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  • 神田ごくら町職人ばなし 〈一〉
    4.5
    1巻1,100円 (税込)
    「金なんざどうだっていい。心意気の話さ。わかるだろ?」 ただひたすらに、ひたむきに…… 桶職人、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官。 伝統の手仕事を圧倒的ディテールと珠玉のドラマとともに描く歴史的傑作。 ■桶職人 覚えときな。木ってのは生きてんだ──木を見つめ木と生きる桶職人の一日。 ■刀鍛冶 自分が打った刀で子どもが殺された。灼熱の鍛冶場ーー多くを語らぬ刀匠の胸中は… ■紺屋 友禅染が大流行する中、藍染の意匠に悩む一人の職人。先の見えない仕事に心は沈むが… ■畳刺し 明け渡った吉原が男達の仕事の場。暮れの畳の張り替えに遊女達の冷やかしは付き物で… ■左官(一、二、三) 土蔵の普請場に奇妙な男が現れる。甚三郎と名乗るこの男、上方から流れてきたようだが…

ユーザーレビュー

  • 神田ごくら町職人ばなし 〈一〉

    Posted by ブクログ

    江戸職人の技と意地にひきこまれてしまう。
    無口でただただひたすらに己の腕に全てを注ぎ込むような姿に圧倒された。
    「桶職人」「刀鍛冶」「紺屋」「畳刺し」「左官」
    このなかの畳刺し以外が、女であることにも驚いたのだが、そう感じさせない描写が凄いとしか言いようがない。
    道具の音が聞こえてくるようで。
    道具を持つ腕や手の表情に惚れ惚れする。
    紺屋の手が藍色に染まっていることすら美しいとさえ感じる。
    真剣な目に毎日が勝負だとすら思えてしまう。



    0
    2024年06月06日
  • 神田ごくら町職人ばなし 〈一〉

    Posted by ブクログ


    読みやすさ★★★★★
    学べる★★★★
    紹介したい★★★★★
    一気読み★★★
    読み返したい★★★★★

    よくぞここまで江戸の職人の仕事を調べ上げて、コミックスとして世に出して下さいました。日本人としてお礼を言わなければならない。

    まさに職人が見て学べと言わんばかり、1コマ1コマ、描写のディテールが細かいのだが、説明がほとんどない。あれは何?、並べ方にも意味があるのかな?と、なかなか読み進むことができない。

    100年以上先を見据えた、職人の気質、気概、気迫が、息づかいまでが聞こえて来そうな素晴らしい作品。面白い!

    0
    2024年05月25日
  • 神田ごくら町職人ばなし 〈一〉

    Posted by ブクログ

     ごく稀ですが、琴線に触れビビッときた時だけコミックを登録しています。本作の内容紹介や表紙から想像し、エイッと購入したらまさにドンピシャ! 圧巻の描写に感嘆! 期待以上の傑作でした!

     物語の舞台は江戸時代の「神田ごくら町」(架空の街)。著者曰く、現代でいう日本橋周辺で、町名由来は「落語」をもじったものだそう。
     描かれるのは、江戸職人(桶屋、刀鍛冶、紺屋、畳刺し、左官)による伝統の手仕事の技と意地、そしてその日常です。
     一話完結の物語が、五編(七話)のオムニバス形式で収録され、堅過ぎず構えることなく読めます。

     職人が魂を込め、ものづくりに向き合う姿。その様子を、江戸の街・仕事場を背景

    0
    2024年04月28日
  • 神田ごくら町職人ばなし 〈一〉

    000

    購入済み

    かっこいい女の人達の話

    桶、刀、紺染め、畳、左官
    畳は殿方ですが、舞台が吉原、遊女が出てくる、
    そのため職人を殿方にした様です。
    遊女の客が殿方で、これが駄目男、いとおかしですね。
    実際のところ女性に務まるの、とか聞いちゃいけない質問です。
    自分なりに推察するに、刀や左官は辛そうです。
    その辺は殿方でも変わりませんが。
    定価は安くないですが、安くない定価に見合った内容だと思うので、
    これからも頑張って欲しいものです。
    お好みで。

    0
    2024年04月24日
  • 神田ごくら町職人ばなし 〈一〉

    Posted by ブクログ

    なんというか「お見事!」の一言!
    登場してくる職人たちの素晴らしい技、それを細部まで描き切った作者さん!
    この日本の素晴らしい職人技が途絶えない事を強く願います。
    続きが楽しみ。これはアニメ化かドラマ化かあるかもな〜。でもちゃちくはして欲しくない!

    0
    2024年03月16日

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