表現の自由作品一覧

非表示の作品があります

  • メディアの未来――歴史を学ぶことで、新聞、雑誌、ラジオ、テレビ、SNSの未来は導き出せる
    4.0
    【内容紹介】 二〇五〇年、新聞、ラジオ、テレビ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)、ジャーナリストは、まだ存在しているのだろうか。二一〇〇年ならどうだろうか。 SNSは、今後登場するさらに強力なテクノロジーの波に呑み込まれるのだろうか。 将来、誰がメディアを所有するのだろうか。 正しい情報を得る、知識を共有する、嘘と闘う手段が、これまで以上に存在するようになるのだろうか。 ジャーナリストの役割はロボットが担うようになるのか。それとも、ジャーナリストは民主主義、つまり、真実の保証にとってかけがえのない存在であり続けるのだろうか。 そうした未来の基軸を把握するには、「歴史」を振り返る必要がある。 メディアに関するさまざまな歴史を遡ってこそ、その未来を詳細に描き出すことができると考えるからだ。 私にとって、この物語は細部にわたってきわめて魅力的だった。筆をおいた現在、この物語が綴る壮大な数々の冒険に対する私の驚きを、読者に伝えることができると信じている。 (本書のまえがきより要点を抜粋) 【著者紹介】 [著]ジャック・アタリ(Jacques Attali) 1943年アルジェリア生まれ。フランス国立行政学院(ENA)卒業、81年フランソワ・ミッテラン大統領顧問、91年欧州復興開発銀行の初代総裁などの、要職を歴任。 政治・経済・文化に精通することから、ソ連の崩壊、金融危機の勃発やテロの脅威などを予測し、2016年の米大統領選挙におけるトランプの勝利など的中させた。林昌宏氏の翻訳で、『2030年 ジャック・アタリの未来予測』『海の歴史』『食の歴史』『命の経済』(小社刊)、『新世界秩序』『21世紀の歴史』、『金融危機後の世界』、『国家債務危機一ソブリン・クライシスに、いかに対処すべきか?』『危機とサバイバルー21世紀を生き抜くための(7つの原則〉』(いずれも作品社)、『アタリ文明論講義:未来は予測できるか」(筑摩書房)など、著書は多数ある。 [訳]林 昌宏(はやし・まさひろ) 1965年名古屋市生まれ。翻訳家。立命館大学経済学部卒業。 訳書にジャック・アタリ『2030年ジャック・アタリの未来予測』『海の歴史』『食の歴史』『命の経済』(小社刊)、『21世紀の歴史』、ダニエル・コーエン『経済と人類の1万年史から、21世紀世界を考える』(いずれも作品社)、ボリス・シリュルニク『憎むのでもなく、許すのでもなく』(吉田書店)他、多数。 【目次抜粋】 はじめに 第1章 君主のニュース、大衆のニュース~3万年前から近代の夜明けまで 第2章 使者の時代~1世紀から14世紀まで 第3章 印刷革命~1400年から1599年まで 第4章 近代における活字ニュースの始まり~17世紀 第5章 表現の自由、ジャーナリズムと民主主義~18世紀初頭から産業革命前まで 第6章 出版、「大衆の自由の大きな盾」~1788年から1830年まで 第7章 他人よりも先にすべてを把握する~1830年から1871年まで 第8章 進歩を活かす~1871年から1918年まで 第9章 読む、聞く、そして見る~1919年から1945年 第10章 三大メディアの黄金時代~1845年から2000年まで 第11章 徹底的に、読む、観る、聴く、触る~2000年から2020年まで 第12章 情報を得て自由に行動する~2021年から2100年 第13章 何をなすべきか
  • マンガ論争SP 01
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 長らく絶版状態だった『マンガ論争Sp.01』の復刻版です。 シャルリー・エブド事件直後の号であり、当時の記録としても貴重です。 英語圏読者向けに、TPPに関するコミケットのステートメントの英訳をNele Noppeが、シャルリー・エブド事件に関する記事をPatrick Galbraithが執筆しています。 ■緊急特集 TPP協議は妥結目前!? ・誰も知らないうちに米国都合の著作権ルールが… ・必要なのは米式ではなく日本流フェア・ユース ・アメリカのゴリ押しが奏功するのか? ■第2特集 私はシャルリー・エブドか? ・シャルリー・エブドと「表現の自由」 ・シャルリー・エブドの「反骨の気概」 ・シャルリー・エブド社(Charlie Hebdo)襲撃事件 時系列 ・CH社襲撃事件後の主なできごと ・コラム:抗議デモに参加し『表現の自由』を訴えた国々の『表現の自由』 ・シャルリー・エブドと左翼:風刺の限界について/パトリック・ガルブレイス ■第3特集:表現・自由・政治 ・まずは地元の議員へ 意外と低い運動の敷居 ・オタクと政治/オタク候補、大田区に着任! ・マンガにおける女性と性表現 公開研究会『女性・マンガ・規制』レポート① ・グローバル化時代における表現の自由を考える公開研究会『女性・マンガ・規制』レポート② ・そこには境界があった『境界のないセカイ』打ち切り騒動 ■第4特集:第18回文化庁メディア芸術祭ダイジェスト ・認知度が高まってきたメディ芸に突撃! ・マンガ部門受賞者プレゼンテーション ・マンガ部門受賞作品を読む
  • イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相
    4.1
    多発する「過激派テロ」、「信教の自由」も「LGBT」も否定、「子供への体罰」や「児童婚」が蔓延、「女性の価値」は男性の半分……。 イスラム教は本当に異教徒に寛容で穏健な宗教なのか? 世界的に突出して偏向している日本の「通説」を検証することにより、「イスラム教のリアル」が見えてくる。 学者・メディアによってつくられた「常識」を問い直し、イスラム教徒とのあるべき共生の道筋を示す! 【目次】 ◆ はじめに ― イスラム研究者が拡散させた「誤ったイスラム像」 ◆ 第一章 「イスラムは平和の宗教」か 外務省「イスラム研究会」設立/ジハードは「聖戦」ではなく「努力」?/自爆攻撃は正当化されるか 他 ◆ 第二章 「イスラム教ではなくイスラームと呼ぶべき」か 日本のイスラム研究業界の「ルール」/「単なる宗教ではない」というイメージ戦略/政治信条やイデオロギーの投影の対象 他 ◆ 第三章 「イスラムは異教徒に寛容な宗教」か 高校世界史の教科書にも描かれる「寛容さ」/異教徒は「殺すべき対象」/棄教者は死刑 他 ◆ 第四章 「イスラム過激派テロの原因は社会にある」か 「イスラム主義との戦い」を宣言したフランス/イスラム過激派テロをアメリカのせいにする陰謀論者/テロの原因はイデオロギー自体にある 他 ◆ 第五章 「ヒジャーブはイスラム教徒女性の自由と解放の象徴」か ヒジャーブは「サラリーマンのネクタイのようなもの」?/ヒジャーブ着用により女性は守られるか/異教徒の女性は性奴隷/ヨーロッパで続発するレイプ事件/ヒジャーブをしない自由も尊重されるべき 他 ◆ 第六章 「ほとんどのイスラム教徒は穏健派」か イスラム過激派を支持するイスラム教徒は少なくない/身体刑の執行を支持/信教の自由、表現の自由を否定/LGBTを否定/蔓延する子供への体罰・精神的虐待と児童婚/女性の価値は男性の半分/妻は夫に完全服従 他 ◆ 第七章 「イスラム教を怖いと思うのは差別」か イスラモフォビア(イスラム恐怖症)批判/イギリスで加速するイスラモフォビアへの法規制/日本でも広がる「イスラム教は怖い=差別」の風潮 他 ◆ 第八章 「飯山陽はヘイトを煽る差別主義者」か 日本のイスラム研究業界の不文律「/ニセ学者」のレッテル/インターネット上の誹謗中傷/日本のイスラム研究者が本当に守りたいもの 他 ◆ 終章 イスラム教を正しく理解するために イスラム主義の台頭を許した西欧の「罪悪感」/ポリコレと多文化主義の見直し/「アブラハム合意」を歓迎しないのは誰か/日本のイスラム研究者とメディアが広めたウソからの脱却を 他
  • 「表現の自由」の明日へ 一人ひとりのために、共存社会のために
    -
    1巻1,496円 (税込)
    なぜ表現の自由か。入門書の新たな決定版! SNSの普及により誰もが表現者になれる昨今、ヘイトスピーチなど新たな紛争が増える一方、秘密保護法や共謀罪、公文書改ざんで民主主義の危機は深まるばかり。 錯綜する問題状況を整理し未来に開かれた表現の自由論を展開する! 【目次】 第1章 表現者の足跡——なぜ「表現の自由」か 第2章 一人ひとりの人格権と「表現の自由」 第3章 民主主義と「表現の自由」 第4章 共存社会と「表現の自由」 第5章 文化芸術と「表現の自由」 【著者】 志田陽子 武蔵野美術大学教授。1961年生まれ。主著に『文化戦争と憲法理論』(2006年)など。
  • ネットはなぜいつも揉めているのか
    NEW
    3.5
    日々起きる事件や出来事、問題発言をめぐって、ネットユーザーは毎日のように言い争っている。他人が許せないのは、対話が難しいのはなぜか。物事の見え方に違いが生まれるのはなぜなのか。背景にある社会やメディアのあり方を考える。 【目次】第一章 「表現の自由」をめぐる闘争/第二章 ソーシャルメディアの曖昧さと「権力」/第三章 エコーチェンバーの崩壊と拡大する被害者意識/第四章 「不寛容な寛容社会」とマスメディア批判/第五章 二つの沈黙、二つの分断/終章 単純さと複雑さのせめぎ合い/あとがき
  • 「わいせつコミック」裁判 松文館事件の全貌!
    -
    マンガがわいせつ罪に問われたわが国出版史上初の裁判劇。日本からエロマンガが消えてしまうのか。弁護側意見証人に著名人が次々証言台に。~青少年に及ぼす「悪影響」を理由に性的メディアを規制することには科学的根拠がない…………宮台真司氏(社会学)、~『蜜室』は青少年条例で規制されるべきで、刑法175条の「わいせつ図書」にはあたらない…………園田寿氏(刑法学)、~マンガによって喚起された欲望が実際の女性に向かうことはほとんどありえない…………斎藤環氏(精神科医)、~刑法175条は憲法違反。公権力が「表現の自由」を規制することは許されない…………奥平康弘氏(憲法学)、~作品として『蜜室』を精密に分析すれば、性器描写には必然性がある…………藤本由香里氏(評論家)。

    試し読み

    フォロー
  • “愛知のテドロス”大村知事リコール!高須克弥院長熱烈応援号(月刊Hanadaセレクション)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 高須克弥×百田尚樹×有本香×竹田恒泰×武田邦彦 大村愛知県知事リコール 緊急記者会見全再録 高須克弥 リコール運動、私の真意 河村たかし 朝日新聞と中日新聞への公開質問状 高須克弥×河村たかし 腐敗した大村王国をリセットせにゃいかん 門田隆将 「表現の不自由展」はヘイトそのものだ 門田隆将×河村たかし マスコミが報じない不都合な真実 小川榮太郎 「不自由」を作るのは君らだ 藤原かずえ 表現の自由を弄ぶなかれ 木佐芳男 中止を一面トップで報じた朝日新聞の病理 竹田恒泰 実体はただの「反日展」 【わが天皇論】 高須克弥 天皇とは日本の“父” 【わが靖国論】 高須克弥 靖国の心をつなぐ若者たちへ 【感動の半生記】 高須克弥 防空壕で生まれて 【グラフ特集】 「表現の不自由展・その後」誌上大公開! 【『週刊新潮』の追及】 公金10億円が費やされた「表現の不自由展」にあの黒幕 表現の自由はなぜそんなに「公金」が欲しいのか 【「表現の不自由展・その後」私はこう考える】 有本香 「あいちトリエンナーレ」本当の“戦犯” 島田洋一 アメリカ版「表現の不自由展」 高橋洋一 公金支出と芸術の関係とは 長谷川幸洋 呆れた中日新聞のトンチンカンぶり 岩田温 大村知事は“自らの不明”を恥じよ ケント・ギルバート アメリカなら退役軍人が黙っていない 【応援宣言】 デヴィ・スカルノ デヴィ夫人もリコール運動熱烈応援宣言! 【厳選ツイート】 高須克弥の激熱ツイート118選 【知事失格!】 大村秀章言行録 【夕刊フジ大人気連載選】 Yes!高須のこれはNo!だぜ 編集部から、編集長から
  • 赤狩り THE RED RAT IN HOLLYWOOD 1
    完結
    5.0
    表現の自由を侵す権力と闘う映画人たち 第二次大戦後。ソ連とアメリカ、二大大国の冷戦が始まった。 ソ連の力に強い脅威を感じた米国右派の政治家は世論の 喚起を狙って、共産党員および共産党シンパと見られる人々を 厳しく排除した。この赤狩りの陣頭指揮を取るFBI長官・エドガー・フーヴァーは、 当時の娯楽の王であった映画界にいるアカを葬り去ることを 宣言した。非米活動委員会(HUAC)による聴聞会が始まる。 ハリウッドの映画人たちはこの権力の弾圧といかに闘うのか!?
  • 安倍官邸とテレビ
    3.0
    安倍官邸は、時にはハードに、時にはソフトに、さまざまな手管を駆使しながら「免許事業」であるテレビ局を揺さぶり続けている。NHK人事への「介入」、選挙報道に対する「お願い」、番組内容に関する呼びつけと事情聴取、各局経営幹部との頻繁な会食、総理出演局の露骨な選別、放送法の解釈をめぐるBPOとの対立、スポンサーへの圧力を広言する議員、「キャスター個人攻撃」の意見広告、「電波停止」に言及する大臣――などについて解説し、政権に翻弄されるテレビ報道の実態を示す。【目次】はじめに 安倍政権にとってのテレビとは?/第一章 自民党とテレビ/第二章 安倍晋三氏とテレビ/第三章 NHKと民放/第四章 第二次安倍政権によるメディア介入/第五章 「表現の自由」は誰のために/おわりに
  • 池上彰・森達也の これだけは知っておきたいマスコミの大問題
    5.0
    1巻1,540円 (税込)
    マスコミ・報道の問題を池上彰と森達也が語り尽くす! 特定秘密保護法、集団的自衛権、選挙報道についての政党の介入など今、日本でおきているマスコミ・報道の問題を池上彰と森達也が語り尽くす。14年の朝日新聞コラム掲載拒否事件の真相も池上本人が明かす。 【目次】 まえがき  森 達也   プロローグ メディアを知る  事実と真実  加害性と匿名性  「空気を読む」メディア  同じ轍を踏むのか  現場の自由、表現の自由  ジャーナリストとは  ジャーナリズムと組織メディア  メディアの「力」  メディアと戦争、マスコミと「国益」という言葉  日本のメディアの転換点  民主主義のインフラ  今を知るために歴史を振り返る  「朝日問題」とは何だったのか  メディアの謝罪  メディア・リテラシーの想像力  メディアの今  メディアとのつき合い方  求められる特異性に対し、求めるべき普遍性  ニュースのプライオリティ  開かれた情報空間とリテラシーを  メディア・リテラシーを身につける  エピローグ あとがき  池上 彰 【著者】 池上彰 1950年長野県生まれ。ジャーナリスト、慶應義塾大学卒業後、NHK入局。記者やキャスターを歴任し2005年に退職。2012年より東京工業大学教授。著書多数。 森達也 1956年広島県生まれ。立教大学卒業、1986年テレビ制作会社入社。報道・ドキュメンタリー系番組を手がける。98年、オウム真理教のドキュメンタリー「A」公開。200年、続編「A2」が山形国際ドキュメンタリー映画祭で特別賞・市民賞受賞。『A3』で講談社ノンフィクション賞受賞。
  • 一市民の 「コロナ終息宣言」
    -
    1巻880円 (税込)
    本書は、筆者が自分の中で新型コロナウイルス終息宣言を出し、なぜコロナは終わったかと考えるに至ったかをいくつかの視点から論じたものである。様々な情報や理論を整理していく過程で、メディアへの依存、現代医学への過信、権威に対する崇拝、学問への過剰な信頼が人々を盲目にするのではないだろうかと感じた。 提案したいことは、まず一呼吸を置いて視点を変えて現状を分析してみる、結論を導くアプローチを変えてみる、徹底的にポジティブなポジションをとってみる、というようなことである。本書では、現代科学というものはどの程度信頼してよいものなのか、現在の専門家の水準は千年後あるいは二千年後の人類からみるとどのレベルなのか、私たちの免疫システムは絶妙なバランスを保持しており、私たちはもっと免疫機能を信頼していいのではないか、多様な理論や事実の中から多面的に分析評価する姿勢を取り戻してはどうか、人間は必ず死ぬということを出発点にすることで、とり得る選択肢はいくらでもあるのではないか、そもそも新型コロナウイルスは人類の進化と繁栄にとって必要だから登場しているのではないかなどを検証している。 公園で子どもたちがマスクなどせず思いっきり遊んでいる風景をみたいし、将来を嘱望される若者が大学で学んでいる姿もみたい。そして、筆者は今この瞬間にでも普通の生活に戻って問題ないと考えている。実は同じことを思っている人がいるにもかかわらず、戦時中のように表現の自由を奪われた多くの人々が沈黙を守っているだけではないだろうか。 もう沈黙を破ってもよいであろう。かたくなにコロナは敵と思っている人に配慮する必要はない。多様性の中にこそ、人類が進化するための原動力があることを思い出し、自分の中で必要だと思っている「常識」というものを手放してよいのだと思う。自分の中にある直感で何かひらめくものがある方は、ぜひ本書を手に取っていただければ幸いである。
  • [音声DL付き]アメリカを作った歴史的判決9選(CNNEE ベスト・セレクション 特集63)
    -
    〈音声データ付き、ダウンロード方式で提供!〉 【今週のトピック】 アメリカでは2019年、11の州が相次いで妊娠中絶を禁止する法律を可決した。 アラバマ州の新法の対象には、女性が襲われるなどして妊娠したケースも含まれ、中絶手術を行った医師には最長年の禁固刑が科されるという。しかし、アメリカの連邦法では、中絶は女性の権利として守られており、その中絶合法化を決めた歴史的判決が「ロー対ウェイド裁判」だ。アメリカにはこのような、現代のアメリカを形作った歴史的判決があり、ニュースにもたびたび登場する。 本特集で紹介する代表的な判決を知ることで、アメリカという国の特徴をつかむことができるはずだ。 ◆本書の内容 ・国旗を燃やすことは許されるのか? ・表現の自由はいかなる場合も保障されるのか? ・報道機関の至上の責任とは何か? ・Background 1 アメリカの裁判制度 ・教育の機会平等を勝ち取った「ブラウン裁判」 ・白人が差別を受ける?「バッキ訴訟」とは? ・第二次大戦中の日系人の強制収容の不当性を訴え ・Background 2 最高裁判所の裁判官はどうやって選ばれるの?/「陪審員制度」と「裁判員制度」の違いは?/陪審員たちの白熱議論が繰り広げられる「裁判映画の傑作」 ・「あなたには黙秘権がある」――ミランダ警告とは? ・犯罪加害者は手記出版で利益を得てもいいのか? ・その他、覚えておきたい重要判決 ・[雑誌再現](PDF型) ※スマホなどで読みやすいリフロー型と、雑誌掲載時のレイアウト(対訳)をそのまま再現したPDF型の2パターンで学習できます。) ・音声ファイルの入手方法  【音声ファイルの入手方法】 ・本書の購入者は、本電子書籍内に記載の方法により音声を無料でダウンロードできます。 ・音声ファイルはZip形式に圧縮されています。解凍ソフトなどを利用し、ファイルを解凍したうえでご利用ください。 *『CNN ENGLISH EXPRESS』編集部編『CNN ENGLISH EXPRESS』2020年3月号掲載の特集をもとに制作されました。
  • 韓国エンタメはなぜ世界で成功したのか
    4.4
    近年、韓国発のエンターテインメントの世界的な活躍のニュースは毎日のように目に入ってきます。7人組ボーイズグループBTSの国連でのスピーチやパフォーマンス、Netflixドラマ『イカゲーム』や『愛の不時着』の世界的ヒット。髪型やファッションをK-POPアーティストに寄せることも今では珍しくありません。その韓国エンタメ産業の躍進は、実は韓国社会の変化と大きく結びついています。 ◎1980年代の民主化運動による「表現の自由」の拡大 ◎1997年アジア通貨危機、IMFショックによる韓国産業界の変化(輸出強化とIT化)。そして2010年以降顕著になった世界のデジタル社会化。こうした社会の変化が韓国のエンタメ産業にどのような影響を及ぼしたのか、本書前半ではBTSをプロデュースしたパン・シヒョク氏や、韓国エンタメ産業界の巨人・CJグループのイ・ミギョン氏など立役者たちのプロフィールを交えつつ具体的に描かれます。一方、本書の後半では韓国エンタメ界に残る負の面に目を向けます。韓流スターの性接待や、オーディション番組における不正操作。相次ぐ女性スターの自死。こうした問題もまた、韓国社会の変化のなかで、取り上げられ方が変化してきました。とりわけフェミニズムの広がりによる女性の権利意識の高まりは大きなポイントになっています。その他兵役や韓流スターたちと政治との関りなど、韓国のエンタメ界と韓国社会との密接なつながりへの理解が本書によって深まります。 また最終章では日本のエンタメコンテンツが韓国でどのように受容されているかがレポートされます。厳しい現状から、いま日本に求められているものは何かが見えてきます。
  • キャロライン&ジョン・F・ケネディ 演説集
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【特長】スピーチに込められた思いや息遣いが伝わるように、演説原稿ではなく、音声をそのまま文字化して収録。新駐日大使指名の背景を伝えるCNNニュースも収録。「アメリカの王室」といわれるケネディ家のミニ家系図付き。だれでも理解できるようになる完全対訳と語注付き。■音声は収録されていません。「生声CD」をお聞きになりたい方は、書籍版『[生声CD&電子書籍版付き] キャロライン&ジョン・F・ケネディ 演説集』のご購入がおすすめです。【内容】・CNNが伝えたキャロライン指名の背景・所信表明演説「父の遺志を継ぎ、日米を結ぶ」(キャロライン・ケネディ)・ワシントン大行進50周年演説「水は流れても川は残る」(キャロライン・ケネディ)・ジョン・F・ケネディ大統領就任演説・ジョン・F・ケネディ演説「大統領とメディア」※「秘密保護」と「表現の自由」のバランスについて、アメリカ新聞発行者協会の会員を前に語ったもの。
  • 教養としてのマンガ
    3.5
    ◎『ONE PIECE』で熊本震災復興 ◎まんだらけとの闘い ◎有害コミック問題と表現の自由 ◎『ゲゲゲの鬼太郎』を生んだ日本の妖怪文化…… 「伝説のマンガ専門古書店」元店主で文化庁マンガアーカイブ事業にも携わるマンガ評論界のレジェンドが語る! (帯イラスト:うえやまとち) 序 章 熊本地震で発揮された「マンガの力」 被災者へ移動式図書館でマンガを届ける/『ONE PIECE』熊本復興プロジェクト/熊本で「国際漫画祭」開催…… 第1章 ゴミと宝は紙一重――ビンテージマンガの世界 ビンテージマンガとは/捨てられていた水木しげるの貸本漫画/藤子不二雄の幻の本を発見/映画『ビブリア古書堂の事件手帖』古書監修ウラ話/ビンテージマンガコレクター列伝/さまよえるコレクションの行方/流出する日本のマンガ/全国のマンガ収蔵施設の拠点としての熊本/日本マンガ学会と京都精華大マンガ学部の設立/国立大学に初のマンガ研究コース…… 第2章 おじいさんのマンガ道 有名マンガ評論家たちを生んだ小学校/世界3大マンガ文化圏/日本のマンガのルーツはイギリス?/大友克洋の登場とニューウェーブコミック/エロ劇画ブームとロリコンマンガ批判/まんだらけとの闘い/マンガ規制地獄/『ゴルゴ13』の英訳/『子連れ狼』『カムイ外伝』がアメリカでヒット/『ゲゲゲの鬼太郎』を生んだ日本の妖怪文化/世界に広がった忍者ブーム/海外へ流出してしまった浮世絵…… 第3章 古本屋店主から見たマンガの歴史 『オバケのQ太郎』が人種差別?/『ANGEL』有害コミック問題と表現の自由/バイトにノウハウを伝授したら……/TV『おじさんのマンガ道』に出演/横山光輝らへのインタビュー/「金魚屋古書店雑記帳」を連載/湯前まんが美術館の活性化に『クッキングパパ』…… 第4章 マンガで地域おこしができる! 熊本マンガミュージアムプロジェクト/コレクターにとっての大義名分/米沢コレクションの行方/クママン倉庫に全国からマンガが集結/文化庁のマンガ保存事業に参画/合志マンガミュージアム開館へ/書店のない市で子どもとマンガの触れ合いを創る…… 第5章 マンガの未来は日本の未来 出版不況なのにマンガが売れている?/電子書籍市場はマンガが圧倒的シェア/過去の作品の“買い替え特需”/電子化によりマンガはフルカラーが定番に/発売日に本が届かなくなった地方書店/沖縄に根付く独自のマンガ文化/デジタル化時代に紙の本を集める意味/地域に根ざしたマンガミュージアム/全国の自治体にマンガ図書館・ミュージアムを/マンガで地方創生……
  • ギャル男でもわかる政治の話
    4.3
    ギャル男×ブロガー議員による、 前代未聞のエンタメ政治入門書! 政治にまったく興味がなかった4人のギャル男を相手に、 人気ブロガーで都議会議員のおときた駿が先生となり、 政治の基本を漫画やアニメ、アイドルに例えながら かつてないわかりやすさと面白さで白熱講義! 「国民的アイドル解散騒動は民主主義?」 「憲法9条は“浮気公認状態”、さあどうする?」 「モテれば天国、モテなきゃ地獄の資本主義」 「年金制度はもうすでにオワコンである」 ほか、全16篇収録。 オシャレ男子のためのWEBマガジン、MTRL(マテリアル|http://mtrl.tokyo/)の人気連載を書籍化! ●もくじ プレトーク「ギャル男、ブロガー議員に政治を学ぶ?」 第一部そもそも政治ってなに?篇 1限目[政治とは]「悪魔の実」はなくとも僕たちには選挙権がある 2限目[民主主義]国民的アイドル解散騒動は民主主義? 3限目[憲法]憲法とは「ジャンプ三原則」である! 4限目[議会]政党政治は海賊団のチーム戦である 第二部実際、政治ってどうなってるの?篇 〈ISSUE1僕らのお金について〉 5限目[資本主義]モテれば天国、モテなきゃ地獄の資本主義 6限目[財政・税金]のび太が作った世界最大の「借金地獄」 7限目[年金]年金制度はもうすでにオワコンである 〈ISSUE2僕らのこの国について〉 8限目[安全保障]憲法9条は「浮気公認状態」、さあどうする? 9限目[エネルギー]エネルギー3姉妹、付き合うなら誰がいい? 10限目[公務員制度]日本の政府がイケてないこれだけの理由 〈ISSUE3僕らの生活について〉 11限目[社会保障]“困ったときのドラえもん”が破産寸前!? 12限目[雇用]もしもあのアイドルに卒業がなかったら 13限目[表現の自由]戦闘モードのベイマックスが表現の自由を奪う!? 第三部じゃあどうやって変えればいいの?篇 14限目[選挙制度]弱小海賊団を救うための究極の選挙活用法 15限目[社会運動]ルカワ応援隊が意味を持つのはどんなとき? 16限目[政治参加]みんな、このまま政治童貞でいいのかよ! 巻末Q&A「おときたさん、僕らの疑問に答えてください!」 アフタートーク「政治がわかったギャル男の話」 「政治をもっと、おもしろく。──あとがきにかえて」(おときた駿)
  • 芸能活動と法
    -
    売り切れ店続出でご迷惑をおかけしたジュリスト2024年3月号から特集「芸能活動と法」を切り出して電子書籍(リフローEPUB)化しました! ▶〔座談会〕芸能活動と法――エコシステム、文化政策、ルールメイキング……福井健策(司会)/佐藤大和/宍戸常寿/中井秀範/三尾美枝子 ▶芸名、グループ名とパブリシティ権……小林利明 ▶芸能人のAIアバターとプライバシー・肖像権……石井夏生利 ▶芸能活動と労働者性……石田信平 ▶芸能事務所からの独立・移籍をめぐる独占禁止法上の諸問題……伊永大輔 ▶エンタテインメント業界とハラスメント――舞台、映像分野を中心としたハラスメント防止対策と課題……寺内康介 ▶SNS上での誹謗中傷問題と芸能人――もうひとつの萎縮効果(chilling effect)……水谷瑛嗣郎 ▶不適切表現の「封印」と「表現の自由」……志田陽子 ▶ステルスマーケティング規制――インフルエンサーの社会的責任……海老澤美幸
  • 現代アートを殺さないために ソフトな恐怖政治と表現の自由
    3.8
    『現代アートとは何か』の著者が政治や経済とアート業界とのあいだに起こっているさまざまな問題をえぐり出し、2020年代の“政治とアート”の動向を鮮やかに予言する。書き下ろし。 ※本電子書籍版には一部掲載されていない図版があります。
  • 言論の不自由  朝日新聞「みる・きく・はなす」はいま 十年の記録
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本社会に暮らしている人が、地域でも学校でも社会でも「言論・表現の自由」がいかに妨げられ、歪められているのか、実態を検証する。

    試し読み

    フォロー
  • 公の時代 ―― 官民による巨大プロジェクトが相次ぎ、炎上やポリコレが広がる新時代。社会にアートが拡大するにつれ埋没してゆく「アーティスト」と、その先に消えゆく「個」の居場所を、二人の美術家がラディカルに語り合う。
    4.3
    「アーティスト」が消失した次は、「個」が消える番だ。 復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由―― “ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、 開かれた社会(パブリック)と「個」を探る画期的な公共/芸術論! 津田大介、青木淳、福住廉の三氏も対話に参加。 ウェブ版「美術手帖」での好評連載を全面改訂し、新たな論として更新。 「あいちトリエンナーレ2019」の“公開”検閲・展示中止を受けた対談も急遽追加。 大きなアートフェアや芸術祭に率先して「配置」されるアーティスト、 民営化されて「マジョリティ」しか入れなくなった公園や広場、 「滅私奉公」して作品を社会から閉ざしていく市民のタイムライン…… 「みんな」「一般」の名のもとに、トップダウン/ボトムアップ双方から 個人が侵食されていくとき、新しい公共圏と自由をどうつくっていくか? 「個と公」の問題を、アーティストとアートの存在意義をテコにして実践的に考える。 <目次> はじめに 卯城竜太 1. いまアーティスト論を語るということ 2. 「マジョリティ」園の出現 3. 「にんげんレストラン」は生きていた 4. 公化する個、個化する公 5. 日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会 +福住廉 6. 横井弘三が夢見た理想郷の建設 7. 大正の前衛が開いた個のポテンシャル 8. 「表現の自由」が問われた芸術祭 +津田大介 9. 新しい公共をつくる方法論とは +青木淳 10. アーティストたちよ、表層を揺さぶれ おわりに 松田修 卯城による「日本の前衛」DIY年表 「近年、『個と公』のバランスが大きく変わるなかで、僕らには、アーティストというつくり手として、言いたいことがたくさんあった。対談内にウザいくらい出てくる『個』『アーティスト』『大正』といったいくつかのキーワードのうち、とくに『公』の使い方は、論として開始当時はガバガバだ。いまから見るとツッコミどころ満載だが、なぜ僕らがそれほどまでに幅広くいろんな集団や容れ物を『公』と呼びたかったのか。それがいったい何を示唆しているのか、だんだんとわかるようになってきたのは、僕らが自らを『私』ではなく、『個』として捉えることにこだわりを持っていると気づいてからだった」(卯城竜太「はじめに」より)
  • 国民の9割が知らない、日本の「今」と「これから」
    -
    1巻1,056円 (税込)
    豊かさは変質してきているとも言える。 豊かさは夢中になって追い求めるというよりは、すでに生活のあらゆる場面に入り込んでいるからだ。(本文抜粋) 無数の価値観が生まれ、それぞれを個性として尊重することが進む現代において、自分が何処にいるのか、これから何処にむかうべきなのか。 情報検索が容易になっているのに一向に答えが見つからない。 そんな世の中に、新聞社の中からメディアとして、また教育者として、複数の視座から切り込む本著。 表現の自由や労働の観点から、綻びが見え始めていると言われる民主主義を。 ネット問題、地域性を含めた経済、効率と利便性といった面から社会を。 教育現場での経験から、子供の表情さえ読み取れるようなリアルな目線で昨今の教育を。 それぞれの「日本の現在地」を自身の人生を通して、広く、深く培った知見をベースに独自の視点で提示する。自分自身と日本、ひいては世界のこれからを考える上で必携のエッセイ集。

    試し読み

    フォロー
  • コミックばかり読まないで
    -
    1巻1,650円 (税込)
    これが現代日本のルポルタージュだ。 ルポライターとは、都市の荒野を駆ける“野良犬”である。その眼の先にある種別、対象、テーマ、職業、性別、世代、有名、無名、権力、カネの有無を問わない。野良犬が追うものは、同時代の権力や制度の網からこぼれ落ちた個々の人間の本能の姿だ。 東京オリンピックの喧騒の中で、「日本のアニメやマンガは世界一」と喧伝される標語化した「クールジャパン」に潜む、半ば無意識下に既成事実化される表現規制(都条例や児童ポルノ法をめぐる表現の自由問題)、オリンピック開催による環境浄化の本質を長年の取材から、戦後日本の社会・権力の闇に照射し、鋭く抉り出す渾身の長編ノンフィクション!
  • コロナと国防 - ちょっと待て、こんな日本に誰がした! -
    4.5
    新型コロナウイルスの感染拡大の中で見えてきたのは、具体的な対策が打てない政府と批判ばかりの野党、「国民総PCR検査」など恐怖ばかりを煽るマスコミ、“表現の自由”を掲げて不勉強な情報を拡散する芸能人、そしてコロナに対してにも“専守防衛”を主張する勢力など、平和ボケから目覚めない日本の現実。 前著『日本のミカタ』で忌憚なき主張を披露し話題になったお笑い芸人のほんこんが、「ちょっと待て!」とさまざまな課題に議論を提案する! 「今回のウイルスという見えない外敵との闘いを通して、ほんまにいろんな課題がハッキリしてきました。 遅すぎる『給付金』の支給と早すぎる『GoToキャンペーン』で信頼を失った政権与党。 政府の政策に反対ばかりで政権の足を引っ張ることしか考えていない野党。 相も変わらず全国民のPCR検査を要求し続けるテレビのコメンテーター。 物事の本質を見ないで偏った情報に踊らされてSNSに発信してしまう芸能人。 マイナンバー制度に散々反対してきて給付金の遅さに文句ばかり言うリベラル派。 ……コロナ禍によって「国防の重要性」もあぶりだされてきた感じもします。 この国をより良い国にするために、ボクはおかしなことはおかしいと、遠慮なく発信していきます」(著者より) 【目次】 第1章 コロナ対策から見えた政府の限界 第2章 コロナがあぶり出したマスコミの正体 第3章 コロナから考察する芸能人の表現の自由 第4章 コロナが教えてくれた国防の重要性
  • ゴーマニズム宣言 差別論スペシャル
    完結
    3.6
    人はなぜ差別するのか。そもそも差別とは何か。そして被差別とは。差別に満ちた社会の実態を明らかにし、その根源を問い、さらにしばしば差別とせめぎあう「表現の自由」「言葉狩り」にまで踏み込んだ問題作。従来の「差別―被差別」といった対立的二元論にコペルニクス的転回を与え、真の人間解放に新たな地平を拓いたゴー宣差別論の集大成。
  • 現代思想 2015年3月臨時増刊号 総特集 シャルリ・エブド襲撃/イスラム国人質事件の衝撃
    4.5
    社会を震撼させたシャルリ・エブド襲撃事件と、イスラーム国による日本人人質拘束事件を緊急特集。「西洋」vs「イスラーム」あるいは「表現の自由」vs「宗教」といった対立図式を超え、2つの事件の深層へと迫る。イスラモフォビア/社会的排除/対テロ戦争……複雑に絡み合いながら悲劇を生んだ要因を解明しつつ、世界各地で拡がりつつある緊張と暴力の連鎖への向き合いかたを考える。
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧
    3.7
    『シャルリとは誰か?』で私はフランス社会の危機を分析しましたが、11月13日の出来事〔パリISテロ〕は、私の分析の正しさを悲劇的な形で証明し、結論部の悲観的な将来予測も悲しいことに正しさが立証されてしまいました。 ――「日本の読者へ」でトッド氏はこう述べています。 本書が扱うのは2015年1月にパリで起きた『シャルリ・エブド』襲撃事件自体ではなく、事件後に行なわれた大規模デモの方です。「表現の自由」を掲げた「私はシャルリ」デモは、実は自己欺瞞的で無意識に排外主義的であることを、統計や地図を駆使して証明しています。 ここで明らかにされるのは、フランス社会の危機であり、西欧先進国にも共通する危機で、欧州が内側から崩壊しつつあることに警鐘を鳴らしています。ユーロ、自由貿易、緊縮財政による格差拡大と排外主義の結びつきは、ベストセラー『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』にも通じるテーマで、前著の議論がより精緻に展開されています。
  • 小説の小説【電子特典付き】
    4.0
    本格ミステリ界にその名を轟かせる似鳥鶏の新境地は、“メタ・フィクション”! 私たちの知る「小説」は、様々な「決まりごと」の上に成り立っている。 無意識下の常識を逆手に取った、ルール無用の超次元小説! ▼各話紹介▼ 「立体的な藪」……いつものように殺人に出くわしてしまった名探偵。華麗な活躍で事件が解決したはずだったそのとき、思わぬ“伏兵”が推理を始め――!? 「文化が違う」……異世界転生し、チート能力で無双する。誰もが夢見るシチュエーションで、最大の敵は、言葉の“イメージ”だった!! 「無小説」……「小説」とは何か、「書く」とは何か。創作の限界に挑む、禁断の×××小説! 「曰本最後の小説」……新法が成立し、検閲が合法化された「曰本」。表現の自由が脅かされる中、小説家の渦良は、あらゆる手を尽くして作品を書き続ける。 ※紙書籍版カバー裏には、特別書き下ろし短篇「噛みつき小説」を収録。 ※電子書籍版巻末には、特別書き下ろし短篇「夫の日記帳」を収録。
  • 神学・政治論(上)
    5.0
    スピノザは本書で聖書のすべてを絶対的真理とする神学者たちを批判し、哲学と神学を分離し、思想・言論・表現の自由を確立しようとする。スピノザの政治哲学の独創性と今日的意義を、画期的に読みやすい訳文と豊富な訳注、詳細な解説で読み解く。『エチカ』と並ぶ主著、70年ぶりの待望の新訳!
  • 実践の法理と法理の実践
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書は第1部「実践の法理―司法過程における主体性の理論」および第2部「法理の実践―わたくしの少数意見」からなる。第1部中「判例による法形成」は、著者が最高裁判所裁判官退官後に試みた数回の講演を収録、司法のあり方を多角的に掘り下げたもので、わかりやすく語られており、第2部の少数意見の解説にもなっている。著者が世に問う意欲的な労作である。 【目次】 はしがき 第一部 実践の法理――司法過程における主体性の理論 第一章 裁判官論 第一節 裁判官の良心 第二節 学者と裁判官 第一款 学者的良心と裁判官的良心 第二款 裁判官の椅子――学界からの最高裁判所入りをして 第三款 学問の道と裁判の道――この一筋につながる 第四款 裁判官を助ける者――最高裁判所調査官とアメリカのロー・クラーク 第三節 「法と社会」の動態と裁判官の任務 第一款 「アクションとしての法」の理論――ジェロウム・ホール教授の「法学の基礎」 第二款 社会の現実と司法の運用――イタリアにおける状況 第四節 裁判官と少年審判 第一款 少年審判と法の適正な手続――少年法改正の基礎問題 第二款 少年審判における適正手続の理念 第三款 裁判の「感銘力」――少年審判か刑事裁判か 第四款 少年法の基本理念と少年審判の今後のあり方――少年法施行満三十五年にあたって 第二章 判例による法形成 第一節 「判例」というものについて 第二節 裁判における主体性と客観性 第三節 現代社会における判例の任務 第四節 最高裁判所と日本の裁判 第五節 法的安定性と判例の役割 第二部 法理の実践――わたくしの少数意見 第一章 判例の役割 第二章 憲法の諸問題 第一節 平等の原則(憲法一四条) 第二節 政教分離の原則(憲法二〇条・八九条) 第三節 表現の自由(憲法二一条)および罪刑法定主義(憲法三一条・七三条六号) 第四節 公務員・公共企業体職員の労働争議権(憲法二八条) 第五節 裁判を受ける権利(憲法三二条)と迅速な裁判(憲法三七条) 第六節 自白と補強証拠(憲法三八条) 第七節 二重の危険の禁止(憲法三九条) 第三章 刑法の諸問題 第一節 共犯 第二節 個々の犯罪――定型説の適用 第三節 罪数と行為論 第四節 刑の執行猶予言渡の取消をめぐる諸問題 第四章 刑事訴訟法の諸問題 第一節 刑事訴訟法の基礎理論 第二節 強制処分と証拠法 第三節 上訴および非常上告 第四節 少年保護事件 第五章 民事、行政、労働の分野における諸問題 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ジャパニズム 32
    -
    モンスター対談2 3代目余命×桜井誠 この国を動かしている権力の正体2 倉山満・江崎道朗 田岡春幸 「民共野合」は「連合」崩壊の序曲 井上太郎 ヘイトスピーチ対策法、決して言論表現の自由を脅かすものであってはならない 杉田水脈 国連「女性の地位向上委員会」関連イベントを日本の保守団体が初開催! 仲村覚 国連による沖縄県民・先住民族勧告を阻止する戦い 宇田川敬介 イギリスのEU離脱に隠された真実 孫向文 「大和撫子ちゃんが行く! 」 日之丸街宣女子 富田安紀子 高森明勅 皇室バッシングの無知と不遜 はすみとしこの世界5 テコンダー朴 某国のイージス 進む宇宙探索技術と劣化する人類 佐藤守 戦後71年目の夏、日本人として英霊をどう迎えるか 山村明義 選挙無法地帯の沖縄 KAZUYA 米軍撤退を主張しても、「米軍撤退後の沖縄」という議論から逃げ続ける翁長知事 仲新城誠 テロリストへじゃあのwww カミカゼじゃあの 自衛隊体育学校 前編 渡邊陽子 小川茂樹 世界遺産「軍艦島」を反日プロパガンダの道具にするな 図解まるわかり! マスコミと 日教組が 隠していた ニッポンの歴史 その4 藤井実彦 第13回アカデミズムと赤デミズム 築城の経営学 第十八回 戦後復興のシンボルとなった天守の再建 濱口和久 ねずさんの読み解く『古事記』神倭伊波礼毘古命 その三 小名木善行 まんがで読む古事記 久松文雄

    試し読み

    フォロー
  • 11通の手紙
    -
    1巻1,188円 (税込)
    天安門事件から30年、劉暁波の言葉が蘇る。 1989年6月4日、中国の天安門広場で「その事件」は起こりました。 民主化を求める群衆を威嚇するかのような戦車の隊列。巨大な戦車を前に、「轢き殺すなら轢き殺せ」と言わんばかりに一歩も引き下がろうとしなかった1人の若者。その衝撃の映像を記憶している方も多いと思います。 本書は天安門事件で民主化運動のリーダーとして活躍し、獄中においてノーベル平和賞を受賞した劉暁波(りゅうぎょうは 1955-2017)の発言をモチーフにした、平和を訴えかける創作書簡集です。 劉暁波夫妻の友人で劉暁波研究の第一人者・及川淳子氏(中央大学准教授・中国現代社会論)が、劉暁波の遺した発言や行動や実際の出来事を下敷きにして、劉暁波の想いを現代に蘇らせ、平和の大切さを問いかけます。 本書は11通の書簡から成り、それぞれに、言論の自由や、表現の自由、良心の自由といったテーマが盛り込まれています。 巻末には及川淳子氏のリアルなあとがきとともに、社会学者で民主化論の泰斗・笠原清志氏(跡見学園女子大学学長・立教大学名誉教授)による解説を収録し、「天安門事件とは何だったのか? 劉暁波とは何者だったのか?」という現代的問いを提示します。
  • 重版未来 ―表現の自由はなぜ失われたのか―
    完結
    4.0
    全1巻1,320円 (税込)
    「表現の自由」とは、かくも失われやすかったのか――。「重版未定」の川崎昌平が放つ「もしも」の世界。表現規制のディストピアをふんわりしたキャラクター達のコミックと描きおろしエッセイで綴る。「未来」とは「未ダ来タラヌ」。来てほしくない、でももしかするとすぐそこまで来ているかもしれない暗黒。
  • 情報強者のイロハ 差をつける、情報の集め方&使い方
    3.5
    1巻1,540円 (税込)
    ◆信頼できる情報とは? ◆発言に説得力を持たせるには? ◆論理的思考力を養うには? ◆正解のない問題を解決するには? 「情報」の扱いひとつで結果は変わる 情報収集&情報発信の全メソッドを公開! 「僕はこれまで弁護士として、政治家として、コメンテーターとして、つねに『情報』を意識してきた。弁護士生命、政治家生命、そしていまの仕事を守りもすれば、陥れもする『情報』は、僕にとってまさに生命線だ。本書では、大胆不敵に、しかし繊細に、情報を駆使するノウハウをお伝えしたい」(橋下徹) プレゼン/キャリア形成/自己学習/SNS発信 ビジネスパーソン、学生、必携の1冊! ■目次 レクチャー1 「情報」とはなにか ・絶対的真実は誰にもわからない ・あなたのその不安や怒りは正しい? ・ファクトとフェイクを完全に見分けるのは不可能 ・情報の真偽だけにとらわれるな ・数字やデータはいくらでも加工できる ・データの使い方しだいで、結論は逆転する ・1つの結論は、あくまで1つの意見である ・思い込みの怖さ ・歴史認識とは「ストーリー」である ・情報の収集と、深掘りと、多様性 レクチャー2 情報収集術 ・情報チェックの仕組み化 ・「手続的正義」で情報を精査する ・雰囲気に流されず、情報源を確認する ・情報源=媒体の「信頼度ランク(5段階評価)」 ・その主張の論拠は? ・誤情報のリスク管理 ・情報収集はあくまで手段だ レクチャー3 情報発信の基礎作法 ・「事実」「伝聞」「意見」の3分類 ・それってあなたの感想ですよね ・SNSの「自由」と「不自由」 ・事実を言うと「名誉毀損」になる ・「学者バカ」と「バカ学者」 ・危険の引き受けの法理 ・「表現の自由」の考え方 ・情報発信とは個性の発信である レクチャー4 「持論」の強み ・持論があなたの価値になる ・持論とは差別化である ・違和感を大切にする ・本質を踏まえないところに合理性はない ・個別事例にとらわれるな ・「どっちがよりマシか」の思考 ・「ズラし検索」でフェアな視点を得る ・「否認」と「抗弁」 レクチャー5 「持論」のつくり方 ・紙の新聞を読もう ・納得できない記事に価値がある ・マーカーを手に記事を因数分解する ・持論構築のフックを集める ・ズラしの視点① トレンドをさかのぼる ・ズラしの視点② 分母・率を見る ・ズラしの視点③ 類型と比較する ・今日より一歩前進するために
  • 人格権侵害と言論・表現の自由
    -
    1巻2,200円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 人格権侵害と報道・出版・言論の自由にからむ重要判例をすべて網羅して統計的に処理し、司法が名誉の毀損やプライバシーの侵害をどのような基準で判断してきたのかを分析する。判決一覧は便覧としても使え、マスコミだけではなく法律関係者にも便利な一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 「人権」がわからない政治家たち
    -
    1巻1,430円 (税込)
    「憲法とは国の目指す形を明示するものだが、何よりも権力者を統制するもの」――-。 いま、この民主主義国家、法治国家の基本原則があからさまな形で破壊されつつある。明らかな不法を指摘されても、平然と嘘をつき居直る政治家。その嘘を「忖度」し、あろうことか公文書を改ざん、あるいは隠匿しても「知らぬ、存ぜぬ」を貫き通し、さらにその嘘が露呈しても何ら恥じることのない官僚たち。そして、新たに事実が明かされた政治家、その家族と官僚との不法な関係……。また、コロナ禍によって国民の健康が脅かされている現状にも的確な対応ができていない政治……。日本憲法ではっきりと定められた「国民主権」はいったいどこへ行ってしまったのか。 こうした現状を前に、第一線の憲法学者である慶應義塾大学名誉教授小林節氏は、「法とは何か」を明快な論理で解き明かしながら、現在の劣化した政治家・官僚の欺瞞性、不当性を暴き出し続けてきた。 本書は、2017年7月から2021年4月まで、小林節氏が『日刊ゲンダイ』の連載記事「小林節が斬る!」において展開してきた主張に、大幅な増補を加え、単行本として編集したものである。 1. 無知と矛盾に満ち溢れた自民党の改憲論 2. うやむやのまま放置された森友・加計、そして「桜を見る会」 3. 表現の自由、性差別問題、カジノ問題、日本学術会議問題の本質的理解を欠いた政治家たち 4. 対抗勢力として機能しない野党 5. 安倍政権が残した間違いだらけの「自衛隊加憲論」 6. 主権者として知っておくべき憲法の基礎知識 ●なぜ、安倍氏は平然と嘘をつくのか? ●「教育勅語」の活用など、正気の沙汰ではない ●「大学の自治」を理解しない自民党文科族議員 ●嘘の改憲キャンペーンをやっている自民党 ●「改憲派」の嘘と無知 ●「国民主権」か「国家主権」か? ●安倍前首相の的外れな憲法論 ●嘘と矛盾の自民党「9条改憲」提案 ●国会には疑惑を究明する義務がある ●まずは現行憲法を守ってから言え ●大相撲の女人禁制は憲法違反ではないか ●「セクハラ罪はない」という大きな勘違い ●教員の「良心の自由」を委縮させる最高裁判決 ●記者は紛れもなく「主権者国民」の代表だ ●憲法が要求している2人の障害者議員の公費支援 ●政治家も宗教家も「政教分離」の意味がわかっていない ●自由と民主主義に反する「日の丸損壊罪」 ●「議員の世襲は当然だ」の不当性 ●民主主義国家は連帯して中国をいさめるべき ●まったく理解されていない「文民統制」 ●「LGBT支援は必要ない」という暴論 ●表現の自由を理解できない「嫌『反日』」論者 ●学問の自由がわからない菅首相 ●横浜市のカジノ誘致は憲法違反だ ●「記憶にない」は自白と同様である
  • 鈴木邦男の愛国問答
    5.0
    2023年1月に逝去した元一水会代表・鈴木邦男がウェブ週刊誌「マガジン9」に約10年にわたって連載してきた文章をテーマ別にセレクト。 「愛国心」「憲法」「表現の自由」「差別と格差」「宗教と政治」「憂国」「右翼と左翼」という7つの論点を、彼独特の軽妙でユーモアたっぷりの語り口で論じる、まさに鈴木邦男の「遺言」とも呼べる一冊。 その「遺言」の解説を、リベラル論客として知られる思想史家・政治学者の白井聡氏が担当。
  • スピノザ 人間の自由の哲学
    4.0
    「本当に存在するのは神のみであり、人間を含め、その他のものはすべて神の<様態>に過ぎない」――一見、もっとも「自由」からはほど遠いように見えるスピノザ哲学が、自由こそは人間の「本性」と考えるのはなぜなのか? 政治的閉塞に被われた現代社会に風穴を開ける、もっともラディカルな思想の魅力を平易な文体で綴る。まったく新しいスピノザ哲学の入門書。 ・「自然の権利や決まりとは、わたしの理解では、個物それぞれに備わった自然の規則に他ならない。あらゆる個物は、こうした規則にしたがって特定の仕方で存在し活動するよう、自然と決められているのである」(スピノザ『神学・政治論』第16章2節)。 ・「スピノザが『神学・政治論』後半部で提示した政治哲学は、恐らくそれまでの西洋哲学史上類を見ないほどの徹底性をもって、わたしたち一人一人の「哲学する自由」つまり思想・言論・表現の自由のかけがえのなさを強調しています。しかもただ闇雲に大事だと叫びたてるのではなく、大事なものである理由を人間の自然権という、存在論的な基盤にまでさかのぼって徹底的に根拠づけようとしているのです」(本書第8回 自由は国を滅ぼすか――スピノザの思想<四>より)
  • 一九六一年冬「風流夢譚」事件
    -
    安保闘争後のシラけと余燼がくすぶる中、雑誌「中央公論」1960年12月号に深沢七郎の短編小説、「風流夢譚」を掲載した中央公論社は、その皇室表現をめぐって右翼から激しい抗議を受け、ついにはテロルという最悪の結末を迎える。敗戦という大きな代償と引き換えに獲得した「言論・表現の自由」を謳歌していたかに見えたジャーナリズムは、なぜ暴力の前に脆くも屈し、「惨めな敗北」を喫したのか? 当時、編集現場の最前線で事件と向き合った著者が記した痛恨のドキュメント。

    試し読み

    フォロー
  • 対抗文化史:冷戦期日本の表現と運動
    -
    分断と圧力に直面する冷戦期東アジアにおける制限の下で表現の自由が許された特別な空間、日本。核や米軍基地、アジア諸国との関係、高度経済成長に伴う様々な矛盾をめぐって、アメリカの従属的パートナーを前提とするのではない別のあり方=対抗文化を目指す表現者が生まれた。文学・絵画・映画・演劇といった多彩な対抗的表現はいかに生み出されたのか。表現と想像力の豊かな可能性をたどる--。 敗戦後の日本の歩みは米軍占領下から始まった。すでに始まっていた冷戦に規定されて、対日占領政策の基調は、非軍事化・民主化から、経済復興・反共防波堤建設へと変化していく。日本が独立を回復したのは冷戦下の局地的熱戦としての朝鮮戦争のもと、アメリカの同盟国としてであり、以後、対米従属のもとでの経済復興・経済成長が政治的・経済的基調となり、社会や文化の動向もそれに強く規定されることになった。  しかし、冷戦期の日本においては、基地や核やアジア諸国との関係をめぐって、あるいは同時期に進行した高度経済成長にともなう諸矛盾をめぐって、この基調にそって発想することを自明の前提とせず、別のあり方を構想しようとする想像力をそなえた人々が数多く存在していた。本書はそのような人々の遺した多様な表現を「対抗文化」と捉え、表現と社会の関わりを重視しつつ、文学・思想史・歴史学・社会学などの人文社会科学から実像に迫る。
  • 天皇は「元首」である
    -
    「表現の不自由展」だけじゃない 政治家とマスコミに読ませたい皇室にまつわる法と常識を徹底解説 ◎「御意向」は伺っても伺わなくても問題 ◎「表現の自由」は免罪符にならない ◎「女系天皇」という詭弁 日本人の節度を取り戻そう 皇室制度に関しては、一ミリも妥協してはいけないのである。 今回は一ミリどころか、大幅に伝統が捻じ曲げられた。 例えば、伝統的には「譲位」とすべきところ、「退位」と「即位」に分離された結果、 三種の神器が渡御することの意味合いが隠されてしまったこと、 元号が代替わり前に公表されたこと、 「太上天皇」を正式名称とせず「上皇」という略称が正式名称にされてしまったこと、 大嘗祭の建物が一部プレハブにされたことなど、枚挙に遑(いとま)が無い。(「まえがき」より) 譲位、皇位継承、皇族方の御結婚、天皇陵の調査問題…… 明治天皇の玄孫が 憲法学的な視点から皇室を論じる
  • 東京を弄んだ男 「空疎な小皇帝」石原慎太郎
    3.5
    石原都政が残した「爪痕」。12年に及ぶ石原都政を徹底検証。私物化された都政――3期12年という長期に及んだ石原都政。表現の自由を脅かす青少年育成条例、巨額赤字を抱え破綻した新銀行東京、莫大な費用をどぶに捨てた五輪招致。さらには、執拗に繰り返される外国人や障がい者に対する差別発言。彼は東京に何を残したのか……。<『空疎な小皇帝「石原慎太郎」という問題』加筆改題作品>
  • 投票せよ、されど政治活動はするな
    -
    18歳選挙権で高校生の「校内政治活動は全面禁止・校外は届け出制」という、文科省の指導!この政府と一部教育委員会の思想・表現の自由への侵害を徹底批判
  • 図書館戦争+別冊図書館戦争 全6冊合本版
    4.7
    2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様”の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した笠原郁。図書特殊部隊に配属された郁の、表現の自由を守る戦いと恋の行方は!? ※本電子書籍は「図書館戦争 図書館戦争シリーズ(1)」「図書館内乱 図書館戦争シリーズ(2)」「図書館危機 図書館戦争シリーズ(3)」「図書館革命 図書館戦争シリーズ(4)」「別冊 図書館戦争1 図書館戦争シリーズ(5)」「別冊 図書館戦争2 図書館戦争シリーズ(6)」をあわせたセット本です。
  • 跳べない蛙 北朝鮮「洗脳文学」の実体
    4.2
    金正恩総書記政権のミサイル外交で再び世界中から注視されている北朝鮮。本書は、かの国に存在する北朝鮮人作家の知られざる実態を明らかにする。「北朝鮮文学」は表現の自由とは対極にあり、党所属の立場で国民の思想教育、政治宣伝の役割を果たす「文学」を発表している。日本に生まれながら帰国事業で北に戻り、作家として活動した著者が赤裸々に綴る北朝鮮文学の裏側とは――。
  • なぜ、たった1回のリツイートが名誉毀損になるのか?―橋下徹の問題解決の授業 SNSの基礎知識編
    -
    1巻880円 (税込)
    誰もが意見や考えを簡単に表現できる世の中だからこそ、気をつけなくてはいけないことがある。 現代の「表現の自由」とツイッターの使い方について、橋下徹がレクチャーします。 ※本書は【橋下徹公式メールマガジン】橋下徹の「問題解決の授業」Vol.89,90,91を合体・再編集したものです。 【目次より抜粋】 ■「表現の自由」が民主主義にとってどれだけ大切なものかをまず考えてみたい ■研修で会った稲田さんは「ザ・自民党政治家」だよ。僕には無理(笑) ■表現の自由を守ることは民主主義の大原則だ。しかし…… ■僕の持論「簡単にツイートできるからといって注意義務は減じない」 ■許される表現はどこまで? 法律を知っていればわかる境界線 ■フォロワーわずか「10人」でも、名誉棄損は十分成立する! ■ツイッターの危険性を認識できない人はツイッターを使うべきではない
  • なぜではなく、どんなふうに
    3.0
    大学で政治学とグローバリゼーションを講じながら子育てをするイタリア系女性ブルーナは、自立心が強く進歩的だ。しかし医師でもある夫もその両親も保守的で差別と偏見に満ちている。両親に逆らえない夫、性同一性障害の幼い息子……。仕事と家庭の板挟みに苦しむブルーナの人生が教え子のムスリム青年の出現で覆る。そして彼の突然のISISへの出立。人種差別、性差別、移民問題……分断化が進む現代アメリカ社会で生きる彼女の人生が、今を生きる私たちすべての人生に重なり、訴えかけてくる。本書は著者のデビュー作で、イタリアの著名なジャーナリスト(イタリアの表現の自由・報道の自由のシンボル的存在で、『死都ゴモラ』や『コカイン ゼロゼロゼロ』といったノンフィクションで日本でも知られる)ロベルト・サヴィアーノ監修のフィクション&ノンフィクションのシリーズ「弾薬庫(ムニツィオーニ)」叢書の第一弾として刊行された作品である。
  • 日本は本当に戦争に備えるのですか? 虚構の「有事」と真のリスク
    -
    軍事力だけで国は守れますか?各界識者の緊急提言 防衛費倍増・敵基地攻撃能力・ミサイル配備・米軍との一体化――その先にあるのは本当に「安全」なのか。台湾「有事」は本当にあるのか。なし崩しにされる平和国家の理念を前に、気鋭の論客らが真の危機を警鐘する緊急出版。 ※本書は、大月書店刊『日本は本当に戦争に備えるのですか?――虚構の「有事」と真のリスク』の電子書籍版です。 【目次】 はじめに──本書が生まれた経緯 岡野八代 第1章 虚構の「台湾有事」切迫論 布施祐仁 第2章 外交なき米軍との一体化──メディアの果たすべき役割とは 望月衣塑子 第3章 市民を置き去りにした「国家」安全保障のゆくえ 三牧聖子 第4章 安保三文書と「高次の法」――見るべき《現実》と法の《内実》 志田陽子 第5章 個人なき安全保障の隘路から、ケアする政治への転換 岡野八代 おわりに 三牧聖子 【著者】 岡野八代 政治学、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授。著書『フェミニズムの政治学』ほか 志田陽子 憲法学、武蔵野美術大学教授。著書『表現の自由の明日へ』ほか 布施祐仁 フリージャーナリスト。著書『日米同盟・最後のリスク』『経済的徴兵制』ほか 三牧聖子 国際政治学、同志社大学グローバル・スタディーズ研究科准教授。著書『戦争違法化運動の時代』ほか。朝日新聞論壇委員 望月衣塑子 東京新聞社会部記者。著書『新聞記者』ほか
  • 日本を弑する人々 国を危うくする偽善者を名指しで糺す
    4.0
    「戦後レジームからの脱却」を掲げ、保守層ならびに多くの日本国民の期待を担って登場した安倍内閣は、教育基本法の改正や教育三法の成立、防衛庁の省昇格、憲法改正の国民投票法の制定など、政策では歴代内閣と比べてもはるかに大きな功績を残した。では、なぜその政権が昨年7月の参院選挙で歴史的大敗を喫したのか。また、そうした「保守退潮」の機をうかがっていたかのように台頭しつつある勢力の「狙い」とは何か。「グローバル資本主義、構造改革が日本を救う」「慰安婦非難決議に対する日本の弁明は無用」「差別に泣いている人たちのために人権擁護法を」「皇室のご負担軽減のために宮中祭祀の簡素化・廃止を」「映画『靖国』の上映中止事件は、表現の自由に対する制限だ」……彼らの言説を信じていいのか? われらが祖国「日本」を殺し、息の根を止めようと狙う内外の確信犯、無自覚にも“善意”で日本を弑する結果を招こうとする人々を名指しで糺す。

    試し読み

    フォロー
  • ニュースの歴史学 ニュースを見る目を10倍深める
    -
    1巻314円 (税込)
    「……歴史的に確定した定義を多くの人が理解しないために問題化してしまうニュースもある。さまざまに表出する「表現の自由」に対する制限は「表現の自由を保障してこそ民主主義は成熟する」という長い間かかって確立した常識が忘れがちになっているから幅をきかせる。「国家の役割とは国民の生命と財産を守ることだ」という不朽の定義さえ投げ捨てられると外国で人質になった国民に「自己責任」を問うような逆立ちした論理がまかり通る。」(「はじめに」より)ニュースの裏にある歴史を知ることで、今ある情報についての理解がふくらむ。ニュースを見る目を10倍深めるための、元新聞記者がおくる一冊。

    試し読み

    フォロー
  • 【ネット時代の表現の自由(1)】僕が岩上安身氏を訴えたわけ 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.89】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■相撲協会は何をやってきたのか? 公益認定の取り消しも検討すべき ■弁護士会もそうだけど既得権にあぐらをかいた業界は国民の信頼を失っていく ■公益性をタテに税の優遇を求める弁護士会・医師会の考えはおかしい ■大臣・知事をやめたら「ただの人」! 民主主義は素晴らしい ■研修で会った稲田さんは「ザ・自民党政治家」だよ。僕にはムリ(笑) ■表現の自由を守ることは民主主義の大原則だ。しかし…… ■僕の持論「簡単にツイートできるからといって注意義務は減じない」 <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 【ネット時代の表現の自由(3)】名誉棄損を避け自由に情報発信するための「超実践」ポイント〈6〉(後編) 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.91】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■ポイント〈5〉:失敗したら「同じツールを用いて謝罪・訂正する」! ■ポイント〈6〉:ただのリツイートでも責任を問われる場合がある ■通信社配信記事でも掲載した新聞には一定の責任。リツイートは? ■「事実の指摘」をリツイートした岩上安身氏には立証責任がある ■不当訴訟(SLAPP訴訟)かどうかを決めるのは当事者ではない、裁判官だ ■言論で挑発しておいて、相手の「訴える権利」を奪うのもおかしい <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 【ネット時代の表現の自由(2)】名誉棄損を避け自由に情報発信するための「超実践」ポイント〈6〉(前編) 【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.90】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■許される表現はどこまで? 法律を知っていればわかる境界線 ■フォロワーわずか「10人」でも、名誉棄損は十分成立する! ■ツイッターの危険性を認識できない人はツイッターを使うべきではない ■これが名誉棄損を避け自由に情報発信するポイントだ! ■見解・意見の表明は、事実の指摘より強く保護される ■週刊誌の表現「弁護士バカ」は許される。では単なる「バカ」は? <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • 「表現の自由」の社会学 : 差別的表現と管理社会をめぐる分析
    -
    1巻2,860円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 童話『ちびくろさんぼ』絶版問題と筒井康隆著『無人警察』教科書掲載問題に関わる、差別的表現を巡る論争などをとりあげ、「表現の自由」という「概念」がどのように「機能」したのかを問題にする。主に法律学の観点から論じられてきた「表現の自由」の問題を、社会学的な観点からアプローチ。マスメディアの発達した社会にあって、国家/社会/マスメディア/個人、という関連の中でこれらの問題をとらえることは、今日の政治社会そのものを考察することである。序章:「表現の自由」への新たなアプローチを目指して  第1章:「表現の自由」と人権および社会秩序  第2章:差別的表現規制と「表現の自由」の共和主義的理解について  第3章:公的領域としての思想の市場と管理社会論  第4章:知識社会学・イデオロギー研究と言説分析  第5章:アルチュセールの徴候的読解とディスクール分析  第6章:筒井康隆「無人警察」論争―「表現の自由」の空洞化  第7章:『ちびくろさんぼ』の絶版―「表現の自由」の揺らぎ  第8章:人間の複数性と「表現の自由」  第9章:「表現の自由」の保守的価値

    試し読み

    フォロー
  • 【表現の不自由展(3)】表現の自由の問題ではない! 混乱の主因は現場の独走を許した組織マネジメントだ【橋下徹の「問題解決の授業」Vol.164】
    -
    1巻330円 (税込)
    橋下徹公式メールマガジン「学者やコンサルでは伝えられない橋下徹の「問題解決の授業」」を号毎に電子書籍化。 <今号の内容> ■日中戦争・太平洋戦争突入時の日本と同じ「ガバナンスの欠如」が起きていた ■直接的には「表現の自由」という憲法の問題ではない ■知事・市長ではなく実行委員会として権限を振るった形にするべきだった ■統帥権を振りかざした軍部と同じ、「現場の独走」が起きていた? ■なぜ僕は大阪にアーツカウンシル制度を導入したか ■大阪の仕組みを参考に「表現の不自由展・その後」の問題点を考えてみる ■これまで展示できなかったとされる理由をどこまで検討したか? ■表現の自由を考えさせる絶好の機会だった <橋下徹メッセージ> 『独裁者』『民主主義の破壊者』と散々な言われ方をされてきた僕ですが、私人に戻った今だからこそ、皆さんにお話したいことがたくさんあります。府知事、市長在任中に、メディアで報じられたことは全体の中のほんの一部。しかも、いちいち訂正するのが間に合わないほどに好き勝手に報じられました。僕が何を考え、大阪府、大阪市の改革、そして大阪都構想を目指したのか。小さな弁護士事務所の代表から38歳で政治家に転身した僕が、いかにして数万人規模の役所組織をマネジメントしたのか。資金も組織もない中でいかにして政党を作り上げ、マネジメントしたのか。それまでの役所の常識・行動様式とぶつかり合い、いかにして前例のない大胆な改革を実行したのか。そういった本当に価値のある話は、メディアは報じてくれないんです。だから自慢話を織り交ぜながら(笑)、皆さんのビジネスに少しでもお役に立ててもらえればという気持ちで全てを話すためにメールマガジンを始めます。僕を散々に批判してくれた人たちとも、今まで以上に議論を戦わせていきたいと思っていますので、どうぞよろしく。
  • フェミニストとオタクはなぜ相性が悪いのか 「性の商品化」と「表現の自由」を再考する
    3.5
    AKB48、地方自治体の萌えキャラ、村上隆や会田誠の現代アート、AV強要問題、そして「慰安婦」問題……。さまざまな性の表象があふれ、社会問題を抱えている現代ニッポン。たとえば二次元エロをめぐる議論は「表現の自由派vs表現の規制派」という対立軸だけに安易に回収されてしまうようなこの国で、「女でいること」はなぜこんなにも息苦しく、難しいのだろうか。精神科医とフェミニストが、いま日本社会で「問題」と感知できなくなっている性の「問題」をめぐり、改めて女たちにとってのエロスを考えていく白熱対談。
  • 武器としての国際人権 日本の貧困・報道・差別
    4.4
    【推薦!】 「『思いやり』に頼らず『国際人権』の実現を! 日本を世界と未来へと拓く道標がここに。」 中野晃一 氏(政治学者、上智大学国際教養学部教授) 「人権後進国を変えるためには、差別を放置せず、権利保障のため声を上げなければならない。それには国際人権の正しい理解が『武器』になる。」 望月衣塑子 氏(東京新聞記者) 【国際人権の視点から日本を考える】 私たちは、生活のあらゆる場面において人権を「行使」している。 しかし、国際的な人権基準と照らし合わせてみると、日本では人権が守られていない。 コロナによって拡大した貧困問題、損なわれ続ける報道の自由、なくならない女性の差別や入管の問題……そうした問題の根幹には、政府が人権を保障する義務を守っていないことがある。 その状況を変えるためにはどうすればいいのか。 国際人権機関を使って日本の問題に取り組む第一人者が、実例を挙げながらひもとく。 【目次】 第一部 国際人権とは何か 第一章 人権とは?――「思いやり」と「人権」は別物だ 第二章 国際人権をどう使うか 第二部 国際人権から見た日本の問題 第三章 もっとも深刻な人権侵害は貧困 第四章 発展・開発・経済活動と人権 第五章 情報・表現の自由 第六章 男性の問題でもある女性の権利 第七章 なくならない入管収容の人権問題 【おもな内容】 ◆生活保護のアクセスのしにくさが抱える問題 ◆国連から問題視されている秘密保護法・共謀罪 ◆メディアに必要な「独立性」と「連帯」 ◆夫婦同一姓の強制は条約違反 ◆国際人権法に反する日本の入管法 ◆国連からの勧告を知ることで、これからの日本を変える
  • 文学部で読む日本国憲法
    5.0
    憲法を読んでみよう。あえて法学の作法を用いず私たちがふだん使っている「日本語の文章」として。そこに綴られた言葉の奥に、どんな叡智が込められているのか。民主主義・平和主義・表現の自由の原点に立ち返る。
  • プライバシーと出版・報道の自由
    -
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 表現の自由とプライバシー権のせめぎあいの歴史を再検討していくと何が見えてくるのか。「犯罪報道とプライバシーの保護」「小説とプライバシーと表現の自由」「芸能人とプライバシー」の3つの視点をとおして、出版・報道の本質的な問題に再考を促す。

    試し読み

    フォロー
  • ヘイト・スピーチとは何か
    3.6
    差別、侮辱、排除の言葉の暴力を、路上やネット上で撒き散らすヘイト・スピーチは、表現の自由として守られるべきなのか。深刻な被害は、既存の法や対抗の言説では防げない。悪質な差別の法規制は、すでに国際社会の共通了解だ。各国の経験を振り返り、共に生きる社会の構築へ向かうために。

    試し読み

    フォロー
  • 僕らが生きているよのなかのしくみは「法」でわかる~13歳からの法学入門
    4.0
    1巻1,320円 (税込)
    「いじめって犯罪なの?」 「ネットにバイト中の悪ふざけをアップしたらどうなるの?」 「“表現の自由”があるんだからSNSにどんな悪口を書いたってOK?」 知らずしらずのうちに接している「法」を知れば、世の中がわかる! 中央大学法学部教授による、前代未聞のいちばんやさしい「法入門」。 ストーリーマンガ入りですらすら読める。10代から大人まで全員必読!
  • ぼくらの民主主義なんだぜ
    3.9
    日本人に民主主義はムリなのか? 絶望しないための48か条。 「論壇時評」はくしくも3月11日の東日本大震災直後からはじまり、震災と原発はこの国の民主主義に潜んでいる重大な欠陥を炙り出した。若者の就活、ヘイトスピーチ、特定秘密保護法、従軍慰安婦、表現の自由……さまざまな問題を取り上げながら、課題の解決に必要な柔らかい思考の根がとらえる、みんなで作る「ぼくらの民主主義」のためのエッセイ48。 大きな声より小さな声に耳をすませた、著者の前人未到の傑作。 2011年4月から2015年3月まで、朝日新聞に大好評連載された「論壇時評」に加筆して新書化。
  • マンガ論争 10
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙は未識魚(中川譲)さん。 この号では表現規制問題が熱い! 児ポ法改正問題、東京青少年健全育成条例改正後の問題点、修正問題を大激論! さらに、張彧暋さん(香港)、朴景信教授(韓国)、スヴェトラーナ・ミンチェバさん(全米反検閲連盟)、チャールズ・ブラウンスタインさん(コミック弁護基金)の講演をレポート。 『はだしのゲン』排除問題、青空文庫特集等々、時代の証言がここにあります。 ■第1特集 表現規制の現在 1月の通常国会が正念場なのか? ・児ポ改正案は憲法条文に抵触する可能性大! 髙山佳奈子教授講演レポート ・なぜ為政者は性表現を制限したがるのだろう? 白田秀彰准教授講演レポート ・同人誌・コスプレの自由と、著作権訴訟 岡田昌浩准教授講演レポート ・表現者、個々に問われる修正の基準!/稀見理都 ・衝突する表現の自由とヘイトスピーチ規制 ■第2特集 東京都青少年条例改正「その後」を追う ・東京都青少年健全育成条例の運用実態を聞く─淺野克彦都議会議員 ・不健全図書はどうやって決められるのか?─東京都青少年課に訊く─ ■第3特集 海外のマンガ関係者講演レポート ・香港・著作権法制強化は政治諷刺規制が狙い? 張彧暋(チョウ・イクマン)氏講演レポート ・仮想物規制を盛り込んだ「アチョン法」の怖さ 朴景信教授講演レポート ・表現の自由とアート、親と子と写真の危険性 スヴェトラーナ・ミンチェバ氏講演レポート ・コミックの自由を守るCBLDFの活動とは? チャールズ・ブラウンスタイン氏講演レポート ・解説:NCACとCBLDFの基礎知識 ■第4特集 はだしのゲン排除騒動から見えてきたこと 排除の思想は現在と未来の議論を封殺する ・「漫画は簡単にわかる」は本当か? 吉村和真教授に訊く ・学校の中の『はだしのゲン』/イトウユウ ・マンガと学校図書館の自由/佐久間美紀子 ■第5特集 青空文庫の世界と著作権 それは青空のように誰の頭上にもあるもの ・追悼・富田倫生さん 最も高価な「タダ」の本 ・スマホでタブでPCで 青空文庫の遊び方 ・二次創作を容認する「同人マーク」運用開始 ■巻末インタビュー 2020年コミケ会場の最有力は幕張メッセ!? ・市川孝一コミックマーケット共同代表インタビュー
  • マンガ論争 11
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版。表紙はおがきちかさんの雨上がりの情景。この号も激論白熱! ■総力特集 児ポ法改正の顛末 ・変だった旧法と三党改正案から5党合意成立まで ・改正児ポ法で何がどう変わったのか? ・まだまだ問題山積みの改正児ポ法 ・所持している児童ポルノを処分する方法は? ・劣悪な漫画は規制すべきだ!ついに姿を現した「青少年健全育成基本法」改正案成立を新聞はどう報じたのか? ・個人が起こした「児ポ呼称変更署名」活動記録「オタクの生存戦略」はネット外の実行力が必要/廣田康介氏インタビュー ・ICPO が「児童ポルノ」は不適切な用語と指摘「3 万人の集合知」で戦った児ポ法改正審議/山田太郎参議院議員インタビュー ・児ポ、都条例、表現の自由と雑協倫理委の役割/山了吉氏インタビュー ■第2特集 漫画をめぐるゴタゴタ大全集的なアレ ・足踏み状態のTPP 交渉、どうなる同人誌界? ・美味しんぼ・鼻血問題の本質は何処にある? ・GMO がフィギュア系ブログを一方的に削除 ・過激なコスプレも児ポ法違反となる危険性が!/牛島えっさい氏インタビュー ・ニトロプラスが二次創作ガイドラインを改定 ・ろくでなし子・女性器3D データ事件を考える ・都条例新基準適用第一号は『妹ぱらだいす2』 ■第3特集 韓国における日本漫画とアニメの受容 ・韓国での日本エロ漫画読者の経験談/宣政佑氏特別寄稿 ・模倣がロボットアニメの衰退を呼んだ/かに三匹 ・もはや入手困難!韓国パクリ漫画コレクション(韓コレ)/大江留丈二 ・訂正記事/恐怖のアチョン法と朴教授の真意 ■第4特集 2014年上半期のアレコレ ・漫画界という大きな生態系の中で/コミティア代表・中村公彦氏インタビュー ・日本マンガ学会第14回大会in 京都 ・日本マンガ学会ラウンドテーブル ・「争点化される『エロ』」/稀見理都 ・〝規制と規範〟からみる女性向け性表現/堀あきこ ・第53回SF大会 祝『暗黒星雲賞』受賞/稀見理都
  • マンガ論争 15
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙&巻頭インタビューは『STRANGER』を刊行したあびゅうきょさんが登場。 11年ぶりの新刊、初長編、初原作付き(佐藤守)についてたっぷり語っていただきました。 2016年の参院選特集では29万票を獲得しながら山田太郎氏の選挙戦を中心に、都知事選についても突っ込んでいます。 マンガにかかわる政治、表現と規制の2010年代中期の記録資料としてご活用していただければと思います。 ◆巻頭インタビュー:あびゅうきょさんに訊く ・11年ぶりの新刊と30年変わらないモノ ◆第1特集 29万票の衝撃! 参院選で何が起きたのか? ・山田太郎候補の選挙戦を追う ・山田太郎氏に聴く 29万票の衝撃と重み ・表現規制に反対or慎重な候補者たちの結果 ・「消費者団体」として生まれ変わるAFEEの今後~AFEE編集長・坂井崇俊氏 副編集長・にしかたコーイチ氏に訊く~ ◆第2特集 2016年の「表現」と「自由」 ・ろくでなし子さんの「わたし、出馬しまんこ」展 ・山口貴士弁護士に訊く 狙うは完全無罪! ・歌門彩弁護士に訊く 色々と悩ましいCG児童ポルノ裁判途中経過 ・美術評論家連盟『美術と表現の自由』シンポジウム ・東京都青少年健全育成条例50周年記念企画① ・東京都青少年課に訊く不健全図書指定「都が選ぶこのエロマンガがエロい!50th」inいせしまこん ◆第3特集 2016年上半期イベント ・日本マンガ学会 ・日本中のマンガ研究者が集う年次大会・シンポジウム「教育とマンガ」 ・日本SF大会「いせしまこん」楽屋落ちレポート ・マジ疾風怒涛のダンジョンクエスト ・文化庁メディア芸術祭20周年企画 ・メディ芸も20周年を迎え、大きな区切りに ・マンガとBDの競演 いよいよ「ルーブル№9」が始まった ・「描く!」マンガ展 ~名作を生む画技に迫る~レポ/宇野ケイ/佐藤圭亮 ・海外オタクイベントに見る、彼らの願いとは?/稀見理都 ・レッド・星と阿修羅王が出迎える萩尾望都SF原画展 ・祝!漫画家生活50周年「山上たつひこ原画展」 ・コミティア116と二つの展示 ・アズ50年展 すべては中学校の教室と肉筆回覧同人誌から始まった ◆海外情報 パチモンGO(スターウォーズ編)/大江・留・丈二
  • マンガ論争 18
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 画業50周年を迎えたみなもと太郎さん大特集! ■みなもと太郎画業50周年記念特集◆超ロングインタビュー◆みなもと先生にアレコレ訊く! ・ちばてつや・みなもと太郎、マンガの歴史を語る/飯田耕一郎 ・林律雄×みなもと太郎「六平太よ永遠に」 ・飯田耕一郎×みなもと太郎—60年代マンガと青春 ・兎来栄寿×みなもと太郎「2017年マンガの語り方」 ■第1特集 表現と自由、その現状を見ていこう ・松下玲子さん武蔵野市長戦出馬&当選 !・衆議院解散総選挙って、一体なんだったの? ・本多平直衆議院議員(立憲民主党)に訊く ・三谷英弘衆議院議員(自由民主党)に訊く ・源馬謙太郎衆議院議員(希望の党)に訊く ・チャールズ・ブラウンスタイン事務局長(CBLDF)講演会レポート ・表現規制10年史—「非実在青少年」からマンガを守れ コンテンツ文化研究会主催勉強会レポート ・マンガルポ:都庁は遠くて高かった/りーるー ・2017年東京都不健全図書カタログ/永山薫 ・どうなる? ミニストップとイオンの“成人誌排除”問題/永山薫 ■第2特集 2017年下半期イベント ・第56回日本SF大会ドンブラコンLLアフターレポート ・第20回文化庁メディア芸術祭内覧会レポート ・聖地巡礼、豊郷小学校旧校舎 ・昭和の時代から活躍する、名編集者が揃い踏み ・現場から表現まで。エロマンガの魅力教えちゃうナイト!(関東版!)『エロマンガ表現史』刊行記念イベント ■第3特集 2017年のマンガ ・男性マンガ編/作家とネットの関係性に変化あり?/佐藤圭亮 ・女性マンガ編/さて、今年は? 女性マンガ2017/ヤマダトモコ×川原和子 ・エロマンガ編①/人気作家の単行本も厳しい状態に!/稀見理都 ・エロマンガ編②/「集中」と「拡散」、及びその「狭間」で/新野安 ・同人界編/「流行の最前線」から「趣味の追求の場」へ/国里コクリ ・アニメ編/監督交代と総集編の二〇一七年/小川びい ・マンガの海外編/データベース消費と「海外マンガ」とは何か/小田切博 ・中華圏編/2017年の台湾同人&香港商業誌シーン/てんしゅ松田&堀有機 ・復刊マンガ編/駅の平積みからクラウドファンディングまで/才生文佳 ・訃報編/旅立った人々に花束を/永山薫 ■巻末インタビュー/~コミックマーケット準備会共同代表市川孝一さんインタビュー~危機を乗り切り即売会の“レガシー”に ■特別寄稿 パクリが平常運転化された連環画(パ平連)/大江・留・丈二 ■連載 ・『表現の自由って何ですか!?』/ろくでなし子 ・マンガたちよ! ~奇人クラブとその周辺~⑥/飯田耕一郎 ・蛙のマンガ雑記帳 第一楽章その5/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編12 アニメ『けものフレンズ』の行方/あびゅうきょ
  • マンガ論争 16
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 『ナナとカオル』完結記念として甘詰留太さんに表紙イラストをお願いし、巻頭インタビューに登場していただきました。 また、石井苗子参議院議員、山田太郎前参議院議員、坂井崇俊AFEE編集長、アムネスティ・インターナショナル日本の若林秀樹事務局長、海外で日本のエロマンガを配信するFAKKU!!のJacob Grady社長、コミケ準備会の市川孝一共同代表が登場。 冬号恒例企画として、マンガ界の目利きたちが2019年のマンガ界をざっくりと振り返ります。 さらに予定原稿が間に合わなかったため急遽、編集長が40年前に自販機雑誌に描いたマンガをドヤ顔で掲載! ◆巻頭インタビュー ・長編『ナナとカオル』完結記念xインタビュー ・甘詰留太さんに訊く ◆第1特集 表現と自由について改めて考える ・日本維新の会 石井苗子議員インタビュー 表現の自由には規律も必要 ・表現と消費者:山田太郎氏と坂井崇俊氏に訊く ・ろくでなし子さん講演会レポート/永山薫 ・アムネスティの自由:若林秀樹事務局長に訊く ・山口貴士弁護士講演「出版の自由の新たなる危機」 ・変貌を遂げてしまったポリティカル・コネクトネス/佐藤圭亮 ・2016年東京都不健全図書カタログ/永山薫 ◆第2特集 2016年下半期イベント ・即売会という唯一無二のコミュニティー「コミティアの30 年・メ芸の20年 ~マンガの今とコミュニティーの変化」レポート/宇野ケイ ・盛況だった2016年のコミティア夏と秋 ◆第3特集 2016年のマンガ ・男性マンガ編/佐藤圭亮 2016年はやや停滞傾向に ・女性マンガ編/川原和子×ヤマダトモコ 80代ヒロインも登場! 女性マンガ2016 ・エロマンガ編/稀見理都 エロ漫画不況もそろそろ底を打ったのか? ・アニメ編/小川びい 囁かれていた「2016年のアニメ危機」が現実化 ・海外マンガ編/小田切博 キャラクターマーチャンダイジングとしてのアメリカン・スーパーヒーロー ・中華圏編/対談・堀有機×てんしゅ松田 2016年の香港・台湾 漫画界を振り返る ・復刊マンガ編/才生文佳 復刊ブームのひとつの区切り ・訃報編/永山薫 旅立った人々に花束を・2016 ◆海外事情 ・米国編:FAKKU!! 社長Jacob Grady 氏に訊く 全米が勃起した! 国産エロマンガの逆襲 ・韓国編:パクリバカ一代/大江・留・丈二 ◆新刊速報 ・ダンス・ウィズ・エロマンガ『エロマンガノゲンバ』刊行記念 稀見理都氏に訊く ◆永山薫の黒歴史・漫画『ハイライズ』(マングース名義) ■連載 ・あびゅうきょ妄言通信出張版10~新海誠監督の行方~/あびゅうきょ ・マンガたちよ! ~奇人クラブとその周辺~3/飯田耕一郎 ・蛙の漫画雑記帳 第一楽章その3/中山蛙
  • マンガ論争 21
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大手マスメディアが採り上げないマンガ界の現状を伝え、論点を整理するミニコミ誌の電子版! 表紙とロングインタビューは画業60周年を迎えたバロン吉元先生をお迎えし、記念イベントを小特集しました。 ◆バロン吉元先生に訊く!【絵画と劇画とエロス】 ・画業還暦(60周年)&第48回日本漫画家協会 文部科学大臣賞受賞記念 ・小特集:画業60年還暦祭 バロン吉元☆元年展+その他のイベント ■第1特集:2019参院選と、その結果? ・基本的人権を保障し、「緩さ」を許容する社会へ〜石川大我氏に訊く~ ・自民党より出馬の山田太郎候補、選挙戦を追う ・山田太郎メディアフォーラム@郡山市レポート ・表現の自由は得票につながったのか? ◆第2特集:2019年上半期イベント ・第22回文化庁メディア芸術祭受賞作品展アフターレポート ・第23回手塚治虫文化賞大賞は『その女、ジルバ』 ・2019年度 第48回日本漫画家協会賞受賞式 ・日本マンガ学会第19回大会in熊本大学 ・「巻号ナイト 2巻1号通巻2号」レポート ◆海外事情 ・韓国ではロボットアニメがブームになっている/かに三匹 ・LOVEか? LIKEか? そこが問題か?/荻野幸太郎×永山薫 ◆特別寄稿 怪人・高取英とのいくつかの思い出/ダーティ・松本 ◆山田参助さんと若林宣さんに訊く!【戦争・マンガ・考証】 『あれよ星屑』第23回手塚治虫文化賞新生賞&第48回日本漫画家協会賞大賞受賞記念 ◆連載 ・転校生のタカシくん/ろくでなし子 ・亜麻色の髪の乙女 超おフランス漫画 第5話/谷口敬 ・蛙の漫画雑記帖 第二楽章その2/中山蛙 ・あびゅうきょ妄言通信 出張編15「京アニ」の悲劇に思うこと ・マンガたちよ!——イベントの日々/飯田耕一郎
  • 民法・著作権法上の諸問題(民法研究7)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「民法研究シリーズ」の1冊。法学の泰斗による、民法と著作権法にまつわるさまざまな問題を具体的事例も多く取り上げ、検討する。法学者であり、実務家として弁護士も務めた著者の専門分野である、民法(債権法)と著作権法についての研究書。 【目次】 第一部 民法上の諸問題 一 填補売買論 二 商法典廃止論 ~ 七 履行における追完について ことに損害賠償の方法としての考察 八 表現の自由について 九 インフレーションと事情変更の原則 一〇 権利の善用について 著作権法上のFair useの理論を機縁として ~ 一五 抵当権法制改正の諸問題 一六 ローマ字の印鑑は無効か 第二部 著作権法の諸問題 其一 特殊問題研究 一 万国著作権条約の(c)条項と日米関係 二 疑わしい日本の著作権表示 三 映画と週刊誌との著作権について(講演) 四 オリンピック標章の法律的保護について ~ 七 漱石問題所感(著作権と出版権) 八 商標権と著作権 九 著作権法と隣接権について(講演) 其二 著作権に関する全般的殊に立法的問題 一 審議会発足に際して 二 世界に順応する態度を 三 著作権法改正とわたくしの所見 ~ 九 著作権法の改正について 第三部 判例研究 一 特許法第一条の工業的発明の意義 ~ 三 著作権法第三〇条第一項第八号は憲法第二九条に違背するか 四 行為基礎論 五 使用者責任 第四部 意見書、鑑定十五題 一 東京電燈株式会社の米貨組及び英貨組社債に関する件 二 海外売出大阪市築港公債立替金請求事件に関する意見書 三 甲が発明した化学的絹糸製造方法につき、乙がその工業化を契約した場合に乙の一方的契約解除により侵害せられた甲の権益及び其保護手段 ~ 六 共済組合の保険事業経営の可否其他 七 力技士仕合のスナップ写真を広告によって複製した場合 八 高層建築に於ける二階以上の階層所有権の土地所有権に対する関係の保護について ~ 一三 意匠登録の無効に関する鑑定書 一四 スイス国で発行せられた図案集中の一図を日本に於て商標として使用するの可否に関する意見書 一五 応用美術の保護に関する各国の法制の調査及び、それを日本で標識として利用することの可否についての鑑定、意見 第五部 法学諸家追想 一 エスカラ教授を憶う 二 鳩山秀夫先生の人と学問 三 織田萬先生を憶い出 四 ローマ法の春木一郎先生 五 滝川幸辰博士を憶う ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ムハンマドよ、パリは燃えているか。―表現の自由VS.イスラム的信仰―
    -
    【緊急出版!】世界を揺るがす「パリ新聞社襲撃テロ事件」! イスラムの立場から観た風刺画問題の核心とは何なのか!? 天上界のムハンマドが、キリスト教文明に対し怒りの反論を唱える! 聖なるものを侮辱することは「表現の自由」ではない 中東への空爆には正義はあるのか? 欧米による人種差別・植民地支配の歴史に反省を迫る
  • ―明治めちゃくちゃ物語―維新の後始末
    3.6
    倒幕果たせど、維新の道険し――「一人前の国家」を目指す日本の前には、未知なる難題が山積み。失業した侍をどう処するか? 国の借金をどう返すか? 国防を誰に任せるのか? 首都の都市計画をどうするか? 人道的な裁判や刑罰とは? 表現の自由は認めるのか? 西郷隆盛ら反対派をどう収めるか? 明治初期、無我夢中で国作りに励んだ男達の悪戦苦闘を描きながら、近代国家「日本」の原点を探る。
  • 名誉毀損裁判
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 表現の自由と人格権がぶつかりあう名誉毀損裁判。だが、ときとしてその判決が、不合理な結果とも映るのはなぜだろう。これまで言論はいかに裁かれてきたのか。「不適切な表現」はいかにして決められるのか。そして、そもそも言論はどのように裁かれるべきなのか。その実情と問題点を説く!ネット社会を迎えて誰もが名誉毀損の加害者になりうる時代、表現の自由と人格権の、より適切な調和への提言。
  • メディアリテラシーとジェンダー
    -
    1巻2,420円 (税込)
    メディアの進化に伴う混沌状況の中、私たちはメディアの何に気をつけなければならないのか? メディアの進化に伴う混沌状況の中、私たちはメディアの何に気をつけなければならないのか? ジェンダー差別の視点からなされるさまざまな偏見や誤謬を指摘し、メディアにおける表現の自由と個人の自由の併存の可能性を探る。 【目次】 はじめに  第Ⅰ部 第1章 メディアリテラシーとジェンダー──構成されたメディアと構成されたジェンダーの親密な関係  第Ⅱ部 第2章 「考えない時代」と「格差社会」の女性雑誌──女性を「思考停止」させ、女性としての「勝ち組」をめざすメディア 第3章 女性雑誌の痩身・整形広告と身体観──「みるみる痩せる」広告の構成のされ方、「痩せ」強迫の構成のされ方 第4章 テレビゲームにおけるジェンダー──暴力で敵を倒し地位と財と獲物を得る、男の子の経験世界  第Ⅲ部 第5章 性教育バッシング番組のメディアリテラシー的分析──番組はどのように構成され、視聴経験はどのように構成されるか 第6章 バックラッシュのカルチュラルスタディーズ──新聞記事のディスクールを分析する 第7章 新聞報道におけるNHK戦時性暴力改竄番組の高裁判決──果たして「期待権」だけがイッシューなのか 初出一覧 あとがき 【著者】 諸橋泰樹 フェリス女学院大学教授。メディア論・ジェンダー論の研究者で、著書に『ジェンダーで見る新聞のウラ・オモテ』(共編著)『ジェンダーの語られ方、メディアのつくられ方』(単著・ともに現代書館刊)がある。
  • 有害都市 上
    完結
    4.0
    2020年、東京の街ではオリンピックを目前に控え、“浄化作戦”と称した異常な排斥運動が行われ、猥褻なもの、いかがわしいものを排除するべきだという風潮に傾き始めていた。そんな状況下で、漫画家・日比野幹雄はホラー作品「DARK・WALKER」を発表しようとしていた。表現規制の壁に阻まれながらも連載を獲得するが、作品の行方は──!? “表現の自由”を巡る業界震撼の衝撃作!!
  • 「許せない」がやめられない SNSで蔓延する「#怒りの快楽」依存症
    3.8
    SNS上の怒りの声はなぜ当事者でない人まで自分の怒りと同一視させて、許せないという気持を蔓延させるのか。社会病巣を抉る。 スマホを開けばそこには許せない事件、人物、発言、広告…いつでも好きなだけその「許せない」は「怒り」に変えられる 当事者でない身勝手な一人の匿名の怒りツイートは「みんなの怒り」に加工され集団で怒りを爆発させることがカタルシスになる ナイナイ岡村のコロナと風俗発言 女子レスラーを死に追いやった事件 芸術家・会田誠展と表現規制 「宇崎ちゃん」献血ポスター事件…… SNSの麻薬のような力に侵された時代をその実態と炎上の論争から解き明かす 序章 「怒りの万引き」がやめられない SNS上で蔓延する「麻薬」の正体 「テラスハウス」をめぐる女子プロレスラーの死 岡村隆史「コロナと風俗」発言で大炎上…ほか 第一章 女が許せない 1-1 現代社会は女尊男卑社会である 1-2 動き出した女性中心社会の被害者たち 1-3 相対的剥奪感に基づく怒りが止まらない 1-4 ミソジニーと社会運動の麻合体 1-5 フェミニストの化けの皮を剥がせ 1-6 「女が許せない」は進化する 1-7 逆襲のミソジニスト 第二章 男が許せない 2-1 ハラスメントとしてのフェミニズム 2-2 目に映る全てのものが燃料になる 2-3 無自覚が止まらない 2-4 暴力の正当化がやめられない 2-5 本当に許せないのは誰だ? 2-6 「自分が許せない」がやめられない 第三章 LGBTが許せない 3-1 性的マイノリティの怒りの背景にあるもの 3-2 「ゲイが許せない」の歴史 3-3 LGBTが許せないLGBT 3-4 「T」の憎悪 3-5 暴走するツイッタークィア・スタディーズ 第四章 性表現(規制)が許せない 4-1 反女性差別派と表現の自由派の闘い 4-2 萌え絵が許せないVS表現規制が許せない 4-3 ツイッターアマゾネスVSツイッターバーサーカー 4-4 「許せない」は裁けない 第五章 ジェンダー依存がやめられない 5-1 セックスワーク・スタディーズという病 5-2 ジェンダー依存の世界 5-3 ジェンダー依存度のセルフチェック 5-4 ジェンダー依存からどうやって抜け出すか 5-5 ジェンダー依存と共に生きる 終章「無限刃」から「逆刃刀」へ 新型コロナと「怒りの火事場泥棒」 許せないという怒りを国に対する声として昇華させる 社会を変えられなかった人たちのセカンドキャリア…ほか 風俗店で働く女性の無料生活・法律相談事業「風テラス」などで現代の性問題の解決に取り組む著者が、SNS社会を鋭く分析。

最近チェックした本