1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法――実現可能な「保証所得」が社会を変える

1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法――実現可能な「保証所得」が社会を変える

1,870円 (税込)

9pt

3.5

【内容紹介】
僕がこんなに金持ちになれてしまう世の中は間違っている
アメリカの堅実な中流家庭に育ったクリス・ヒューズは、努力型の秀才で、名門私立高校から奨学金つきでハーバード大学に進学した。そこまでならよくある話だが、彼のルームメイトがマーク・ザッカーバーグだったことにより、自身もフェイスブックの共同創業者として、20代の若さで巨万の富を手にした。ほとんどのアメリカ人が、自動車事故や入院などのための緊急出費も捻出できないのに、自分は20代にして億万長者になった。そんなことが可能になる経済は何かが激しくまちがっている。そう考える若き理想家が、自らの富と経験を注ぎ込んで取り組む「もっとも困難な問題」のもっとも現実的な解決策が「保証所得」という考え方である。ザッカーバーグの元ルームメイトによる底の抜けた経済への処方箋。

【著者紹介】
クリス・ヒューズ(CHRIS HUGHES)
ハーバード大学でルームメイトのマーク・ザッカーバーグほか3人とともに、 フェイスブックを創業。広報やカスタマーサービスを担当した。
その後フェイスブックを去り、2008年のアメリカ大統領選挙でバラク・オバマ陣営のソーシャルメディア戦略チームを率いる。2012年、老舗のリベラル雑誌、『ニューリパブリック』を買収し社主を務める。2016年に同社を売却後、友人のナタリー・フォスターとともにEconomic Security Project(ESP)を立ち上げる。ESPでは定期的な現金給付によって経済的に安定した生活を支援する方法を探るための研究者と活動家のネットワークづくり、画期的な経済研究への資金提供、試験プロジェクトや実証実験の支援するほか、関連する会議やワークショップを開催している。

【目次抜粋】
第1章 富はどのようにして生み出されるか
第2章 アメリカンドリームの解体
第3章 鍵のかかったパソコン
第4章 生活不安定層の出現
第5章 ベーシックインカムではなく保証所得を
第6章 どんな仕事でもいいのか
第7章 やみくもな理想主義
第8章 知られざる優良制度「EITC」
第9章 「上位1%」のお金を有効に使うには

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1%の富裕層のお金でみんなが幸せになる方法――実現可能な「保証所得」が社会を変える のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2019年05月27日

    これならできるんじゃないかと。そう可能性を感じた。
    自分の目で見て聞いてきたこと、他のリサーチも丁寧に簡潔に示してロジックがしっかり終えた。
    ユニバーサルベーシックインカムではなくさらに的を絞った保証所得。実験中の地域の結果も踏まえて今後注視したい。
    翻って日本の政策は。各種のバラマキに見える給付な...続きを読む

    0

    Posted by ブクログ 2019年08月19日

    アメリカにおいて「富裕層にお金が集中する構造」は、昨今のIT革命等だけではなく、数十年前の政策決定によっても決定されていた。

    世の中の大きな流れ、動きは、後から見れば、相当前の決定によって決まっているように感じる。
    大きな流れに巻き込まれてしまってからでは、もう対処のしようもない状況となっているこ...続きを読む

    0

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