桑木野幸司の一覧

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作品一覧

2020/01/17更新

ユーザーレビュー

  • 記憶術全史 ムネモシュネの饗宴
    紙が貴重であった時代、個々人がいかに情報を記憶するかという問題が肝要だった。

    それで、ルネサンス期をピークに「記憶術」にまつわる著作が次々と書かれた。
    ダンテの『神曲』も、じつはそんな記憶術から形式を受け継いでいるという。またそののちの記憶術にも影響を与えているらしい。

    以後、印刷術が発達し、果...続きを読む
  • ルネサンス庭園の精神史:権力と知と美のメディア空間
    見に行きたいと思ってすぐに行けるところばかりではないけれど。それに、行ったらみられるものばかりではないけれど。
    造園が、作庭が途方もなくお金のかかる趣味である限り、その時代の思想が反映される。花壇の幾何学的な形状は手入れのためだけではないと。
    庭園が、世界のミニチュアであるばかりか、錬金術が占星術が...続きを読む
  • 記憶術全史 ムネモシュネの饗宴
    面白かったです。
    記憶術の起源から、そのもっとも盛えたルネサンス、近代に近づくにつれ衰微していく文字通りの「全史」を辿った本。
    ここから、ルネサンス的な美術・建築にいくこともできるし、情動と記憶の関係を追っかけても良いし、エーコ的な記号論につなげることも可能です。
  • 記憶術全史 ムネモシュネの饗宴
    中世からの記憶術についての本、
    前から気にはなっていましたが、
    思った以上に具体的な精神内のロクスに
    イメージを配置したり消去したりは
    イメージ力があればできそうな気がしてきます。
    催眠などで、トラウマを抱かされた相手を殺すような技法がありますが、
    忘却術に似ているかもしれません。
    本を閉じたら忘...続きを読む
  • 記憶術全史 ムネモシュネの饗宴
    紀元前からある記憶術の全史。記憶術のノウハウ本ではないし、ややオカルトっぽい内容もあったりする。今のように紙も筆記用具もパソコンも記憶媒体もcloudもない時代に、長編詩や神話や大王の物語を記憶だけで何百年も語り継いだ記憶術。著者の主張で膝を打ったのは「ルネッサンス期に人類史に残る美を生み出したのは...続きを読む