作品一覧

  • 荒木!「天才」アラーキーの軌跡(小学館文庫)
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    1巻660円 (税込)
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 「それにしても荒木経惟とはいったい何者なのか」丸眼鏡に八の字髭、みずから「天才」と称し、女性の大股開きを撮りつづける、この異端の写真家の実体とは? 江戸時代の絵師から西洋の現代写真家まで引用し繰り広げられる斬新な写真分析と、最愛の妻・陽子との死別など写真以上にドラマチックな荒木の半生の組み合わせにより、怪物アラーキーにせまる傑作評論。この一冊で荒木経惟がわかる。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • 少女論
    4.0
    1巻1,760円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 成女でもなく童女でもない、男でもなく女でもない──少女たちの蠱惑的な魅力としたたかな魔力を多彩に描き、少女の現在を読み解く刺激的な論考。都市に浮遊する記号、ナゾに満ちた彼女たちの身体に迫る。総勢13人による共同執筆。

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  • アフターマス : 震災後の写真
    4.0
    1巻1,936円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 東日本大震災は大きな爪痕を残したが、写真はその悲惨な情景だけではなく、そこから立ち上がる人々の姿も映し出せる。故郷仙台が被災にあった写真評論家と若き写真家がともに訴える、いま必要な写真と写真論。
  • 戦後民主主義と少女漫画
    3.8
    1巻699円 (税込)
    一九七〇年代から現在に至るまで、巨大な潮流をつくってきた少女漫画の歴史を、<純粋少女>をキーワードに読み解く。とくに“二十四年組”を中心に花開いた<少女漫画>の魅力とその高度な達成について――大島弓子の『バナナブレッドのプディング』、萩尾望都の『トーマの心臓』、そして岡崎京子の『ヘルタースケルター』を主な手がかりに――戦後文化論として読み解く。少女漫画のヒロインたちが抱える繊細な“怯え”は、大人の論理が強要する安易な成熟の拒否であり、無意識の抵抗だったのではないか。今日に至るまで連綿と受け継がれてきた“震え”や“怯え”の伝達装置としての<純粋少女>たちに、高度消費社会の諸矛盾を、戦後民主主義の限界を乗りこえる可能性をみる。「少女漫画の名作一覧」も収録。

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  • アフターマス : 震災後の写真

    Posted by ブクログ

    写真は撮った直後に感動があり、忘れた頃にまた感動を呼ぶ。
    何を伝えたいか考えて撮ろう。
    撮った直後は、その思いが伝わり感動がある。
    また思いがある写真は忘れた頃にまた違う感動を呼ぶかもしれない。

    0
    2012年05月06日
  • 戦後民主主義と少女漫画

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    大島弓子、萩尾望都、岡崎京子らを通して「少女」というものの存在を検証する。
    キーワードを挙げての「少女」の分析が的確でわかりやすい。時代に関係なく「少女」という役割が存在し、生き残る術をさがしていたことが、よくわかる。
    何で、今、「ハッピィエンド」が成立しないのかも。
    そんなに長くはないけど「かわいい」という言葉の使われ方の変化の考察も、興味深かった。それだけで、一冊本になりそう。
    ただ、タイトルにもある戦後民主主義については、もっと掘り下げないと書きたいことが伝わらないと思う。
    ただ。少女を通じて「純粋性を持ったまま社会に参加する」」方法のスタートとしての機能は十分、果たせている。

    0
    2012年02月25日
  • 少女論

    Posted by ブクログ

    社会が少女をどのように捉えていたかを考えていたときに読んだ本。

    本田和子氏をトップバッターに10人以上の「少女論」に触れることができます。
    やや記号論的な語り口の論考が多いお勉強の本です。

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    2011年10月23日
  • 戦後民主主義と少女漫画

    Posted by ブクログ

    語られている内容全てに共感することはなかったのですが、切り口が面白い一冊だとおもいます。純粋少女、という言葉をキーワードに、1970年代の二十四年組からはじまり、90年代と岡崎京子、ガーリーフォトなんかにも触れたりして。

    いかに純粋性を残しつつ社会に参加するか、
    少しでもシステムを変えていくという作業を
    出来るかということが大切なのだ

    というヒロミックスの言葉、好きだなあ。

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    2011年10月09日
  • 戦後民主主義と少女漫画

    Posted by ブクログ

    まるで大塚 英志の様な題名ではないですか。
    でも、あんまり政治よりの話ではなかったです。というか、あんまり一貫した語りじゃない印象です。

    大島 弓子論からはじまるのですが、論旨的には、

    「昔の大島 弓子は良かったが、『綿の国星』以降の大島 弓子は、イマイチだ」

    みたいな感じなのですが、それは、ただ単に、自分がそういう物語に感応できない年齢になっただけにしか見えないんですよ。

    わたしは、今、大島 弓子がかいているマンガも、ものすごく深いと思います。
    日常の風景の中から、彼女が、なにを切り取ってきているを考えると、

    「少女漫画的な空間の緊張感を保ちきれない」

    とは、とても書けないと思い

    0
    2009年12月24日

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