社会問題作品一覧

  • コロナに奪われた葬儀 社会の常識を疑い孤軍奮闘した葬儀マンの700日
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    1巻1,672円 (税込)
    コロナ禍で浮き彫りになった 業界の課題と葬儀のあるべき姿 最期のお別れだけはさせてあげたい——。 同業者がコロナ感染者の葬儀を拒否するなか、 著者が目指した「葬儀のニューノーマル」とは ------------------------------------------------------ 愛する家族が亡くなったら、最期のお別れをしてその死を悼む——そんな当たり前のことができなくなった時期がありました。 新型コロナウイルス感染症は、多くの人の命だけでなく、葬儀の機会までも奪ったのです。 コロナ禍当初、多くの人々が経験のない事態への対応を迷い、不確かな情報に戸惑うなか、一つの象徴的な出来事が起こりました。2020年3月、タレントの志村けんさんがコロナ感染による肺炎で亡くなったのです。そして、その後の火葬までの過程を知り、長年葬儀業に携わってきた著者は衝撃を受けたと言います。 家族は遺体と対面できず、遺体は病院から火葬場に直行しました。さらに火葬場では、防護服を着た職員だけが立ち会い、遺骨を兄の知之さんが受け取ったのは自宅横の駐車場です。 長年にわたり親しまれてきた有名人ですから、本来であれば多くの人に囲まれて最期のお別れが行われたはずなのに、本当に必要最低限の「処理」が行われただけという状況でした。そして、コロナ感染者の遺体は火葬場に直行するというのが当然の処置として行われるようになっていきました。 当時、葬儀会社の副社長を務めていた著者は、自社を含むほとんどの葬儀会社がコロナ感染者の葬儀を執り行わない方針を打ち出すなか、こんなときだからこそ遺族のためにできることを考えるべきだと使命感に燃えていたといいます。そして正しい知識に基づいて対策を講じたうえであれば安全な葬儀を行うことはできると考え、たとえ会社としてすべての依頼を受け付けることは難しいとしても、なんとか従来のような葬儀ができないかと可能性を探りました。しかし社内での理解は得られず、葬儀を挙げたいのにできずにいる「葬儀難民」を救いたいという想いで辞任を決意し、2021年1月に独立しました。 独立した初月からコロナ感染者の葬儀の依頼が10件あり、そのすべてに対応した著者は、以降、数多くの遺族の想いと向き合ってきたといいます。一件一件、遺体感染管理士としての専門知識に基づいて丁寧に対応し、二次感染者を出すことなく、いくつもの「コロナ葬」を執り行ってきました。 この本では、著者がコロナ禍で葬儀を執り行ってきた経緯に加え、その取り組みを通して考え続けた葬儀の本質や意義を明らかにします。新型コロナが2類から5類になり、葬儀も元の形を取り戻しているなか、改めて葬儀のあるべき姿を考えてみるきっかけとなる一冊です。

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  • 日本転生 絶体絶命の国の変え方
    5.0
    1巻1,672円 (税込)
    終了する前に、日本を生まれ変わらせよ! 自ら進むのか、沈むのか―― 未来は私たちの手中にある 行動次第で、扉は開く 苫米地英人がついに、瀬戸際の国を激変させる方法をまとめ上げました。 人口減、超高齢社会、少子化、インフラの老朽化、増税、物価高……、生きるだけでも精いっぱいのわが国に山積する問題を根本治療する大胆な方策とは何か。 民主主義、国会、選挙、eガバメント、教育制度、次世代リーダー、自衛隊、国防、日本経済、ベーシックインカム、税金、生成AI、マイナンバー制度、対世界戦略、国家2.0ほか――、日本が新たな物語を紡ぐためのアクションプランを提示。私たちの生活をより良いものにもする50提言。 天才科学者が独自の視点から日本の問題点を鋭く分析。これらの悪いところを探り出し、えぐり出して生まれ変わるための解決策を明らかにします。 目を覚ます。一歩踏み出す。気持ちのいい変化を起こす。 日本、そして私たちも本気で変わるために。 希望を持って生き延びるための羅針盤。 【目次】 はじめに 第1章 瀬戸際の日本で起きていること 第2章 世界とはこう向き合おう 第3章 絶体絶命を切り抜ける国のかたち 第4章 ゲームチェンジの起こし方 第5章 ボロボロの教育システムとリーダーを超えてゆく 第6章 幸せに、希望を持って生きていく 第7章 最先端の戦争を知る、議論する、変える 第8章 サイバー国を建て、国家2.0に進化しよう あとがき 【電子書籍版ご購入に際しての注意事項】 ●本書は、同名の紙媒体の出版物(紙書籍版)を底本として作成しているため、内容は、原則、紙書籍版印刷当時のものとなります。
  • ここが変だよ、保育園
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    1巻1,672円 (税込)
    世間一般の常識は保育業界の非常識!? 文鎮型から階層型への組織変革 アウトソーシングを積極活用 DXで書類業務を効率化 元NTT研究職員が最先端情報通信の世界から 保育園理事長に転身! 安心、安全、働きやすい保育園を目指した保育園改革! ------------------------------------------------------ 保育業界では、待機児童問題解消のために全国に施設が増えたことで、 近年は定員割れを起こす園が出始めています。 また、行政からは既存事業だけでなく、例えば安価で食事を提供する 子ども食堂の併設・運営や、園に通っていない子どもの一時預かりといった 多機能化によって更なる地域貢献を求められており、 保育業界は変革のタイミングを迎えようとしています。 一方で、異業種からの参入などが乏しく「今まで通り」をよしとする 保守的な運営になりがちな園も少なくありません。 しかし旧態依然とした運営から抜け出せずにいると、 いずれ園の存続を危うくしかねません。 著者は通信業界大手に研究者として勤めたのち、 実家の保育園を継いだ異色の保育園経営者です。 異業種から保育業界への転職だったため、業界内では当然とされてきた さまざまな常識や保育の現状に疑問を抱き、 一般企業時代に培ったスキルと知見を活かしてITによる業務の効率化など 積極的に改革を推進してきました。 本書ではそんな著者だからこそ感じた保育業界の常識と世間の常識との ギャップを挙げながら、それらが保育にもたらす問題と改善の必要性、 実際に著者が行った改革について詳細に解説します。 また園だけではなく預ける側の保護者の姿勢についても触れており、 「良い保育園とはなにか」を考えるきっかけとなる1冊です。

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  • 日本という「価値」
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    グローバリズムと近代主義の果てに規範も基盤も失ってしまった現代。ニヒリズムが深く浸潤するなか、われわれは、どこに拠って立つのか。「戦後なるもの」の空虚を越え、持つべき思想と国家の基軸を問う。
  • 日本の愛国心 : 序説的考察
    4.0
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「愛国心」という概念をめぐって、ナショナリズム、民主主義、共和主義などの思想史における議論を整理し、「愛国心教育」論争から大東亜戦争の兵士の心まで、日本に生きる人々の心の歴史を振り返る。
  • 独学の時代 : 新しい知の地平を求めて
    3.0
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 大学で全共闘運動に遭遇し、管理化された大学に背をむけ、企業に就職。以来、常にアカデミズムの主流の科学観とは異なる新視座を拓き、科学と政治、科学と社会のあり方に警鐘をならしてきた著者の半自伝的科学史。
  • まちの病院がなくなる!? 地域医療の崩壊と再生
    3.7
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 夕張市の病院はなぜ崩壊したのか?自治体の財政難、医師不足などの要因により、地域医療の中核である自治体病院は崩壊の危機にある。夕張市立総合病院をはじめ、数々の病院再建に立ち会った著者が、自治体病院の破綻の原因を明らかにし、事例分析を通して防止や再生への道筋を示す。

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  • 日本の医療制度改革がめざすもの
    4.3
    1巻1,672円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 元厚生労働事務次官である著者が、医療制度改革、方法論について余すところなく解説。医療、看護、介護、行政・医療保険関係者におすすめの一冊。

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  • 母にはなれないかもしれない 産まない女のシスターフッド
    NEW
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    1巻1,650円 (税込)
    「子どもを産まない」その一言が言いづらい 「なんで産まないの?」「次は子どもだね」「産んだらかわいいって思えるよ」「産んで一人前」 友だち、親、同僚、パートナー、SNSの言葉に戸惑い、傷つく女性たち。 女性たちの「産まない・産めない・産みたくない」を丁寧に聞きとったインタビューと著者自身の「産まない」を紐解くエッセイから見えてくる、日本の女性たちのリアル。
  • あの日から起こったこと 大地震・原発禍にさらされた医療者たちの記録
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    双葉町・浪江町・南相馬市、3.11は終わらない いま明らかになる三病院脱出にいたるまでとその後のこと、 また、地元開業医や国保診療所の医師に起こったこととは。 医師9名、看護師7名、薬剤師・検査技師・臨床心理士・管理栄養士など6名による手記とインタビュー。 双葉町・JA福島厚生連双葉厚生病院(260床)――福島第一原発から約4キロ―― 浪江町・西病院(79床)――福島第一原発から約9キロ―― 南相馬市鹿島区・JA福島厚生連鹿島厚生病院(80床)――福島第一原発から約33キロ―― 【目次】 1章 あの日、双葉厚生病院でおこったこと 1節 患者を連れた未曾有の避難 2節 バス6台での大移動 3節 重病者をヘリ移送 4節 危機を救った決断とその行動 2章 あの日、浪江・西病院でおこったこと 1節 取り残される恐怖 2節 〝再帰〟への道のり 3節 病院再開をあきらめない 3章 あの日、わたしたちにおこったこと 1節 南相馬・鹿島厚生病院でおこったこと 2節 診療所でおこったこと 解説/震災後の福島――医療の復興・再生への遠い道のり 前原和平(社団法人福島県病院協会会長/JA福島厚生連白河厚生総合病院院長) 【著者】 はる書房編集部 星野美穂 1章担当。1966年埼玉県生まれ。医療系専門雑誌の取材記者を経てフリー。製薬企業が医師や薬剤師向けに発行している冊子や、患者・生活者向け医療・介護の雑誌・WEBマガジンなどの取材・執筆を手掛ける。医療系マーケティング会社でのインタビュアとしても活動。 椎崎亮子 1967年東京都生まれ。歴史・文化系雑誌編集者を経てフリー。2001年ごろより医療系雑誌・サイト等の記事執筆・編集を手掛ける。編集・『がん闘病とコメディカル』福原麻希著 講談社現代新書他 / 執筆・オアシスナビ介護マガジン http://www.oasisnavi.com/wordpress/ 他 動物福祉・保護ボランティアとして3・11 震災後福島でも活動。 大根健一 3章担当。1968年千葉県生まれ。医療経営情報誌の編集記者を経てフリー。医療現場や医療関連シンポジウムなどの取材・執筆のほか、ウェブやアプリの企画・広告記事等を手掛ける。劇団 tea for two 主宰としても活動。
  • みんなでできる地球のおそうじ わたしから始める環境革命
    -
    1巻1,650円 (税込)
    大切な地球のために、わたしたち一人一人が、“今”できること。 子供たちのために、 未来に繋ぐ『プラチナバトン』(キレイな環境)
  • 〈帰国子女〉という日本人
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    帰国子女の特徴は日本文化に特有な人間関係への気づかいに欠けている人たちであるという共通認識がある(らしい)。〈帰国子女〉という日本人である著者(ペルーより帰国)が自身の経験から帰国子女についての考察を綴る。 【目次】 はじめに 第1章〈帰国子女〉の同窓会 第2章「日本人学校」での学校生活 第3章〈帰国子女〉が「適応」するまで 第4章〈帰国子女〉の外国語能力 第5章〈帰国子女〉という社会人 第6章 ダブル・スパイとしての〈帰国子女〉 おわりに
  • 地域を変える、日本の未来をつくる! 地方病院からはじまった型破りなイノベーション
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    時代が変わるのに、地方のありかたは変わらなくていいのだろうか。 100年後の暮らしを守るために 今、私たちが変えていかなければならないものは何か? 地元をあきらめたくない人へ。 ・今、進めている地域のための取り組みは、10年前に計画されたもの ・時代は目まぐるしく変わっているのに、社会保障は変わっていない ・何かを変えたいと思っていても、関係者が多すぎて声を上げられない このような疑問を抱きながらも、「地域のため」だと さまざまな施策に取り組んでいる人は多いのではないでしょうか。 社会が変われば、社会保障も変わっていかなければなりません。 しかし、現代社会においては、「変わる」ことの優先順位やスピード感が立場によってズレがちです。そのため、10年前に立てた計画を敢行する頃には、時代の変化スピードによって、それが既に地域にとって無意味になることもあるのです。 「変わらなければいけない」と問題意識を持っている人は多くいます。 しかし、「いつまでに」という時間軸が人によって異なるため、危機感のレベルに大きな差が生じているのです。 本書は、立場によって異なるさまざまな課題に焦点をあてながら、 今を生きる自分たちだけでなく、未来を生きる人たちのために「私たちが今できることは何か」を考える一冊です。 【目次】 第1章 医療・介護・福祉 第2章 地域社会とのつながり 第3章 組織と人(フィロソフィ) 第4章 いま、できることは何か
  • 新右翼〈最終章〉〔新改訂増補版〕
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 「国家が暴走する時代をどう生きるか!」 反体制運動の常識を変えた鈴木邦男の原点の書! 〈 同時進行の貴重な運動史〉手に取りやすいソフトカバーになって再登場! 「…恥多き、運動の歴史でもある。楽しかったし、誇らしくもあった。と同時に、恥ずかしくて思い出したくない過去もある。何であんなことをしたんだろうと思うことも多い。でも、それら全てを抱きしめて、愛しいと思う。これは愛国心と似ている。失敗も反省も含めて、その全てを抱きしめ、愛しいと思う。その気持が愛国心で、同じように運動に対する「愛」が、この本だ。」(「『右翼』との決別」より)
  • 「連合赤軍は新選組だ!」
    -
    1巻1,650円 (税込)
    なぜ右翼運動家が? 「連合赤軍は新選組だ!」といい続ける鈴木邦男は、左翼運動の壊滅後、連合赤軍問題を現在まで検証し続けてきた唯一の人物なのだ。 「五〇年後には連合赤軍は新選組になるでしょう」と僕は植垣康博さんに言った。僕らが子どもの頃は、新選組は悪の象徴だった。それが子母澤寛や司馬遼太郎の小説によって見直され、新選組ブームさえ起った。連合赤軍も今は「悪の象徴」だ。でも、必ず見直されるし、NHKの大河ドラマにもなるだろう。隊規が厳しく、小さなことでも次々と切腹させた新選組。武士出身ではなかったが故に、かえって「武士道」にこだわった新選組。連合赤軍も似ている。(「まえがき」より)
  • 大学教授がマッチングアプリに挑戦してみたら、経営学から経済学、マーケティングまで学べた件について。
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    有名大学の教授(30代、年収1000万↑、フツメン)が、結婚しようと一念発起してマッチングアプリに参戦し、周囲にズタボロにされながらも「マッチングアプリ、ビジネスにおいての学びが深すぎる…!」と、その学びを面白おかしくまとめて、学べる本になります。
  • フロネシス23号 2050年、社会課題の論点―三菱総合研究所の未来読本
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 世の中に山積する「社会課題」をどこよりもわかりやすく解説し、ビジネスに落とし込んだ解決策を提言する、ビジネスパーソン必読の書。 今回は社会課題の中でも、カーボンニュートラルを大テーマに据えた。水素の活用など具体的な脱炭素に向けた取り組みだけでなく、脱炭素から生まれる新しいビジネスなどの未来予測にまで踏み込んでいる。 そのほかにも、昨今注目を集めるメタバースなどバーチャルテクノロジーの今後、環境や食料問題、モビリティ、医療といった幅広い分野の未来像について、三菱総合研究所の研究員たちが分析する。 加えて、各分野の第一線にいる有識者との対談やインタビューも収録。日本が抱える課題解決に向けて「実践的な知」を集約した、オールカラーで読み応えのある一冊となっている。 「フロネシス」とは… 古代ギリシアの哲学者、アリストテレスは「実践的な知」を示す概念として、「PHRONESIS(フロネシス)」という言葉を提唱した。本書は今の社会やビジネスにつながるテーマを絞り込み、有識者のインタビューや対談、研究員たちのレポートを基に課題解決に向けた提言をまとめている。
  • レンタルお姉さん
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    「キスしていいですか?」と迫られたり、暴力を受けながらも、引きこもりの若者の社会復帰に取り込むNPOのスタッフ、レンタルお姉さん。彼女たちの活動とニート支援の最先端を描く。
  • 中国、ロシアとの戦い方 - 台湾・日本をウクライナにさせないための方法 -
    -
    ウクライナに侵攻中のロシア。 世界を驚嘆させた、全体主義国家ロシアの暴走は止まらない! この軍事行動を支持し、下支えするパートナーはいうまでもない中国である。 東アジアの覇権のみならず、世界への野望をむき出しにする中国。 目下、台湾侵攻を計画する中国の暴挙というカウントダウンは始まりつつあるといえる。 また、核兵器を持ち、威嚇のミサイル発射を繰り返す北朝鮮。 日本を取り巻く環境は 非常に危険な状態にある。 本書は、若くしてオーストラリアの大臣を務め、対中問題で対峙してきた、アンドリュー・トムソンの書き下ろしの1冊である。 永年の中国研究に加え、国際法や、近現代史の視点から中国支配の危険を訴える。 その対処法を著す。 大の親日家として、来るべき台湾侵攻に備え、安全保障の充実をすすめる日本への提言書。 監修・翻訳は山岡鉄秀。 情報戦略アナリストとして、本書全体の緻密な構成を手がける。 日本への10の提案。 How to fight China, Russia. 10 ways to stop them from making Japan the next Ukraine. 1.憲法9条を直ちに改正し、正常な立憲民主主義国家になること。 2.防衛予算を抜本的に増額し、核シェアリングを追求すること。 3.中国との戦争に日本国民が心理的に備えられるようにすること。 4.すべての脱炭素化政策を即座に停止すること。 5.安全確認されたすべての原子力発電所を再稼働させ、既存の火力発電所を改修すること。 6.すべてのコロナ対策、特に蔓延防止措置と入国規制を放棄すること。 7.メディアや企業におけるリベラルで新マルクス主義的なイデオロギーに警鐘を鳴らすこと。 8.外国人株主による日本企業や銀行へのESG要求の押し付けを防止するための新法を制定すること。 9.G7やクアッド諸国が台湾との関係をさらに向上させるよう働きかけること。 10.日本経済と中国との関係を(どんなに辛かろうと)迅速に切り離すこと 中露帝国が日本を襲う―迫りくる最終戦争  ●中国・ロシア・北朝鮮――危ない国に囲まれた日本 ●国際法から考える「一つの中国」の矛盾 ●米中関係の歴史から見る「一つの中国」の原則 ●ソ連を孤立させるためだったアメリカの対中融和政策 ●オーストラリアの中国共産党によるスパイ活動対策 ●アメリカでも起きているネオ・マルクス主義の蔓延と中国のサイレント・インベージョン ●イギリスに認められた自立権は台湾でも認められるべき ●「一つの中国政策」は絶対的な政策ではない ●フリードマンの教義vs.CSRの社会経済哲学 ●国家安全保障上の取り決めについて楽観視するのはきわめて危険
  • しなやかな社会の実現 きたるべき国難の先に
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    様々な災害・危機に人間社会がしなやかに対応するためのビジョン、提言をまとめてきた「しなやかな社会」シリーズの第4弾。 第3弾までは、原子力発電所の操業の安定性、東日本大震災、BCP(事業継続計画)、東京オリンピックに潜む不確実性などに警鐘を鳴らし、組織や社会の理想の在り方を示してきた。また、「レジリエンス」を「しなやかさ」と訳し、心理学の分野を超えて初めて使用したのは本シリーズ第1弾である。 本書は、近年の地球環境や社会の変遷、コロナ禍の影響で1年延期となった東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会を振り返るとともに、日本社会のレジリエンスを検証し、2035年までに起きる可能性が高いと目されている南海トラフ地震や首都直下地震といった国難級災害をしなやかに乗り切るためのビジョン、提言をまとめた。 防災科学研究所の防災技術とNTTが推進する次世代のICT基盤「IOWN(アイオン)」が、これからの日本の「しなやかな社会」にどのように貢献するかを明らかにする。 「レジリエンスな社会」「しなやかな社会」の正解が明らかになる1冊。 プロローグ、エピローグは、SF作家の高島雄哉が執筆。国難級災害が起こったときに、私たちになにが起こるのかを物語で伝える。
  • ラジオ報道の現場から 声を上げる、声を届ける
    4.4
    1巻1,650円 (税込)
    「面白おかしくしたいから聞いているんだろ」 「いや、何が問題かと思っているかを聞きたいから、聞いているんです」 2021年2月4日。 女性蔑視発言に関する謝罪会見で森喜朗氏に迫った澤田記者の「更問い」は、世論のうねりを引き起こし、社会を動かすきっかけとなった。 特別なことをしたわけではない。 おかしいと思ったことに声を上げ、真意を確かめ、その声を放送にのせる。 人数は絶滅危惧種並み、取材予算もテレビや新聞と比べてはるかに少ない「ラジオ記者」。 マイク一本で伝えられることは限られているのか? そんなことはない。 逆境をものともせず日々取材に奔走する記者から届いた、令和の時代のラジオ論。 TBSラジオ「Session」「アシタノカレッジ」など、 ニュースを日々声で伝える #澤田記者、初の著書! 澤田さんの声は、 1人の「記者」あるいは職業人である前に まず1人の個人として、1人の父として、 そしてこの国に生きる市民として 精一杯の叫びを届けているように感じます。 だからこそ、どんな権威にも屈せず、 私たちの声を届ける力があると思うのです。 ――辻愛沙子さん(クリエイティブディレクター) 【もくじ】 ■ プロローグ ■ 第一章 自分にとってラジオとは  ラジオの原点  TBSラジオとの出会いは「アクセス」  TBSラジオへ  社内で新聞を読む日々  森本毅郎さんに学んだ、ニュースを複眼で見る力  「人脈を作ってこい!」……突然のテレビ出向  「オン日程」と「オフ取材」  「代表おろし」で出し抜かれ、そして出し抜き返す   男性記者、育休をとる  「サンデーモーニング」でテレビ番組の作り方を学ぶ  大人になって実感した得手不得手 ■ 第二章 ラジオ記者とはどういう仕事か  ニュース番組ディレクターとして再出発  森友学園・籠池理事長の生インタビュー! ラジオでの発言が国会へ  「薬物報道ガイドラインを作ろう!」が変えた薬物報道   国会をもっと身近に、「国会論戦・珍プレー!好プレー!」  既存のニュース番組に対する受け手側の不満  ラジオ記者とは何者か?   ラジオ記者は説滅危惧種!?  〝非主流メディア〟だからこそできること  「パンケーキ懇談」に見るメディアと政治の距離 ■ 第三章  森喜朗会見と東京オリンピック・パラリンピック報道  それは前日から始まった  会見場ではなく〝ぶら下がり〟  怒濤の十九分が始まった  元首相との対峙  あっけない幕切れ  会見に対する森氏、組織委員会の姿勢   電撃辞任、後任人事のゴタゴタ    Clubhouseでリスナーと作戦会議   準備万端で会見へ……のはずが  橋本会長の誕生、女性理事の就任、組織委員会のジェンダー平等  「声を上げる」大事さ  国民感情は無視! オリンピック・パラリンピック関係者取材 ■ 第四章 国会はいかなる場所か――ニュースの現場を歩く  国会担当ラジオ記者は何をしているのか?  国会が好きすぎるラジオ記者  入れないなら裏側をしゃべる――ひとり記者の戦い方  映像では伝えられないニュースの一面を伝える  継続して伝える  永田町を飛び出し、チームで取り組む「新型コロナ取材」  ひとり記者、だけど「ひとり」じゃない  会見・囲み取材はチーム戦――更問いで言質をつかむ ■ 第五章 声を上げる、声を届ける――ラジオジャーナリズムはどこへ  経験の上に成り立つリアリティ  細部から本質を見る――東日本大震災取材  市町村によって被災の景色が変わる理由  内に向けて話すこと、外に向けて話すこと  東京から伝え続ける意味、演劇を通して福島に向き合う  ラジオは斜陽メディアなのか――始まった新たな取り組み  声を上げ続けること  顔の見えるメディアへ ■ あとがき
  • EV(電気自動車)推進の罠 「脱炭素」政策の嘘
    3.4
    ものづくりを守れ!日本とクルマを愛する熱き論客が徹底討論! 加藤康子(元内閣官房参与) 池田直渡(自動車経済評論家) 岡崎五朗(モータージャーナリスト) SDGs、ESG投資、地球温暖化、環境問題の欺瞞を暴く! ★ EVは環境に優しいの嘘 ★ ガソリン車廃止でCO2削減の嘘 ★ 燃えるEVバッテリーの本当 ★ 中国製リチウムイオン電池が危ない! ★ EVは何故高いのか?(EVの価格の真実) ★ テスラとイーロン・マスクの嘘 ★ トヨタとVWの世界戦争勃発 ★ そもそも日本には電気が無い!(原発再稼働の真実) ★ EV化で失われる日本の雇用550万人の本当 イーロン・マスク(テスラ)、菅義偉、小泉進次郎、小池百合子、ヘルベルト・ディース(VW CEO)、中国共産党、EU、マスメディアの嘘を暴く! ガソリン車廃止の真相は? EV化に潜む罠とは? ※QRコードを読み込むには、専用アプリ(QRコードリーダー)が必要です。(機種によっては最初からインストールされているものもございます。) QRコードの載った画像をQRコードリーダーで読み込み、閲覧してください。 読み込みづらい場合は、表示画像を拡大し、カメラが画像を読み込みやすいよう調整してから再度お試しください。
  • 図解でわかる 14歳からの脱炭素社会
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SDGsがめざしている世界 次世代が生きる「脱炭素社会」の新常識。 自分も、地球も、使い捨てないために。 14歳から読める! わかる! カラー図版満載の“図解でわかる”シリーズ第15弾! ●はじめに 人類は炭素を燃やすことで 自らを進化させてきた ●Part1 なぜ脱炭素社会を目指すのか 1. 人類の産業発展を実現させてきた 化石エネルギー 2. 化石燃料を燃やす産業が 地球の炭素循環を乱している 3. CO2増加による温室効果が 地球温暖化をもたらすしくみ 4. 気温上昇が引き金になって 気候変動が起きている 5. 今後どれだけ気温が上昇するか? それは人間の努力しだい 6. 地球温暖化への警鐘から パリ協定までの道のり 7. 持続可能な開発目標SDGsが 目指すクリーンなエネルギー 8. 1.5°C目標を実現するために 世界各国が掲げた目標と課題は? 9. 2050年実質ゼロ実現のために 日本がしなくてはならないこと ●Part2 人類のエネルギー転換の歩み 1. 火の利用によって人類が手に入れた 熱と光のエネルギー 2. 人類は火を絶やさないために 動植物の油や木を燃やし続けた 3. 産業革命前夜のイギリスで 木材不足の窮状を救った石炭 4. 蒸気機関と製鉄の技術革新が 産業革命とエネルギー転換を促す 5. 人類は電気の存在を知ってから 2400年かけて発電にたどりつく 6. 発電と電動力が結びつき 電気エネルギーの時代が始まる 7. わずか100年で産業界を席巻した 石油という新たなエネルギー源 8. 内燃機関の登場によって 石油に頼る車社会が到来 ●Part3 脱炭素化に向けた取り組み 1. 脱炭素社会の実現のために 世界がすべきこと 2. 世界の電気は、まだ6割以上が 化石燃料からつくられている 3. 再生可能エネルギーの本命 太陽光発電の基礎知識 4. 急速に拡大する太陽光市場で 躍進する中国メーカー 5. 風車で電気を起こす風力発電 今後の期待は洋上での利用 6. 風力利用 6000年の歴史に 支えられた風力発電の未来は 7. 再エネの6割を占める水力発電 今後の期待は中小水力 8. 膨大な海洋エネルギーを利用 期待される潮力・波力発電 9. 火山地帯に有利な新エネルギー 地中の熱を利用する地熱発電 10. 水からつくった水素で発電する 再エネの切り札、水素エネルギー 11. 水素社会を実現するために いまある課題と解決策は? 12. エンジンからバッテリーへ 車の脱炭素化が産業構造を変える 13. 自動車や飛行機の脱炭素化は 2050年までにどこまで進むか 14. 日本のCO2排出量の25%を占める 産業部門の脱炭素化は? 15. 私たちの暮らしでできる脱炭素は プラスチックごみを減らすこと 16. 日本が世界に貢献できる脱炭素 人工光合成でCO2を資源化する ●Part4 脱炭素社会の暮らし方 1. 脱炭素を目指すには いまの経済システムを変えることが必要 2. 成長しなくても豊かさのある 「定常経済」という経済システム 3. 持続可能な経済を目指すなら 先進国にこそ定常経済が必要 4. 脱炭素社会の実現のために 社会的共通資本を市場の外へ 5. 脱炭素社会のエネルギーは 一極集中型から分散型へ 6. 日本の「農協」がもつ 脱炭素コミュニティの可能性 7. 「地産地消」の経済から 豊かな社会が生まれるわけ 8. 脱炭素社会の暮らしの新常識は いまから始められることばか ●おわりに 来たるべき脱炭素社会に 原子力発電がいらないわけ 参考文献・参考サイト 索引
  • 新・日英同盟と脱中国 新たな希望
    -
    元駐ウクライナ大使・馬渕睦夫と、元ロンドン支局長・岡部伸が、近現代史、インテリジェンスを交え真実の世界の姿を炙り出す。 ■日本が自由で開かれた世界秩序を守る ■2020年アメリカ大統領選挙は世界史的な大事件だった! ■EU離脱後のイギリスが最初に選んだパートナーは日本だった! ■近現代史が教えてくれる、北方領土問題の解決法 ■コロナ禍で明らかになったグローバリズムの危険な一面 ■サイバー空間の安全保障も「新・日英同盟」で対処せよ ■日本のファイブ・アイズ入りを阻む“親中派”という足かせ ■ルーズベルト政権にいたソ連のエージェントは200以上!? ■「騙すこと」を文化にしてきた中国に騙されるな! ■トランプもその名を口にした「ディープ・ステート」とは?
  • SDGsのすごい会社
    3.0
    SDGsが広く知られない理由はなんだろう? それはきっとSDGsに取り組む身近な企業を紹介できてないからではないのか。 それならば私たちが手分けをして、SDGsに取り組む、まだ知られぬ会社や団体を世の中に紹介しよう。 そんな想いから本書を世に送り出すことにしました。 本書では17社のSDGsの新ヒーローを紹介しました。
  • きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ
    4.3
    10代の人たちへ手渡したい「学び」をシェアするために、「学びのシェア会」というコミュニティで活動しているメンバーが執筆した本書。 大人たちが、「これは10代で知っておきたかった」「今の10代にもきっと必要」というテーマを取り上げ、これらをトリセツ(取扱説明書)にまとめました。 大人と子どものはざまの時期を生きる10代の人たちが、失敗しながらでも、かけがえのない人生をつくっていってほしい、 あなたの人生を、あなたの社会を、あなたが選択してつくっていってほしい、という願いを込めて。 そして、共に社会をつくる仲間としての歓迎の気持ちをいっぱい詰めた本です。
  • ひきこもり×在宅×IT=可能性無限大! 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで
    4.5
    1巻1,650円 (税込)
    ひきこもりの人たちは、人材の宝庫だった! 日本初! ひきこもり当事者・経験者の会社が誕生! 「実はめちゃくちゃデキる」人たちと会社つくって1000日 社員全員がひきこもり当事者・経験者である、 「株式会社ウチらめっちゃ細かいんで」。 代表である著者が見出した、ひきこもりの方の可能性、 ともに仕事をする中で気づいたこと、 変わったこと、今後の展望とは。 ■目次 ●第1章 ひきこもり界隈につながってみたら ・決定的に足りないエンジニア ・ひきこもり者100人が集まるイベント? ・え? どこにひきこもり者が? ・「名刺いただけますか?」 ●第2章 ひきこもり×在宅×IT=無限の可能性 ・ひきこもり界隈と関わる「覚悟」 ・在宅勤務は、引きこもりを促進させる? ・ひきこもり者たちの仕事観 ・コミュニケーションの課題 ・成功の反対は失敗なのか? ・孤独感との向き合い方 ・そもそも在宅勤務であれば、ひきこもりであるかどうかは関係ない? ・ひきこもり×在宅×ITの仲間がそろった! ●第3章 「めちゃコマ」誕生 ・めちゃくちゃ細かいマニュアル ・「プログラマ―適正チェック」をつくってしまった ・それでも下がってしまう自己肯定感 ・「息子が講座を受講するって言ったんです!」 ・「居場所」と「仕事」と「情報発信」と 他 ●第4章 ひきこもり者マネジメントのむずかしさ ●第5章 めちゃコマ「第2ステージ」の幕開け ●第6章 在宅×IT以外の新たな可能性 ●第7章 ひきこもりの「垣根」の先へ ■著者 佐藤啓(サトウケイ) 株式会社ウチらめっちゃ細かいんで 代表取締役社長 フロンティアリンク株式会社 代表取締役社長 株式会社ニュータイプ・ラボ 代表取締役社長。 1973年、北海道生まれ。東京工業大学工学部電気・電子工学科卒業、米ワシントン大学経営大学院(MBA)修了。 1996年、セイコーエプソン株式会社入社、ソフトウェア部門にて6年間のエンジニア経験の後、 会社派遣による2年間の海外留学を経て、経営企画部門にて新事業育成等を担当。 同時期に東京工業大学非常勤研究員も兼務。2006年にフロンティアリンク株式会社を設立。 2017年に、日本初のひきこもり者主体の株式会社「ウチらめっちゃ細かいんで」を設立、 内閣府をはじめとする官公庁や企業などで講演を数多く行う。 2019年、長崎県五島市に、障害者の在宅雇用を推進する株式会社ニュータイプ・ラボを設立。 2020年同社代表取締役に就任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
  • 図解でわかる 14歳から知る食べ物と人類の1万年史
    4.7
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 わたしたちの「食べ物」とSDGs いまWFP(国連世界食糧計画)がノーベル平和賞を受賞する理由。 「生きるための食べ物」はいつから「利益のための食べ物」になったのか。 14歳から読める! わかる! カラー図版満載の“図解でわかる”シリーズ第14弾! 〈目次より〉 気候変動と食料/食料の3分の1が捨てられている/麦が都市を作った/ 砂糖と奴隷貿易/イギリスは紅茶を求めて中国王朝を滅亡させた/ ファストフードの登場/独占される種子と穀物/加速する肉食離れ/ ビル街で始める都市農業/農村はテック革命で世界とつながる ほか
  • ゲノム編集食品が変える食の未来
    3.8
    1巻1,650円 (税込)
    ◎ノーベル化学賞で注目!ゲノム編集技術「クリスパー・キャス9」人口増、温暖化、食品ロス……パンデミックが拍車をかけた「食×SDGs」の実践! 高GABAトマト、肉厚マダイ、収穫量の多い米、茶色くならないレタス……新品種の開発が次々と進む日本が食の問題解決に貢献。2050年、世界100億人の「食」を救う最先端技術の全貌と食の未来。 現在の世界的な食料事情、品種改良への期待、遺伝子組換えやゲノム編集の技術、日本や海外の開発競争、知財権争い等、食品分野における遺伝子技術を巡る最新動向を解説。消費者が両者を忌避する心理等も浮き彫りにし、未来の食の行方、日本が果たすべき役割を考える。 [目次] 序 章 ポストコロナ時代のフードセキュリティ 第1章 誤解だらけのゲノム編集技術 第2章 ゲノム編集食品が食卓を変える 第3章 ゲノム編集の安全を守る制度 第4章 ポストコロナで進む食の技術革新  第5章 ゲノム編集をめぐるメディア・バイアス 第6章 「置いてきぼりの日本」にならないために <著者略歴> 松永和紀(まつなが・わき) 1963年生まれ。89年、京都大学大学院農学研究科修士課程修了(農芸化学専攻)。毎日新聞社に記者として10 年間勤めたのち、フリーの科学ジャーナリストに。主な著書は『食の安全と環境 「気分のエコ」にはだまされない』(日本評論社)、『効かない健康食品 危ない自然・天然』(光文社新書)など。『メディア・バイアス あやしい健康情報とニセ科学』(同)で科学ジャーナリスト賞受賞。「第三者委員会報告書格付け委員会」にも加わり、企業の第三者報告書にも目を光らせている。 ※この電子書籍は株式会社ウェッジが刊行した『ゲノム編集食品が変える食の未来』(2020年11月17日 第1刷)に基づいて制作されました。 ※この電子書籍の全部または一部を無断で複製、転載、改竄、公衆送信すること、および有償無償にかかわらず、本データを第三者に譲渡することを禁じます。
  • プロパガンダ[新版]
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 エドワード・バーネイズは「広報・宣伝(PR)の父」と呼ばれたアメリカ人広報マン。1891年ウィーン生まれ。1995年に没したが、戦争宣伝から商品の売り込みまで、ありとあらゆる宣伝活動(プロパガンダ)に従事した。心理学者ジークムント・フロイトの甥であり、多様な心理学手法を駆使して世論操作、大衆の合意形成を行う。「プロパガンダという技術をプロパガンダする」目的で書かれた本書は、W・リップマン『世論』と並び、PRマン、広告関係者必読のバイブル的な存在となっている。
  • 日本型リア充の研究
    -
    1巻1,650円 (税込)
    親の財産を受け継ぎ人生イージーモードの「日本型リア充」と、不当に高い家賃を払うために働く非リア充。 「日本型リア充」とは、土地本位社会が生み出した、この国の先天的強者なのです。 「持たざる者」である非リア充は、どうすれば「日本型リア充」に打ち勝てるのか。 非リア充が住むべき土地や、知的戦略に迫ります。
  • 「大人の引きこもり」 見えない息子と暮らした母親たち
    4.3
    「同じ家に住んでいながら、10年間姿を見ることはありませんでした」 引きこもりの息子を持った8人の母親たちが語る闘いの記録 部屋に引きこもる中年の息子との長い地獄のような日々を経て、ようやくたどり着いた解決の道。8人の母親たちが初めて語った闘いの記録。「母親にできること、してはいけないことと」を母親たちが振り返る親子の再生物語。 ケース1「座敷牢のような部屋で10年間引きこもり」 ケース2「窓を開けて大声で怒鳴り散らして両親が家にいられなくなることも」 ケース3「高校生で登校拒否。13年間引きこもりに」 ケース4「アルバイトをしても続かない息子。部屋の壁に穴を開けることも」 ケース5「社交的で成績優秀な子が、まさかの引きこもりに」 ケース6「ゲーム依存症になり、大声を上げ、ご飯を食べなくなる」 ケース7「大学を出て就職後に突然失踪。戻ってきて引きこもった」 ケース8「夜間の仕事からうつ病を発症、7年間の引きこもり生活」
  • 夢に住む人 認知症夫婦のふたりごと
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    「どちらも認知症の老齢夫婦が自宅で暮らすのは無理」と言われながらも、生きがいの畑仕事で市長賞に輝く大根を生産した父、悪態をつきながらも懸命に夫の「世話」を焼く母…。希望通り自宅暮らしを続ける二人の「こころの声」や「つぶやき」を、まとめてみました。認知症になっても楽しく生きられる、その一例なのです。
  • 障害のある子の住まいと暮らし
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【電子版のご注意事項】 ※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。 ※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。 ※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。 ※この商品は固定レイアウトで作成されております。 以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。 障害のある子の親の不安は、将来子どもが住む場所。先進的な取り組みの全国16の実例を取材。必要な情報がつまっています。 障害のある子を持つ親にとっての最大の関心事の1つが「住まい」。「子どもが将来どこで生活するのか」「終の棲家はどこになるのか」といった不安にお答えするため、日本全国を講演で回っている著者自らの取材によって、その仕様や仕組みの16の実例を紹介。全国に今、グループホームや、地域と共生するシェアハウスなど、自立を促しながら、適切なサポートを受けて暮らせる施設が増えつつあります。カラー写真を多数掲載して紹介しているので、実際の暮らしの様子が容易にイメージできます。また、施設の具体例に加え、行政のとりくみなど、「親なきあとの子どもの住まい」を考えるにあたって必要な基本情報もしっかり網羅している必ずお役に立つ一冊です。 渡部 伸(わたなべしん):「親なきあと」相談室主宰。行政書士。社会保険労務士。1961年福島県会津若松市生まれ。慶應義塾大学法学部卒業後、出版社で女性向け雑誌の営業、編集、海外・デジタル事業などを担当。退社後、行政書士、2級ファイナンシャルプランニング技能士の資格を取得。自身の娘に知的障害があり、「親なきあと」相談室で障害のある子をもつ親に寄り添い、共通の悩みをともに考える。著書に『障害のある子の「親なきあと」』(主婦の友社)ほか。
  • 原発立地・大熊町民は訴える
    -
    大地震と福島原発からの放射能被害という過酷災害を受けた福島原発直下の大熊町。前大熊町議や大熊町の明日を考える女性の会代表のインタビュー、会議メモを収録するとともに、原発事故被害者の生きる権利を訴える。現在、木幡ますみ氏は、大熊町町会議員。
  • 人生100年時代の「幸せ戦略」―全国2万人調査からみえる多様なライフデザイン
    4.0
    ●2万人の調査でわかった、QOLを高め、自分らしく幸せに生きるための手がかり満載! ●令和は「ライフデザイン3.0」の時代 ●QOLを高め、幸せに生きるための人生資産は「健康」「お金」「つながり」 人生100年時代、平均寿命が延びることで「家族」「仕事」「つながり」「消費」「健康」などの価値観は変化している。それにもかかわらず、旧来のいわゆる「幸せ」に縛られている人は多いだろう。 多様性の時代に、いかにQOL=生活の質を高めて、幸福に生きるか。それには「健康」「お金」「つながり」、3つの人生資産の備えがカギとなる。本書では、最新の意識調査をエビデンスに、さまざまな切り口やキーワードで、自分らしく生きるための「幸せ戦略」を提案する。 <トピック> ・SNS婚のリアル ・幸せな夫婦の条件 ・テクノロジーや海外人材は脅威? ・40代からの学び直し ・「近所づきあい」する? しない? ・何のためのSNS? ・つながり“ぼっち” ・本当に“モノ”より“コト”なのか ・経済状態と幸せの関係 ・「つながり」は健康を補完する ・「人生100年時代」の高齢期とは など
  • 科学者が消える―ノーベル賞が取れなくなる日本
    4.0
    1巻1,650円 (税込)
    英「ネイチャー」誌が警鐘! なぜ科学立国は崩壊したのか!? 気鋭ジャーナリストによる渾身の書き下ろし 【様々なデータが示す日本の危機】 理工系博士の卵は半減/博士になっても職がない/大学院修了者の半数が借金苦/ 優秀な人材ほど企業へ/下がり続ける大学ランキング/日本だけ論文数が減っている/ 大学法人化後、研究時間が25%減少/基礎研究費割合は主要国下位 【本書の目次】 第1章 憧れだったノーベル賞 第2章 研究者がいなくなる -空洞化する大学院博士課程 第3章 衰弱している日本の研究力 -主要国で最低レベルに凋落 第4章 忙しくて研究できない -「選択と集中」の弊害 第5章 ノーベル賞が消える -研究者が共有する危機感 第6章 大学解体のとき
  • 原発とジャングル
    5.0
    1巻1,650円 (税込)
    原発に象徴されるのは現代の科学物質文明で、ジャングルに象徴されるのは物質文明に侵されていない民の生活。ジャングルの民は豊かではないが、共同体の信頼のもと朗らかに暮らしている。文明か未開か、進歩か後退か、という二元論ではなくて、便利さや科学の進歩を肯定しながら、真の仲間を作ることが可能か。 近代の意味を様々な角度から考えてきた著者が、エヴェレット『ピダハン』、カルロ・レーヴィ『キリストはエボリに止まりぬ』、ハンナ・アーレント『人間の条件』など、さまざまな書物をひもときながら、近代の普遍的な問題を問う。
  • わたしが障害者じゃなくなる日 難病で動けなくてもふつうに生きられる世の中のつくりかた
    4.6
    1巻1,650円 (税込)
    障害者なんて、いないほうがいいのでしょうか? 難病をかかえ、人工呼吸器とともに生きる著者からのメッセージ。 人は、ただ地面が盛り上がっただけの山の景色に感動できるのだから、 同じ人間である障害者に感動できないはずがない。必ずそこに価値を見いだせるはず――。 重度障害者として暮らす著者が、その半生をふりかえりながら、 障害とはなにか、人間の価値とはなにかを問いかけます。 著者は東京都女性活躍推進大賞を受賞し、 障害者問題のオピニオンリーダーとしても活躍中。 「合理的配慮」など障害者理解に欠かせないテーマも取り上げ、 「共に生きる社会」をみんなでいっしょに考えるための1冊です。 (本文より) わたしは生まれつき、脊髄性筋萎縮症という、とてもむずかしい名前の病気にかかっています。 どんな病気なのか、かんたんに言うと、体の筋肉がだんだんおとろえていく病気です。 みんなが当たり前のようにしている、かけっこも、ボール投げも、リコーダーを吹くことも、 そう、呼吸をすることだって、ぜんぶ、筋肉がないとできません。 その筋肉がだんだんなくなっていく病気です。 だから、みんなができることが、わたしにはできません。 小さなころは自分の足で立って歩けたけど、今は車いすを使わないと動けません。 本のページをめくるのだって、だれかの助けがないとむずかしい。 息をすることも、人工呼吸器という機械を使わないと、できないのです。 わたしは、重度障害者と呼ばれています。重い、障害のある、人。 たしかにそうかもしれません。 でもね、じつは、わたしに障害があるのは、あなたのせいなのです。 そう言ったら、おどろきますか?
  • どんな大学に入ってもやる気がでる本 ホンネで考える大学の活用法 A to Z
    -
    1巻1,650円 (税込)
    5月病対策にも! こんなはずじゃなかった、と思っている人……でも、大丈夫! この本を読めば、そもそも大学に行く意味とは何か、どのように学べば知的元気がでるか、がわかる。 努力すれば偏差値50でも大学教授になれることを説きつづけてきた大学問題のエキスパートでもある著者が、だれにでもできる大学の知的活用術を解説。 なかなか正確な情報がない大学院進学と研究生活案内も充実。
  • 認知症になったリア王 相続と介護
    -
    実体験による「相続対策」物語。認知症と行方不明の次男の相続問題でリア王のごとき風貌になった父。長男の私は相続の煩雑な手続き、両親の介護でハムレットのような苦悩に。イラストによる解説で、面白く役立つ実践的な1冊。
  • ネット検索が怖い ネット被害に遭わないために
    -
    その書き込み、本当に大丈夫!?ネットの書き込みが原因でいじめられたり、進学や就職に不利になるなどの問題が急増中です。一度ネットに書き込んだり、書き込まれたことは基本的に一生消えません。そうならないための予防策やそうなったときの解決法をグーグルから削除仮処分決定を勝ち取った弁護士がわかりやすく解説します。
  • 【群馬弁で介護日記】認知症、今日も元気だい 迷走する父と母に向き合う日々
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    笑っていいんです! 80歳以上の約4割が認知症かその予備軍。だれもが他人事ではいられなくなったこの病気とどう付き合うか? 両親がアルツハイマー型認知症と診断され、介護と仕事の両立を余儀なくされたジャーナリストの著者が下した結論は――《認知症を力強く、笑い飛ばしてしまえ!》です。その結果生まれたのが本書。赤裸々に病気の現場をレポートします(写真も多数)。「理不尽」で「理路不整然」な出来事に唖然。顔で笑って心で泣いてもしばしば。でも、病と正面から向き合います。そして方言という生の声で伝えます。この経験は、必ず同じ境遇の方を勇気づけ、希望の一冊となるはずです。
  • 日本人の勝算―人口減少×高齢化×資本主義
    4.0
    「日本人の優秀さ」こそ、この国の宝だ――。 日本在住30年、元ゴールドマン・サックス「伝説のアナリスト」、 日本文化に精通する「国宝の守り人」、日本を愛するイギリス人だから書けた! 外国人エコノミスト118人の英知を結集して示す、日本人の未来。 「人口減少×高齢化」というパラダイムシフトに打ち勝つ7つの生存戦略とは。 ■筆者からのコメント■ 日本に拠点を移してから30年、さまざまな出来事を目の当たりにしてきました。 経済の低迷、それにともなう子どもの貧困、地方の疲弊、文化の衰退 ――見るに耐えなかったというのが、正直な気持ちです。 厚かましいと言われても、大好きな日本を何とかしたい。 これが私の偽らざる本心で、本書に込めた願いです。 世界的に見て、日本人はきわめて優秀です。 すべての日本人が「日本人の勝算」に気づき、行動を開始することを願って止みません。 ――デービッド・アトキンソン ■主要目次■ 第1章 人口減少を直視せよ――今という「最後のチャンス」を逃すな 第2章 資本主義をアップデートせよ――「高付加価値・高所得経済」への転換 第3章 海外市場を目指せ――日本は「輸出できるもの」の宝庫だ 第4章 企業規模を拡大せよ――「日本人の底力」は大企業でこそ生きる 第5章 最低賃金を引き上げよ――「正当な評価」は人を動かす 第6章 生産性を高めよ――日本は「賃上げショック」で生まれ変わる 第7章 人材育成トレーニングを「強制」せよ――「大人の学び」は制度で増やせる
  • ゲラーさん、ニッポンに物申す
    完結
    4.0
    日本社会のさまざまな問題点について、東京大学名誉教授のロバート・ゲラーさんが鋭くメスを入れる。「地震予知」をめぐる真っ赤なウソ、アカデミズムの世界における不正問題、骨抜きの受動喫煙対策、英語力が身に付かない英語教育などを正面から取り上げ、徹底論破する。 アメリカ生まれのゲラーさんは、在日30年を超えるきっての知日派で、また人気番組「そこまで言って委員会NP」(読売テレビ)の熱き論客としても知られる。 ユニークな日本論であり、また社会にはびこる「不正」「欺瞞」を暴き出し、科学者として冷静な分析を行いながら痛烈な批判を加える本書は、読み物として面白いだけでなく、私たちに新たな視点を提供してくれる。 また母国アメリカの、いわば「ダークサイド」に光を当てた「知られざるアメリカの正体」では、新たなアメリカ像を描いてみせている。 「タブーもしがらみもない」ゲラーさんは、国の巨大な研究機関であろうとマスコミであろうと、批判すべきものは批判するスタンスであらゆる問題に鋭く切り込む。読者は本書を通して、「新たな事実」を知る面白さに加え、著者のそういった姿勢に胸がすく思いがすることだろう。
  • 「モンスター食品」が世界を食いつくす! 遺伝子組み換えテクノロジーがもたらす悪夢
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    ◎世界を牛耳る巨大企業と、闇の権力者が推進する恐るべき計画! 250万部ベストセラー『買ってはいけない』の著者が、 新たな「食の危機」の到来を予言する! 腐らないトマト、サソリの遺伝子を組み込んだ猛毒キャベツ、 二倍の速さで成長する怪物サケ、ヒトの母乳を出す牛、 羽根のない裸ニワトリ、抗ガン剤になるタマゴ、光る豚……。 こんな「モンスター」たちが、最新の遺伝子組み換えテクノロジーによって、 すでに開発されていることをご存じでしょうか? 本書では、その戦慄の真実をみなさんにお伝えするとともに、 世界の舞台裏でひそかに進行している、闇の支配者の「食糧支配計画」を暴きます。 ◎目次 まえがき 遺伝子組み換え食品を“食べてはいけない!” 第1章 「キング・コーン」が世界を完全支配する! 第2章 巨利を貪るモンスター企業「モンサント」の闇 第3章 「食糧戦争」はすでに始まっている! 第4章 “食品工場”が生み出す戦慄の怪物たち 第5章 腐らないトマトと、恐怖の“サソリ遺伝子”キャベツ 第6章 二倍速で成長する巨大サケと、羽根のない怪奇ニワトリ 第7章 ゲップをしない“エコ牛”と、糞が肥料になる“エコ豚” 第8章 “モンスター”が続々出現、悪夢の未来はもう目前! 第9章 今こそ“洗脳支配”から目覚めるときだ あとがき さあ、世界を変えよう!
  • 軌跡 大津波からの5年
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東日本大震災から5年の動きを追った報道写真集。 被災直後からの足跡を記録した「歩み」、三陸の海でよみがえった「恵み」、人々の支えになった「絆」、犠牲者への鎮魂と残された人の幸福を願う「祈り」の4つのテーマで構成。 各市町村の足跡を振り返るページや、記者が被災地を再訪し、その変化を検証する「被災地を歩く」などの企画も掲載。 「東日本大震災 岩手の記録」の第3弾。 【目次】 大津波からの5年  歩み  恵み  絆  祈り 各市町村の歩みを振り返る  陸前高田市 大船渡市 釜石市  大槌町 山田町 宮古市  岩泉町 田野畑村 普代村  野田村 久慈市 洋野町  皇室ご来県 続く余震 空中散歩 本紙記者ルポV 被災地を歩く 上空からの記録  陸前高田市 大船渡市 釜石市 大槌町  山田町 宮古市 岩泉町 田野畑村  普代村 野田村 久慈市 洋野町 資料 東日本大震災
  • てんでんこ未来へ あの日を忘れない
    -
    1巻1,650円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 古くからの教えを今、どう生かすか。 災害から自分の身をどう守るかを問いかける「てんでんこ未来へ」、震災犠牲者の行動を分析した「犠牲者の行動記録」、追悼企画「忘れない」の識者メッセージを1冊にまとめた。 「東日本大震災 岩手の記録」の第4弾。 【目次】 てんでんこ未来へ プロローグ 「言い伝え」を超えて 第1部 奇跡の陰で 第2部 源流をたどる 第3部 模索する地域 第4部 教育に生かす 第5部 広がる教え 第6部 世界へ 第7部 四つの教訓 エピローグ 再び立ち上がる三陸の人々 犠牲者の行動記録 陸前高田市、釜石市、大船渡市、 山田町、大槌町、宮古市、岩泉町、 田野畑村、普代村、野田村、久慈市、洋野町 伝える命の言葉 広がる尊い遺訓 忘れない 鎮魂のメッセエージ あの人を思う(敬称略、掲載順) 瀬戸内寂聴 山折哲雄 佐藤初女 玄侑宗久 高橋克彦 笹原留似子 山浦玄嗣 田畑ヨシ 高橋英悟 戸羽太 千葉望 千葉淳 熊谷光洋 千田健太 斎藤環 下坂弘次 浜守栄子 小山実稚恵 菊地俊一 伊集院静 山田俊和 姜尚中 新井満 末盛千枝子 佐渡裕 梅原猛 ともに生きる 命つなぐ
  • 街場の天皇論
    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    ぼくはいかにして天皇主義者になったのか。 立憲デモクラシーとの共生を考える待望のウチダ流天皇論。 【ウチダ流「天皇論」の見立て】 ◆天皇の「象徴的行為」とは死者たち、傷ついた人たちと「共苦すること」である。 ◆「今」の天皇制システムの存在は政権の暴走を抑止し、国民を統合する貴重な機能を果たしている。 ◆国家には、宗教や文化を歴史的に継承する超越的で霊的な「中心」がある。日本の場合、それは天皇である。 ◆安倍首相が背負っている死者は祖父・岸信介など選択された血縁者のみだが、今上陛下はすべての死者を背負っている。 ◆日本のリベラル・左派勢力は未来=生者を重視するが、過去=死者を軽視するがゆえに負け続けている。 【本書の概要】 2016年の「おことば」から生前退位特例法案までの動きや、これまでの今上天皇について「死者」をキーワードとしてウチダ流に解釈。 今上天皇による「象徴的行為」を、死者たち、傷ついた人たちのかたわらにあること、つまり「共苦すること(コンパッション)」であると定義。 安倍首相が背負っている死者は祖父・岸信介など選択された血縁者のみだが、今上陛下はすべての死者を背負っていると指摘する(「民の原像」と「死者の国」)。 さらに日本のリベラル・左派勢力は生者=現在・未来を重視するが、過去=死者を軽視するがゆえに負け続けていると喝破。 同時に日本は「天皇制」と「立憲デモクラシー」という対立する二つの統治原理が拮抗しているがゆえに、「一枚岩」のロシアや中国、二大政党によって頻繁に政権交代する米仏のような政体にくらべて補正・復元力が強いとも論じる。 天皇主義者・内田樹による待望の天皇論。
  • 大人のための社会科--未来を語るために
    3.6
    気鋭の社会科学者が、日本社会を12のキーワードから解きほぐし、未来への方向性を示す。「反知性主義」が幅をきかせる時代において、私たちがきちんと考え、将来を語り合うための共通の理解、土台となりうる「大人のための教科書」の誕生! 《目次》 序 社会をほどき、結びなおすために――反知性主義へのささやかな抵抗  第1部 歴史のなかの「いま」 第1章 GDP――「社会のよさ」とは何だろうか(坂井) 第2章 勤労――生きづらさを加速させる自己責任の社会(井手) 第3章 時代――時代を分けることと捉えること(松沢)  第2部 〈私たち〉のゆらぎ 第4章 多数決――私たちのことを私たちで決める(坂井) 第5章 運動――異議申し立てと正統性(松沢) 第6章 私――自分の声が社会に届かない(宇野)  第3部 社会を支えるもの 第7章 公正――等しく扱われること(坂井) 第8章 信頼――社会を支えるベースライン(宇野) 第9章 ニーズ――税を「取られるもの」から「みんなのたくわえ」に変える(井手)  第4部 未来を語るために 第10章 歴史認識――過去をひらき未来につなぐ(松沢) 第11章 公――「生活の場」「生産の場」「保障の場」を作りかえる(井手) 第12章 希望――「まだ―ない」ものの力(宇野)
  • 子ども格差の経済学―「塾、習い事」に行ける子・行けない子
    3.5
    1巻1,650円 (税込)
    塾通いでどのくらい差がつくのか? ピアノ、サッカーといった習い事にはどんな効果があるのか? 日本の子どもたちはどんな塾・習い事に通い、いくらお金をかけているのか? なぜ日本の中学生の約半数が塾通いをしているのか? スポーツや芸術でプロの道に進むための条件は何か? 子どもが習い事をやめたいと言ったらどうすべきか? なぜ幼児期の教育が大切なのか? 格差研究の第一人者によるが、塾と習い事が生む格差を徹底分析。 最新のデータと研究結果から、親と社会ができることを提言する。
  • 闇の支配者たちの情報操作戦略サイオプス
    3.5
    ギリシャ経済崩壊→中国株大暴落→?……次の金融危機は戦争の「序章」にすぎない! 洗脳工作、プロパガンダ、諜報戦、戦争広告代理店、「右傾化」世論操作、国立競技場建て替え問題、そして経済支配……安倍政権が「安保法制」を焦った真相。「人を操る」技術を軍事レベルにまで高めたもの、それが本書のテーマとなる「サイオプス(心理戦)」である。
  • 僕らはソマリアギャングと夢を語る ― 「テロリストではない未来」をつくる挑戦
    4.1
    1巻1,650円 (税込)
    「人生をやり直しはじめたよ」 社会から嫌われ心を閉ざすギャングを、 日本とソマリアの若者たちが変えていく――! BBC、アルジャジーラ、ソマリア国営放送、J-WAVE、日本テレビ… 各国メディアが注目! 「世界最悪の紛争問題」に挑む若者たちの奮闘記 「ソマリアなんて、誰も何もできやしないよ」 何度そんなことを言われただろう。 ある日知ってしまった紛争地の問題を、「何とかしたい」と思い立つ著者。 「無理だ」と言われ続けながらも、日本とアフリカで仲間を集め、 「自分たちだからできること」を探し続けた。 現実と理想のギャップ、答えが見えない無力感、仲間との対立…… 数々の困難を乗り越えた末に出会ったのは、 「テロリスト予備軍」と呼ばれる同年代のギャングだった。
  • はじめての福島学
    4.3
    1巻1,650円 (税込)
    「福島難しい・面倒くさい」になってしまったあなたへ─ 福島第一原発事故から4年経つ今も、メディアでは放射線の問題ばかりがクローズアップされている。しかし、福島の現実は今どうなっているのか、そして、福島の何を今語るべきなのか? 『「フクシマ」論』で鮮烈な論壇デビューをはたした社会学者・開沼博が、福島問題を単著で4年ぶりに書き下ろし。人口、農林水産業、観光業、復興政策、雇用、家族、避難指示区域……。福島を通して、日本が抱える「地方」問題をもえぐりだした一冊。
  • 移民の詩 大泉ブラジルタウン物語
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    東京都心から電車で約2時間あまりの群馬県邑楽郡大泉町。この町民わずか4万人ほどの小さな町は、住民の10人に1人が日系を中心としたブラジル人という。 一時は、日本全国で30万人を超えた日系ブラジル人も、2008年のリーマンショックの煽りを受け、その半数近くが、失業や帰国の憂き目にあった。それでもなお、大泉町の日系ブラジル人たちと地域住民たちは“多文化共生”への道を模索し歩み続け、四半世紀が過ぎようとしている。 本書は日系ブラジル人の逞しい生きざまと地域住民とのひたむきな交流の実態を、丹念な取材で描ききったノンフィクションである。
  • 超・反知性主義入門
    3.7
    1巻1,650円 (税込)
    他人の足を引っ張って、何事かを為した気になる人々が、世の中を席巻しつつある…。 安倍政権の政策から教育改革、甲子園、ニッポン万歳コンテンツにリニアまで、最近のニュースやネットの流行を題材に、日本流の「反知性主義」をあぶり出してきた「日経ビジネスオンライン」好評連載中のコラムが、大幅な加筆編集を加えて本になりました。 さらに『反知性主義 アメリカを動かす熱病の正体』の著者、森本あんり・国際基督教大学副学長との、「日本の『宗教』と『反知性主義』」をテーマにした2万字対談も新たに収録。 リンチまがいの炎上騒動、他人の行動を「自己責任」と切り捨てる態度、「本当のことなんだから仕方ない」という開き直り。どれにも腹が立つけれど、どう怒ればいいのか分からない。日本に漂う変な空気に辟易としている方に、こうした人々の行動原理が、最近のニュースの実例付きで、すぱっと分かります。 エッセイ集として、日本の「反知性主義」の超・入門本として、お楽しみ下さい。
  • 「格差」の戦後史 階級社会 日本の履歴書【増補新版】
    4.3
    日本社会はいかにして、現在のようなかたちになったのか―格差拡大は1980年代に始まり現在も続いている巨大なトレンドであることを実証的に示し、根拠なき格差論議に終止符を打った現代社会論の基本文献。東日本大震災後、もはや避けては通れない「地域間格差」の戦後史、さらには「若者の貧困」「主婦の変質」をめぐる章を追加した大増補版。
  • 働きながら、社会を変える。 ― ビジネスパーソン「子どもの貧困」に挑む
    4.2
    1巻1,650円 (税込)
    いまの仕事だけで満足できる? 外資系金融機関で働いていた26歳の著者は、ある出来事をきっかけに、同世代の仲間を募って風変わりな組織を立ち上げる。目的は、みんなの空き時間を集めて貧困をなくすこと。 取り組むテーマに選んだのは、児童養護施設を通じて知った、日本社会を蝕む「子どもの貧困」問題だった―― リアルな体験を踏まえて身近に潜む「機会の不平等」を明らかにし、一人ひとりにできることを問う一冊。世の中は、一人の英雄によってではなく、みんなが少しずつ変わることで変化する。 ※この本から得られた印税収入については、税金を除いた全額が児童養護施設「筑波愛児園」に寄付されます。
  • 福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書
    4.1
    2011年3月の東日本大震災から1年。2012年2月28日に「福島原発事故独立検証委員会」(民間事故調)は、 独自に調査・検証をすすめていた東京電力福島原発事故について「調査・検証報告書」をまとめ発表した。 当初、非売品として限定部数のみ作成されたが、各メディアで報道がなされると問い合わせが殺到。 「国民の視点からの検証」である報告書を広く世論に訴えたい、とディスカヴァーからの発売が決定いたしました。 福島第一原発の中で必死に働いた作業員の方の体験談をプロローグとして始まり、 経緯をまとめた「第1部 事故・被害の経緯」、官邸の事故対応を含めた「第2部 原発事故への対応」、 原子力ムラの構造に踏み込んでいく「第3部 歴史的・構造的要因の分析」、国際協力の枠組みを検証した「第4部 グローバル・コンテクスト」。 民間事故調の「真実、独立、世界」をモットーとする独自の視点からまとめられた報告書です。
  • 炎上回避マニュアル
    -
    1巻1,633円 (税込)
    なぜあの企業・人は炎上したのか?炎上分析の最前線をゆくブラック企業アナリストによる、悲惨なトラブルを起こさない最善の解決方法!企業・人が炎上した問題発言の数々をSNS、広告、宣伝、発言、サービスからピックアップし、なぜ炎上したのか、何がいけなかったのか徹底的に分析。炎上しないためにできる予防策、火消し方法まで伝授する。?目次▼第1章 炎上が起きるメカニズムネット炎上した失言の元祖「東芝クレーマー事件」 など▼第2章 慎重な判断が必要とされるデリケートなテーマ「炎上さしすせそ」吉野家「生娘をシャブ漬け戦略」事件「100日後に死ぬワニ」ステマ騒動と電通 など▼第3章 炎上発生時の心得と、炎上を発生させない予防法炎上発生時における「3つの心得」炎上発生時の理想的な対応フロー断固とした対応によって炎上が無事鎮火したケース炎上予防に有効な対策とは など
  • 病院は東京から破綻する 医師が「ゼロ」になる日
    3.7
    1巻1,600円 (税込)
    「医療は大都市なら安心」はもはや幻想。首都圏でも医師不足は深刻で、近い将来、巨大な「無医村」地区が発生するかもしれない。NPO法人医療ガバナンス研究所理事長の著者が、病院破綻と医療難民の実態を明らかにし、処方箋を示す。
  • 反骨 翁長家三代と沖縄のいま
    -
    1巻1,600円 (税込)
    かつて保守本流だった現知事・翁長雄志。彼を突き動かす根はどこにあるのか。彼が語る祖父・父と沖縄戦の関わりから、一族と沖縄史が二重写しに見えてくる。本土・沖縄・米軍、三すくみの中、現役TBS記者が沖縄人(うちなーんちゅ)のまなざしに迫り、解決の糸口をさぐる。
  • 食品ロスはなぜ減らないの?
    3.0
    「食品ロスって何?」「国内ではどれくらい生じているの?」「何が原因なの?」等々,食品ロスの現状に光をあて,その問題点と課題を明らかにする.どうしたら減らせるのか,解決に向けて,国内外の食糧事情やフードバンク等を始めとする取り組み,さらには地域や学校,個人でできる様々な活動を紹介する.※この電子書籍は「固定レイアウト型」で作成されており,タブレットなど大きなディスプレイを備えた端末で読むことに適しています.また,文字だけを拡大すること,文字列のハイライト,検索,辞書の参照,引用などの機能は使用できません.

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  • 乱脈経理 創価学会VS.国税庁の暗闘ドキュメント
    3.5
    1巻1,595円 (税込)
    こんなことが許されていいのか!? 永田町でも話題騒然! 税の番人・国税庁の狙いは創価学会と池田名誉会長。国税工作を命じられた著者と国税幹部の足かけ3年に及ぶ激しい攻防は、竹下元首相の一言で学会側の完全勝利に。この緊迫のやりとりを「黒い手帖」を元に、当事者の実名をあげて完全再現、宗教とカネのタブーに迫った。元公明党議員たちがどうしても封印したかった「黒い手帖」の中身がついに白日の下にさらされる。
  • 還暦越えトランスジェンダーの「まだこれから」 女性として生きるために通称名で暮らすことにこだわった日々と、67歳で性別適合手術を受け戸籍を変更するまでの10年の軌跡
    -
    1巻1,584円 (税込)
    トランスジェンダーである私たちは生きづらさを感じています。そうでない人にとっては当たり前のことでも、私たちにとっては乗り越えなくてはならないハードルになることがあります。次の時代に生きる同じような境遇の人が、明るく笑って過ごせるためにも、そのひとつひとつのハードルについてこれからも考えて続けていきたいと思っています。 私の人生、「まだこれから」です!
  • ユースワークとしての若者支援 場をつくる・場を描く
    -
    支援現場のストーリーを語り、描き、伝える 若者たちに必要なのは、安心して過ごし、やってみたいことに取り組め、多様な人と交われる「場」だ。ユースワークの公的制度が発達している欧州から学び、若者支援実践が本来大切にすべき価値を提示する。 ※本書は、大月書店刊『ユースワークとしての若者支援――場をつくる・場を描く』の電子書籍版です。 【目次】 1 若者支援とユースワーク ①日本の若者支援をとりまく状況(南出吉祥・乾彰夫)など 2 欧州のユースワークとその背景 ①イギリスのユースワークを描く Story1 不安定を生きるチェルシーと共に(ダーレン/中塚史行)など 3 若者が育つ場をつくる ①ワーカーが描くユースワーク Story 5 ただそばに居ること(勝部皓)など 4 ストーリーをふりかえる ①若者と共に場をつくる仕事(原未来) など 5 場をつくる実践の射程 ①“場”を育てる教育実践としての生活指導(乾彰夫)など 【著者】 平塚眞樹 ひらつか・まき 法政大学社会学部教授。人の育ちの環境に関心をもって研究する過程で欧州のユースワークに出会い、これこそ自分が考えつづけたかったものだと惚れ込む。以来その世界で出会った国内外の人たちと、若者もワーカーも育つ場づくりを探求中。 若者支援とユースワーク研究会 わかものしえんとゆーすわーくけんきゅうかい 若者支援に関わる各地の実践者と研究者が参加する学びあいの場。イギリス、フィンランド、デンマーク等のユースワーク関係者との交わりを深めながら、若者支援とは何かを問い続けている。現場で若者と生きるワーカーの学びを助け、同時に、若者支援への社会の理解を助ける媒体になることをめざしている。(ウェブサイトhttps://www.learning-youthwork.com/)
  • 自民党の統一教会汚染 追跡3000日
    4.7
    1~2巻1,584円 (税込)
    安倍元首相と教団、本当の関係。 メディアが統一教会と政治家の関係をタブーとするなか、教団と政治家の圧力に屈せずただひとり、問題を追及しつづけてきたジャーナリストがすべてを記録した衝撃レポート、緊急刊行! 〈事件の10か月前、この宗教団体のフロント機関が主催するオンライン集会に予め撮影したビデオメッセージでリモート登壇した安倍は基調演説の中で、教団の最高権力者への賛辞を述べていた。全世界へ配信された安倍の基調演説を見た山上は犯行を決意。この“動機”は山上の思い込みなのか、それとも一定以上の確度をもって裏付けられるものなのか。その検証は第2次安倍政権発足後、9年間、3000日以上にわたって自民党とこの宗教団体の関係性を追ってきた私だけがなし得るものだった。日本の憲政史上最も長い期間、内閣総理大臣を務めた安倍が殺害されるに至った道程を記す。〉(プロローグより) (底本 2022年9月発売作品)
  • 山上徹也と日本の「失われた30年」(集英社インターナショナル)
    3.3
    山上徹也は、2019年10月13日から「silent hill 333」のアカウント名で、ツイッターへの投稿を始めた。そのツイートから見えてくるのは、人生を破壊された「宗教2世の逆襲」という表層的な理解にとどまらず、ロスジェネと呼ばれる世代に共通する絶望感、悲壮感であった。山上と同世代で、自身も宗教2世である政治学者・五野井と、『世界がもし100人の村だったら』などの著者で格差など社会問題に目を向け続けてきた池田が、それぞれの視点からツイートを精査、現代日本の重い問題をあぶり出す。
  • 言葉を手がかりに 見ること、伝えること、考えること
    -
    『ザ・空気』3部作で知られる人気劇作家と、「ご飯論法」の考案者でもある国会ウォッチャーが、この国で起きている諸問題を見つめながら、逆戻りしつつある民主主義について考察した対談集。国会での答弁や記者会見などをつぶさに観察し、言葉を手がかりに、問題をわかりやすく「見える化」し、「解きほぐ」し、わたしたちができることについて具体例を挙げて語りあう。書き下ろしコラム全6篇を収録。
  • いま世の中で起きている「本当のこと」 プーチン危機・米中対立・パンデミック…得するのは誰なのか?
    3.9
    1巻1,584円 (税込)
    フェイクニュースに埋もれてしまった 世界の真実を暴く! 日々刻刻と変化する世界情勢。 それについて大手メディアやSNSでさまざまな情報が飛び交うが、 果たしてどこまでが真実でフェイクなのか? 大手メディアが発信する情報であれば、信じられるのか? SNSの情報だから、やはりフェイクにまみれているのか? 本書では、国際政治経済の最新情報を精緻に分析し発信し続けるカリスマYouTuberが、 世界に隠然たる影響力を及ぼしているネットワークの存在、 そして彼らの都合によって起こされている出来事をひも解いていく。 ●ロシアのウクライナ侵攻は、プーチンの暴走によるものなのか? ●アメリカは民主主義の代表国で中国と本当に対立しているのか? ●コロナ、そしてワクチンの問題で見え隠れする矛盾の数々とは? ●「脱炭素」「温暖化現象」の真に不都合な真実とは? ●台湾有事、尖閣諸島、北方領土など誰が日本の国益を脅かしているのか? そして、これらのことでいったい誰が得をしているのか? いま世の中で起きている「本当のこと」が詳細な分析とともに明らかになる! 第1章 なぜアメリカはロシア・プーチンを目の敵にするのか 第2章 米中対立なんて噓! バイデンは習近平の応援団 第3章 打ってはいけない! コロナワクチンは世紀の詐欺行為 第4章 「脱炭素」「温暖化現象」はただのでっち上げ 第5章 間に合わない! 台湾有事から日本の国家主権を質す
  • 世界96カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 「世界の民族」超入門
    4.2
    1巻1,584円 (税込)
    人種差別、格差問題、ナショナリズムの台頭、難民問題、経済摩擦、紛争…。世界で起こるさまざまな事象の根本には人種や民族の問題がある。グローバル化が進み、多様性の時代となるなかで、民族の知識はもはや必須教養となった。世界96カ国で学んだ元外交官が多くの取材や実体験からまとめた世界の民族の超入門書。
  • 図解入門ビジネス 最新SDGsの手法とツールがよ~くわかる本
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 SDGsは、平和な世界を構築することを目標に、国連が定めた持続可能な開発目標です。貧困や気候変動など私たちが直面する数多くの課題を解決するために、国だけではなく企業や市民の行動も求められています。本書は、SDGsの本質や構造、目標達成のための具体的なステップを解説した入門書です。知識編では企業にとってなぜSDGsが重要なのかを解説。実践編では具体的なステップとツール、先進的な企業の取り組み事例を紹介します。
  • フェイクと憎悪 歪むメディアと民主主義
    -
    1巻1,584円 (税込)
    フェイクとヘイトが横行する「報道」の異常 「反日日本人をあぶり出せ」と煽る新聞、デマに満ちた沖縄報道、 「日本礼賛」の裏での外交的孤立——権力にすり寄り右傾化するマスメディアが社会の分断に拍車をかける現状に、第一線のジャーナリストと研究者が警鐘を鳴らす。 【執筆者】斉加尚代/西岡研介/川端幹人/臺宏士/北野隆一/立岩陽一郎/望月衣塑子/古田大輔/香山リカ/福嶋聡/梁英聖/辻大介 【目次】 序章 いまメディアに何が起こっているのか Ⅰ 歪むメディア 1章 歪曲される沖縄の基地反対運動 2章 関西テレビ界に蔓延る「チーム殉愛」の闇 3章 劣化する「保守」論壇誌と極右運動 4章 産経新聞による記者・メディアへのバッシング 5章 「歴史戦」がもたらしたものとその結末 6章 ファクトがねじ曲げられる国際報道 Ⅱ 公正な言論空間とは 1章 「フェイク」と「ヘイト」のスパイラルに抗するには 2章 「日本スゴイ」の幻想と現実 3章 書店員として「ヘイト本」と向きあう 4章 差別・極右への対抗とメディア・NGOの社会的責任 5章 メディアの党派化と世論の分断 【著者】 永田浩三 武蔵大学社会学部教授(メディア社会学)。元NHKプロデューサー。
  • ファクトチェック ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実の記録
    -
    今の日本人に問われているのは、報道に接したとき、それが事実かどうかを真剣に観察し、正しく判断することだ。 我々が報道番組で日常的に見聞きする「ニュース」は、果たして時事事実なのか…。 ニュースを鵜呑みにするのではなく、疑ってかかることもときには重要だ。 NHKでは特派員や社会部記者を歴任し、有働由美子アナと同期だった著者が、 メディアの流す報道をファクトチェックする。 第1章 新型コロナウイルスをめぐるファクト ますます重要になるインフォデミックへの対応/アメリカへの忖度があった水際対策/権力は巧妙にメディアから力を奪う ほか 第2章 日本が直面している問題の核心 長期政権の目的と化していた外交/議事録を残さなければ真実は闇の中/「大阪都構想」は二度とも否決に ほか 第3章 リーダーを見極める重要な要素 安倍政権の7年8カ月で失われた社会の透明性/科学を信じないリーダーは客観的な事実を信じない/進退を問うときに重要なのは批判か擁護ではなくそれを導く根拠 ほか 第4章 メディアとジャーナリスト 日本のメディアに根付いていない「ファクトチェック」/官邸の暴走をいっさい報道しなかった巨大メディア/NHKとみずほ銀行は異常な蜜月関係にある ほか 第5章 中国や朝鮮半島をめぐる重要な事実 軍事独裁政権の上に築かれた日韓関係は改善には時間が必要/目前の危機にさらされている台湾/日本のリーダーは「北朝鮮」と言ってはいけない ほか 第6章 日本人が知っておきたいアメリカの本音 2020大統領選はトランプ氏が「敗北」/中間選挙では民主党が勝ったというファクトが重要/トランプ大統領との近さを売りにしていた安倍政権 ほか 第7章 沖縄・普天間基地をめぐるファクト 「我々に必要なのは普天間ではなくその機能だ」/「このままでいいのか?」沖縄タイムスの元記者が言った意味/「やっぱり若い世代」。有働由美子は沖縄県民投票後にそう語った ほか
  • ソーシャル・イノベーションとしての自然学校 成立と発展のダイナミズム
    -
    1巻1,584円 (税込)
    本書「ソーシャル・イノベーションとしての自然学校」は、地域の持続可能な発展に貢献する「自然学校」とその創業者をソーシャル・イノベーションという観点から分析した日本初の研究をまとめたものです。 2014年を最終年として「持続可能な発展のための教育の10年」が進められましたが、各地の自然学校においてもその実践が重ねられ、地域の持続可能性に貢献する事例が数多く見い出されるようになっています。また、自然学校とソーシャル・イノベーションの関連、ソーシャル・イノベーターとしての自然学校創業者・経営者について著者が強く意識するに至ったことが、本書の問題意識となっています。 本書は2011年2月に、著者により同志社大学大学院総合政策科学研究科に提出された博士学位論文『日本における「自然学校」の成立に関する研究——ソーシャル・イノベーションの観点から——』がもとになっています。東日本大震災とそれに続く福島第一原発事故を経験した日本では、いま持続可能な社会、社会的公正と存在の豊かさの実現に向けた着実な歩みが求められています。それはソーシャル・イノベーションによって実現されなければならないものです。環境教育、ソーシャル・イノベーションに携わる方、自然学校の関係者、またそうした分野での研究や実践を志す若い世代の皆さんに本書をおすすめします。 主な内容は次のとおりです。 第1章 研究の枠組 第2章 ソーシャル・イノベーションの動向と論点の提示 第3章 自然学校の成立動向 第4章 アメリカにおける自然学校の展開と日本への影響 第5章 自然学校による「持続可能な社会」へのイノベーション 第6章 自然学校によるソーシャル・イノベーションの考察 参考文献

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  • ホカツと家族
    3.5
    子どもが生まれて実感する「社会問題が自分ごとになる瞬間」。東京でのホカツ地獄の体験記や、多様な子育ての事例など、“親になること”の難しさと楽しさをリアルタイムで綴る。
  • はじめて学ぶLGBT 基礎からトレンドまで
    4.3
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 LGBTにまつわる基礎的な知識を、はじめて学ぶ人にも理解しやすいようにまとめた書籍です。「性自認」「性的指向」といった基本的な用語解説のほか、カミングアウトや学校教育、当事者の健康、法律上の問題、自治体の取り組み、市民生活など、さまざまなアプローチからLGBTについて論じています。
  • 物理学者が解き明かす重大事件の真相
    3.0
    1巻1,584円 (税込)
    どういうわけかメディアが大きく報じない事実を気鋭の物理学者が、批判的思考(クリティカル・シンキング)で事件、事故の「謎」に迫る。第1章 理科系の目から見た福島第一原発事故(1) 第2章 理科系の目から見た福島第一原発事故(2) 第3章 福知山線脱線(尼崎JR脱線)事故は車両の軽量化が原因である 第4章 STAP細胞と小保方晴子氏について 第5章 和歌山毒カレー事件の犯人を林眞須美被告と特定した証拠は本物か? 第6章 排出権取引に利用された地球温暖化問題 第7章 現代物理学は本当に正しいのか? 第8章 仁科芳雄こそが「日本物理学の父」である 副島隆彦氏推薦!!
  • ソーシャル・プロジェクトを成功に導く12ステップ コレクティブな協働なら解決できる! SDGs時代の複雑な社会問題
    -
    今、社会には、子育てストレス、介護負担、貧困、地域活性化、気候変動、国際紛争などさまざまな問題があります。これらは複数の要因が相互に影響しあって生じた「複雑な問題」です。こうした問題を解決するには「問題に対応できる社会システム」を生み出すことが必要です。本書では、そのための方法として、多くの人と組織がつながるソーシャル・プロジェクトを紹介しています。著者らはこれまで環境問題や福祉、地域づくり、国際協力などのさまざまな問題にかかわってきました。そこでの具体的な経験と知識をもとに、ソーシャル・プロジェクトを現場で使いこなし、成功に導くために必要な考え方と進め方をまとめました。 SDGsが注目されている今、一人ひとりの個人、すべての組織が、変革の担い手であることを求められる時代です。本書は、これからソーシャル・プロジェクトを始めようと考えている人にも、すで取り組んでいる人にも、そして壁にぶつかり悩んでいる人にも、ぜひ手にとっていただきたい1冊です。 主な内容は次のとおりです。 第I部 ソーシャル・プロジェクトの成功に求められる視点・視座 要素ごとの解決から集合的(コレクティブ)な解決へのシフト 第1章 ソーシャル・プロジェクトの成功の条件 第2章 コレクティブな協働へ 問題解決に関わる用語の定義をシフトしよう 第3章 コレクティブな協働を実践するための協働ガバナンス 第II部 コレクティブな協働ガバナンスの考え方・進め方12ステップ 第4章 問題解決の前提を整える協働 課題の再発見とゴールの明確化 第5章 問題解決の運営基盤を整える協働 計画策定と運営制度整備 第6章 問題解決の推進力を強化する協働 継続的改善と中間支援 第7章 成果を生み出し、定着させる協働 継続力強化と成果の見える化

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  • 新装版 台湾人と日本精神
    4.7
    1巻1,584円 (税込)
    愛日家・蔡焜燦の名作、待望の単行本を電子化! 2001年に小学館より文庫版として刊行された本書は、著者の日本への愛情ある叱咤激励が読者の共感を集め、現在まで14版を重ねた超ロングセラー作品です。 日本の統治下で「日本人」として青年時代を過ごした著者は、終戦後に中華民国の支配下に置かれた台湾で“中国人”として長い時を過ごしてきました。その「2つの時代を生きた台湾人」として、日本統治下での精神的教育を評価し、中国の腐敗を批判する論旨は、現在の日中関係を考えるうえで貴重な提言となっています。そのうえで現在の日本人に、「日本精神(=勤勉で正直、誠実、公を大切にする考え方を台湾ではこう呼ぶ)」の大切さを訴える蔡氏のメッセージは、戦後70年を迎える日本人に強く響きます。 本作品は読者から「単行本として手元に置きたい」という希望が寄せられてきました。 そこで新装版では、文庫版発刊から14年が過ぎた現在の日中関係に関する記述を大幅に加筆して発刊します。すでに本作品を知る読者にも、そして新たに手に取る読者にも、「戦後70年を考える必読書」として読み応えのある作品となっています(2015年4月発表作品)。
  • クジラコンプレックス 捕鯨裁判の勝者はだれか
    -
    2014年3月31日の国際司法裁判所の判決により、日本は、南極での調査捕鯨の中止を命ぜられ今後の捕鯨政策の見直しを迫られている。 国はあらためて捕鯨を開始する意向を示したが、世界から厳しい目で見られることが予想される。 このニュースに接し、国内では、「反捕鯨」に対する「反・反捕鯨」の感情が高まりつつある。 しかしそれは適切な感情なのか、あるいは間違っているのか。この問題は、様々な思考が錯綜し、問題をとらえるのが難しい状況となっている。 いまここで、より中立的な視点で問題をとらえ、皆で考えていく必要がある。 「推進派」対「反対派」という2項対立という構図を超えた議論を進めるにはどうすればよいのか。本書では過去に公刊された資料、また実際の裁判記録を精査して冷静な立場で捕鯨問題に向き合い、捕鯨論争についてオンブズマン型の視点にたち、中立的・批判的検証を行う。 その中で、今後日本はどう世界と向き合い、つきあっていくべきか、解決策を探る。そもそも人とクジラはどうかかわってきたのか、捕鯨は日本の文化なのか、調査捕鯨とは何か、世界はどう見ている(考えている)のか、日本人が知っておきたい多様な項目をわかりやすく整理する。

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  • 日本のNPOはなぜ不幸なのか?
    3.3
    社会的使命をもってスタートしたはずの多くのNPOが、NPOの多くは活動が円滑に回らず、行政の下請けに甘んじ、資金繰りに苦しむといった、不幸の連鎖に苦しむ。多くのNPOを取材し、日本のNPOの現状を浮き彫りにするデータも交えて官僚の支配、制度の不備などその問題を抉りし、解決方法を探る。
  • われらが内なる隠蔽
    -
    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 あらゆる分野において仕組まれた「隠蔽」の構造を明らかにしながら、自己に内在する「隠蔽」とどのように対峙するかを問う。

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  • 言論の不自由  朝日新聞「みる・きく・はなす」はいま 十年の記録
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 日本社会に暮らしている人が、地域でも学校でも社会でも「言論・表現の自由」がいかに妨げられ、歪められているのか、実態を検証する。

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  • グラミン銀行を知っていますか―貧困女性の開発と自立支援
    3.5
    1巻1,584円 (税込)
    バングラデシュの貧しい女性たちに無担保で融資し、自立を促す「グラミン銀行」。その活動を8年にわたって調べてきた著者が、女性たちの奮闘する様子を活き活きと描く。 【主な内容】 第1章 マイクロクレジットとは何か 第2章 グラミン銀行とは何か   1 グラミン銀行誕生と貧しさの基本的な考え方   2 グラミン銀行の仕組みと女性のかかわり方 第3章 グラミン銀行の活動   1 集会は「私の学校」   2 「私」が所有する家   3 「私」が自由に使えるお金 第4章 フィールド・レポート:また女性たちに会いたくて
  • 超巨大地震がやってきた スマトラ沖地震津波に学べ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2004年12月26日、スマトラ沖地震による大津波は、22万人をこえる犠牲者をだし、世界中を震撼させた。この災害には、将来日本列島で起きるであろう大地震や大津波から生き残るための多くの教訓が秘められている。地震学・地理学・経済学・社会学・心理学の研究者による画期的な「防災」の本。

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  • 「過疎列島」の孤独 人口が減っても地域は甦るか
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    1巻1,584円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 少子高齢化が進んだ90年代、地域の連帯感が失われた。確実な人口減少期を迎えるこれから、連帯感を復活させる動きを通して、人口減少社会における活性化の実現を提言する。

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  • 漂白される社会
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    売春島、偽装結婚、ホームレスギャル、シェアハウスと貧困ビジネス…社会に蔑まれながら、多くの人々を魅了してもきた「あってはならぬもの」たち。彼ら、彼女らは、今、かつての猥雑さを「漂白」され、その色を失いつつある。私たちの日常から見えなくなった、あるいは、見て見ぬふりをしていた重い現実が突きつけられる。
  • フクシマの正義――「日本の変わらなさ」との闘い
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    『「フクシマ」論――原子力ムラはなぜ生まれたのか』で毎日出版文化賞を受賞し、論壇に衝撃的なデビューを果たした著者。本書は、いま最も注目される若手社会学者による待望の初評論集である。福島からの避難、瓦礫受け入れ、農産物の風評被害など、一般市民の善意が現地の人々にとっては悪意となり、正義と正義がぶつかり合う現実。そして沖縄基地問題のように、反原発運動もまた、新手の社会運動のネタとして消費されるのではないかという危惧。震災後も精力的に現地取材を続ける著者に見えてきた、「日本の変わらなさ」とは?――。3・11を経て、より深刻化した日本の病巣を浮き彫りにした、必読の論考。
  • 2050 老人大国の現実 超高齢化・人口減少社会での社会システムデザインを考える
    4.5
    2050年には貧困高齢者が1000万人を超える。「持続的な成長」はもうありえない――。 2025年には団塊の世代が、2050年には団塊ジュニア世代が後期高齢期(75歳以上)に入り終える。このままでは、実質GDPは現在より4割落ち込み、国税収入のほとんどを貧しい高齢者の生活保護で使い切るようになる。国家の役割を限定し、国が提供するサービス、国家と個人の関係を見直さなければ、社会保障制度の破綻は避けられない。 本書では「経済成長すれば何とかなる」といった根拠のない楽観論を排するとともに、「経済成長が期待できない超高齢化・人口減少社会のもとではどのような社会保障システムが新たに構築可能であるのか」を大胆に提言する。
  • 女女格差
    3.7
    1巻1,584円 (税込)
    日本社会で格差が広がる中、女性の間でも格差は広がっているのだろうか。教育、結婚、子供の有無、就業形態、就業の持続、美人か不美人かに至るまで、各種各様の格差を徹底検証。
  • 東京電力 失敗の本質 「解体と再生」のシナリオ
    3.5
    1巻1,584円 (税込)
    発送配電分離 アンバンドリング は真の解決ではない!東日本大震災による福島第一原子力発電所の事故は、放射性物質の流出、周辺住民の避難、史上初の計画停電などを引き起こし、いまなお収束の兆しは見えません。長年にわたり日本の電力業界を研究してきた橘川教授は、事故の直接の原因は天災であるとしても、その影響が甚大なものになった背景には、電力業界のさまざまな構造的な問題があると指摘します。本書は、福島原発事故がこれほど大きな負の影響をもたらした原因は何かを探り、このような事故を繰り返さないためには、電力業界とエネルギー政策にどのような改革が必要なのか・発送配電分離は真の解決策ではない! 日本の電力業界・エネルギー政策を研究してきた経営史研究家であり、新しい「エネルギー基本計画」を策定する総合資源エネルギー調査会・基本問題委員会の委員を務める橘川武郎一橋大学教授が徹底分析。

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  • 融解連鎖 日本の社会システムはどこまで崩れるのか
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    徹底取材から明らかになる日本の労働現場の実態――。低収入で不安定な立場にある非正社員。過労死に至ってもおかしくない水準で働きつづけても報われない正社員。「働いて生活を支える」基盤である日本の社会システムはすさまじい勢いで融解(メルトダウン)を起こしている。それは民間だけでなく、病院などの公的な分野にも及び、日本社会全体を蝕みつつある。

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  • 高速道路 なぜ料金を払うのか 高速道路問題を正しく理解する
    4.0
    1巻1,584円 (税込)
    「休日1000円ぽっきり」も「無料化社会実験」も、結局は国民全体が税金で負担するだけだ。また東日本大震災のあとには、この「社会実験」のための予算を復興に振り向けることを決定するなど、混迷の度は増すばかりである。高速道路問題については30年以上前からずっと同じ問題意識をもち、世に提言し続けてきた第1人者である著者は、そもそも高速道路は無料であるべきか、という根源的問題に立ち返ってこの問題を整理する。今の高速道路問題は単に有料であることによるものではなく、また無料化によって解決できるものでもない。問題は高すぎる料金にあり、受益と負担の適切なバランスがとれていない料金設定の仕方にある(償還主義のための料金の高水準と、画一料率性によって生まれている高速便益の地域間格差)。混迷する高速道路料金について、道路とは何か、場所を移動する便益と、高速で移動する便益は誰が負担すべきか、という根源的問題にまで立ち返って議論した、正しい考え方がわかる本。

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  • DVは なおる DVを終わらせるための提案と挑戦
    4.0
    DV防止法から十数年、多額の行政予算が使われながらDVや虐待は一向に減る様子を見せません。またDV法を悪用したとしか思えない冤罪DVの事例も多発しているようです。さらにDVがらみで親子の引き離しが行われ、司法が家族を壊しているという現実もあながち誇張とは言えません。 加害者も被害者も、援助者も司法も、DVに関わる人たちの本意に関わりなく、多くの人たちが傷ついてるのはなぜか。行政もマスコミも語らないDVの真実や、被害者支援の利権のからくりを語り、DVを終わらせるための全く新しい援助論や援助実践、さらに回復当事者の生の声を伝えます。
  • 誰かのために生きてこそ 人生が好転する「利他の精神」
    4.0
    1巻1,567円 (税込)
    弟の死を乗り越え決断した外科医への道。 院長として赤字病院の再建に奔走しつつ、 NPOを立ち上げバングラデシュの医療支援に40年尽力。 91歳、医師の著者が語る「他人本位」のススメ ---------------------------------------------------------- 著者は朝鮮半島で終戦を迎え、北からソ連軍が侵攻してくるなか 奇蹟的に日本に帰還するという九死に一生を得る経験をした。 戦後は医師の道へと進み、脳神経外科を専門とし医学発展に尽力。 さらに院長として2つの病院の経営再建に奔走した。 そのかたわらバングラデシュの医療支援にも携わり、 NPO法人を立ち上げて40年以上にわたり活動を継続している。 そうした足跡がある著者は、今の日本は多くの国民が精神的な貧しさを抱えていると危惧している。 特に気掛かりなのが「自分さえよければ」という自己中心的な意識の広がりである。 常に利他の精神を貫いてきた著者だからこそ、人間とは誰かのために生きてこそ、 結果として幸せな人生を手にすることができるのだと今の若者に伝えたい。 「自分さえよければいい」という利己的な考えに埋没するのではなく、 他人の利のために尽くしたことが、やがて自分の幸せとなって返ってくるのである。 本書では、「利他の精神」を貫いた著者の軌跡をつづっていく。 今の自分の生き方や社会の風潮になじめないものを感じ、 今後どのように生きるべきか悩んでいる人々に向けて、まさに道標となる一冊である。

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  • 石をうがつ
    3.0
    1巻1,562円 (税込)
    原発事故の危険も予見しながら、それでも命をかけるほど真剣にやってこなかったから、日本はこのような事態になってしまったのではないか。その反省から立ち上がった「さようなら原発」運動。デモには10万人超を動員し、820万筆を超える署名を集めた。権力はイヤ、理不尽はきらい。反骨を貫き、弱い者の立場からルポルタージュをつづって45年。中でもこの2年の「さようなら原発」運動の詳細をつづる。
  • POSSE vol.48 特集「ジェネレーション・レフトの衝撃」
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    世界ではミレニアル世代やZ世代の若者たちが、資本主義に対して抗議の声をあげはじめた。彼/彼女らは「システムチェンジ」を掲げ未来に向かって歩みはじめている。一方で日本では若者の左傾化というよりは「保守化」の傾向が強いと言われている。しかし資本主義の行き詰まりのなかで、ジェネレーション・レフトへとつながる可能性は、ここ日本においても確実に芽生えつつある。本特集ではZ世代の若者たちの社会運動から、その可能性を探っていく。 【目次】 ◆特集「ジェネレーション・レフトの衝撃」 ジェネレーション・レフトになるために 斎藤幸平 「生理×社会問題」で資本主義と闘う 谷口歩実×福井みのり×塩野美里 気候正義を求めて闘うZ世代 山下颯太×北村達哉×郡さやか 多国籍労働組合で見た「ジェネレーション・レフト」たちの背景 松本瑞穂×リティカ・シン×ジョー・プラマー×オレン・フランクハム 社会を根本から変えるような運動がしたい 山本健太朗×岩本菜々×田所真理子ジェイ 素朴世代論を超える世代 萩田翔太郎 日本における「ジェネレーション・レフト」の可能性を探る 渡辺寛人(POSSE事務局長・本誌編集長) ポピュリズムに抗するZ世代の「労働運動」戦略 今野晴貴(POSSE代表) その他記事多数掲載。 【著者】 POSSE編集部 『POSSE』は日本で唯一の若者による労働問題総合誌として、2008年9月に創刊しました。NPO法人POSSEのスタッフが中心となり制作。労働・貧困問題をテーマに、現状、政策から文化までを論じています。 斎藤幸平 大阪市立大学大学院経済学研究科准教授。ベルリン・フンボルト大学哲学科博士課程修了。博士(哲学)。専門は経済思想。Karl Marx’s Ecosocialism:Capital, Nature, and the Unfinished Critique of Political Economy(邦訳『大洪水の前に』・堀之内出版)によって「ドイッチャー記念賞」を日本人初、歴代最年少で受賞。その他の著書に『人新世の「資本論」』(集英社新書)。 今野晴貴 NPO法人POSSE代表。年間5000件以上の労働・生活相談に関わり、労働・福祉政策について研究・提言している。
  • 大人も子どもも知らない不都合な数字
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    1巻1,540円 (税込)
    ■数字で見ると解像度が上がる ●日本の子ども、身体的な幸福度は世界一。精神的幸福度は世界ワースト2 ●子どもの虐待死、一番多いのは「0歳0カ月0日」 ●人間が1週間に摂取するプラスチック、クレジットカード1枚分? など こうして数字で示されると、これまで見えなかった、あるいは見て見ぬフリをしてきた社会問題が、 一気にリアルに感じられるのではないでしょうか。 ■本書では、さまざまな社会問題を、数字を切り口にイラストやグラフを交えながら70項目取り上げます。 ■関連する社会問題に挑むチェンジメーカーのインタビューも収録 ぜひ彼らのライフストーリーから学び、自分にできることを考えてみてください。 三浦宗一郎(一般社団法人HASSYADAI social理事) 清水イアン(3T CEO) 能條桃子(一般社団法人NO YOUTH NO JAPAN代表理事/FIFTYS PROJECT代表) 市川加奈(Relight株式会社、創業代表) 秋本可愛(株式会社Blanket代表取締役) ■目次 第1章 日本の子どもや若者の幸福度がわかる数字―若者・教育問題 第2章 地球の寿命が縮む数字―環境問題 第3章 ジェンダーギャップ指数125位の数字―ジェンダー問題 第4章 政治に興味がないとこうなるという数字―政治問題 第5章 生活に密着している問題の多い数字―生活・健康・労働 第6章 「他者の権利」に関する数字―外国人・動物福祉
  • 貧困は自己責任か
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    1巻1,540円 (税込)
    総貧困時代を目前にして、私たちはどのように生きればいいのか。 仕事を失ったのは努力をしなかったからなのか? 幸せになることを夢見られる社会なのか? 30年以上、横浜の寿町に関わり、最貧地域で困窮者の相談に乗り、当事者を支え続ける著者が、日本社会を実態に基づき読み解き、ともに生きるための社会を考える。 【目次】 まえがき――幸福であることを夢見られる社会か? 第1章 総貧困時代がやってくる 第2章 孤立と貧困の連鎖 第3章 野宿生活者を生み出す背景 第4章 排除とバッシングの中で 第5章 伴走型支援(パーソナルサポート)、よりそい支援とは 第6章 新型コロナ禍で何が起きているのか あとがきにかえて――生存権を保障できない国家で

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