ふるさとは、夏

ふるさとは、夏

825円 (税込)

4pt

4.7

夏休み、父の故郷を初めて訪れたみち夫は、そこでひとりの少女に出会う。バンモチという伝統行事の晩、どこからともなく飛んできた一本の白羽の矢。その謎をめぐって二人の前に、なんとも奇妙でおかしな神様たちがつぎつぎと現れる。はたして白羽の矢は、だれが、何のために?……。作者自身の故郷への想いと方言の魅力がいっぱい詰まった物語世界は、読者の心をとらえてはなしません。作者会心のファンタジー。

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ふるさとは、夏 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2012年09月30日

    すごく、楽しかった。都会育ちの少年がひとり田舎に放り出された夏休み。神様も人も自然もお互いの距離がとても近くて親密な懐かしい世界。それを一番表しているのが翻訳いっさい抜きで容赦なく登場する方言だろう。この耳でリズムとイントネーションを確かめたくてたまらなくなった。

    0

    Posted by ブクログ 2011年11月21日

    いなかのにおいを思い出した

    山のにおい、川のにおい、田んぼのにおい、とおくとおくひかりまたたく星たち、草いきれ
    せまくて急な、黒い板のみしみし言う階段

    いまはもうない

    だれのこころの思い出の中にも、ふるさととかみさまが在るといい

    0

    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    実家にある懐かしい本を再読しよう第二弾。


    東京に住む主人公の少年は、夏休みの一ヶ月間父親の田舎で過ごすことになる。独特な方言や風習になじめず、東京に帰りたいと思っていたとき。ヒスイという少女に出会う。村の祭りのとき、二人の間を白羽の矢が飛んでき・・・二人は村の風習に従って神社にこもることになる...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2022年08月08日

    わああ〜これは神様からの贈り物だ
    出会わせてくれてありがとう
    こうゆうのに出会うと、ああ子供の時に出会いたかったって思うけど、これは今読んでも子供の自分と同じ楽しさで読めたと思う
    誰かの鞄にそっと忍ばせたり、古書店の本の隙間にそっと潜り込ませたいな〜〜〜やんないけど
    誰かに読んでほしい〜〜〜

    しか...続きを読む

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2015年08月23日

    神様は私たちが気づかないだけでいつも近くにいるんだなってしみじみ思いました。
    お父さんの田舎で過ごした不思議な夏休み。
    方言ばかりですがとてもユニークな神様のオンパレードで楽しいです。

    0
    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2012年09月08日

    何年も里帰りさえしていない父親の故郷、石川県は能登、羽咋市五尾村で、ひと夏をすごすこととなったみち夫。
    一人で電車を乗り換え、着いた田舎は、本当に田舎!親戚でさえ、何を言っているかわからないほどの方言。家にも名字の他に呼ばれ方があって、ゴロヨモサやらバンニョモサやら。そして、そこにはの神様(妖怪?)...続きを読む

    0

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