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新聞記者に「逆張り」認定された批評家が戸惑いつつも「逆張り」という現象を考える。「批評」ではなく「運動」や「現場」、「おじさん」ではなく「女性」や「若者」、「傍観者」ではなく「当事者」が称揚され、「逆」が嫌われた(あるいは反動的に好まれた)2010年代とは何だったのか? 「注意経済」「相対主義と絶対主義」「冷笑(シニシズム)」「ポピュリズム」「差異化ゲーム」などのキーワードを軸に、SNSの隆盛とともに社会が大きく変化していった時代を振り返る。
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Posted by ブクログ
政治系の話かな?とおもって少し読むのを躊躇っていたんだけど、著者が自分の過去について語り出したあたりからスラスラ読めた。馴染みのない単語も調べながら読んだので頭には入ってる…はず! 今までネットで散見してた冷笑主義や逆張りおじさんについて改めて考え直させられる一冊だった。ネットって匿名性が高いからど...続きを読むうしても強い言葉が出がちだし、それに嫌な思いをすることも多かったけど、そういった批判や誹謗中傷をする人の背景について向き合うことで、その嫌な思いが少し軽減されるのかな〜って感じた。自分の心を守るためにも読んで損はないかも。
物事を敢えて違う角度で見る癖をつけることがいかに大切か… なんて本では全く無く、相対主義と絶対主義、リベラルとアンチリベラル、シンパシーとエンパシー、メタとベタなど飛び交う言葉はまるで哲学の韻踏合組合 二極化、分断を産むSNSにおける逆張り(少数派)側の生態をタイトルどおり研究した一冊 自分...続きを読むもひねくれ者で自称隠れコミュ症なので著者のアンチ側への歪んだ愛情が共感出来てなんとも愛おしい
タイトルを見た時は「逆張り批判」の本かと思ったが、「逆張りする人」と「『逆張り』だとレッテルを貼る人」の立場を両方分解していて、解像度が高かった。 著者がまだ35歳と若く、SNSの動向に精通していたため、強い実感をもち議論を受け入れることができた。 逆張り≒逆張り冷笑おじさん→冷笑→笑い、という流れ...続きを読むで、笑いとリベラルの相性の悪さが論じられていて、「『笑い』は(笑われている)他者と自分を切り離さないと成立しないものであるから、弱者と寄り添うリベラルと相性が悪い」という主張はストンと腹に落ちた。 (茶化しの笑いと自然に出る笑いは少し毛色が違うという気はする)
逆張りについて解像度高く解説してくれており、著者の特性か現在のSNSなどの注意経済についても具体例を出しながら説明している本。 逆張りや、空気を読むなど、何となく自分たちの周りに存在している風潮について明確に言語化していて、事例も豊富で面白い
逆張りとは投資用語で、将来を見越して相場の逆を売買する手法のことであるが、多数派の逆をいく、という意味でネットなどでマジョリティの逆の言説や態度をとることを指すようになった。そして2010年代になって「あえて逆をいく」という逆説的な意見が、いまの常識を疑い、絶対的な価値観を相対化させ、よりよい未来を...続きを読む探すという目的を失い手段化され、単に敵対する勢力へのアンチだったり、そのアンチに対するアンチ・アンチだったり、注意をひきつける炎上商法だったり、いま相手に優越できさえすればいいという現状になっているのではないか、という著者の考察集である。一つの論を述べたと思ったら、こういう考え方もある、という具合に、時にとりとめなくなる箇所もあるが、これは現在もかなりの速度で流動・変化し続けるネット社会でのやりとりの様相を逃さず書き留めようという著者の誠実さの現れと思う。
基本的に「絶対化vs相対化」の話であった。それらが逆張りの真理であり、昨今の社会を表している構図だなと思った。 この本は作者が作者だから好き嫌い分かれるだろう。しかし、私は「あえて」好きと言っておく。メタ視点に立ちたいからね。
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