「逆張り」の研究

「逆張り」の研究

1,870円 (税込)

9pt

4.5

新聞記者に「逆張り」認定された批評家が戸惑いつつも「逆張り」という現象を考える。「批評」ではなく「運動」や「現場」、「おじさん」ではなく「女性」や「若者」、「傍観者」ではなく「当事者」が称揚され、「逆」が嫌われた(あるいは反動的に好まれた)2010年代とは何だったのか? 「注意経済」「相対主義と絶対主義」「冷笑(シニシズム)」「ポピュリズム」「差異化ゲーム」などのキーワードを軸に、SNSの隆盛とともに社会が大きく変化していった時代を振り返る。

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「逆張り」の研究 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    政治系の話かな?とおもって少し読むのを躊躇っていたんだけど、著者が自分の過去について語り出したあたりからスラスラ読めた。馴染みのない単語も調べながら読んだので頭には入ってる…はず!
    今までネットで散見してた冷笑主義や逆張りおじさんについて改めて考え直させられる一冊だった。ネットって匿名性が高いからど

    0
    2025年01月31日

    Posted by ブクログ


    物事を敢えて違う角度で見る癖をつけることがいかに大切か…

    なんて本では全く無く、相対主義と絶対主義、リベラルとアンチリベラル、シンパシーとエンパシー、メタとベタなど飛び交う言葉はまるで哲学の韻踏合組合

    二極化、分断を産むSNSにおける逆張り(少数派)側の生態をタイトルどおり研究した一冊

    自分

    0
    2023年12月30日

    Posted by ブクログ

    タイトルを見た時は「逆張り批判」の本かと思ったが、「逆張りする人」と「『逆張り』だとレッテルを貼る人」の立場を両方分解していて、解像度が高かった。
    著者がまだ35歳と若く、SNSの動向に精通していたため、強い実感をもち議論を受け入れることができた。
    逆張り≒逆張り冷笑おじさん→冷笑→笑い、という流れ

    0
    2023年08月12日

    Posted by ブクログ

    逆張りについて解像度高く解説してくれており、著者の特性か現在のSNSなどの注意経済についても具体例を出しながら説明している本。
    逆張りや、空気を読むなど、何となく自分たちの周りに存在している風潮について明確に言語化していて、事例も豊富で面白い

    0
    2023年09月21日

    Posted by ブクログ

    逆張りとは投資用語で、将来を見越して相場の逆を売買する手法のことであるが、多数派の逆をいく、という意味でネットなどでマジョリティの逆の言説や態度をとることを指すようになった。そして2010年代になって「あえて逆をいく」という逆説的な意見が、いまの常識を疑い、絶対的な価値観を相対化させ、よりよい未来を

    0
    2023年08月12日

    Posted by ブクログ

    基本的に「絶対化vs相対化」の話であった。それらが逆張りの真理であり、昨今の社会を表している構図だなと思った。
    この本は作者が作者だから好き嫌い分かれるだろう。しかし、私は「あえて」好きと言っておく。メタ視点に立ちたいからね。

    0
    2023年07月11日

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