「差別はいけない」とみんないうけれど。

「差別はいけない」とみんないうけれど。

1,936円 (税込)

9pt

セクハラや差別が後をたたないのは、「差別はいけない」と叫ぶだけでは、解決できない問題がその背景にあるからだろう。反発・反感を手がかりにして、差別が生じる政治的・経済的・社会的な背景に迫る。「週刊読書人」論壇時評で注目の、気鋭のデビュー作。

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「差別はいけない」とみんないうけれど。 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年10月15日

    最初は理解が追いつかないところがあったけれど、自分も意外と凝り固まった考え方をしていることに気がつかされた。

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    Posted by ブクログ 2022年02月13日

    問題を訴えることが盛んな時代だ。問題が問題だけど、問題だ、の問題もあるのだろう。僕はしばらく読書は数だったけど、一つの本を何度も読むことも両立していくことにした。数を読むのは自分の拾えるところを拾う傾向になる。知らないことを埋めるのにはいい。ただ、思い込みを壊すのには一つの本を読むといい。ある種、勘...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年06月27日

    最近、Twitterをちらほら見初めて、セクハラ・差別などについての意識が高くて感心したが、徐々に違和感を感じ、うっとおしくなってきた。
    本書はポリティカル・コレクトネスを巡る、その違和感を言語化するものだった。タイトルの「けれど。」がその感じを出している。
    「差別主義者も反差別主義者もみずからを『...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月21日

    差別問題(及びPC問題)をこれほど総合的・多角的に論じた本は今までなかったのではないか。引用された本も片っ端から読みたくなる。

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    Posted by ブクログ 2019年12月06日

    日経9月7日書評に掲載の本。

    ポリコレをめぐる言説の考察。

    「ポリティカル・コレクトネス」とは、人種・宗教・性別などの違いによる偏見・差別を含まない、中立的な表現や用語を用いること。しばしば、「うざい」とか「うんざり」とか否定的な意味合いを込められる。

    差別はしてはいけないこと。
    だけど、無自...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年02月10日

    民主主義(アイデンティティポリティクス)と自由主義(シティズンシップ)という概念がそもそも「対立する」ことすら知らなかった身としては目から鱗だった。差別(ハラスメントなども含む)は、人が多様であるが故にいかに避け難いか、そしてポリコレを大義と出来るか否か、についての論考。現在の「分断」の深淵を垣間見...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年12月13日

    基本的にはロールズの正議論に則り、「正体が無知のヴェールに包まれた状態」におけるものに立脚していたいものの、生得的な違いなどにより、平等ではない事実(女性のほうが感情的だったりすることを裏付けるデータだったり、人種によってIQ平均値の統計的な差異が認められていることなど)により、それが上っ面な正義で...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年01月03日

    まず筆者の年齢が自分とほぼ同世代(綿野が一つ上)というのに驚いた。同世代が評論家として本を出版するような歳になったということか、、、
    それはさておき本書はタイトルの通り、なかなか表立っては言いにくい、それこそポリコレに反するような事柄について、懇切丁寧に説明を加えようとするものである。アイデンティテ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年10月10日

    差別はなくならない。
    そのことを認識することから始まるってこと。

    「不快」な感情が他者への無意味な自己責任論になる前に、その「不快」さをまず言語化してみよ。

    という本かな。難しかったけど面白かった。再読して良かった。

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    Posted by ブクログ 2020年06月19日

    めちゃ面白かったーーーー。取り扱ってる幅が広い
    人種、フェミニズムは成る程という感じ、慰安婦、天皇は知らなかったな〜という感じ
    ここから、読みたい本を調べていこうと思う
    ポリコレはブルジョワのものかー。

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