見かねて、一人の少女が立ち上がる。彼女は、古の無敵の武術の唯一の継承者であった。愛剣「クセル・スー」とともに、圧倒的軍事力を誇る帝国に果敢な抵抗を試みるが……。蟻が象に挑むごとき戦いの先にあるのは生か死か!? ※この商品にはイラストが収録されていません。
  • 吸血の家
    3.9
    美しき三姉妹の悲劇。二階堂蘭子が謎に挑む! ――江戸時代から遊廓を営んでいた旧家に、もたらされた殺人予告。かつて狂死した遊女の怨霊祓いの夜、果たして起きた2つの殺人事件。折しも乱舞する雪は、24年前の惨劇にも似て……。名探偵・二階堂蘭子が解きあかす「密室」そして「足跡なき殺人」の謎。美しき三姉妹を弄ぶ、滅びの運命とは!? 本格長編推理。
  • 兄弟愛
    4.5
    「弟じゃなくて、男として抱くよ」 両親を亡くし、兄の朝陽は裕福な家に引き取られ、弟の昴は養子という名の下働き以下の扱いを受けていた。いつか会える日を願っていた二人が再会したのは、花街にある春香楼…互いに幸せに暮らしていると思っていたが、朝陽はその身を堕とし男遊女に、昴は用心棒を生業としていた。離れていた空白の年月が兄弟の絆を更に強くし、そして二人を禁忌の愛へと誘っていく。深まりゆく愛……だが新たな試練が朝陽と昴を襲い…。
  • 兄弟嫁(単話版)<まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~>
    -
    出兵した夫の弟に娶られ昼は馬車馬のように働き、夜は激しい情事に追われ――戦時中の動乱を生きた女の生きざま! 汐見朝子がおくる、愛を貫く女たちの物語! ※この作品は「まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • 巨海に出んと欲す
    -
    陸の掟にとらわれず、遠い海の彼方を見据えた男・藤原純友。大きすぎる器ゆえに、闘いを宿命づけられた男・平将門。京都朝廷が腐敗の極みに達した十世紀。瀬戸内の海を闊歩する海賊衆を束ねた藤原純友は、遊女、傀儡(くぐつ)衆、碧眼の美しい兵(つわもの)など、律令の枠からはみ出した「異端」たちを、不穏な空気が渦巻く東の国に放つ。
  • 煌

    4.0
    江戸の音が聞こえる。光がみえる。 花火で織りなす人生模様。 「祝言は挙げられない」簪職人のおりよは、突然許婚の新之助にそう告げられた。 理由はなんとなく思い当たる。新之助は形がよく、おりよは目が見えないから。 二人で歩いていると耳の後ろが熱くなる。女たちの視線が痛い。どうして私だけこんなことに――。 悔しさを押し殺し、手に残る感覚を頼りに仕事に没頭するおりよだったが……(「闇に咲く」)。 物語の舞台は愛知、山梨、長崎、東京、新潟、そして愛知へ。 のろし、弔い、には意味があるように、花火から生まれる時代小説もある。 音をテーマにした五感に響く物語。 遊女、船問屋、紙問屋、簪職人、花火師、旅籠屋…… 市井の人情を掬い取る、珠玉の時代小説。
  • 禁色~新東京廓恋酔夢3~
    3.7
    あの人を愛してる。だから、運命なんて信じない。 20XX年、東京の新宿には新政府の肝いりで作られた 国営の花街「新吉原」がある。 その新吉原の中にある最高級娼館のナンバーワン遊女・あやめは、 国家機動警察のエリート・隼人に囲われている。 身も心も隼人のことを愛するあやめだが、きな臭い政治事件に 巻き込まれ…!? 近未来の東京を舞台に 切ない遊女の一途な恋を描いた大人気シリーズ、ついに完結!!
  • 近世日本の人身売買の系譜
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 日本史における人身売買をめぐる禁止令を概観し、江戸時代における徳川幕府による人売買、宿女、遊女、芸者、年季奉公人の実態を探る。 【目次】 はしがき 序章 第一節 緒言 第二節 人身売買の概念 第三節 近世までの人身売買禁止 一 律令制における人身売買禁止 二 新制における人身売買禁止 三 鎌倉幕府法における人身売買禁止 四 分国法における人身売買制度 五 秀吉の人身売買禁止 六 概括 第一章 徳川幕府の人売買規制 第一節 問題の所在 第二節 学説史 第三節 徳川幕府の人売買規制 一 幕府法における人売買の概念 二 幕府法の規定の推移 三 五人組帳の人売買に関する規定 四人売買に対する刑罰と判例 第四節 人売買の慣行 一 人身の永代売買 二 脱法行為 三 奉公形式の変化と人身売買 第五節 幕府の人売買に関する法の意味 一 人売買の禁止 二 年季の制限 三 年季制限の撤廃 四 永年季の再禁止 第六節 結言 第二章 身売奉公契約の形成過程 第一節 問題の所在 第二節 近世における奉公形態の一般的推移 第三節 追分宿女奉公人請状の変遷 一 学説史 二 追分宿概要 三 女奉公人請状 四 男奉公人請状 五 総括 第四節 身売奉公人請状の形成過程 第三章 身売奉公人請状 第一節 問題の所在 第二節 身売奉公人請状の定型化 第三節 遊女奉公人請状 第四節 道中旅籠屋食売奉公人請状 第五節 大坂の茶立奉公人・泊茶屋食焼奉公人請状 第六節 芸者奉公人請状・その他 第七節 身売奉公人請状の形式・内容 第八節 普通年季奉公人請状との比較 第九節 身売奉公を温存せしめる基盤について 第四章 明治初期の人身売買禁止 第一節 問題の所在 第二節 新律綱領の成立まで 一 仮刑律 二 渉外関係 三 世論 四 新律綱領略売人条 第二節 娼妓解放令前後 一 小菅県の建議 二 マリア・ルス号事件 三 人身売買禁止と娼妓の解放 四 禁止令の適用 第三節 改定律例 一 改定律例略売人条例 二 人身売買禁止の内容 三 校正律例稿 四 人身の引当 第四節 結言 結章にかえて 付録 一 大坂元伏見坂町伏見屋善兵衛文書──大坂の茶屋および茶立奉公人 一 緒言 二 大坂の茶屋 三 元伏見坂町および伏見屋善兵衛 四 伏見屋菩兵衛文書 五 結言 二 西国における身売奉公人請状 一 緒言 二 備前 下津弁  三 備中 宮内  四 安芸 御手洗 五 周防 室津 六 讃岐 金比羅 七 肥前 長崎 八 結言 牧 英正 1924年生まれ。法制史学者、大阪市立大学名誉教授。 京都帝国大学法学部卒。京都大学法学博士。 著書に、『日本法史における人身売買の研究』『近世日本の人身売買の系譜』『人身売買』『雇用の歴史』『道頓堀裁判』『差別戒名の系譜 偽書「貞観政要格式目」の研究』『身分差別の制度化』、『日本法制史』(大竹秀男共編)『日本法制史』(藤原明久共編) 『大阪「断刑録」 :明治初年の罪と罰』(安竹貴彦共著)などがある。
  • 禁断の江戸史~教科書に載らない江戸の事件簿~【電子限定特典付き】
    4.3
    江戸人はなぜミイラをたくさん輸入していたのか? →薬として飲む。ミイラは天然の抗生物質を含むため、おそらく効いていた 昔の教科書では、江戸時代の評価はかなり低かった。鎖国によって世界から取り残され、身分制度は厳しく、農民は武士から搾取されていたと教えられてきた。しかしそれは、薩長がつくった明治政府のプロパガンダ。実際の江戸時代には輸入雑貨店があり市井の娘さんがガラスのグラスで酒を飲んでいたし、ギャンブルやホストクラブのような娯楽もあった。江戸の「常識」と思われていた時代観念を破壊するような知られざる史実や事件を歴史研究家の河合敦先生が紹介する。 ・富山の薬売りは昆布の密売人だった!?・江戸時代に本当にいたバカ殿・遊女は年季が明けると、普通にお嫁に行っていた・参勤交代は1年おきではない・「藩」という言葉は江戸時代なかった・伊達政宗は江戸になっても天下取りの野望を抱いていた!?・家光は夢の中で家康にアドバイスをもらっていた・江戸時代にも上皇、女性天皇は存在した などなど、くつがえる「江戸時代」の常識 ※この作品には、電子版限定の特典として、河合敦『逆転した日本史』(扶桑社刊)の一部が巻末に収録されています。
  • 禁断の花魁 ~愛から生まれた復讐~ 分冊版 : 1
    4.0
    時は大正時代―――。幼くして孤児となり物乞いで暮らしていた幸(ゆき)。明日をもしれぬ生活の中で、その姿はガリガリに痩せ死にかけていたが、遊郭の女衒である滝岡(たきおか)に拾われ、そのまま幻桜楼に売られた。しかしそこで幸は、花魁の明里(あけさと)に気に入られ、禿(かむろ※遊女候補)となり、「ゆきじ」として暮らすことに。つかの間の幸せな日々を送っていたが―――。数年後、母代わりであり、姉のようにも慕っていた明里花魁が、何者かに殺害される。衝撃のあまり茫然自失となるほどの精神的ダメージを負ったゆきじだったが、花魁となって、明里の仇(あだ)を打つことを誓うのだった―――。
  • 妓楼の戀水
    4.1
    男でありながら遊女顔負けの美しい容姿を持ち、郭で生まれ育った節にとって、人の情などその日によって変わるもので、戀など現の世迷いごとのようなものであった。そんなある日、東和財閥の御曹司、東和柾臣が浮雲花魁の客として遊廓を訪れた。遊廓を知らず、礼儀正しく振る舞う柾臣の優しさに触れ、節は生まれて初めて知る感情に戸惑い、傷つきながらも、どうしようもなく戀に囚われて……

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  • 妓楼の花嫁
    -
    大見世千珠楼に住む斎は、美しい容姿をもちながら、その腕っぷしの強さと勝気な性格から、見世の用心棒を務めていた。だが、敬愛する義兄が行方不明となり、密偵の疑惑をかけられて、その汚名返上と真実を探るため、遊女として手がかりを持つ男・英国人将校の相手をすることに。しかもその男は斎が密かに想う相手で……!?

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  • 熊野物語
    3.8
    1巻1,496円 (税込)
    浮島の森で巨大な蛇に乗り移られた少女、土車を引いて湯の峰を目指す遊女、成長しても髪が生えない美貌の海女……熊野の昔話をベースに異世界の神秘が織りなす17の不思議な物語。
  • 雲の階段 (上)
    -
    1~2巻484~638円 (税込)
    三郎は、島でただ一人の医者がいる診療所で助手を勤め、その手先の器用さを買われ、医師資格を持たない身ながら診療を行っていた。 所長が、島外へ出かけたあるとき、急患が運び込まれてくる。東京から友達と遊びに来ていた女子大生・亜希子だった。彼女の生命を助けるべく、意を決して、手術を敢行するが、一時、生命の危機にさらしてしまう……。 意図せず、偽医者を演じることになってしまった男を描き、テレビドラマ化もされた長編傑作。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。
  • クラシック リバイバル 女人追憶 全14巻 合本版
    -
    待望の合本版!! 少年の性の目覚めを描いた巨編が待望の復刊。 小学五年の春、母の裸に女を感じた宮崎真吾。すでに性を意識することはあり、女体に対する興味もあったが、母への冒涜と思った真吾はその後も優等生でむじゃきなこどもを装いつづける。 時は戦時中。小学六年の秋に、友だちから自転車旅行に誘われた真吾は、その姉である良子から誘惑的な行為を受け、中学に入った夏には、女学校三年のいとこ千鶴とのエロチックな戯れに興じる。幼なじみでひとつ年上の妙子に恋心を抱きながら、性に目覚めていく真吾。 終戦を迎え、軍関係への道を断たれた中学二年の真吾は妙子に告白、ふたりはようやく恋仲になる。妙子との良好な関係の一方で、不良女学生の文江や遊女のみよ、汽車のなかで出会った女学生の路子など、さまざまな女性たちが、真吾を甘美な世界へと誘っていく。 戦中から戦後へ、時代や価値観が変わっていくなか、不変でありつづける、男と女、愛と性。その狭間で揺れ動きながらも、未知なる世界へ足を踏み入れていく少年の心情を丁寧に描く、青春大河ロマン待望の復活。
  • 暗闇で☆蜜蝋遊女ぷれい~爽色系ドS俳優のみず揚げ調教3~
    -
    素顔は俺様ドSな俳優・涼に、惚れた弱みで言いなりの理瑠。 涼の部屋で渋々ホラー映画鑑賞をさせられている時、いきなり停電に。 暗がりの中で蝋燭プレイ、赤襦袢で緊縛遊女プレイなど過激になっていく二人のラブ遊戯。 一冊まるごと、愛ありエロティックSM遊戯!!
  • 遊郭医光蘭 闇捌き(一)
    5.0
    吉原で開業する医師・光蘭。遊女を治療するかたわら持ち前の医学知識を駆使して事件を腑分けし、公儀が裁けない悪を闇で捌く!
  • 廓姉妹之仇討ち(単話版)<まんがグリム童話 淫らな女復讐鬼>
    -
    「そこの娘、わしのシモの世話をせい」 鬼畜な武士が娘を強姦、両親を殺害! 娘は遊女に身を落とし、静かに敵討ちの時を待っていた……! 「私が必ず仇を取ってあげる!!」 静かに燃える、女たちの復讐の炎!! ※この作品は「まんがグリム童話 淫らな女復讐鬼」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
  • 廓ノ幻
    完結
    3.0
    江戸唯一の御免色里「吉原遊郭」には、遊女たちを陰から護る暗殺集団がいたという。昼は廓で絵師を務める幻太郎だが、その正体はかつて戦国の世で北条家に仕えた忍び『風魔集』の末裔にして十三代目頭領の風魔小太郎! 吉原を乱す輩は廓の幻が斬り捨てる!! 新説艶事時代劇!!
  • 黒髪
    4.0
    りえの下に届いた一葉の写真は、自らの出生の秘密を解く鍵だった――。昭和初期の函館で亡命ロシア人一家に女中奉公に出たさわは、いつしか主人を愛するように。が、生まれたばかりの子を妻に奪われ、一家は戦火を逃れて大連へ。遊女となったさわは愛する男と子供に再会するため海を渡る……。
  • 黒髪 別れたる妻に送る手紙
    4.3
    京都の遊女に惹かれて尽し、年季明けには一緒になろうとの夢が、手酷く裏切られる顛末を冷静に書いた「黒髪」。家を出てしまった妻への恋情を連綿と綴る書簡体小説の「別れたる妻に送る手紙」と、日光までも妻の足跡を追い捜し回るその続篇「疑惑」。 明治9年、岡山に生まれ、男の情痴の世界を大胆に描いて、晩年は両眼ともに失明、昭和19年没した破滅型私小説作家の"栄光と哀しみ"。
  • グリム童話シリーズ 花いちもんめ~遊女哀歌~
    完結
    5.0
    明治時代、遊郭吉原。華やかな世界の反面、そこに一度入れば逃げる事は許されなかった。遊女の一人・胡蝶は、金持ちに身請けられ、吉原を出ていく事に夢を見る一方で、幼なじみの林太郎にひそかに想いを寄せていた。妖艶な身体と技で何人もの男達の欲を満たす胡蝶。そんな中、気にかけていた新入りの子鳩と林太郎の逢引を見てしまい!? 表題作「花いちもんめ」をはじめ、「イザベルとつぐみの王子」、「卑弥呼」、「オリバー・ツイストが来た日」、「四谷怪談」など、かずはしともが描く残酷で切ないおとぎ話全5作品を収録!!
  • グリム童話シリーズ 花いちもんめ~遊女哀歌~分冊版1
    完結
    5.0
    【本作品は『グリム童話シリーズ花いちもんめ~遊女哀歌~』にも収録されています】明治時代、吉原では何千人もの遊女がいた。多くは貧しさゆえに売られた娘で、金を返さねば出られず、逃げ出す事は許されなかった。遊女の一人・胡蝶は、吉原で一番になる事を夢見つつ、ひそかに幼なじみの林太郎に想いを寄せていた。そんな中、士族の令嬢・子鳩が遊女としてやってくる。胡蝶は彼女を気にかけ次第に打ち解けていった。ところがある日、胡蝶は林太郎と鳩子の逢引を見てしまい!?
  • 化粧 上巻
    -
    1~2巻935円 (税込)
    京都・祇園の料亭に生まれた、美しき三姉妹それぞれの生き様。 一番上の頼子は舞妓から転じて銀座のクラブのママになる。頼子には、舞妓時代、双子の鈴子が犯され、客の熊倉の子を身籠り自殺といった凄惨な過去があった。 二番目の里子は結婚し、老舗の若女将を務めている。 末の槇子は東京に出て自由奔放な大学生活を送っている――。 奥行のある渡辺文学の傑作。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。
  • 化身 上巻
    -
    1~2巻880~935円 (税込)
    巷で人気のある文芸評論家・秋葉大三郎。 ある日、銀座のクラブ「魔呑(マノン)」で働いている、若い霧子と出逢う。 純粋で初心な霧子に、女としての蕾を見出し、自らの理想の女性にしようと惜しみない愛を贈り、霧子もそれに応えるかのように変身をとげていく……。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。
  • 現代雨月物語 身固異談
    5.0
    「これは関わってはならぬ話なのか…?」 M神社に纏わる奇怪な事件。 調べようとするたびに起きる妨害は警告か。 突然の神降ろしで語られた神の言葉とは…(「道祖神祭」より) ●山の神に赤子を捧げてきた上信越のある地域。因習をやめた翌年から五歳児が連続して亡くなる。五に纏わる凶事の結末は…「五で始まる」 ●ふだん神の気配のしない社。その理由は年に一度のどんと焼きの日に明らかに…「道祖神祭」 ●母の病室に巣くう死神の黒い影。娘の夢に現れた宝船が示唆する助かる方法とは…「七福神の社」 ●広島県北部の山間集落。足先にできた小さな噛み傷が足の付け根まで広がる奇怪な症状。憑き物筋の仕業と見た老人は木野山神社のお犬様を借りてきて…「ゲドウ」 ●行くと方向感覚が狂う吉原遊郭跡。夢枕に立った遊女は覚悟なく踏み込めば障りがあることを知らしめてくる…「八朔日の花嫁」 ほか、人智を越えた神とあやかしの世界。 神域に触れる禁忌の実話怪談!
  • 元禄霊異伝
    -
    世は元禄。賑わう廓・吉原で遊女は憑いた悪霊を祓う僧がいた。名を祐天という。 ――そのころ、犬公方・徳川綱吉をあやつる柳沢吉保と隆光は、倒幕の陰謀を企てていた。六義園を通じ、江戸に妖霊を放つつもりなのだ。新井白石の協力を得て、陰謀を察した祐天は、法力でこれに対抗するが……? 江戸の命運やいかに? 新機軸で挑む、壮大な伝奇絵巻!
  • 恋して天保水滸伝 【分冊版】1
    完結
    -
    【この作品は『恋して天保水滸伝』の分冊版です】私、東庄子は演劇部に所属する女子高生。文化祭の劇の脚本を顧問の先生から任されたけど、…「天保水滸伝」?? どうやら地元に伝わる、江戸時代にあった極道たちの決闘のお話みたい。任されたかぎりは勉強して頑張らなきゃ!! いい脚本書くためにもその人たちのこと知りたいな…、って思いながら学校からの帰り道を歩いていたら!? いつの間にか見知らぬ土地に、いや、全然違う時代に突然来ちゃったような!? しかも怖そうな男たちに「遊女」と間違われいきなり襲われそうに!? イヤ!! 誰か助けて! そんなピンチを助けてくれたのは、あの天保水滸伝に出てくる極道の…!? 【発行元】秋水社【発売元】宙出版
  • 恋染龍雨衣 分冊版 : 1
    4.1
    1~6巻132~165円 (税込)
    「お前は今日からおれのものだ。よく仕えよ」 龍神の息子・波瑠灘は、人間の妻を亡くし衰弱した父をなだめるため、母とそっくりの遊女を借りに人外専門の遊郭・かすみ楼を訪れていた。 「愛」に嫌悪感すら抱く波瑠灘だったが、その帰り、森で行き倒れていた人間・地架と出会う。 想い人を奪われ妖怪を憎む地架の姿がなぜか見過ごせず、自らの眷属とするが…? 恋に破れた一途な青年と愛を知りたい気高き龍の子が紡ぐ、人外和風ファンタジーBL。
  • 恋一夜 1巻
    完結
    3.0
    全1巻528円 (税込)
    ここは遊郭・江戸吉原。毎夜愛(うそ)が交わされる、遊女たちの夜の檻。ある妓(おんな)は男に復讐を誓い、ある妓は男に失望しながらも、道ならぬ恋に堕ちていく――。美しき夢を見ながら、穢き業を重ねていく、男と妓の吉原ロマンス。(このコミックスには「AneLaLa 恋一夜 story01~04」を収録しています。)
  • 恋人は淫霊憑き【イラスト入り】
    -
    小さな葬儀社で葬祭ディレクターを務める真木。明日は提携事業先の御曹司・誠史郎が乗りこんでくるという時に、なんと淫乱な遊女の霊に憑依されてしまって!? キラキラオーラ全開の誠史郎に、『喪服のオトコにムラムラきちゃって、Hしたくてたまらないんです』なんてとても言えない!! でもおかしな様子の真木を優しく気遣う誠史郎にときめきも感じてしまう――この気持ちは恋? それとも憑依霊のせい? 暴走エロスラブ!(※本作品はイラスト入りです。電子書籍化して配信するにあたり一部単行本と異なる仕様がございます)
  • 後宮の蜜姫
    4.3
    1巻660円 (税込)
    「お前に俺の相手が務まるのか? 他の者ならいざ知らず、俺はそういうのは不自由していないがな」「安い娼婦ばかりお相手してきたのでは? こちらの宮は王族もお相手するのよ」異世界の朝廷の蜜宮には、仕える男子に女を教える蜜姫たちがいた。そこに召し上げられた元遊女の慶。若き将軍・楊春雷は、蜜宮の手順を無視し、彼女を抱いてしまう。異性に慣れたはずの二人の身体の互いに引きあい、何度も何度も獣のように抱き合ってしまう。掟を破った二人の運命を描く幻想譚!!
  • 考証 風流大名
    -
    水戸黄門「徳川光圀(みつくに)」から始まり、遊女高尾斬りで知られる「伊達綱宗(つなむね)」、桜田門外の変に倒れた「井伊直弼(なおすけ)」、ガラシャ夫人で有名な「細川忠興(ただおき)」、作庭でも名を残した「小堀遠州」、将軍家剣術ご指南役の「柳生宗矩(むねのり)」、忠臣蔵の「浅野長矩(ながのり)」など、風流に名を残した17人の殿様を考証。時代小説ファンにも必見の殿様人物伝。

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  • 好色一代男
    3.0
    主人公の世之介は7歳で腰元をくどき、12歳で風呂屋女(湯女)と寝るような早熟ぶり。放蕩のすえ勘当され、地方を遍歴する。その後遺産を相続して大金持ちとなり、名高い遊女たちとの好色生活を続け、生涯で相手にした女は3742人に男725人。光源氏と並ぶ日本文学史上最大のプレイボーイの好色生活を描き、元禄期、作者・読者・流通の常識を覆した日本初のベストセラー小説。パロディに満ちた人情味あふれる傑作を快訳で贈る。
  • 【鉱物願望シリーズ】初空アンバー
    4.5
    1~5巻418円 (税込)
    ある日、とある遊廓に売られてきた、白銀の髪に虹色の瞳を持つ女の子。 その子供はそこで暮らす遊女、青天に引き受けられ“白虹”と名前を付けてもらう。 その見た目から白虹は青天以外の者からは疎まれるが、青天には可愛がられ、それなりにも幸せに生活していた。 しかし、ささやかな幸せは永くは続かなかった。 それでもそこに残されたものを、白虹は抱き空を仰いだ。その虹色の瞳に映ったのは…。 「死んだら一片の鉱物になるの」がコンセプトの【鉱物願望シリーズ】第一弾!
  • 告白手記でよみがえる「白蓮事件の真実」【文春e-Books】
    -
    NHK朝ドラ「花子とアン」ヒロイン村岡花子の“腹心の友”葉山蓮子。蓮子のモデルとされるのが大正天皇の従妹で「大正三大美人」の一人として知られる柳原白蓮(本名・あき子)だ。彼女が滞在先の東京で社会活動家の宮崎龍介と駆け落ちしたのがいわゆる「白蓮事件」である。白蓮は事件から四年後の昭和二年に『文藝春秋』一月号誌上で「我が恋愛観」と題する文章を発表していた。「思はぬ人の妻! それこそ地獄ですわ。それは浮き川竹の遊女よりももつと哀れな可愛想な身の上だと思ひます」と、白蓮事件を彷彿とさせ、自由恋愛を訴える白蓮の恋愛観が凝縮された貴重な資料だ。この幻のエッセイを再録、さらに昭和四十二年に夫・宮崎龍介が「白蓮事件の顛末」を記した「柳原白蓮との半世紀」、白蓮の娘が母の素顔を語った週刊文春記事も再録。ドラマでは知り得なかった「白蓮事件の真実」がいまよみがえる。電子書籍オリジナル版!
  • Cocoon(1) 【電子限定描きおろしペーパー付き】
    5.0
    時は天明。江戸・吉原にある大見世「黒羽屋」には、花魁として名を馳せる瑠璃という遊女がいた。 ひとたび道に出れば、あらゆる人を虜にするほど美しい瑠璃。 しかし、瑠璃には鬼退治の闇組織「黒雲」の頭領という裏の顔があった―――。 強い恨みを抱いて死んだ人間の成れの果て、それが鬼。 妖刀・「飛雷」を操り、異形の怪物から密かに江戸を守る、強く美しき花魁の新感覚滅鬼譚、開幕!
  • Cocoon第一部全6冊合本版
    -
    時は天明。江戸では、夜になると「鬼」と呼ばれる異形の怪物が出没するようになっていた。 強い恨みを抱いて死んだ人間の成れの果て、鬼。並の人間では歯が立たないほどの力を持ち、人々を襲う。 そんな江戸、吉原にある大見世の黒羽屋には、花魁として名を馳せる瑠璃という女性がいた。 ひとたび道に出れば、あらゆる人を虜にするほど美しい瑠璃。 しかし、瑠璃には鬼退治の闇組織「黒雲」の頭領という裏の顔があった。 四人の仲間とともに、瑠璃にしか抜けない刀「飛雷」で鬼を斬り倒し、密かに江戸の平和を守っているのだ。 だがある日、瑠璃の遊女仲間で唯一の理解者の津笠が失踪。 動揺を隠せない瑠璃に無慈悲な運命が襲いかかる。(『Cocoon 修羅の目覚め』) 激しい熱が迸る圧巻の滅鬼譚。 鬼斬り花魁・瑠璃、最注目のダークヒロイン誕生! 『Cocoon 修羅の目覚め』『Cocoon2 蠱惑の焔』『Cocoon3 幽世の祈り』『Cocoon4 宿縁の大樹』『Cocoon5 瑠璃の浄土』『連理の宝 Cocoon外伝』第一部全6冊合本
  • 孤舟
    -
    1巻715円 (税込)
    主人公の大谷威一郎は、大手広告代理店常務を務め、関連会社子会社の社長ポストの内示を蹴って、定年退職をする。定年退職後は、楽しい第二の人生が待ち構えているかと思いきや、家族に対しては相変わらず威張りちらし、「粗大ごみ」化してしまう。 当然、夫婦関係、親子関係がぎくしゃくしてしまい、飼い犬のコタロウが相手だけの時間を持て余す生活が続く。やがて、ひょんなことから若い女性と付き合いだし、人生が華やいでくるが……。 いずれ誰もが迎える定年退職後の生活を、どう過ごすか、問題を提起した考えさせられる傑作。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。
  • 胡蝶に告げよ・戦国前夜より
    -
    天文二十二(一五五三)年如月、今川義元の家老、由比家に仕える地侍の伴十郎衛門の足軽をする佐平は、夜更けに同輩の孫吉が山中で怪力を放つ光景を目撃する。 孫吉の体につけた御札のおかげだと目星をつけた佐平は手に入れようと決める。 数日後の晩に佐平は甲州衆に追われた鉱山遊女の珠を救って同衾する。 珠のために真人間になれるかもしれないと考えた矢先に佐平の留守中に珠は甲州衆に連れ去られていた。
  • 今宵、エリート将校とかりそめの契りを
    4.3
    時は大正。没落華族の娘・琴は、家族の仇討ちのためにエリート陸軍将校・総士の命を狙うが、失敗し捕らわれる。罰として「遊女になるか、俺の妻になるか」と問われ、琴はかりそめの妻になることを選ぶ。愛のない結婚なのに、総士は「俺を本気で惚れさせてみろ。惚れた女になら命をくれてやる」と迫り、琴を甘く翻弄する日々が始まって…。大正ロマンチックラブストーリー。
  • 怖い村の話
    4.0
    1巻880円 (税込)
    知ってはいけない禁忌の真相! 因習、怨念、怪異、事件、異形…… 「いわくつきの地」に今も残る恐怖譚 村落、島、奇習の地、事件現場…… 日本全国の「いわくつきの地」を舞台にした 41編の“世にも奇怪な物語” 見てはいけないもの、触れてはいけないことが、 この世には間違いなく存在する――。 ●犬鳴村……人間を破滅させる「日本国憲法が通じない村」 ●巨頭オ……憎しみに満ちた異形の者たちの集落 ●花魁淵……殺された遊女の怨念がさまよう村の谷 ●泥棒村……実在した「村ぐるみ」で万引きする地 ●杉沢村……伝説の地に夜現れる「村人たち」の悪霊 ●つけび村……「山口連続殺人放火事件」現場に残る怨念 ●売春島……島の「闇」を象徴する忘れ去られた失踪事件 ほか
  • 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~(単話版)<まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~>
    -
    「ひいい…アソコも、尻の穴までベロベロ舐めないでェ…」 幼馴染の花魁に騙され、変態客ばかりを相手にさせられることに!? 恋に狂った女の愛憎劇! 汐見朝子がおくる、愛を貫く女たちの物語! ※この作品は「まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。

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