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巨船ベラス・レトラス
『大いなる助走』から四半世紀、巨匠・筒井康隆が再び文壇の内幕を鋭く描く! パソコンソフト会社で成功を収めた狭山銀次が創刊した、前衛的な文芸誌「ベラス・レトラス」。破格の原稿料に釣られ、常連執筆者となった作家たち。実験的な作風で知られる錣山兼光、ホラー小説の旗手・伊川谷幻麝、盲目の詩人・七尾霊兆、革新的な作品で派手に登場した笹川卯三郎……。そうした作家たちの成功を妬む同人誌作家が爆弾テロを起こすところから物語は始まる。小説世界の内と外は自在につながり、過激なメタフィクションが展開、ついには「筒井康隆」を名乗る人物が語り始める。現代の文学を取り巻く状況を風刺する、ブラックユーモアに満ちた快作。 -
初恋は? 人間だもん! 七十八年目の竹の花
■内容紹介 小学生の頃に出会った初恋の相手を思い続けて七十八年。多くの人がしょせん叶わぬ思い出だと、記憶の彼方に追いやってしまうところを、いつまでも思い続けることなどできるのだろうか。妻や息子に対する裏切りにはならないのだろうか。ただ、人がその人を思い続けるとき、思う側はどんな苦難も乗り越えていける力を、思われる側は生涯の幸せを得る。はたしてこれに勝る幸せがあるのだろうか。「咲かぬといわれる竹の花でさえ、十五年かそこらで咲くこともあるのに」と、残念な気持ちを募らせながらも、初恋の人を思う、みずみずしい気持ちのまま、人生をはつらつと生きていく主人公の姿を描く純愛私小説。 ■著者紹介 春山 一兵(はるやま いっぺい) 大正13年3月23日生まれ。鹿児島市出身。中央大学経済学部卒業。本名倉内清隆。著書に『おじいさんのむかしばなし』(小社刊)、『シベリア発 伜の遺言√9 』(文芸社)。 -
デビルの仕業
■内容紹介 ・大きな目、スマートな体。ステキなカノジョを何とかデートに誘いたい。しかしカノジョの正体は?――「恋の季節」 ・カーナビと連動させて、車の中でこだわりの鍋がつくれる「カーナベ」。石狩鍋を選択すると、自動運転に切り替わり……。――「カーナベ」 ・「死ぬとどうなるの?」ボクの質問に答えたパパは、別の世界に連れ去られ、皮膚をはがされて……。――「デビルの仕業」 ■著者紹介 目代 雄一(もくだい ゆういち) 1958年高知県生まれ。香川大学教育学部を卒業、小学校教諭になる。高知県内の小学校、養護学校に勤務しながらショートショートを執筆する。小説現代ショートショートコンテスト入選作品が『ショートショートの花束2』『ショートショートの花束3』(いずれも講談社)に収録される。 -
アザユキ
■内容紹介 中学3年の夏休み。劣等生の達也はすべてにやる気を失っていた。偶然出会った年上の美少女ミヨが県内トップクラスの高校の生徒だと知った達也は、その高校を受験するという無謀な決意をする。学校説明会でミヨに赤いボールペンをもらった達也の成績はありえないほど上がり続け合格圏内に達するが、達也の周りの人たちには不幸が訪れてしまう。やがて、ミヨの謎が明らかになり、達也は決断を迫られるが……。心をゆさぶるラスト。切なく甘い青春ストーリィ。 ■著者紹介 式田 亮(しきだ りょう) 千葉県生まれ。大学を卒業後、進学塾専任講師となる。剣道、居合道ともに4段。J‐SHINE認定小学校英語指導者。日本ユニセフ協会、日本赤十字賛助会員。千葉県千葉市在住。 -
植物図鑑
※幻冬舎から配信中の『植物図鑑』と同じ内容となっております。重複購入にご注意ください。 「お嬢さん、よかったら俺を拾ってくれませんか? 咬みません。躾のできたよい子です」「――あらやだ。けっこういい男」――ある日、道ばたに落ちていた彼、イツキ。さやかが彼から聞いたのはそれだけ。でも、それで充分だった。二人の共同生活は次第にかけがえのない日々となっていく――。花を咲かせるように、この恋を育てよう。『阪急電車』『図書館戦争』の有川浩、最新にして最高のラブストーリー! 番外編に加え、イツキ特製“道草料理レシピ”も掲載!! -
はりまや橋をわたって
■内容紹介かつて日本の経済発展を支えた「金の卵」たち。彼らは中学を卒業するとすぐに親元を離れ、都市部の工場に集団で就職した。その旅立ちの時を高知駅前広場でじりじりと過ごしている少女がいた。家族と別れる不安、新しい暮らしへの希望、すべてがないまぜになり、彼女は見送りに来た家族との会話もままならずにうつむいたまま。そして、あまり言葉を交わすこともなく家族との別れを迎えた。新天地へ向かうバスの中で止むことがない「金の卵」たちの泣き声に、思わず抑えていた涙がこぼれる。飲んだくれの父親、家族の家計を内職で支える母、小さな妹や弟たちとも本当に別れてしまったということがやっと現実として身にしみた。泣きながら家族の中での自分を思い出す。「私は家族の輪に入っていない……」。それが、彼女なりに考えた自分の親離れのための理由だった。自立の道を歩み始めた少女の十五歳から十八歳、三年間の心の葛藤を描いた青春小説。■著者紹介日向 あき(ひゅうが あき)1947年高知県生まれ。集団就職で都市部の工場に勤務した後、様々な職業に就く。その間に通信制高校、大学を卒業し、現在定時制高校教諭。 -
鴨川食堂
京都発! 思い出の「味」、捜します。 第一話 鍋焼きうどん―― 一番おいしかったものにもう一度出会うのは難しい。 窪山秀治は数年前に妻を亡くし、定年後に新たな伴侶と巡り会った。彼女は秀治の大好物だけうまく作れないという。 第二話 ビーフシチュー――プロポーズされたレストランが思い出せない!? 師走に入ると、京の都もせわしない。二人の老婦人が、55年の食を求めて看板もない食堂に入っていった。 第三話 鯖寿司――おいしさに勝るのは、思い出というスパイス。 総理大臣である岩倉友海が探しているのは、50年も前食べさせてもらったおやつがわりの品だった。 第四話 とんかつ――“おいしい”の一言を、忘れる料理人はいない。 大分でピアノ教師をしている広瀬須也子の元夫は、京都でとんかつ屋を開いていたが、余命三ヶ月だという。 第五話 ナポリタン――おいしいものを食べると、泣けてくる。 浜松に住む女子大生・美月明日香が探しているのは、祖父が旅行先で食べさせてくれた黄色いスパゲティだった。 第六話 肉じゃが――男のソウルフードは、おふくろの味。 六本木ヒルズ在住の実業家・伊達久彦は、亡き母が作ってくれた肉じゃがを食べてみたいという。 -
フルーツの夜
二十年ぶりに刑務所をでた共産主義者。元・私鉄運転手のAV女優スカウトマン。刺激を求めて北朝鮮へとぶ劇団主宰者。里帰りしたAV監督。どうにもならないほど重い過去をもつ不安神経症者。そして、死体ビデオ撮影をはじめた友と、育児ジャンキーと化した妻と僕。アンダーグラウンドにうごめく人々を優しく甘く哀しく描く、連作小説。 -
幸せな王子
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 町に、金ぱくでおおわれ、サファイアの目、ルビーの柄の剣をもつ幸せな王子の像がたっていた。ある夜、仲間と別れた一羽のツバメが王子の像にとまった・・・。表題作の他「漁師とその魂」など三編を収録。 -
最後の授業
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 その豊かさのために古くからいろいろな国の領土になってきたアルザス。そしてとうとう今日ぼくはフランス語で最後の授業をうけることに。 -
にんじん
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 赤毛のためにお母さんに「にんじん」と呼ばれる少年。いつだってつらい仕事はにんじんにまかされる。そんな彼の心の内は……。 -
武田信玄
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 戦国最強といわれる武田騎馬隊を率い、合理主義でありながら、臣下を愛し、妻を愛したロマンチスト、武田信玄。その人生をわかりやすく読み解きます。 -
ジキル博士とハイド氏
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ひとりの人間のなかには、実はふたつの人格があるという真理をつかんだジキル博士は、自分で調合した薬をのむことで、悪魔のような人間に変身する。ところがこの悪の人格があばれはじめ、破局へと追いつめられ・・・・・・。 -
会社の裏に同僚埋めてくるけど何か質問ある?
夢を抱いて地方公務員になった志帆。しかし現実は病弱な同僚の仕事を押し付けられ、朝7時前に登庁、夜は深夜まで残業三昧の日々を送っていた。ところが、あるクレームをきっかけに、志帆は同僚に消えて欲しいと願うようになり――。仕事をしないことに全力で、ミスのフォローは周囲の役目、精を出すのは噂話と陰口。そんな同僚が辿った末路とは? 表題作「会社の裏に同僚埋めてくるけど何か質問ある?」、高まる自己愛が滅ぼしたのは……「あたしの幸せな生活」、社内いじめに耐えかねた新人社員が見た「夢」、縁切り神社のルーツに迫る「とある縁切り神社にて」の衝撃の全四編を収録。 -
ぎぶそん
中学二年「ガンズ・アンド・ローゼズ」に心酔した少年ガクは、仲間を集めてバンドをはじめる。 親友のマロと幼なじみのリリイ。 それに「ギブソンのフライングV」を持っていてギターがうまいと噂――の問題児かける。 ケンカや練習を経て、四人は次第に仲間になっていく。 ガクとリリイの淡い恋、文化祭ライブ、十四歳のできごとのひとつひとつが多彩な音を響かせあう青春ストーリー。 第21回坪田譲治文学賞受賞作。 -
ヒーローズ(株)!!!
「なーんの面白味もない人生やったなあ」――病床にある祖父の言葉が頭から離れないコンビニ店員の修司・26歳は、ある日、借りのある同僚から『ヒーローはキミだ!』という胡散臭い求人広告のアルバイトを持ちかけられた。しぶしぶ指定された場所へ向かうとあったのは、今にも崩れ落ちそうな雑居ビル。そこの会社にいたのは、初老の紳士、ホストのようなチャラ男、そしてよくわからない話をする恰幅の良い社長。いきなり任された仕事は、今をときめく人気漫画家の“お守り”? 読んだ後はきっと元気になれる、著者会心の人生応援ストーリー第2弾! -
チョコレート・コンフュージョン
バレンタインすら残業の、仕事に疲れたOL千紗。お気に入りのヒールが折れ、まさに泣きっ面に蜂。そんな千紗を救ったのは、理想の王子様――ではなく、凶悪な目つきから社内で「殺し屋」と恐れられる龍生だった。 千紗はお礼のつもりで義理チョコを渡すが、勘違いした龍生に交際を申し込まれてしまう。「断ったら殺される!?」命の危険を感じた千紗は、偽の恋人になることに。だけど強面の龍生が提案してきたのは、なぜか交換日記で!? 凶悪面の純情リーマン×がんばり過ぎなOLの、涙と笑いの激甘ラブコメ! -
夏の階段
たくさん勉強していれば、誰よりも早く大人になれるのだ――そう信じて周囲と距離を置く玉木崇音が、夏期講習の帰り道で出会った奇妙な階段とクラスメイトの遠藤珠生。何かとちょっかいを出してくる遠藤がわずらわしい玉木だったが・・・。地方都市の進学校を舞台に繰り広げられる、5人の高校生の不器用な恋と友情、未来への葛藤。息苦しい毎日の向こうに光を投げかけてくれる連作短編集。
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