遊女作品一覧
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4.0「僕の可愛いお嫁さん油断してたら食べちゃうよ?」発情したらもう止まらない!?獣人王子たちの甘くてえっちな寵愛5編! カバーイラスト:ぼんばべ 【収録作品】「年下幼馴染は甘く吠える~容赦のない求愛~」 とろろ軍曹 生物学者の娘・エリザと同居するダレンはオオカミの獣人。そんな彼が発情した夜、エッチなレッスンが始まる──。 「発情の熱はすべてを溶かす ~オオカミ王子の溺愛巣ごもり~」 咲乃ユウヤ 獣人たちの国で唯一のニンゲン・リリヤは、片思い中の第二王子から恋人のフリを頼まれる。“フリ”だけのはずが……濃厚なキス、そして──。 「獣王は遊郭の姫をつがいにしたい」 新川ひより 白い髪の遊女・白恋に求婚し続ける白虎族の蒼。ある約束を果たし、夫婦となることを決意した2人の「初夜」はあまりにも激しくて……! 「旦那様は夜は飢えた獣になる」 ポリー 幼い頃の友人・テオドルに娶られた没落令嬢のアレクシア。結婚後の寝室は別々。しかし、とある夜更けに眠りから覚めたアレクシアは、テオドルのあらぬ姿を目にする……。 「可愛いわんこは獣王子!? ~この発情は君だけで満たしたい~」 小泉人魚 帰宅途中に謎のイケメン・ノヴァに遭遇し、狼人国へ導かれたイオン。彼はイオンと「つがいの誓い」を交わしたと言う。そんな中、発情期を迎え苦しむノヴァの姿を見てしまい……?
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4.8「金なんざどうだっていい。心意気の話さ。わかるだろ?」 ただひたすらに、ひたむきに…… 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。 伝統の手仕事を圧倒的ディテールと珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作。 ■桶職人 覚えときな。木ってのは生きてんだ──木を見つめ木と生きる桶職人の一日。 ■刀鍛冶 自分が打った刀で子どもが殺された。灼熱の鍛冶場ーー多くを語らぬ刀匠の胸中は… ■紺屋 友禅染が大流行する中、藍染の意匠に悩む一人の職人。先の見えない仕事に心は沈むが… ■畳刺し 明け渡った吉原が男達の仕事の場。暮れの畳の張り替えに遊女達の冷やかしは付き物で… ■左官(一、二、三) 土蔵の普請場に奇妙な男が現れる。甚三郎と名乗るこの男、上方から流れてきたようだが…
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4.1童話の世界は実は超過激!? 『まんがグリム童話ブラック』は、エロティックで残酷な世界を描く大人の女性のためのコミックアンソロジー! Vol.1の特集は「人身売買~性奴隷の女たち~」。巻頭は、乱交娼館の令嬢である娼婦ジュリエットと、ロミオの切ない恋物語「ロミオとジュリエット」(まんが/竹崎真実)、金持ちと結婚したはずの悪女が、借金のカタに遊女へ。そんな彼女の前に、かつて弄び殺したはずのイケメン坊主が現れて……!?「狭霧立つ」(まんが/葉月つや子)/かつて白人奴隷として、黒人たちはモノのように貿易されていた!「奴隷海岸」(まんが/安武わたる)/迷宮のような九龍城砦には、数奇な運命で娼婦に堕ちた絶世の美女がいた!「九龍城奇譚」(まんが/愛田真夕美)/人魚姫の足の代償は、声と淫らな肉体!? エロティックアンデルセン童話!「セイレーン」(まんが/大橋薫)/吉原に君臨する花魁小紫に憧れる千鳥。しかし、ある日花魁から「オンナ」に堕ちた小紫に、千鳥は……!? 「花魁道中~かむろ坂~」(まんが/天ヶ江ルチカ)/恐ろしい幽霊が彷徨う名家に嫁いだ娘の恐怖譚! 「蝋人形屋敷」(まんが/岡田純子)。300P超えのボリュームで、残酷かつ甘美な世界に酔いしれて!
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-世の中のさまざまな女性たちのドラマチックな生きざまをお届けする社会派<ヒューマン>コミック誌『ストーリーな女たち』第105号。 巻頭は、大人気連載! 承認欲求モンスター女たちのドロ沼マウント合戦!! 「あざとく、かわいく、したたかに ~私のこと、かわいいだけだと思ってた?~」(前田アラン)。 そのほか人気連載作品が満載の『スト―リーな女たち』をお見逃しなく! ※本コンテンツは雑誌形式で、掲載作品が連載形式になります。読み切り形式の作品集ではありませんのでご注意ください。
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3.8わけありの女たちを診療するおゑんの許へ、何かを極度に怖れている妊婦が訪ねてきた。彼女は目を血走らせ、十両を差し出しながら言った。「お願いします。この子を産ませてください」と――。 後日、吉原惣名主に依頼され診ることになった女郎も、奇矯な妊婦だった。大店の主人に身請けされることが決まっていて、その子を身籠っていながら、「産みたくない」と叫びながら自死しようとしたのだ。 彼女たちは何者で、何故、一人は出産を望み、もう一人は出産を拒否するのか? 疑念がきざしたおゑんは、遊女連続死を調べる過程で親しくなった吉原の用心棒・甲三郎や薬草に詳しい末音らの力を借り、その謎に迫ろうとするが……。 「読売新聞オンライン」人気連載、待望の書籍化。
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4.4こんな甘えたな軍人さんなんて、見たことないですよ 遊郭で生まれ育った清は下働きの身にもかかわらず客の軍人・正嗣の妻として身請けされるが…。 「彼を俺の、内縁の妻にするつもりです――」遊郭で生まれ育ち下働きとして働く清は、上官の伴でやってきた客の軍人・正嗣の酌をすることに。艶やかな花魁に一切興味を持たず、寡黙で、終始優しかった正嗣を清はいつしか待ちわびるように。これが遊女たちの言っていた恋…? そこへ再び正嗣が見世に現れ、楼主と緊迫した小競り合いを演じた末、清を身請けしてしまう。初めて外の世界へ出た清は言葉少なな夫との生活に馴染もうと頑張るが…。
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4.5こんな甘えたな軍人さんなんて、見たことないですよ 遊郭で生まれ育った清は下働きの身にもかかわらず客の軍人・正嗣の妻として身請けされるが…。 遊郭で生まれ育ち下働きとして働く清は、上官の伴でやってきた客の軍人・正嗣の酌をすることに。艶やかな花魁に一切興味を持たず、寡黙で、終始優しかった正嗣を清はいつしか待ちわびるように。これが遊女たちの言っていた恋…?
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4.0電子限定描き下ろしSS付!!気付くと子供の姿で、吉原モドキの世界にいた私。天月妓楼の楼主に拾われ連れられた先は、男ばかりの男女逆転の遊郭でした!? 遊女ならぬ遊男として働く兄ィさま達の中で、野菊という名を与えられ、女だけど男として生活することに! でも16歳になったある日、見た夢から私は気づいてしまった。え? ここって乙女ゲームの世界じゃない? しかも野菊って、主人公の恋路を邪魔する悪役なんですけど!? 私、邪魔しません。フラグを立てずに、隅にいさせてください! 逆転吉原で送る異色の乙女ゲー転生ファンタジー、ここに開幕!
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4.3姫君はネコで殿方はイヌで…… これ一冊で源氏物語のあらすじと 平安人の暮らしとキモチがマルわかり 『源氏物語』全54帖を徹底解剖! 物語の全体像を分かりやすく解説するのはもちろんのこと、 当時の皇族・貴族の暮らし、風習、文化、信仰などについても 詳しく紹介しています。 物語の中では熾烈な権力闘争が繰り広げられており、 当時の社会情勢と比較しつつ歴史も学べるようになっています。 誌面では各帖の代表的な絵巻などをイラスト化し、 その魅力も紹介しています。 これを読めばその後の日本美術に影響を与えた場面やアイテム、 表現方法などもばっちり分かります。 『源氏物語』を描いた源氏絵は、江戸時代には皇女・女三の宮が 遊女に見立てられるなど、 元絵からギャップがあるほど面白いとされてきました。 本書でも人気イラストレーターの伊藤ハムスターさんによって、 登場人物を擬猫化・擬犬化してユーモラスに描いていただきました。 令和時代の源氏絵として、こちらも必見です。
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4.0早くに両親を亡くし、姉妹二人で貧乏ながらも仲良く暮らしていたるり。遊郭の下働きをしながら自分を育ててくれた姉・咲の結婚が決まり、やっと姉を楽にさせられると喜んだ矢先、姉は無残な姿で殺害された。悲しみにくれるるりに追い打ちをかけるように姉が密貿易に関わった罪人であると知らせが入る。姉は絶対やってない!! 天涯孤独となったるりは真相を突き止め姉の仇を討つと誓う…! ――江戸時代・長崎に存在した「丸山遊郭」。日本で唯一異人を相手にした異色の花街で巻き起こる、艶やかなる復讐劇!【(1)~(5)まで収録】
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4.5「ごめんね 寂しか思いさせて……大丈夫 そうそう長くは待たせんけん……」 遠く響く三味線に異国の言葉が混じり合う長崎丸山。 絶世の花魁と重い病を抱えた一人の男の過去が、 やがて密やかな“愛と死”の物語を紡ぎ始める…… “世界”がいち早く評価した孤高の俊才・高浜寛が、長崎丸山に生きる遊女の「切なすぎる純愛」を洗練を極めた筆致で描く。国内の漫画家、海外のバンド・デシネ作家、映像作家など、ジャンルや国籍を問わず多くのアーティストたちから熱い注目を集める傑作!! <世界の巨匠たちが絶賛!!> 今、最も読まれるべき漫画がここにある。知っているようで知らない時代、美しき遊女のお話。なんとも気負いのない絵と語りのうまさが際立つ――心が揺れる。高浜寛の物語表現は描く度に高まってゆく。 (谷口ジロー/フランス芸術文化勲章受章作家) 本作『蝶のみちゆき』の少なからぬ魅力はヒロイン・几帳が湛える穏やかな悲しみにあり、読む者を幕末・明治の遊女の世界へと導く官能と情緒にある。私たちは初期作品からずっと高浜寛の繊細な仕事に注目してきたが、彼女はこの作品により世界的コミック作家の最高峰へ至る新境地を切り拓いたようだ。 (ブノワ・ペータース&フランソワ・スクイテン/アングレーム国際漫画祭大賞・文化庁メディア芸術祭大賞『闇の国々』著者)
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3.4数千の男女が蠢き、夥しい金が動く。 幻の花が咲く街・吉原。 遊女たちの命を次々に奪う病の正体は!? おゑんは、複雑な事情を抱える女たちを診ることを生業とする闇医者だ。吉原の廓・美濃屋で花魁の安芸を診察した帰り、甲三郎と名乗る謎めいた男がおゑんに声をかけてくる。美濃屋の主・久五郎と吉原の惣名主である平左衛門のもとにいざなわれたおゑんは、三日前に倒れた遊女・春駒を診て欲しいと二人に頼まれる。しかし、これまでおゑんが見たこともない症状で病み窶れている春駒は、治療も虚しく命を落としてしまう。平左衛門によると、最近、同様に亡くなった遊女は春駒で三人目だという――。 「婦人公論」人気連載、待望の書籍化。
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-古今東西を問わず、どの地域や国家にも表と裏の社会がある。江戸時代の日本にも、無法者たちが集う裏社会は存在したが、実は表の社会でも、法を無視したアンダーグラウンドな光景は珍しくなかった。金で不祥事を解決しようとする武士、違法な賭博や遊女遊びにハマる庶民、将軍の極秘情報がダダ漏れの江戸城、御家安泰のため幕府に虚偽報告をしてばかりの大名家など、江戸のアンダーグラウンドな実態に迫る!
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4.0借金のカタとして双子の弟と現代の遊廓である「新宿遊廓」へ売られた花(はな)は、いつか絶対に弟と苦界を抜け出すことを誓う。しかし、「神楽屋」の楼主である鷹匠(たかじょう)と交流する内にお互い魅かれ合ってしまい…異なる立場の二人は職場恋愛は禁止と知りつつも、自分の気持ちに嘘を付く事ができない…!花の運命は、かつて叶わぬ想いに身を焦がした遊女たちと同じく悲劇を繰り返してしまうのか…?現代に蘇った遊廓を舞台にした切ない恋の物語ーーー
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-恋を知らずに、男を知った。 遊女の幸せって、なんですか? 慕っていた、たけ姉ちゃんを追い、吉原に足を踏み入れたマツ。あれから7年。遊女・きららとなったマツは、淡々と吉原での日々を過ごしていた。そんな彼女の前に突然現れた女と男。二人の存在が…!?
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3.5人権無視の悲哀の場か、日本文化の聖域か。 「日本史の陰影(タブー)」を再考する。 江戸学の第一人者による「遊廓入門」の決定版! -------------------------------------------------------------- 遊廓は二度とこの世に出現すべきではなく、 造ることができない場所であり制度です。 一方で遊女が、高い教養を持ち、輸入香木を焚きしめ、とても良い香りを放ち、和歌を作り、三味線を弾き、生け花や抹茶の作法を知っており、一般社会よりもはるかに年中行事をしっかりおこない、日本文化を守り継承してきた存在でもあったことを忘れてはなりません。 ----------------------------------------------------------------- 【本書の目次】 はじめに 第一章 吉原遊廓の誕生 第二章 遊廓とはどういう場所か? 第三章 遊女とはどんな人たちか? 第四章 男女の「色道」と吉原文化 第五章 吉原遊廓の三六五日 第六章 近代以降の吉原遊廓 終章 遊廓をどう語り継ぐべきか 【本書の内容】 ・遊郭は「辺境の別世」「身分のない世界」 ・「不夜城」と呼ばれた吉原遊廓 ・「色好み」という日本文化の伝統 ・井原西鶴が描いた「床上手」な遊女たち ・恋を創るために読まれた「色道」 ・江戸の「いい男」「いい女」の条件とは ・遊女を世に知らしめた「洒落本」と「浮世絵」 ・遊女の人権が問われた「マリア・ルス号事件」 ・吉原遊廓の凋落と消えゆく江戸文化 ……ほか
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3.9不遇令嬢ですが幸せつかみました♪ 愛されて幸せになるピュアラブ読みきりを集めた、ALLハッピーエンドの令嬢アンソロジー!! 溺愛、最愛、蜜愛が止まらない!! 不遇令嬢のめくるめく逆転幸せライフをご堪能あれ。 収録作品: 『不遇令嬢は仮面公爵に娶られる』 (りくと) 呪われた力を持つという仮面の公爵からまさかの求婚!? 愛されない結婚のはずだったのに――。 『大富豪アルヴィンのお気に入り』 (ヨシザワ) 不吉な赤毛の少女を買ったのは冷血な大富豪!? 商品だったはずが「お前が1番美しい」と言われてしまって――。 『その虐げられ少女は獣人王子に寵愛される』 (はる山) お金のために獣人王子の専属侍女に!? 国宝級イケ猫王子×不憫少女のじんわりLOVEファンタジー♪ 『浮世初恋絵巻』 (ナガトカヨ) 望むのはあなたの心。遊女で絵師の小筆を見初めたのはイケメン財閥御曹司!? 大人気連載作、幻の読みきり版を凱旋再録!! (これらの作品は雑誌ネクストFに収録されている場合がございます。重複購入にご注意下さい。)
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-明治45年、横浜『永真遊郭』にある老舗娼館『白鴎楼』の娘、時尾は捨て子だった自分を育ててくれた家と主人の康之介に恩返しをするために、自ら遊女になると決意をする。康之介は、時尾に諦めるよう話をするが、それでも想いが変わらない時尾に…。
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3.5物流の担い手だった北前船や、世界に先がけて米相場が開かれていた北の湊に生きた人々の物語。凜とした端正な時代小説! 惜しくも急逝した北重人、追悼刊行。日経新聞(11/2付)の書評で、北重人の美質は艶やかな文章にあるけれど、今回は風景描写で見事な成果を上げている、と紹介されました。日刊ゲンダイ(10/3付)の[書評]に心打つ時代小説集と紹介されました。大藪賞受賞作家の新境地! 北前船が着く北の湊を舞台に、遊女や、廻船問屋、古手問屋、敵討ちに出向く武士、米相場を張る相場師など、運命に翻弄されながらも、強く、しなやかに生き抜く人々の物語。『海上神火』『木漏れ日の雪』『海羽山』『歳月の船』『賽土の神』『合百の藤次』など6編収録。
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2.0時は大正時代―――。幼くして孤児となり物乞いで暮らしていた幸(ゆき)。明日をもしれぬ生活の中で、その姿はガリガリに痩せ死にかけていたが、遊郭の女衒である滝岡(たきおか)に拾われ、そのまま幻桜楼に売られた。しかしそこで幸は、花魁の明里(あけさと)に気に入られ、禿(かむろ※遊女候補)となり、「ゆきじ」として暮らすことに。つかの間の幸せな日々を送っていたが―――。数年後、母代わりであり、姉のようにも慕っていた明里花魁が、何者かに殺害される。衝撃のあまり茫然自失となるほどの精神的ダメージを負ったゆきじだったが、花魁となって、明里の仇(あだ)を打つことを誓うのだった―――。 ※第1~4話を収録
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3.5継母によって吉原へ売られた士族の娘・未緒は、荒くれ者をまとめる頭領の 九鬼竜司に快楽を教え込まれ、遊女の中でもトップの花魁に成長する。 どんなに抱かれ上手になっても龍司にだけは本気で感じてしまう 未緒だったが、心はずっと、処女を捧げた初恋の人・西園寺圭介を想っていた。 自分にはもう手の届かない相手だと、 華族の子息である彼との思い出を大切に胸にしまっていたある日、 客としてやって来た西園寺と再会し――…!? 【収録作品】 花闇幻桜~恋蝶は蜜炎に舞う~ 浪漫花宵恋語り〈前後編〉 ヴィオロンは誘う~浪漫其方~ 若女将の憂鬱(描き下ろし) ★単行本カバー下画像収録★
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3.7『生きるための食事でなく、ひと時の幸福のための菓子を作る』 江戸の吉原一、料理が美味いと評判の中見世・美角屋。そこで働く“菓子専門の料理番”太佑は、日々訪れる客や遊女達のために菓子を作っていた。しかしある日、幼馴染で見世一番の花魁・朝露が全く太佑の菓子を食べていないことを知り……。 切ない想いを秘め、懸命に生きる人々にひとくちの“夢”を届ける――とある料理番の、心温まる人情物語。
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4.0松田奈緒子が贈るおんなの天国と地獄。木綿のような、強く匂う華のような、夢二の美人画のような、炎のような、堕ちてもくさらないおんなたちの人生。雪月花───明治時代、裕福な家庭に育った質素で学問好きな姉・光子(みつこ)と、派手で男に愛される妹・喜久子(きくこ)。正反対の姉妹は、お互いの出生の秘密を知り…。大門パラダイス───大正8年。吉原(よしわら)遊郭に売られ初見世(はつみせ)を迎えた「紅(くれない)」こと、りん。人生を儚むりんに、ある御仁が言葉を授けた。「仕事を蔑んでも自分を蔑んじゃいけない」心から勤めることに徹したりんは、強く美しい花魁(おいらん)へと成長してゆく。「雪月花/大門パラダイス」に加え、極上に切ない掌編漫画を描き下ろし!装丁も新たに、新装版の登場です!
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3.7早くに両親を亡くし、姉妹二人で貧乏ながらも仲良く暮らしていたるり。遊郭の下働きをしながら自分を育ててくれた姉・咲の結婚が決まり、やっと姉を楽にさせられると喜んだ矢先、姉は無残な姿で殺害された。悲しみにくれるるりに追い打ちをかけるように姉が密貿易に関わった罪人であると知らせが入る。姉は絶対やってない!! 天涯孤独となったるりは真相を突き止め姉の仇を討つと誓う…! ――江戸時代・長崎に存在した「丸山遊郭」。日本で唯一異人を相手にした異色の花街で巻き起こる、艶やかなる復讐劇!
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4.0江戸時代、鎖国政策下の日本で唯一海外への窓口であった長崎には特殊な隠密集団があった。その名も「赤鴉(セキア)衆」。紅毛人(オランダ人)と日本人遊女との間に生まれた彼らは日本最強の国際諜報員として魔都長崎を舞台に暗躍する。 その頃ヨーロッパでは「フランス革命」に端を発した「ナポレオン戦争」が勃発。オランダはフランスの属国となり、敵対するイギリスはオランダの海外植民地や居留地を侵略していた。そしてついにアジア最大の収益を誇る長崎オランダ商館を支配下に治めるべくイギリス艦「フェートン」号が来襲する。 実際にあった鎖国期における最大の国際事件「フェートン号事件」を題材にしたイギリス対日本のスパイ戦を描く。
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-【タテ読みフルカラー】「人を綺麗にするのが好き」 そんな想いで美容部員として働いてきた深空(みそら)は、部署異動命令を機に会社を辞めた。 しかし、アラサーの転職事情は想像以上に厳しく、途方に暮れた彼女は神社で手を合わせて願う──どこでもいいから、仕事させてっ! 一陣の風が彼女を包み、ゆっくりと開いた目に飛び込んできたものは!? それはまるで人とアヤカシが共に暮らす、大正浪漫風ファンタジー小説の世界。 そこで深空は人間の少女「はる」として、アヤカシの遊女の世話係という仕事を与えられる。 「メイクの力で、みんなが輝く手助けを!」 得意分野で自らの価値を高め、化粧師として生きようとする彼女に花街の住人たちは・・・? 怖ろしくも美しい、アヤカシの遊女が集う「銀梅郭」へようこそ!
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4.5大学生の伊織はエロティックな画風で荒ぶる男たちを描く謎の絵師・爛極堂の一枚の絵に心惹かれ、個展を訪れる。そこで自らが絵の中に入り込んでしまったような奇妙な体験をしたのがすべての始まりだった。サディスティックなセックスを好む美術大学講師の芦澤、若武者のモデルとなったヤクザ風の男・河野などと出会い、伊織は爛極堂のモデルになることを決意する。緋襦袢をまとい、遊女に擬態して男を誘う影間茶屋の少年を描く連作――おそらく一年以上をかけて描かれることになる春画草紙が爛極堂の次なる主題だった。単に作画のためのポーズを取るだけでなく性の奴隷となる契約を結ぶ伊織。そして爛極堂のもとを訪ねた日から、陵辱と調教の日々が始まる。人気作『緋の衣、乱されて……』に書下ろしSSを加えた豪華新装版!※本作品は『緋の衣、乱されて……』に書下ろしSS『甘い闇のむこうがわ』を加えた再録になります。ご購入の際は十分ご注意ください。
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-「“悪”という言葉の裏側には、だれきった日常性を破壊するデモーニッシュな力が潜んでいた」(「あとがき」より)。都市の盛り場は、遊女や役者など賤視された「制外者」たちの呪力が宿る場所だった。なぜ、ひとは「悪所」に惹かれるのか。芸能を業とする人びとは、どのように暮らし、どんな芸を生み出したのか。「遊」「色」「悪」の視座から日本文化の深層をさぐる。
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3.6今は一人ぼっちでも、またみんなの前で歌うんだ──。 100万部突破のベストセラー『陰日向に咲く』を超える、さらなる大傑作! 12年ぶりに書き下ろす、圧倒的祝祭に満ちた物語。 行き場をなくした女たちが集う浅草の置屋「燕屋」の前に、一人の赤ん坊が捨てられていた。かつて自らの子を亡くした遊女の千代は、周囲の反対を押し切って育てることを決める。お雪と名付けられた少女は、燕屋の人々に囲まれながら、明治から大正へ、浅草の賑わいとともに成長する。楽しみは芝居小屋に通うこと。歌って、踊って、浅草オペラの真似をして、毎日はあんなに賑やかで幸せだったのに。あの男がすっかり台無しにした──。 【劇団ひとりさんコメント】 数年前に『浅草オペラ』という言葉を目にしました。なんとまぁ心躍る響きなんでしょう。どんな人々がどんな風に、そうやって想像を巡らせているうちに物語になってました。 不器用な登場人物たちですが、どうぞ温かく見守ってやってください。
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3.0開業医の川嶋省吾は、美人の妻と2人の子どもに恵まれ、愛人とも順調にいっている。 しかし、ある日、偶然にも妻の日記を読んでしまったことから、少しずつ歯車が狂い始める。 妻はどこまで知っているのか? どうするのか? 妻の本当の目的は何なのか? やめたくてもやめられない日記の盗み読みに振り回される夫を通して夫婦のあり方を描く。 【著者プロフィール】 1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒業後、母校の整形外科講師となり、医療と並行して小説を執筆。1970年『光と影』で第63回直木賞受賞し、本格的に作家活動を開始。1980年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で第14回吉川英治文学賞を受賞。1997年に刊行された『失楽園』は大きな話題をよび、映画化、テレビドラマ化された。2003年には紫綬褒章受章。著書は『鈍感力』『ひとひらの雪』『化身』『化粧』『孤舟』『うたかた』『花埋み』など多数。
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-姫の命を救うには、孕み女の腹を裂いて胎児を薬にするしかない…! 残虐な任務を受けた白拍子の選択とは―――。 汐見朝子がおくる、愛を貫く女たちの物語! ※この作品は「まんがグリム童話 最下層遊女~陰湿いじめ・残酷折檻~」に収録されております。重複購入にご注意下さい。
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-表向きは平凡な草紙屋、その実、謀事に抜かりなく、剣の腕も確かな悪党・巽屋孫兵衛。彼が率いるのは、墓守の卯平、女髪結いのお徳、遊女のお新、元浪人の妻・お京といった、ひと癖もふた癖もある面々。色と欲にボケた亡者どもを、あの手この手で引っ掛け、騙し、有り金残らず巻き上げる……。江戸は深川界隅を舞台に繰り広げられる痛快なダーティー・トリック・ストーリー10編。連作短篇時代小説「色仕掛」シリーズ、第1弾。 第一話 あぶな絵の女 第二話 筋書は狂った 第三話 心中者比べ 第四話 カモが来た 第五話 絵絹は玉の肌 第六話 女按摩お京 第七話 塩から仁兵衛 第八話 蜜の滴り 第九話 若衆人形は雪の肌 第十話 責め絵草紙 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
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2.0代々続く骨董品屋の息子・正希が手に入れた櫛には、なんと昔の遊女の魂が宿っていた! 正希は彼女の生まれ変わりらしく、かつて結ばれなかった恋人を探し未練を果たしてほしいという。途方に暮れる正希は、仕事で出会った傲慢なイケメンセレブの紅林が、求めていた相手だと気づいてしまう。恋人達の望みを果たす方法がわからず悩む正希に、紅林は「セックスをすれば成仏できる」と言い!? さまよう前世の宿命が結ぶ転生ラブv 巻末に、特典SSを収録! さらに、同著者の既刊本「一人の夜には側にいて」(イラスト:JIN-I)のお試し読みも特別収録! ※こちらに収録されている特典SSは、ビープリ応援書店で配布されたものと同じ内容になります。
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-文化文政年間、お江戸八丁堀の鬼同心・近藤右門が得意の武術と推理力を武器に、岡っ引きの伝六とともに難事件、怪事件を次々に解決する『右門捕物帖』。同じく佐々木味津三の代表作である時代小説『旗本退屈男』を合本した完全版。 ●目次 右門捕物帖 南蛮幽霊 生首の進物 血染めの手形 青眉の女 笛の秘密 なぞの八卦見 村正騒動 卍のいれずみ 達磨を好く遊女 耳のない浪人 身代わり花嫁 毒色のくちびる 足のある幽霊 曲芸三人娘 京人形大尽 七化け役者 へび使い小町 明月一夜騒動 袈裟切り太夫 千柿の鍔 妻恋坂の怪 因縁の女夫雛 幽霊水 のろいのわら人形 卒塔婆を祭った米びつ 七七の橙 献上博多人形 お蘭しごきの秘密 開運女人地蔵 闇男 毒を抱く女 朱彫りの花嫁 死人ぶろ 首つり五人男 左刺しの匕首 子持ちすずり 血の降るへや やまがら美人影絵 旗本退屈男 第一話 旗本退屈男 第二話 続旗本退屈男 第三話 後の旗本退屈男 第四話 京へ上った退屈男 第五話 三河に現れた退屈男 第六話 身延に現れた退屈男 第七話 仙台に現れた退屈男 第八話 日光に現れた退屈男 第九話 江戸に帰った退屈男 第十話 幽霊を買った退屈男 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男
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-春画の魅力は永遠に不滅! 不倫、夜這い、のぞき、男色、獣姦…江戸びとの性を春画を通して解説。 著者の若かりし日の体験談も妙におかしい、楽しい春画コラム。 【目次】 第1章_春画に見る性 性はゆたかだったか 春画はダンディズムとは無縁 妾奉公は親孝行 性は娯楽 春画の魅力は不滅 第2章 江戸の女の性 見せるは魅せる? あそこを、何と呼んだか 女性器は奥が深い 淫乱の定番 第3章_庶民の性 のぞきの誘惑 どこでしようか 武士も庶民も夜這い ありふれた密通 第4章 夫婦の性 性の風習 子供のいる風景 婚礼と初夜 夫婦のセックスは官能的か 顎で蠅を追う 第5章_遊里の性 女の値段 奇妙な感覚 女の喧嘩 異人と遊女 性は聖か 第6章_異端の性 江戸の変態 江戸のアダルトグッズ 後門の変 畜生道 獣姦の妄想
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4.0主人公は、元風俗店社員。過労死して暗い空間を漂っていた時、弁財天と名乗る女性から遊女を救うよう求められ、なぜか吉原遊郭の大見世(最高級の店)の楼主である戒斗(かいと)として転生していた。時は江戸時代。この時代の吉原に住まう遊女の生活はかなり酷く、常に栄養失調や性病などに苦しめられていた。戒斗は、現代知識を活かして、遊女たちの環境や吉原の状況を改善しようと動き出す。 太夫の藤乃、格子太夫の桜、振袖新造の楓、禿の桃香と、時には反目し時には協力し合い、吉原遊女との人間関係を築いていくが、戒斗の存在を疎ましく思う西田屋の影が近づく……。難しい局面に対して、水戸の徳川光圀公の助力を得て大きな改革に乗り出す。 ――俺は、“吉原”や“遊女”の悲惨な未来を変えてみせる!! 江戸吉原を舞台に、転生主人公の挑戦が始まる。
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3.5尼僧と寺子の熱い絆!江戸版“二十四の瞳”。 江戸は下谷に薫風庵という風変わりな寺子屋があった。三百坪の敷地に平屋の学び舎と住まいの庵がある。二十人の寺子は博奕打ち一家の餓鬼大将から、それを取り締まる岡っ引きの倅までいる。 薫風庵の住人は教鞭をとる妙春という二十四歳の尼と、廻船問屋・日向屋の先代の元妾で、その前は遊女だったという五十一歳の蓮寿尼、それに十二歳の飯炊き娘の小梅の三人しかいない。子供たちの評判はいいが、女所帯では不用心と日向屋の用心棒の堤勝之進が様子を見にやってくる。寺子屋設立の費用と月々の掛かりを出す日向屋は世間体もあって、同じ町内の薫風庵にすげない仕打ちもできないらしい。 そんなある日、隣家の大造が寺子に盆栽を折られたと怒鳴り込んできた。近所では蚯蚓や蛙の死骸を投げ込まれた家もあるのだという。折も折、寺子が学び舎の前で行き倒れを見つける。男前に弱い蓮寿は、城戸宗次郎と名乗る浪人の面倒は薫風庵で見ると宣言する。やがて宗次郎が学び舎で教え始めると、妙春に思いもよらぬ心の変化が……。 隣家への投石は誰の仕業なのか。宗次郎の出現は単なる偶然だったのか。教職の経験もある著者が満を持して放つ江戸版“二十四の瞳”誕生!
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4.0江戸の町民にも大人気だった、安産の神様水天宮(中央区)。江戸時代の名横綱・谷風が小野川に敗れた蔵前神社(台東区)。引き取り手がない遊女が葬られた浄閑寺(荒川区)。10万人の犠牲者を出した「明暦の大火」の犠牲者が葬られた回向院(墨田区)。「しばられ地蔵」が人目をひく南蔵院(葛飾区)。もちろん浅草寺や寛永寺、入谷鬼子母神や柴又帝釈天ははずせない……。京都・奈良だけではなく、東京にも魅力的な寺社が目白押し! ビルの隣のこじんまりした寺社にも、意外に由緒正しい謂われがあるものだ。そのような意外性が東京の寺社めぐりの魅力の一つ。本書は上記の区のほかに千代田区、江東区、足立区、江戸川区の寺社を掲載。著者の寺社めぐりの息づかいが聞こえてくる、リアリティー溢れる寺社案内。
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-※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ★ 都内の歴史をテーマで巡る 充実の『27コース』! ★ 栄華を極めた江戸城や大名庭園、 新時代を築いた偉人たちの足跡、 華やいだ町人文化の面影を伝える名所など… ★ 東京のルーツを紐解く歴史ロマンの旅へ。 ◆◇◆ 本書について ◆◇◆ 東京は僅か160年前、「江戸」という、 人口100万人以上で当時世界最大人口の、 巨大にして極めて清潔な町でした。 当時の建物や道、ものや商売などは 関東大震災や東京大空襲、 東京オリンピックなどでかなり失われましたが、 それでもまだまだたくさん、 東京都内に残っています。 一人でも多くの方々に「江戸時代の名残り」や 名所などを知っていただき、皆さんのお好みで 「今日はこことここ」 「近所だから行ってみよう」などと、 気軽にご自由にお使い下されば嬉しいです。 ◆◇◆ 主な目次 ◆◇◆ ☆1章 江戸城 編 桔梗門で桔梗紋瓦、 番所で葵の御紋瓦を探すべし。 維新時に葵の御紋は菊の御紋に 取り替えられたため、残存数が極めて少ない。 松之大廊下は小さい石碑で 見過ごしやすいので注意。 展望台は空いており眺めも良くお勧め! 【別子銅山開坑200年記念・楠公像の不思議と 太田道灌時代の江戸城の名残り】 【大藩の大名も下馬した大手門から開かずの櫓、 眺めの良い天守台へ】 ・・・など4コース ☆2章 有楽町・銀座・築地 編 築地本願寺は日本の寺院にしては異国情緒が 漂い過ぎるため、必見! 忠臣蔵が好きな方は浅野内匠頭邸で彼を偲ぼう。 石川島の人足寄場は「ここに日本初の 更生施設があったのだ」と思いながら眺めると 感慨深い。 【大岡越前守が仕事をし、蘭学のきっかけと なった解体新書が生まれた地】 【江戸時代、築地は海から始まり外国人で 終わった】 ・・・など2コース ☆3章 日本橋・赤坂 編 やはり、なんといっても日本橋! 橋(車道)の真ん中にある道標は、 絶え間ない車の往来が危険すぎて 近寄ることも難しいのが残念。 「日本橋」の揮毫は最後の将軍・徳川慶喜の 筆だが、本物は石柱で向島百花園にある。 【日本橋近辺には、新しい命の神様と 斬首で消えゆく罪人という両極端がいる】 】さすが華のお江戸・日本橋! 老舗めぐりもキリがない…】 ・・・など3コース ☆4章 上野・谷根千・湯島・浅草 編 上野東照宮は修復工事が終わったばかりで、 再び金色輝き葵の御紋が燦然と煌めく その豪華さは必見! 日光東照宮と似ている部分を探すのも一興。 藤堂高虎が奉納した「お化け灯篭」は、 その巨大さに驚くこと請け合い! 【延暦寺とともに日本唯一の寺名を持つ 寛永寺は幕末、新政府軍との激戦地となった】 【江戸っ子たちの夢・富くじの名所と 最後の将軍・慶喜公の墓所】 ・・・など4コース ☆5章 亀戸・両国 編 吉良邸から泉岳寺へ行く時、 女性は「浅野内匠頭邸跡」で区切って 築地駅に出て、残りをまた築地駅から 歩くというふうに、強行軍せず2回に分けてもいい。 泉岳寺は「御朱印は帳面のみ」なので注意して。 【幻の野菜・亀戸大根の栽培地だった 香取神社一帯】 【四十七士とともに吉良邸から泉岳寺へ、 元禄の凱旋の道を歩く】 ・・・など3コース ☆6章 吉原 編 待乳山聖天は本殿を覗くとお供えの大根が 山積みで、一見の価値あり。 浄閑寺(投込寺)の新吉原総霊塔は、 見ると遊女たちの辛さ悲しさが心に伝わるようで ため息が出る。ぜひ手を合わせてあげたい。 【客のつもりで吉原へ、遊女の最期は浄閑寺】 【苦界の遊女たちを思い、 華やかなりし吉原を偲ぶ】 ・・・など全2コース ☆7章 芝 編 増上寺の徳川家墓所は霊廟の門の 重厚感など必見。浜離宮は鴨場。 鴨が「安心して休憩していた」 可愛らしい場所だ。 旧新橋停車場はよく再現保存されており必見。 出世希望者は愛宕神社の 「出世の階段」へ行くべし! 【徳川将軍家の菩提寺と潮の満ち引きを 利用した芝離宮】 【浜離宮庭園と松平定信が愛した 江戸湾の絶景】 ・・・など3コース ☆8章 小石川・駒込・巣鴨 編 お金持ちになりたい人は牛天神へ行くと、 貧乏神様の御加護で好転するかも。 源覚寺の閻魔様は眼病平癒の由来によって 「割れて濁った右目」になったので、 眼病の方は平癒するようお祈りするべし。 【御薬園と目安箱で実現した無料療養所に 医師たちの心意気を思う】 【柳沢吉保の権勢を垣間見ることができる 八十八景の庭園と大阪の陣の敗者】 ・・・など4コース ☆9章 目白・新宿 編 「椿山荘」は松尾芭蕉が4年間住んだ 場所なので、行くと名句ができるかも… 新宿御苑は桜の名所なので、 お花見の時期はお勧め! 【かつての大名庭園と大名屋敷跡】 【馬を必死に駈けさせて獲得した広大な敷地】 ・・・など2コース ※本書は2016年発行の 『江戸・東京ぶらり歴史探訪 ウォーキング』 を元に、加筆・修正を行った新版です。
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