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「阿久澤麻理子」の「差別する人の研究 変容する部落差別と現代のレイシズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「阿久澤麻理子」の「差別する人の研究 変容する部落差別と現代のレイシズム」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
Posted by ブクログ
最初の章が男女差別や男尊女卑に対する話題で持ちきりだったため、本を間違えたかと思いながら読み進めた。
しばらく進めると、これは「差別する人」の研究という名が表すことがふと腑に落ちた。部落差別は一つの切り口でしかなく、あくまで対象は「差別する人」なのだなと。
「差別する人」として今後の自身の在り方を見直す必要がありそうだ。
コンプラやハラスメントや差別なんかを気にするあまり、他者に対して無関心が最適解と言う勘違いが、自分含め世に蔓延っていて、これは相手のアイデンティティを受け入れないことに繋がるため差別解消への一つの壁になるようだ。
なかなか難しい世の中だ。例え部落差別が完全に解消しても次は
Posted by ブクログ
なんとなくそうだろうな、と思うことが統計的に裏付けられているだけで(現代は人への差別より土地への差別の方が色濃いとか)、取り立てて新しい発見があるわけではない。
ディベロッパーの友達と話していても、彼自身が差別的人間であるかどうかに関わらず、仕事上で部落の土地を把握するという考え方が定着しており、差別というのはこのように社会に残り続けるのだと感じたことを覚えている。
特権言説の理由として挙げられていた「資源をめぐる競争的考え」というのは良いフレーズだと思った。
現状への怒りや不満が、自らの状況をよくするための問題解決行動ではなく差別的感情に転化されるのは、為政者の思うつぼだしそれでは社会はよ