ビジネス・実用 - 美学作品一覧

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  • 俳優・佐藤健の守護霊メッセージ 「人生は戦いだ」
    4.5
    斬るか斬られるか―― 役者は、真剣勝負。 「龍馬伝」「るろうに剣心」シリーズ 快進撃を続ける人気俳優の 「演技観」「人生観」とは。 ストイックに“本物の演技”を 追い求める硬派な美学に迫る。 【衝撃の過去世! 幕末の過激浪士】 ■■ しゅ・ご・れい【守護霊】 ■■ 人間の潜在意識のことで、あの世から地上にいる人を守る過去世の魂。タテマエではない本音を語る性質がある。 目次 まえがき 1 二十八歳で国民的ヒーロー、佐藤健の守護霊に訊く 2 現れた“維新の志士” 3 役者は真剣勝負だ! 4 人を“斬り倒して”勝ち抜くための「死生観」 5 今の日本は、ぬるすぎる! 6 土佐勤王党、無念だった! 7 過去世は、「武士の心」と「芸術」に関係していた 8 この国の軟弱なるものを斬りたい! 9 甘い甘い!もっと強くなれ! 10 あまりにも直截的な結論だった佐藤健の“正体” あとがき
  • 葉巻の美学
    -
    ■いま、全国のバーで ひそかな葉巻ブームが起きている 2020年4月から東京都受動喫煙防止条例が施行され、 禁煙の流れが強まっているが、シガーバーは規制の対象外となった ■葉巻の吸い方にルールなどない かつて、葉巻を愛した男たち。 アル・カポネ、アラン・ドロン、 チェ・ゲバラ、フィデル・カストロ、ジョン・F・ケネディ、吉田茂、マイケル・ジョーダン…。 綺羅星のごとく歴史上に名を遺した男たち 多くの初心者は、とかく身構えてしまい、 葉巻を崇高な嗜好品だと思い込んでいる。 みんなネットやマニュアルを見て、知識で理論武装。 しかし、それは根本的に間違いだ。 それを教えてくれるのが 本書『葉巻の美学』である。 ■本書は、国際的なシガーコンテストで優勝を果たし 現地ハバナで毎月3000本の葉巻を買い付ける 国内屈指の第一人者による最新シガー入門書です。 【こちらの目玉コンテンツも収録】 ◎ハバナの極上シガーショップガイド(MAP付き) ◎初公開!主要葉巻銘柄の現地価格一覧 ◎ハバナ・トラベルガイド ■目次 第1章 人生を識る―私の銀座修行時代 第2章 いまを愉しむ―「ハバナベガス」とハバナ 第3章 人生を学ぶ一流の男たちとの交遊 第4章 葉巻と生きる―わが人生と葉巻 第5章 葉巻と興じる―極私的葉巻ガイド20本 第6章 葉巻と出会う―はじめての葉巻の嗜み方 第7章 聖地に集う―ハバナの極上シガーショップ一覧 第8章 知恵を分け合う―ハバナの葉巻と旅と酒と
  • 半建築
    4.0
    建築と家具の間、未完であること、用途に対する不確定性、見えない開発……「半」であることが建築にもたらす魅力と可能性とは── 「抜き差しなる」デザインを目指して奮闘するスキーマ建築計画、待望のものづくり論! 作品(夢)と生活(現実)の間に確かに掴み取ることのできる新時代の建築とは何か。 初期の代表作「Sayama Flat」において、引き算や誤用という考え方のリノベーションで建築界にセンセーションを巻き起こしたスキーマ建築計画。日常の中での気づき、既存のものから得られる新たな発見をきっかけに、家具から建築、都市のスケールまで1/1を基本にデザインする独自の取り組みを「半建築」というキーワードのもと書き下ろした待望の一冊。 現実が入り込む余地のないキメ顔の建築ではなく、抜き差しなる関係を受け入れるような大らかな建築。それでいて個々の素材や細部に対する解像度の高い扱いから、すべての要素が生き生きと共存するような空間。リノベーションにも新築にも、住宅にも店舗にも、そういった美学を貫き活動を続けてきた長坂常が、建築におけるさまざまな「半」的状態を考えることを通して新たな建築の可能性を提示する。 スキーマ建築計画の代表作: Sayama Flat / HANARE / Flat Table / Blue Bottle Coffee / 桑原商店 / DESCENTE BLANC / HAY / 東京都現代美術館 サイン什器・家具 / 武蔵野美術大学16号館 / D&DEPARTMENT JEJU by ARARIOなど ===== HAPPAで気づかされたもうひとつの大事な点は、自分のオフィスで自ら設計し、施工までしてつくったものが公にさらされている、ということ。つまり夢(作品)と現実(生活)が一致する初めての体験で、路面空間でこれをやりたかったのではないかと、その時初めて理解したのだ。その裏と表、夢と現実が一致した時から少し我々の作品の質が変わったような気がする。それが脱デスクトップアーキテクチャーだ。(本文より)
  • 阪神・四番の条件 タイガースはなぜ優勝できないのか
    3.3
    1985年、バース・掛布・岡田の強力打線が原動力となり、初の日本一となった阪神タイガース。しかし、これを最後に頂点の座から遠ざかり、2006年以降はリーグ優勝もない。この長い不振は、「ミスター・タイガース」と呼ばれた藤村、田淵、掛布に続く「不動の四番」が現れないことに一因がある。一方の巨人は大補強を行いながらも、四番は原、松井、阿部、岡本ら生え抜き中心だ。なぜ阪神では四番が育たないのか? 自身の経験や歴代強打者との比較、ライバル巨人との関係性を通して四番打者について論じるとともに、タイガース復活への道標を示す。 【もくじ】 第1章 なぜ優勝できなかったのか ●阪神とヤクルトの明暗を分けた打線 ●サンズ失速の原因 ●佐藤輝明を二軍に落とす必要はあったのか ●幻となったスアレスのMVP ●磨きがかかった走塁、課題は守備力 ●四番・大山悠輔に期待すること ●名門復活に「不動の四番の育成」は不可欠 ほか 第2章 四番打者とは何か ●エースと四番のライバル対決……村山VS長嶋/江夏VS王 ●江川卓のウイニングショット ●失われた「打たれる美学」 ●「四番・掛布」のまま引退したかった ●1985年の日本一と「四番の犠牲」 ●セ・リーグ四番は岡本・村上・鈴木に合格点 ●中西太・村上宗隆の2年目を比較する ほか 第3章 ミスター・タイガースの条件 ●ミスター・タイガースの系譜……藤村富美男/村山実/田淵幸一 ●ミスター・タイガースの条件 1・孤高に耐えうる精神力を持っていること 2・タイトルを複数回獲得していること 3・試合に出続けていること 4・相手チームの四番とエースからリスペクトされること 5・チームリーダーとして優勝を経験していること ●阪神タイガースの歴代ベストナイン ●ひとりに強くなれ ●悔いなく辞めるために ほか 第4章 ライバル巨人とタイガース ●江川とのトレードで入団した小林繁さんの言葉 ●巨人は本当にライバルなのか ●1986年、連覇を逃した責任 ●チームの巨人、個の阪神 ●阪神ドラフト上位の打者は育っているか ●巨人・岡本和真が体現する新たな四番打者像 ●阪神・大山悠輔が四番を打つ意味 ほか 第5章 佐藤輝明は「5代目ミスター・タイガース」になれるか ●傑出した修正力と対応力 ●グリップを下げ、小指をかけてレベルに振れる ●強烈だった「四番初試合満塁弾」と「1試合3発」 ●6回・3打席目にホームランが集中する理由 ●大谷翔平が強化した「押し込む力」 ●三振を減らして「四球+安打=200」をめざせ ●バースのように三冠王を獲れる ほか
  • 反中国心理作戦を脱却せよ! 冷戦復活への策謀にどう立ち向かうべきか?
    -
    「中国は、世界の悪の司令塔」か?ー欧米寡頭資本勢力が作った心理作戦=サイオプを脱却し、正しい未来を切り拓くための必読書。 欧米の寡頭勢力が、世界支配という真の狙いを隠すために作り上げた新たな偽りの物語が暴かれる。「中国は、世界の悪の司令塔である」という諸説は、全て神話であり嘘である。「神をも恐れぬ共産主義者の陰謀」という古い偏見と恐怖も、地球を征服しようとする「中国のブギーマン」という現代の恐怖も、真実とは程遠い。 中国の内戦は、アヘン戦争の暗黒時代以来、中国を内部から転覆させるために欧米勢力の利益のために暗躍した裏切り者たちに対抗する愛国者達の間で繰り広げられた戦いであった。無知と恐怖から抜け出て、正しい日本の未来を開くための必読書。 【目次】 はじめに 第一章 リンカーンに学んだ孫文の共和制革命 第二章 反中プロパガンダは、冷戦を引き起こした「グーゼンコ・デマ」の再来だ 第三章 COVIDパンデミックは誰の仕業? 中国か、米国か、それとも別の何か? 第四章 キッシンジャーの中国人奴隷労働プログラムはどのように解除されたか? 第五章 台湾=「太平洋のウクライナ」 第六章 真のグローバル・アジェンダは、「対中戦争」の推進 第七章 中国は全体主義の反精神主義的な岩に過ぎないのか? ソーシャル・クレジットと偽宗教カルト 第八章 イエズス会、タヴィストック研究所による中国の心を狙う戦い 第九章 一九八九年、ソロスの追放 訳者あとがき 【著者】 マシュー・エーレット ジャーナリストであり、ライジング・タイド財団の共同設立者であり理事を努める。Canadian Patriot Reviewの編集長、アメリカン・ユニヴァーシティ・イン・モスカウのシニア・フェロー、Rogue NewsでThe Great Gameの共同ホスト。著書に、The Untold History of Canada(『誰も語らなかったカナダ史』)とThe Clash of the Two Americas(『二つのアメリカの衝突、I~IV』(日曜社より翻訳近刊予定))がある。 シンシア・チョン ライジング・タイド財団の共同設立者、理事長。シラーの美学、シェイクスピアの悲劇、ローマ史、フィレンツェ・ルネッサンスなどのテーマで講演。著書:The Empire on Which the Black Sun Never set: The Birth of International Fascism and Anglo-American Foreign policy(『黒い太陽が沈まぬ帝国− 国際ファシズムの誕生と英米の外交政策』2023, Canadian Patriot Press 鄭基成 翻訳家、茨城大学名誉教授。訳書に『メイク・ザット・チェンジ』(日曜社、共訳)、『スターウォーカー』(日曜社)、『コロナパンデミックは、本当か?』(日曜社)、『計画されたコロナパンデミック』(成甲書房、共訳)、『羊たちの沈黙は、なぜ続くのか?』(日曜社、共訳)
  • 反「道徳」教育論 「キレイゴト」が子供と教師をダメにする!
    4.1
    電車の中で化粧する女。外見ばかり気にする男。批判的な眼差しを向ける大人に対し若者達は言う。「何が悪いの? 別に人に迷惑かけてないじゃん!」。この殺し文句に対する反論を、現在の道徳教育は持ち得ない。「価値の多様性を認めましょう」といった、美辞麗句を並べたてるばかりだ。そうではなく、子供達には「法律のレベル」「道徳のレベル」を超える第三の規範である、「己の美学」を持つことを教えるべきなのだ。本書はほんとうに身につく道徳教育論を展開し、キレイゴト教育からの脱却を強く訴える。さらに「立ち会い出産からは女性の美学が失われている」「夫婦別姓の5つの肯定意見に反論する」「死刑廃止論には決定的な矛盾が存在する」「夫婦別姓推進者は子供の苦悩を理解しているのか」など、現代の倫理学上の諸問題にも一石を投じる意欲作である。

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  • バカだけど日本のこと考えてみました
    4.0
    ◆子育て、平和、生き方、メディア、…etc.ボクなりに考えてみました! ●つるの剛士、初の書き下ろし新書 ●僕が受けた偏向教育 ●安保法制で炎上騒動 ●“死ね”なんて言葉が流行語っておかしい? ●平等なんて言葉はいらない ●自分の国を愛することは他の国を愛すること ●僕は“愛国タレント”!? ●子育ては心配よりも信頼 ●僕はイクメンではない! ●将棋は敗者の美学。負け際が大事。 ●僕は右でも左でも中立でもなく「自立」です ■僕が感じている日本への違和感! 僕、つるの剛士には、いろいろな肩書があります。 「俳優」、「バラエティタレント」、「歌手」、「イクメン」、そして「おバカタレント」……。 確かに僕は自他ともに認める「おバカ」なのですが、そんな僕でも普段の生活の中で一視聴者としてテレビを見たり、新聞を読んだりしていると、 「あれ?何かちょっとおかしいな」と思うことがあります。 言うなればそれは、最近のテレビの報道のあり方や、世の中全体の風潮に対して何となくもっている違和感です。(本文より) ◆本書の内容 第1章 「ネトウヨ」と呼ばれて 第2章 日本の平和について 第3章 僕が受けてきた教育について 第4章 子育てについて 第5章 「イクメン」と呼ばれて 第6章 つるののルーツ 第7章 メディアとネットと日本のこれから ◆オバカと呼ばれたり、ネトウヨと呼ばれたり、イクメンと呼ばれたり……そんな僕ですが。
  • バフチン
    4.0
    文学研究者として知られるバフチンだが、実は美学、哲学から言語学、記号論等々をまたぐ、領域横断的な知のありかたが本領。その根幹を貫く「対話原理」に透けて見えるのは、全体主義へと向かう窮屈なイデオロギー状況に対峙し、境界線上を行き来しながら格闘した思想家の姿である。
  • パリで生まれた奇跡の日本野菜 「山下農道」の神髄
    -
    ●日本人がフランスで、なぜ農業アカデミーを創るのか? 「奇跡の蕪」で美食の都パリにおける名声を確立、究極の野菜をグランシェフの超一流店に“言い値”で提供するパリ山下農園。 美しく美味な野菜を作るために必須な「心の美学」を伝授するため、現地で農業学校を設立する。土から野菜、そして人づくりまで行おうとする山下朝史氏の思考と流儀--「農道」を美容医学専門家とのマリアージュで解き明かす。
  • 引き際の美学
    3.8
    突然、無責任に辞める首相、「老害」といわれても居座り続ける経営者……日本人は、いつの間に往生際が悪くなったのか。できる男は去り際、散り際、別れ際も潔い。「始めるよりも終わるほうが難しい」と説く著者が引き際の美学を語る。

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  • 引き際の美学「史記」に学ぶ出処進退
    -
    1巻1,078円 (税込)
    「刎頚の交わり」「臥薪嘗胆」「士は己を知る者のために死す」……。広く読みつがれてきた「人生の見本市会場」とも評すべき『史記』、そこに込められた叡知を読みとる。ビジネスパーソンなら誰でも心得ておきたい潔い身の処し方とは?
  • 土方歳三 「剣」に生き、「誠」に殉じた生涯
    -
    幕末、京の都に名を馳せた「新選組」副長・土方歳三、多摩に生まれ、薬行商をしながら剣を磨き、天然理心流の奥義を極めた剣の達人。さらに近藤勇と幕府の浪士組に参加、池田屋襲撃で一躍その名をとどろかせる。士道の美学に殉ずるべく、一人我が道をゆく若き剣士は、北辺の地に炎のごとき最期の咆哮をあげた……。断髪に洋装、進取の気風あふれる土方歳三の、波瀾万丈の生涯。

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  • イラスト授業シリーズ ひと目でわかる 哲学のしくみとはたらき図鑑
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 見開きでまとまった簡潔な構成と、適度にデフォルメされたイラストで、複雑なしくみやはたらきをわかりやすく学べる「イラスト授業シリーズ」第9弾。あらゆる分野の根幹ともいえる哲学を、自然科学と融合していた古代ギリシアを中心とする黎明期から、美学・認識論・倫理学・論理学などに体系化されていく近現代にいたるまで、おもな理論と思想を簡潔な解説と直観的にわかりやすいイラストで示した、画期的なビジュアル図鑑です。
  • ひとりで抱え込まない仕事術~チームリーダーの教科書~【エッセンシャル版】
    -
    仕事も人間関係も上手くいく! できるリーダーだけが実践する習慣を大公開! 仕事・人間関係に悩んでいませんか? ・ミスが多く、減らしたい ・ネガティブな考えを解消したい ・職場で信頼関係がなかなか築けない →ひとつでも当てはまったら、要注意! 【目次】 序章 第1章:それぞれが完璧な存在 第2章:思い込みを捨てる 第3章:不安から信頼に 第4章:自己認識の美学 第5章:指示するのではなく尋ねること 第6章:思慮深い質問 第7章:イメージを創りだす 第8章:傾聴の神聖なる空間 第9章:選択の美学 第10章:実践の美学
  • 悲の現象論序説 日本哲学の六テーゼより
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 西田幾太郎に始まる日本哲学を、現代哲学のコンテクストのもとで、局処世界、ノエシス的超越、種のアフォーダンスなど六つのテーゼに集約し、新たな第七の「悲のテーゼ」を導き出す。 【目次より】 緒論 「悲の現象論」の構想 一 問題概念としての「日本哲学」 二 「悲の現象論」の予備概念 1 「局処世界」テーゼ 西田哲学あるいは「場所」と論理 一 第一テーゼとその意味 二 ゲーテの詩より 三 西田のハイデッガー批判 四 ザインのトポロギー 五 局処世界 2 「ノエシス的超越」テーゼ 続・西田哲学あるいは「行為的直観」と現象学 一 第二テーゼとその意味 二 自我の反省可能性 フッサールとの対峙 三 「無の場所」の現象学 四 自覚と世界 ハイデッガーとの対決 五 行為的直観の現象学 3 「種のアフォーダンス」テーゼ 田辺哲学あるいは「種の論理」と行為 一 第三テーゼとその意味 二 田辺哲学の「再考」 三 種の論理の論郭づけ 四 「行為」の意味 五 行為的瞬間としての無 六 種の概念の修正 七 種の論理の隠れた動揺 八 種のアフォーダンス 4 「語黙通底」テーゼ 久松真一の禅思想あるいは「覚の哲学」と言語 一 第四テーゼとその意味 二 覚の宗教 三 覚の哲学(一) 四 覚の哲学(二) 五 語り得ないものの語り 5 「自他の回互」テーゼ 西谷哲学あるいは「空の立場」と他者 一 第五テーゼとその意味 二 「負」の大きさ 三 西田と西谷の「近さ」 四 ノエシス的合一 五 西田と西谷の対決点 六 「回互」の構造 6 「超近代」テーゼ 京都学派の思想あるいは「世界史の哲学」と物語行為 一 第六テーゼとその意味 二 京都学派の「世界史の哲学」 三 絶対の「無」と歴史世界の「有」 四 西田・田辺論争 五 超近代 近代との非連続の連続 7 「悲」のテーゼ 一 第七テーゼとその意味 二 「悲」の場所としての局処世界 三 「悲」の通路としての「ノエシス的超越」 四 「悲」の行為的生成としての「アフォーダンス」 五 「悲」の表現としての言語行為 六 「悲」の他者開示 七 「悲」の歴史開示 付論 「悲」と「哄笑」 『ツァラトストラはかく語った』と禅 一 宗教批判の着手点としての「笑い」 二 『ツァラトストラはかく語った』に出てくるさまざまの「笑い」 三 「笑い」の諸解釈 四 ツァラトストラの憧憬 五 禅の「笑い」とキリスト教の「悲」 結語 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大橋 良介 1944年生まれ。哲学者、美学者。元大阪大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授。京都大学文学部哲学科卒、ミュンヘン大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士。著書に、『「切れ」の構造――日本美と現代世界』 『西田哲学の世界――あるいは哲学の転回』『悲の現象論・序説――日本哲学の六テーゼより』『聞くこととしての歴史――歴史の感性とその構造』『日本的なもの、ヨーロッパ的なもの』(増補版)『感性の精神現象学――ヘーゲルと悲の現象論』『西田幾多郎――本当の日本はこれからと存じます』などがある。
  • ひび割れた日常――人類学・文学・美学から考える
    3.6
    未曾有の危機を前にして、私たちは「何を考えればよいのか」を見失ってしまった——。 「人間の想像力の果て」からやってきたウイルスによって、我々の日常に無数のひびが走った。 消せない不安と変化を余儀なくされた日々の営みを前に、思考の足場をどこに築けば良いのか。 生命、自然、生と死、共生と敵対。 いま浮上する課題をめぐって、三人の異才がアイディアを持ち寄り、変奏し、問いを深めていくリレーエッセイ。 【目次】 Ⅰ ・はじめに——禍の街から、生命と自然のゆくえを見つめる ・ウイルスは我々に何を伝えに来たのか ・植物の時間 ・足し算的時間と合理のひび割れ ・元の日常という脅威 ・人間の体と植物の体 ・〈凝固した日常〉を突き刺すもの ・被造物の底 ・体を失う日 ・「いる」の喪失とは何か? ・死の無力さと分身の持つ力 ・コロナさん ・ようこそコロナちゃん ・聖なるもの ・垂直の家族、水平の家族 ・コロナとはうまくやっていけるかもしれないが、人間同士ではそうではないのかもしれない ・ヒトと人 ・グラブとアンパン ・アニミズム思考のほうへ ・二つの小説 ・意味の非人間性 ・覚知される世界、コロナの迷い ・堆肥男 ・胎盤とバースデーケーキ Ⅱ リレーエッセイを終えて ・生の全体性を取り戻す ・帯状疱疹ウイルスと私 ・想像力の果てからやってきた使者 ひび割れた日常を生きるためのブックガイド
  • 100歳までお金に困らない!目指せ金持ち老後
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【PART 1】 金持ち老後の基本 ・フリーアナウンサー 生島ヒロシ 仕事でも、資産運用でも、ずっと「ワクワク」していたい ・「貧乏老後」を避けるための6つの心得 ・100歳までお金に困らない基礎知識 ・老後にお金で困る人、困らない人 50代からの分かれ道 ・40代、50代の赤字家計脱出テクニック ・「非課税贈与」フル活用術 【PART 2】 得する保険・損する保険 ・今、保険を見直したい4つの理由 ・定期保険 ・終身保険 ・相続対策に効く! 保険(得)活用術 ・医療保険 ・入る? 入らない? 迷いどころの民間介護保険 ・がん保険 ・発掘! お宝保険&見直しテク ・保険の損得を「期待値」で考える 【PART 3】 金持ち老後の資産づくり ・あなたの「投資の疑問」に答えます 投資入門Q&A ・マネー芸人 天野ひろゆき 人生がうまくいく投資哲学 ・減らさずに少し殖やしたい人の預け先  ネット定期  個人向け国債  投資信託  Jリート  地方債、金 ・初めての外貨投資入門  外貨投資する前に知っておくべき○と×  外貨預金、外貨MMFの使い方 ・その投資、ちょっとよく考えてみよう 【PART 4】 ため上手は使い方が9割! ・『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』でおなじみ  山田真哉さんの(超)賢い支払いテクニック ・クレジットカードで得する必修ルール  超高還元率! このメーンカードに支払いを集約せよ  おとなは趣味の分野で得する サブカードを使いこなす ・散財のなかにもまた美学あり ニッポン散財の達人列伝 ・あってもなくても悩みのモト 格差時代に響く 仏教の言葉
  • 百人一首 うたものがたり
    3.5
    多くの日本人にとって、もっともなじみのある和歌集といえば『百人一首』。 千年の時を超えて愛されてきた歌集を、現代を代表する歌人・水原紫苑が中世と現代を行き来し、一首ごとにやさしく丁寧にときほぐします。 初学者も大人も楽しめる100のストーリーで、短歌がぐっと親しいものになります。 ●百人一首を選んだ、大歌人・藤原定家のプラン ●「恋の歌」が天皇の「使命」だった? ●「鹿」の妻は「紅葉」か「萩」か? ●桜の名歌にみる「生の哲学」 ●いかにして小野小町は千年のアイコンとなった? ●『源氏物語』と「あはれ」の美学 ●定家の西行に対する嫉妬心 ●小野小町のスピリットが宿る俵万智 ●赤染衛門と和泉式部、二人の友情 ●定家の父が詠んだ「老いのエロス」 ●かるた取りに使える「決まり字」 ※本書は、講談社のPR誌『本』2018年1月号から2020年1月号まで連載した「百人一首うたものがたり」を元に大幅に加筆しました。 ……など、テーマは盛りだくさん。 簡単でいて、読むだけで日本古典文学の神髄まで学べる一冊。 ことばの豊かな世界がここにあります。
  • 表情美人でキレイ&幸せになる
    -
    自分らしい魅力を引き出し、幸せな人生を送るための『表情美学』を提唱する著者が、美しくなるための秘訣を公開する。表情豊かで自然な笑顔を生み出すための「表情筋エクササイズ」や「スマイルストレッチ」、好印象を与えるからだの使い方など、日常の暮らしの中で気軽にトライできるエクササイズ。1日1分から始められる簡単なものばかりです。「顔・からだ・心」の三つの表情美を磨いて、最高の自分に出会うための道を開きましょう。  【目次】 ●第一章 美しい生き方 幸せになるための表情美学 目指せ表情美人! 美しい笑顔・美しい人生には柔軟な筋肉が必要 ●第二章 顔の表情美 ~1分で小顔になる!咀嚼筋マッサージ~ 咀嚼筋へのアプローチでもっとキレイになる 口の中からキレイになる 外からキレイになる 楽にキレイを目指す! ~表情は1分で変わる!スマイルストレッチ~ スマイルストレッチ 表情美人になるスマイルストレッチ ほうれい線に効くスマイルストレッチ キレイな口元をつくるスマイルストレッチ ~人生で得する笑顔美人!スマイルレッスン~ 女性は笑顔が命 キレイに口を閉じる ハッピーオーラのスマイル ●第三章 からだの表情美 1分でスタイルがよくなる!姿勢レッスン ウォーキングはキレイへの第一歩 キレイな脚になる簡単エクササイズ ●第四章 心の表情美 たくさんの幸せを感じられる心を育てる 言葉は選んで使うもの あなた自身を宝物にして パリの女性から学ぶ美 美しく年齢を重ねる

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  • 美学
    -
    古典入門、かつ美学概説の一冊 美学は18世紀半ばに作られた哲学的学問であり、「感性」「芸術」「美」という主題が収斂するところに成立した。美学の古典といえるカント『判断力批判』(1790年)を題材にし、そこでの重要なテーマをめぐって、古代ギリシアから21世紀までの美学史を概説する。美学を深く学ぶための決定版。 【主要目次】 序文 第I章 美の無関心性 A 美しいものの分析論――質に即して B カント『判断力批判』前史 C 実践的無関心と美的関与 第II章 趣味判断の普遍妥当性 A 美しいものの分析論――量に即して B 趣味の普遍性ならびに快の本性 C 二〇世紀の趣味論 第III章 目的なき合目的性 A 美しきものの分析論――関係に即して B 美と合目的性 C 目的なき合目的性のゆくえ 第IV章 趣味判断の範例性 A 美しいものの分析――様相に即して B 範型・実例・模範 C 範例性のゆくえ 第V章 感性の制約と構想力の拡張 A 崇高なものの分析論 B 言語の崇高さから自然の崇高さへ C 崇高論のその後 第VI章 構想力と共通感官 A 美的判断の演繹論 B 共通感覚論の系譜 C 二〇世紀の共通感覚論 第VII章 美しいものから道徳的なものへ A 美しいものへの関心 B 社交人・未開人・隠遁者 C 自然の暗号文字 第VIII章 「美しい技術」としての芸術 A 美術論(その一) B 芸術の誕生 C 範例的独創性 第IX章 「美的理念」と芸術ジャンル論 A 芸術論(その二) B ライプニッツ的感性論の系譜 C カント的芸術論のゆくえ 第X章 美しいものと超感性的なもの A 美的判断力の弁証法 B 認識・感情・欲求 C 美的なものと生 あとがき 用語解説 読書案内
  • 美学
    3.0
    「美学(aesthetica)」という概念を創始し、後世に決定的な影響を与えた西洋の古典、待望の全訳。ライプニッツとクリスティアン・ヴォルフの影響のもと、フランクフルト大学で行われた講義を基にしてラテン語で書かれた本書は、人間の認識を「悟性的認識」と「感性的認識」に分け、後者を扱うのが「美について考察する学」、すなわち「美学」だと明言した。あらゆる美学(エステティック)は、ここから生まれた。
  • 美学の逆説
    3.3
    主観的・個人的な感性の問題である“美”にとって、客観的な論理や学問は可能だろうか? 美学的営為はそのはじまりから逆説的事態を宿している。崇高と芸術との内在的関係を問う「崇高と芸術」、身近に芸術を体感できる美術館の逆説をめぐる「比較芸術学と美術館的知」など、美学が孕む諸問題を解き明かす力作論考9篇。
  • 美学の数理―美の消費と芸術の生産-
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美学とは個人の快楽の自由を根拠とする哲学である。美の消費と芸術の生産を美学はどう語ってきたのか、その結果、なぜ数学に遭遇せざるを得なかったのか。この2つの疑問にカント、ダントー美学から印象主義・表現主義への考察を踏まえつつ対峙。従来の美学の概念を覆す書。、
  • 美学への招待 増補版
    3.9
    二〇世紀の前衛美術は「美しさ」を否定し、藝術を大きく揺さぶった。さらに二〇世紀後半以降、科学技術の発展に伴い、複製がオリジナル以上に影響力を持ち、美術館以外で作品に接することが当たり前になった。本書は、このような変化にさらされる藝術を、私たちが抱く素朴な疑問を手がかりに解きほぐし、美の本質をくみとる「美学入門」である。増補にあたり、第九章「美学の現在」と第一〇章「美の哲学」を書き下ろす。
  • ビジネスの未来――エコノミーにヒューマニティを取り戻す
    4.4
    1巻1,870円 (税込)
    【内容紹介】 ビジネスはその歴史的使命をすでに終えているのではないか? これが、本書の執筆のきっかけとなった筆者の疑問です。 そして、このような結論を導き出します。答えはイエス。ビジネスはその歴史的使命を終えつつある。 さらに、21世紀を生きる私たちの課せられた仕事は、過去のノスタルジーに引きずられて終了しつつある「経済成長」というゲームに不毛な延命・蘇生措置を施すことではないといいます。では、私たちは現状をどのように受け止めた上で、未来に向けた第一歩を踏み出すべきなのでしょうか。 その答えとして筆者は、4つのサマリーを掲げます。 1.私たちの社会は、明るく開けた「高原社会」へと軟着陸しつつある 2.高原社会での課題は「エコノミーにヒューマニティを回復させる」こと 3.実現のカギとなるのが「人間性に根ざした衝動」に基づいた労働と消費 4.実現のためには教育・福祉・税制等の社会基盤のアップデートが求められる 筆者は、資本主義の過去、現在、未来を冷静に分析し、人間が人間らしく生きるために本当に必要とされるべきは、どのような「社会システム」であるべきなのかを真剣に考え続け、同書を書き上げました。 これは、それらを実現するために、私たちは何をすべきなのかを問うた、これまでにない「資本主義」論です。 【著者紹介】 [著]山口 周(Shu Yamaguchi) 1970年東京都生まれ。独立研究者、著作家、パブリックスピーカー。ライプニッツ代表。 慶應義塾大学文学部哲学科、同大学院文学研究科美学美術史専攻修士課程修了。電通、ボストン コンサルティング グループ等で戦略策定、文化政策、組織開発などに従事。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)でビジネス書大賞2018準大賞、HRアワード2018最優秀賞(書籍部門)を受賞。その他の著書に、『劣化するオッサン社会の処方箋』『世界で最もイノベーティブな組織の作り方』『外資系コンサルの知的生産術』『グーグルに勝つ広告モデル』(岡本一郎名義)(以上、光文社新書)、『外資系コンサルのスライド作成術』(東洋経済新報社)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』『ニュータイプの時代』(ともにダイヤモンド社)、『武器になる哲学』(KADOKAWA)など。神奈川県葉山町に在住。 【目次抜粋】 はじめに 第一章 私たちはどこにいるのか? 第二章 私たちはどこに向かうのか? 第三章 私たちは何をするのか? 補論 終わりに
  • 美的経験の現象学を超えて : 現象学的美学の諸相と展開
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 本書では、まず20世紀前半ドイツの現象学的美学者・オーデブレヒト及びガイガーの所説を概観し、その源流をフィードラーの芸術論に探る。さらに後者を媒介として、現象学的美的経験論を超える二つの展開可能性を、ハイデガーの芸術論と西田啓学に見出す。
  • 美と恋の位相/偏愛のカタチ (トーキングヘッズ叢書No.93)
    -
    ※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 恋は、ときに相手の「美」に虜になることから始まる。 そしてその「美」(の存在)に固執するあまり、イビツな関係性が生まれることもしばしばだ。 いわゆる偏愛的、狂的、病的な愛。 そんな、「美」に過剰に魅了された者たちの物語を、覗いてみようではないか―― 美しき吸血鬼像、クレオパトラ、ベニスに死す、桜の森の満開の下、乱歩式人形愛、美少年ランボー……さまざざまな視点から紐解く。 特集以外でも、あおいうにインタビュー、彫師・Gotchインタビュー、ドクメンタ15など、記事やエッセイ、レビューなど満載! ◎主な内容 ■紹介記事/トレヴァー・ブラウン、真珠子、珠かな子、尾崎南ほか ■ベニスに死す、ブレードランナー、桜の森の満開の下~美しさと哀しみに彩られた死に至る恋の物語●浦野玲子 ■コスプレで上流階級を魅了した美女エマ・ハミルトン●相良つつじ ■クレオパトラは、いかにして人を魅了したか●浅尾典彦 ■美しき吸血鬼像~ポリドリ以前のヴァンパイア文学●市川純 ■愛の人でなし~乱歩式人形愛の美学●八本正幸 ■八田拳(みこいす)インタビュー~「美しい彼」が届けたい思い●日原雄一 ■ヴェルレーヌと美少年ランボー、破滅に突き進んだ愛●あや野 ■神聖にして究極のエロティシズムへ~谷崎潤一郎『少将滋幹の母』をめぐって●藤元登四郎 ■美の女神への供物~フローベール『サラムボー』を中心に●宮野由梨香 ■我である汝よ~イスラム神秘主義が目指すルッキズムの極致●仁木稔 ■三人の画家を虜にしたモデル・佐々木カ子ヨ●水波流 ■TH RECOMMENDATION ◎あおいうにインタビュー~アートとメンヘラ、統一教会二世、そして性 ◎彫師・ごうち(Gotch)インタビュー ◎「兵庫県立美術館開館20周年 李禹煥」展 ほか
  • 美の理論 新装版
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 美についてのあらゆる観念の解体を通して、美を現出させるアドルノ美学。いまこそ輝きをますその美学の最高峰にしてその批判理論の到達点をしめす名著、待望の新装復刊。
  • 美は救済たりうるか
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 われわれの平板な生を一瞬のうちに横切り、煌めく金の画鋲を撒きちらしていく孤独な疾走者の悲しみの世界。美と対話の中に救済を求め、孤独な陶酔と死への誘惑に揺れ動く魂の祈りと夢を、己れの生の言葉に焼きつくした青春のレクイエム。 【目次より】 第一部 一 対話 二 美について 三 詩人の運命 四 花なき里 第二部 一 夏目漱石 二 太宰治 三 川端康成 四 三島由紀夫 五 大江健三郎 六 高橋和巳 七 遠藤周作 第三部 一 ニーチェ 二 トーマス・マン 三 キェルケゴール 四 ドストエフスキイ ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐々木 徹 1941年生まれ。哲学者、評論家。追手門学院大学名誉教授。専門は哲学・比較思想比較文化論。 著書に『愛と死について』『美は救済たりうるか』『西谷啓治 その思索への道標』『魔的なるもの 美と信の問題』『こころの橋 - 詩と小品』『愛と別れについて』『近代文学と仏教』(共著)『悲の思想 文学にみる生老病死』『木下恵介の世界 愛の痛みの美学』『東山魁夷を語る』(共著)など。
  • Finding “Washoku” ~Japanese Food Culture~
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2013年12月、和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界中で和食が注目されています。本書は、和食文化にみる日本人のこころの美学と知恵、そして祈りに、少しでも多くの方々に触れていただけるように、絵とともに分かりやすくまとめたものです。
  • フィギュアスケート男子ファンブック Quadruple Axel 2021 シーズンクライマックス
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男子シングル専門誌『Quadruple Axel』。 シーズンクライマックス号。トップスケーターを密着取材! [独占インタビュー] 羽生結弦「絶対王者の証」 [全日本選手権レポート] 羽生結弦「プログラムに思い込め、圧巻の王座奪還」 [羽生結弦を語る] ジェフリー・バトル「天からの授かり物」 伊藤聡美「氷上に輝きを」 織田信成「天と地と神と」 都築章一郎「スケートへ愛を込めて」 [特別寄稿] 記者の目「羽生結弦──絶対王者、10年の軌跡」 [密着レポート] 宇野昌磨「笑顔貫いた感謝の演技」 [スペシャルインタビュー] 鍵山優真「負けん気を原動力に」 佐藤 駿「この壁を乗り越える」 三浦佳生「新たな革命の予感」 日野龍樹「かけがえのない日々」 紀平梨花「まっすぐに、夢の舞台へ」 坂本花織「革新のシーズン」 三原舞依「感謝の銀盤」 [スペシャル対談] 田中刑事×宮原知子「探求者の美学」 友野一希×本田太一「涙と笑いのラストトーク」 山本草太×須本光希「幼なじみでライバルで」 島田高志郎×西山真瑚「それぞれの夢に向けて」 [特別企画] 中庭健介「若き指導者の挑戦」 [シリーズ] 「個性を磨く振付師の力」#10 エルネスト・ マルティネス [好評連載] 鈴木 潤「In My Life ──文舞両道のすすめ」 町田 樹「若きスケーターへの手紙」 [大会レポート] 第89回 全日本選手権 [フォトギャラリー] 名古屋フィギュアスケートフェスティバル メダリストオンアイス
  • フィギュアスケート男子ファンブック Quadruple Axel 2020 シーズン開幕スペシャル
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 男子シングル専門誌『Quadruple Axel』。 シーズン開幕スペシャル号。トップスケーターを密着取材! [密着レポート] 羽生結弦 「王座奪還への道」 [密着レポート] 宇野昌磨 「壁を乗り越えた先に」 [イベントレポート] 髙橋大輔 「『氷艷』トークショー」 [独占インタビュー] 田中刑事 「完成形を求めて」 山隈太一朗 「さらなる成長を求めて」 須本光希 「シニアの舞台でリベンジを」 日野龍樹 「ノーブルに、そしてドラマチックに」 中村 優 「全身全霊の演技を」 本田太一 「悔しさを力に変えて」 佐藤洸彬 「最終章は喜劇で」 鈴木 潤 「氷上に懸ける美学」 [独占インタビュー] 鍵山優真 「父子鷹で世界を目指す」 壷井達也 「スケートが教えてくれたこと」 木科雄登 「ジュニアで完全燃焼」 三浦佳生 「心機一転の再始動」 三宅星南 「サムライ魂で挑む」 [師弟対談] 友野一希×平池大人「15年の歩み──師弟の絆」 佐藤 駿×日下匡力「運とメンタルは最強!!」 [スペシャル対談] 山本草太×横井ゆは菜 「いざ、世界へジャンプ!」 [密着レポート] 島田高志郎 「世界のトップに学んだこと」 [連載] 町田 樹 「若きスケーターへの手紙」 第一回:コツをつかむコツ [スペシャルゲスト] 佐野 稔 「羽生結弦、強さの理由」 [コーチインタビュー] 長光歌子 「新たな夢の始まり」 [デザイナーインタビュー] 原 孟俊 「衣装に魂を注ぎ込む」 [徹底解説] 無良崇人 「2019-2020シーズン男子シングル展望」 [シリーズ] 「個性を磨く振付師の力」 #05 キャシー・リード [もっと知りたい! 日本男子の精鋭たち] 渡邊純也/山田耕新/中野紘輔/櫛田一樹 小田尚輝/時國隼輔/山本恭廉 鎌田英嗣/國方勇樹/石塚玲雄 本田ルーカス剛史/吉岡 希/西山真瑚 [大会レポート] 全日本ジュニア選手権 全日本ノービス選手権 [イベントレポート] 真壁喜久夫スペシャル講演会 [恒例企画] 2019/2020シーズン 男子シングル選手名鑑
  • 〈狭さ〉の美学
    -
    1巻1,650円 (税込)
    日本文化における〈狭さ〉の価値とその魅力。〈狭さ〉とはただのデメリットなのだろうか? けれども日本文化史上には、鴨長明『方丈記』、千利休の茶室、池大雅・与謝蕪村の『十便十宜図』等、さまざまな〈狭さ〉の美学が存在する。また商店街などにある酒場の赤ちょうちんの〈狭さ〉には社会通念や物質信仰を超えた「自由」が宿っているのではないか。 都市空間において排他的・敵対的な〈広さ〉に囚われ自閉する私たちに、〈狭さ〉はいかなるアンチテーゼとなりうるのか。前著『生きられる都市を求めて』に続き、「都市」に骨がらみの息苦しさを克服し、人が「生きられる」場所の復権を提言する。 【目次】 第1章 隠者たちの草庵 第2章 茶室という小宇宙 第3章 南画 または絵のなかに棲むということ 第4章 どうすれば良いのか
  • フェンダー解体新書
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 *この商品はこの本はファイルサイズが大きいため、ダウンロードに時間がかかる場合があります。ダウンロードの際はWi-Fiネットワークをご利用ください。 テレキャスターからジャグ・スタングまで文字通りのバラバラ解体写真を計29本収録! フェンダーのエレキ・ギターが最も画期的だったのは、ボディとネックをたった4本のボルトで組み上げ、量産化に成功した点でしょう。各パーツの組み込みも、基本的に長短・大小のネジを使っているだけ。この男心をくすぐるプラモデル感覚こそが、フェンダーの醍醐味かもしれません。逆を言えばドライバーさえあれば、そのギターが生まれる前の姿に出会えるかもしれない。そんな出来心から生まれた本書では、テレキャスターやストラトキャスターといった歴史的モデルから、定番のジャズマスターやムスタング、さらにはスインガーやブロンコといった初心者向けモデルまで、20種類以上のフェンダー・ギターをネジ1本単位まで分解。各モデルの構造や使用パーツを分析するとともに、そこに込められたギター製作の美学に迫ります。
  • 藤井聡太論 将棋の未来
    4.0
    「天才は天才を知る」。レジェンドが迫る巨大な才能の秘密。 AIの登場以降、大きく変貌する将棋界。そこに現れた若き天才・藤井聡太。 14歳2ヵ月・史上最年少のプロデビュー後、衝撃の29連勝から始まり、史上最年少でのタイトル獲得など、次々と記録を塗り替えていく彼のすごさとは? 人間はどこまで強くなるのか? その謎を、史上最年少名人位獲得の記録を持つレジェンドが、自らの経験を交えながら、さまざまな角度から解き明かすとともに、多士済々の頭脳集団が切磋琢磨し、進化しつづける将棋の魅力を伝える。 第一章 進化する藤井将棋     ケタ外れの「頭の体力」・棋士も経験する「ゾーン」状態・時間配分をコントロールする etc. 第二章 最強棋士の風景      谷川・羽生の両方を持っている・トップ棋士の研究量・シビアな勝負師に徹して etc.      第三章 不動のメンタル     負けん気と平常心の両立・記録ではなく、強くなること・最年少名人記録は破られるか etc.  第四章 「将棋の神様」の加護     羽生世代が起こした序盤革命・苦手意識をどう克服するか・恐ろしいほどの強運 etc. 第五章 「面白い将棋」の秘密     勝った相手に楽をさせない・将棋は学業にも役に立つ・盤面をイメージせず読む・強さの源泉は詰将棋にあり etc.  第六章 AI革命を生きる棋士     人間と異なる形勢判断・強さとAIは関係ない・自分で考えなければ強くなれない・一局で一手研究が進む時代・五十代の戦い方 etc.   第七章 混沌の令和将棋 堅さよりもバランス重視・トップ棋士に求められる受けの力・美学に反した手を見直す etc.
  • 富士山コスモロジー
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 『万葉集』の時代から現代まで、水の山、火の山として崇拝され、歌に詠まれ、絵画に描かれ、神仏の山として信仰されてきた富士山。その富士山への心性史を再現し、富士山に託してきた思想・信仰・美学の全容を解明する。

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  • フットボールサミット第8回 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日
    3.7
    第一線のジャーナリスト達が一堂に会する “サッカー界の論客首脳会議” いま議論すべきサッカー界の重要テーマを多士済々の論客が論じる。それがフットボールサミットのコンセプトです。開催第8回目は、「本田圭佑という哲学」をテーマに日本のエース・本田の真価と進化さまざまな視点から検証しています。 「レアル・マドリーの10番を背負う」と公言してはばからない本田選手ですが、それが決して絵空事ではないことをこの議題をやり抜いて実感しています。プレーヤーとしての凄さだけではなく、自らの強い意志で幾多の挫折を乗り越え、道を切り拓き、いままたさらなる高みを目指してストイックに努力を続ける並外れたメンタリティを本書では紐解いています。 彼はなぜエリートコースから外れながらも日本を代表する選手にまで成長できたのか? 彼がいないとなぜ日本の攻撃は停滞するのか? 現代日本人から失われている「背中で語る男」の美学と強さを総力取材で解き明かすこの一冊を、いまを迷いながら生きる1人でも多くの人の心に届けたいと思っています。彼が有言実行で示してくれているもの、それはまさに夢と希望です。 『フットボールサミット』議長 森哲也 第8回議題 本田圭佑という哲学 世界のHONDAになる日 ◎元川悦子 日本代表チームメートが語る本田という存在 ◎森哲也(本誌議長) 本田圭佑が子供たちに伝えたいこと ◎西部謙司 日本代表の核となる個性 ◎二宮寿朗 岡田武史と本田圭佑の邂逅 ◎元川悦子 蹴友たちの言葉で追う本田圭佑の7年間 ◎清水英斗 低重心HONDAの性能を徹底解析 ◎若水大樹 変貌を遂げたオランダ時代の追憶 ◎元川悦子 藤田俊哉が回想するルーキー時代と人間像 ◎安藤隆人 本田圭佑青春ラプソディ ◎北健一郎 フリーキック進化論 ◎沢田啓明 CSKAモスクワの内実“飼い殺し” ◎飯尾篤史 本田圭佑と家長昭博 2つの才能 ◎森雅史 ミンティアはなぜ本田圭佑を起用したのか? [ 連載 ] ◎大橋裕之 新連載マンガ ザ・サッカー 第1回 「ひとり旅」 ◎木村元彦 Vol.3 ランコ・ポポヴィッチのFC東京戦記 「Stay hungry」 ◎西部謙司 西部謙司の戦術サミット第3回 柏木陽介(浦和) 「シャドーの極意」 ◎佐山ブックマン一郎 サッカー版「ぼくの採点表」 ◎松本育夫 炎の説教部屋 ◎サッカー クイズ王の挑戦状
  • フランス伯爵夫人に学ぶ 美しく、上質に暮らす45のルール
    3.3
    人生も、暮らしも、自分が主人公。 すべてにおいて美しさに軸をおき、毎日を豊かに過ごす。 フランスの伯爵夫人が実行している 「Art de vivre=暮らしの美学」とは? 「あなた、何を指して『豊か』とおっしゃるのかしら? 慎ましさなく、財力にまかせた傲慢な暮らしぶりは、美しくありません。 忙しくても、部屋が狭くても、どこにいても、 暮らしや自分の中に、『エレガンス』を宿すことはできますのよ」 パリ7区の荘厳なアパルトマンに足を踏み入れたそのときから、伯爵婦人による「暮らしの美学」の手ほどきが始まった! 18世紀から続くフランスの伯爵家に嫁いだ日本人の著者が学んだ、一日一日を丁寧に、心豊かに生きる、衣食住のコツと心の持ち方を一挙公開。 ・白いシャツにこだわる ・上質で、「育ちの良さ」がにじみ出る服を身につける ・子どもには、ベーシックカラーの服だけ着せればよし! ・リビングは、大人のための場所 ・部屋にも、家全体にも、テーマを設定する ・調理過程も、食卓も美しくあること! ・何はなくとも、テーブルクロスから始めましょう ・つらいときこそ、何でもないように振る舞い、凛として生きる
  • [フランス発]美の研究 人は見た目で得をする
    3.0
    フランス人が語る人間の美 本書では、雑誌編集長ジャン=フランソワ・マルミオンが、哲学・心理学者などフランスを代表する28人の意見を集め、人の美醜について私たちがどのように感じているか、その歴史や現状を研究する。 美の対象は顔、身体、ヘアスタイル、タトゥー、ファッション、美術作品など多岐にわたるが、主要対象は人そのもの。人が自分を美しく見せるために重ねてきた方法や努力を分析し提示することに中心をおいている。 とくに美学の研究者、美術やファッションその他のアートに関わるプロや、それらに関心を持つ一般の読者は、美醜に関する価値観の文化的・歴史的な幅や変遷について知り、自ら判断するための基準を得ることができるはず。 私たちは、自らを美しく見せることで、恋愛や就職・昇進を勝ち抜き、SNS上で評価を高め、子供たちですら仲間内での競争に負けないよう、日々努力を重ねるが、そもそも人はなぜ美しいものが好きなのか。 本書はその問いに答える一冊だ。 [原題]PSYCHOLOGIE DES BEAUX ET DES MOCHES 本文「顔よ、ああ美しき顔よ」より 顔を魅力的にするものとは、いったいなんだろうか? 人それぞれ、顔の美しさと魅力の評価は明らかに異なっている。十人十色と考えるなら、茶色の瞳より青い瞳がいいというように、だれもが個人的経験から顔の特徴の好みをあれこれ挙げるだろう。さらに、身体的な美しさの好みは歴史とともに変化しており、文化によってもかなり異なる。だが、冒頭の問いを特に心理学にもとづいて研究すると、この仮説は非常に限られた範囲でしか立証できない。 実験データに照らしてみると、個人間や文化間の差異はごくわずかにすぎず、社会的背景、文化、性別、年齢の枠を超えて広範囲にわたる見解の一致が見られる。ここでまず、こうした見解の一致は、基本的には顔の「絶対的」魅力(この顔に魅力を感じるかどうか)よりも「相対的」魅力(ある顔が別の顔と比べて魅力的かどうか)を対象としていることを確認しておきたい。言い換えれば、顔写真を魅力的なものからそうでないものへと順番に並べてもらうと、選ぶ側の性別や年齢、文化的背景、さらには選ばれる顔の性別、年齢、人種などにかかわらず、その結果は似たような並べ方になる。 つまり、顔の魅力を決めるとき、私たちは共通の基準を用いてきたようだ。だが、それはいったいどんな基準なのだろう? 現在ではある程度明らかになっている。まず、顔の特徴のなかには、サイズと形の違いによって魅力を高めたり損ねたりするものがある。そういった特徴はたくさんあるが、いくつかの大きなカテゴリーに分類できる。ネオテニー(幼形成熟)、成熟、老化、表情、手入れなどだ。このうち最初の3つのカテゴリーは、年齢と結びついた身体的特徴の変化に左右される。
  • フリードリヒ大王とドイツ啓蒙主義(歴史学叢書)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 フリードリヒ二世(1712~86)は、プロイセン王で、国家の強大化を実現、文化的に優れ啓蒙専制君主の典型とされる人物である。大王がベルリンにアカデミーを設置するにあたって、フランスの文化人に依拠したのはなぜなのかという問いに迫る。 【目次】 若い国王 フリードリヒとフランス精神 一 課題 二 フランス精神、その言語と哲学──個人および道倍の諸問題──ヴォルテールとダランベール──汎神論者──唯物論者とフリードリヒの批判 三 フランス的生の惑情と文学におけるその現われ──万能著述家 四 著述家としてのフリードリヒ──フリードリヒの書簡──彼の詩──サン・スウシーの哲学者 五 ドイツ文学に関する書 新しいアカデミー 一 理想 二 目標と道程 三 最初の招聘──文学協会──科学アカデミーと科学文学アカデミー──モーペルテュイの十年間 四 フリードリヒとダランベール フリードリヒとドイツ啓蒙主義との結盟 一 七年戦争──実践理性の王 二 フランス啓蒙主義、イギリス啓蒙主義、ドイツ啓蒙主義 三 フリードリヒのドイツ啓蒙主義との結盟──アカデミーの懸賞論文、報告および講義──メリアン──ヘルツベルクとヴェルネル ドイツ啓蒙主義の他界観 一 ドイツ啓蒙主義の宗教性──ドグマの清算──限界と陰影 二 アカデミーの哲学研究──ランベルト──新しい哲学的興味──分析心理学と美学──反カント 教育者としての国家 一 十七・八世紀の教育運動──ルソーとドイツ啓蒙主義の教育家──プロイセン国家の教育制度 二 フリードリヒの文化教育的ならびに国家教育上の諸論考──ツェトリッツとその協力者 通俗的な著述家 ヴィーラント──フリードリヒ、レッシング、カント──啓蒙主義の後期の著述家たち 君主制の弁護 一 自然法の国家観──力学的考察の完成 二 フリードリヒの政治的ならびに歴史的著作──国家の本質と起源、最良の政体である君主制──国家の第一の下僕──権力と国際法──国内政治と対外政策──運命と義務 三 アカデミーにおけるヘルツベルクの講演──フリードリヒの国家の弁護──内外に対し安全な国家──福祉と自由の国家──ヘルツベルクとメーゼル 四 大王の記念事業──プロイセンの伝記とフリードリヒの年代記──王の原稿の冒涜 訳註 訳者あとがき ディルタイ 1833~1911年。ドイツの哲学者。ベルリン大学、バーゼル大学で教鞭を執る。ベルリン大学卒業。 著書に、『ディルタイ全集』(全11巻・別巻1)『体験と創作』 『近代美学史 近代美学の三期と現代美学の課題』『ルネサンスと宗教改革 15・6世紀における人間の把握と分析』『フリードリヒ大王とドイツ啓蒙主義』『近代成立期の人間像』『青年時代のヘーゲル』 『精神科学序説』などがある。
  • 武士道の名著 日本人の精神史
    3.5
    武士道とは何か。武士はいかに生き、死すべきなのか――。戦乱の世が生み出した軍学書『甲陽軍鑑』『五輪書』から、泰平の時代の倫理書『山鹿語類』『葉隠』へ。そして、幕末維新期の吉田松陰、西郷隆盛へと連なるサムライの思想水脈を経て、武士道を世界に知らしめた新渡戸稲造まで。日本人必読の名著12冊で知る、高潔にして強靭な武士の倫理と美学。章末には、各書から選りすぐった人生指南の「名言」を付す。 【目次】 《総論》 武士道、その精神と系譜 《著作解説》 1 小幡景憲『甲陽軍鑑』江戸時代初期 軍学第一の書 2 柳生宗矩『兵法家伝書』寛永九年(1632) 柳生新陰流の奥義 3 宮本武蔵『五輪書』寛永二十年(1643) 必勝の思想 4 山鹿素行『山鹿語類』寛文五年(1665) 武士の職分とは何か 5 堀部武庸『堀部武庸筆記』元禄十五年(1702) 武士の一分を貫く 6 山本常朝『葉隠』宝永七年~享保元年(1710~16) 「死狂い」の美学 7 新井白石『折りたく柴の記』享保元年(1716) 古武士の風格 8 恩田木工『日暮硯』宝暦十一年(1761) 為政者の理想の姿 9 佐藤一斎『言志四録』文政七年~嘉永六年(1824~53) 朱子学と陽明学の合体 10 吉田松陰『留魂録』安政六年(1859) 至誠にして動かざる者なし 11 西郷隆盛『西郷南洲遺訓』明治二十三年(1890) 義に生きる 12 新渡戸稲造『武士道』明治三十三年(1900) 理想の日本人論
  • 仏像[完全版] 心とかたち
    4.3
    日本人は古来、心のありかたを仏像に託して表してきた。本書では哲学・美学・歴史学を総動員し、釈迦如来像から地蔵菩薩像まで10類型について、背景にある思想を徹底解明。50年以上にわたって売れ続けてきたNHKブックス『仏像』と『続 仏像』を、読みやすい書体にし、写真版も入れ替えて一巻本にまとめた決定版!
  • BRUTUS特別編集 合本 花と花束。
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ※本ムックはカラーページを含みます。お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。 特集 花と花束。 私の好きな花。 岡尾美代子(スタイリスト)/坂口恭平(作家、音楽家ほか) 鈴木理策(写真家) /アダム・シルヴァーマン(陶芸家) ラヴィ・グンワーデナ(建築家)/川瀬敏郎(花人) ブルーノ・ムナーリの花教室。 いろいろなモノに花を飾ってみる。 東京花市場。写真・長島有里枝 “WILD FLOWERS” in New York Photo by Joel Meyerowitz パリのフローリスト。 花と映画と男と女。 花を買う前と買った後に。―買う前に。 BOOK IN BOOK FLOWER SHOP & BOUQUET GUIDE 1 春の花束を買いに。 花を買う前と買った後に。―買った後に。 山の花を生ける。 片桐功敦(花道みささぎ流家元) 花道の歴史。 井上 治(京都芸術大学准教授) 私とあなたの好きな花。 森永邦彦(ファッションデザイナー)/ Chara(ミュージシャン) 伊藤亜紗(美学者)/上田義彦(写真家) 花を知る人の、日々の飾り方。 東京花壇。 写真・石田真澄 ロンドンとニューヨークの次世代フローリスト。 育てる、生ける。 フローリストたちの新しい取り組み。 花屋の一日。Before Opening BOOK IN BOOK FLOWER SHOP & BOUQUET GUIDE 2 花束を贈ろう。 花屋の一日。After Opening 御用達の花屋。 佐の花鋏。 写真家の花図鑑。 Derek Jarman's Paradise Garden デレク・ジャーマンの、咲き続ける庭。
  • 文学部の逆襲 ──人文知が紡ぎ出す人類の「大きな物語」
    3.8
    近代社会を形作ってきた資本主義と民主主義は、もはや我々に豊かさも希望も与えてくれない。これらを刷新し、AIが拓く新しい時代を迎えようとする今、社会はどのように構築され、人はどのように幸せな人生を生きるのか。その答えとなる「大きな物語」こそが、世の中を新しい時代に向けて動かし始める。今こそ、哲学や美学、歴史や芸術といった人文の知性が時代を進める、栄えある役割を担う時である。文学部の逆襲を待望する。
  • プルーストから村上春樹へ 「時間」で読み解く世界文学
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    20世紀文学を「時間」を軸に分析する、哲学的文学論の新機軸 20世紀の文学は「時間」を、事実の連鎖としての「外的時間」ではなく、個人の心の持続性を表す「内的時間」として描くことを始めた。 著者はこれを文学による「時間の発見」と捉え、その口火を切ったのはプルースト、ジョイスであったとする。 第一部では、英米の作家を中心に、文学における時間の主題化を心理学的・哲学的アプローチで掘り下げ、 第二部では美学上の問題に焦点を当て、ガルシア=マルケスやカフカなど、より幅広いエリアの作家を分析していく。 そして20世紀を締めくくる作家として、村上春樹を取り上げ、彼が生み出した独自の時間表現の世界を読み解いていく。

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  • ヘーゲル論理学と時間性 「場所」の現象学へ
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ヘーゲル論理学を破壊し新しいカテゴリー論を展開した、ハビリタチオン(ドイツの大学教授資格)論文。 【目次より】 まえがき 凡例 序文 「場所」の現象学の構想 第一節 現象学の根本可能性としての「放下」 第二節 現象学の根本事象としての「場所」 第三節 着手の場としてのヘーゲル論理学 本論 論理的カテゴリーを時間性に還元すること 第一章 始まりと瞬間-場 第四節 「論理的なもの」一般の破-壊 第五節 「論理的媒介」の破-壊 第六節 「論理的否定」の破-壊 第七節 論理学を時間性へ向けて解釈すること 第二章 有のカテゴリーと現在性 第八節 純粋有 直接の現在性 第九節 定有 生成した現在性 第十節 自立有 絶対の現在性 第十一 節量 反復された現在性 第十二節 節度 二重に完成された現在性 第三章 本質のカテゴリーと既在性 第十三節 仮象 直接の既在性 第十四節 本質性 反照された既在性 第十五節 根拠 絶対の既在性 第十六節 現象 レアルな既在性 第十七節 現実性 既在性の現在 第四章 概念のカテゴリーと将来性 第十八節 概念 直接の将来性 第十九節 判断 立ち現われる将来性 第二十節 推論 絶対の将来性 第二十一節 客観性 即自的で自立的な将来性 第二十二節 理念 時間性一般の時熟 第五章 カテゴリーと時間性 第二十三節 「論理的」カテゴリー一般の破-壊 アリストテレスを顧慮して 第二十四節 瞬間と「死の自覚」 第二十五節 場所時間と場所のカテゴリー 付録 一 「ヘーゲルの絶対者への問い 絶対者と絶対無」(ミュンヘン大学ゼミナール冒頭講義) 二 カントのカテゴリーと時間性 「図式」時間から「図式」場所へ 三 歴史時間と歴史カテゴリー 道元の「有時」より 注 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大橋 良介 1944年生まれ。哲学者、美学者。元大阪大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授。京都大学文学部哲学科卒、ミュンヘン大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士。著書に、『「切れ」の構造――日本美と現代世界』 『西田哲学の世界――あるいは哲学の転回』『悲の現象論・序説――日本哲学の六テーゼより』『聞くこととしての歴史――歴史の感性とその構造』『日本的なもの、ヨーロッパ的なもの』(増補版)『感性の精神現象学――ヘーゲルと悲の現象論』『西田幾多郎――本当の日本はこれからと存じます』などがある。
  • ベルリン・都市・未来
    5.0
    1巻3,300円 (税込)
    シリコンバレーの時代は終わった──。 新たな都市のスタンダードは、すべてベルリンから生まれる! スタートアップ・エコシステム、ネオヒッピー・カルチャー、ポスト・データエコノミー。 「壁」の崩壊から30年、テクノミュージックによって断絶を乗り越え文化多様性が社会をドライブさせるこの街には、硬直したテックイノベーションを更新する秘密の「レシピ」が隠されている。いまこそぼくたちはベルリンから学ばなければならない。 著者について 1954年生まれ。メディア美学者。クオン株式会社ベルリン支局長。日本大学芸術学部、京都造形芸術大学、東京大学大学院、札幌市立大学で教授職を歴任。80年代よりメディア論を講じ、インターネットの黎明期から現代のソーシャルメディアからAIにいたるまで、デジタル社会環境を研究。著書に『記憶のゆくたてーデジタル・アーカイブの文化経済』、『さよなら、インターネット──GDPRはネットとデータをどう変えるのか』など。現在ベルリン在住。
  • 放下・瞬間・場所
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 ドイツ観念論の巨星シェリングと20世紀最大の哲学者ハイデッガーの思惟を、「脱我」と「放下」の違いから探り、東洋思想とも比較。 【目次より】 1 脱我と放下 シェリングとハイデッガーの思惟に寄せて 序 研究の目標と構図 第一部 シェリングの思惟と「脱我」 第一章 初期哲学における「脱我」の前形態 第一節 絶対的自我 第二節 知的直観 第三節 体系の構想と有限の問題 第二章 後期哲学の形成と「脱我」 第四節 自由論 第五節 『世界世代』の哲学 第六節 消極哲学 第三章 後期哲学と「脱我」 第七節 哲学的経験論 第八節 「なぜ」の問い 第九節 積極哲学 第二部 ハイデッガーの思惟と「放下」 第一章 初期の思惟における「放下」の前形態 第十節 有の問いの地盤としての現有 第十一節 先駆的覚悟性 第十二節 初期の思惟の挫折 第二章 「転回」における「放下」への歩み 第十三節 形而上学の根底への歩み戻り 第十四節 「なぜ」の問い 第十五節 ニーチェ講義における意志の解釈 第三章 後期の思惟と「脱我」 第十六節 「放下」の場所の究明 第十七節 「放下」の展開 第十八節 「放下」の安らぎ 第三部 脱我と放下 第十九節 二つの思惟の相似 第二十節 二つの思惟の相違 第二十一節 東方の思惟への一顧 余論 東洋的「放下」 道元とハイデッガーの思惟に寄せて 引用文献目録 2 瞬間と場所 シェリングとハイデッガーの思惟より 一 ハイデッガーの経験と神の問題 近代の哲学と連関して 二 後期シェリングの弁証法 弁証法の問題と根源 三 直観の場所 直観概念の破壊 余論 「マリア戴冠図」と「出山釈迦図」 「瞬間」について あとがき 人名索引 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 大橋 良介 1944年生まれ。哲学者、美学者。元大阪大学教授、京都工芸繊維大学名誉教授。京都大学文学部哲学科卒、ミュンヘン大学文学部哲学科博士課程修了。哲学博士。著書に、『「切れ」の構造――日本美と現代世界』 『西田哲学の世界――あるいは哲学の転回』『悲の現象論・序説――日本哲学の六テーゼより』『聞くこととしての歴史――歴史の感性とその構造』『日本的なもの、ヨーロッパ的なもの』(増補版)『感性の精神現象学――ヘーゲルと悲の現象論』『西田幾多郎――本当の日本はこれからと存じます』などがある。
  • 法的判断とは何か 民法の基礎理論
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 サヴィニーは法的判断をどう考えたか。カントの「判断力批判」を起点に、サヴィニーの「現代ローマ法体系」、ヘーゲルの「大論理学」を考察。サヴィニーの法的判断論を理解するために、カントを介してヘーゲルを参照する試み。 【目次より】 はしがき 凡例 序章 歴史の解放 第二章 法的判断の日常的体験から 第三章 わが国の法状態 最高裁判例を素材に 第四章 戦後の法学方法論 第五章 「法における擬制」と「反省的判断力」 第六章 美学的判断力から目的論的判断力へ 第七章 感性・悟性・判断力から「知性的直観」 第八章 理論と実務をつなぐ実践的作業 第九章 実用法「学」における「認識」と「判断」 第十章 サヴィニーの法的判断論 終章 視座の据え直し 引用文献 原島 重義 1925年生まれ。法学者。九州大学名誉教授。九州大学法学部卒業。専門は、民事法学。 著書に、『法的判断とは何か 民法の基礎理論』』『民法学における思想の問題』『市民法の理論』などがある。
  • ホスピスからの贈り物 ──イタリア発、アートとケアの物語
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    もてなしのアートに満ちあふれているイタリアのホスピス。「死はスイートなもの」という彼らの感覚、人生をまるごと味わおうとするイタリア人の感性とはどのようなものだろうか。アートで終末期医療を彩るという美学やケアの思想を掘り下げて紹介するとともに、それを支える市民や地域共同体のあり方もいきいきと描き出す。人生の最期に寄り添う終末期ケアとアートはいかにあるべきかを問い続け、イタリアの人々と交流を重ねてきた美大教師による、まったく新しいホスピス案内。
  • 本田宗一郎と遊園地
    -
    「本田宗一郎と遊園地」一見すると畑違いのような取り合わせである。 ではなぜ、本田宗一郎は遊園地をつくろうと思ったのか。そこには“ホンダの美学”があった。 3歳から乗れるキッズバイク、遊びながら自然と交通ルールが習得できるキッズドライブなど、 どれも「見る・聞く・試す」を実践するホンダの創意工夫の原点を体感できる独創的な遊園地である。 “ホンダの遊園地づくり”の哲学と理念、そこで働く人々の姿を通じて、本物の「企業の社会貢献」が見えてくる。

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  • ぼく、牧水! 歌人に学ぶ「まろび」の美学
    4.2
    恋の苦悩、自然との一体感、未知の世界への憧憬、酒に溶けゆく魂・・自らの「あくがれ(=憧れ)」を求めて突き進んだ歌人・若山牧水の魅力を、堺雅人が恩師の歌人・伊藤一彦と3夜連続で語り合った師弟対談書!
  • ポストコロナの生命哲学
    4.0
    パンデミックで注目を集めた3人の論者が これからを生きる拠り所となる哲学を語る! コロナによる初の非常事態宣言後、新聞紙上などでいち早くウイルスとの共生を訴えた生物学者・福岡伸一、コロナ禍で注目された「利他」を学問として研究する美学者・伊藤亜紗、「パンデミックを生きる指針」が大反響を呼んだ歴史学者・藤原辰史。 感染症拡大で混迷を極める世界を考える上で、示唆に富む視座を提供する3人が、今の政治、経済、社会、科学から抜け落ちている「いのち」に対する基本的態度――「生命哲学」を問う。 今こそ、「個々の生命に価値がある」ということを守らなければ――福岡伸一 耳を傾けることによって、自分の思い込みから自由になれる――伊藤亜紗 負の歴史を直視することで現在を生きる指針に変えられる――藤原辰史 新型コロナウイルスがもたらす危機の多くは、人類史にとって新しい危機ではない。 しかも、確認される危機のかなりの部分が、私たちが身近に感じてきたり、私たちが見て見ぬふりをしてきたりした危機である。 「ポスト」(post/後の)コロナの課題は、「アンテ」(ante/前の)コロナの課題の継続もしくは発展であることが、ここでは確認されていくだろう。 ポストコロナに新しい時代を創造しよう、と粋がる人も多いが、実際は、アンテコロナに山積した課題をみんなの課題として取り組むタイミングがやってきたと考える方が正しいと思う。(「はじめに」より) NHK BS1スペシャルで大反響を呼んだ「コロナ新時代への提言2 福岡伸一×藤原辰史×伊藤亜紗」の番組内容や未放送シーン、さらに新たな鼎談を加えて完全書籍化! 【目次】 序 自然(ピュシス)の歌を聴け――福岡伸一 はじめに 藤原辰史 第1部 論考・コロナが投げかけた問い 第1章 コロナは自然(ピュシス)からのリベンジ――福岡伸一 第2章 思い通りにいかないことに耳を澄ます――伊藤亜紗 第3章 コロナがあぶり出した社会のひずみ――藤原辰史 第2部 鼎談・ポストコロナの生命哲学 第4章 漫画版『ナウシカ』の問いかけ 第5章 共生はいかに可能か 第6章 身体観を捉えなおす 第7章 ポストコロナの生命哲学 おわりに 伊藤亜紗 【著者プロフィール】 福岡伸一(ふくおかしんいち)生物学者。青山学院大学教授。ロックフェラー大学客員研究者。著書に『生物と無生物のあいだ』など。 伊藤亜紗(いとうあさ)美学者。東京工業大学教授。著書に『どもる体』『記憶する体』『手の倫理』など。 藤原辰史(ふじはらたつし)歴史学者。京都大学准教授。著書に『ナチスのキッチン』『戦争と農業』『分解の哲学』『縁食論』など。
  • 間合い 生態学的現象学の探究(知の生態学の冒険J・J・ギブソンの継承2)
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    「間合いの本質とは、このリズムにこそある」 生態学的現象学の視点から明らかになる 間(ま、あいだ、あわい)や間合いのダイナミズム 日本の伝統的な芸術や芸能、武道の分野のなかで重要な役割を担い、日本の文化全般にとって美学的で哲学的な原理として長く論じられてきた間(ま、あいだ、あわい)や間合いについて生態学的現象学の視点からそのダイナミズムを明らかにする。 【主要目次】 序――間と間合いとは何か 1 間の日本文化、しかし普遍的であること 2 ま・あいだ・あわい・はざまの概念 3 間合いの概念 4 本書の目的と展開 第1章 生態学的現象学とは何か 1 現象学の目的 2 志向性とアフォーダンス 3 社会的アフォーダンスと間合い 4 促進行為場と充たされざる意味 5 共鳴(レゾナンス)としての知覚 第2章 技と型、その音楽的本質 1 技術の二つの実現――身体とテクノロジー 2 三枝博音の技術論 3 源了圓の型の理論 4 型はどれほど重要なのか――剣道における型 5 能楽における型 6 宇宙の流れ、バシュラールの持続批判 第3章 間合いとリズム 1 世阿弥における間=「せぬ隙」 2 能の時間性 3 間合いと臨床心理 4 間合いと活人剣(かつにんけん) 5 剣のリズム 6 拍子とリズムの哲学 第4章 花と離見の見 1 「秘するが花」 2 離見の見とは何か 3 「不及目の身所」を見る 4 役地と離見の見の同型性 5 呪言と幽霊の主体化 6 バフチンの腹話性とシテ地 7 再び、離見の見とは何か 8 物乞いとしての無心 第5章 流体としての身体 1 身体のリズム、宇宙のリズム 2 リズムは意志の自由に反するか 3 環境に浸る 4 植物の魂 5 草木成仏 6 海、宇宙の体液 第6章 間合いとアフォーダンス 1 庭園を歩く 2 環境と自己についての気象学的・海洋物理学的アプローチ 3 二人称の根源性 4 促進行為場としての間合い 【シリーズ刊行にあたって】 本シリーズは、ジェームズ・ジェローム・ギブソン( James Jerome Gibson, 1904-1979)によって創始された生態心理学・生態学的アプローチにおける重要なアイデアや概念――アフォーダンス、生態学的情報、情報に基づく直接知覚説、知覚システム、視覚性運動制御、知覚行為循環、探索的活動と遂行的活動、生態学的実在論、環境の改変と構造化、促進行為場、協調など――を受け継いだ、さまざまな分野の日本の研究者が、自分の分野の最先端の研究を一種の「エコロジー」として捉え直し、それを「知の生態学」というスローガンのもとで世に問おうとするものである。 生態学的アプローチのラディカリズムとは、真の意味で行為者の観点から世界と向かい合うことにある。それは、自らの立場を括弧に入れて世界を分析する専門家の観点を特権視するのではなく、日々の生活を送る普通の人々の観点、さらには特定の事象に関わる当事者の観点から、自分(たち)と環境との関係を捉え直し、環境を変え、そして自らを変えていくことを目指す科学である。 本シリーズでは、こうした生態学的な知の発想のもと、生態学的アプローチの諸概念を用いながら、執筆者が専門とするそれぞれの分野を再記述し、そこで浮かび上がる、人間の生の模様を各テーマのもとで提示し、望ましい生の形成を展望することを目的としている。 執筆者たちの専門分野はきわめて多様である。生態学的アプローチのラディカリズムと醍醐味をより広くより深くより多くの人々に共有してもらえるかどうか――本シリーズでまさに「知の生態学」の真意を試してみたい。
  • 負け組ハード列伝 家庭用ゲーム機編
    3.0
    負けの美学!!とくと見よ by家庭用ゲーム機 行儀の良い“表”のゲームレビューでは決して語られない、“裏”ゲーム史 ゲーム戦国時代に生まれ、敗れさった数々のゲーム機の生き様がここに! あなたの知っているゲーム機はいくつありますか? インテレビジョン/アルカディア/アタリ2800/光速船/TVボーイ/PV-1000/スーパーカセットビジョン/ゲームポケコン/リンクス/FM TOWNSマーティー/3DO REAL/プレイディア/PC-FX/バーチャルボーイ/マイシールコンピューター/ルーピー/ピピンアットマーク/ネオジオポケット/XaviX PORT    表紙イラスト 記伊 孝
  • 魔的なるもの 美と信の問題
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 科学技術の最先端が宇宙空間にまでその手を伸ばしつつある今日、人間は自然のなかで孤立している。著者はその原因を美と信の喪失に求め、自然本来のデモーニッシュな旋律に耳傾けつつ、詩と神話の復活を説く。ゲーテ、キェルケゴール、ドスエフスキイ、ニーチェ、マン、ハイデッガーとの対話を通して、近代合理精神の行方を問う、たおやかな思索の結晶。 【目次より】 序論 魔のありか 第一部 魔的なるもの 美と信の問題 一 ファウストとドン・ファン 二 カラマーゾフの兄弟 三 トニオ・クレーガー 四 ファウストゥス博士 五 アポロとディオニソス 第二部 詩と思索 ハイデッガーをめぐって 一 詩と言葉 二 詩と思索 三 芸術作品の根源 四 技術への問い 五 永遠と瞬間 あとがき ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 佐々木 徹 1941年生まれ。哲学者、評論家。専門は哲学・比較思想比較文化論。追手門学院大学名誉教授。専門は哲学・比較思想比較文化論。 著書に『愛と死について』『美は救済たりうるか』『西谷啓治 その思索への道標』『魔的なるもの 美と信の問題』『こころの橋 - 詩と小品』『愛と別れについて』『近代文学と仏教』(共著)『悲の思想 文学にみる生老病死』『木下恵介の世界 愛の痛みの美学』『東山魁夷を語る』(共著)など。
  • 麻雀タイプ別・Mリーグ2022-2023観戦マニュアル
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 10月3日にいよいよ開幕!5年目のシーズンを迎え、大きく盛り上がる「Mリーグ」。昨シーズンのファイナルは、300万人の人がABEMAで生で観戦しました。本書は「Mリーグ公式解説者」として大人気の土田浩翔プロに、アンケートをもとに総合的に選ばれた人気Mリーガーを麻雀のタイプ別に分析いただき、観る人が「自分の”推しプロ”を目指してMリーグを観て楽しめる」ガイド本として、各Mリーガーの特徴を対局エピソードや「何切る?クイズ」100問を交えて解説します。 ●”推しプロ”10タイプ 「多井隆晴タイプ~配牌オリまで!守備力重視タイプ」 「佐々木寿人タイプ~リーチ優先・攻めだるまタイプ」 「小林剛タイプ~手数&アガリ回数重視!鳴いて勝つタイプ」 「堀慎吾タイプ~勝利至上主義の戦術家タイプ」 「滝沢和典タイプ~美しさで勝つ!所作重視タイプ」 「黒沢咲タイプ~打点最優先!美学追及タイプ」 「伊達朱里紗タイプ~直感を信じて突破していく感性重視タイプ」 「瑞原明奈タイプ~状況に合わせて臨機応変に対応する無類の粘り腰タイプ 「松本吉弘タイプ~変幻自在の突破力タイプ」 「魚谷侑未タイプ~バランス力で勝ち切るタイプ」 各タイプのページでは、土田プロの打ち筋分析や対局解説、そして「あのプロなら何切る?」100問を掲載。このクイズの得点で、自分の「推しプロ度」がわかります。また「土田プロの今期”刮目”の対決」など、この4年間の名勝負なども振り返りながら土田プロが余すところなく今期の見どころを語りつくす、まさにMリーグ2022-2023の”観戦お楽しみマニュアル”です。
  • 三崎優太 1st フォトエッセイ『億を稼ぐ美学』
    5.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 金に溺れろ! 企業累計売上高1200億円超 SNS累計フォロワー数300万人超 脱税逮捕のどん底から這い上がり、 富と名声を手に入れた男の金言集 【著者について】 三崎優太 1989年生まれ。北海道出身。実業家、起業家、インフルエンサー。高校を二度退学後、18歳の時にパソコン1台で起業し、株式会社メディアハーツ(現・ファビウス株式会社)を設立。2017年に「すっきりフルーツ青汁」が累計1億3000万個の大ヒット商品となり、年商130億円を突破。「青汁王子」の異名で注目を浴びる。しかし、2019年2月、約1億8000万円を脱税したとして、法人税法違反などの疑いで東京地検特捜部に逮捕される。順風満帆の人生から一転、どん底の苦しみを味わったが、その経験をバネにTwitter上で企画した「青汁劇場」がフォロワー130万人を集め、大きな話題を呼んだ。現在は投資家として10社以上に投資し、累計売上高は1200億円を超えている。著書に『過去は変えられる』(扶桑社)、『時を稼ぐ男新時代の時間とお金の法則』(KADOKAWA)などがある。 Twitter @misakism13 YouTube 「三崎優太 青汁王子」 Instagram @yuta_misaki
  • 三島由紀夫、川端康成の霊言 ―現代日本への憂国のメッセージ―
    2.5
    中国や北朝鮮によって 現実化した国防危機…… いまの日本に、伝えたいこと。 そして私たちが知るべきこと。 三島の「散る美学」に隠された問題点 川端康成が到達した「枯淡の境地」 日本が世界に誇る文学者 2人の霊言の対比から、 浮かびあがってくる真実。 <三島由紀夫> ◇1970年の衝撃の自決、その真相を本人が激白 ◇「憲法改正」「自衛隊の決起」を促した当時の真意とは ◇戦後日本を無力化した「唯物論」と「平和教」 ◇いまだ変わらぬ国論に対する苛立ち <川端康成> ◇三島の過激な思想の限界を鋭く指摘 ◇習近平の焦りが中国の敗北を招く ◇日本神道の特徴と欠けている観点とは ■■ 三島由紀夫の人物紹介 ■■ 1925~1970年。日本の小説家、劇作家。東京生まれ。東京大学法学部卒。代表作は『潮騒』『金閣寺』『憂国』『豊饒の海』など。晩年、民兵組織「楯の会」を結成し、右翼的政治活動を行う。1970年11月25日、陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地において自衛隊員にクーデターを呼びかけるが果たせず、割腹自殺した。 ■■ 川端康成の人物紹介 ■■ 1899~1972年。小説家。大阪府生まれ。東京帝国大学(現・東京大学)文学部国文学科卒。卒業後、横光利一らと「文藝時代」を創刊。一高時代の伊豆旅行の体験をもとにした『伊豆の踊子』などを発表し、新感覚派の代表作家として活躍した。日本的美意識を追究し続け、1968年、日本人初のノーベル文学賞を受賞。代表作に『雪国』『山の音』『眠れる美女』『古都』などがある。 目次 まえがき 第1章 三島由紀夫の霊言  ―没後五十年、日本の体たらくを叱る―  1 三島由紀夫が語る「日本への憂い」  2 自決を通して三島由紀夫は何をしたかったのか  3 三島由紀夫の価値観に潜む問題点  4 明らかになる三島由紀夫の「魂の本質」とは 第2章 川端康成の霊言  ―「三島由紀夫の限界」と「日本の国防」を語る―  1 川端康成と三島由紀夫の「美学」の違いとは  2 川端康成から見た三島由紀夫像を語る あとがき
  • 皆殺し映画通信 骨までしゃぶれ
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    こんな映画、なぜ作った!? 大人気シリーズ第5弾は骨までしゃぶる!! 映画評論家・柳下毅一郎によるタブーなき日本映画、殺しのレビュー42連発! ------------------------------------------------------- 町山智浩氏(映画評論家)推薦! 「イチジクレシピ映画、銚子電鉄駅伝映画、青空地獄JK映画、コスメ産業スパイ映画、 風俗店案内所映画、吉田類が芝居する映画……どれも、柳下の紹介読むと面白そうじゃん! 読むだけならな! 」 ------------------------------------------------------- ≪目次≫ 【おもな収録作品】 『RANMARU 神の舌を持つ男(略)』 ここまで思いつきの失敗作に金をぶっこむとか松竹も堤幸彦にどんな弱みを握られているのか 『本能寺ホテル』 万城目学はこの映画にクレジットされなかったことを名誉に思うべきである。いや、だってねえ…… 『傷だらけの悪魔』 ここまで誰一人共感できない映画も珍しい。「女子高生たちの壮絶な戦い」を逆光を多用した 「ポップで斬新な映像美」で見せようとするだけ。 『一週間フレンズ。』 非日常的な障害によってすれ違いが生まれて恋と冒険の学園生活がはじまる… そういう映画を「青空地獄」と称している 『土佐の一本釣り 久礼発 17歳の旅立ち』 第三回「ご当地映画祭」エントリー作品…まさに地方映画の闇案件 『東京ボーイズコレクション ~エピソード1~』 モナコ国際映画祭最優秀グランプリ受賞作! しかし、いったいどんな映画祭なのかと困惑するばかり… 『暗黒女子』 清水富美加がレプロから離脱するまでの苦難の過程案件。 そりゃこんな映画ばかり出させられたら芸能界やめたくもなるわな…… 『銀魂』 テレビじゃそれで話題になって三秒で忘れてよかったねで済むのかもしれないけど、 ここは映画なんだっつーの 『君の膵臓を食べたい』 陰キャラでコミュ障なのが強さの表現として称揚されるとか……オタクのお姫様願望も極まれり 『奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール』 男に都合いいだけのファンタジー。ミソジニーのきわみ。 この映画の最大の被害者は、こんな役をやらされている水原希子 『アヤメくんののんびり肉食日誌』 anan読者も大好きな「ロールキャベツ恋愛」。もうそれ聞いただけで…。 あと足立梨花はもうちょっと汚れ仕事を減らそう… 『HiGH&LOW THE MOVIE3 THE FINAL MISSION』 EXILE TRIBEの権力と金力を見せつけ、世にもくだらないかたちで浪費! これがヤンキーの美学という奴だね! 『ナミヤ雑貨店の奇蹟』 東野圭吾のほんわかファンタジー系小説と西田敏行の自己満足系演技とが組み合わさった 世にも恐ろしい映画の登場である ……等々、殺しのレビュー42本炸裂!!
  • メルロ=ポンティの美学 芸術と同時性
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 絵画を見ること/知覚すること――。現象学の発展に寄与したフランスの哲学者モーリス・メルロ=ポンティは美学・芸術論も残しているが、「見ること」や芸術を通じて何を思索し、それは彼の哲学でどのような意味をもつのか。 メルロ=ポンティの美術論・芸術論を導きの糸に、「奥行き」や「同時性」という概念に着目して『行動の構造』『知覚の現象学』『見えるものと見えないもの』などのテクストを緻密に読み解き、2つの概念の絡み合いを彼の思想に位置づけ直す。 哲学に限らず美学や芸術の領域にも越境し、のちにジョルジュ・ディディ=ユベルマンの美術論にも影響を与えたメルロ=ポンティの美学の深奥とポテンシャルを指し示す。
  • 燃えよ左腕 江夏豊という人生
    4.0
    人一倍遊び、人一倍野球に取り組み、常に逃げずに真っ向真剣勝負。 プロ野球黄金時代、“最強の敵役”としてライバル球団ファンをも魅了した伝説の左腕の苛烈な生き様。 中学では「やんちゃな少年同士の決闘が日常茶飯事」で、高校からは「弱い球団で巨人など強い者を倒すことを生きがい」にし、「三振か四球か」ノーコンでカーブもほうれぬままドラフト1位で阪神入団。契約金は「800万円の札束を見てみたかった」と一括現金でもらい、プロに入ると「勝っては繁華街に繰り出し、毎晩お祭り騒ぎ」「もらったらもらった分使って、人よりいいものを食べ、いい服を着て、いい女性と付き合う。これぞプロ野球選手ではないか」。奪三振記録は「取るなら王(貞治)さんしかない」と実行し、甲子園伝統の一戦、巨人・阪神戦では逃げずに真っ向勝負。縦ジマのエースは“最強の敵役”として巨人ファンをも魅了した。南海移籍後は、野村克也監督に「野球界にいっぺん、革命を起こしてみろよ」と言われ、意気に感じてストッパーに転向、これが広島移籍後にあの「江夏の21球」につながったのか。日本ハム移籍後は、複雑な家庭環境で育ったがゆえに大沢啓二監督に「父」を見て奮闘。最後は大リーグに挑戦し引退。個性派が影を潜め、選手が平均的になってしまった現在の管理野球に苛立ちながら、今も野球解説の現場に立つ――野球のロマンを追い求め、独得の美学をつらぬき通す男の履歴書。
  • 元相撲協会理事長 横綱北の湖の霊言 ひたすら勝負に勝つ法
    5.0
    「憎らしいほど強い」と言わしめた昭和の名横綱の相撲の美学。勝負の哲学。 この気迫! この品格! トップを窮めた人だけが語ることができる 人生の悩みや仕事の逆境を粉砕する珠玉の箴言集。 “相撲ファンのみなさんに 一言、御礼を 申し上げておきたい。”
  • 元横綱・千代の富士の霊言 強きこと神の如し
    3.0
    突然の死から2日目に届けられた、旅立ちのメッセ―ジ 「ウルフ」と呼ばれた名横綱は、なぜ強くて美しかったのか。 体格差のハンデや度重なるケガを乗りこえた不屈の精神。 頂点を極めた者がこだわる、美しい勝ち方。 生前のエピソードから、国技の横綱としての美学まで。 すべての相撲ファンに贈る、珠玉の一冊。 ■■ 千代の富士 貢の人物紹介 ■■ 1955~2016年。第58代横綱。本名・秋元貢。北海道出身。1970年に初土俵。肩の脱臼に悩まされ、一時は幕内から幕下まで陥落するも、筋力トレーニングにより克服し、81年には横綱に昇進。幕内優勝31回、53連勝、通算1415勝等、数々の記録を樹立する。89年、角界で初の国民栄誉賞を受賞。92年に九重部屋を継ぐ。筋肉質で鋭い目つきから「ウルフ」と呼ばれた。 ◇◇ 霊言・守護霊霊言とは ◇◇ 「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のことをいう。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。外国人霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 また、人間の魂は原則として六人のグループからなり、あの世に残っている「魂のきょうだい」の一人が守護霊を務めている。つまり、守護霊は、実は自分自身の魂の一部である。したがって、「守護霊の霊言」とは、いわば本人の潜在意識にアクセスしたものであり、その内容は、その人が潜在意識で考えていること(本心)と考えてよい。
  • 門外不出・有名店の味 秘伝スパイスカレー
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 永久保存版  行列ができる人気店のカレーレシピを公開! ●SPICY CURRY 魯珈 ビブグルマン獲得! 店主・齋藤絵理さんが放つ気鋭の新作 ●curry 草枕 草枕のたまねぎ×スパイスの美学 ●旧ヤム邸シモキタ荘 スパイスカレーブームの火付け役「旧ヤム邸」の自信作 ●欧風カレー ボンディ カレー激戦区、神田の老舗・ボンディ名物 ●デリー 銀座店 老舗デリー銀座店の大人気メニュー ●吉祥寺カレー屋 まめ蔵 43年紡ぎつづけた老舗の味、まめ蔵の一皿 ●GINGER GRASS modern thai vietnamese モダンアジアンの洗練された味わい ●チャヤマクロビ ルーツ・葉山の風が吹く ●DADAÏ  THAI VIETNAMESE DIMSUM 話題の最旬モダンアジアンの逸品 ●フロリダ亭 スリランカのお弁当スタイル ●GOURMANDS グルマンなシェフたちの絶品まかない ●モーラム酒店 ハーブの風味が詰まったタイ東北部の郷土料理 ●Japanese Spice Curry wacca 大阪スパイスカレーの頂点に君臨した一皿 ●JTRRD フォトジェニックな大阪発のスパイスカレー ●ジャパランカ 実力派の新星が川崎に登場! 【東京カリ~番長直伝】いま一番おいしいカレー/次に流行るカレー チキンハーブカレー・スパイスオレンジチキンカレー・タンドーリチキン風 ヨーグルトスパイスチキンソテー・なすのアチャール・もやしと春雨のかつお節カレー粉炒め・にんじんのスパ漬け~スパイスキャロットラペ~・グリーンキウイラッシー 【6つのスパイスで変幻自在 はじめてのスパイスカレー】 ・スパイシーチキンカレー・海老のココナッツカレー・じゃがいもとほうれん草のカレー・彩り野菜のスパイスカレー・インド風チキンカレー・サグパニール 【無印良品のカレーレビュー】 ほか
  • ヤクザに学ぶ恋愛交渉術
    5.0
    ヤクザは交渉のプロ中のプロ。そして、その交渉術の真価は、女を口説く時に最も有効に発揮される。話術と教養、一途な純情、全身全霊の奉仕、ダンディズムと美学、胸のすくような男っぷり……。様々な実例からすぐに実践できる恋愛交渉術の秘訣を検証する。ヤクザ社会に精通した著者が書き下ろす実用的エッセイ「ヤクザに学ぶ」シリーズ第四弾。
  • 役者は一日にしてならず
    3.9
    名優の仕事は、熱い。名優の言葉は、深い。 週刊ポスト連載『役者は言葉でできている』初の書籍化。昨年死去した夏八木勲、蟹江敬三をはじめ、平幹二朗、松方弘樹、千葉真一、中村敦夫、林与一、近藤正臣、前田吟、平泉成、杉良太郎、綿引勝彦、伊吹吾郎、田村亮、風間杜夫、草刈正雄ら16人の名優が登場。名作の秘話、役作りの真髄を語り尽くす珠玉の役者論。 ●「演じるほかに、道はなかった」――夏八木勲 ●「セリフは、魂の叫びだ」――蟹江敬三 ●「斬るときは、手首の力を抜け」――松方弘樹 ●「スターはベンツに乗れ、役者は電車に乗れ」――平泉成 ●「自己主張を消して、存在する」――平幹二朗 ●「演技とは、ホテルの鍵穴から覗かれているようなものだ」――前田吟 ●「日本のアクションを、変えてやる」――千葉真一 ●「死には、美学がある」――杉良太郎 ●「時代の妖怪で、あればいい」――近藤正臣  ●「印籠には、持ち方がある」――伊吹吾郎 ●「演技の間は、サッカーに似ている」――中村敦夫 ●「仕事のないときこそ、芸に差が付く」――林与一 ●「感情は、後払い」――綿引勝彦 ●「セリフにも、表情がある」――風間杜夫 などなど金言の連続!(2015年2月発表作品)
  • ヤマケイ文庫 ニッポン博物誌
    3.0
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 矢口高雄画業50周年。名著復活第一弾! 大自然の掟を厳粛に描きだす感動のドラマ集。 矢口高雄の隠れた名作『ニッポン博物誌』の初の文庫化! 730ページ以上の大ボリューム。 限りなく美しい日本の自然! だが、その美しさの陰には、食うものと食われるもの、栄えるものと滅びゆくものの、あまりにも厳しい大自然の掟があった!! しかし、悲しみにいろどられた争いのなかには、われわれ人間を深い感動の世界へいざなうドラマがある。 大自然のなかで懸命に戦い生き抜く動植物と、その生命の厳粛さを見つめた矢口美学の結晶。 全20編一挙収録。待望の文庫化。 第1話 ムササビ(空翔ぶ風呂敷) 第2話 バチネコの夢 第3話 カラスと老人 第4話 ケダニ先生奮戦記 第5話 マタギ犬“ノラ” 第6話 アオの寒立ち 第7話 カジカの夏 第8話 イタチビラめぐり 第9話 マルカケの銀次 第10話 バッケ 第11話 鷹の翁 第12話 ピヨちゃん 第13話 サルカ三十文 第14話 ホタルこい! 第15話 おやじ騒動記 第16話 納豆ロード 第17話 白髪太郎 第18話 イワナの恩返し 第19話 底なし沼の極小トンボ 第20話 市助落し
  • 柔らかい個人主義の誕生 増補新版
    4.0
    黄金の一九六〇年代から、不確実性の時代・七〇年代を経て顔の見える大衆社会へ。美学的見地から見た消費文化論で、ブームを牽引した同時代史のロングセラーに、系譜となる「日本文化の世界性」「あらためて個人主義とは何か」を増補する。吉野作造賞受賞作。 〈解説〉福嶋亮大
  • ゆとりの美学。 力を抜くこと、サボることを恐れない
    3.0
    ロサンゼルス・ドジャース投手、前田健太の「コンスタントに勝ち続けるための勝負術」を初公開! 結果を出すためのカギを握るのは、「余裕=ゆとり」。80%の力で闘い、20%の余白で不測の事態に柔軟に対処することこそ成功への近道である。 他人にはサボっているように見えるかもしれない。 でも、結果が出ない時に、焦って心にゆとりがなくなれば、悪循環に陥ってしまうから、80%程度に留める。 20%の余白をあえて残しておくことで、不測の事態に柔軟に対処できるのだ。 現ロサンゼルス・ドジャース、元広島東洋カープピッチャー前田健太が自身の経験を通し、培った「コンスタントに結果を出すための方法」とは。 不安で焦りがちな勝負所で、最高のパフォーマンスを発揮するためのカギを握るのは「余裕=ゆとり」。その気持ちの整え方をマエケンのエピソードとともに伝授します。ゆとり世代には、本当の意味で「ゆとり」を大切にしながら勝ち進むための参考事例として。ゆとり世代と関わる先輩世代には、若い世代の生き方のひとつのサンプルとして。 あえて力を抜くことで、結果を引き寄せる新世代のルールブック。
  • 夢を叶える パリのタイユール鈴木健次郎
    4.0
    NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』でも取り上げられたテーラー・鈴木健次郎。彼は今、パリの数百年に渡るタイユール(テーラー)の歴史上、日本人として初の独立を果たし、念願のブティックをパリに構える夢を実現した。本書は、現在に生きるパリのタイユール鈴木健次郎の物語であり、今まで語られることのなかったパリのテーラリングの世界とその美学、さらにその根底にあるヨーロッパのメンズファッションの潮流と文化について語った物語である。
  • ヨーロッパ近代芸術論 ――「知性の美学」から「感性の詩学」へ
    -
    私たちの時代の感性がここに幕を開ける! 19世紀は自らの内部に新たな想像力の源泉を見つけた。美術史の碩学が自選した評論により“近代”から“現代”に至る芸術の道筋を示す決定版。
  • LIFE IS A GAMBLE 人生で勝ち続けるマネーの流儀
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    お前らノーマネーでフィニッシュしていいのかよ!? 5つの会社を経営し、1人の予想でオッズを動かせると話題のインフルエンサーが、ギャンボーな人生を赤裸々に語る衝撃のデビュー作。 学歴も仕事経験もなかった青年は、人生のどこで何に“張って”、億財を築いたのか? 仕事・人脈・ギャンブル・生き方……百戦錬磨の人生経験から導き出される勝負師の思考法が明らかに! 「ここで外したらヤバい」 そんなシーンはいくらでもあったが、どんな窮地に立たされても最後は必ず勝ってきた。 身震いはするが、気づくとゾクゾクしている。 だからこそ、俺の予想には、魂が宿っているんだろうな。 (第3章一部抜粋) 【目次】 第1章:お前らノーマネーでフィニッシュしていいのかよ <億を稼ぐ仕事術> 第2章:賭ける喜びは小学生のころから知っていたぜ  <カポ峯の半生> 第3章:外れた悔しさを乗り越えることで、人は成長していくぜ <競馬予想家の美学> 第4章:金は出す方が好きだぜ。使った分だけ戻ってくるしな <人に愛される金の使い方> 第5章:大切なことはすべてギャンボーが教えてくれた <極上の人生の歩み方> 特別企画:カポ峯の人生相談
  • ラディカント
    -
    イメージやモノが氾濫し、群島化した世界にふさわしい「オルターモダニティ」とは? 翻訳の思考を通して現代の美術批評を素描するとはどのようなことか? 今日の旅する人(ホモ・ウィアートル)としてのアーティストたち── 時空間のなかを浮遊しながら根を伸ばし張りなおしていくような、その「ラディカント」的実践の分析から、文化や想像力の標準化に抗するしなやかな美学が浮かびあがる。「関係性の美学」を提唱したキュレーター、ニコラ・ブリオーの著書、待望の初邦訳! グローバル化され「大きな物語」「歴史」を失って久しい現代、さまざまな形態、イメージ、モノ、言説が氾濫し、差異が重要性をもつ世界を読み解くのにふさわしい美学とはどのようなものだろうか? ブリオーは、起源としての唯一の「根」を讃えた「ラディカル」なモダニズムとも、多文化主義的なポストモダンや多様で同時的な組織網たるリゾーム(地下茎)とも異なる、前進するにつれて根を伸ばし張りなおしていく「ラディカント(radicant)」的あり方を備えたモダニティ=オルターモダンという視座を提示する。 そこで重要なのは、翻訳の身振りであり、イメージを他のコードに変換し、みずからの根を異質なフォーマットに移植することである。アーティストたちは他の時代や場所の素材を使用・転用し、記号航海士として放浪しながら現代の文化的風景の中に道筋をつくりだしていく。 本書は、1998年『関係性の美学(原題:Esthétique relationnelle)』で美術の新たなパラダイムを切り拓いたブリオーが、21世紀の今日的状況を考察するため、旅人としてのアーティストたちの実践を通して新しい時代のしなやかな美学を描き出した、文化や想像力の標準化に抗するための挑戦的一冊である。
  • ランシエール : 新<音楽の哲学>
    -
    美学と政治学を架橋させながら様々な事象を考察する哲学者の思想を〈音楽=言語~反・歴史、反・文化〉という切り口から語りつくす、本邦初にしてあまりに挑発的なランシエール論。

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  • 柳宗元研究(東洋学叢書)
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 柳宗元文学の根幹である寓言を対象に敗北・蘇生の意味を解き明かし、彼の否定への意志とその反語性を考察した力作。 【目次より】 序 第一編 敗者の美学 第一章 左遷の中の文学 一 柳宗元の生涯 二 〈柔外剛中〉と道への希求 三 絣文から古文への転換 四 困窮と文学 第二章 敗北の逆説 寓言論 一 社会への憤激 二 自戒のために 三 愚者の文学 四 理想と敗北 第二編 自然との対峙 第一章 「永州八記」について 一 「永州八記」の源流 二 「永州八記」と『水経注』 三 「永州八記」の構造 四 「滸黄渓記」の誕生 第二章 山水詩 宗教から文学への転回 第一節 永州前期の山水詩 一 不遇な現実と山水遊覧 二 慰めの世界を求めて 三 消えない憂愁 四 高所からの眺め 第二節 永州後期の山水詩 一 表層と深層の逆説 二 孤高の思索者 「寂霙」をめぐって 三 「漁父歌」の系譜 四 宗教感情の変容 五 低所からの眺め 第三章 草木を植えるうたの位相 一 永州時代について 二 柳州時代について 三 草木を植えるうたの変遷(一) 漢魏六朝時代 四 草木を植えるうたの変遷(二) 唐代 五 『楚辞』の継承と超克 第三編 古文家の絆 第一章 文学論のめざすもの 第一節 柳宗元の文学論 一 文学の理念 二 文学の機能 三 文学の効用 「社会教化説」と、芸術性の追求 四 文学の動機 五 文学の地位 「代償行為論」「文学自立論」 六 創作論 七 文学の評価 第二節 唐代古文家の文学論 第二章 韓柳友情論 一 がまを食べるうた 二 師道のあり方 三 ユーモア文学礼讃 四 仏教との関わり 五 韓愈「順宗実録」の成立とその意義 第四編 否定の深層 第一章 「非国語」について 一 「文采」と「大中の道」 思想と文学の本質 二 「非国語」の内容 三 『国語』批判の根拠 四 文学の源泉としての『国語』 五 「非国語」と陸淳『春秋微旨』 第二章 自己処罰の文法 一 柳宗元の弁明(一) 許孟容への手紙 二 受難者の群像 三 柳宗元の弁明(二) 楊憑への手紙ほか 四 自責の文学 五 劉萬錫の弁明 六 柳宗元の設論 第三章 飛べない鳥 一 『詩経」と「楚辞』について 加害者の視点から被害者の視点へ 二 漢魏六朝詩について 三 唐詩について 四 柳詩の飛べない鳥 結 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。 松本 肇 1946年生まれ。中国文学者。東京教育大学大学院博士課程。専門は、中国古典文学。元筑波大学大学院教授。 著書に、『柳宗元研究』『唐宋の文学』『春秋戦国の処世術』『唐代文学の視点』などがある。
  • リンボウ先生の文章術教室(小学館文庫)
    3.5
    【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。 当代きっての名文家、リンボウ先生が行った特別講義をリアルに再現! 「文章を書くことも、一つのARTである」と言い切る先生が、その法則、技術、そして“リンボウ流”美学を、厳しく、懇切丁寧に指導する。人の心に届く文章とは? 品格ある日本語表現のコツとは? 独りよがりな文章にならないための訓練法とは? 手を入れることによって文章が格段によくなるさまを実感できる、鬼の“赤ペン添削”実例付き。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字サイズだけを拡大・縮小することはできませんので、予めご了承ください。 試し読みファイルにより、ご購入前にお手持ちの端末での表示をご確認ください。
  • ルネサンス庭園の精神史:権力と知と美のメディア空間
    5.0
    1巻4,752円 (税込)
    「全能の神は初めに庭園を造った。それは本当に人間の楽しみの中で最も純粋なものである」フランシス・ベイコンは、「庭園について」という一文をこう始めている。ルネサンス・イタリアにおいて、庭はそれ自体が時代のもっとも繊細な美学の具現化であると同時に、ペトラルカやボッカッチョの抱いた自然観を反映し、占星術の思想によれば植物は地上の星であった。庭は読み解きを必要とする総合芸術だったのである。 歴代の教皇たちやメディチ家ら貴紳たちが、財を蕩尽してつくりあげた庭は、最先端の自然科学・工学技術や博物知識の集積場であり、古代彫刻や同時代アートの屋外展覧スペースであり、強力な政治的メッセージを発するプロパガンダ装置でもあった。ラッファエッロの名を知らしめることになった、ヴァティカン宮殿の「署名の間」の傑作壁画は、部屋から外を眺めたときに生まれる視覚効果を意識して描かれている。室内装飾も庭と同じグランド・デザインの一部であった。 本書では、ヴィッラ・デステに至る数々の名苑奇園を具体的に読み解いていく。狭義の庭園史や美術史の枠におさまらない、領域横断的な視点をもったルネサンス文明史である。
  • ルネサンスと宗教改革(歴史学叢書) 15・6世紀における人間の把握と分析
    -
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【内容紹介・目次・著者略歴】 イタリアに発したルネサンスが北欧の空に光芒を放ち、厳粛な宗教改革運動がドイツの一角から全ヨーロッパにひろがる絢爛多彩で壮絶な15~16世紀に、あらゆるタイプの独創的人間が雲のように群がり近代ヨーロッパを生誕させるドラマを、繊細な感受性と鋭い洞察力によって生き生きと蘇らせる精神史研究の古典的名著である。 【目次より】 凡例 第一章 根本動機からみた中世の形而上学 第一節 宗教的動機 第二節 ギリシア人の客観的形而上学 第三節 ローマ人の意志態度 第二章 ルネサンス 第一節 人間の分析と生活態度論 第二節 ペトラルカ 第三節 マキアヴェリ 第四節 モンテーニュ 第三章 宗教改革 第一節 エラスムス 第二節 宗教的=普遍的有神論と新しい宗教的生活理想 第三節 ルターとツヴィングリ 第四節 神学的合理主義と思弁神学 第五節 セバスティアン・フランク 訳注 訳者あとがき ディルタイ, ウイルヘルム 1833~1911年。ドイツの哲学者。ベルリン大学、バーゼル大学で教鞭を執る。ベルリン大学卒業。 著書に、『ディルタイ全集』(全11巻・別巻1)『体験と創作』 『近代美学史 近代美学の三期と現代美学の課題』『ルネサンスと宗教改革 15・6世紀における人間の把握と分析』『フリードリヒ大王とドイツ啓蒙主義』『近代成立期の人間像』『青年時代のヘーゲル』 『精神科学序説』などがある。 ※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。
  • ROLAND ENGLISH ~心に刺さる名言で英語を学ぶ~
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 【ローランドの名言で学ぶ英語参考書が誕生!】 英語力とともに圧倒的人間力も身につく 唯一無二の学習本。 生き様すべてがドラマとなり、人々を魅了してやまない現代ホスト界の帝王・ローランド。「世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か」をはじめとする彼の「名言」は、多くの人の魂を揺さぶっています。 本書はそんなローランドの名言で英文法を学ぶ、世にも贅沢な参考書。監修にはNHK英語番組への出演、多数の著書出版など、幅広い活躍を見せる慶應義塾大学名誉教授・田中茂範氏を迎え、名言の英訳文を丁寧に解説。主要な英文法の基礎・応用、そして会話までしっかりとマスターすることができます。 さらに各章末には、モチベーションを一層上げてくれるインタビューも掲載。英語力向上や受験勉強に励むあなたに、自身も絶賛英語勉強中のローランドが激励のメッセージを贈ります。 【内容一例】 世の中には二種類の男しかいない。俺か、俺以外か。 Only two kinds of men exist:Me and who else. 【インタビュー内容一部】 ・ローランドの英語への挑戦 ・なかなか結果が出ないときのローランド流の乗り越え方 ・何かを学ぶときに大切にしていること 圧倒的な自己肯定感、揺るぎない信念と美学、そしてどんな逆境や悔しさもバネに変えていく不屈の精神……過酷な時代を生きるすべての人に身につけてほしい「ローランドイズム」が詰まった、英語力とともに人間力も磨ける、崇高な英語参考書。 ROLAND/監修 1992年7月27日、東京都生まれ。ホスト、実業家。大学入学初日に「ここは自分がいるべき場所ではない」と退学、その後ホストを始め、歌舞伎町に数々の売り上げ記録を残し、「現代ホスト界の帝王」と称される。現役ホスト引退後は独立し、ホストクラブオーナー、メンズ美容サロン、アパレル事業のオーナーなど実業家としても活躍中。初となる著書『俺か、俺以外か。ROLANDという生き方』(KADOKAWA)は累計30万部を超える大ヒット(2021年1月時点)。また、自身のYouTube『THE ROLAND SHOW』はチャンネル登録者数80万人超(2021年2月時点)。 田中茂範/英語監修 慶應義塾大学名誉教授。PEN言語教育サービス代表。コロンビア大学大学院博士課程修了。NHK教育テレビ『新感覚☆キーワードで英会話』(2006年)、『新感覚☆わかる使える英文法』(2007年)の講師を務める。また、高校英語検定教科書の編集主幹、『Eゲイト英和辞典』代表編者を務めたほか、JICAで海外派遣される専門家への英語研修も担当するなど、多彩な活躍を見せる応用言語学者。『意外と言えない まいにち使う ふつうの英語 きほんの英語』(NHK出版)ほか著書多数。
  • 若きアスリートへの手紙──〈競技する身体〉の哲学
    4.0
    本書サブタイトルの「〈競技する身体〉の哲学」に注目してほしい。昔から今に至るまで、アスリートというのは寡黙な存在だ。 決して多くを語ろうとはしない。だがその裏には、はてしなく深く広大な「経験と叡智の海」が広がっている。 私は、その海を学術という名のコンパスを片手に航海してみたかった。 そして、アスリートによるアスリートのための新しい哲学を立ち上げたいと志し、この手紙を書き始めた。 本書のサブタイトルには、そうした私の挑戦的な意図が込められている――町田 樹 これぞまさに、アスリートの哲学と極意! 何かひとつの物事を極めようと努力するすべての人に捧ぐ、珠玉の21篇。  本書は、スポーツ界で日々活躍するアスリートに向けて、競技人生を実り豊かにするためのさまざまな極意や哲学を提供している。  アスリートの競技人生は、決まって過酷なものである。 ケガなどの身体的問題はもとより、競技成績の浮き沈みや極度の緊張状態を強いられる競技会でのストレスなどが原因となる精神的問題、あるいは競技引退後の人生形成で挫折を味わうセカンドキャリア問題など、挙げればキリがないほど、日々、さまざまな問題と向き合い続けなければならない宿命を背負っている。そうした諸問題を克服しようと、ひたむきに努力を続けるアスリートの人生に寄り添うことを使命とした学術的エッセイ集が、ここに誕生した。  本書は、2部構成となっている。第Ⅰ部では、競技種目を問わず、すべてのアスリートに共通するテーマを取り扱う。 コツをつかむ方法や、スランプの改善策、緊張を緩和させる思考法、パフォーマンスの成功確率を高めるための戦略など、競技の世界を豊かに生き抜くためのノウハウのみならず、ライバルとは誰か、「競技引退」の真の意味、セカンドキャリアの築き方など、若きアスリートの人生そのものに深く関わる話題についても、縦横無尽に論じていく。  第Ⅱ部では、フィギュアスケートや新体操、アーティスティックスイミング、チアダンス、バトントワリングなど、芸術的なスポーツに取り組むアスリートにとって普遍的なテーマを取り上げる。表現力の磨き方や、優れた振り付けを生み出すための創作のあり方、個性を開発する方法など、アスリートとアーティストの二面性を持つがゆえに向き合わなければならない、アーティスティックスポーツならではの諸問題について、新たな知見を示していく。  このように、多種多様なトピックスから構成される本書は、著者のトップアスリートとしての実践経験と、スポーツ科学研究者としての学識の融合が織りなす、従来類例を見ない、まったく新しい独創的なスポーツ書籍であるといえるだろう。  アスリートはもちろんのこと、芸術を志す若きアーティスト、あるいはスポーツ以外の習い事に取り組む方々など、何かひとつの物事を極めようと努力するすべての人に届ける、知的探究の一書である。 ■目次 第Ⅰ部 すべてのアスリートへ 第1信 コツをつかむコツ 第2信 スランプ脱出法――アルゴリズムとヒューリスティックの使い分け 第3信 基礎の正体 第4信 ループ・オブ・ザ・ヴィクトリー ――成功体験繰り返しの法則 第5信 緊張状態制圧戦略 第6信 知識革命への煽動――身体運動の訓練だけが練習ではない 第7信 “1日休めば取り戻すのに3日かかる”の嘘――コロナ禍時代の新発見 第8信 サバイバル・イン・ザ・スポーツワールド――自分国統治論 第9信 ライバルとは誰か? 第10信 スポーツ界解脱論――己の引退時期を見極める 第11信 人生補完計画――アスリートのためのキャリアデザイン論 第Ⅱ部アーティスティックスポーツのアスリートへ 第12信 美的探求の心得――より美しくを目指すための第一歩 第13信 踊るアスリートのための著作権入門その1――あなたは著作物の利用者である 第14信 踊るアスリートのための著作権入門その2――振付師は著作者になれる 第15信 踊るアスリートのための著作権入門その3――あなたは実演家である 第16信 表現力の鍛え方 第17信 スターへの近道――舞踊マスターのすすめ 第18信 マスターピースの条件――優れた振り付けを生み出すために 第19信 音楽選曲からはじまる世界創造 ――二次創作としてのアーティスティックスポーツ 第20信 自分美学への招待――オリジナリティの見つけ方 若きアスリートへ捧ぐ最後の置き手紙 第21信 感動は与えられない ■著者について 町 田  樹 (まちだ たつき) ●1990年生まれ。スポーツ科学研究者。現在、國學院大學人間開発学部助教。2020年3月、博士(スポーツ科学 / 早稲田大学)を取得。 専門は、スポーツ&アーツマネジメント、身体芸術論、スポーツ文化論、文化経済学。 主著は、『アーティスティックスポーツ研究序説』(白水社、2020年)[2020年度日本体育・スポーツ経営学会賞受賞]。 また、かつてフィギュアスケート競技者としても活動し、2014年ソチ五輪個人戦と団体戦ともに5位入賞、同年世界選手権大会で準優勝を収めた。 2014年12月に引退後は早稲田大学大学院に進学すると同時に、プロフェッショナルスケーターとしても自らが振り付けた作品を、アイスショーなどで発表。 2018年10月にプロを完全引退したが、現在も研究活動のかたわら、振付家としても活動中である。
  • 別れの流儀 人生を好転させる糧としてのサヨナラの美学50
    -
    離婚、転職、恋人との別れ、不倫の見切り…。過去の自分と決別するには、どうすればいいのか?「正しい別れ」こそが、新たな出逢いを引き寄せる!満ち足りた人生を送り、本当に大切な人と出逢うために――。※本書は同タイトルの紙書籍の電子化にあたり、加筆・再編集しました。【本文より】人生には、悪循環から脱するために、意図的に別れなければならない「けじめ」どきがあるように思います。それが日常的に、自分にとってよくない縁だとわかっていても、情に流されてなかなか切れない、などということがありませんか?勇気を出して、そんな縁を思い切って捨てることにより、その空いた部分に、新たな良縁がなぜかすっぽり入ってくるものです。私はこの本の中で、「別れさえ活かす生き方」を提案させていただきます。【著者】旧:角川いつか。東京生まれ。著書は『一流のサービスを受ける人になる方法』(日本経済新聞出版社)など、電子書籍を含め50冊を超える。恋愛・結婚についての辛口エッセーやビジネスマンの成功と孤独に焦点をあてたビジネス書など、幅広いジャンルの執筆活動をしている。世界50カ国以上を駆け巡り、各国、各界に多彩な人脈を持つ。テレビのコメンテーター、ラジオ出演、講演、トークショー、企業セミナーのプロデュースも行っている。「角川いつか」として上梓した著書は多数。ベストセラーとなった『成功する男はみな、非情である。』(PHP研究所/だいわ文庫)、『別れたほうがイイ男 手放してはいけないイイ男』(PHP研究所)はアジア各国で翻訳された。

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  • わが子に教えたい日本の心 武士道精神の源流
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    1巻1,300円 (税込)
    わが子がこの時代の日本に生まれてきて、一人の日本人として生きていくのであれば、素晴らしい先人の西郷南洲翁を手本とする心の教育を彼に施さなければならない。そして、この子を南洲翁の精神と美学を少しでも受け継いでくれるような「武士」として、そして「君子」として育てていきたいのである。──「後記にかえて」より。著者は北京大学を卒業後、日本で留学生活を送るうちに、子供のころ祖父から教わった『論語』の精神が、中国よりもむしろ日本の地において息づいていると確信して日本に帰化した四川省出身の知識人。現代中国に対する容赦ない批判で著名な著者が、日本人女性と結婚し、2012年1月に無事出産した第一子に向けて渾身の力で書き下ろした武士道精神の教科書。源義経、北条時頼、楠木正成、徳川家康、山鹿素行、徳川吉宗、松平定信、大塩平八郎、武市半平太、西郷隆盛、そして乃木希典、三島由紀夫にまでつながる日本武士のDNAとは。

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  • 和食の散歩道 ~見つけよう日本人のこころ~
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    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 2013年12月、和食がユネスコの無形文化遺産に登録され、世界中で和食が注目されています。本書は、和食文化にみる日本人のこころの美学と知恵、そして祈りに、少しでも多くの方々に触れていただけるように、「和食の散歩道」として、絵とともに分かりやすくまとめたものです。
  • 私の中のダイヤモンドを磨く45の方法
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    「あなたの魅力」が、最高のブランドになる。……「女性に生まれてよかった」と心から思える人生に*まずは「自分をたっぷり満たす」*「心の中」を上手にアウトプットする*「なりたい姿」をデザインする*外見で、振る舞いで……“印象”を演出する*“気持ちのお手入れ”を毎日の習慣に*無理せず、心地よく、人とつきあう*感情に左右されない“もう一人の自分”を持つ女性の魅力とは、けっして「持って生まれたもの」だけではありません。自分で自分を愛すること、大切にしてあげることで、自信も、容姿も、魅力も、ますます輝くもの。自分自身をよく知り、その人だけの美学と心のあり方が、オーラとなって自然にあふれ出ている――そんな女性は、まるで美しいダイヤモンドのようです。                        高野睦子

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  • 和田夏十の本
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    ひたむきに 生きて、書いて、愛した。 夫人として、脚本家として、映画監督・市川崑の名作群を支え続けた和田夏十の、魂の遺稿集。〈没後40年〉を迎え、未公開写真・貴重資料を増補して電子書籍で初復刊! ◆『黒い十人の女』『ビルマの竪琴』『炎上』『鍵』『野火』など巨匠・市川崑監督の数多くの名作映画群を、夫人として、脚本家として支え続けた和田夏十(わだ なっと)。 長年の癌との闘病を経て、1983年2月18日に62歳で他界するまで、“時代に先がけた女性脚本家”、“主婦”、そして“2児の母”としてひたむきに生きた彼女の遺稿を精選収録したのが本書です。 市川夫妻の盟友で、創作上のパートナーでもあった詩人の谷川俊太郎氏が編纂。熱烈な市川ファンとして知られるイラストレーター・和田誠氏が装丁を手がけ、市川監督がカバーに装画を寄せ、まさにベストスタッフによって作られた本書。2000年に晶文社より刊行されて以降、長らく入手困難でしたが、いま、和田夏十の〈没後40年〉を機に、新規増補を加えた電子書籍として、初の復刊が実現しました。 ◆率直さ、繊細さ、大胆さを併せ持った珠玉のエッセイの数々(下記の題名参照)。研ぎ澄まされ、時に辛辣さをまじえた「ことば」の中から、人間への深い愛情がじわりと滲み出てくる作風は、和田夏十ならではのもの。 ミステリー風の短編小説「二枚の写真」、初のオリジナル脚本『黒い十人の女』の全文(準備稿)、大ヒットTV時代劇『木枯し紋次郎』の主題歌「だれかが風の中で」、続く『丹下左膳』の主題歌「かげろうの唄」の原詞など、多角的に収録された創作を通じて、著者の孤高の素顔と、魂の原点を知ることができるでしょう。 また、葬儀の場で読み上げられた谷川俊太郎氏による感動的な弔辞「魂の戦場」、市川監督による「あとがき」も収録。 ◆原本のカバー・表紙・見返し・扉などの装丁を、巻頭口絵としてカラーで再現。 ◆さらに、今回の電子書籍版の新規増補として、和田夏十のスナップ写真(幼少期から晩年まで)、各時代の直筆原稿再録、代表作の台本表紙集など初公開の貴重資料や、谷川俊太郎氏による新規コメント(予定)などを巻末に収録。まさに映画ファン必読の一冊です! ■目次の一部:この家の窓はね/生活美学とは/山田太一氏のドラマって/愛とは他に働きかける力/たしかに女性は/私は大分前から武士又は武士道というものに/私の一生を見ますに/ほか ■上記内容は予定であり、変更の場合もあります。原本に掲載された『炎上』の脚本は、権利等の関係上、今回収録しておりません。 ■市川崑・和田夏十著「成城町271番地」=ディスカヴァー・トゥエンティワンより電子書籍で発売中
  • ヴァレリー 芸術と身体の哲学
    3.5
    習慣として早朝の数時間、一日のうちいちばん「非社会的」な時間に書き続けられたというヴァレリーの言葉。 膨大な量のそれは人間の生の実相へと肉迫する。作品が装置であるとはどういうことか。時間と行為の関係とは? 詩が身体を解剖するとは?  ヴァレリーのテクストを丹念に読み込み、そこから描き出された芸術と身体と生の関係。 著者の美学・身体論の出発点となった記念碑的力作。
  • ヴィトゲンシュタイン 世界が変わる言葉 〈エッセンシャル版〉
    3.5
    それまでの哲学をひっくり返した天才、ヴィトゲンシュタイン。 難解と言われる彼の文章に『超訳ニーチェの言葉』の白取春彦が挑み、 読者の視点を変え、人生と世界が新しく見えてくる鮮烈な言葉を誕生させた。 「きみがいいと思ったら、それでいい。誰かから何と言われようと、事実が変わるわけじゃない」 「きみ自身がきみの世界だ。きみの生き方で、きみの世界はいくらでもよくなっていく」 「内心や胸の奥の気持ちといったものがそれほど重要なのだろうか。 その人の表情や態度に表れているものよりも、本当に重要だと考えていいのだろうか」 ヴィトゲンシュタインとは ルートヴィヒ・ヴィトゲンシュタインは1889年4月に オーストリア・ハンガリー帝国の帝都ヴィーンに生まれた。 父カールの八番目の子、五人の兄弟と三人の姉妹の末っ子だった。 (中略) 兵士であった五年間も含めて六年越しで書かれた原稿は 1922年に独英対訳の単行本としてイギリスで出版された。 これが有名な『論理哲学論考』であり、ヴィトゲンシュタインの生前に刊行された ただ一冊の哲学書である。この薄い一冊が当時の哲学界に衝撃を与えた。 従来のほぼすべての哲学を真っ向から否定した書物だと思われたからである。 とはいっても、従来の哲学書のここかしこがまちがっていると指摘したのではない。 人間の論理的な思考と表現に用いる文章(命題)というものが いったい世界のどこまでを伝えうるものなのか、 どこまでしか伝えられないものなのかを論理の点から考察したのである。 ふつうの人々から見れば、『論理哲学論考』は数式の入った難しい 論理学の書物にしか見えない。しかし、ヴィトゲンシュタインは これを倫理と美学についての哲学書として書いた。 そのことは序文にもはっきりと記されている。 「この本は哲学の問題を扱い、これらの問題に問いを立てることが… 言語の論理の誤解に基づくことを示す。この本の全意義を次のような言葉にできるだろう。 “もともと言い表せることは明晰に言い表せる。 そして語りえないことについては人は沈黙する”」 (木村洋平訳) つまり、これまでの哲学は難解な問題を扱っていたのではなく、 言葉の使い方を誤っていたために、それら問題が難解なものになってしまっていた、というのである。 哲学が取り組みながらも解明できない問題は難しいのではなく、 そもそも言語で言い表せないものを言語で表現しようとするからなのだ。 言葉で言い表せないものはただ示すしかない。あるいは口をつぐみ、 音楽や絵だので別に表現するしかないというわけである。 (中略) 自分の影響についてヴィトゲンシュタインはこう書いている。 「私があたえることのできそうな影響はといえば、なによりもまず、 私に刺激されて、じつにたくさんのガラクタが書かれ、 もしかしたらそのガラクタが刺激となって、いいものが生まれることかもしれない。 いつも私に許されている希望は、このうえなく間接的な影響をあたえることだけなのだろう」 (ヴィトゲンシュタイン『反哲学的断章』丘沢静也訳)
  • 学校と日本社会と「休むこと」 「不登校問題」から「働き方改革」まで
    6/7入荷
    -
    3,190円 (税込)
    学校に行かないのは「問題」? 身体を壊しても部活動に打ち込むのは「美しい」? 教育現場や社会を取り巻く「皆勤」の空気と、 ワークライフバランスを教育相談の第一人者と考える。 学校に行かないことが不登校として「問題」だと言われるのはなぜか。身体を壊しても打ち込んだ部活動が「美しい」のはどうしてか。多年にわたり教育相談に従事してきた著者がみた日本社会、はなはだしくは過労死にもいたる「皆勤」の空気と、それに囲まれた現代学校の姿を浮き彫りにする。 【序章より】 日本社会ではコロナ禍前から「働き方改革」が叫ばれていました。しかし、過労死・過労自殺が喫緊の課題と認識されるようになってから約30年、遅々として進まないようにも見えてしまいます。日本社会の働き方、特に長時間労働を変えるのにどうしてこれほど時間がかかるのかという疑問と、コロナ禍を経験しても「休むこと」についての意識・行動が変わらないことが私の中で結びついていきました。わかりやすく言えば、学校教育に原因があるのではないかということです。本書は、日本社会の長時間労働と学校教育の「欠席」を結びつけて考えるようになった道筋を記すことになります。 【主要目次】 序章 「休むこと」についての意識は変わってきたのか? 第Ⅰ部 日本社会と「休むこと」 第1章 「休むこと」についての意識変化 1「休むこと」は悪いこと?/2「過労死」は日本特有?/3「働き方改革」が始まる/4有給休暇の取得義務/5勤務間インターバルの努力義務化/6男性の育児休暇取得 第2章 日本社会の働き方 1半ドン?/2「24時間戦えますか?」/3「過労死」への注目/4首相も「過労死」/5自殺の増加と「過労自殺」への注目/6労働時間の減少とサービス残業/7電通第二事件の衝撃 第3章 長時間労働と勤務間インターバル 1国家公務員の場合/2 二つの「2024年問題」 第4章 教員の場合 1一年以上の休職者と教員の自死/2教員の「働き方改革」/3長期の病気休職取得者と早期退職者/事例研究から浮かぶ実態 第Ⅱ部 スポーツ界と「休むこと」 第5章 高校野球と「休み」 1高校野球の「休養日」/2「球数制限」の導入/3佐々木朗希選手の決勝「登板回避」/4「投げすぎ」は体によくない 第6章 近年のスポーツ界等の動向 1大坂なおみ選手の記者会見拒否/2バイルス選手のオリンピック決勝棄権/3水泳萩野公介選手の休養/4バスケットボール馬瓜エブリン選手の休養/5サッカー界 第7章 高校野球の今後 1 2023年春の全国大会とWBC/2「休養日」導入まで/3「球数制限」?/4監督の「休み」? 第Ⅲ部 学校教育と「休むこと」 第8章 皆勤賞という存在 1皆勤賞の消滅/2「ワークライフバランス」 第9章 「出席停止」という規定 1「出席停止」と皆勤賞/2「出席停止」と「勤務間インターバル」「球数制限」との共通性/3文部科学省の長期欠席・不登校調査における混乱 第10章  入学試験における「欠席」 1大学入試の場合/2高校入試の場合/3その他の試験における欠席及び追試 第11章  学校の部活動におけるガイドライン 1ガイドラインによる活動制限/2部活動の「休み」?/3部活動の位置づけ/4二つの「がんばる」 第Ⅳ部 「休むこと」について考える 第12章  「欠席」からみた戦後学校教育 1「学校は行かなくてはならない」という通念/2「学校を休むことは悪いこと」 第13章  具合が悪くても休まない学校教育 1「長期欠席」から取り出された「不登校」/2「学校を休んではいけない」という呪縛/3毎日学校に行く児童生徒/4「不登校」のグレーゾーン 第14章  「長期欠席」に注目しなくなった学校教育 1不就学への無関心/2一年以上居所不明児童生徒の見落とし/3虐待及び非行事件を契機とした「長期欠席」調査/4日本社会における「不登校」という認識とバックラッシュ 第15章 「休むこと」についてのルールと無知学 1高校の「欠席」についてのルール/2働く人にとっての「休むこと」についてのルール/3無知学という視点 第16章 学校教育における「しつけ(躾)」 1学校教育の社会化機能/2発達課題としての勤勉性再考/3年休をどのように使っていますか?/4「休まない美学」と「休む美学」そして再び「皆勤賞」 終章 欠席と遅刻 コラム 病気休暇と休職制度/過労死・過労自殺の認定/教員不足/マラソン円谷選手の自死/長期欠席・不登校調査の変更/大学入学共通テストの追試/フランスはいかにして「バカンス大国」になったのか/ガイドラインが求める大会の見直し

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