故郷作品一覧

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  • 日本の特別地域 特別編集69 これでいいのか 岩手県
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本の都道府県としては、北海道に次ぐ2番目に広い総面積を誇るのですが、可住居面積の割合は約24%(全国40位)と低く、内陸部と沿岸部に人口が集中し、あとはだだっぴろい平地と山があるだけ! 県内全体が豪雪地帯に指定されており(特に藪川は真冬に-30度を記録することもある)、本州最寒地としても有名です。 また、南北の所得格差に代表される、典型的な「南北問題」も起こっており(北上市など県南部では著しい経済発展により所得水準も大きく向上しているが県北の中心都市である二戸市や久慈市では所得水準が低いまま)、 県は今も根本的な解決策を見い出せない状況です。 近年では、NHKの朝ドラ「あまちゃん」のロケ地として、久慈市が一瞬だけ注目を集めましたが、 そのブームも終わり元の寂しい姿に戻ってしまいました。そんな現状を、故郷を「イーハトーブ(理想郷)」と称した宮沢賢治が見たらどう思うでしょう……。 東北を代表する理想郷(?)、岩手の現状とこれから進むべき未来を、様々な角度から熱く語り尽くす一冊です!
  • 日本の苗字
    値引きあり
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    日本人なら誰でも持っている苗字。その数はおよそ30万以上ともいわれ、今も増え続けています。本書では、佐藤・鈴木・高橋など超メジャーなものから、読み方すらわからない「これも苗字!?」なものまで、難読・珍姓・最多苗字を都道府県ごとに集めました。そこからは、住む土地への愛着、家族の幸せを願う気持ち、一族の歴史を大切に思う気持ち……苗字ひとつひとつに込められた、人々の思いを見ることができます。まずは、あなたの故郷のページから開いてください。きっと楽しい発見がありますよ。
  • 日本陸海軍 あの人の「意外な結末」
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    名将・勇将・智将・凡将・愚将……。実に個性的なキャラクターが溢れていた日本陸海軍の将星たち。軍人という職業柄、どうしても戦場での華々しい活躍や手痛い失敗ばかり注目される彼らだが、決して特別な存在ではない。家庭もあれば、個人的な趣味だってあるだろう。最後だって戦場で迎えたとは限らず、生き延びて政治家に転身、はては農業教室や製塩業を営んだ者もいる。本書は、明治の草創期から太平洋戦争後の消滅まで、日本陸海軍人たち72人の知られざる素顔と、彼らが迎えた「意外な結末」を追った一冊。故郷の中学校長となった“日本騎兵の父”秋山好古、軍人と作家の二律背反に悩み続けた“森鴎外”こと森林太郎、母校の東大総長となり脳も保管された“造船の神様”平賀譲、キリスト教の伝道師となり渡米した“真珠湾奇襲の英雄”淵田美津雄、台湾の国民政府のために戦い続けた“戦の神様”根本博など、驚きのエピソードが満載!

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  • ニューオリンズの誘惑
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    敏腕雑誌編集者のローレンは、故郷のニューオリンズに帰ってきた。街のセクシーなナイトライフを紹介する記事を書くためだったが、ツアーガイドをかって出てくれた元恋人に、甘い復讐を企てていた。
  • 女体研究所
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    1巻330円 (税込)
    離婚して10年ぶりに故郷に戻ってきた私。昔仲良かった同級生の北山くんがひきこもりになったときいて、彼を訪ねることに。北山くんは私を部屋に引き入れ、「昔、好きだった」と告白してきた。「今からでも間に合うかな」とキスされ、強く抱きしめられ……。
  • 眠らない少女 高橋克彦自薦短編集
    4.0
    妻が娘に語っていた「あまのじゃく」の物語を聞いていた「私」は、自分の故郷に伝わっていた凄惨な「あまんじゃく」を思い出し…。前世の記憶と怨念が凄絶な惨事を引き起こす表題作など厳選の10編。
  • 能登いにしえ殺人事件
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    1巻440円 (税込)
    輪島市出身のフリーライター・笙野更紗は友人・百瀬道代から呼び出され、東京・新大久保にある道代のマンションを訪れた。しかし、更紗が部屋についた時、道代は何者かに襲われ血まみれになっていた。道代は“タカコ”“アサイチ”という言葉を残して息をひきとる。更紗は宮之原警部とともに、ダイイングメッセージの謎を解くために、故郷・能登半島へ向かった!!

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  • よみがえる魔女伝説 呪われた城 IV
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    ベッカは友人たちと波止場のバーに来ていた。過去をなくし、故郷と言える場所も持たなかった彼女は何かに引き寄せられるようにこの地へたどりつき、暮らし始めた。あるいは、あの城の魔力が私を放さなかったのかもしれない……。ベッカは自分がなぜこれほど、丘の上に立つ不気味な城、とりわけ、そこに住む謎の男デイヴィッド・ブライスンに引きつけられるのか、わからなかった。ふいにバーの喧騒がいやになり、ひとり小雨の降る外へ出ると、そこには、物陰に隠れるようにして立つデイヴィッドがいた。ベッカがその怪人の手から逃れる道は、もはやなかった。■本作品は、主人公たちが5年の歳月と過酷な運命を乗り越えて結ばれる、ロマンティックな愛の物語となっています。
  • 俳句が伝える戦時下のウクライナ ウクライナの市民、7人へのインタビュー
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    1巻2,200円 (税込)
    戦争からの距離ゼロメートル。戦禍のリアルを伝える六十の俳句、語る言葉。 ロシアがウクライナへ軍事侵攻を開始開始して以降、ウクライナの人たちは何を思い、どのように暮らしているのか。ウクライナで俳句を詠んでいる7人に、俳句を寄せてもらい、インタビューを実施した。 10時間超のインタビューを通じて、過酷な状況下で暮らす人の姿が見えてくる。警報が鳴ったら家の中で2枚の壁の間に隠れる「2枚の壁ルール」。 警報が鳴ってミサイルが着弾するまでの40秒を息を潜めて数える生活。 戦況報道だけでは見えてこない「戦禍の言葉」が生々しく語られる。 【目次】 はじめに 父と二人、爆撃続くキーウの街で マイヤ・ストゥジンスキ 破壊された故郷、ハルキウを想う ブラジスラワ・シーモノバ 重苦しい静寂の覆う街で アナスターシャ・クブコ 妻子を送り出したリビウの街で レフコ・ドブガン 戦争は、俳句向きではありません イリーナ・メレシキナ 灯りなき街、不安な夜に思うこと アンナ・ビズミチノバ 戦火のキーウから東京へ ガリーナ・シェフツォバ 平和から遠く離れて――あとがきにかえて 関連年表 【著者】 馬場朝子 1951年熊本生まれ。1970年よりモスクワ国立大学文学部に6年間留学。 帰国後、NHKに入局、ディレクターとして番組制作に従事。ソ連・ロシアのドキュメンタリー番組を40本以上制作。著書に『タルコフスキー:若き日、亡命、そして死』(青土社)、『低線量汚染地域からの報告:チェルノブイリ26年後の健康被害』(共著 NHK 出版)、『ロシアのなかのソ連:さびしい大国、人と暮らしと戦争と』『俳句が伝える戦時下のロシア:ロシアの市民、8人へのインタビュー』(現代書館)など。
  • ハイファイライフ
    完結
    3.3
    高校を卒業して7年。故郷を離れていた恩田は、高校時代に唯一ゲイだとバレてしまった小林に同窓会で再会した。気まずさを覚悟していたものの、久しぶりに話す小林との時間には、いつも他人との間に感じるノイズがなかった。しかし、人との距離をはかりかねていた恩田は、小林と友達として過ごす時間が嬉しい反面、それが次第に苦しくなり…。全6作品と描き下ろし収録!
  • 覇王の花嫁
    4.4
    王位を狙う者の陰謀に利用され、強国シュヴァルツの覇王であるジークフリートと牢獄で婚姻の契りを結ばされたアリシア。陰謀は失敗に終わったが己の低い出自を気にするジークはアリシアを故郷に帰そうとする。しかしアリシアはジークをただ一人の伴侶と慕っていた。 「最初のときより、気持ちいいって顔だ」 彼女を受け入れたジークに改めて抱かれ、悦びに震える身体。しかし平民出身の彼を慕う国民は王族であるアリシアに反発して!?
  • 伯爵家の血筋 年上と恋に落ち
    -
    ジーナは自分の出生に秘密が隠されているとは思ってもいなかったが、十五歳のとき屋根裏部屋で、母とイタリア人男性との結婚許可証を見つけ、母を問いつめて実父の存在を知った。実父は、妻の妊娠を知らせに実家に向かう途中、事故死し、母はジーナが生まれる前に、今の父と結婚したという。二十五歳になったジーナは実父のことを知りたくて、イタリアを訪れる。実父の故郷は中世の面影を残す小さな町だった。ジーナはこの地で、ある男性に出会い、強く引きつけられた。彼もジーナに引かれているのは明らかだ。伯爵家の当主である彼の名はルチウス・カランデンテ。ジーナの実父の名字と同じだ。近親者の可能性は少なくない。それを思うと、ジーナは彼への気持ちを抑えざるをえなかった。
  • 白れん
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    1巻990円 (税込)
    白れんや 世界平和を 祈るよに 約三年という長きに渡り世界を震撼させ、当たり前だった日常を奪ったコロナや、世界を巻き込み、未だ終わりの見えないロシアのウクライナ侵攻。激変する時代のなか、故郷や平和への思いを詠んだ30句と心にじんわり染み入る草花の絵。四季の移ろいを感じながら、人生観、生命観を表現した俳画集。「春光や 皆に等しく 注がれん」。
  • はぐれ勇者の鬼畜美学II
    4.0
    胸のサイズの問題で、着られる服が無くなってしまった美兎は暁月や千影、葛葉と共に買い物に出かけ、楽しいひとときを過ごす。しかし、それは《コクーン》の首脳会談が開催される中、開始される《BABEL》ランキング戦という名の、嵐の前の静けさであった。さらに故郷のアレイザードから、新たなる勇者フィルが刺客として美兎の元に迫る――。
  • 走れUMI
    4.0
    かつて捕鯨で栄えた、入り江の奥の小さな港町。僕は母さんの実家のミカン山で暮らすことになり、生まれ育ったこの町を離れた。一年後の夏、僕は父さんとジイチャン、後ろ足を失くした犬のコロが暮らす故郷を目指して、ひとり相棒のマウンテンバイクUMIのペダルを漕ぎ出す。小学館児童出版文化賞受賞作。(講談社文庫)
  • 走れ病院
    3.3
    インド出張中に勤め先がつぶれた挙句、帰国してみれば、故郷である奈良県ちはや市で唯一の総合病院院長だった父親が急逝していた。遺された病院も倒産寸前と発覚! 元・サラリーマンで医師免許も持たない主人公の青年・風祭翔は、急遽父のあとを継ぐかたちで病院理事に就任することに……。知識も経験もない逆境のなか、父の遺した病院を赤字経営から救えるか?! タイムリミットまではあと三か月。産婦人科医の辞職、医者の勤務体系問題、病院経営と銀行、患者の不満と不安、医療難民、消えた院内アンケート……。著者・福田和代氏の綿密な取材を下敷きに、地域医療の危機と青年の成長が丁寧に描かれる。医療技術が発達することで選択肢と可能性が増えていく一方で、治療のありかた、病院のありかた自体にかかわる課題もまた山積みになっていく――きれいごとだけではやっていけない病院の“今”がわかるエンタメお仕事小説、登場! 「ヒポクラテスのため息」改題。
  • はじまりはハプニング 恋人はドクター
    -
    これは激しい陣痛による幻覚症状に違いない。シカゴでも指折りの名医の彼が、どうしてここにいるの?出産で診療所に運ばれたレキシーは、立ち会いの医師を見て驚いた。シカゴに住んでいたときの隣人で一度だけ夜をともにしたタイラーだ。あの夜レキシーはリストラで職を失い、故郷に戻ることになっていた。だが普段と違って憔悴したタイラーに会い、ディナーに誘われるとずっと彼に憧れを抱いていた彼女は街を去る感傷も手伝ってノーとは言えなかった。そして、そのまま愛をかわしてしまったのだ。翌朝幸せに満ちて目覚めたものの、彼が見せた冷たい態度に傷つき、レキシーはすべてを忘れて一人で生きていく決心をして帰郷した。それなのにタイラーが再び目の前に現れ、作り笑いを浮かべている。たった今、自らが取り上げた子があの夜の情熱の証とも知らずに……。
  • はじまりはハプニング【ハーレクイン・セレクト版】
    4.0
    陣痛で診療所に運ばれたレキシーは、立ち会いの医師を見て驚いた。シカゴでも指折りの名医タイラー・ブレイダン……!これは幻覚? どうして彼がこんな田舎町の診療所にいるの?あの夜リストラで職を失い、故郷に帰る決心をしたレキシーは、なぜか憔悴しきっていた隣人のタイラーからディナーに誘われ、そのままふたりで夜を過ごし、愛を交わしてしまった。ずっと彼に憧れていたから、とても幸せだったのに、翌朝の彼は、昨夜の情熱など忘れたかのように冷たかった。ひどく傷ついたレキシーはすべてを忘れるつもりで帰郷したのだ。それなのに、彼が再び目の前に現れ、彼女に微笑みかけている。たったいま取り上げた赤ん坊が、あの夜の情熱の証とも知らずに。 ■ハーレクイン・ディザイアで大人気、キャシー・ディノスキーの初期作品です。一夜だけベッドをともにしたタイラーの子を身ごもってしまったレキシー。彼には告げずに産むつもりだったのに、分娩台でのその瞬間に、まさかの再会が待ち受けているなんて? *本書は、ハーレクイン・リクエストから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • はじめまして。「かえる食堂」です
    4.3
    かえるちゃんこと、人気の料理家、松本朱希子さんによる記念すべき初の著書。やさしくってしみじみとしたおいしさは、故郷・広島と大学在学中の京都が育んでくれた、かえるちゃんの宝物。心と身体にじんわり浸みます。写真、広瀬貴子。主婦と生活社刊。
  • 裸足と徒手の夜明け(上) ArcheAge もみの木と鷹4
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    神とは何かを探索する、12名の最初の遠征隊がいた。 彼らは、大地の中心とも呼ばれる深き穴の底の扉を進んだ。 のちにそれが、世界を崩壊させる引き金になるとは知らずに…… 。 超大作PCオンラインゲーム『ArcheAge(アーキエイジ)』原作小説であり、壮大なファンタジーサーガの幕開けとなる。 作者は韓国で絶大な人気をほこり、日本でも「ルーンの子供たち」シリーズで知られるファンタジー小説家ジョン・ミンヒ氏。 故郷エペリウムへと戻り、王子となったジン。 幼いまま結婚し、成人した彼は、国の慣習にしたがって初めての戦争に赴く。 それは成人した王子に課せられた、形式的な戦闘にすぎない、はずだった…。 運命の濁流へと飲み込まれる「放浪の王子」。彼は生き残ることが出来るのか。 「ArcheAge もみの木と鷹」シリーズ第四弾 ★水野良氏(『ロードス島戦記』『魔法戦士リウイ』)推薦 「アーキエイジ」は西洋のハイ・ファンタジーを連想させる本格的な小説です。 登場人物をひとりずつ、魅力的に描いてゆくことで、物語が編みあげられています。 背景世界は重厚であり、長大な歴史が語られてゆきますが、場面展開のテンポがとてもよいので抵抗感なく読み進めることができるでしょう。 自由度が高く美麗なグラフィックのオンラインゲームも、サービスが始まります。韓流ファンタジーの最高峰を、皆さんもぜひ体験してください。
  • 八月十五日の開戦
    -
    1巻682円 (税込)
    昭和20年8月15日、日本の無条件降伏にもかかわらず、ソ連極東軍事司令官は北海道占領作戦を発令した。3日後、ソ連軍は北千島の辺境・占守(しむしゅ)島に上陸を開始する。島に配備されていたのは、熾烈な戦場を生き抜いた男たちであった。故郷への帰還に思いをはせていた彼らは、敗戦後の祖国と民族の分断を阻止すべく、再び過酷な戦いに突入する……。太平洋戦争における日本軍最後の戦いに身を挺した人々の壮絶な物語。
  • 八丈太鼓
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 みなさんは、海を流れる川を見たことがありますか?私の故郷八丈小島の周囲では、日夜、黒潮が激流となって波立っているのです。その故郷も今は無人島。身体を静かに休め、歴史を刻んでいるだけです。小島では、夜はランプを囲み、雨水を貯めて飲料水としていました。病院、医者、お店、車なども無い島でした。あるものといえば、風除けの石積みに囲まれたトタン屋根の家と学校、八丈島への買い出し用の船一隻、島民は約八十人。そんな大自然の中で育った私は、宝物のようなたくさんの思い出を残し、中学二年の終わりに親元を離れ八丈島に旅立ちました。その後、昭和四十四年に、集団移住となり、無人の島となりました。―あとがきより抜粋―
  • 初恋の影に怯えて
    3.0
    まさか、故郷を出ていったダリウスが戻っていたなんて。クロエは実家に戻ったその日に彼とでくわし、愕然とした。昔あこがれていた、准男爵家の次男ダリウス・メイナード。ある晩の舞踏会でクロエを誘惑しておきながら、翌朝には自分の兄の妻と駆け落ちしたという、心ない男性だ。でも、彼のことなんてもうどうでもいいわ。わたしは恋人のイアンと結婚するために帰ってきたのだから。ところがダリウスは何かとクロエにつきまとい、淡い恋心と、あの夜の甘美な記憶を呼び覚ました。一方、イアンの態度は煮えきらず、彼女の心は揺れ始める……。■ハーレクイン日本創刊の1年後、1980年に『幻のシャトオ』でデビューし、今なお年2作のペースで精力的に執筆しつづけているS・クレイヴン。常に新旧のファンを魅了している彼女が、これぞイギリス発のロマンスといえる雰囲気たっぷりの新作を書きました。
  • 初恋は切なくて
    3.0
    大学を卒業したてのキャサリンは故郷テキサスを離れ、ニューヨークで働くことを決めた。ところがただ一人、それに猛反対する者がいた。義理のいとこで大牧場主のマット──キャサリンの初恋の人だ。彼にとってキャサリンは、いつまでたってもただの“妹”。庇護はされても、愛されはしない。彼には恋人がいるのだから……。ようやく報われない片思いからも卒業できると思ったのに。「私を支配するのはもうやめて!」キャサリンが絞りだすように放った抗議の言葉は、次の瞬間、マットの荒々しいキスで遮られた。
  • 初恋を抱きしめて
    3.0
    幼なじみのハリーが、一年ぶりに故郷に帰ってきた。彼と顔を合わせるなり、エマはいつもどおり、抱えあげられてくるくる振り回された――久々に会った小さな妹みたいに。いまや大富豪になったというのに、彼は昔とちっとも変わらない。少年のような瞳も、くしゃくしゃの髪も、私との接し方も。歓迎の笑みを浮かべながら、エマは決意を固めた。長いあいだ、彼への思いは胸に秘めてきたけれど、そろそろ私が大人の女性だってことをわからせなくちゃ。長すぎた初恋を実らせるときがきたのよ!★大都会メルボルンを舞台に、せつない初恋を描いた物語。ロマンチックな展開に胸がきゅんとします。★
  • 初恋を取り戻して
    4.5
    冷たい親に育てられた18歳のヘイリーにとって、恋人マックが心の支え。だがドライブ中に不幸な事故が起き、マックだけが重傷を負ってしまう。彼の家族から面会すら拒絶され、失意のヘイリーは彼に別れを告げることなく故郷を去った。それから10年後……。
  • ハトよ天まで 手塚治虫文庫全集(1)
    完結
    5.0
    その昔、農民の又八(またはち)に命を救われた竜が渕の大蛇・立田姫(たつたひめ)は、恩返しに彼のふたりの息子を育て上げた。成長し武芸の腕を磨くべく都へ向かう兄のタカ丸、故郷を守るため村にとどまる弟のハト丸。彼らを待ち受ける数奇な運命とは──? 絵物語と漫画を織りまぜた独特な形式でつづられる大河絵巻! <手塚治虫漫画全集収録巻数>手塚治虫漫画全集MT47~48『ハトよ天まで』第1~2巻収録
  • 花あらし
    -
    「一度会いに来るよ」――愛しい夫の言葉を頼りに、夫の故郷を訪ねた妻が満開の桜の中に見たものは……。美しく妖しい味わいの表題作ほか、白い蜘蛛とも、白い蟹とも、白い手首とも見えるものが、月光の下を這いまわる不気味な感触の「白い蟹」など、新鮮なアイデアと巧妙な仕掛けが生きる12編。きっと泣ける純愛ホラー。達人アトーダの名人芸をたっぷりお楽しみください。

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  • 花のウエディング
    -
    十三年ぶりに生まれ故郷に帰ったケイトは、別れた恋人ジャックとばったりでくわした。かつて自分の可能性を試したくてロンドンに行くことにした彼女を、ジャックは温かく送り出すかわりに冷たく別れを告げたのだ。そして腹いせのように、すぐに別の女性と結婚した。しかし、再会したジャックは以前よりいっそう魅力的になり、ケイトの耳元でささやいた。「妻とはとっくに離婚したんだ」あんな仕打ちをしておいて、今さらよりを戻したいとでもいうの?ケイトは激しい反発を覚えながらも、意に反して胸が高鳴りだすのを抑えられなかった。
  • 花の蜜籠り
    完結
    -
    全1巻440円 (税込)
    三年ぶりに故郷へと戻った花依はかつての恋人晶と再会した。因習の残る田舎でお屋敷に住む彼との恋は誰にも言えない秘めやかな関係。未来のない恋に絶望して逃げ出したのは花依だった。過去の一方的な別れを責められ、乱暴に抱かれる。離れていた三年間、何度も想像した身体。もう一度会えたら、もう逃げられないと思ってた。自分に向けられる執着を悦びながらも約束された別れの予感に震えるこころ。閉ざされた部屋の中でずっと愛し合えたならいいのに…。
  • 花はキスで咲き誇る
    4.5
    大会社「グレイスフォード」の社長に直訴して、故郷の村の開発をやめてもらおうと上京した小沢菜央。道端で倒れてしまったところを社長の知人だという男・藤堂幸人に拾われるが、藤堂は社長に紹介してほしいと懇願する菜央に、冷たく「愛人候補」としてなら紹介してやると告げ――。菜央は決死の覚悟で藤堂に「愛人」になる方法を教えて欲しいと頼むが!?
  • 華やかな情事 ギリシアの光と影 II
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    アリスは客の訪れを待っていた。十年前の恋人、キュロスを。彼は故郷のギリシアに帰って同じギリシア人の女性と結婚すると言い、一方的に別れを告げてアリスの心に深い傷を残した男だ。なのに突然電話してきて、ちょっと立ち寄るだなんて。それでもアリスは、彼にきれいだと思ってほしかった。別れたことを後悔させたくて、黒いサテンのドレスでセクシーに装い、彼を出迎えた。浅黒い肌、海賊のように野性的な風貌、たくましい体は昔のままだ。その姿を見たとたん、アリスの心はかき乱された。彼の魅力には抵抗できない。いくら歳月が流れても……。★1月刊「情熱と絶望のはざまで」(R~2352)に続き、ハーレクイン・ロマンスの人気作家シャロン・ケンドリックがギリシア人双子兄弟をヒーローに据えて贈る華麗な物語をお楽しみください。★
  • 華やかなめまい 地中海の恋人
    -
    ローレンは亡き夫の故郷スペインの、彼の生家である古城を訪れた。幼い双子の息子たちを、夫の親族に引き合わせたかったのだ。義兄のラファエルは、傲慢で、絶大な権力を持つ男性だった。彼はローレンの結婚生活が夫の生前から破綻していたことや、彼女のイギリスでの経済状態についても、すっかり調べていた。甥には最高の教育を受けさせなくてはならないと言い、ローレンの経済力ではそれは無理だと断言する。息子たちを取り上げられるのではとおののいたローレンに、ラファエルは結婚を申し込んだ。愛だって生まれるかもしれない……彼女は承諾するしかなかった。だがその後、ローレンが知ったのは、ラファエルが一方では以前からの恋人と密会している事実だった。■“ラテン系ヒーローとの恋物語”―情熱的で強引、圧倒的にセクシーなラテン系ヒーローの魅力が満載の名作をお楽しみください。
  • 花嫁狩り
    2.0
    亡き母の故郷イタリアから充樹のもとに届いた手紙。祖父を名乗る人物からの招待状は、淫らな罠だった。イタリアに着いた充樹を出迎えたのは、冷たい美貌のファウストと軽薄な快楽主義者アンジェロ。充樹は二人が所属する秘密結社の次の首領を決める権限を持つ『花嫁』の血族の最後の一人なのだという。裸に剥かれて拘束された充樹は、次期首領の座を争う二人から自分を指名するよう陵辱され、堕ちて挿入を乞うようになり…。 巻末に、同著者の既刊本「砂漠の王子と略奪花嫁」(イラスト:小禄)のお試し読みも特別収録!
  • 花嫁の持参金 愛と称号と財産と I
    4.5
    ★リリスは大勢の立会人のもと、運命と夫を受け入れ・・・・・・結婚の契りを交わした。★リリスは十年を過ごした修道院に別れを告げ、故郷に向かっていた。ところが途中、石弓を携えた双子の少年に拉致され、見知らぬ城へと連れていかれた。そのうえ物置部屋に押し込まれて、一日じゅう放っておかれたのだ。おなかはすくし、喉も渇く。それに、囚われの理由もわからない。なぜ私をここに?そもそも、なんという場所なの?翌日すべてが明らかになった。ここはガイア---彼女の故郷ウェルウィンの南、イール川の下流にある広大な所領だ。領主アレクサンダーの話では、リリスの持参金となる上流の土地で川がせき止められ、ガイアの農地が干からびたという。いくら大柄で美丈夫の立派な騎士でも、この問題は解決できなかった。だが、偶然リリスを手中に収めたおかげで彼は名案を考えついた。彼女を花嫁にする。そうすれば持参金が手に入るではないか!
  • 母なる海から日本を読み解く
    3.8
    母の故郷、沖縄・久米島。その新垣の杜には世界の中心がある──琉球古謡集『おもろさうし』の一節は、緊迫の北方領土交渉に努めた著者を揺さぶった。では久米島が世界の中心なら、世界そして日本はどう映るのか。思索は外交の最前線から、遥か琉球人の意識の古層へと飛び、やがて日本の宿命と進むべき未来が現れる。瞠目の国家論。『沖縄・久米島から日本国家を読み解く』改題。
  • 母の上京/悲しみ
    -
    ぼくたちは未熟だ。ちゃんと「ありがとう」を言えているだろうか。悲しみと向き合い、乗り越えていけるだろうか。優しい気持ちになれる短編小説集。 『母の上京』  僕は大学進学とともに東京で一人暮らしを始め、そのまま東京で就職した。故郷を離れて8年。ある日、母親から連絡があり、東京案内をすることになった。 (初出:『月刊群雛』2014年04月号) 『悲しみ』  僕の親友が、自ら命を絶った。端から見ている分には、とても幸せそうに見えたのに。残された僕と、親友の彼女。悲しみに向き合う方法は、人それぞれ。 (初出:『月刊群雛』2014年05月号) 表紙イラスト: 蒼真怜(『月刊群雛』2016年01月号表紙イラスト担当)
  • 遙かな国 遠い国
    -
    1巻539円 (税込)
    頭は弱いがとびきり素直で力持ちの正太少年が、オンボロ漁船に雇われて、船員たちにからかわれながらも、飯焚き雑役に大奮闘。あげくに船は沈没、凍える海に放り出され、ソ連に抑留されて……北国の空の下、おおらかな恋人たちに眼を見張る。純朴な少年の眼を通して、遠い魂の故郷への憧憬を物語る表題作ほか、初期の珠玉作『三人の小市民』『埃と燈明』『為助叔父』『友情』を収録する。
  • はるかなる恋人
    4.0
    17歳のタムシンは沈んだ気持ちでロンドンの空港に降り立った。母が再婚相手と新婚旅行に出かけたいというので、長年会っていない父親の家で夏休みを過ごすしかなくなったのだ。ところがタムシンを出迎えたのは、父親の友人だと名乗る背の高い男性、ハウェル・ベネディクト。故郷のウェールズで開業医をしているパパには、久しぶりに会う娘を出迎える時間さえないなんて……。悲しい思いをかかえながら父親の家に向かう途中、タムシンは悔しいほど大人の態度を示すハウェルに心を奪われた。ほどなく彼から屈辱的な仕打ちを受けることになるとも知らずに。
  • はれたら明日!
    完結
    5.0
    東京で順調な会社員生活を送っていた原田貴司は、皆が羨む海外研修を命じられた直後、気がつくと実家の岡山に向かっていた。故郷での暮らしは、うまくいかないことも多くて、イライラしたりヘコんだり。でも同級生と再会したり、教育実習の教え子に励まされたりしながら、貴司は自分が本当に進むべき道を見つける――。
  • 反在士の指環
    5.0
    幻想味あふれるスペースオペラの大作!  彼はライオン。鮮やかなオレンジ色の髪をなびかせ、無骨なハンド・キャノンを携えた美貌の少年。そして“虚の世界”を操る、類まれな「反在士」。全銀河を巨大なゲーム盤として、果てなく戦い続ける二大勢力、“紅后”と“白王”によって故郷を滅ぼされた彼は、復讐を誓って火星の地に現れたのだ。しかし宇宙は、超跳躍航法「アリス・ドライブ」の乱用により、ほころび始めていた…。  不朽の名作『反在士の鏡』に、単行本未収録作2篇と書き下ろし1篇を追加して復刊。  さらに今回の電子版では、表紙にオブジェ製作・横山宏、ジオラマ撮影・高瀬ゆうじによる未発表写真を使用した、これぞまさに完全版! 第一部 反在士の鏡 第二部 夢界の虜囚 第三部 虚人の領域 第四部 反在士の帰還 第五部 鏡人たちの都 第六部 反在士の指環 ●川又千秋(かわまた・ちあき) 1948年、北海道小樽市生まれ。作家、評論家。慶應義塾大学文学部卒。学生時代よりファン活動を始め、SF専門誌で評論を発表。『火星人先史』で第12回星雲賞を、『幻詩狩り』で第5回日本SF大賞を受賞。他に『ラバウル烈風空戦録』シリーズ(中央公論社)、『亜人戦士』シリーズ(徳間書店)、『創星記』(早川書房)など著書多数。
  • 爆熱戦湯姫1
    完結
    -
    約千年の歴史を持つといういくさ湯温泉郷。毎年、そこでは『暖簾取り』というイベントが行われていた。それは真の湯処を決する戦。誇りと共に暖簾をまとい、湯煙の中、戦いを繰り広げる者達を人々は『戦湯姫』と呼んだ。十年ぶりに故郷へと帰ってきた愛泉キッコがいくさ湯温選郷で、暖簾取りで、嵐を呼び起こす!第1話 どんな戦も真剣勝負!第2話 同じ舞台に立て!第3話 キッコは○○が大嫌い第4話 あそぼうぜ!ミカル第5話 熱湯娘は冷めやしない第6話 ガキのケンカにオモリは無用!
  • 場所
    4.0
    父の故郷「南山」、母の故郷「多々羅川」、夫と娘を捨てて出奔した「名古屋駅」、作家としての出発点であり、男との複雑な関係も始まった「三鷹下連雀」そして「西荻窪」「野方」、ついに長年の出家願望を成就させた「本郷壱岐坂」。父、母を育み、様々な波乱を経て一人の女流作家が生み出されていった土地を、八十歳にして改めて訪ね、過去を再構築した「私小説」。野間文芸賞受賞作。
  • 場末の文体論
    3.7
    読者をうならせる天才コラムニスト、その原点を語る。ビートルズ、北杜夫、立川談志、ソニー……。オダジマは、いかにしてオダジマになったのか? ネットで大人気コラムを連載する著者が、その心の故郷を初めて明かす。激論を巻き起こした数々の名コラムを生み出した「文章の職人」の秘密に迫る。日経ビジネス オンラインの大人気連載、待望の書籍化!『地雷を踏む勇気』『もっと地雷を踏む勇気』『その「正義」があぶない。』に続く、切れ味するどいオダジマワールドがここに! 津田大介氏との「同郷」特別対談も収録。東京都北区赤羽があの男を育てた!!

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  • 薔薇宮の悪夢[特別版]
    -
    1巻880円 (税込)
    「薔薇色の都」と謳われる、砂漠の王国ナバテアの都市ペトラ。小部族の美少年・シリンは学問のためペトラを訪れ、王宮で暮らしはじめる。シリンは一年前に、故郷でナバテアの第一皇子・アレタスと出会い愛し合っていた。旅を続けるアレタスの帰還を心待ちにするシリンだが、彼の美貌は第二皇子・カスルと末皇子・エドムを惹きつけ、ある夜、カスルに身体を奪われそうになる。しかし翌朝、無残な姿でカスルが発見され、王宮の枯れ井戸に封じられた「悪霊」の仕業だと噂になるが……。

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  • BANBA~雪の大地~
    値引きあり
    -
    全1巻99円 (税込)
    父と妹との3人暮らしだった少年・いさおは、冬休みを利用して父の故郷・北海道を訪れる。はしゃぐいさおに、おじいちゃんから残酷な事実が告げられる。渡米する父は、自分たちを引き取らせるために北海道に来させたのだと…。ショックと憤りで、東京に帰ると言っておじいちゃんの家を飛び出したいさおは、馬のゴンと運命的な出会いをする。ゴンは強い競争馬だったが、ばん馬のレースで未熟な騎手による転倒事故を機にレースを怖がるようになってしまい、まったく人の言うことを聞かなくなってしまったのだという。心を閉ざしたゴンが自分と重なって見えたいさおは、なんとかゴンを立ち直らせようとするが、なかなか言うことを聞いてくれない……。ある日、騎手を目指す少年・次郎から、走らなくなった馬が食用肉にされるという話を聞いて、いさおは動揺する。絶対にゴンを肉になんかさせないッ! いさおの気持ちが通じたのか、ゴンはいさおを乗せてコースの障害に立ち向かう! 大自然のもと、馬に心惹かれた少年いさおと、競走馬・ゴンのふれあいと成長の物語!
  • バージンロード
    3.0
    幼くして両親を亡くしたクリスタは、これまでずっと、後見人のジャレッドが敷いたレールの上を走ってきた。高校を卒業するとすぐにヨーロッパの教養学校に通わされ、2年の留学期間を経て今、ようやく故郷へ戻ってきたところだ。これからは何事も自分で考え、自由に飛びまわりたい。そう決めた矢先、ジャレッドから信じられないことを告げられる。きみにはすでに決められた結婚相手がいるのだ、と。ジャレッドの暗く謎めいた瞳を見て、彼女はすべてを悟った――相手とは彼自身のことで、この結婚には愛などないということを。
  • バージンロード【ハーレクインSP文庫版】
    -
    幼くして両親を亡くしたクリスタは、これまでずっと、後見人のジャレッドが敷いたレールの上を走ってきた。高校を卒業するとすぐにヨーロッパの教養学校に通わされ、2年の留学期間を経て今、ようやく故郷へ戻ってきたところだ。これからは何事も自分で考え、自由に飛びまわりたい。そう決めた矢先、ジャレッドから信じられないことを告げられる。きみにはすでに決められた結婚相手がいるのだ、と。ジャレッドの暗く謎めいた瞳を見て、彼女はすべてを悟った――相手とは彼自身のことで、この結婚には愛などないということを。 *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 光降る丘
    4.0
    2008年6月、栗駒山中腹の共英村は凄まじい揺れに呑み込まれた。崩れる山、倒壊する家々。故郷の危機に胸引き裂かれる智志。そんな中、祖父・耕一が行方不明に。耕一は共英村の開拓一世だった。結婚、仲間の死、起死回生のイチゴ栽培、はじめて電灯が灯った日……。祖父の物語は土と汗と涙と、笑いに満ちたものだった。この土地は、俺らが守る! 智志は奮い立った。復興にかけた三世代の物語。
  • 東日本大震災 復興応援写真集 3・11以前 美しい東北を永遠に残そう
    値引きあり
    4.0
    懐かしく、せつなく、美しい故郷の原風景 2004年の中越地震の際、小学館は、震災に見舞われた新潟県山古志村の被災前の美しい風景を撮り続けてきた一人のアマチュア写真家・中條均紀氏の作品をもとに、復興応援写真集『山古志村ふたたび』を刊行しました。この写真集は、復興に立ち上がる地元の人々を応援すべく、その収益を山古志村復興基金に寄付いたしました。それと同じ試みを、東日本大震災でもできないか――それが、本書の出発点でした。 しかし、今度の大震災は、被災した地域があまりにも広く、また津波による被害が甚大だったため、とても一地域に限定することができませんでした。そこで今回は、より広く、より多くの方々が撮った東北の写真を集めるべく、投稿作品を募集する方法をとりました。その結果、2011年9月から年末にかけての3か月間に、合わせて2000枚を超える写真が集まりました。 本写真集は、これらの投稿写真の中から、作家の椎名誠氏、フォト・ジャーナリストの山本皓一氏の協力のもと約160点を選び、「失われた風景」「美しき故郷」「忘れえぬ思い出」という3部構成で掲載しました。 懐かしく、せつなく、そして美しい--故郷の原風景を集めた写真集です。
  • 引き裂かれたふたり ホワイトホーン・マーヴェリック
    3.0
    どうしてわたしを責めるの?裏切られたのはこっちのほうなのに。■「モライアか?」受話器の向こうから男らしいバリトンの声が聞こえてきたとたん、モライアの心臓は止まりそうになった。ケイン・ハンター。わたしが愛した、ただひとりの男性。高校時代に彼と出会い、一カ月間情熱的に愛しあった。だがそのあとメディカルスクールに戻った彼とまったく連絡がつかなくなり、絶望したモライアは逃げるように故郷の町ホワイトホーンを出た。そして娘を産み、今日までひっそりと暮らしてきたのだ。ケインは、モライアの父親が行方不明になったので捜索のために戻ってくるように言う。思わず悲痛な声をもらした彼女に、彼は冷たく言い放った。「きみの芝居には二度とだまされないぞ」
  • 秘剣「出撃」
    5.0
    「拙者は素浪人がよく似合う」と大男の深田清兵衛は、蓬髪(ほうはつ)を掻き上げながら呟(つぶや)く。播州佐田(ばんしゅうさた)藩の剣術指南だったが、藩政の乱れに失望、恋の成就も適わず脱藩を決意した。大森流居合では当代一を誇る。「流刀」「浮雲」「追風」「出撃」「波返(なみがえし)」の技が流浪の旅路で迎える危機一髪を救った。でも何故か故郷に足が向く。脱藩者の末路は……。
  • 秘愁 綾に織り成す
    -
    1巻1,089円 (税込)
    池袋の割烹で出会った秋元幸夫と、一緒に暮らし始め、入籍した美江子。幸夫は居酒屋の女社長をはじめ、複数の女と関係を持ち、美江子は自殺未遂するまでに追い詰められた。だが美江子の妊娠を機に「すべてを清算した」と幸夫は彼女の元に戻ってくる。転勤に次ぐ転勤、双子の死産、幸夫の故郷・北海道への移住──前作『秘愁』に続く、一組の男女の一途な愛と死までを細やかに書き切る。
  • 翡翠の涙
    3.0
    サンフランシスコ一の娯楽の殿堂〈ゴールデン・ドラゴン〉の後継者であるジェイドは、父オニキス・ジュエルの訃報を受けてテキサスにやってきた。そこで三人の異母姉妹に会ったことから、ハンギング・ツリーの町に根を下ろして生きていこうと決意する。ところが、故郷と同じ遊興施設を建てるという彼女の計画に町中が猛反対し、若き牧師ウェイド・ウェストンが両者の折衝役を買って出た。聖職者でありながら情熱的で、謎めいた魅力にあふれるウェイド。どこか危険な雰囲気を漂わせ、彼女を落ち着かない気分にさせる。しかも彼を見ると、ジェイドはなぜかある人物を思い出した――三年前、十六歳の誕生日に彼女にキスをした黒ずくめのガンマンを。
  • ひだまりに咲く微笑み
    3.0
    結婚の夢に破れたリンジーが訪問したのは、父の故郷バッファロー・バレー。小さな町はかつての賑わいをなくし、学校は閉鎖の危機に直面していた。人生を再出発しようと臨時教師を引き受けたリンジーは、住民から温かく歓迎され、そこで美しいブルーグレイの瞳の男性──農場経営者のゲイジに出会う。ことあるごとに衝突するふたりだったが、ゲイジがふとしたはずみで彼女の唇を奪った瞬間、恋心に火がついた。だが、都会生まれの“よそ者”であるリンジーと自らの地を誇りとするゲイジの間に、ある事件から大きな溝が生まれて……。
  • ひっこしはバスにのって
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大好きな生まれ故郷を旅立つ少女ミミと、バスで乗り合わせた女性との交流。ほのぼのとした読後感に包まれる絵本です。 小学校低学年からでも読めるようになってます。
  • ひとしずくの星
    4.3
    『星の災禍』という天災により故郷と家族を失ったラッカウス。その真実を探るため禁忌の森に忍び込んだ彼は、無垢なる少女シースティと出会う。だが、その邂逅は、触れてはいけない世界の秘密に繋がっていて……?
  • 響け、わたしを呼ぶ声 : 勇気の人干刈あがた
    -
    軽妙な筆致で離婚家庭を描いた「ウホッホ探検隊」など、時代と女性をテーマに書き続けた作家・干刈あがたの生涯を照らし出す本格的評伝。胃がんのため49歳で逝った彼女の作品の奥に潜む、内的な必然性が初めて解き明かされる。/第1章:父と故郷の島  第2章:自己犠牲からの脱却  第3章:もうひとりの「わたし」  第4章:母と子――それぞれの旅立ち  第5章:余命とのたたかい

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  • 姫路・龍野殺意の詩
    -
    深沢千秋は代々木公園で、六年前故郷の兵庫県龍野で別れた初恋の相手、矢沼圭一の女連れの姿を見かけ、夢中で後を追いかけた。だが、圭一達はある建物の中に入り二度と出てこなかった。――数時間後、千秋が目にしたのは圭一の連れの女性の死体だった。もと恋人が殺人犯?千秋の心は揺れ動き、そして決意をした。彼は悪い人ではない。この事は黙っていよう、と。

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  • 百姓の力 江戸時代から見える日本
    4.3
    江戸時代、社会の基盤をなした村とはどんな世界であり、人々はそこでどのように暮らしていたのか。「割地」や「無年季的質地請戻し」など、土地や山野の所有をめぐる独特な慣行を重視しながら、小農・豪農・村・地域社会に焦点をあて、その歴史や役割を平易に解説。年貢と搾取に耐える弱者のイメージを覆し、自立した豊かで逞しい百姓たちの姿を紹介する。私たちの祖先や故郷へとつながる「本当の歴史」が見えてくる!
  • 一〇〇年前の女の子
    4.0
    「わたしにはおっ母さんがいなかった」 明治四十二年、上州からっ風の吹く小さな村で生まれた母テイは、米寿を過ぎてから絞り出すように語り始めた――生後一か月で実母と引き離され、養女に出された辛い日々を。そして故郷をいろどった四季おりおりの行事や、懐かしい人びとを。 新緑の茶摘み、赤いタスキの早乙女の田植え、家じゅうで取り組むおカイコ様。 お盆様にお月見、栗の山分け、コウシン様のおよばれのご馳走。 初風呂と鮒の甘露煮で迎えるお正月様。 農閑期の冨山のクスリ売りと寒紅売り、哀愁のごぜ唄。 春には雛祭りの哀しみがあり、遊郭での花見には華やかさがあった。 語る母、聴き取る娘。母と娘が描きあげた、100年をけなげに生きた少女の物語は、色鮮やかな歳時記ともなった。 2010年に刊行以後、さまざまな新聞・雑誌に書評が掲載され、NHK「ラジオ深夜便」での、著者の「母を語る」も評判となった。多くの感動と共感を読んだ物語の待望の文庫化。新たに、足利高等女学校の制服姿のテイや家族写真、また新渡戸稲造校長の女子経済専門学校での写真などを掲載。解説は中島京子。
  • 百万人にひとりのボス
    5.0
    ★傲慢だがあまりに魅力的な男性と、二人だけで一週間の出張旅行とは……。★ノース・ヨークシャーの田舎町で生まれ育ったコリーは、幼なじみの男性ビビアンを、運命の相手と長年信じて疑わなかった。ところがビビアンは、最近町にやってきた女性との結婚を決め、コリーは傷心のあまり、転職して故郷をあとにした。彼女はロンドンの一流企業に社長秘書として採用されたが、その初出勤の日、社長のマックス・ハンターに仕事の場に恋愛感情は持ちこむなという意味のことを言われる。確かに社長はセクシーで並はずれた魅力の持ち主だけれど、あまりに傲慢な感じで、彼に恋をするなんてありえない……。仕事は意外なくらい楽しかった。刺激的な日々が飛ぶように過ぎ、一カ月ほどたったころ、彼女は急な出張を命じられる。マックスと二人だけで日本に行くのだという。一抹の不安を胸に、コリーはマックスとともに東京に向け旅立った。
  • ヒロインになれなくて
    -
    父危篤の知らせを受け、ケイトリンは再び故郷の土を踏んだ。まだ父の再婚相手の長男リノに恋する十代の少女だったころ、次男の事故死の責めを負わされ、彼女はこの町を去ったのだった。皆の冷遇には耐えられても、リノの憎しみの視線は胸にこたえた。5年ぶりに再会した今なお、その瞳からは敵意が消えていない。だが、そんなケイトリンをさらに苦しめる出来事が待っていた。彼女を不実の子と信じる父が、血液鑑定を要求してきたのだ――実子でなければ相続権は一切なく、仮に実子であるなら、この先ずっとリノとともに地所を守らなければならないという!
  • ヒロインになれなくて【ハーレクインSP文庫版】
    -
    父危篤の知らせを受け、ケイトリンは再び故郷の土を踏んだ。まだ父の再婚相手の長男リノに恋する10代の少女だったころ、次男の事故死の責めを負わされ、彼女はこの町を去ったのだった。皆の冷遇には耐えられても、リノの憎しみの視線は胸にこたえた。5年ぶりに再会した今なお、その瞳からは敵意が消えていない。だが、そんなケイトリンをさらに苦しめる出来事が待っていた。彼女を不実の子と信じる父が、血液鑑定を要求してきたのだ――実子でなければ相続権は一切なく、仮に実子であるなら、この先ずっとリノとともに地所を守らなければならないという! *本書は、ハーレクイン文庫から既に配信されている作品のハーレクインSP文庫版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
  • 美少女 桜桃 帰去来
    3.0
    1巻110円 (税込)
    「美少女」妻と一緒に甲府の大衆浴場に出掛けた私はそこで青い桃実のような美しい裸体の少女を見た。その感動と後日談。「桜桃」「子供より親が大事」ではじまる父親の苦悩と夫婦のすれ違いのお話。妻から言われる「涙の谷」も切ない。「帰去来」ある事情で故郷の津軽に顔向けできない主人公。それを北さんと中畑さんが相談して実家の母親に会わせてやる心温まるお話。自伝的小説。
  • びっくり箱
    -
    東京で看護師をしている厚子は、新宿で知り合った良司と交際している。良司は勤めていた会社が倒産し失業中だ。妊娠が分かり結婚の許しを得ようと、二人は厚子の故郷・長野を訪れる。長野には父の死後、洋服のリフォームをしながら一人でつつましく暮らしている母・とし江がいる。実家の前まで来た厚子は、男物の洗濯物が干してあるのを目にしてビックリ。実はとし江は米倉という男と半ば同居生活をしていたのだ。米倉は東大卒だが、現在は定職についていなかった。ともに失業中の米倉と良司は意気投合。母と娘はその夜、枕を並べて寝る。「びっくり箱」のように、何が飛び出すか分からない人間のおかしさを描く。出演・大竹しのぶ、京塚昌子、高橋昌也、真夏竜ほか。演出・宮原昭夫。昭和52(1977)年10月9日TBS系「東芝日曜劇場」で放送。
  • ビー玉
    -
    1巻1,683円 (税込)
    主人公は、東京で生活するようになって十七年の正和。夏休みを過ごすため故郷に戻ってきた。そこは福島県いわき市の小さな漁村、薄磯。子どものころは「何もない退屈な村」と正和自身も思っていたが、過去を思い返すうち、そうではなかったことに気づいていく。この物語には、東日本大震災を乗り越え、故郷のために力を尽くすことを決意する人々の想いが詰まっている。
  • ピアノレッスン~甘くて苦い初恋~
    完結
    -
    彼女のその目を見て 僕は自分がとんでもない事をしてしまったんだ と やっと気づいたんだ……… 卒業まで約一ヶ月。受験も終わり、それぞれの新しい進路へのスタートを控えて自由登校になり、クラスメート達が開放感と新生活への多少の緊張感を持てあましていた春まだ浅いころ。 音大進学が決まっていた「僕」は、前から可愛いとは思いながらもほとんど話した事もなかった同じクラスの小松原に、校舎裏に呼び出される。ひょっとして告白、と心騒いだものの、彼女の口から出たのは「私にピアノを教えて下さい!!」。 少しがっかりするものの、毎日夕方の二~三時間、誰も来ない旧棟の音楽室で他愛のないお喋りを挟みながら、二人でレッスンをしているうちに「僕」はどんどん彼女に惹かれていって……。 そして。 この「ピアノレッスン」の他にも、のちのテレビドラマや韓流映画に多大な影響を与えたとされる、時間と想い出を失っていく二人の哀しみを描いた「limit」や、終わってしまった初恋のその後を描く「初恋めぐり」など、珠玉の作品集。 ……あたしね、ずっと転校ばっかしてたの。だから「故郷」って呼べる場所が無いんだ。でも、この町のこと懐かしく思えるのは、きっとここで初めての恋をしたせいだね(初恋めぐり)。
  • P+D BOOKS 悲しみの港(上)
    値引きあり
    -
    1~2巻423~462円 (税込)
    現実と幻想の間を彷徨する若き小説家の懊悩。 「僕が故郷に漠然と期待したのは避難港だった。ところが、それどころではなかった」――。 東京から郷里の静岡県藤枝市に居を移した三十手前の小説家・及川晃一の日常的思索を描いた著者の自伝的小説の前編。 1994年、発刊時の単行本の帯には[自分はすでに難破船か、骸骨か。それでもなお試練の故郷で文学者が探し求める自我の新しい船出。現実と想像のあわいに明晰な幻視者・小川国夫が眼をそそぐ]とある。 日本人とは、市民とは、そして小説家とは何かを考え続けた、「内向の世代」の作家・小川国夫の深い懊悩が滲む秀作。朝日新聞に連載され、第5回伊藤整文学賞を受賞。
  • ファンタジー徒然草
    -
    本書では、著者のピーター・ミルワード氏が英文学や聖書にまつわるファンタジーの創作に挑戦しています。以下の23のエッセイが収録されています。 第一章 無 / 第二章 初めに / 第三章 終わりに / 第四章 故郷まで櫂で漕いで / 第五章 妖精たちがいる / 第六章 マフェットのおはなし / 第七章 ディドゥルのおはなし / 第八章 ピーター / 第九章 木に登って / 第一○章 モグラとの会話 / 第一一章 落下 / 第一二章 無意味なこと / 第一三章 黄金詞華集 / 第一四章 聖杯 / 第一五章 ことばの魔法 / 第一六章 夏の夜の夢 / 第一七章 問い /第一八章 カスカジア人とは? / 第一九章 ピクウィック / 第二○章 シャーウッドの森 / 第二一章 牛のクリスマス / 第二二章 私の夢 / 第二三章 世界の果て
  • ファーストキスは永遠に
    -
    1巻550円 (税込)
    あの日から10年の歳月が流れ、二人の「誓い」は成就するのか。■産休代替教員として故郷の町に戻ってきた莉子(りこ)は、赴任先の私立聖桜高校の初出勤日に、授業を受け持つ三年のクラスで久遠(くおん)と再会する。「く、くぅちゃん?」「り、莉子ちゃん……?」。二人は小学生のとき、集団登校の列にトラックが突っ込むという大事故に遭遇、6年生の莉子は2年生の久遠を庇い大怪我を負ってしまったのだった。その久遠はいまや「高校生社長」として、IT企業を立ち上げ地元の有名人となっていた。しかし、再会した二人の前に立ちはだかった人物の策略によって、莉子は思いもかけないスキャンダラスな事件に巻き込まれ窮地に立たされる。
  • 風車小屋便り
    -
    ドーデのすぐれた知的構成は、自然主義文学にあまり好意を示さなかった鴎外、漱石をして讃嘆せしめた。わけても彼の出世作たる「風車小屋便り」は、舞台を故郷南フランスの丘にとり、明るい太陽と地方色豊かな風物の中にくりひろげられる、純情素朴な人々の哀愁が、詩的風格と軽妙な筆で、慈しみの目をもちながらも鋭く記録された、珠玉のコント(掌篇)集である。1869年刊。
  • 風俗街で育った女
    完結
    5.0
    風俗嬢を母に持ち、風俗街で育ったカオリは過去を捨てるように大学進学とともに故郷を出た。教師になるべく勉学に励むカオリは友達に誘われたお水のバイトで、隠している過去を見透かされ自分の体に染みついた「風俗のにおい」に愕然とする。あれほど嫌いだった世界でしか自分は生きるしかないの──!? 自宅で小さくやるはずだったネイルサロンが思わぬ盛況で欲を出した主婦、鼻につくセレブなママ友の旦那を寝取り勝ち組になったはずの母親……。様々な女たちの転落を描く傑作集! ※「風俗街で育った女」は「ループ」を改題したものです。重複購入にご注意ください。
  • 福島の避難者が見たチェルノブイリ
    -
    27年前の1986年に世界を震撼させたチェルノブイリ原発事故。福島第一原発事故の影響で避難していた福島県浜通りの住民たちが未来の故郷のあり方のヒントを得るため、チェルノブイリの「今」を視察した。驚くことは多々あった。事故後も2000年までチェルノブイリ原発が稼働していたこと、今なお送電施設として機能しており、作業員が防護服なしに働いていたこと、避難により廃墟となった町があった一方で、「夢の町」と呼ばれるニュータウンがあったこと……。チェルノブイリ原発事故の避難者や研究者との意見交換を経て、見えてきた未来への希望もあった。視察に同行したWEDGE編集部の取材班が、復興のあり方、原子力のあり方を考察する。 ※本書は月刊誌「WEDGE」2013年11月号の特集記事を編集し、電子化したものです。 ◆浜通りを夢の町「スラブチッチ」にできるか ◆復興妨げている汚染水「騒動」 環境影響は軽微 ◆東京電力を分割して再稼働で財源捻出を/石川和男(政策研究大学院大学客員教授)
  • ボン・ボワイヤージュの横断幕のもとに 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第3部エピローグ篇
    4.0
    恩師・福山の薦めでイタリア留学が決まった悠季。ローマでの一人暮らしを圭から強く反対され、一緒にウィーンで暮らすことを了承する。そんなある日、高校時代の同級生・村上からの依頼で、故郷・新潟で千人規模のリサイタルをすることになるが…。表題作他、「証言編 殿下の陰謀」「証言編 五十嵐くんのヘビーな憂鬱」「約束の地」収録。
  • アレグロ・アジタート 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第2部
    4.5
    新人演奏家の登竜門・日本音楽コンクールに挑戦するため、恋人の指揮者・圭を見守る中、音大時代の恩師から苛酷な猛特訓を受けるバイオリニストの悠季。その甲斐あってこぎつけた第2次予選当日、圭から結婚指輪を贈られた。これをお守りに全力で審査に臨んだ結果は…!? (表題作)。その他、悠季の故郷を2人で訪れ、亡き両親の墓前で結婚を誓い合う外伝など、若き青年音楽家たちの恋と成長の物語3編。大人気シリーズ、絶好調!
  • 闘うバイオリニストのための奇想曲 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第5部
    4.0
    中堅チェリストのフィリッポ、チェーザレの二人とクリスマス・リサイタルを行うことになった悠季。今ひとつ自分の演奏に対して自信を持てない悠季に対し、業を煮やした圭が放った言葉と行為とは? 二人の思いがぶつかり合う表題作の他、故郷の新潟に帰省した悠季が、姉から思いがけない言葉を聞かされる「雪の宿だより」、その事件を圭の視点から描いた「ある架空の郷愁について」の全三編を収録。
  • ふたりめの事情
    完結
    -
    中学3年生の夏休み--。母の故郷月里に帰省もせず受験勉強に励む帷澄の前に現れたのは双子の弟のユーレイ安澄だった!?二人の少年の絆と成長をやさしくせつなく描いたハートフルサマーメモリーズ!!番子さんの幻のデビュー作「NOGIRL,NOLIFE!」も収録!!
  • 腑抜けども、悲しみの愛を見せろ
    3.7
    「あたしは絶対、人とは違う。特別な人間なのだ」――。女優になるために上京していた姉・澄伽(すみか)が、両親の訃報を受けて故郷に戻ってきた。その日から澄伽による、妹・清深(きよみ)への復讐が始まる。高校時代、妹から受けた屈辱を晴らすために……。小説と演劇、2つの世界で活躍する著者が放つ、魂を震わす物語。
  • 不愉快な本の続編
    3.5
    フランス留学時代に女でしくじり、帰国後も生来のヨソ者として暮らしてきた乾ケンジロウ。東京でのヒモ生活から遁走し、新潟で人生初の恋に落ち結婚するも破局。富山では偶然再会した大学の女友達に、美術館で盗んだジャコメッティの彫刻を餞別に渡し、逃げるようにして故郷の呉へ――。『異邦人』ムルソーを思わせる嘘つき男の、太陽と海をめぐる不条理な彷徨。著者の最高到達点。
  • フライトは恋の予感 空翔る一族 II
    3.0
    名門ハイタワー家の女主人と、その愛人のもとに生まれたローレン。二カ月前に父親が飛行機事故によって亡くなり、その死の真相を母から聞き出すため、ローレンは故郷を離れ、ハイタワー航空管理会社でパイロットとして勤めはじめた。社長である異父兄は、当然のごとくローレンを忌み嫌い、ありとあらゆる手を使って会社から追い出そうと画策する。そしてある日、異父兄はいつもと趣向の違う手段をこうじてきた。彼の親友、ゲイジの専属パイロットを務めるようローレンに命じたのだ。ゲイジは洗練された、とてもハンサムな実業家だ。これはいったいどんな罠? 私を彼の虜にさせて服従させるつもり?警戒しつつも、ローレンは魅力的なクライアントから目を離せずにいた。■〈空翔る一族〉二話目をお届けします。本作はハイタワー家と根深い確執を持つ、ローレンのお話。
  • Flowers(フラワーズ)
    値引きあり
    3.5
    1巻346円 (税込)
    2010年6月12日(土)日本の女性たちへロードショー!「美しい日本」の「美しい女性」に感動する!6大女優による、日本のあなたの物語。1936年、19歳の凜は親の決めた許婚との結婚に反発して花嫁衣装のまま式場から飛び出す。2009年、別れたばかりの恋人の赤ん坊を身ごもった奏のもとに、祖母・凜の危篤の報が入る。故郷の能登の家に駆けつけた奏は、妹の佳と、祖母の最期をみとる。1977年、長女の薫、次女の翠とともに、凜の3人の娘のひとりである慧は医師の忠告を振り切って2人目の娘・佳を産むことを決意する。 昭和初期から現代まで、3代6人の女性たちの恋愛、出産、別れを描いた話題の映画をノベライズ。強く美しく懸命に生きた女性たちの生き方は、そのまま、あなたの物語。●映画『Flowers(フラワーズ)』公式サイトPC版 http://flowers-movie.jp/index.html企画・製作総指揮:大貫卓也監督:小泉徳宏出演:蒼井優,鈴木京香,竹内結子,田中麗奈,仲間由紀恵,広末涼子(五十音順)配給:東宝(C)2010「FLOWERS」製作委員会

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  • ふるさとの高いあの嶺 ─天山情話─
    -
    1巻330円 (税込)
    野田稔は、従姉の八重と幼さゆえの過ちのために、十五の春に故郷を涙ながらに後にして上京し、縁者の経営する百貨店の住み込み店員となった。 イケメンの彼は、まだ小学生だった経営者の娘から恋い慕われて、二十五で結婚し、重役として還暦まで順風満帆な人生を過ごした。 還暦を機に受診した人間ドックで悪性の病が見つかり死を覚悟した。残りの日々、生と死を考え葬儀も墓も戒名も不要と悟り、故郷の山に散骨を遺書に書き友達にも依頼した。
  • ふるさとは、夏
    4.7
    夏休み、父の故郷を初めて訪れたみち夫は、そこでひとりの少女に出会う。バンモチという伝統行事の晩、どこからともなく飛んできた一本の白羽の矢。その謎をめぐって二人の前に、なんとも奇妙でおかしな神様たちがつぎつぎと現れる。はたして白羽の矢は、だれが、何のために?……。作者自身の故郷への想いと方言の魅力がいっぱい詰まった物語世界は、読者の心をとらえてはなしません。作者会心のファンタジー。

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  • フルメタル・パニック! アナザー12
    4.0
    オルカンの駆る〈トゥリヌス〉が放つ未知なる『力場』は、達哉たちの攻撃すべてをねじ曲げる――自らの幻影に打ち勝たんとする達哉だったが、強大な危機は遙か故郷「東京」に迫っていた――!!
  • フードビズ7号
    -
    <巻頭提言>何度でも出てくる吉野家への「単品主義」批判の的はずれ <特集>年商30億の壁突破! 勝つ商品を作れ。故郷の町から飛び出せ! <インタビュー>幸楽苑 新井田 傳社長 「ラーメン290円の麺屋伝八を開発」

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  • ブルー・ドラゴン
    3.0
    サヴァナ公国……それは、地中海の花とも呼ばれた美しい国。そしてシャルルの秘められた故郷。そのサヴァナで前公王の隠し子を名乗る少年が現れたとの情報が……。内情を探るべく当地に飛んだシャルルとハルキだが、東洋の血を引く美貌の弁護士、ルイの出現で事態は思いがけない方向へと向かい……。おなじみシャルル&ハルキシリーズ第9弾。

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  • 文庫版「ほがらかな探究 南部陽一郎」
    5.0
     なぜノーベル賞がもらえないの? 世界の物理学者がやきもきした南部陽一郎さんがついに2008年物理学賞を受賞した。同時受賞の増川敏英さんは「先生と一緒に受賞できるのは、最大の喜びです」と涙ぐんだ。教え子の小柴昌俊さんは「ずいぶん遅くなったけど生きてるうちに出てよかった」と電話した。5年か10年後にすごさがわかるという新理論を次々と発表し物理学会をリードしてきた南部さんは、受賞直後全世界からの取材攻勢に対し、故郷の「福井新聞」にだけ単独取材を許した。遊び心いっぱいで「人をからかう天才」(小柴さん)の南部さんの人となりと発想の秘密を、増川、小柴2人のノーベル賞受賞者や、脳科学者の茂木健一郎さんらのインタビューも交え解き明かした。「自発対称性の破れ」など南部理論もわかりやすく解説した。新しい物理学理論が玉手箱のようにぎっしりと詰まっている南部さんの人柄に迫った。2009年に発行した「ほがらかな探究」を読みやすい電子書籍にした。

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  • プティまりライブラリー 重逢 ―saikai―
    -
    貧しさから女学校を自主退学したリンリンは、母が続けていた行商の仕事を手伝いながら上海で起業を夢見るようになる。病弱な母を故郷に残し大都市上海へとやってきたリンリンは、自身が憧れていた女性企業家のチョウと出会った。チョウの援助もあり、上海でフルーツジュースの販売を始めたリンリンはある日、凶悪そうな男にクレームをつけられる。その男の素性を調べていたチョウとリンリンは、そこで驚きの真実を知ることになる。

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  • プラテーロとわたし
    4.3
    真っ青な空と真っ白な家が目にいたいほど明るい、太陽の町モゲール。首都マドリードで健康をそこなったヒメーネス(1881-1958)は、アンダルシアの故郷の田園生活の中で、読書と瞑想と詩作に没頭した。月のように銀色の、やわらかい毛並みの驢馬プラテーロに優しく語りかけながら過ごした日々を、138編の散文詩に描き出す。

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  • プリンセスになりたい!
    -
    久しぶりに故郷に帰ってきたブレットは、親友の家を訪れたとき、信じられないような話を立ち聞きしてしまった。彼の親友カルロとその妹のフランセスカが、賭をしていたのだ。一カ月後の友人の結婚式までに、フランセスカが恋人を見つけるという賭だ。ブレットは妹のように思っていたフランセスカが男性とつき合う年ごろになったことが、どうしても信じられなかった。幼いころに母を亡くし、四人の兄と父親に育てられたフランセスカは、恋愛に関して、まったくなにもわかっていない。賭に勝とうとあせり、たちの悪い男に引っかかって傷つけられてしまうだろう。心配になったブレットは、自分が賭の対象になるべく、フランセスカをデートに誘いはじめた。だがフランセスカは、ブレットが賭のことを知っているとはつゆ知らず、幼いころから憧れていた彼に誘われて、有頂天になっていた……。
  • プロジェクトX 挑戦者たち 熱き心、炎のごとく  史上最大の集金作戦 広島カープ市民とナインの熱い日々
    3.0
    広島カープ。県や市が出資する日本で唯一の“市民球団”として、昭和25年に誕生した。原爆で深い傷を受けた広島にとっては、復興への大きな希望の星だった。  初代監督を引き受けたのは、石本秀一(52)。広島商業を3度の全国制覇に導き、その後タイガースの監督も務めた、野球の鬼だった。両親と兄弟を原爆で失った石本は、故郷復興へに役立ちたいと、広島に駆けつけた。  しかし大企業の後ろ盾がない球団は深刻な資金不足だった。有名選手を集められなかった。石本は、高卒の新人や、喫茶店のマスターをしていた元プロ野球選手までかき集めた。合宿所の窓は閉まらず、雨が吹き込んだ。遠征の時は3等列車の床で寝た。シーズンが終了してみれば圧倒的な最下位 だった。  そして、結成翌年の3月、資金難から、カープの解散が発表された。石本と選手たちは唖然とした。  その時、立ち上がったのが広島の市民たちだった。路面電車の運転手、坂田政利(23)は私設応援団を結成。球場の前で一人一人に募金を呼びかけた。  「復興への希望の灯を消すな!」。それを合い言葉に、全市民を巻き込んだ募金作戦が展開されていく。それは想像を超えた壮絶なものとなっていった・・・。 “市民球団”広島カープが、存続の危機を乗り越えていく感動のドラマを描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 新たなる伝説、世界へ 逆転田舎工場世界を制すクオーツ・革命の腕時計
    -
    時を限りなく正確に刻む。そんな夢を叶えた時計がある。世界初のクオーツ腕時計。電気を流すと正確な振動を繰り返す水晶=クオーツクリスタルを使い、一日わずか0.2秒の誤差を実現した夢の時計である。昭和44年に発売されると、たちまち革命を引き起こし、今やクオーツは全世界の腕時計の98%を占めるまでになった。時計を作り上げたのは、故郷を再生しようと立ち上がった男たちだった。かつて製糸業で栄えた信州・諏訪湖一帯。ここで生まれた時計工場があった。「諏訪精工舎」。工場長は地元商店街の時計店店主だった山崎久夫。化学繊維の登場で壊滅的な打撃を受けた町を何とか蘇らせたいと時計作りを決意した。職を失っていた女工を雇い、ゼンマイ腕時計の生産を開始した。女工たちが繊細な指先で組み立てた時計はその正確さで評判となった。しかし、アメリカで全く新しい技術を使った電子時計が発売されると、圧倒的な正確さで、たちまち大ヒットした。同じ技術を使って開発しようにも、特許の厚い壁が立ちはだかった。窮地に追い込まれた山崎たちは、一つの技術に全てを賭けた。それまで、世界中の技術者が挑戦してもできなかったクオーツ腕時計の開発だった。開発は困難を極めた。当時、世界最小のクオーツ時計でもタンスより大きかった。超小型化と超省電力化が必要だった。しかも、全く耐震性がなかった。さらに世界の時計王国スイスがこぞってクオーツ腕時計の開発に乗り出した。それでも山崎はあきらめることなく全国の大学を回り、学生を口説き続けた。その熱意に打たれた若き技術者たちが諏訪に集い、奇跡の時計の開発に挑んでいく。故郷の復活に立ち上がった男と、その心意気に応えた若手技術者たちの、今に語り継がれる逆転のドラマを描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 技術者魂よ、永遠なれ 桜ロード 巨木輸送作戦
    -
    昭和35年、奥飛騨山中で敢行された大木の移植工事に世界中の植物学者の注目が集まった。大木はエドヒガン。繊細で幹が傷ついただけで枯れてしまう老桜。その移植は世界でも例がなかった。「絶対不可能」と囁かれた世紀の工事をやり遂げたのはダムに沈む村を思う男たちの執念だった。 合掌造りで名高い白川郷の近隣、岐阜県荘川村に、かつてその桜はあった。樹齢400年、高さ20メートルの大木。春は村人総出の花見。子供たちは桜吹雪の中で 入学式を迎えた。しかし、42年前、衝撃的な知らせが飛び込んできた。ダムの建設が決定。村は水底に沈むことになったのである。村人たちは桜の木にすがって泣いた。しかし一人あきらめられない男がいた。 高碕達之助。ダムの開発責任者。かつて満州で事業を立ち上げた高碕は敗戦で従業員の故郷を喪失させたと14年にわたり苦しみ続けていた。高碕は桜を見上げる村人を見て思った。「桜を別の場所に移して故郷を残したい」しかし専門家は冷ややかだった。「桜切る馬鹿。梅切らぬ馬鹿」桜の老木は少しでも 根や枝を傷つけただけで枯れる。移植に耐えられるはずがない、というのである。 その時、意外な助っ人が現れた。豊橋の植木職人・丹羽政光(にわまさみつ)。丹羽は弟子の植木職人たちと前代未聞の「桜移植プロジェクト」を立ち上げる。ダムに水をため始めた昭和35年11月15日、世紀の移植工事が始まった。移植先は600メートル離れた国道沿い。運搬はダム工事で使われていた最新鋭のブルドーザー。植木職人、ダム従業員総出の作業が続いた。 日本人にとって特別な花「桜」の移植工事を成し遂げた人々の奇跡の物語を描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち ジャパンパワー、飛翔 エベレストへ 熱き一四〇〇日日本女子登山隊の闘い
    5.0
    標高8848M、世界最高峰エベレスト。昭和50年5月16日、女性だけの登山隊がエベレスト登頂に成功した。世界初の快挙を成し遂げたのは、主婦やOL、教師など15人の日本人女性チームだった。 登山隊のメンバーたちがエベレストに夢を抱き始めたのは昭和45年。植村直己がエベレスト登頂に成功した年だった。 しかし女性だけの海外遠征に社会の目は厳しかった。「女性だけでは絶対に無理」「主婦は家庭を守るべき」と言われ続けた。組織作りから資金集めに至るまで、3年に及ぶ準備期間は苦難の連続だった。 更にエベレストでは過酷な自然が待っていた。厳しい寒さ。高山病。突然の雪崩。命の危険に脅かされながらも、女性たちは夢を諦めず登山続行を決断する。メンバーの情熱を支えていたのは、故郷で成功を祈る家族や仲間達の存在だった。 家庭や仕事を抱え、母として女性として様々な問題に直面しながらも、自分たちの夢を叶えようとしたエベレスト隊の1400日のドラマを描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち ジャパンパワー、飛翔 伝説の深き森を守れ世界遺産・屋久杉の島
    -
    樹齢数千年の屋久杉が並び立つ屋久島。 世界遺産にも登録されている屋久島は、日本を代表する自然の宝庫である。 高度経済成長に沸く昭和40年代、屋久杉は盛んに伐採されていた。森林面積は激減し、瀕死の状態にあった。この屋久杉を守ったのは、屋久島から東京に出てきていた二人の若者だった。柴鉄生と兵頭昌明。屋久島出身者の野球大会で知り合った二人は、屋久杉の危機を知り、東京での生活を捨て故郷に戻る。 しかし、屋久島に戻った二人が目にしたのは,屋久杉の伐採する林業に頼って生きている島の暮らしの現状だった。人々の生活を守るのか。それとも環境を守るのか。この難題を前に、二人は悪戦苦闘を繰り返す。問題解決のためには、林業や環境の政策から変える必要がある・・・。そう悟った二人は町議に立候補。やがて県や国をも動かしていった。故郷を愛し、自然を愛した男たちが、屋久杉を守るために闘った挑戦のドラマを描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち そして、風が吹いた ロータリー47士の闘い夢のエンジン誕生からルマン制覇まで
    -
    ロータリーエンジン。 従来のピストン式のものと違い、小型で高出力、しかも静かなエンジンである。200年前から研究が進められ、夢のエンジンといわれてきた。このエンジンの開発に世界で初めて成功したのは、広島のマツダである。マツダは原爆の被害を奇跡的に免れた、三輪自動車メーカーだった。開発の中心となったのが、設計部次長の山本健一だった。山本は広島生まれ。妹を原爆で失った。その悲しみを乗り越え、広島の復興に尽くそうと、ロータリーエンジンの開発に全てをかけた。その山本の下で、47人の部下が困難な開発に携わった。「ロータリー47士」と名付けられた彼らは、いずれも山本と同じ思いを抱いた若者たちだった。彼らは、摩擦によってできる「悪魔の傷跡」を始め、克服が不可能とされた技術的課題を、意地と執念で次々と解決していった。 原爆で家族を失った男たちが、故郷の復興を願い成し遂げた、ロータリーエンジン開発のドラマを描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 願いよ届け 運命の大勝負 王が眠る 神秘の遺跡/父と息子・執念の吉野ヶ里
    -
    平成元年2月。佐賀県の小さな丘から発見された弥生時代の遺跡が、日本中の注目を集めた。吉野ヶ里、九州での高い文化の存在を示す巨大遺跡である。わずか2ヶ月で100万人もの観光客を集め、古代史ブームを巻き起こした。その影には地元に住むある親子のドラマがあった。   昭和35年、高校で歴史の教師をしていた七田忠志(47歳)は、土器片が見つかる町はずれの「吉野ヶ里の丘」に興味を示し、息子・忠昭を連れて通 い始めた。「わが故郷には、すごい古代文明があった」。そう確信した忠志は、数多くの論文を発表。しかし、「そんな田舎にあるはずがない」と誰にも相手にされず、失意のうちに亡くなった。   そして、昭和61年、吉野ヶ里に工業団地の建設計画が持ち上がる。それに先立つ発掘調査の指揮を執ったのが、県の文化課に勤めていた息子の忠昭だった。父の夢をつなごうと、5人の若手職員を率いて、発掘を続けた。するとまもなく、巨大な集落跡が出現、日本有数の弥生遺跡であることが明らかになる。しかし、工業団地を造成するブルドーザーがの乗り込み、遺跡の運命は風前の灯火となった。忠昭はわずかな望みをかけ最後の発掘に挑む。そこには日本の歴史を書きかえる世紀の発見が待っていた。   故郷の誇りを取り戻そうと、必死に大地と格闘した親子の30年に渡る情熱の物語を描く。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 未来への総力戦 えりも岬に春を呼べ砂漠を森に・北の家族の半世紀
    -
    死んだ大地に、ゼロから木を植え、森を作る。 半世紀にわたって繰り広げられた、世界でも例のない壮大なプロジェクトがある。 北海道襟裳岬の200ヘクタールに及ぶ砂漠緑化プロジェクトである。それは、襟裳の人々にとって、かけがえのない故郷を蘇らせる闘いでもあった。  昭和28年、えりも岬の人々は困窮を極めていた。町に広がる広大な砂漠の砂が海に流れ出し、生活の糧、昆布を死滅させようとしていたのである。 砂漠は、かつて、うっそうとした森だった。しかし、開拓した人々は、暖をとるために森の木々を切り尽くした。森はあっというまに、砂漠と化し、人々に襲い掛かった。 立ち上がったのは、若い漁師たち。砂を止めるために、砂漠を森に変える壮大な試みを始めた。その中に、24歳の飯田常雄がいた。嫁いだばかりの妻に「必ず森を完成させる」と約束していた。 気の遠くなるような、厳しい自然との闘いが続いた。牧草の種は、強風に吹き飛ばされ、3年間、全く根付かなかった。ようやく牧草を植え終わったのが、21年目。そこから、さらに一本一本苗木を植えた。  漁師たちの老齢化。若者たちの反発。さまざまな困難とぶつかりながらも、漁師たちとその家族は、少しずつ少しずつ砂漠を森に変えていく。そして、森が広がるにつれ、育まれた腐葉土から栄養分が地下水に流れ出し、いつしか、海は豊かさを取り戻していった。  番組では、半世紀にわたる、漁師家族の物語を軸に、壮大な自然の再生のドラマを描いていく。

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  • プロジェクトX 挑戦者たち 夢 遥か、決戦への秘策 鉄の男たち 逆境からの日本一伝説の釜石ラグビー部
    4.0
    日本ラグビー史上、前人未到の7連覇を達成した伝説のチーム、新日鐵釜石ラグビー部。彼らは大卒中心の社会人ラグビー界にあって、地元出身の高卒選手を中心とした「雑草集団」だった。 チームが生まれたのは昭和35年。部員は、ずぶの素人の鉄鋼マンばかりだった。しかし、仕事をこなしながらトレーニングを続け、やがて、全国大会に出るまでになった。 そんな鉄の男たちを、突然の不況が襲う。部員がリストラされ、部は存続の危機を迎えた。その時、一人の男が立ち上がった。市口順亮(よしあき)。本社から赴任したエリート技術者だった。 市口は、釜石の町の暗い雰囲気に驚いていた。沈みきった繁華街、士気の下がった社員。熱血漢、市口は監督に就任、ラグビーで町を盛り上げようと動き出す。 市口はイギリスの本を自ら翻訳し、部員に最先端のラグビー理論を教え始めた。しかし、市口の指導に高卒の部員達は反発した。過酷な現場での仕事を終えた後の厳しい練習、退部するものも相次いだ。「所詮監督はエリート。俺たちの気持ちはわからない。」市口はそんな部員達をグランドで殴り合いをしながら議論、家に呼んで「釜石から日本一のチームを作ろう」と語りあう。 そんな折り、「釜石の製鉄所が合併される」という衝撃的なニュースが飛び込んでくる。市口は会社の上層部から告げられた。「ラグビー部は同じ会社に2つもいらない」ラグビー部は、勝たなければ廃部という瀬戸際に追い込まれる。 背水の陣で臨んだ社会人選手権。釜石ラグビーは快進撃を続けた。そして、日本一をかけ、名門・早稲田大学ラグビー部との試合を迎える。会場に駆けつけた大勢の市民。「廃部か存続か」。運命の試合は、劇的な結末を迎える。 故郷を愛し、共に生きた鉄鋼マンたちの不屈のドラマを描く。

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